BMW8シリーズが20年振りに復活 内外装の特徴やパワートレイン、そして一代限りの歩み
BMWは2018年3月、ドイツ・ミュンヘンで開催した報道関係者向けの年次会見で、「8シリーズ」を約20年ぶりに復活させることを明らかにしました。
8シリーズはBMWのフラッグシップクーペで、初代(E31)は1999年に生産を終了していました。復活した2代目8シリーズは、クーペ・オープンモデルの「カブリオレ」・4ドアの「グランクーペ」がラインナップされ、高性能シリーズ「M」を冠する「M8」も設定されました。
この記事では、ジュネーブモーターショーに出展されたプロトタイプやコンセプトカーから読み解いた内外装の特徴、2018年4月26日にBMWが発表した「M850i xDrive クーペ」のパワートレインやスペックといった当時の情報を、時系列(新しい順)で振り返りつつ、2024年に迎えた生産終了までの一代限りの歩みも整理して紹介します。
BMW8シリーズが2024年に生産終了 記念の「ザ・ファイナル・エディション」を設定
20年ぶりに復活した2代目8シリーズですが、その歴史は一代で幕を下ろすことになりました。BMWは、8シリーズ現行モデルの日本市場向け生産を2024年6月末をもって終了。これを記念し、2024年9月25日に特別仕様車「ザ・ファイナル・エディション」を発売しました。
ベースとなったのはMパフォーマンスモデルの「M850i xDrive」で、クーペ・カブリオレ・グランクーペの3ボディに設定されました。価格はクーペが19,680,000円、カブリオレが18,980,000円、グランクーペが18,880,000円(いずれも消費税込)。センターコンソールには「THE FINAL EDITION」の刻印が入ったインテリアバッジが与えられ、到達点にふさわしい特別装備がまとめられています。
あわせて、最上位のハイパフォーマンスモデル「M8 Competition M xDrive」にも、日本市場での生産終了を記念した限定車「ザ・ファイナル・エディション 1 of 8」(8台限定)が設定されました。
販売不振や電動化への流れを背景に、少量生産で高価格な旗艦クーペは整理される形となり、8シリーズは復活からおよそ6年でその役目を終えています。
BMW M8グランクーペが2020年1月28日より発売
BMW M8グランクーペCompetitionのエクステリア
BMWは2020年1月28日、4ドア・スポーツカーのM8グランクーペを日本国内で発売しました。納車は2020年2月上旬ごろからとされました。
M8グランクーペは「M8グランクーペ」と「M8グランクーペ Competition」の2モデルをラインナップ。4.4L V型8気筒Mツインパワーターボエンジンに、ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを組み合わせます。
M8グランクーペ Competitionは4輪駆動システムM xDriveを搭載し、最高出力625PS(460kW)/6,000rpm、最大トルク750Nm/1,800-5,860rpmを発揮。0〜100km/h加速は3.2秒、0〜200km/h加速は10.6秒に達します。
M8グランクーペのインテリア
上質なインテリアで快適なドライブが楽しめるM8グランクーペ。パーキングアシストプラスやドライビングアシストプロフェッショナル、高速道路渋滞時ハンズオフアシスト、BMWレーザーライトなど、多彩な運転支援機能を備えます。ドライバー主体のコックピットには、12.3型インフォメーションディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、タッチパネル機能付きの10.25型コントロールディスプレイが配されています。
| モデル | BMW M8グランクーペ | BMW M8グランクーペ Competition |
|---|---|---|
| 全長 | 5,105mm | |
| 全幅 | 1,945mm | |
| 全高 | 1,420mm | |
| ホイールベース | 3,025mm | |
| 定員 | 5名 | |
| 価格 | 21,940,000円 | 23,970,000円 |
BMW「M8グランクーペ」がロサンゼルスモーターショー2019でワールドプレミア
BMW M8グランクーペのエクステリア
2019年11月20日より開催されたロサンゼルスモーターショーで、BMW「M8グランクーペ」がワールドプレミアされました。
M8グランクーペは8シリーズグランクーペをベースとしたハイスペックモデルで、ベース車よりエンジン冷却性・エアロダイナミクス性能を大幅に高めています。直噴4.4L V型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションは8速Mステップトロニック。駆動方式は4WD「M xDrive」で、専用チューニングにより後輪駆動を重視した特性としています。
