日産ブルーバードとは?歴代モデルと旧車・中古車として人気の理由を解説
日産ブルーバードは、6代目(910型)までは「ダットサン ブルーバード」の名前で販売されていた、日本の自動車史を代表する大衆ミドルセダンです。1959年の誕生から42年を走り抜け、2001年に10代目(U14型)をもって「無印ブルーバード」としての販売を終了し、後継の「ブルーバードシルフィ」へとバトンが渡されました。そのシルフィも2020年9月に国内向けの生産を終え、2021年10月に販売終了。これにより日産は国内の基幹セダンから撤退し、現在は中古車のみで流通しています。
トヨタのコロナとは1960年代後半に、両車の頭文字をとってBC戦争と呼ばれる大規模な販売競争を繰り広げました。1970年代後半から80年代にかけてはCMでお互いを皮肉るパロディを行っていたほどで、このライバル関係は後継モデルにも受け継がれ、ブルーバードの後継シルフィとコロナの後継プレミオの間にも続きました。両車とも現在は販売を終了していますが、半世紀にわたって日本のセダン市場を牽引した好敵手だったといえます。
ダットサンブルーバードから日産シルフィまで!ブルーバード歴代モデル一覧
初代「ダットサン ブルーバード」から「ブルーバードシルフィ」まで、53年の歴史をたどります。型式の読み解き方を押さえておくと、世代ごとの違いや中古車探しがぐっとわかりやすくなります。
日産(ダットサン)ブルーバードは1959年に誕生して以来、小型タクシー市場で大幅なシェアを獲得し、60年代のマイカーブームでは個人オーナーにも広く愛されました。特に2代目以降に設定されたSSS(スリーエス)グレードはモデル終了まで根強い人気を博します。SSSとは「スーパー・スポーツ・セダン(Super Sports Sedan)」の略で、他車でいう「GT」に相当する最上級スポーツグレードを指す、ブルーバードの代名詞とも呼べる存在です。
初代 ダットサン ブルーバード310型(1959〜1963年)…「柿の種」の愛称で親しまれ一躍人気者に
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DP312型 ダットサンブルーバード 1200ファンシーデラックス(1963年) -
DP312型 ダットサンブルーバード 1200ファンシーデラックス(1963年)のスペック -
DP312型 ダットサンブルーバード 1200ファンシーデラックス(1963年) -
DP312型 ダットサンブルーバード 1200ファンシーデラックス(1963年) -
DP312型 ダットサンブルーバード 1200ファンシーデラックス(1963年)
独特なテールランプの形から「柿の種」の愛称がついた初代です。大きすぎずかっこよすぎない絶妙なサイズ感と、童話「青い鳥」から名付けた親しみやすい車名で人気車となりました。当時としては平凡なデザインでしたが、後ろから眺めると左右に伸びる縦長のテールランプが今見てもどこか愛嬌があり、愛称の由来に納得させられます。日本初のエステートワゴンや女性専用仕様車を設定するなど、ボディバリエーションの先進性も光りました。主要部品をダットサン・トラックと共用しつつフロントに独立懸架を採用し、当時の小型車としては乗り心地と走行性能を両立しています。
| 全長 | 3,915mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,496mm |
| 全高 | 1,470mm |
| 車両重量 | 900kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒OHV |
| 総排気量 | 1.0/1.2L |
| 最高出力 | 34PS/43PS/55PS |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/ワゴン |
2代目 ダットサン ブルーバード410型系(1963〜1967年)…スポーティグレード「SSS」が誕生
人気を博した初代を、日産初のフルモノコック構造へとフルモデルチェンジしたモデルです。モノコック化によって剛性・静粛性・乗り心地が一段と高まりました。デザインはイタリアのピニンファリーナ社に依頼しましたが、欧州調の尻下がりラインが日本の大衆には不評で、後のマイナーチェンジで改良されています。スポーツモデル「SS(スポーツセダンの意)」を追加したのち、好評を受けて上位版の「SSS」が登場し、以後の定番グレードとなりました。1.6L版の1600SSSはサファリラリーでクラス優勝を飾るなど、スポーツセダンとしての素地もこの代で築かれています。
| 全長 | 3,995mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,490mm |
| 全高 | 1,415mm |
| 車両重量 | 915kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒OHV |
| 総排気量 | 1.0/1.2/1.3/1.6L |
| 最高出力 | 65PS/90PS |
| 全ボディタイプ | 2ドアセダン/4ドアセダン/エステートワゴン |
3代目 ダットサン ブルーバード510型系(1967〜1972年)…BC戦争で大ヒット!「プアマンズBMW」として欧州でも人気
