RAV4のモデルチェンジ

RAV4がフルモデルチェンジして復活 2019年4月に日本国内で販売開始

トヨタRAV4が復活します。2016年に惜しまれつつも日本市場から撤退した世界戦略SUVのRAV4が2019年4月のフルモデルチェンジを機に日本市場へ再上陸します。日本市場で一大ブームを巻き起こした元祖クロスオーバーSUVの歴史から、エクステリア、インテリア、スペックを紹介します。

RAV4がフルモデルチェンジして復活 2019年4月に日本国内で販売開始

トヨタの名車RAV4が復活!2019年4月に国内販売再開

現在販売されているクロスオーバーSUVの元祖と言われるRAV4は1994年に誕生しました。
販売当時の日本ではクロスオーバーSUVというジャンルが確立されておらず、RAV4の成功によりホンダのCR-V、日産のエクストレイル、スバルのフォレスターなど今でも人気のクロスオーバーSUVが次々登場しました。

2度のフルモデルチェンジを経て日本では2016年7月30日に惜しまれつつも市場から姿を消しましたが、海外では販売が続けられ、トヨタの車種で最も売れている車となっています。
そんなトヨタの名車RAV4が2019年4月のフルモデルチェンジを機に日本市場へ再投入すると公式発表されました。
フルモデルチェンジした新型RAV4のスタイリングやスペックを振り返りながら、歴代RAV4の歴史を振り返ります。

5代目にフルモデルチェンジした新型RAV4がニューヨークモーターショー2018で世界初公開

2018年3月28日に行わたニューヨークモーターショーで日本導入が決定したRAV4の新型車が登場しました。
フルモデルチェンジした新型RAV4は丸くシャープな印象の4代目モデルから、エッジの利いた直線的なデザインに変更されました。世界的なグローバルモデルのモデルチェンジはキープコンセプト(前モデルのデザインを踏襲すること)を取るメーカーもある中、オフローダー寄りの大きな変化は世界中のファンを驚かせました。

世界初公開された「アドベンチャー」「リミテッド」「XSE ハイブリッド」の3つのグレードからなり「XSE ハイブリッド」には新開発の2.5Lハイブリッドエンジンとトヨタ初の新型E-Fourが採用されます。

北米では2018年末に販売され、ハイブリッドモデルは少し遅れて2019年初を予定しています。
日本では2019年4月に上陸することが決定されていて、燃費性能の高いC-HR、ラクジュアリーなハリアーに加え、オフローダー色の強いRAV4がトヨタのSUVラインナップに追加されます

復活した新型RAV4は2列シート5人乗りと3列シート6人乗りを設定

新型RAV4のサイドビュー

2019年4月に再上陸するRAV4は後継車種のC-HRと差別化するために、北米仕様の3代目RAV4で採用したロングボディの3列シート6人乗りをラインナップするようです。その他に通常の2列シート5人乗りもあるので用途により使い分けできそうです。

3列シートを持つトヨタのSUVはランドクルーザーとランドクルーザープラドの2車種のみです。
2017年11月14日マツダから初めての3列シートを持つCX-8が登場し2018年6月30日にはホンダから3列シートのCR-Vが復活することから、日本国内はミニバンから3列シートを持つSUVへ乗り換える流れが出来つつあります。
ほぼ同じ価格帯で勝負するC-HRは低燃費という個性を持ち、RAV4はこれからの高い需要を満たすべく3列6人乗りシートで個性を発揮するでしょう。

RAV4のパワートレインはハイブリッドと自然吸気NAガソリンエンジン

新型RAV4のパワートレインにはハイブリッドと自然吸気(NA)のガソリンエンジンが採用されます。FFモデルには2.0Lと2.5Lのハイブリッドと2.0Lのガソリンエンジン、4WDモデルには2.5Lハイブリッドのみが設定される予定です。

2.0Lのガソリンエンジンはハイブリッドと組み合わせる2.5Lエンジンと同様の新開発した次世代エンジンになります。トランスミッションはATとMTの2種類を用意してスポーツ走行や車を操る楽しさを感じられるモデルになるでしょう。4WDモデルのみの機能で後輪を停止して燃費性能を高めるディスコネクト機構も搭載しています。

