ベンツGLCのモデルチェンジ

ベンツGLCはマイナーチェンジでエンジンを大幅刷新!MBUX搭載で更に快適に!

ベンツGLCのモデルチェンジの内容は? 2019年GLCマイナーチェンモデルの特徴&日本発売時期、GLCフルモデルチェンジの予定を紹介。フェイスリフトした新型GLCのエクステリアの特徴、MBUXなど新採用のインテリア装備、刷新されたディーゼルとガソリンエンジンの特徴を解説します。

ベンツGLCはマイナーチェンジでエンジンを大幅刷新!MBUX搭載で更に快適に!

ベンツGLC はマイナーチェンジで大幅刷新!デザインやパワートレインの特徴

メルセデス・ベンツGLCは、かつては「GLKクラス」と呼ばれていたSUVの後継車種です。2015年の新型モデル発表時に「セダンのCクラスに位置するSUV」として「GLC」の車名に改められました。

GLCと派生モデルのGLCクーペは、日本では2016年に発売されて以降、高い人気を誇る海外SUVの1つです。他のベンツ車種と同じく、ハイパフォーマンスモデル「AMG」も日本国内ラインアップに加えられています。

2019年のマイナーチェンジで更に魅力が増したGLCのエクステリアやパワートレイン、インテリアなどの特徴を紹介します。

東京モーターショー2019で「GLC F-CELL」の日本導入が発表!

2019年10月開催の東京モーターショー2019で、メルセデスベンツはGLCの燃料電池車「GLC F-CELL」の日本導入を公表しました。GLC F-CELLの価格は1050万円、2020年中ごろからの納車を予定。現時点では欧州と日本でのみ発売されるとのことです。

GLC F-CELLでは燃料電池システムにリチウムイオン電池を組み合わせます。バッテリー走行では約41km、燃料電池モードを合わせた場合は336km以上の航続を可能とします。

新型GLC・GLCクーペが受注予約スタート!納車は2019年11月より順次行われる

新型GLC新型GLCがついに発売! 2019年11月から納車開始

メルセデスベンツは2019年10月3日、ミドルサイズ SUVの新型GLC・GLCクーペを発表し、予約受付をスタートしました。AMGモデルは2019年12月頃から、その他モデルについては11月頃に納車されるとのことです。

新型GLCと新型GLCクーペのエクステリア新型GLCと新型GLCクーペのエクステリア

エクステリア・インテリアともにデザインを刷新したGLC・GLCクーペ。外装デザインは「Sensual Purity(官能的純粋)」というコンセプトをもとに開発され、エネルギッシュで存在感のある一台となりました。

新型GLCのインテリア新型GLCのインテリア

キャビンもスポーティネスな雰囲気漂うデザインで、10.25 インチのワイドディスプレイやインフォテインメントシステム「MBUX」、エアコンなどの車内環境やオーディオを調整するエナジャイジング コンフォート(オプションで装着可能)など先進装備が充実しています。

新型GLCのパワートレインは、GLC 220 d 4MATIC・GLC 300 4MATICに2.0リッター直 4 直噴 ディーゼルターボメルセデス AMG GLC 43 4MATICに3.0リッターV6 直噴 ツインターボ、メルセデス AMG GLC 63 4MATIC+・メルセデス AMG GLC 63 S 4MATIC+に4.0リッターV8 直噴 ツインターボを搭載、トランスミッションは全モデル電子制御9速A/Tのみです。