BC戦争でファミリーカーとしてコロナとともに大ヒットし、タクシーも含め多彩なバリエーションを展開した、歴代でも最も成功した1台です。後にフェアレディZにも積まれる新開発のL型エンジンと、スポーツグレード1600SSSに与えられた日産初の四輪独立懸架によって高い走行性能を獲得。1970年の第18回東アフリカサファリラリーでは総合優勝を果たしました。直線基調で彫りの深いシャープなボディは、間近で見るとロングノーズ・ショートデッキの均整が際立ち、北米では「プアマンズBMW」と称されて日本車の地位確立に貢献した名車です。旧車市場で常に高値で取引される筆頭格で、ファンからは型式そのまま「ゴーイチマル」の愛称でも親しまれています。
| 全長 | 4,095mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,560mm |
| 全高 | 1,420mm |
| 車両重量 | 945kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒SOHC |
| 総排気量 | 1.3/1.4/1.6/1.8L |
| 全ボディタイプ | 2ドアセダン/4ドアセダン/2ドアクーペ/ワゴン/バン |
4代目 ダットサン ブルーバード610型系(1971〜1976年)…「サメブル」の愛称がついた当時の不人気車が今は旧車の人気モデルに
「ブルーバード U」のサブネームをつけ、スポーツ志向だった510型に対して大型化・高級化を図ったモデルです。先代と一時併売されたため、型式に「U」を添えて差別化されました。発売当初は「ブルーバードらしくない」と不評を買った不運な世代でしたが、ブルーバード初の2ドアハードトップを設定し、1973年のマイナーチェンジではL20型直列6気筒を積む2000GTシリーズも追加。フロントウィンカー脇のくぼみを正面から見るとサメのエラのように見えることから「サメブル」の愛称が定着しました。皮肉にも近年は希少価値から旧車市場で高値がつくようになっています。
| 全長 | 4,215mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,600mm |
| 全高 | 1,415mm |
| 車両重量 | 1,035kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒/直6気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/2ドアハードトップ/ワゴン/バン |
5代目 ダットサン ブルーバード810型系(1976〜1979年)…オイルショックと排ガス規制が重なり人気復活ならず
不人気だった610型のデザインを見直し、シンプルなスタイルに原点回帰した世代です。「ヘビーデューティ」をキャッチコピーに居住性の向上を打ち出しましたが、オイルショックの影響で登場が遅れたうえ、たび重なる排ガス規制への対応にも追われ、人気回復には至りませんでした。マイナーチェンジを繰り返すも約3年4か月で販売終了となり、これは歴代ブルーバードで最も短い販売期間です。直4と直6の両エンジンをそろえた最後の世代でもあり、台数が少ないぶん現存個体は希少で、状態の良い810SSSは旧車店でも目を引く存在になっています。
| 全長 | 4,260mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,630mm |
| 全高 | 1,390mm |
| 車両重量 | 1,035kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒/直6気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/2ドアハードトップ/バン |
6代目 ダットサン ブルーバード910型系(1979〜1983年)…27カ月連続クラス首位の販売台数を記録した復活の名車
初代や510型にも引けを取らない名車です。直線的でクリーンなボクシーデザインで人気が復活し、新車登録台数27カ月連続クラス首位という快挙を記録。2代続いた販売不振を払拭する鮮やかな復活劇を遂げました。直6やロングホイールベース型を整理してブルーバードのイメージを一新し、発売からわずか4カ月後にはZ18ET型ターボを積む「SSSターボ」も追加。FR式最後のブルーバードであり、SSSの人気カラーが赤だったことも今なお語り継がれています。
沢田研二(ジュリー)が出演するCMの「ブルーバード、お前の時代だ!」というキャッチコピーが話題を呼びました。ライバルのトヨタ・コロナのCMでは、ジュリーを思わせる男性が噴水に落ちるパロディ的な描写があったほどで、当時のコロナにとって910型がいかに意識せざるを得ない存在だったかがうかがえます。
| 全長 | 4,510mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,655mm |
| 全高 | 1,370mm |
| 車両重量 | 1,110kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/4ドアハードトップ/2ドアハードトップ/バン/ワゴン |
