人気の車のボディカラー

車のボディカラー人気ランキングと色選びのポイントを徹底解説

車の色選びで迷っている方必見。世界・日本の人気ボディカラーランキングを紹介しながら、ホワイトやブラックなど各色のメリット・デメリット、お手入れのしやすさ、リセールバリューへの影響をわかりやすく比較解説します。

車のボディカラー人気ランキングと色選びのポイントを徹底解説

車のボディカラー人気ランキングと色選びの基準を徹底解説

新車のボディカラー選びに迷っている方に向けて、世界・日本の人気ランキングと、各色の特徴をまとめて解説します。

長く乗り続ける愛車だからこそ、「好みの色」だけでなく「汚れの目立ちやすさ」「お手入れのしやすさ」「下取り査定への影響」も考えて選ぶことが大切です。この記事では、大手グローバルペイントサプライヤー・アクサルタの調査データをもとに、色ごとの特徴と選び方のポイントを整理します。

世界で最も人気のあるボディカラーはホワイト、グレーが急上昇して2位に

世界の人気ボディカラーランキングのグラフ

大手グローバルペイントサプライヤーのアクサルタは毎年「世界自動車人気色調査報告書」を発表しています。第72回となる2024年版(2024年の自動車製造データに基づく)によると、世界で最も人気のあるボディカラーは引き続きホワイトで全体の31%を占めており、2011年から世界1位をキープし続けています。

大きな変化として注目されるのがグレーの躍進です。グレーは23%まで上昇して世界2位となり、ブラックを上回りました。かつて上位の定番だったシルバーはシェアが9%に低下しており、消費者がよりニュアンスのあるグレーや個性的な仕上げを好む傾向にシフトしています。また、パールやメタリックなどエフェクト仕上げへの需要も全体的に高まっています。

世界で人気のボディカラーランキング(2024年版調査報告書より)

1位 ホワイト 31%
2位 グレー 23%
3位 ブラック(エフェクト含む)
4位 シルバー 9%
5位 ブルー 6%
※レッド・ブラウン/ベージュ・グリーンは横ばい、イエロー/ゴールドは1%未満

地域別の傾向をまとめると以下のとおりです。

  • 北米:ホワイトが33%でトップ。グレー(20%弱)・ブラック(19%)が続き、ブルーが9%に上昇。
  • ヨーロッパ:ホワイト25%・グレー24%・ブラック23%が拮抗。ニュートラルな洗練された仕上げへのシフトが顕著。
  • アジア:ホワイトが引き続き優勢。中国はブラックのエフェクト仕上げを好む傾向、インドはアースカラー、韓国は鮮やかなブルーが人気。
  • 日本:ホワイトが38%で圧倒的1位。パール仕上げへの強い好み(29%)が際立つ。

日本ではホワイトが圧倒的1位、パールホワイトへの特別な人気が際立つ

日本の人気ボディカラーランキングのグラフ

日本ではホワイト・ブラック・シルバーが長年にわたって上位3色を形成してきました。2024年版調査でもホワイトが38%で首位をキープしており、その圧倒的な人気は変わっていません。

日本市場で特筆すべきなのは、ホワイトの内訳においてパールホワイトが圧倒的に選ばれている点です。2024年版調査によると、日本のホワイト38%のうちパール仕上げが29%を占めており、世界的に見てもパールホワイトへの好みが際立って強い市場です。ソリッドホワイトよりコストが高くなるパールホワイトですが、日本では「上質感・高級感のある色」として長く支持されています。

また、ブルーやレッドも一定の人気があり、その他カラーのシェアも世界で最多水準です。これは日本固有の軽自動車文化が影響していると見られています。軽自動車は車体の規格が統一されているため、豊富なボディカラーやツートーンカラーで差別化が図られており、バリエーションの多彩さが「その他」のシェアを押し上げています。

日本で人気のボディカラーランキング(2024年版調査報告書より)

1位 ホワイト 38%(うちパール 29%、ソリッド 9%)
2位 ブラック(ソリッド 4%・エフェクト 14%)
3位 シルバー 7%
4位 グレー 3%
5位 グリーン 1%