高性能グレードの「コンペティション」では、最高出力625hp、0〜100km/h加速3.2秒を実現。リミッター作動時の最高速は250km/h、オプションでリミッターを解除すると305km/hに達します。
BMW M8グランクーペのインテリア
M8グランクーペは、BMW Mモデル専用のコントロールシステムを搭載。センターコンソールのセットアップボタンから、「エンジン」「サスペンション」「ステアリング」「ブレーキ」「M xDrive」など各パラメーターへアクセスできます。
サーキット走行用のTRACKモードも用意され、ステアリングや運転支援システム、アクティブブレーキの介入を最小限に設定可能。Mモードボタンの長押しでTRACKモードへ切り替えられます。
BMW8シリーズのグランクーペが2019年10月25日に発売
8シリーズ・グランクーペ(M850i xDrive)のエクステリア
2019年10月25日、BMW8シリーズの4ドアモデル「8シリーズ・グランクーペ」が発売されました。ボディサイズは全長5,085mm×全幅1,930mm×全高1,405mm、ホイールベース3,025mm。価格は1152万円からでした。
パワートレインは、840d xDriveに3.0L直6ディーゼルターボ、840iに3.0L直6ガソリンターボ、M850i xDriveに4.4L V8ガソリンターボを搭載。840d xDriveは最高出力530ps、最大トルク750Nmを発揮します。
足回りはグランクーペ専用に固められ、「アダプティブ M サスペンション プロフェッショナル」や「インテグラル アクティブ ステアリング」を備えることで、走行安定性と俊敏さを両立しています。
安全面でも充実しており、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援や、同じルートをバックで戻れるリバースアシストを搭載。音声操作対応のBMW インテリジェント パーソナルアシスタントなどの先進装備も用意されました。
8シリーズ・グランクーペがフランクフルトモーターショー2019に登場
フランクフルトモーターショー2019に出展された8シリーズ・グランクーペ
4ドアクーペボディを持つ8シリーズ・グランクーペが、2019年9月10日より開催されたフランクフルトモーターショー2019に出展されました。8シリーズ・グランクーペは、4シリーズ、6シリーズに続くBMW第3弾のグランクーペで、8シリーズの派生モデルにあたります。
存在感ある優雅なスタイリングに最新のデジタルコックピットを組み合わせ、パワートレインも強化した、内外装・スペックともにプレミアムな一台です。
全長5m超えのBMW8シリーズ・グランクーペが2019年9月よりヨーロッパで販売
BMW 8シリーズ グランクーペは2019年秋に発売
2019年8月23日、BMWは「8シリーズ・グランクーペ(BMW 8 Series Gran Coupe)」を発表しました。4シリーズ、6シリーズに続く第3弾のグランクーペで、8シリーズとしては初の4ドアクーペです。
ボディサイズは全長5,082mm、全幅1,932mm、全高1,407mm、ホイールベース3,023mm。8シリーズ2ドアクーペより全長+231mm、全幅+30mm、全高+61mm、ホイールベース+201mmとされています。
上級グレードのM850i xDrive グランクーペには、最高出力530hp/5500〜6000rpm、最大トルク76.5kgm/1800〜4600rpmを発揮する直噴4.4L V型8気筒ガソリンツインターボを搭載。トランスミッションは改良版8速スポーツAT「ステップトロニック」です。
0〜100km/h加速は3.9秒、最高速はリミッター作動時で250km/h。冷却システムやターボチャージャーに改良が加えられ、フラップ制御式スポーツエキゾーストが快音を奏でます。
BMW8シリーズ・グランクーペのインテリアイメージ
コックピットには最新のBMW オペレーティングシステム 7.0を搭載。視認性に優れたコントロールディスプレイとメーターパネルをカスタマイズできます。
インテリアはアンビエント照明やスポーツシート、Vernascaレザートリムなどを装備。インパネ・ドアにはフルレザートリムがあしらわれています。
新型BMW M8カブリオレが発売 納車は2019年12月頃を予定
BMW M8カブリオレ
BMW M8をベースとしたオープンカー「BMW M8カブリオレ」が2019年7月24日に発売されました。納車は同年12月とされ、グレードは「BMW M8 カブリオレ」と「BMW M8カブリオレ コンペティション」の2種類がラインナップされました。
4輪駆動システム「M xDrive」を搭載するなど、最先端の技術を投入した一台です。多層式ソフトトップを備える曲線的なエクステリアに、質感の高いインテリアも魅力。荷室容量はルーフのオープン時・クローズ時のいずれでも350Lを確保しています。