7代目 ブルーバードU11型系(1983〜1990年)…「ダットサン」が外れ、「ブルーバード マキシマ」も国内登場
「ダットサン ブルーバード」から「日産 ブルーバード」へ名称変更し、初のFF(前輪駆動)となった世代です。エクステリアは910型から大きな変更はなく、前期型のCMには引き続き沢田研二が出演しました。ボディを拡幅してFF特有のトルクステア(発進・加速時にハンドルが取られる現象)を抑えるなど、駆動方式の転換に伴う弱点をていねいに潰しています。1984年には後のセフィーロへとつながるV6エンジン搭載の高級モデル「ブルーバード マキシマ」が国内に初登場し、上級志向の受け皿も用意されました。
| 全長 | 4,500mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,690mm |
| 全高 | 1,370mm |
| 車両重量 | 1,105kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒/直6気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/4ドアハードトップ/バン/ワゴン |
8代目 ブルーバードU12型系(1987〜1991年)…「走る、曲がる、止まる」4WDの持ち味をアピール
4ドアセダンと4ドアハードトップを中心としたラインナップで、ブルーバードとして初めて四輪駆動を設定した世代です。採用されたのは、ビスカスカップリング付きセンターデフ式フルタイム4WDシステム「ATTESA(アテーサ)」。雪上での走行安定性をアピールするCMで人気を集めました。日産が公認したラリー専用ベース車「SSS-R」も話題を呼び、ニスモが手がけたこのモデルは1988年に全日本ラリー選手権Cクラスで総合優勝を果たしています。ターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせた「SSSアテーサリミテッド」は、スポーツセダンとしての完成度の高さから今も中古市場で指名買いされる1台です。
| 全長 | 4,520mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,690mm |
| 全高 | 1,375mm |
| 車両重量 | 1,130kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/4ドアハードトップ/5ドアハッチバックセダン |
9代目 ブルーバードU13型系(1991〜1996年)…セダンとハードトップで異なる2ボディを展開
エクステリアが大きく丸みを帯びた9代目です。セダンは北米のスタジオがデザインした「SSS」「EEX」、ハードトップは日本がデザインしたピラードハードトップ「ARX」と、1つの世代で異なるスタイルを併売した点が特徴です。走行中の不快な音を打ち消すアクティブノイズコントロールなど先進装備も採用し、セダンの居住性は高く評価されました。もっとも実際の販売はARXが中心で、全体の台数は伸び悩んでいます。エンジンはSR20型を主軸とし、後のシルビアにも通じるスポーツユニットを積んでいた点も見逃せません。
| 全長 | 4,585mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,695mm |
| 全高 | 1,370mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒 |
| 総排気量 | 1.6/1.8/2.4L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン/4ドアハードトップ |
10代目 ブルーバードU14型系(1996〜2001年)…無印ブルーバードとして42年の歴史に幕
曲線デザインだった先代U13から伝統の直線デザインへ戻し、セダンのみで販売した歴代最終モデルです。プラットフォームはプリメーラと共通で、スポーティな「SSS」とファミリー向けの「ルグラン」「XE/FE」をそろえました。覆面パトカーにも採用された実用性の高さで知られ、2000年には実質的な後継となる「ブルーバードシルフィ」が併売を開始。2001年に販売を終え、無印ブルーバードはここで42年の歴史に幕を下ろしました。
| 全長 | 4,565mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,695mm |
| 全高 | 1,395mm |
| 車両重量 | 1,250kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| エンジン種類 | 直4気筒 |
| 総排気量 | 1.8/2.0L |
| 全ボディタイプ | 4ドアセダン |
初代(11代目)ブルーバードシルフィG10型(2000〜2005年)…ブルーバードの後継として誕生
2000年にブルーバードU14型と併売された後継モデルですが、ベースはサニーで、ブルーバードより車格はやや小さく型式も異なります。落ち着いたデザインから社用車・公用車としての需要が多く、当時のガソリン車としては非常に高い排出ガス性能を誇っていました。派手さはないものの作りは堅実で、足回りがしっかりした扱いやすいセダンとして実用ユーザーに支持されています。
