ヤリスのタイヤ

ヤリスのタイヤおすすめ14選 グレード別純正サイズと選び方

ヤリスのタイヤは何を基準に選べばよいのか。転がり抵抗係数とウェットグリップ性能の読み方、ロードインデックスと速度記号の確認方法を整理し、用途別におすすめの14本を比較。16インチ化で燃費が2.8km/L落ちる点など、カタログの裏側まで踏み込みます。

ヤリスのタイヤおすすめ14選 グレード別純正サイズと選び方

ヤリスの純正サイズに適合するおすすめのタイヤ14選

ヤリスに適合する純正タイヤサイズは、175/70R14・185/60R15・185/55R16の3つです。どのサイズが装着されるかはグレードと駆動方式の組み合わせで決まり、同じ「ハイブリッドG」でも2WDとE-Fourでインチ数が変わります。買い替え時に最も多い取り違えがこの部分です。

175/70R14タイヤを標準装備するヤリスのグレード

  • ハイブリッドX(2WD)
  • ハイブリッドG(2WD)
  • ハイブリッドU(2WD/KINTO専用)
  • X(ガソリン・2WD/4WD)
  • G(ガソリン・2WD/4WD)

185/60R15タイヤを標準装備するヤリスのグレード

  • ハイブリッドZ(2WD/E-Four)
  • ハイブリッドX(E-Four)
  • ハイブリッドG(E-Four)
  • ハイブリッドU(E-Four/KINTO専用)
  • Z(ガソリン・2WD/4WD)

185/55R16タイヤが装着されるヤリスのグレード

  • Z(ハイブリッド・ガソリンともにメーカーオプション)
  • G(メーカーオプション)
  • U(メーカーオプション/KINTO専用)
  • 特別仕様車 Z“URBANO”(16×6Jアルミホイールとセットで標準装備)

ヤリスに適合する3つのサイズは、主なタイヤメーカーの低燃費タイヤやコンフォートタイヤのほか、モータースポーツ用タイヤブランドにもラインナップされています。14インチはスチールホイールに樹脂フルキャップを組み合わせたグレード、16インチはアルミホイール装着車という住み分けで、インチ数が上がるほどタイヤ1本あたりの価格も上がります。

ヤリスの新車装着タイヤは、ブリヂストン「ECOPIA EP150」、ダンロップ「エナセーブEC300+」、トーヨータイヤ「NANOENERGY J65」など、生産時期やグレードによって銘柄が異なります。同じヤリスでも隣に停まっている個体と銘柄が違うことは珍しくないため、交換時は必ず自分の車に付いている現物のサイズを確認してから購入してください。

ヤリスのタイヤの選び方 低燃費タイヤとコンフォートタイヤは何が違うのか

ヤリスのタイヤ選びは、燃料消費率(燃費)を優先するか、静粛性や乗り心地といった快適性を優先するかで方向性が分かれます。この2つは相反するものではなく、コンフォートタイヤの多くは低燃費タイヤの基準も同時に満たしていますが、価格帯が1.5倍から2倍近く変わるため、どちらに予算を寄せるかという判断になります。

低燃費タイヤかどうかの目安になるのが、日本自動車タイヤ協会(JATMA)のラベリング制度です。転がり抵抗係数がAAA・AA・Aのいずれかで、かつウェットグリップ性能がa〜dの等級に該当するタイヤが低燃費タイヤと定義されます。ただし転がり抵抗が10%小さくなったときの燃費改善効果は1〜2%程度にとどまるため、AAAとAの差だけで給油代が劇的に変わるわけではありません。むしろ差が出やすいのはウェットグリップ性能のほうで、cとaでは濡れた路面での制動距離に体感できる開きが出ます。雨の日に高速道路を使う頻度が高いなら、転がり抵抗のグレードよりウェットグリップ性能の等級を先に見るほうが実利があります。

