車検のディーラーと民間の違い

ディーラー車検と民間車検の違いを比較 費用相場とメリット・デメリットまとめ

ディーラー車検は軽自動車で約6万円〜、普通車で約10万円〜が目安。民間車検と比べてどちらがお得か、費用・品質・保証・割引サービスを軸に比較検討できる情報をまとめています。

ディーラー車検と民間車検の違いを比較 費用相場とメリット・デメリットまとめ

車検はディーラーと民間どちらがいい?費用・整備の質・サービスを比較

車の維持費の中でも特に大きな出費となる車検。「どこで受けるのがベストか」と悩むドライバーは少なくありません。選択肢はディーラーと民間(整備工場・車検専門店・カー用品店・ガソリンスタンドなど)の大きく2つです。

どちらにも明確なメリット・デメリットがあり、車の状態や重視するポイントによって最適な選択は変わります。費用相場・整備の質・サービス内容などを整理しながら、自分に合った車検の受け方を選ぶための判断材料を解説します。

車検を行う整備工場は「指定工場」と「認証工場」の2種類

指定工場と認定工場の車検の違い

車検を受けられる整備工場には「指定工場(民間車検場)」と「認証工場」の2種類があり、それぞれ対応できる内容が異なります。

指定工場は国土交通省の指定を受けており、工場内で車検検査まで完結できます。大半のディーラーや車検専門店が該当し、1日で車検が終わるケースも多く、費用は高めですが整備基準が厳しく質の高いサービスを受けられます。

認証工場は地方運輸局長の認証を受けており、分解整備は行えますが車検の検査自体は別途、車検場(検査ライン)に持ち込む必要があります。工場と車検場の距離によっては数日かかることもありますが、指定工場より費用が安い傾向があります。

「分解整備」とは、原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造をいいます(道路運送車両法第49条第2項、同施行規則第3条)。

引用元:自動車整備工場には認証工場と指定工場があります。その違いは?

ディーラー車検のメリット:整備の質・保証・サービスの充実度

ディーラー車検のメリット・デメリット

ディーラー車検の最大の強みは整備の質と安心感です。使用する部品は純正品で、担当するのは自社メーカーの車種に精通した整備士。メーカー基準に基づいた点検・予備整備が行われるため、「車を常に万全な状態に保ちたい」という方に向いています。

ディーラー車検のメリットディーラー車検のメリットは安心感とサービスの充実度

ディーラー車検の主なメリット

  • 自社メーカー車に特化した整備士による高品質な点検・整備
  • 純正部品を使用するため品質が安定している
  • メーカー保証期間内であれば無償修理対応が可能
  • 車検整備後の保証が充実しており、不具合が出たときの対応が早い
  • 代車の無料貸し出しに対応しているケースが多い
  • ガソリン割引など各種サービスが受けられる場合もある

新車購入時や車検から5年・10万km以内の「メーカー保証(一般保証・特別保証)」が残っている場合は、ディーラーで車検を受けると保証を活用した無償修理が受けやすくなります。保証期間内の車はディーラー車検が特に有利です。

ディーラー車検のデメリット:費用が高く、対応車種に制限がある

ディーラー車検の最大のデメリットは費用の高さです。軽自動車では約6万円〜、普通自動車では約10万円〜がひとつの目安であり、場合によっては数十万円に達することもあります。 これは純正部品の使用や入念な予防整備、事務手数料の高さが主な要因です。

また、値引き交渉の余地はあるものの店舗によって差があります。整備士の異動があるため、担当者が変わりやすい点も気になるドライバーもいるでしょう。さらに、自社ブランド以外の車種には対応していないため、他メーカーの車を複数台所有している場合などは選択肢が限られます。

ディーラー車検の主なデメリット

  • 費用が民間より高め(軽自動車:約6万円〜、普通車:約10万円〜が目安)
  • 整備士の異動で担当者が変わりやすい
  • 自社ブランド以外の車種には非対応
  • 繁忙期は外部委託や納期遅延が発生する場合もある