2代目(12代目)ブルーバードシルフィG11型(2005〜2012年)…「ブルーバード」の名前が消滅
5ナンバーをキープしながらも初代よりホイールベースを165mm延長し、日産の「モダンリビング」コンセプトに沿った快適性を追求したモデルです。後席を中心とした居住空間の広さが評価され、ゆったり乗りたい層に選ばれました。2012年に3代目「シルフィ(B17型)」へモデルチェンジする際に「ブルーバード」の名前が外れ、ここに「ブルーバード」53年の歴史に幕が下りました。そのB17型シルフィも世界戦略車として歩んだのち、国内では2021年に販売を終えています。
歴代ブルーバードで人気の旧車・中古車はどれ?相場と選び方の傾向
歴代ブルーバードの中で旧車として人気が高いのは、FR式だった1960〜70年代の「ダットサン ブルーバード」の名称を持つモデルです。世代が新しくなるほど中古車価格は落ち着く傾向で、ブルーバードシルフィなら数十万円台で見つかる個体も少なくありません。一方で初期のダットサン世代は希少性が年々高まり、相場は上昇基調が続いています。
旧車で人気が高いのは初代310型・3代目510型・6代目910型の3モデル
旧車として特に人気が高いのは、「柿の種」の愛称がある初代310型、BC戦争時代に大ヒットした3代目510型、華麗な復活劇を遂げた6代目910型の3モデルです。中でも510型は別格で、状態の良いSSSやクーペには200〜300万円、フルレストア済みの極上個体では400万円を超える値づけも見られます。グレードとしては2代目以降に設定されたスポーティモデル「SSS(スリーエス)」が一貫して指名買いの対象で、同じ型式でも標準グレードとSSSでは相場が大きく開きます。実際にオークションでも、SSSやクーペは入札が集中して落札額が跳ね上がる場面が目立ちます。
当時の不人気車「サメブル」が旧車として人気の理由
旧車市場では、名車と評されるモデルだけでなく、販売当時の不人気車が希少性から高値を呼ぶことがあります。個性的なデザインから「サメブル」の愛称がついた4代目610型もその典型で、現存数の少なさと唯一無二のスタイルが評価され、300万円を超える値づけの個体も存在します。当時の販売不振が、玉数の少なさという形で今となっては希少価値を生んでいるわけです。同様に、販売期間が短かった810型も流通量が限られ、探している人にとっては出会えること自体が貴重になっています。
ブルーバードを旧車・中古車として選ぶときの注意点とチェックポイント
ブルーバード、とりわけダットサン世代を中古車・旧車として選ぶ際は、価格や見た目だけで判断しないことが後悔を避ける近道です。新しめのシルフィと半世紀前のFR世代では、見るべきポイントがまったく異なります。ここでは購入前に押さえておきたい実用面を整理します。
サビと板金の状態を最優先で確認する
1960〜70年代のモノコックボディは、フロア・フェンダー内側・リアサスペンション取り付け部などにサビが進行しているケースが見られます。表面の塗装がきれいでも、下回りや見えない箇所が朽ちていれば修復に高額な費用がかかります。購入前にリフトアップして下回りを確認できるか、整備記録が残っているかは重要な判断材料になります。価格が相場より極端に安い個体は、レストア前提のベース車であることも珍しくありません。
部品供給とメンテナンス体制を見込んでおく
純正部品の多くはすでに供給が終了しており、ゴム類・電装・内装パーツなどは社外品やワンオフ製作、あるいは部品取り車からの調達に頼る場面が出てきます。L型エンジンのように愛好家が多く社外パーツが流通しているユニットは比較的維持しやすい一方、特殊なグレードや希少な装備は復旧に時間とコストがかかります。旧車を専門に扱う整備工場と付き合いを作れるかどうかが、長く乗り続けられるかの分かれ目になりやすいです。
用途と世代の向き不向き
毎日の足や通勤に使うなら、部品供給・燃費・安全装備の面で現実的なシルフィやU14型あたりが扱いやすく、価格もこなれています。週末に往年のスタイルを楽しみたい、イベントや撮影で映える1台が欲しいという目的なら、510型・910型・サメブルといった旧車世代に価値があります。逆に「安く手に入る昭和のセダン」という感覚だけでダットサン世代に手を出すと、維持費とメンテナンスの負担で後悔しやすいので注意が必要です。何を期待して買うのかを最初にはっきりさせておくと、世代選びで迷いません。
日産ブルーバードは日本の家庭に「車」という自由をもたらした歴史的な名車
日産ブルーバードは「飛び抜けた個性を持つビンテージカー」というわけではありません。しかし、幸せの青い鳥という童話のイメージ通り、庶民が少しずつ豊かになっていく時代に寄り添ったマイカーとして、多くの日本の家庭に親しまれてきました。SSSというスポーツグレードや、サファリラリーでの活躍といった硬派な一面を併せ持っていたことも、長く愛され続ける理由です。
無印ブルーバードとして42年、ブルーバードシルフィまで含めると53年の歴史を刻んだ名車であることは間違いありません。ブルーバードの流れを汲むシルフィの国内販売終了で、ブルーバードから続く日本国内での基幹セダンの系譜は幕を閉じましたが、中古車市場では今も多くのファンに愛され続けています。