もう1つ確認したいのがロードインデックス(LI/荷重指数)と速度記号です。ヤリスの純正指定は175/70R14が84S、185/60R15が84H、185/55R16が83Vで、LI84は1本あたり500kg、LI83は487kgを支えられることを示します。速度記号はSが180km/h、Hが210km/h、Vが240km/hまでの走行に対応するという意味です。純正より低い数値のタイヤを選ぶと車検で指摘されるおそれがあるため、同等以上を選んでください。後述するラリー競技用タイヤのように速度記号がQ(160km/h)のモデルもあり、これは一般道での常用を前提にした設計ではありません。

用途別に整理すると、通勤で走行距離が伸びるなら低燃費タイヤ、家族を乗せる機会が多く車内の会話のしやすさを重視するならコンフォートタイヤ、ダートラやラリーへの参戦を考えているならスポーツタイヤという分け方になります。逆に、年間走行距離が3,000km程度で近所の買い物が中心という使い方であれば、プレミアムコンフォートタイヤの価格差を走行中に取り戻すのは難しく、スタンダードな低燃費タイヤのほうが満足度は高くなります。

ヤリスにおすすめの低燃費タイヤ6選

タイヤ

低燃費タイヤとは、JATMAのグレーディングシステムにおいて転がり抵抗性能がA/AA/AAAのいずれかで、かつウェットグリップ性能がa〜dの等級を獲得しているタイヤのことです。ヤリスはWLTCモード燃費が最高36.0km/L(ハイブリッドX・2WD、トヨタ公表値)のハイブリッド車も設定されており、低燃費タイヤの選択が車本来の燃費性能を引き出すことにつながります。

この36.0km/Lという数値を毎月の支出に置き換えると、月1,000km走行で消費するガソリンは約28L、レギュラー170円/L(2026年9月時点の全国平均)で計算すると月々約4,700円です。同じ距離を1.0Lガソリン車(WLTC20.2km/L)で走ると約8,400円になり、月あたり3,700円前後の差が出ます。タイヤの転がり抵抗が落ちればこの差は縮まっていくため、ハイブリッドを選んだ理由を維持したい方ほどタイヤの等級が効いてきます。

転がり抵抗性能の最高グレード「AAA」を全サイズで獲得した ヨコハマ ブルーアース AE-01F 14インチ

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 175/70R14 84S

新型ヤリスにおすすめのYOKOHAMA BluEarth AE-01F 175/70R14 84Sのタイヤブレンドポリマーと高分散性シリカがヨコハマ ブルーアース AE-01Fの低燃費性能の最高グレードAAAを実現

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth AE-01F
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 602mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 S
低燃費グレード AAA/c
値段 5,820円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ BluEarth AE-01F 15インチ

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/60R15 84H

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/60R15 84H貫通せず湾曲させたセンターのドルフィングルーブが剛性を高めて偏摩耗を防ぐヨコハマ ブルーアース AE-01F

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth AE-01F
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード AAA/c
値段 8,870円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ BluEarth AE-01F 16インチ

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/55R16 83V

YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/55R16 83Vヨコハマ ブルーアース AE-01Fのサイドウォールのブルーアース・テクノロジーマークは転がり抵抗性能AAAの証

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth AE-01F
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 610mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード AAA/c
値段 10,950円~(2026年調べ)

ヨコハマのBluEarth AE-01F(ブルーアース AE-01F)は、全サイズで転がり抵抗性能AAAグレードを獲得したスタンダード低燃費タイヤです。強度に優れた新開発のナノブレンドゴムが低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立し、耐摩耗性能も向上させています。AAAグレードはJATMAの等級制度における最上位で、ヤリスに履けるタイヤの中でも転がり抵抗の小ささでは最上位のカテゴリーに入ります。サイドウォールを間近で見ると、AAA取得の証であるブルーアース・テクノロジーマークが刻まれているのが確認できます。