新型GLCの価格リスト
モデル GLC 220 d 4MATIC GLC 300 4MATIC
エンジン 2.0L直 4 直噴 ディーゼルターボ 2.0L直 4 直噴 ディーゼルターボ
価格 6,900,000円 7,750,000円
ステアリング
モデル メルセデス AMG GLC 43 4MATIC メルセデス AMG GLC 63 4MATIC+ メルセデス AMG GLC 63 S 4MATIC+
エンジン 3.0LV6 直噴 ツインターボ 4.0LV8 直噴 ツインターボ 4.0LV8 直噴 ツインターボ
価格 9,480,000円 13,130,000円 14,870,000円
ステアリング
新型GLCクーペの価格リスト
モデル GLC 220 d 4MATIC クーペ GLC 300 4MATIC クーペ
エンジン 2.0L直 4 直噴 ディーゼルターボ 2.0L直 4 直噴 ディーゼルターボ
価格 7,210,000円 8,070,000円
ステアリング
モデル メルセデス AMG GLC 43 4MATIC クーペ メルセデス AMG GLC 63 4MATIC+ クーペ メルセデス AMG GLC 63 S 4MATIC+ クーペ
エンジン 3.0L V6 直噴 ツインターボ 4.0L V8 直噴 ツインターボ 4.0L V8 直噴 ツインターボ
価格 9,800,000円 13,440,000 円 15,190,000円
ステアリング

メルセデスベンツGLCのPHVモデル「GLC 300 e 4MATIC」が世界初公開

GLC 300 e 4MATICのエクステリアGLC 300 e 4MATICのエクステリア

フランクフルトモーターショー2019で、メルセデスベンツはGLCのプラグインハイブリッドモデル「GLC 300 e 4MATIC」を世界初公開しました。GLC 300 e 4MATICは「GLC 350 e 4 MATIC」に次ぐ後継モデルで、メルセデスベンツ新世代PHVシリーズとしてラインナップされます。

GLC 300 e 4MATICは新世代のPHVパワートレインを採用し、直噴2.0L直列4気筒ガソリンターボ+モーターにトランスミッションは9速AT「9G-トロニック」を組み合わせます。リチウムイオンバッテリーは13.5kWh、EVモードでは航続距離最大49kmを実現しています。

GLC 300 e 4MATICはLEDハイパフォーマンスヘッドランプ(デイタイムランニングライト付き)を標準装備。リアにもフルLEDのテールランプを搭載します。

GLC 300 e 4MATICのインテリアGLC 300 e 4MATICのインテリア

コックピットには最新のマルチファンクションステアリングホイールを用意。タッチコントロールボタンを搭載します。センターコンソールには多機能タッチパッドを装備し、手書き入力なども可能としています。
また、インフォテインメントシステムMBUXにも対応し、「ハイ、メルセデス」の一声でシステムを起動します。インフォテインメントサービスのほか、車内の照明や空調コントロールなども可能です。

AMG GLC 43シリーズが更に進化!最高出力が390hpまで向上!

GLCクラスのマイナーチェンジを受けて、高性能AMGモデル「AMG GLC43 4MATIC」「AMG  GLC43 4MATICクーペ」の改良モデルが欧州で発表されました。

改良型AMG GLC43 4MATICスポーティーな魅力が増した改良型AMG GLC43 4MATIC

エクステリアは、AMGの専用「パナメリカーナグリル」によって更にスポーティーな印象に。新デザインのLEDヘッドライト&LEDテールランプも採用されます。
純正アルミホイールは19インチが標準ですが、20インチと21インチをオプションで選択できます。

GLC AMGモデルの43シリーズは3.0LのV型6気筒ツインターボ搭載GLC AMGモデルの43シリーズは3.0LのV型6気筒ツインターボ搭載

43シリーズは、3.0LのV型6気筒ツインターボチャージャーを搭載し、トランスミッションは「AMGスピードシフトTCT 9G」を装備。
従来モデルでも367hpの高出力でしたが、今回の改良モデルは390hp/5500~6000rpmと更に23馬力も向上。最大トルクは変わらず53kgm/2500~4500rpmで、0~100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/hです。

サスペンションも改良され、快適性と俊敏性を両立するAMGモデル専用のAIR BODY CONTROLエアサスペンションをベースにした「AMG RIDE CONTROL +」を採用しています。