| グレード | BMW M8 Cabriolet | BMW M8 Cabriolet Competition |
|---|---|---|
| 全長 | 4,867mm | |
| 全幅 | 1,907mm | |
| 全高 | 1,353mm | |
| 価格 | 23,380,000円 | 25,410,000円 |
| エンジン | V8DOHCツインターボ | |
| 排気量 | 4,395cc | |
| 最高出力 | 441kW(600ps)/6000rpm | 460kW(625ps)/6000rpm |
| 最大トルク | 750Nm(76.5kgm)/1800-5600rpm | 750Nm(76.5kgm)/1800-5860rpm |
| トランスミッション | 8速AT | |
| 駆動方式 | 4WD | |
BMW8シリーズ初の4ドアクーペ「8シリーズ・グランクーペ」誕生
BMW8シリーズ初の4ドアクーペ「8シリーズ・グランクーペ」が誕生
BMWは8シリーズ初となる4ドアクーペ「8シリーズ・グランクーペ」を欧州で発表しました。8シリーズの派生モデルという位置付けです。
8シリーズ・グランクーペはボディサイズが拡大し室内空間も広がった
ボディサイズは全長5,082mm、全幅1,932mm、全高1,407mm、ホイールベース3,023mm。2ドアクーペと比べてホイールベースが201mm延長されており、4ドア化と室内空間の拡大を実現しています。
8シリーズ・グランクーペは室内空間も拡大
後席の足元とショルダールームが広がっただけでなく、頭上空間は8シリーズで最も広くなり、開放感のある室内が実現しました。ドア開口部も広がり、乗降性が向上。シートにはスポーツシートが採用され、「Vernasca」レザートリムやインストルメントパネル、ドア部にはフルレザートリム、アンビエント照明が用いられています。
ステアリングホイールの操作ボタン、センターコンソールの「iDrive」コントローラー、タッチ操作対応ディスプレイ、音声・ジェスチャーコントロールを採用し、ドライバーが操作しやすい方法で情報や設定へアクセスできます。
ドライバーが快適に安心して運転できる技術を詰め込んだ8シリーズ・グランクーペ
ドライバーへ適切なタイミングで必要な情報を提供する表示・操作システム「BMW オペレーティングシステム 7.0」を導入しています。
10.25インチのタッチ操作対応コントロールディスプレイはメニュー表示が最適化され、多くの機能や設定へアクセスしやすくなりました。走行状況に応じて変化するコンテンツも搭載し、スポーツ走行時のコーナリングでは横方向の加速力を表示させることもできます。
12.3インチのフルデジタルメーターパネルには、速度計と回転計の中央にナビゲーションマップの一部を表示でき、視線の延長上で情報を確認できます。
システムや装備の改良でさらにパワーアップした8シリーズ・グランクーペ
トップグレード「M850i xDrive グランクーペ」には、Mパフォーマンスのツインターボテクノロジーを導入した新開発の直噴4.4L V型8気筒ガソリンツインターボを搭載。ターボチャージャーをはじめ各所に改良が施され、力強い走りとフラップ制御式スポーツエキゾーストによる魅力的なサウンドを実現します。
先代エンジンと同じ重さで最高出力を高めたパワートレイン
新エンジンは先代比で重量を据え置きながら最高出力を68hp向上させ、最高出力530hp/5500〜6000rpm、最大トルク76.5kgm/1800〜4600rpmを発揮。0-100km/h加速は3.9秒、最高速はリミッター作動で250km/hに達します。
8速スポーツAT「ステップトロニック」も改良され、ギア比の幅を広げつつ制御を最適化。シフトタイミングが走行状況に応じてより正確・俊敏になり、効率性と快適性が高まっています。ステアリングホイールにはパドルシフトが標準装備されます。
インテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」も大幅改良
インテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」も大きく改良されています。駆動力配分は後輪駆動を重視し、力強い走行時にも適切なトラクションと安定性を確保。
標準装備のリアアクスル電子制御式ディファレンシャルロックにより、コーナー内外側のリアホイールの差動を制御し、立ち上がり加速をダイナミックにします。
新型BMW M8の特別先行予約がスタート 申込金15万円が必要
新型BMW M8の特別先行予約が開始
ハイパフォーマンス・ラグジュアリーカーの頂点に立つBMW「M8」が、特別先行予約を開始しました。プレオーダーにより、発売後に優先的にさまざまなインフォメーションサービスを受けられます。