民間車検のメリット:費用が安く、割引制度も充実。幅広い車種に対応

民間車検のメリット・デメリット

町の整備工場・ガソリンスタンド・車検専門フランチャイズ(コバック・ホリデー車検など)・カー用品店などで受けられる民間車検は、国産車から輸入車まで幅広い車種に対応しており、ディーラー車検より費用を抑えやすいのが特徴です。

整備工場での車検費用相場は46,000〜109,000円で、ディーラーよりは安い傾向にあります。 早期予約・ネット予約・初回車検・リピート利用など、各店舗が独自の割引制度を設けていることも多く、うまく活用すれば費用をさらに抑えることができます。

例1 イエローハット 八王子インター店
車検早期割引 1,000~10,000円割引(予約時期による)
リピート車検割引 2,000円割引(同一車種での車検リピートに限る)
初回車検割引 2,000円割引(登録して一回目の車検が対象)
お任せ入庫車検 2,000円割引(日にち指定なしの車検が対象)
例2 イエローハット 世田谷若林店
車検早期割引 1,000~10,000円割引(予約時期による)
リピート車検割引 2,000円割引(同一車種での車検リピートに限る)
初回車検割引 2,000円割引(登録して一回目の車検が対象)
平日入庫車検 2,000円割引
車検即決割引 5,000円割引
例3 車検のコバック 武蔵野店
スーパー予約割引 4,000~5,000円割引(予約時期による)
キャッシュ割引 1,000円割引(全額現金支払いの場合)
ペア予約割引 3,000円割引(友人・家族と同時予約の場合)
ネット予約割引 1,000円割引
電話予約割引 1,000円割引
例4 車検のコバック 岩槻店
新車初回割引 5,400円割引
早期予約割引 1,080~4,320円割引(予約時期による)
ペア予約割引 1,080円割引(友人・家族と同時予約の場合)
会員割引 1,080円割引
ネット予約割引 1,080円割引

上記のように、同じフランチャイズ店でも店舗によって割引内容が異なります。費用を少しでも抑えたい場合は、複数の店舗で見積もりを取り比較してから決めることをおすすめします。

民間車検のデメリット:整備の質は店舗によってばらつきがある

2柱リフト整備工場によって設備や技術力に差がある

民間車検の最大のデメリットは整備の質が店舗・工場によって大きく異なることです。腕の確かな整備士が在籍する工場があれば、設備や技術に不安が残るケースも存在します。

民間車検の主なデメリット

  • 整備の質や設備が店舗によってばらつきがある
  • 最新の電子制御システムを持つ車に対応できない場合がある
  • 代車サービスや集荷・納車サービスがない店舗もある
  • 「平日日中のみ営業」など、サービス時間が限られる場合がある

初めて利用する店舗の場合は、事前に口コミや評判を確認したり、整備士の資格・設備状況を問い合わせたりするのが安心です。車検専門店は費用が安い反面、必要最低限の整備に絞られることもあるため、追加整備の内容と費用を事前に確認しておくことも重要です。

ディーラー車検と民間車検の選び方。何を重視するかで決めよう

ディーラー車検と民間車検はどちらにもメリット・デメリットがあり、どちらが絶対的に優れているとは言えません。選ぶ際のポイントは以下のように整理できます。

こんな方にはディーラー車検がおすすめ

  • メーカー保証期間内の車に乗っている
  • 整備の質と安心感を最優先したい
  • 購入したディーラーとの長期的な関係を重視している

こんな方には民間車検がおすすめ

  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 複数のメーカーの車を所有している
  • 信頼できる馴染みの整備工場がある

支払い方法も店舗によって異なり、クレジットカード払いに対応している店舗もあれば、現金払いで割引が適用される店舗もあります。費用・サービス内容・口コミなどを複数の候補で比較したうえで、納得のいく選択をしてください。