車のアーシング効果は?燃費や光量アップする噂
車のアーシングとは電装系のアースを増やすことで、電流をマイナス側に効率よく戻すためのカスタマイズで、燃費のアップ・ヘッドライト光量のアップ・オーディオの質が良くなるなど様々な効果があるとされています。
そこでアーシングを車に施す方法や、燃費アップやヘッドライト光量アップの効果などを紹介していきます。
アーシングを車に行う方法
アーシング施工したエンジンルーム
アーシングを車に行うためには、アーシング線を購入し自分で繋いでいく方法と、カー用品店に持ち込み行ってもらう方法があります。カー用品店によっては、アーシング作業を行っていないところもあるので、事前に確認しておくといいでしょう。
アーシングキットを購入すると、数本のアーシング線と説明書が入っているので、どの長さの線をどこに繋ぐか説明書を見ながら行っていきます。
アーシングでバッテリーと繋ぐ場所
- エンジンヘッド
- ラジエーター
- スロットルボディ
- ボディフェンダー
- オルタネーターなど
アーシングをすることで、効率良く電気がマイナス側へ戻ることができるので、取りつけた箇所によって効果を発揮します。例えばエンジンヘッドではスパークプラグの効率が良くなる、オルタネーターでは発電効率のアップなどがあります。
アーシングの効果は燃費アップやヘッドライト光量のアップ
アーシング施工車のヘッドライト
アーシングを行うと燃費がアップしヘッドライトの光量がアップすると言われていますが、アーシングを行って得られる効果は、その車両の状態や経過年式、装備の状態によりますので、アーシングを行うことでその効果が得られるのかどうかは、実際に行ってみないと分かりません。
また、体感的に燃費がアップすることやヘッドライト光量がアップするのは、新車から数年経過して100%を発揮できなくなった燃費数値やヘッドライト光量を100%に近づける効果があるからと考えられます。
新型になってエンジン性能などが変わり燃費がアップしたわけではないので、その車両が持つ燃費性能やヘッドライト光量を超える性能は発揮できませんが、新車当時の性能を体験できると思います。
アーシングを行って効果はあったのか?
ブルーのケーブルがアーシングケーブル
アーシングのレイアウト例
バッテリーと繋がったアーシングケーブル
平成19年式日産ノート(4WD)へアーシングを行ってみて効果を実感できた点は「エンジンのかかりが良くなった」ということがありました。新車から7年経過してからアーシングを施しましたが、以前はキーを回すと「キュー、キキキキ、ブルン」とエンジンがかかっていたのが「キュー、キキ、ブルン」とキーを回してからエンジンがかかるまで早くなったと感じられました。
燃費性能は夏で8.0km/Lだったのが10.0km/L前後、冬で7.0km/Lが8.0km/L程度になりましたが、エンジンを4,000~5,000rpm付近まで回さずに2,000~3,000rpmで緩やかに加速するよう意識したポイントにもよると思います。
ヘッドライト光量については体感できていませんが、年式が経過し信号待ちなどでヘッドライト光量が変わったりする状態になったりしていると、光量が安定したりする効果が得られます。
他にはエンジンルームにアーシング線の青い線や赤い線、黒い線などが這うので、エンジンルームを開けた時の見えるドレスアップ効果もあります。
車のアーシングは古い車で効果を体験できるかも
車のアーシングはアースポイントを増やし、バッテリーのマイナスへ帰って来る電気を増やしてあげることで、燃費アップ効果やヘッドライト光量のアップ、スパークプラグの飛びが良くなる、オーディオノイズが減るなどの効果があると言われています。
平成19年式の日産ノートへ新車から7年経過後に施工した時は、エンジンのかかりが良くなったと体感でき、純正で繋がっているアース線などが劣化している古い車ほど体感できると考えられます。新車でも効果があると思いますが、その効果は体感できないほど小さいものだと予想します。
車種や経過年式によって体感できる効果が違うアーシングは、オーナーそれぞれの考え方で取り付けを行うといいでしょう。