先行予約はBMWのプレオーダー専用ページ「THE M8」から行えました。
プレオーダーには申込金15万円(クレジット決済のみ)が必要で、申込金は発売後に車両代金へ充当されました。
プレオーダー手順
- BMW M8プレオーダーページにアクセス
- プレオーダーフォームに情報入力
- 先行予約申込金15万円をクレジットカードで決済
- 希望の正規ディーラーより確認の連絡がくる
BMWハイパフォーマンスモデル新型「M8クーペ/M8カブリオレ」が世界初公開 2019年9月発売へ
BMWハイパフォーマンスモデル新型M8クーペとM8カブリオレが世界初公開
複数回にわたり開発車両が目撃されていたBMWの頂点モデル「M8クーペ/M8カブリオレ」が、いよいよワールドプレミアされました。「M」を冠する8シリーズとしては初のモデルです。
BMW新型「M8クーペ/M8カブリオレ」の4.4L V型8気筒ターボエンジン
「M8」に搭載されるのは4.4L V型8気筒ターボで、最高出力600hp、最大トルク750Nmを発揮。ECUセットアップが施される「M8コンペティション」では、最高出力617hpまで高められています。
M8クーペとM8カブリオレにはxDrive AWDシステムを採用
駆動方式はxDrive AWDシステムによる四輪駆動で、走行状態に応じて後輪との駆動配分をカスタマイズできます。天候に左右されないグリップから、テールを積極的に滑らせる走りまで対応し、アップグレードされたサスペンションとの組み合わせで、クルージングからトラック走行まで幅広く高い次元の乗り味を提供します。
M8クーペの0-100km/h加速は3.3秒、カブリオレは3.4秒
トランスミッションは8速Steptronic、0-100km/h加速はクーペが3.3秒、カブリオレが3.4秒。
最高速は255km/hですが、Mドライバーズパッケージをオプションで設定するとリミッターが引き上げられ、305km/hに達します。
ブレーキは15.75インチのカーボンセラミック製フロントブレーキに15インチリアローターの組み合わせで、スーパーカーのような制動力を実現。大口径20インチアルミホイールが標準装備されます。
M8カブリオレのアグレッシブなフロントマスク
オープンモデルのカブリオレは、ブラックのアグレッシブなキドニーグリルが印象的で、「M8」ではブラックの比率が多く見受けられます。
M8カブリオレのリヤエキゾーストパイプ
両サイド2本出しのリヤエキゾーストパイプは、クワッドエキゾーストシステムを採用しています。
スリムなスポイラーが装備され、フロントエアインテークやリヤディフューザーなどのMカーボンエクステリアパッケージはオプションとなります。
M8クーペ/M8カブリオレの先進的なコックピット
高級感とスポーティさを兼ね備えたインテリア
インテリアは質感が高く、ラグジュアリーさとスポーティさを両立した、8シリーズならではの進化したコックピットです。
「M8クーペ/M8カブリオレ」の一般公開は6月末、ミュンヘンでのBMWの#NextGenイベントで行われ、発売は9月とされました。日本市場での価格は2千万円以上になるとみられていました。
BMW 8シリーズクーペ「M850i xDrive First Edition」を世界限定400台・日本は限定10台・1,923万円で発売
BMW 8シリーズクーペ「M850i xDrive First Edition」世界限定400台
BMWは2019年5月31日、世界限定400台の特別仕様車「M850i xDrive First Edition」を発売しました。日本での販売は限定10台(右ハンドル8台、左ハンドル2台)で、価格は19,230,000円でした。
ベースは「M850i xDrive」で、新開発の4.4L V型8気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力530ps、最大トルク750Nmを発揮。トランスミッションはステップトロニック付き改良型8速ATです。
スタイリッシュなデザインが際立つ「M850i xDrive First Edition」
8シリーズクーペのデザインを際立たせるため、BMW Mが開発する上質な装備「BMW Individual」を随所に採用しています。
ボディカラーには特別感あふれる「BMW Individualフローズン・バルセロナ・ブルー」を初採用。マットながら光の角度で表情を変える、ラグジュアリーな印象のカラーです。
キドニーグリルにハイグロスシャドウラインを施す
20インチMライトアロイホイール
キドニーグリルやサイドウィンドウモールディングに「BMW Individual」のハイグロスシャドウラインを施し、エアブリーザーや大径20インチMライトアロイホイールにブラックを用いることで全体を引き締め、走行性能を印象づけるデザインとしています。
落ち着いたアイボリー・ホワイトのシート
