エクスパンダーのモデルチェンジ

エクスパンダーは頼もしい7人乗りミニバン 日本発売の可能性は?

三菱の新型MPVであるエクスパンダーは、2016年にインドネシア国際オートショーで披露された「XMコンセプト」の市販化モデルです。2017年のインドネシア国際オートショーでワールドプレミアし、2017年10月に発売、力強いダイナミックシールドを採用した7人乗りミニバンになりました。

三菱の新型MPV「エクスパンダー」の秘密に迫る

三菱自動車が2016年のインドネシア国際オートショーで世界初披露した「XMコンセプト」を、2017年のインドネシア国際オートショーで、市販化モデル「エクスパンダー」として世界初披露し、2017年10月から販売開始しています。

エクスパンダーは、MPV(Multi-Purpose Vehicle)の名のごとく、色々な使い方が出来るよう7人乗りかつSUVのスタイルになっています。普段の買い物やドライブの他にもアウトドアやウィンター・サマースポーツに使える1台です。

インドネシアの子どもがいる家庭をターゲットにしていて、最低地上高が205mmと高めに設定されているので、郊外の未舗装道路を走行する時や、突然のスコールにも対応できます。日本では、雪の降る地域において、エクスパンダーのその地上高の高さを十分に活かせると思います。
市販化された「エクスパンダー」のエクステリアやインテリア、搭載エンジンなどを紹介していきます。

デザインを一新したエクスパンダークロスを2022年08月12日にインドネシア国際オートショーで発表、同国で販売を開始

デザインを一新したエクスパンダークロス

2022年08月12日に三菱自動車はインドネシア国際オートショーにおいてデザインを新たにしたエクスパンダークロスの発表とともにインドネシア市場での販売を開始しました。またデザインの一新とともにアクティブヨーコントロール等安全性能も採用して走行性能も向上しています。

エクスパンダークロスはエクスパンダーがベースとなっているクロスオーバー型のMPVで、SUVと乗り心地を両立したモデルです。
発売された新しいエクスパンダークロスの販売は、インドネシアを皮切りにアセアン地域に販売を展開していく予定となっています。
また2024年には三菱自動車が独自開発した1.6Lエンジンとモーターの新型HEV(ハイブリッド)搭載モデルを追加。

エクスパンダークロスの日本への導入は未定ですが、エクスパンダーの販売状況は好調で、右ハンドル仕様で家族乗りにも使えるとなると、日本でも売れることが予想され、アセアン地域での売れ行き次第では日本への展開もあるかもしれません。

三菱エクスパンダークロスがタイ・フィリピン・ベトナムで販売スタート!

東南アジア市場で爆発的な人気モデルのエクスパンダーに、SUVルックなエクスパンダークロスを追加

三菱自動車が新型エクスパンダークロスの販売をタイやフィリピンで開始、2020年7月にはベトナムで販売スタートしました。エクスパンダークロスはエクスパンダーをベース車両とするクロスオーバーSUVで、ダイナミックシールドを備えた過激なエクステリア、さらに実用性と広さを両立したインテリアが特徴です。

2020年2月時点でエクスパンダーシリーズの販売台数は約25万台を突破。三菱自動車は今後もASEANを中心にエクスパンダーの輸出を増やしていくとのことです。

ジャカルタでエクスパンダークロスがついにワールドプレミア

エクスパンダークロスのフロント・リア

エクスパンダーシリーズの新ラインナップとして、「エクスパンダークロス」が発表されました。ワールドプレミアはインドネシア・ジャカルタで行われ、2019年11月13日より発売されます。今後はアセアン地域を中心に投入される見込みです。
パワートレインはエクスパンダーと共通しており、1.5リッターガソリンエンジン(4A91型)を用意。トランスミッションは4速ATと5速MTを設定します。

7人乗りの新型クロスオーバーMPVとして登場したエクスパンダークロスは、エクスパンダーをベース車両としています。SUV特有の堅牢なエクステリアデザインで、三菱の新アイコンであるダイナミックシールドを装備。ブラックのホイールアーチやテールゲートフィニッシャーで引き締まった印象を際立たせています。

ランプはLEDを採用し、明るく運転しやすい視界を確保。ボディカラーは新色として「サンライズオレンジメタリック」「グラファイトグレーメタリック」が追加。サンライズオレンジメタリックはエクスパンダークロスの専用カラーとなります。

エクスパンダークロスのコックピット

インテリアにはブラウンとブラックを採用し、シックで高級感あふれるスタイリングに。クルーズコントロールやチルト・テレスコピック機構つきステアリングホイールを装備するほか、視認性に優れたハイコントラストメーターと高効率エアコンシステムを搭載。各シートにはスマートフォンやタブレット端末の充電に便利なUSB端子を設置しています。

エクスパンダークロスのシート

エクスパンダークロスのセカンドシートは60:40分割式、サードシートは50:50分割式で、多彩なシートアレンジを実現。セカンドシートの中央席を倒せばアームレストとして使用可能で、長さのある荷物もスマートに積載できます。7人がフル乗車した状態でも十分な荷室スペースを確保します。

新型クロスオーバーMPVが2019年11月12日にジャカルタでワールドプレミア!ベースはエクスパンダーか?