一方で、ウェットグリップ性能のグレードは「c」です。最上位の「a」を獲得したタイヤと比べると、濡れた路面での制動距離は長くなります。晴れた日の通勤が中心で年間走行距離が1万kmを超えるような使い方には素直に刺さりますが、梅雨時に高速道路を頻繁に使う、あるいは子どもの送迎で雨天の発進停止が多いという条件なら、同じ低燃費タイヤでもウェットグリップaのモデルを優先したほうが安心です。長期使用では、転がり抵抗の低いタイヤほど摩耗が進んだときの性能低下を感じやすくなるため、残り溝の管理はこまめに行ってください。

高速走行でも高い操縦安定性とウェットグリップ性能「a」を実現したグランドツーリングタイヤ ヨコハマ ブルーアースGT AE51 15インチ

YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/60R15 84H

YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/60R15 84H長距離移動を意味するグランドツーリング(GT)での力強い走行性能を追求したヨコハマ ブルーアースGT AE51

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth-GT AE51
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/a
値段 10,280円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ BluEarth-GT AE51 16インチ

YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/55R16 83V

YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/55R16 83Vヨコハマ ブルーアースGT AE51の専用構造により剛性を確保することで高速走行時に優れた操縦安定性を発揮

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド BluEarth-GT AE51
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 610mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード A/a
値段 12,220円~(2026年調べ)

ヨコハマのBluEarth-GT AE51(ブルーアースGT AE51)は、低燃費性能に高い操縦安定性を備えたグランドツーリングタイヤです。非対称パターンと専用構造によってタイヤ剛性を高め、高速走行でもスムーズなレーンチェンジを実現します。ウェットグリップ性能「a」は最高等級で、雨天時の制動距離短縮に効果があります。

AE-01Fと比べると転がり抵抗係数はAAAからAへ1段階下がりますが、その代わりにウェットグリップ性能がcからaへ2段階上がります。高速道路の移動が多い方や、横風を受けやすい橋梁部でヤリスの軽さが気になるという方には、この振り分けのほうが合います。実際に履き替えた事例では、100km/h巡航でのステアリング修正が減ったという傾向が出やすく、長距離での疲労軽減につながります。ただし175/70R14の設定はないため、14インチ車が選ぶには16インチへのインチアップが前提になります。

耐摩耗性能と耐偏摩耗性能の向上でタイヤを長持ちさせる ダンロップ エナセーブ EC204 14インチ

DUNLOP エナセーブ EC204 175/70R14 84S

新型ヤリスにおすすめのDUNLOP エナセーブ EC204 175/70R14 84SのタイヤOUT側の剛性を高めた非対称パターンがよれを防いでダンロップ エナセーブ EC204の耐偏摩耗性能をアップ

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド エナセーブ EC204
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 605mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 S
低燃費グレード AA/c
値段 5,610円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ エナセーブ EC204 15インチ

DUNLOP エナセーブ EC204 185/60R15 84H

新型ヤリスにおすすめのDUNLOP エナセーブ EC204 185/60R15 84Hのタイヤランド比アップにより接地面を拡大することで接地圧を分散して摩耗を抑えるダンロップ エナセーブ EC204

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド エナセーブ EC204
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 9,220円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ エナセーブ EC204 16インチ

DUNLOP エナセーブ EC204 185/55R16 83V

新型ヤリスにおすすめのDUNLOP エナセーブ EC204 185/55R16 83Vのタイヤダンロップ エナセーブ EC204の直進やカーブの際に丸い形状で接地する新プロファイルが偏摩耗をさらに抑制

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド エナセーブ EC204
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 610mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード AA/c
値段 11,720円~(2026年調べ)

ダンロップのエナセーブ EC204(EC204)は、優れた耐摩耗性能によってタイヤが長持ちするスタンダード低燃費タイヤです。カーブや細かいハンドル操作で起こる偏摩耗(片減り)を抑制してロングライフを実現し、タイヤの溝を維持することでヤリスの安全な走りを長く支えます。トレッド面を間近で見ると、OUT側のブロックがIN側より大きく取られているのがわかり、この非対称設計がコーナリング時のよれを抑えています。