インテリアには「BMW Individualメリノ・レザー」を採用し、アイボリー・ホワイトを基調にナイト・ブルーのアクセントを加え、スポーティさと高級感を両立した空間としています。
ルーフ内張りには「BMW Individualアルカンタラ」を採用し、ナイトブルーでアイボリー・ホワイトのシートと調和させた統一感ある空間に仕上げています。
機能的なコックピット
「First Edition」の刻印とシリアルナンバー
コックピットを囲むトリムには「BMW Individualトリム ピアノ・ブラック」を用い、「First Edition」の刻印とシリアルナンバーが刻まれています。
BMW8シリーズクーペ「840d xDrive」「840d xDrive カブリオレ」が2019年5月20日発売
BMW8シリーズクーペ「840d xDrive」「840d xDrive カブリオレ」が2019年5月20日発売
2019年5月20日、BMW「8シリーズ クーペ」に、クリーンディーゼルエンジン搭載の「840d xDrive」と「840d xDrive カブリオレ」が追加されました。
いずれも直列6気筒クリーンディーゼルで、可変翼を備える低速用ターボと高速用ターボを搭載し、低回転域から力強いトルクを発生します。
「840d xDrive M Sport」には、より躍動感あふれる「Mテクニック スポーツ パッケージ」が用意され、漆黒の20インチMライト・アロイ・ホイールや大型のMスポーツブレーキ(19インチ)、Mリヤスポイラーを採用しています。
また、2019年夏以降には、同一車線であればステアリングを握らずに走行できるハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能の搭載も予定されました。
「840d xDrive」「840d xDrive カブリオレ」の装備
- 最先端の運転支援システム(量産グレードに標準装備)
- アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)
- 車線変更警告システム
- 車線逸脱警告システム
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- サイド・コリジョン・プロテクション
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
- クロス・トラフィック・ウォーニング
| モデル | 840d xDrive | 840d xDrive M Sport | 840d xDrive カブリオレ | 840d xDrive M Sport カブリオレ |
|---|---|---|---|---|
| エンジン | 直列6気筒DOHC3.0Lディーゼルツインターボ | |||
| トランスミッション | 8速AT | |||
| 駆動方式 | 4WD | |||
| 全長 | 4,855mm | |||
| 全幅 | 1,900mm | |||
| 全高 | 1,340mm | |||
| ホイールベース | 2,820mm | |||
| 車両重量 | 1,880kg | 2,010kg | ||
| 最高出力 | 319ps | |||
| 最大トルク | 680Nm | |||
| 価格 | 12,370,000円 | 13,600,000円 | 13,340,000円 | 14,430,000円 |
BMW8シリーズの「M8クーペ」プロトタイプが公開 新しい「Mモード」を採用
開発中の「M8クーペ」のプロトタイプ画像とともに、新しい「Mモード」を採用することがBMWから発表されました。「Mモード」とは、ドライバーがパワートレインやサスペンション、ブレーキ、ステアリングの設定を行えるものです。
M8クーペは8シリーズクーペをベースとしつつ、エンジン冷却性能を高める専用バンパーやエアロダイナミクスなど、ベース車とは異なるM専用の変更が加えられています。
パワートレインはV型8気筒ガソリンツインターボで、最大出力は600hp以上。トランスミッションは8速「Mステップトロニック」で、Mセレクターレバーかステアリングホイールのパドルシフトで操作できます。
駆動方式は「M xDrive」の4WDで、専用チューニングが施されます。後輪へのトラクションが限界に達すると、パワーをフロントアクスルへ振り分ける機能を持ち、「アクティブMディファレンシャル」が左右後輪間の駆動トルク配分を行って走行安定性を高めます。
「Mモード」では、Mモデル専用のコントロールシステムにより、パワートレインやシャシー、ブレーキシステムを好みに設定可能。センターコンソールのセットアップボタンから項目にアクセスし、タッチスクリーンかiDriveコントローラーで設定します。
BMW8シリーズの「M8クーペ」のTRACKモード
