ツインターボ車一覧 特徴・仕組みと国産・外国車の旧車から現行車種まで徹底比較
ツインターボとは、コンパクト化した過給機を2基搭載することで、シングルターボで問題となっていたターボラグを改善し、アクセルレスポンスの向上とハイパワーを両立させたシステムです。この記事では、ツインターボが開発された経緯や仕組み、ツインスクロールターボとの違いを解説したうえで、フェラーリ「F40」やマツダ「RX-7」などの名旧車から、BMW「M4」・ポルシェ「911TURBO」などの現行モデルまで、国産・外国産のツインターボ車を一挙に紹介します。
ツインターボとは何か。仕組み・種類・デメリット・ツインスクロールターボとの違い
ターボラグの解消を目的に開発されたツインターボの基本的な仕組みから、2つのタイプの違い、デメリット、混同されやすいツインスクロールターボとの違いまでを解説します。
ツインターボはターボラグ解消のために開発された。2基の小型タービンで排気干渉を抑える
「ツインターボエンジン」はシングルタイプの過給機で起きていたターボラグを改善するために開発された
ターボチャージャーは、排気ガスのエネルギーでタービンを回転させ、連結されたコンプレッサーが吸入空気を圧縮してエンジンに送り込むことで高出力を実現する過給機です。しかしシングルタイプでは、低回転域で排気ガス量が少ないためタービンが十分に回らず、アクセルを踏んでも加速が遅れる「ターボラグ(ドッカンターボ現象)」が発生していました。
ツインターボはこの問題を解決するために開発されました。コンパクト化した過給機を2基搭載することで排気干渉を抑え、タービンへの排気ガス流量を効率的にコントロールすることで、低回転域からでも安定した過給を実現します。
ツインターボには「ノーマルタイプ」と「シーケンシャル・ツインターボ」の2種類がある
A80系スープラは高回転域のみで2基の過給機を稼働させる「シーケンシャル・ツインターボ」を搭載していた
ツインターボには主に2種類あります。
- ノーマルタイプ:2基の過給機を常時稼働させ、常に酸素濃度の高い空気を供給する方式
- シーケンシャル・ツインターボ:低回転域では1基のみを稼働させ、高回転域になると2基目も稼働させる方式。A80系スープラやRX-7が採用。タービンの慣性モーメントを低減しレスポンスを改善できるが、各ターボを管理するユニットが必要なためシステムが複雑になりコスト高になりやすい
ツインターボのデメリットはコスト高と車両重量の増加
ツインターボはシングルターボより構成パーツが多くなるため、製造コストが高くなり、車両重量も増加します。現在はターボチャージャー技術が進化して、シングルターボでも低回転域から効率よく過給できるようになったため、乗用量産車でのツインターボ搭載はハイパフォーマンス志向の高級スポーツカーや超高級車が中心となっています。
ツインスクロールターボはシングルターボの一種。ツインターボとは異なる

名称が似ているため混同されやすいですが、「ツインスクロールターボ」は過給機本体が1基のシングルターボの一種です。タービンへの排気ガス流路を内部で2分割することでターボラグを抑える仕組みで、過給機本体を2基搭載するツインターボとは根本的に異なります。現在の「スープラ(DB型)」などが採用しています。
ツインターボ車一覧 旧車から現行車まで国産・外国産の代表モデルとスペックを紹介
ターボラグを解消してハイパフォーマンスを実現したツインターボ搭載車を、歴史的な名旧車から現在も新車購入できる車種まで幅広く紹介します。
マセラッティ「ビトゥルボ」世界初のツインターボ量産車として登場したヘリテージカー
マセラッティ「ビトゥルボ」にはIHI(石川島播磨重工業)製の2基のターボチャージャーが設置されていた
1981年にリリースされた「Biturbo(ビトゥルボ)」は、ツインターボシステムを世界で初めて量産車に搭載したモデルです。スーパーカーメーカーとして認知されていたマセラッティが初めてリリースした量産車でもあり、発売当時から注目を集めました。「Biturbo」はイタリア語でツインターボを意味する車名です。V型6気筒エンジンにIHI(石川島播磨重工業)製の2基のターボチャージャーを組み込み、インタークーラーも装備してパワフルな走りを実現。1981年から1994年にかけてクーペ・オープン・セダンの3ボディタイプを展開しました。