MBUXを搭載したAMG GLC43 4MATIC「ハイ、メルセデス!」の呼びかけで起動するMBUXを搭載したAMG GLC43 4MATIC

インテリアは、GLCマイナーチェンジで搭載が可能になった対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を当然採用。スポーツシートはAMGラインのレザーアルティコ(ARTICO)と、DINAMICAマイクロファイバーを使用し、ステアリングホイールのデザインも新しくなりました。

「AMGダイナミクス」が搭載されており、コックピットから自分のしたい走りが選ぶことも可能です。「スポーツ」「スポーツ+」「スリップ」「コンフォート」「インディビジュアル」など5つのモードが選択可能で、エンジン、トランスミッション、サスペンション、ステアリングをモードによって変化させます。

マイナーチェンジしたAMGモデルは、日本へも導入される見込みです。2018年に追加された63シリーズの改良新型の登場にも期待がかかります。

GLCマイナーチェンジモデルが2019年冬発売!フルモデルチェンジは2022年予定

2019年3月に開催されたジュネーブモーターショーで、メルセデス・ベンツは初のマイナーチェンジを施した新型GLCクラスを公開。欧州では既に発売が開始されており、日本導入は2019年中の予定です。

マイナーチェンジしたメルセデス・ベンツGLCクラスは、ヘッドライトやフロントグリルなどのエクステリアも変更。パワートレインも一新され、AIによる音声インフォ―メンションサービス「MBUX」も搭載できます。

なお、既にメルセデス・ベンツは、GLCクラスのフルモデルチェンジ時期については「2022年」と明言しており、現在GLAクラスなどを生産するドイツ・ジンデルフィンゲン工場のラインアップに加える計画です。

GLCのボディサイズとマイナーチェンジによるエクステリア変更点

ベンツGLCベンツGLCのエクステリア

GLCクラスのボディサイズは、全幅が1.9m前後あるため、日本の都市部で運転するにはやや気を使いますが、SUVらしいスタイルは見晴らしがよく、存在感も抜群です。

新型GLCのホイール新型GLCはホイールデザインも新しくなった

マイナーチェンジしたGLCは、ヘッドライトやフロントグリルにも小変更が施され、17~19インチのホイールも新デザインのものが採用されました。

新型GLCのヘッドライトマイナーチェンジしたGLCはヘッドライトのLEDの位置に変更が見られる

新型GLCのリアランプリアランプのデザインも大きく変更

もっともわかりやすい変更点は、ヘッドライトのLEDが上部だけでなく、下部にも入った点です。
リアランプも、ヘッドランプと同様にデザイン変更が行われ、フルLEDテールランプを採用。はっきりとした枠がLEDによって形作られています。

GLC、GLCクーペ、GLC AMGの参考ボディサイズ
グレード GLC 300 d 4MATIC GLC 300 4MATIC クーペ AMG GLC 63 S 4MATIC+
全長 4,669mm 4,742mm 4,682mm
全幅 1,890mm 1,890mm 1,931mm
全高 1,644mm 1,602mm 1,625mm
ホイールベース 2,873mm 2,873mm 2,873mm
車両重量 1,805kg 1,825kg
駆動方式 4WD 4WD 4WD

GLCのパワートレインはディーゼル・ガソリンともにマイナーチェンジで大幅変更

新型GLCのパワートレイン新型GLCのパワートレイン

初のマイナーチェンジをしたGLCは、パワートレインに大きな変更加えられました。

人気の高いディーゼルエンジンは、パーツの98%を刷新した2.0L直列4気筒ターボの新型「OM654」を導入。振動が低減し、より静寂性が向上。エンジンの回転が非常にスムーズに感じられます。
「OM654」のディーゼルエンジンは「GLC 300 d」(日本導入未定)とデチューンして最高出力を抑えた「GLC220d 4MATIC」に採用されています。

GLCはガソリンエンジンも新開発のM264型2.0L直列4気筒ターボと48Vのマイルドマイブリッドの組み合わせと大刷新。
最大トルクではディーゼルに及ばないものの、蓄電容量1kWhのリチウムイオンバッテリーを備えており、モーターのアシストによって中低回転域での加速もスムーズで、ディーゼル以上の静寂性の高さが特長です。