デジタルコックピットはM8クーペ専用仕様で、各種設定や車両情報を表示します。TRACKモードも3種類から選択でき、Mモードボタンの長押しでレースモード専用の設定が有効になります(有効化にはiDriveコントローラーでの確認操作が必要です)。
BMW新型「M8 Competition」のプレゼンテーション画像が公開される
BMW新型「M8 Competition」の画像
BMWの新型「M8」のプレゼンテーション画像が明らかになりました。2018年12月にマットブルーのボディの「M8」が出回って以来、2回目の登場です。
今回公開されたのは、鮮やかなレッドをまとった「M8 Competition」の画像で、フロントエアインテークやフロントスプリッターにカーボンファイバーのアクセントを備え、キドニーグリルは漆黒のブラック仕上げでフロントエンドが引き締まった印象です。
レッドの個体では確認しづらいものの、リップスポイラーやリアディフューザーにはカーボンファイバーが用いられるとみられます。
アルミホイールはマルチスポークタイプで、ブレーキキャリパーにはゴールドが採用されると予想されました。
パワートレインは4.4リットルV型8気筒ツインターボで、「M5」と同系。最高出力は600hp級に達するとされました。
本物の隕石を使ったBMWワンオフモデル「M850i ナイトスカイ」がジュネーブモーターショー2019でワールドプレミア
本物の隕石を使ったワンオフモデル「M850i ナイトスカイ」
隕石を使ってカスタマイズされたワンオフモデル「M850i ナイトスカイ」
BMWは、8シリーズクーペ「M850i」をベースとしたワンオフモデル「M850i ナイトスカイ」を、ジュネーブモーターショー2019で初披露しました。
最大の見どころは、インテリアに本物の隕石を使い、夜空を演出している点です。
本物の隕石を使ったコンソール
本物の隕石を使ったセレクターレバー
とくに目を引くのが、センターコンソールのトリムプレートです。エンジンボタンやセレクターレバー、iDriveのタッチコントローラー、ドアシルなど随所に本物の隕石が使われており、「2003EH」という小惑星由来の隕石が用いられています。
本物の隕石を使った幾何学模様のドアミラー
ドアミラーやインテリアに見られる「ウィドマンシュテッテン」構造と呼ばれる幾何学模様は、超低速で金属合金が冷却されて生まれるもので、地球上では再現できない特徴です。
また、3Dプリント技術で製作されたアルミ製ブレーキキャリパーは、従来の製法に比べて30%軽量化されています。
BMW「新型8シリーズ カブリオレ」最高級オープンモデルがついに発売 M850iが1,838万円で登場
BMW「新型8シリーズ カブリオレ」最高級オープンモデルが発売
BMW「新型8シリーズ カブリオレ」フラッグシップクーペ850i
「新型BMW8シリーズ カブリオレ」が発売されました。最高級クーペにふさわしく、オープンならではの開放感と上品な趣を備えたモデルです。専用20インチアルミホイールとフロントマスクがあいまって、ラグジュアリー感を強く演出しています。
ソフトトップは角ばった印象のない滑らかな流線型で、閉じているときも違和感のない仕上がりです。50km/h以下の走行時なら約15秒で格納でき、開閉時でもトランクには280Lのスペースを確保します。
BMW「新型8シリーズ カブリオレ」のラグジュアリーなインテリア
8シリーズクーペをベースにしたインテリアには、12個のスピーカーによるBowers & Wilkinsダイヤモンド・サウンド・サラウンド・システムをカブリオレ専用装備として採用しています。
透明感あふれるクリスタル製のシフトノブは、中に「8」が浮かび上がる「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」を採用。ほかにも熱気排出機能付きメリノレザーシートや、車内を均一に照らすアンビエントライトが標準装備されます。
走行面では、アクティブクルーズコントロールやレーンチェンジウォーニング、レーンディパーチャーウォーニングを装備。衝突回避・被害軽減ブレーキ、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクション、クロストラフィックウォーニングなど、最先端の運転支援システムが標準装備されています。
| ハンドル | 右 |
|---|---|
| 全長 | 4,855mm |
| 全幅 | 1,900mm |
| 全高 | 1,345mm |
| ホイールベース | 2,820mm |
| 重量 | 2,120kg |
| 総重量 | 2,340kg |
| エンジン | V型8気筒ガソリンエンジン |
| 排気量 | 4,394cc |
| 最大出力 | 530ps/5,500rpm |
| 最大トルク | 750Nm/1,800-4,600rpm |
| 燃費 | 8.2km/L(WLTC) |