| エンジン | V型6気筒SOHC3バルブ ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 200PS / 5,500rpm |
| 最大トルク | 302Nm / 3,000rpm |
| 総排気量 | 2,490cc |
フェラーリ「F40」エンツォ最後の作品。320km/h超えを実現した希少なツインターボスーパーカー
フェラーリ創業40周年を記念して製作された「F40」は希少性が高くオークションなどでは高値で取引されている
「F40」はフェラーリ創業40周年を記念した特別限定車で、創業者エンツォ・フェラーリが最後に開発に関わったモデルです。国際オークションでは億単位の値がつくほど希少性が高く、ストーリー性も相まって世界中で珍重されています。
「F40」は高速走行時の揚力を抑えるために大型リアスポイラーを設置している
「F40」に装備されたツインターボチャージャーは改良を経てアクセルレスポンスが向上した
3.0L V型8気筒DOHCエンジンにツインターボを搭載。初期モデルでは低回転域でのブースト圧が不十分でターボラグが生じていましたが、後期モデルで改良が加えられアクセルレスポンスが大幅に向上。高速走行時の車体安定化のため大型リアスポイラーなどのエアロパーツを装備し、市販車として初めて最高速320km/h超えを実現しました。
| エンジン | 3.0L V型8気筒DOHC ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 478ps / 7,000rpm |
| 最大トルク | 577Nm / 4,000rpm |
| 総排気量 | 2,946cc |
| 最高速 | 324km/h |
BMW「3シリーズ」第5世代がパラレル・ツインターボを搭載し世界累計250万台を記録

世界市場で評価されるBMW「3シリーズ」は、セダン・クーペ・カブリオレ・ステーションワゴンなど多様なボディタイプを展開するDセグメントの代表車です。1975年の初代E21型以来の長い歴史を持ち、第5世代(2005〜2013年)にパラレル・ツインターボチャージャーを搭載した直噴エンジンモデルをラインナップ。走りの魅力を引き上げる戦略が評価されて、全世界で累計250万台のセールスを記録しました。
| エンジン | 3L 直噴 ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 306PS |
| 最大トルク | 400Nm |
| 総排気量 | 2,979cc |
トヨタ「マーク2・チェイサー・クレスタ」国産初のツインターボ搭載車。ハイソカーブームの中心を担った
マーク2は1968年〜2004年まで開発・製造・販売が行われていたトヨタの高級セダン。画像は80型
「マーク2」は警察車両や社用車としても活躍したトヨタの高級セダンです。1985年に5代目へのマイナーチェンジにあわせて、兄弟車のチェイサー・クレスタとともに国産車として初めて1G-GTEU型ツインターボエンジンを搭載し、当時流行したハイソカーブームの中心的役割を担いました。
1989年リリースの6代目(X80型)では1JZ-GTE型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、「2.5 GTツインターボ」などのグレードで当時の車好きを満足させるハイレスポンスを実現していました。
| エンジン | 1JZ-GTE 直列6気筒DOHC ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 280PS(206kW)/ 6,200rpm |
| 最大トルク | 363Nm / 4,800rpm |
| 総排気量 | 2,491cc |
トヨタ「アリスト」3Lツインターボで国産最速セダンの異名を誇ったハイパフォーマンスセダン
1991年に誕生したアリストはレクサスGSへと移行する形で2004年12月に生産終了となった
1991年にリリースされた「アリスト(JZS14#型)」は、スープラよりも先に3リッター直列6気筒ツインターボエンジンを搭載した国産ハイパフォーマンスセダンです。ロー&ワイドボディによる低重心走行とツインターボによる圧倒的なスポーティ性能が評価され、当時「国産最速セダン」と呼ばれていました。
