BMW8シリーズが2018年復活

BMW8シリーズが20年振りに復活~3モデルの内外装の特徴

BMWの8シリーズが20年振りに復活。BMWのフラッグシップモデルにあたる同シリーズの新型では、クーペ・カブリオレ・グランクーペの3機種が登場。各車の内外装の特徴を、コンセプトカーやプロトタイプカーから読み解きます。一部情報が公開された市販化モデルのパワートレインやスペックについても紹介。

BMW8シリーズが20年振りに復活~3モデルの内外装の特徴

BMW8シリーズが20年振りに復活!内外装の特徴やパワートレインを紹介

BMWは、2018年3月にドイツ・ミュンヘンで開催した報道関係者向けに実施した年次会見で、「8シリーズ」を約20年振りに復活させる事をアナウンスしました。

8シリーズは、BMWのフラッグシップモデルで、1999年に生産を終了しました。新型8シリーズでは、クーペ・オープンモデルの「カブリオレ」・4ドアのグランクーペがラインナップし、BMWの高性能シリーズ「M」モデルも発売されます。

ここでは、ジュネーブモーターショーなどに出展されたBMW新型8シリーズのプロトタイプや、コンセプトカーから、市販化モデルの内外装の特徴を読み解きます。

また、2018年4月26日にBMWが発表した「M850i xDrive クーペ」のパワートレインやスペック情報についても取り上げます。

20年ぶりに復活する新型「8シリーズ」は7シリーズをベースとする

8シリーズグランクーペのエクステリア復活する8シリーズは7シリーズをベースに開発される

1989年秋に行われたフランクフルトモーターショーで登場し、1999年に生産を終了したBMWのフラッグシップ「8シリーズ」が20年ぶりに復活します。同車は、2017年5月に公開された「コンセプト8シリーズ」市販化モデルにあたります。

BMWは、8シリーズの生産中止期間中、セダンの上位モデル「7シリーズ」と、その下位モデルである「5シリーズ」、クーペなどのスポーツカーを扱う「6シリーズ」等の車種を展開してきました。

20年振りに復活する「8シリーズ」は、7シリーズをベースとして、クーペとして魅力を引き上げるために、高性能エンジン等のパワートレインを充実させます。

BMWの8シリーズとi8は関わり合いが強い

2013年に発売されたプラグインハイブリッドカー「i8」は、生産中止となっていたフラッグシップモデル「8シリーズ」の意思を受け継ぐ、特別な車です。

同車は、BMWでは、初となるガルウイングを採用し、カーボンファィバー強化樹脂を配合させることで実現される軽量・頑丈ボディに、ツインパワー・ターボエンジンと電気モーターを動力源として組み合わせました。

そんな「i8」は、新型8シリーズと関わり合いの強い車です。

新型8シリーズのエクステリアはキドニーグリルがレトロで特徴的

新型8シリーズの特徴を、そのプロトタイプカーにあたる「M850iクーペ」と「M850iカブリオレ」から読み解きます。ともに、カモフラージュされ全貌は包まれてはいるものの、BMWのフロントマスクを象徴するキドニーグリルでは、クラシッククーペのようなレトロな雰囲気が伴っています。

また、新型M8グランクーペのコンセプトカーのエクステリアからも市販化モデルの特徴を読み解きます。

M850iクーペ

M850iクーペでは、スポーツカーとしての魅力につながるエンジンフードをロングサイズとし、流れるようなルーフラインと組み合わせる事で、ワイド&ローボディが持つ疾走感あふれる無駄のないシャープなボディラインを完成させます。

テールパネルには印象的な曲線を描くデザインを採用するなどして、リヤビューにも美しいシルエットを与えます。

同車には、21インチの軽量ホイール、カーボンファィバー製のフロントスプリッターやレーザーヘッドライトなどの更なるスポーツ性能アップにつながる、プレミアムな装備品も取りつけて、圧倒的なスタイルを完成させます。

M850iカブリオレ

2ドアタイプのオープンカーであるカブリオレには、クーペとは異なる専用のフロントバンパーが与えられます。どちらのタイプも、ワイドサイズのエアダクトを装備させていますが、内部パーツであるスラットを水平化しているのがカブリオレの特徴です。

カブリオレは、ブレーキキャリパーや大径ツインエキゾーストパイプ、リアバンパーサイドに設置するエアアウトレットはクーペと同一のパーツを利用して、共通性も持たせます。

M8グランクーペ

ジュネーブモーターショー2018には、新型8シリーズの高性能モデル「M8グランクーペ」のコンセプトカーが出展されました。

4ドアクーペにあたるM8グランクーペでは、フロントサイドに大型のエアアウトレットを装備し、専用エキゾースト、カーボン製ルーフを採用するなどして、8シリーズの中でも別格の存在感を発揮します。