低燃費グレードはAA/cで、AAAのAE-01Fより転がり抵抗は1段階劣りますが、摩耗ライフとのバランスで選ばれています。ヤリスは車両重量が1トン前後と軽く、もともとタイヤへの負担が小さい部類ですが、前輪駆動のためフロントタイヤの摩耗が先行します。オーナーから一般的に聞かれるのは「前後のローテーションを挟んだら交換サイクルが1年延びた」という声で、EC204のようなロングライフ志向のタイヤはローテーションと組み合わせたときに効いてきます。走行距離が年間1万kmを超え、4年から5年のスパンで維持費を計算したい方に向く選択肢です。

低燃費性能と摩耗ライフを両立しウェットグリップも向上した トーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラス 14インチ

TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 175/70R14 84S

新型ヤリスにおすすめのTOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 175/70R14 84Sのタイヤ新しいコンパウンドとワイドトレッドがトーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラスの燃費性能と摩耗ライフを両立

車種 ヤリス
メーカー トーヨータイヤ
ブランド NANOENERGY 3 PLUS
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 602mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 S
低燃費グレード A/b
値段 5,800円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ NANOENERGY 3 PLUS 15インチ

TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/60R15 84H

TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/60R15 84H重量化を抑制しながら剛性を高めることで操安性と低燃費を両立したトーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラス

車種 ヤリス
メーカー トーヨータイヤ
ブランド NANOENERGY 3 PLUS
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 605mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 7,100円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ NANOENERGY 3 PLUS 16インチ

TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/55R16 83V

TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/55R16 83Vトーヨータイヤ ナノエナジー 3 プラスの4本のストレート溝が排水性を高めてウェットグリップ性能をアップ

車種 ヤリス
メーカー トーヨータイヤ
ブランド NANOENERGY 3 PLUS
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 611mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード A/b
値段 9,240円~(2026年調べ)

トーヨータイヤのNANOENERGY 3 PLUS(ナノエナジー3プラス)は、ウェットグリップ性能が「NANOENERGY 3」よりも1グレードアップしたスタンダード低燃費タイヤです。ウェットチューンした低燃費トレッドコンパウンドが低燃費性能と摩耗ライフを維持しながらウェットグリップ性能を高め、高剛性リブパターンによってヤリスの走りに求められる基本性能を両立しています。

ヤリスに履ける3サイズすべてに設定があり、しかも15インチと16インチはここで紹介している低燃費タイヤの中では価格が抑えられている部類です。「純正から大きく変えたくないが、できるだけ費用を抑えたい」という条件に対して、ウェットグリップ性能bを確保しながら応えるのがこのタイヤの立ち位置になります。転がり抵抗係数はAで、AAAのモデルと比べれば燃費面では譲りますが、その差は年間走行1万kmでガソリン数リットル分に収まります。購入前に見落とされがちなのは、価格差をどこで取り戻すのかという視点で、走行距離が短い使い方ほど初期費用の安さがそのまま効いてきます。

基本性能を犠牲にせずグリーンパフォーマンスを向上したコンパクトカー向けの低燃費タイヤ ピレリ チントゥラートP6

PIRELLI Cinturato P6 185/60R15 84H

PIRELLI Cinturato P6 185/60R15 84H接地性の向上によりドライ路面でもウェット路面でも優れたブレーキ性能を発揮するピレリ チントゥラート P6

車種 ヤリス
メーカー ピレリ
ブランド Cinturato P6
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/b

ピレリのCinturato P6(チントゥラートP6)は、日常的に車を運転するファミリー層に向けた中型・小型車向け低燃費タイヤです。排水性の改善や接地面積の拡大によりウェット路面・ドライ路面でのブレーキ性能を高め、ノイズを抑えてより静かな走りを実現します。新たなコンパウンドの採用により、他の性能を落とさずに転がり抵抗を低減しています。