2代目(JZS16#型)では改良したツインターボエンジンにVVT-iを組み合わせ、高級車にふさわしい安定した走りを実現。コックピット中央の3眼スピードメーターなど、運転時の臨場感にもこだわったモデルです。国内外でレクサスGSへと車名を変更する形で車歴を終えました。
| エンジン | 2JZ-GTE型 直列6気筒DOHC ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 280ps(206kW)/ 5,600rpm |
| 最大トルク | 451Nm / 3,600rpm |
| 総排気量 | 2,997cc |
日産「フェアレディZ(Z32型)」国産初の280PS超えを達成したV6ツインターボスポーツカー
4代目「フェアレディZ」はツインターボエンジンを搭載することで国産車初の最大出力280PSをクリアした
生誕20周年の1989年にフルモデルチェンジを実施した4代目「フェアレディZ(Z32型)」は、新開発のVG30 DETT型3リッターV6ツインターボエンジンを搭載するモデルをラインナップ。国産車として初めて最大馬力280PSを達成しました。2シーターと4人乗りの2by2を展開し、ショートオーバーハングのボディで街中での機動性も確保していました。
| エンジン | VG30DETT型 V6・4バルブDOHC・ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 206kW(280ps)/ 6,400rpm |
| 最大トルク | 388Nm / 3,600rpm |
| 総排気量 | 2,960cc |
日産「スカイラインGT-R(R32型)」全日本ツーリングカー選手権29戦全勝を果たした伝説のツインターボ
8代目「スカイライン(R32型)」をベースとするGT-Rは全日本ツーリングカー選手権などで圧倒的な成績を収めた
1989年8月に復活した8代目スカイライン(R32型)のGT-Rは、RB26DETT型2.6Lツインターボエンジンと電子制御トルクスプリット4WDシステムを搭載し、セダンタイプスポーツカーとして世界トップレベルの走行性能を誇りました。全日本ツーリングカー選手権では1990〜1993年の4シーズンで参戦した29戦全勝という圧倒的な成績を残した伝説のモデルです。
| エンジン | RB26DETT型 直列6気筒4バルブDOHC ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 206kW(280ps)/ 6,800rpm |
| 最大トルク | 353Nm / 4,400rpm |
| 総排気量 | 2,568cc |
三菱「GTO」北米市場でも支持された4WD・280PSのツインターボGTカー
GTOはクライスラーにOEM供給され、海外市場ではダッジブランドから「ステルス」の名で展開されていた
1990年にスタリオンの後継として誕生した「GTO」は、3.0L V型6気筒ツインターボエンジンにゲトラーグ製5MTを組み合わせ最高出力280PSを達成。全グレードにフルタイム4WDを採用し、アクティブエアロシステムなど機能性の高さも魅力でした。クライスラーへのOEM供給で「ダッジ・ステルス」として北米でも展開され、4WDのGTカーとして高い人気を得ていました。
| エンジン | V6 3.0L ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 280PS |
| 最大トルク | 427Nm |
| 総排気量 | 2,972cc |
スバル「レガシィ」2代目・3代目が搭載した「2ステージ・ツインターボ」でロングツーリング性能を引き上げた
2代目レガシィ ツーリングワゴン。フルモデルチェンジによって走行性能・積載力などが全方向で引き上げられた
2代目レガシィ ツーリングワゴン
2代目レガシィ ツーリングワゴンは2ステージツインターボエンジンを搭載していた
ロングツーリングを得意としたスバル「レガシィ」は、1993年にフルモデルチェンジした2代目(BD/BG系)でEJ20G型2.0L水平対向4気筒DOHCエンジンにシーケンシャル・ツインターボを組み合わせ、走行性能と燃費性能を向上。スバルが「2ステージ・ツインターボ」と呼んだこのシステムは3代目(BE/BH系)にも引き継がれました。