左右両サイドに設置されるデュアルマフラーや、五角形を階層的に組み合わせて躍動感を演出するデザインを採用するホイールは、ラグジュアリーさとスポーツテイストを最高レベルで引き上げます。

M8グランクーペのキドニーグリルM8グランクーペの立体的なキドニーグリル BMWのフラッグシップクーペに相応しいフロントマスク

M8グランクーペのサイドビュー存在感のあるサイドビュー 五角形の美しいデザイン

M8グランクーペのリヤビューボリュームたっぷりのリヤビュー 2本1組のデュアルマフラーがスポーティな印象を与える

インテリアは、スワロフスキー製のiDriveコントローラーなどが一級品

新型8シリーズのエクステリアは、BMWのフラッグシップモデルに相応しい、高級感と機能性を備えます。ここでは、BMW新型8シリーズのコンセプトカーにあたる「BMW Concept8Series」から、その特徴を読み解きます。

8シリーズのコクピットBMW Concept8Seriesのコックピットの輝きは圧巻

「BMW Concept8Series」のコックピットでは、特殊切削加工を施し宝石のように光を幻想的に屈折させるセレクトバー、スワロフスキー製のiDriveコントロールの存在感が圧倒的です。それらパーツの組み合わせは、BMWの最上位シリーズに相応しく、市販化モデルへの導入が期待されます。

ステアリングには、操作性を高めるためにパドルシフトが設置されます。

8シリーズのシートカーボンファイバーと最高級レザーを採用した立体デザインのシート

新型8シリーズでは、コンセプトカーと同様に、カーボンファイバーと最高級レザーの一級素材を組み合わせ、人間工学的にも理想的な立体デザインを取り入れた最高級のスポーツシートを導入します。

8シリーズのデジタルメータースポーツマインドを刺激するデジタルメーター

8シリーズが採用するデジタルメーターでは、車速などの情報をビジュアライズに表示させて、スポーツマインドを刺激します。

8シリーズのインフォテインメントシステムナビや外気温などを表示するインフォテインメントシステム

インフォテインメントシステムでは、ナビや外気温、時間などの情報をマルチに表示させます。同システムには、快適性を追求するため、オートエアコンやプレミアムサウンドシステムに先端技術を導入します。

8シリーズのサイドトリムステッチが際立つサイドトリム 細部までこだわり特別感を感じられる

新型8シリーズでは、サイドトリムにレッドカラーによるステッチ加工を施すなど、細部にわたってこだわる事で、室内空間に更なる特別感を与えます。

新型BMW8シリーズには、新開発のガソリンターボエンジンが搭載される

BMWは、2018年4月26日に新型8シリーズに搭載するパワートレインに関する一部情報を発表しました。

新型8シリーズの最上級グレードとして設定される「M850i xDriveクーペ」では、新開発のV8ガソリンターボエンジンを搭載し、最大出力530hp・最大トルク76.5kgmを実現します。現行モデルのM5に搭載される「4.4L V8ターボエンジン」と比較すれば、それらの数値は大幅にパワーアップされます。

新型8シリーズの販売価格は「i8」と同価格帯の2,000万円台となる

BMWの新型8シリーズの販売価格は、i8と同価格帯の2,000万円台になると予想されます。

BMWを代表するラグジュアリークーペとなる、新型8シリーズは、スワロフスキー装飾を施す、新開発の高性能エンジンを搭載するなど付加価値は高いです。

BMWのフラッグシップモデルである8シリーズの路線を継承する、プラグインハイブリッドカーであるi8クーペの日本での販売価格は、20,930,000円からです。20年振りに復活する新型8シリーズの販売価格は、その価格帯を意識した2,000万円台に近いと推測されます。

特に、新型8シリーズの中でもハイパフォーマンスモデルにあたる「M8」では、i8の販売価格を超える可能性は十分にあります。

新型「8シリーズ」は今後、BMWをリードしていく

新型8シリーズのクーペとカブリオレの市販化モデルは、2018年6月に開催されるル・マン24時間レースに登場する予定です。

2018年夏には、8シリーズのクーペモデルを発売すると、BMWはアナウンスしました。カブリオレとグランクーペの発売は2019年と予想されます。

約20年振りに、BMWのフラッグシップモデルである「8シリーズ」が復活します。圧倒的な存在感と、スポーツカーとしての走りの魅力を兼ね備える新型8シリーズは、今後BMWをリードしていき、ブランド力の更なる強化に大きく貢献します。