三菱から発表された新型クロスオーバーMPVのティーザーイメージ

2019年11月5日、三菱の新型クロスオーバーMPVのティーザー画像が公式サイトにて公開されました。新型クロスオーバーMPVは2019年11月12日、インドネシア・ジャカルタでワールドプレミアを迎えます。

新型クロスオーバーMPVは、三菱のインドネシア市場での人気車エクスパンダーを意識したスタイリング・デザインとなると言われています。

エネルギッシュなSUVらしいデザインと、実用的で居住性の高い車内空間を実現したクロスオーバーMPVで、価格は200万円以下に抑えられると予想。
日本市場での販売はありませんが、三菱エクスパンダーとともに今後の動向にも注目したいところです。

2020年よりクロスオーバーMPV三菱エクスパンダーがベトナムでの生産をスタート

三菱エクスパンダ―が2020年からベトナムで生産を開始

クロスオーバーMPVの三菱エクスパンダ―が、ベトナム市場での生産を開始することがわかりました。
エクスパンダ―は2017年秋からインドネシアでの生産・販売をスタートし、様々な賞を受賞。ベトナム市場には2018年10月より投入されました。MMV(ミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパニー・リミテッド)はエクスパンダーの生産開始とともに生産能力の向上を目指します。

新型エクスパンダーがインドネシアで大ヒット!2020年までに22万台の増産を決定し世界にデリバリー

三菱は、インドネシアで2017年10月から販売している三菱のエクスパンダーの生産を拡大すると公式発表しました。2017年8月の受注開始から10か月目に2018年6月までに8万台以上を受注し異例の大ヒットになったエクスパンダーは、2018年4月からフィリピンやタイやベトナムなど東南アジアの10の地域へデリバリーを開始しました。

インドネシアのカーオブザイヤー2018も受賞、2018年3月には販売台数ランキングで1位を獲得したことから、今東南アジアでNo.1の人気車種といっても過言ではないでしょう。

東南アジアからの受注に対応するために2018年7月に1万台に増産することを決定したエクスパンダーですが、さらなる生産強化を行うため、2018年に計画していた10万台を上回る12万台に増産すると発表しました。また2019年の計画に掲げた生産台数15万台を継続して目指すこと、2020年までに22万台まで生産力を強化することを公式に発表しました。

東南アジアにはエクスパンダーと同じカテゴリーで競争するスズキのエルティガやホンダのBR-Vがありますが、これらのライバルを抑え今後も販売台数を伸ばせるのか注目されています。

エクスパンダーの日本導入について三菱が2017年10月18日に発表した中期経営計画では、アセアン地域や米国や中国など、各地域にエクスパンダーを投入する可能性を示唆しています。日本ではエクスパンダーのような車がラインナップされていないため、発売される可能性は高いと考えます。しかし日本導入は確定していないため今後の三菱からの発表に期待しましょう。

エクスパンダーのエクステリアは三菱のダイナミックシールドを採用した大胆なデザイン

エクスパンダーのフロントマスクは、グリルデザインがXMコンセプトから変更はありませんが、ウィンカーデザインの変更やフォグランプの追加など、少しの変更が行われています。

また、リアビューはL字型のリアテールを装備してどっしりとした頼もしい雰囲気があります。マフラー付近の樹脂パーツがSUVらしいルックスへと変化させていて、XMコンセプトには無かったリフレクターが2枚装着されています。

また、ポジションランプを点灯したパターンでは、エンブレムから伸びているライトが「ポジションランプ」、フロントバンパー内に配置されている2つのライトが「ヘッドライト」と「ウィンカー」になっています。他には、XMコンセプトで装備されていた大き目のルーフレールが装備されていないところを見ると、オプション設定になっていると考えます。

三菱エクスパンダー諸元
全長 4,475mm
全幅 1,750mm
全高 1,700mm
最低地上高 205mm
エンジン MIVEC1,500ccエンジン
トランスミッション 5速MT/4速AT
駆動方式 2WD(FF)
ホイールサイズ 16インチ

エクスパンダーのインテリアは3列シートを備えた家族みんなが楽しめる仕様

三菱の新型MPVエクスパンダーのインテリアは3列シート7人乗りのシート配列で、ワイドボディになっているのでフル乗員すると窮屈になりがちな3列目でも快適に過ごせるようになっています。