1998年に誕生した3代目では、ターボの各ユニット性能を引き上げてより機敏でパワフルな走りを実現。ポルシェデザインのエアロパーツを装着した限定モデル「BLITZEN(ブリッツェン)」や、スバルワークスチーム開発の最高出力293馬力・限定400台の「レガシィS401 STiバージョン(2002年)」なども話題を集めました。
| エンジン | EJ20 水平対向4気筒DOHC ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 260ps / 6,500rpm |
| 最大トルク | 319Nm / 5,000rpm |
| 総排気量 | 1,994cc |
マツダ「RX-7(FD3S型)」ロータリー×ツインターボという唯一無二の構成を持つ中古車市場でプレミア価格の名車
RX-7は1991年のル・マン24時間耐久レースで総合優勝を果たした
「RX-7」は1978年の初代から2003年の生産終了まで、三角形のローターを回転させて動力を生み出すロータリーエンジンを搭載し続けたマツダのライトウェイトスポーツカーです。
1991年に登場した最終3代目「RX-7(FD3S型)」は、均整のとれた美しいボディフォルムを採用。13B型ロータリーエンジンに日立が開発したシーケンシャル・ツインターボを組み合わせて最高出力265馬力を達成しました。ロータリーエンジンにツインターボを組み合わせるという世界でも類をみない構成の希少性から、現在の中古車市場ではプレミア価格が付いています。
| エンジン | 13B-REW 水冷2ローター ICツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 195kW(265ps)/ 6,500rpm |
| 最大トルク | 294Nm / 5,000rpm |
| 総排気量 | 1,308cc |
トヨタ「スープラ(A80型)」シーケンシャル・ツインターボで280馬力を実現した海外人気の高いスポーツカー

北米市場で人気のフェアレディZを意識して開発されたクーペ「スープラ」。1993年にリリースされた4代目(A80型)の上級グレードRZ・GZでは、初代アリストに搭載されていた3.0Lシーケンシャル・ツインターボエンジンを流用。空力に優れる軽量ボディとの組み合わせで最高出力280馬力のパワフルな走りを実現しました。2019年に17年ぶりに復活した5代目「スープラ(DB型)」は、BMWとの共同開発でツインスクロールターボエンジンを搭載しています。
| エンジン | 直列6気筒DOHC シーケンシャル・ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 206kW(280ps)/ 5,600rpm |
| 最大トルク | 431Nm / 3,600rpm |
| 総排気量 | 2,997cc |
ホンダ「NSX Type S」3.5Lツインターボ+3モーターで圧倒的なレスポンスを実現した国産フラッグシップ。2022年に生産終了
ホンダのフラッグシップスポーツカーとして君臨していたNSX Type Sは2022年に生産を終了した
NSX Type Sは10.0の高圧縮比を達成した3.5L V6 DOHCツインターボエンジンを搭載している
2022年に生産終了となったホンダのフラッグシップスポーツカー「NSX Type S」は、3.5L V6ツインターボエンジンにレスポンス特性に優れる3基の高出力モーターを搭載した「SPORT HYBRID SH-AWD」システムを採用。電気モーターがターボラグを補うことで、ストレスのない瞬発的な加速力を実現していました。
「NSX Type S」は軽量高剛性のオールアルミサスペンションを装備し高速時にも安定したハンドリングを実現
フロントのダブルウィッシュボーン式・リアのマルチリンク式オールアルミサスペンションと、電磁コイルで減衰力を制御するアクティブ・ダンパー・システムにより、高速域でも安定した走りを実現していました。
| エンジン | 3.5L V6 DOHC ツインターボ+3モーター |
|---|---|
| 最高出力(エンジン) | 389kW(529PS)/ 6,500〜6,850rpm |
| 最大トルク(エンジン) | 600Nm / 2,300〜6,000rpm |
| 総排気量 | 3,492cc |
BMW「M4(G82型)」BMWワークスが鍛えたツインターボ搭載ピュアスポーツカー。現在も現行販売中