AMGモデルのエンジンに変更はありませんが、サスペンションやESP、電子制御デフなどの統合制御システム「AMGダイナミック」を搭載しており、ステアリングが更に向上しています。

新型GLC(欧州モデル)の参考スペック
グレード GLC 300 d 4MATIC GLC 300
4MATICクーペ
AMG GLC63 S 4MATIC+
エンジン 2.0L直4DOHC16バルブディーゼルターボ 2.0L直4 DOHC 16バルブガソリンターボ 4L V8 DOHC 32バルブツインターボ
最高出力 245ps(180kW)/4200rpm 258ps(190kW)/5800-6100rpm 510ps(375kW)/5500-6250rpm
最大トルク 500Nm(51.0kgm)/1600-2400rpm 370Nm(37.7kgm)/1800-4000rpm 700Nm(71.4kgm)/1750-4500rpm

また、GLCのエアサスペンションを装着したモデルは、乗り心地が非常によく、高評価を得ています。新型での完成度は更に高まり、初のマイナーチャンジで日本仕様車へも一部モデルにエアサスを導入するのではないかと期待が高まっています。

新型GLCインテリアは「MBUX」によりハイテク化され、より快適に!

新型GLCの「MBUX」新型GLCには「MBUX」の搭載が可能

マイナーチェンジが施されたGLCは、メルセデス・ベンツの対話型の新世代インフォテインメントシステム「MBUX」の搭載が可能です。

「ハイ、メルセデス!」と呼びかけるとシステムが起動。「室内温度を下げて」など明確な命令がなくても「暑い」「寒い」などの言葉の意味を理解し、ユーザーの意図を組んで室内温度を調整してくれます。

「音楽をかけて」「レストランへ行きたい」「駐車場を探して」「家に電話したい」などの要望にも応えてくれるので、ほぼスマホと同じような使い方が可能です。
もちろん音声ではなく、タッチパッドでのコントロールも可能なので、状況に応じて使い分けするのが良いでしょう。

新型価格はどうなる?GLCのグレードと価格をチェック!

日本では2019年冬にGLCマイナーチェンジモデルの導入が控えています。導入グレードや価格は明らかにされていませんが、参考までに現行型GLEの価格をチェックしておきましょう。

グレード 価格
GLC200 6,210,000円
GLC 200 Sports 6,620,000円
GLC 220 d 4MATIC 6,530,000円
GLC 220 d 4MATIC Sports 7,100,000円
GLC 220 d 4MATIC Sports(本革仕様) 7,730,000円
GLC 250 4MATIC Sports 7,290,000円
GLC 250 4MATIC Sports(本革仕様) 7,990,000円
GLC 350 e 4MATIC Sports 9,060,000円
Mercedes-AMG GLC 43 4MATIC 8,960,000円
Mercedes-AMG GLC 63 4MATIC+ 12,720,000円
Mercedes-AMG GLC 63 S 4MATIC+ 14,620,000円

現行型GLCの価格は621万円~906万円、AMGモデルは896万円~146万円です。マイナーチェンジするGLCも価格は、600万円半ば~900万円になる見込みです。

GLCは「快適性が高いSUV」としての進化を続ける

GLCは、エクステリアのカッコよく、走行性能も高水準ですが、なにより特筆しているのが乗り心地の良さです。「ストレスなく乗れる」レベルを遥かに超えて、GLCはいつどこで乗っても静かで快適で、非常に運転しやすく、「この車でなくては!」という気持ちを抱けます。
2019年の商品改良によって搭載可能となった「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)」も他車との差別化に一役買ったと言えるでしょう。

1ランク上のGLEは価格も1000万前後からになりますし、なによりボディサイズが日本向けとは言えません。日本ユーザーにとっては「メルセデス・ベンツらしさ」を思いっきり堪能できるSUVとして、今後もGLCの人気は続くでしょう。