比較的大き目なステアリングがSUVらしい力強いイメージがあり、パーキングブレーキも大き目サイズになっています。シフトノブはフロアに設置されていて、PからDまで真っすぐな配置のストレートタイプになっています。

キーレスエントリーが装備されていて、携帯している時にドアのスイッチを押すだけでカギの開け閉めができて、プッシュスタートボタンも装備されています。リモコンで開けた時には、ポジションランプが30秒間点灯するウェルカム機能も備えているのが嬉しいポイントです。

XMコンセプトモデルでは、2:3:2の7人乗り配列になっていて、ルーフが傾斜していないデザインなので3列目の頭上空間も十分に確保しています。

エクスパンダーのパワートレインは1.5LのMIVEC4気筒ガソリンエンジンを搭載

新型MPVのエクスパンダーに搭載されるエンジンは、MIVEC機構付きの1.5Lガソリンエンジンを搭載していて、トランスミッションは5速マニュアルと、4速オートマの2種類が用意されています。また、日本導入は未定ですが、もし発売になるとするならば日本仕様はエクリプスクロスに搭載されている1.5Lダウンサイジング直噴ターボエンジンが搭載されると予想します。

燃費は公表されていませんが、1.8Lエンジンを搭載しているRVRの燃費14.4~15.4km/Lを多少超えた20.0km/Lになると予想します。

新型エクスパンダーの販売価格は日本円で約1,535,077円から

エクスパンダーの価格帯は、SUVのカテゴリで見るとRVRより大きくアウトランダーより小さいボディサイズで、7人乗りのミニバンも兼ねているデザインですがFFモデルのみ、1.5Lエンジン搭載モデルですので、アウトランダーやデリカD5より下の価格帯の日本円で約1,535,077万円(2018年8月)からになっています。

新型エクスパンダーの販売価格一覧(2018年8月)
グレード ミッション 販売価格
GLX MT Rp 199.100.000(日本円で約1,535,333円)
GLS MT Rp 217.600.000(日本円で約1,677,993円)
AT Rp 228.600.000(日本円で約1,762,818円)
EXCEED MT Rp 224.600.000(日本円で約1,731,973円)
AT Rp 235.000.000(日本円で約1,812,171円)
SPORT MT Rp 237.200.000(日本円で約1,829,136円)
AT Rp 247.200.000(日本円で約1,906,087円)
ULTIMATE AT Rp 255.400.000(日本円で約1,969,315円)

東南アジアで展開されているエクスパンダーのモデルチェンジ遍歴

エクスパンダーは2017年のインドネシア国際オートショーでワールドプレミアされた市販化モデルで、三菱が東南アジアで展開しているミニバンです。日本では日産の2代目「リヴィナ」としてOEM供給しています。

エクスパンダー NC1W型/2017年~

2017年10月、インドネシアで販売を開始しました。
2018年3月にはインドネシアでカーオブザイヤーを受賞し、10月にはベトナムでの販売を開始します。
2021年9月、ベトナムでの50,000台販売達成を記念した特別仕様車「スペシャルエディション」を発売。11月、インドネシアでマイナーチェンジを実施し、燃費性能が向上しました。
2022年3月、タイでマイナーチェンジモデルを発表。
2024年2月、タイで「エクスパンダーHEV」の生産を開始しました。

エクスパンダークロス/2019年~

2019年11月、エクスパンダーの最上位モデルの「エクスパンダークロス」が発売されました。
2020年7月、ベトナムで販売を開始。
2022年6月には鯛でも販売を開始。
2024年2月、タイで「エクスパンダークロスHEV」を発売しました。

エクスパンダーのモデルチェンジ遍歴
エクスパンダーのモデル 販売年表
NC1W型 2017年~
エクスパンダークロス 2019年~

スモールSUVとミニバンが融合した市場が今後拡大する可能性がある

世界中で流行っているボディタイプのSUVですが、中でも特に売れているのがホンダのヴェゼル、トヨタのC-HRなどの小型SUVです。北米では日産インフィニティのQX30やレクサスからはUXが控えていて、日本でも三菱のエクリプスクロスが2018年に発売されました。

新型エクスパンダーは小型SUVのサイズながら、7人乗りで居住空間や荷室空間を広くとっていて、突然のスコールにも対応できる205mmの最低地上高を備えた新型MPVで、インドネシアで爆発的な人気を得ています。

日本でもエクスパンダーがラインナップされる可能性が高く、もし発売になるのならエクリプスクロスはSUVカテゴリのRVRより1つ上のクラス、エクスパンダーは、ミニバンカテゴリのデリカD5の弟分としてラインナップし、7人乗りミニバンのエントリーグレードとして発売になると考えます。
インドネシアでの発表後、日本でも販売が行われるのか新型MPVのエクスパンダーの動きから目が離せません。