BMW「M4」は直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンにアダプティブMサスペンションを組み合わせて安定した走りを実現
2021年にデビューした「M4(G82型)」は、4シリーズをベースにBMWのワークスチームBMW Mがレース技術を投入してチューニングしたスポーツカーです。大径キドニーグリルと徹底した空力ボディに、直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。CompetitionグレードのxDriveでは最高出力510ps、0-100km/h加速3.5秒を実現します。2025年にマイナーチェンジ(LCI)が実施され、ヘッドライト・内装・iDrive 8.5の更新が行われながら現在も現行販売中です。
路面状況に合わせてダンパー特性を可変させるアダプティブMサスペンションや、走行モードに連動したエンジンサウンドを奏でるMスポーツ・エキゾースト・システムなど、スポーツドライブを安全に楽しませる装備が充実しています。
| エンジン | 直列6気筒DOHC ツインターボ(S58型) |
|---|---|
| 最高出力 | 375kW(510PS)/ 6,250rpm |
| 最大トルク | 650Nm / 2,650〜6,130rpm |
| 総排気量 | 2,992cc |
| 0-100km/h加速 | 3.5秒 |
メルセデス・ベンツ「Sクラス AMG」F1技術を注ぎ込んだ4.0Lツインターボで612PSを実現する超高級ハイパフォーマンスモデル
7代目「Sクラス」は静粛性向上のためサイドウィンドウを2重化している
2021年に日本でリリースされた7代目「Sクラス(W223)」は、貫禄あるフロントグリル・12.8インチ有機ELディスプレイ・気品あるレザーシートで内外装をエレガントに仕上げたラグジュアリーカーです。
SクラスのハイパフォーマンスモデルのAMGには4.0L V型8気筒ツインターボエンジンに高性能バッテリーを組み合わせている
そのハイパフォーマンスモデルのAMGには、Vバンクのインナーにツインターボチャージャーをレイアウトし、タービンパーツを軽量化・高剛性化した独自のツインターボエンジン機構を搭載。4.0L V型8気筒ツインターボエンジンにF1技術を活かしたAMGハイパフォーマンスバッテリーを組み合わせて、最高出力612PSを達成しています。
| エンジン | 4.0L V型8気筒 ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 612ps(450kW)/ 5,500〜6,500rpm |
| 最大トルク | 900Nm / 2,500〜4,500rpm |
| 総排気量 | 3,982cc |
ベントレー「ベンティガ スピード」6.0L W12ツインターボで最高速306km/hを実現する世界最速SUV
「ベンティガ スピード」にはオフロードでも安定した駆動力を発揮するドライビングモードが設定されている
「ベンティガ スピード」には6.0L W12気筒ツインターボTSIエンジンが搭載されている
「BENTAYGA SPEED(ベンティガ スピード)」は、イギリスの高級自動車メーカー・ベントレーが世界最速のSUVを目指して開発した車両です。6.0L W12ツインターボエンジンで最高出力635PS・最大トルク900Nm・最高速306km/hを実現。SUVでありながら0-100km/h加速3.9秒を達成しています。
「ベンティガ スピード」の室内は運転集中性と高級感を両立している
室内はシート・ドアトリムにレザー加飾を施してベントレーブランドにふさわしい高級感を演出。センターインフォメーションディスプレイによるパーキングアシストなど運転サポートシステムの操作性も優れています。
| エンジン | 6.0L W12気筒 ツインターボTSI |
|---|---|
| 最高出力 | 467kW(635ps)/ 5,000〜5,750rpm |
| 最大トルク | 900Nm / 1,500〜5,000rpm |
| 最高速 | 306km/h |
| 0-100km/h加速 | 3.9秒 |
| 総排気量 | 5,960cc |
アストンマーティン「DB12」4.0Lツインターボ680PSであらゆる回転域から瞬時にパワーを引き出せるスーパーツアラー
