BMW MINIの新型モデルや特別仕様車情報!ミニにEV車の情報も
その愛らしいキュートなルックスと、ゴーカートフィーリングとも呼ばれる走行中の臨場感を誇る「ミニ」は、世界中で人気のコンパクトハッチバックです。
ミニの親会社であるBMWの日本法人は、マイナーチェンジを行って誕生した新型「MINI3ドア」「MINI5ドア」「MINIコンバーチブル」を、2018年5月16日に日本でも発売されました。
新型モデルのエクステリアやインテリアの特徴や、マイナーチェンジ後のグレード別の販売価格、強化されたトランスミッションの魅力についても紹介します。
MINIが2023年にフルモデルチェンジか ピュアEVモデルを設定する可能性も
BMWのMINIが2022年にEVプロトタイプを発表。
3代目モデルはガソリンとディーゼル、そしてプラグインハイブリッドのパワートレインを用意していますが、2023年のフルモデルチェンジで4代目になるMINIは、EVプロトタイプをベースにするピュアEV(100%電気で走る自動車)を設定するという噂があります。
BMWは2021年の年次総会で、2030年代初頭にMINIをフルEV化することを公言していることから、MINIを代表するクーパーのフルモデルチェンジからEV化を始めるのかもしれません。
MINI新型ジョンクーパーワークスGPがロサンゼルスオートショー2019に出展
新型MINI John Cooper Works GPのティーザー画像
MINI USAが、新型ジョンクーパーワークスGPのティーザーイメージを公開するとともに、米国市場価格を発表しました。新型MINI John Cooper Works GPは2019年11月より開催されたロサンゼルスオートショーに出展、ワールドプレミアムされています。
希望小売価格は44,900ドルに手数料が850ドルで45,750ドル。日本円で税抜き576万円で、2020年半ばに世界3,000台限定で販売。日本には240台のみ導入され、2020年夏ごろに納車スタートとなる見込みです。
新型ジョンクーパーワークスGPのエクステリア
新型ジョンクーパーワークスGPのパワートレインは最高出力301hpを発生する排気量2.0L 直列4気筒ツインパワーターボエンジン。トランスミッションは8速スポーツATです。0-100km/h加速は5.2秒、最高速は265km/hまで引き上げられています。
スポーツ・エギゾースト・システム搭載で、エネルギッシュで感応的なサウンドを奏でます。
新型ジョンクーパーワークスGPには専用色「レーシング・グレー・メタリック」をボディカラーに設定。一見するとライトグレーですが、見る角度を変えるとブルーバイオレットを感じる深みのある色です。ミラーキャップとルーフにはメルティングシルバーを採用します。
MINIに特別仕様車「MINI 60 YEARS EDITION.ブラックスタイル」が登場
MINI 60 YEARS EDITION.「ブラック・スタイル」のエクステリア
ピアノブラックエクステリア
ミニ誕生60周年を記念した限定モデル「MINI 60 YEARS EDITION.」に、ブラック塗装を施したブラック・スタイルが登場しました。ボディカラーは「ニュー・ブリティッシュ・レーシング・グリーン・メタリック」「ムーンウォーク・グレー・メタリック」「MINI Yours エニグマティック・ブラック・メタリック(新色)」の3色がラインナップ。ブラックカラーのルーフとミラーキャップを装着したクールな装いです。
MINI COOPER 3 DOORの価格は3,900,000円から、MINI COOPER 5 DOOR.は4,250,000円からとなります。
BMWミニに市販EV「クーパーSE」が2019年7月9日に初公開決定!
BMWミニに市販EV「クーパーSE」登場!ついにMINIにEVのラインナップが!
