車のシートカバーは必要?あると便利なメリットや選び方
車のシートカバーとは、純正シートの上から装着する保護カバーのことです。防水性が高いもの、チェック柄などファッション性が高いもの、皮革を使った高級感のあるものなど、さまざまなタイプがあります。シートカバーにはメーカー純正品(ディーラーオプション)や社外品があり、ご自身の好みや用途に合わせて柄や素材を選ぶことができます。
本記事では、シートカバーの種類やメリット、装着に適した時期などについてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
シートカバーは純正品と社外品がある

車のシートカバーは、自動車メーカーのオプション品として設定されている「純正品(ディーラーオプション)」のほかに、カー用品店などで販売されている「社外品」のシートカバーの2種類があります。
純正品と社外品のシートカバー、それぞれの特徴やメリットをご紹介します。
メーカー純正品(ディーラーオプション)は実用性重視

自動車メーカーのオプション品として設定されているシートカバーは、本革調や防水性が高いものなど、実用的な素材がラインナップしている傾向があります。また、車種ごとに専用設計されているため、フィッティングが非常に優れているのが特徴です。
さらに、車種によってはサイドエアバッグがシートに内蔵されていますが、純正シートカバーはそれに対応しているものが多く、「サイドエアバッグが作動した時にシートカバーが邪魔をして開かない」といった安全上の懸念を避けることができます。
メーカー純正品シートカバーの主な特徴
- 車種別設計でぴったりフィットする
- ディーラーで取り付けを行ってもらえる
- 車種のイメージに合ったデザインを選べる
- サイドエアバッグなどの安全装備にしっかり対応している
- 同じ見た目でも社外品より価格が高いことがある
社外品はファッション性や価格重視

自動車メーカー以外から販売されている社外品のシートカバーは、ラグジュアリーなデザイン、スポーティーなデザインなど、ファッション性が高いものが豊富に用意されています。純正品に比べて価格が比較的安く設定されている製品も多いです。
社外品のシートカバーには、多くの車種に装着できる「汎用品」と、特定の車種に合わせて設計された「専用品」があります。汎用品を選ぶ際は、ご自身の車のシート形状(ベンチシートやセパレートシートなど)を把握しておく必要があります。
また、社外品はご自身で取り付けを行う必要がありますが、自信がない場合は購入したカー用品店などに作業を依頼することも可能です。
社外品シートカバーの主な特徴
- 取り付けはご自身で行うか、専門店に依頼する
- 純正品に比べて価格が安いことが多い
- 純正品に比べてデザインやカラーの選択肢が豊富
- 専用品であればサイドエアバッグ対応の製品を選べる
シートカバーを装着するタイミング
車にシートカバーを装着する時期は、オーナーの好みやライフスタイルによってさまざまです。新車で購入したとき、車内の雰囲気を変えたくなったとき、小さなお子様がいるときなど、いくつかのタイミングが考えられます。それぞれの時期にシートカバーを装着するメリットを見てみましょう。
新車購入時にシートカバーを装着する
新車のときにシートカバーを装着すると、万が一飲み物などをこぼした際のトラブル時でも、まだきれいなシートを汚すリスクを低くすることができます。また、シートカバーをつけたまま数年所有したあとに取り外せば、新車同様の汚れのないシートが現れるため、気分転換にもなります。
新車時にシートカバーを装着するメリット
- 新車のシートを汚れや擦れから守れる
- 数年後に外すと新車同様のシートを楽しめる
車内の雰囲気を変えたくなったら装着する

シートカバーを装着するだけでも、車内の雰囲気は大きく変わります。一気にラグジュアリーな雰囲気、ポップな雰囲気、スポーティーな雰囲気など、オーナーの好みによって多様な印象にカスタマイズできます。
新車や中古車で購入した車に数年乗って飽きてきたと感じたとき、シートカバーで車内の雰囲気を変えることで、新鮮な気持ちで乗り続けることができます。ご自身のセンスで車内をカスタマイズできるため、愛着も湧きやすいでしょう。
シートカバーだけでなく、フロアマットも一緒に交換することで、さらに雰囲気を一新することができるため、おすすめのカスタマイズ方法です。
シートカバーを後から装着するメリット
- 内装に飽きた時の手軽な気分転換になる
- フロアマットも一緒に交換して個性を演出できる
子育て中にシートカバーを装着する
子育て中には車内が汚れてしまいやすいが、シートカバーなら簡単に取り換えられて便利
子育て中は、お子様が飲み物や食べ物をこぼしたり、運転席や助手席の後ろを蹴られたりと、シートが汚れやすい状況が多く発生します。そこで、後部座席や運転席・助手席を全て覆うタイプのシートカバーを装着しておくことで、汚れを効果的に防ぐことができます。
シートカバーなら、汚れても拭き取るか、ひどい場合はカバーを取り外して交換することも可能です。飲み物をこぼした際のシミもつきにくくなります。また、子育てがひと段落してミニバンなどを手放す際、シートカバーで保護していたことで純正シートにシミや汚れが少ない場合、車両の売却・下取り査定時に有利になる可能性があります。
子育て中にシートカバーを装着するメリット
・運転席や助手席後ろを蹴られた際の汚れを防げる
・食べ物や飲み物のこぼし汚れやシミを防げる
・車を手放す時に純正シートの汚れが少ないため、査定時に有利になる可能性がある
シートカバーは実用性・ファッション性を兼ね備えたカスタムアイテム
車にシートカバーを装着すると、純正シートの汚れを防げる、内装の気分転換ができる、個性を主張できるなど、さまざまなメリットがあります。メーカー純正で用意されているものや、社外品のシートカバーがあり、純正品は車種専用設計でフィッティングに優れ、社外品はデザインが豊富でファッション性に優れています。
フロアマットも同じ柄にすることで、車内の雰囲気をガラリと変えることが可能です。内装に飽きたときや、中古車でシートの汚れが目立つ場合に隠す目的でも有効です。
また、子育て中でも運転席や助手席の後ろを蹴られることによる汚れや、食べ物・飲み物をこぼした際のシミを防ぐことができるため、特におすすめのアイテムです。






