車のボディカラーごとの特徴とメリット・デメリット

カラフルなマーチ

ボディカラーは車の第一印象を大きく左右するため、新車購入時に最も迷うポイントのひとつです。色ごとに「汚れの目立ちやすさ」「お手入れの手間」「下取り査定への影響」が異なるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

世界一の人気色 ホワイト系のボディカラー

ホワイト系は日本・世界ともに1位の不動の人気色です。膨張色のため車が大きく堂々と見える効果があり、性別・年代を問わず幅広い層に支持されています。水垢や砂埃が目立ちにくく、日常的なお手入れがブラック系と比べて楽なのも魅力です。需要が高いため中古車市場での査定額も安定して高い傾向があります。

注意点としては、花粉や黄砂、鳥のフンなどは白いボディ上でも目立つことがあります。特にパールホワイトは塗装が複層になっているため、板金修理の際に色合わせが難しく費用が高くなるケースがあります。

ホワイト系のメリット

・水垢・傷が目立ちにくくお手入れが楽
・中古車査定額が高い
・性別・年代を問わず誰にでも似合う
・膨張色で車が大きく堂々と見える

ホワイト系のデメリット

・個性を出しにくい
・花粉・黄砂・鳥のフンは目立つ
・パールホワイトは板金修理の色合わせが難しく費用がかかる場合がある

輝く艶が魅力 ブラック系のボディカラー

ブラック系は洗車後の艶と輝きが格別で、所有満足度の高いカラーです。引き締まった外観で高級感・スポーティさを演出でき、需要が安定しているため中古車査定額も高い傾向があります。

最大のデメリットは汚れや傷、水垢が非常に目立ちやすい点です。洗車後もわずかな拭き取り跡が残りやすく、コーティングやこまめなメンテナンスが欠かせません。洗車が苦にならない方や、ガレージ保管ができる方に特に向いている色です。なお「ブラック系は夏の車内が暑くなる」という話がありますが、ボディ表面の温度は上がるものの、空調性能が向上した現代の車では車内温度への実質的な影響は限定的です。

ブラック系のメリット

・洗車後の輝きは圧倒的
・高級感・スポーティさを演出できる
・中古車査定額が高い

ブラック系のデメリット

・傷・汚れ・水垢が目立ちやすい
・こまめなメンテナンスが必要
・汚れたままだと外観を損ないやすい

安定の定番色 シルバー系・グレー系のボディカラー

シルバー系は全色の中で最も汚れが目立ちにくく、日常的なお手入れの手間を最小限に抑えられるのが最大の特徴です。車種によっては陰影がはっきり出て立体感を強調する効果があり、スポーツカーや高級SUVとの相性も良好です。

近年はグレー系がシルバーに替わる形で人気を大きく伸ばしています。アクサルタの2024年版調査でもグレーは世界2位(23%)となっており、シルバーよりも都会的・スタイリッシュな印象を与えるとして、幅広い世代に支持が広がっています。

シルバー系・グレー系のメリット

・全色で最も汚れが目立ちにくくお手入れが楽
・車のシルエットが立体的に見える
・グレーは近年のトレンドにマッチしたスタイリッシュな印象

シルバー系・グレー系のデメリット

・個性を出しにくい
・シルバーは若年層よりも年配層のイメージが強い

スポーティな印象 ブルー系のボディカラー

ブルー系はアクティブでスポーティな印象を与えるカラーです。スバルが積極的に展開しており、WRXシリーズなどスポーツモデルとの相性が特に良いとされています。個性を出したい方に選ばれる色ですが、ブラックほどではないものの傷や汚れが目立ちやすく、こまめなお手入れが必要です。