BMWミニから、2019年7月9日に市販EVであるMINI「クーパーSE」がデビューすると発表されました。
MINIは2017年に「エレクトリックコンセプト」を発表していますが、今回デビューが決まったMINI「クーパーSE」はこのコンセプトカーの市販型モデルとなります。「クーパーS」にEVの「E」からつけられたネーミングです。
MINI「クーパーSE」の生産は、イギリスオックスフォード工場で2019年11月からスタートする予定となっています。初代が誕生した2001年から長い歴史刻みつつあるBMW MINIにも、EVの波が押し寄せたということでしょうか。今後のさらなる進歩に期待がふくらみます。
ミニ特別限定車「アイスブルーエディション」と「アイスブルーブラックエディション」を設定
アイスブルーエディションは120台限定で販売価格は3,670,000円
アイスブルーブラックエディションは380台限定で販売価格は4,100,000円
ミニが2018年10月31日に「アイスブルーエディション」を120台、「アイスブルーブラックエディション」を380台限定で販売することを発表し、予約を開始しました。 この特別仕様車は1960年代に人気になったノスタルジックな印象のモダンカラーを採用した特別なモデルで、レトロ感を強調した個性的なスタイルが特徴です。
アイスブルーエディションの特別装備
- 専用ボディー・カラー「アイス・ブルー・ソリッド
- ホワイト・ルーフ&ミラー・キャップ
- オリジナルデザイン サイドスカットル/インテリアサーフェス
- 15インチアロイホイール ヘリスポークシルバー
- LEDヘッドライト/LEDデイライト・リング
- ユニオンジャックデザインLEDリアコンビランプ
- ホワイトターンシグナルライト
- カメラ&パーキングアシストパッケージ
- ペッパーパッケージ
アイスブルーブラックエディションの特別装備
- 専用ボディー・カラー「アイスブルーソリッド」
- ブラックルーフ&ミラーキャップ
- ブラックボンネットストライプ
- 17インチアロイホイール コスモススポークブラック
- オリジナルデザイン サイドスカットル/インテリアサーフェス
- LEDヘッドライト/LEDデイライト・リング
- ユニオンジャックデザインLEDリア・コンビ・ランプ
- ホワイトターンシグナルライト
- カメラ&パーキングアシストパッケージ
- ペッパーパッケージ
ロゴマークは平面的となり、リヤコンビランプはユニオンジャックのデザインを採用
六角形のワイドなフロントグリルが特徴
日本市場では、2018年5月16日に発売した新型ミニも、特徴的な丸形ヘッドライトやフォグランプ、ワイドサイズの六角形フロントグリルを採用します。
ヘッドライトにLEDデイライトを標準装備
丸形ヘッドライトは、LEDのデイタイムランニングランプを標準装備させて、デザイン以外の安全性にも力を入れています。
最新のミニのロゴマーク
MINIのロゴマークは、最新のCI(コーポレート・アイデンティティ)に基づいて、平面的な新しいデザインに変更されました。
丸みを強調する配色で個性抜群のスタイリングに
フェンダーアーチモールやルーフ部に配色するツートンカラーや、丸みを帯びたシルエットがミニのサイドビューに個性を与えます。
リヤコンビネーションランプにはユニオンジャックをデザイン
リヤビューでは、ミニのルーツであるイングランドをイメージさせる、ユニオンジャックのデザインを取り入れた左右非対称のコンビネーションランプが特徴的です。
個性的なリヤコンビネーションランプ
リヤコンビネーションランプは、夜間走行時には、オシャレな光であたりを照らすことで、更なる個性を発揮します。
ミニ・マイナーチェンジ後のインテリアの特徴
新型ミニもクラシカルデザインを引き続き採用
ミニのエクステリアはクラシカルな雰囲気が漂っていますが、インテリアは、コックピットを中心に「MINI Connected」等のデジタルなパーツが存在感を発揮します。
シンプルで使いやすいステアリングスイッチ
ステアリングホイールのセンター部の左右設置される、パドルシフトを操作すれば、運転の爽快感は高まります。
タッチスクリーンのMINI Connected スマートフォンとも連動
「MINI Connected」は、タッチスクリーン操作で簡単に音楽などのメディアを利用でき、外部との通信を行う事で様々なサービスを受けることができます。また、スマホアプリと連携させれば、更なる利便性を追求できます。
視認性の高いグラフィカルHUD
ミニに搭載されるヘッドアップディスプレイは、運転をサポートするマルチな情報をグラフィカルに表示します。
空調スイッチも可愛らしいデザイン
空調設備等を起動及び調整できる、操作スイッチは使いやすさに配慮しながらも、デザインにもこだわります。
ミニらしさを感じるハイセンスなリヤシート
リヤシートはミニらしく、キュートさとブリティシュテイストの格式が備わるデザインを採用します。
インパネ上部のユニオンジャックが浮かび上がる装飾
助手席側のインパネ上部には、バックライトが備わるデジタル装飾パーツが設置されます。同パーツでは、ブルーやオレンジのカラーが鮮やかにユニオンジャックを映し出します。
マイナーチェンジでミニのトランスミッションに8速オートマを導入
2018年5月16日に日本でも発売を開始した、新型ミニのトランスミッションに8速オートマチックが導入され、ミニの醍醐味とも言えるゴーカートフィーリングもアップしました。
今回のマイナーチェンジでは、ジョンクーパーワークス(JCW)以外のグレードのガソリンエンジン車は、2ペダル・トランスミッションから、よりダイレクトな操作感覚を楽しめる7速ダブル・クラッチ・トランスミッションへと刷新し、シフトノブは電子制御式を採用します。