新型8シリーズクーペに「BMW 8 Series Coupe First Edition」登場 世界400台限定
BMW 8 Series Coupe First Edition 全世界400台限定
BMWは、8シリーズクーペをベースとした「First Edition」を全世界400台限定で販売すると発表しました。
カラーはメタリックのフローズン・バルセロナ・ブルーとハイグロス・シャドウラインの組み合わせを採用。エアダクトやテールパイプトリムは落ち着いたブラックで仕上げられています。
インテリアはメリノ仕様のインディビジュアル・フルレザー仕上げで、「First Edition」の印字がピアノブラックのトリムストリップに施され、特別感を演出しています。
ターボエンジンは新開発の4.4リットルV型8気筒、トランスミッションは8速ステップトロニックを採用し、力強い走りを実感できます。
20年ぶりに復活した2代目「8シリーズ」は7シリーズがベース
復活した8シリーズは7シリーズをベースに開発された
1989年秋のフランクフルトモーターショーで登場し、1999年に生産を終えたBMWのフラッグシップ「8シリーズ」が、20年ぶりに復活しました。2017年5月に公開された「コンセプト8シリーズ」の市販化モデルにあたります。
BMWは8シリーズの生産中止期間中、上位セダン「7シリーズ」、その下の「5シリーズ」、クーペなどを扱う「6シリーズ」といった車種を展開してきました。
復活した2代目「8シリーズ」は、7シリーズをベースにしつつ、クーペとしての魅力を高めるために高性能エンジンなどのパワートレインを充実させています。
BMWの8シリーズとi8は関わり合いが強い
2014年に日本発売されたプラグインハイブリッドカー「i8」は、生産中止となっていたフラッグシップ「8シリーズ」の意志を受け継ぐ特別な車とされていました。
i8はBMW初のガルウイングを採用し、カーボンファイバー強化樹脂による軽量・高剛性ボディに、ツインパワー・ターボエンジンと電気モーターを組み合わせたモデルで、新型8シリーズとも縁の深い存在でした。
新型8シリーズのエクステリアはキドニーグリルがレトロで特徴的
新型8シリーズの特徴を、プロトタイプの「M850iクーペ」「M850iカブリオレ」から読み解きます。ともにカモフラージュされ全貌は隠されていたものの、BMWのフロントマスクを象徴するキドニーグリルには、クラシッククーペのようなレトロな雰囲気が漂っていました。
あわせて、M8グランクーペのコンセプトカーのエクステリアからも、市販化モデルの特徴を読み解きます。
M850iクーペ
M850iクーペは、ロングノーズと流れるようなルーフラインを組み合わせ、ワイド&ローボディが生む疾走感あふれるシャープなボディラインを実現しています。
テールパネルには印象的な曲線を描くデザインを採用し、リヤビューにも美しいシルエットを与えています。
21インチの軽量ホイール、カーボンファイバー製フロントスプリッター、レーザーヘッドライトなど、スポーツ性能を高めるプレミアムな装備も取り入れられています。
M850iカブリオレ
2ドアオープンのカブリオレには、クーペとは異なる専用フロントバンパーが与えられます。どちらもワイドサイズのエアダクトを備えますが、内部のスラットを水平化しているのがカブリオレの特徴です。
ブレーキキャリパーや大径ツインエキゾーストパイプ、リアバンパーサイドのエアアウトレットはクーペと共通のパーツを用い、シリーズとしての一体感も持たせています。
M8グランクーペ
ジュネーブモーターショー2018には、8シリーズの高性能モデル「M8グランクーペ」のコンセプトカーが出展されました。
4ドアクーペのM8グランクーペは、フロントサイドに大型エアアウトレットを備え、専用エキゾーストやカーボン製ルーフを採用するなど、8シリーズの中でも別格の存在感を放ちます。
左右のデュアルマフラーや、五角形を階層的に組み合わせて躍動感を演出するホイールデザインが、ラグジュアリーさとスポーツテイストを高いレベルで引き上げています。
M8グランクーペの立体的なキドニーグリル
存在感のあるサイドビュー 五角形の美しいデザイン
ボリュームたっぷりのリヤビュー デュアルマフラーがスポーティな印象
インテリアは、スワロフスキー製のiDriveコントローラーなどが一級品
新型8シリーズのインテリアは、BMWのフラッグシップにふさわしい高級感と機能性を備えます。ここでは、コンセプトカー「BMW Concept 8 Series」からその特徴を読み解きます。
BMW Concept 8 Seriesのコックピットの輝きは圧巻
「BMW Concept 8 Series」のコックピットでは、特殊切削加工により宝石のように光を屈折させるセレクトバーや、スワロフスキー製のiDriveコントローラーの存在感が際立ちます。
これらのパーツはBMWの最上位シリーズにふさわしく、市販化モデルへの導入が期待されました。ステアリングには操作性を高めるパドルシフトが設置されます。