ブルー系のメリット

・スポーティ・アクティブな印象になる
・個性を表現できる

ブルー系のデメリット

・傷や汚れが目立ちやすい
・後述の事故率データで注意が必要な色

高級感と個性を両立 レッド系のボディカラー

マツダが「ソウルレッドクリスタルメタリック」として磨きをかけてきたように、レッド系は個性と高級感を兼ね備えた人気カラーです。塗装技術の進化により、かつて懸念されていた経年劣化による色あせ(ピンク化)は大幅に改善されています。ただし全色の中で経年劣化のスピードは依然として速い部類に入るため、定期的なコーティングメンテナンスを行うことが推奨されます。

ブラックと同様に傷や汚れが目立ちやすいため、外観の美しさを長く保ちたい方はこまめなケアが必要です。

レッド系のメリット

・圧倒的な存在感と個性を演出できる
・所有満足度が高い

レッド系のデメリット

・全色で最も経年劣化しやすい
・傷や汚れが目立ちやすい
・定期的なコーティングメンテナンスが重要

個性派に人気 イエロー・ブラウン・グリーン系とツートーンカラー

イエロー・ブラウン・グリーン系などの個性的なカラーは一定の支持層が存在します。特に注目されているのが、原色と人気色を組み合わせたツートーンカラーです。イエロー×ブラック、グリーン×ホワイトなどの組み合わせは軽自動車を中心に多く採用されており、タフト・ハスラー・ノアなど多くの車種で豊富なツートーン設定が用意されています。個性を強く表現したい方や、他の車と差別化したい方に向いた選択肢です。

下取り額が高い色はホワイトとブラック

ホワイト系のランドクルーザー

車は色によって下取り・リセール価格に差が出ます。需要が大きい色ほど中古車市場での価格が高くなるため、選択率の高いホワイト・ブラックは下取り額が安定して高い傾向があります。一方、選択率が低いイエローやグリーンは需要が限られるぶん査定額が低くなりやすいです。

ただし、車の価値は年数や走行距離によっても大きく変動します。10年以上・10万km超の車は色に関わらず価値が下がりやすいため、長期保有を前提にしている方は下取り額よりも「自分が好きな色」を優先した方が、長く愛着を持って乗り続けられるでしょう。

優先したいことおすすめのボディカラー
リセール・下取り額を重視するホワイト、ブラック
お手入れの手間を最小限にしたいシルバー、グレー
個性・デザイン性を重視するレッド、ブルー、ツートーンカラー
長く乗り続けたい・愛着を大切にしたい自分が好きな色
万人受けする・飽きにくい色を選びたいホワイト、シルバー、グレー

ブルー系の色は事故率が高いというデータがある

ブルーのWRX STI

1968年に発表された研究データによると、車のボディカラーによって事故率に差があるという報告があります。古いデータであり、現代の道路・車両環境とは異なる部分もあるため参考情報として捉えてください。ただし、色が視認性に影響するという考え方は現在も一定の根拠があります。

色別事故率ランキング(1968年の研究データより)

1位 ブルー 25%
2位 グリーン 20%
3位 グレー・シルバー 17%
4位 ホワイト 12%
5位 レッド 8%
6位 ブラック 4%
7位 ブラウン 3%
8位 イエロー 2%
9位 その他 9%

最も事故率が高いとされるブルー系は、遠近感を掴みにくい色合いとされており、悪天候時や夜間では視認性が低下しやすいと言われています。ブルー系のボディカラーを選んだ方は、雨天・夜間の運転時に特に注意して走行することをおすすめします

車の色選びは目的に合わせた基準で決めよう

車のボディカラー

車のボディカラー選びに「絶対的な正解」はありません。大切なのは、自分が何を優先するかを明確にすることです。

選ぶ際の基準として、次の4つのポイントを参考にしてください。

  • リセール重視なら:ホワイトかブラック
  • お手入れを楽にしたいなら:シルバーまたはグレー
  • 個性や満足感を大切にするなら:レッド・ブルー・ツートーンカラー
  • 長く乗り続けるなら:迷わず自分の好きな色

どれも決め手に欠けるという方は、実際にディーラーでボディカラーのサンプルを屋外(晴天・曇天)で確認することをおすすめします。室内照明と屋外の自然光では色の見え方が大きく異なるため、購入後のギャップを防ぐためにも実物を確認してから最終判断しましょう。