アストンマーティン「DB12」はツインターボエンジン搭載で最高速300km/h超えを実現
2023年にリリースされた「DB12」は、アストンマーティンの人気DBシリーズの新型モデルです。歴代モデルのエレガントなデザインを継承しながらも、大型フロントグリルでワイルドさも演出。冷却機能の高精度化や軽量鍛造アルミピストンなど最新技術を投入した4.0Lツインターボ V8エンジンを搭載し、アストンマーティン史上最高のパワフルな走りを実現するスーパーツアラーです。
ミシュランと共同開発した専用21インチタイヤ・電子制御リアディファレンシャル・人間工学に基づくコックピット設計により、マシンとの一体感ある走りを楽しめます。
| エンジン | 4.0L ツインターボ V8 |
|---|---|
| 最高出力 | 680ps / 6,000rpm |
| 最大トルク | 800Nm / 2,750〜6,000rpm |
| 0-100km/h加速 | 3.6秒 |
| 最高速度 | 325km/h |
ポルシェ「パナメーラ(971)」4人乗りの実用性とV8ツインターボのポルシェらしい走りを両立した高級スポーツカー
「パナメーラ(971)」はポルシェらしいウエストラインを維持しながらリヤシートの乗員スペースも確保している
「パナメーラ」は4人乗りのポルシェブランド高級スポーツカーです。2代目(971)は2016年のリリースで、ポルシェドライバーエクスペリエンスによる高い操作性とマトリックスLEDヘッドライトによる存在感が特徴です。
「パナメーラ ターボEハイブリッド」に搭載する4.0L V8ツインターボエンジンは単独で最大出力382kW(519PS)を発揮
新開発4.0L V8ツインターボエンジン単体で最大出力519PS、さらにE-ハイブリッドシステムを組み合わせた「Panamera Turbo E-Hybrid」では最高出力680PSを達成。SUVと高級セダンが人気の現代においても、スポーツカーならではの走り味を4人乗りのボディで提供する貴重なモデルです。
| エンジン | 4.0L V8 ツインターボ |
|---|---|
| 最高出力 | 270kW(353PS) |
| 0-100km/h加速 | 5.0秒 |
| 最高速度 | 270km/h |
ポルシェ「911 TURBO(992型)」水平対向6気筒ツインターボ+VTGで0-100km/h加速2.8秒を実現するフラッグシップ
ポルシェ「911 TURBO」はクーペとカブリオレを展開している
1964年の誕生以来、半世紀以上同一車名でリリースを続けるポルシェの最高フラッグシップ「911」。2018年に移行した992型(前期)では、回転数に応じてタービン角度を変化させるVTG(可変タービンジオメトリー)を搭載した水平対向6気筒ツインターボエンジンに、高効率のピエゾインジェクターを組み合わせ、最高出力580PS・0-100km/h加速2.8秒・最高速320km/hを実現しました。
ポルシェ「911 TURBO(992型)」は大型ターボチャージャーとピエゾインジェクターを初採用した
なお、2025年には後継となる992.2型「911 ターボS」が発表されており、3.6L水平対向6気筒+電動ターボチャージャー(eターボ)を採用した「T-ハイブリッド」システムへと進化。システム最高出力711PSを発揮し、0-100km/h加速は2.5秒へと短縮されています。
| エンジン | 水平対向6気筒 ツインターボ+VTG |
|---|---|
| 最高出力 | 427kW(580PS) |
| 0-100km/h加速 | 2.8秒 |
| 最高速度 | 320km/h |
ツインターボはスポーツカーとの相性が高い。今後は高性能ハイブリッドとの融合が加速
ツインターボエンジンは、加速・走行性能をセールスポイントとするスポーツカーや超高級車への搭載が中心です。環境性能・安全性重視の時代になりSUVが世界的人気を誇る現在、ダウンサイジングターボが主流となり、ツインターボを搭載する車種は限られてきています。
一方でポルシェ911ターボSのようにツインターボと電動ターボを組み合わせた「T-ハイブリッド」システムが登場するなど、ツインターボ技術はEV・ハイブリッド時代においても形を変えて進化を続けています。圧倒的なポテンシャルと刺激的な走りをドライバーに提供するツインターボ車の動向は、今後も注目です。




