カーボンファイバーと最高級レザーを採用した立体デザインのシート
新型8シリーズは、コンセプトカー同様にカーボンファイバーと最高級レザーを組み合わせ、人間工学的にも理想的な立体デザインを取り入れた最高級のスポーツシートを採用します。
スポーツマインドを刺激するデジタルメーター
デジタルメーターは、車速などの情報をビジュアルに表示し、スポーツマインドを刺激します。
ナビや外気温などを表示するインフォテインメントシステム
インフォテインメントシステムは、ナビや外気温、時間などをマルチに表示。オートエアコンやプレミアムサウンドシステムにも先端技術が導入されています。
ステッチが際立つサイドトリム
サイドトリムにはレッドカラーのステッチ加工を施すなど、細部までこだわることで、室内空間に特別感を与えています。
新型BMW8シリーズには新開発のガソリンターボエンジンを搭載
BMWは2018年4月26日、新型8シリーズのパワートレインに関する情報の一部を発表しました。
最上級グレードの「M850i xDriveクーペ」には新開発のV8ガソリンターボを搭載し、最大出力530hp・最大トルク76.5kgmを実現。当時のM5に搭載される「4.4L V8ターボ」と比べても十分に高い数値でした。
新型8シリーズの販売価格は「i8」と同価格帯の2,000万円台と予想された
新型8シリーズの販売価格は、当時、i8と同価格帯の2,000万円台になると予想されていました。
スワロフスキー装飾や新開発の高性能エンジンなど、付加価値の高いラグジュアリークーペである点が理由です。
8シリーズの路線を継承するプラグインハイブリッド「i8クーペ」の日本での販売価格が20,930,000円からだったことから、20年ぶりに復活する新型8シリーズも、その価格帯を意識した水準になるとみられていました。実際には、標準的な840系はより手が届きやすい価格から設定され、ハイパフォーマンスのM8では2,000万円を超えるグレードもラインナップされました。
ラグジュアリークーペ BMW・8シリーズのモデルチェンジ遍歴
8シリーズは、BMWがフラッグシップとして展開してきたクーペ/カブリオレ系のモデルで、6シリーズの事実上の後継にあたります。
BMW・8シリーズ 初代 E31(1990年〜1999年)
1990年、「世界一美しいクーペ」と評された6シリーズの後継として「850i」がデビューしました。1994年には「840i」「850CSi」を追加し、同時に「850i」を廃止。
1996年には「850CSi」「840Ci」を整理し、「840Ci Mインディビジュアル」を発売したのち、1999年に生産を終了。同年、最終仕様の「840Ciリミテッド」も設定されました。
BMW・8シリーズ 第2世代 G14/G15/G16/F91/F92/F93(2018年〜2024年)
2018年11月、約20年ぶりに「M850i xDrive クーペ」が発売されました。2019年2月には「M850i xDrive カブリオレ」、5月には「840d」がクーペとカブリオレに追加され、同年にはハイパフォーマンスモデル「M8」(クーペ/カブリオレ)も登場。10月には「グランクーペ」、2020年には「M8グランクーペ」や「840i」がラインナップに加わり、クーペ・カブリオレ・グランクーペの3ボディと、Mパフォーマンス〜M8までを揃える布陣となりました。
なお、一部で高性能版「M8 CS」の投入も噂されましたが、M8には「CS」は設定されませんでした。その後、2024年6月末に日本市場向け生産が終了し、9月25日には記念の特別仕様車「ザ・ファイナル・エディション」(8シリーズ3ボディ+M8限定8台)が設定され、2代目8シリーズは一代限りでその歴史を終えています。
| BMW・8シリーズのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 E31 | 1990年~1999年 |
| 第2世代 G14/G15/G16/F91/F92/F93 | 2018年~2024年 |
20年ぶりに復活し、一代で駆け抜けた新型「8シリーズ」

2代目8シリーズは、2018年に約20年ぶりの復活を果たし、クーペ・カブリオレ・グランクーペ、そしてハイパフォーマンスのM8まで、幅広いバリエーションでBMWのフラッグシップクーペを担いました。
圧倒的な存在感とスポーツカーとしての走りを兼ね備えた一台でしたが、販売台数の伸び悩みや電動化への流れを背景に、2024年に一代限りで生産を終了。ラストを飾る「ザ・ファイナル・エディション」とともに、その役目を静かに終えました。現時点で直接の後継となる新型8シリーズの計画は明らかになっておらず、フラッグシップクーペとしての存在感は、いまも色濃く記憶に残っています。






