また、パリモーターショー2018で発表された欧州市場モデルのパワートレインが発表されました。
欧州モデルの2.5Lの直列4気筒直噴ガソリンエンジン(最高出力177ps・最大トルク221Nm/4400rpm)とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムはトヨタで初めて採用する新開発のもので、システム全体の最高出力は218psを発揮して先代モデルから13%の出力向上になり、0-100km/h加速は8.1秒になっています。この数字は現行型のハリアーハイブリッドの0-100km/h加速7.6秒よりも遅い数字なので、RAV4のほうが車両重量が重いのか詳細は今後明かされるでしょう。

気になる燃費性能ですが、欧州で使われるNEDCモード燃費が2WDで22.2km/L、4WDで21.7km/Lになっていますが、日本のJC08モード燃費のほうが基準が厳しいと言われていることから22.2km/Lよりも下回る可能性があります。

新型RAV4のパワートレイン
パワートレイン 駆動 排気量
ハイブリッドエンジン FF 2.0L
FF 2.5L
4WD 2.5L
NAガソリンエンジン FF 2.0L

予防安全装備は最新のトヨタセーフティセンスを搭載して搭乗者とRAV4を万が一の事故から守る

新型RAV4の予防安全装備は2018年にマイナーチェンジしたアルファードとヴェルファイアで初めて搭載された最新の「トヨタセーフティセンス」を採用します。
最新型のトヨタセーフティセンスは以前のCやPの記号を外した予防安全装備で、今後全ての車種に最新型のトヨタセーフティセンスを採用することになっています。

主な特徴は夜間の歩行者や自転車も検知できることで、ほぼ全ての障害物を検知できる仕様になっていることです。
道路標識を確認して安全運転を促すロードサインアシストも搭載し安全面でも最先端のSUVになるでしょう。

トヨタブランドで初めてデジタルリヤビューミラー(電子ルームミラー)を採用

RAV4がトヨタブランドで初めて搭載するデジタルリヤビューミラーとは室内に配置されるルームミラーに車両の後席カメラの映像を映す「電子ルームミラー」のことを指します。
スイッチでルームミラーとリヤビューを切り替えるため、今後はバックモニターの替わりになることも考えられます。社外品などで販売されている電子ルームミラーはまだまだ普及していないため新型RAV4の強みです。

新型RAV4はカローラ店とネッツ店の専売車種になることが濃厚

2018年現在トヨタには「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」「C-HR」「ハリアー」の4つのSUVがラインナップされています。その中で「ランドクルーザー」「ランドクルーザープラド」はトヨタ店で、「ハリアー」はトヨペット店でそれぞれ専売されています。
「C-HR」はトヨタの全ての販売店で取り扱っているため除外されますが、販売店のカローラ店とネッツ店には専売SUVがないため、新型RAV4はカローラ店とネッツ店の専売車種になる可能性が濃厚になっています。

RAV4の販売価格はC-HRより上でハリアーより下の280万円から370万円と予想

新型RAV4の販売価格は280万円から370万円になると予想します。 C-HRの販売価格は当初2,516,400円からでしたが、2018年5月に追加した2,290,000円から購入できる2WDの廉価グレードを追加して、実質的な値下げを行いました。
これによりC-HRと価格差を広げることができ、さらに300万円を切るインパクトのある価格帯で販売すると予想します。

ハリアーはRAV4より上のセグメントで勝負するSUVで、ベースグレードは2,949,480円から販売していますが最上級モデルになると4,634,280円まで車両価格が跳ね上がります。
ハリアーハイブリッドの下限が3,774,600円なので、ここにRAV4のハイブリッドグレードを当ててくると予想します。

新型RAV4・C-HR・ハリアーの販売価格帯
新型RAV4 C-HR ハリアー
ガソリンモデル 2,800,000円~ 2,290,000円~2,605,200円 2,949,480円~3,810,240円
ハイブリッドモデル 3,800,000円~ 2,614,000円~2,929,200円 3,774,600円~4,634,280円

世界一売れているSUV!RAV4の歴史を紹介

初代RAV4のエクステリア初代RAV4のエクステリア

1994年に誕生したRAV4は3ドアの可愛いルックスで大ヒットしました。
1995年には5ドアモデルを投入、クロスオーバーSUVとしての地位を固め人気を博します。

2代目RAV4のエクステリア2代目RAV4のエクステリア

2000年5月にフルモデルチェンジした2代目RAV4では海外で勝負する世界戦略車としてボディサイズを拡大、3ナンバーサイズとなり登場しました。
国内ではRVブームも下火になり販売台数は伸びませんでしたが、北米や欧州では爆発的な人気となりました。