一方のJCWのディーゼル車では、6速MTに加えて、新開発の8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションを導入しました。
ミニのエンジン性能は以前のモデルと同じ1.5Lと2.0Lのガソリンエンジンとディーゼルエンジンを採用
ミニは、マイナーチェンジ後も、1.5L直列3気筒、2.0L直列4気筒のガソリンエンジンとディーゼルエンジンを設定します。
今回のマイナーチェンジは搭載するエンジンに変更はなく、排気量・パワーともに前モデルからの変化はありません。
グレード | MINI ONE 3ドア (6MT) |
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全長 | 3,835mm |
全幅 | 1,725mm |
全高 | 1,430mm |
ホイールベース | 2,495mm |
総排気量 | 1.498L |
エンジン | 水冷直列3気筒ガソリンエンジン |
最高出力 | 75kW/3,900rpm |
最大トルク | 190Nm/1,380‐3,600rpm |
乗車定員 | 5名 |
販売価格 | 238万円~ |
マイナーチェンジでミニにMINI Connectedを採用してコネクティッド機能が充実
ドライバーとミニを繋ぐMINI Connectedを標準装備
ミニは、エントリーグレードであるMINI ONE以外のグレードに、ドライバーとクルマ、それらを取り巻く周辺環境をネットワークでつなぐ、総合テレマティクスサービス「MINI Connected」を標準装備します。
車がネットワークとつながる事で、外部との通信が可能になり様々な情報提供を受けることができます。「MINI Connected」では、事故が発生した際のSOSコールを自動的に行ったり、メンテナンス情報の自動通知、オペレーターによるサポートを有償で行うサービス等を可能にするコネクティッドシステムです。
MINI Connectedは専用アプリを使って車両情報を確認できる
また、Apple向けのスマートフォンアプリ「MINI Connectedアプリ」と連動させれば、車両の位置情報の入手、遠隔操作によるドアの施錠・解錠、事前に検索した目的地情報をカーナビに送信して、速やかな目的地検索を行う事も可能です。
ミニのマイナーチェンジ後の販売価格
ミニのマイナーチェンジ後の販売価格を機種ごとに、グレード別に紹介します。その価格帯は、238万円~523万円と幅広く展開している事も、日本市場で販売台数が増える理由の一つとして挙げられます。
グレード | 販売価格 |
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MINI ONE 3ドア(6MT) | 2,380,000円~ |
MINI ONE 3ドア(7AT<DCT>) | 2,560,000円~ |
MINIクーパー 3ドア(6MT) | 2,940,000円~ |
MINIクーパー 3ドア(7AT<DCT>) | 3,120,000円~ |
MINIクーパーD 3ドア(6AT) | 3,290,000円~ |
MINIクーパーS 3ドア(6MT) | 3,540,000円~ |
MINIクーパーS 3ドア(7AT<DCT>) | 3,720,000円~ |
MINIクーパーSD 3ドア(6AT) | 3,890,000円~ |
MINI JCW(6MT) | 4,320,000円~ |
MINI JCW(8AT) | 4,500,000円~ |
グレード | 販売価格 |
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MINI ONE 5ドア(7AT<DCT>) | 2,710,000円~ |
MINIクーパー5ドア(7AT<DCT>) | 3,280,000円~ |
MINIクーパーD 5ドア(6AT) | 3,470,000円~ |
MINIクーパーS 5ドア(7AT<DCT>) | 3,880,000円~ |
MINIクーパーSD 5ドア(6AT) | 4,070,000円~ |
グレード | 販売価格 |
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MINI クーパーコンバーチブル(7AT<DCT>) | 3,730,000円~ |
MINIクーパーS コンバーチブル(7AT<DCT>) | 4,250,000円~ |
MINI JCW コンバーチブル(8AT) | 5,230,000円~ |
ミニはマイナーチェンジ後も販売台数を伸ばし続ける
ミニは、世界的に有名なコンパクトハッチバックです。コンパクトハッチバック市場は、多くの自動車メーカーが参入するシェア争いの激しい市場です。そうした中でも、ミニは2009年から2017年まで8年連続で日本市場において販売台数を増やし続けています。
2017年の販売台数は2万5427台と、2009年の販売台数と比較すれば+131%もの数値を記録します。販売台数が好調な理由には、様々なボディタイプとパワートレインを用意し、ラインナップを豊富とし、その中からユーザーが最も満足できる1台を見つけることができるという、経営戦略が大きく関わっています。
今回は、「3ドア」「5ドア」「コンバーチブル」といった基幹モデルのマイナーチェンジが行われました。ユニオンジャックデザインの左右非対称のリヤコンビネーションランプを採用し、新開発の7速DCTトランスミッションを搭載し、コネクテッド機能も充実させました。マイナーチェンジによって、更なる魅力を増したミニは、2018年以降も日本市場での販売台数を伸ばし続けます。