北米仕様3代目RAV4のエクステリア北米仕様3代目RAV4のエクステリア

2005年のフルモデルチェンジで3代目となったRAV4は2008年にマイナーチェンジを経て2016年7月30日、後継車種のC-HRへ後を譲り日本販売を終了しました。

RAV4の後継車種C-HRのエクステリア後継車種のC-HR

日本では3代目で販売終了しましたが、主戦場が海外のRAV4は2013年に3度目のフルモデルチェンジを果たし4代目へ移行しています。
日本ではRAV4のプラットフォームを採用した3代目ハリアーがデビューしたため4代目RAV4は未発売となっています。

国道を走る新型RAV4北米で販売されている4代目RAV4

2016年には全世界累計販売台数が約536,000台となり、世界で最も売れているSUVとなりました。そんなRAV4が2019年4月のフルモデルチェンジのタイミングで日本に再上陸を果たします。

4代目にフルモデルチェンジしたRAV4のエクステリアはトヨタのデザインアイコン「キーンルック」を強調

大自然の中で停車する新型RAV4

4代目RAV4はトヨタのデザインアイコン「キーンルック」を色濃く反映したデザインとなっています。日本よりも海外で販売台数を伸ばしているコンパクトカー オーリスに似た特徴的なフロントマスクは一目でトヨタの車と認識できる個性があります

山道ですれ違う新型RAV4

日本ではホンダのヴェゼルのようなクーペ風SUVが増える中、RAV4は後席まで広く使えるように工夫されています
また海外では日産のエクストレイルのようなアウトドア使いもこなせる車として、高い評価をうけています。防水シートを搭載しトヨタ版エクストレイルのように売り出すことも考えられます。

RAV4は上品なブラウンカラーのインテリア

ブラウンカラーの落ち着いたRAV4の内装

シートには優しいブラウンカラーのシートが採用されています。豪華というよりは上品にまとまった、どのようなシーンにもフィットする汎用性の高い室内となっています。

上品なインパネを持つ新型RAV4

インストルメントパネルにもシート同じカラーリングを持つソフトパッドが採用され、埋め込まれたパワースイッチや丁寧なステッチがRAV4の品位を高めています。

機能性抜群のセンターコンソールを持つ新型RAV4

センターコンソールは日本車にはない、センス溢れる独特のデザインとなっています。スマートフォンを置くスペースを専用に設けてありとても便利に使うことができます。

新型RAV4の大開口のパノラマルーフ

天井部には大開口のパノラマルーフを装備しています。
室内の空気循環にも便利で開放的な雰囲気を味わえます。スバルのフォレスターや日産のエクストレイル並みの大開口を持っているので、日本で購入する際は是非とも付けたい装備です。

先代モデルRAV4に搭載されるエンジン・ボディサイズなどのスペック

走り出す新型RAV4

2013年にフルモデルチェンジを果たした4代目RAV4は、北米仕様車に2.5L 直4DOHCガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドエンジンを搭載、欧州仕様車に2.0L 直4DOHCガソリンエンジン、2.2Lと2.0Lの直4DOHCディーゼルエンジン、2.5Lのハイブリッドエンジンを搭載します。
北米と欧州でパワートレインが異なるのも世界戦略車らしい需要を満たすラインナップとなっています。
北米仕様のスペックと後期車種C-HRのガソリンモデルのスペックを比較し紹介します。

RAV4 C-HR
全長 4,605mm 4,360mm
全幅 1,845mm 1,795mm
全高 1,675mm 1,550mm
室内長 1,800mm
室内幅 1,455mm
室内高 1,210mm
ホイールベース 2,660mm 2,640mm
車両重量 1,570kg 1,440kg
最低地上高 140mm
最小回転半径 5.2m
乗車定員 5名 5名
ボディカラー 全13色 全16色
JC08モード燃費 30.2km/L
価格 24,410ドル~ 2,646,000円~

SUVブームに乗り国内市場でのRAV4人気復活なるか

トヨタは国内販売車種を見直し2020年半ばまでに30車種程度に半減させる検討に入りましたが、RAV4を国内投入することでSUVのラインナップは増える見通しとなっています。
一度は日本市場から撤退したRAV4はSUVブームに乗り、再び日本市場で輝くことができるのでしょうか。
2019年4月の再上陸に期待しましょう!