国産タイヤと比べると、サイドウォールがしっかりしていてステアリングを切り始めた瞬間の反応が早い、という味付けの違いが出ます。段差を越えたときの当たりはやや硬めで、静かさや柔らかさを最優先する方には国産コンフォートタイヤのほうが合います。ヨーロッパ車のような走行感覚をヤリスで試したいという方には面白い選択肢です。設定は185/60R15のみで、185/55R16のラインナップはありません。

ウェット性能と耐摩耗性を高めた低燃費タイヤ ミシュラン エナジー セイバー+ 14インチ

MICHELIN ENERGY SAVER+ 175/70R14 84T

新型ヤリスにおすすめのMICHELIN ENERGY SAVER+ 175/70R14 84Tのタイヤワイドな接地面が路面をグリップしてミシュラン エナジーセイバー+のブレーキ・ハンドリング性能をアップ

車種 ヤリス
メーカー ミシュラン
ブランド ENERGY SAVER+
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 602mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 T
低燃費グレード A/b

ヤリスのタイヤ ENERGY SAVER+ 15インチ

MICHELIN ENERGY SAVER+ 185/60R15 88H XL

新型ヤリスにおすすめのMICHELIN ENERGY SAVER+ 185/60R15 88H XLのタイヤ分子間の結合が強固になったコンパウンドが摩擦によるエネルギーロスを抑えるミシュラン エナジーセイバー+

車種 ヤリス
メーカー ミシュラン
ブランド ENERGY SAVER+
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 H
低燃費グレード A/b

ヤリスのタイヤ ENERGY SAVER+ 16インチ

MICHELIN ENERGY SAVER+ 185/55R16 83V

新型ヤリスにおすすめのMICHELIN ENERGY SAVER+ 185/55R16 83Vのタイヤミシュラン エナジーセイバー+の効果的な接地形状のプロファイルが過度な温度上昇を抑えて転がり抵抗を低減

車種 ヤリス
メーカー ミシュラン
ブランド ENERGY SAVER+
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 610mm
タイヤの種類 低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード A/b

ミシュランのENERGY SAVER+(エナジーセイバープラス)は、強力なグリップと低燃費性能を両立した低燃費タイヤです。ワイドな接地面が路面をグリップしてブレーキ・ハンドリング性能を高め、発熱によるエネルギーロスを抑えた転がり抵抗の低さが優れた低燃費性能を実現しています。ミシュランタイヤは耐摩耗性への評価が高く、長距離走行でのコストパフォーマンスに優れるという声がオーナーから多く聞かれます。

注意したいのが185/60R15のロードインデックスです。このサイズはLI88のエクストラロード(XL)規格で、純正のLI84よりも高い荷重に対応する代わりに、指定空気圧も純正より高く設定する必要があります。空気圧を純正値のまま入れると本来の性能が出ず、乗り心地だけが悪化します。XL規格のタイヤに履き替える場合は、必ず空気圧の換算について交換先で確認してください。なお本モデルは後継の「ENERGY SAVER 4」へ移行しており、店頭在庫は流通分が中心になります。

ヤリスにおすすめのコンフォートタイヤ4選

静粛性や乗り心地などの快適性を高めたコンフォートタイヤは、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能に優れた低燃費タイヤでもあります。ヤリスはGA-Bプラットフォーム採用により優れた乗り心地を持ちますが、コンフォートタイヤへの交換でさらに快適性を高められます。

ヤリスのようなコンパクトカーは遮音材の量が上位クラスより少なく、ロードノイズが室内に届きやすい構造です。そのため、車両側の対策が厚いミドルクラス以上と比べると、タイヤを替えたときの変化がはっきり出ます。価格は純正相当の低燃費タイヤの2倍前後になりますが、静粛性に投資したときの費用対効果が高いのはむしろコンパクトカーのほうです。

SHINOBIテクノロジーとサイレントコアがヤリスの快適な走りを実現する ダンロップ ルマン5 14インチ

DUNLOP LE MANS V 175/70R14 84H

新型ヤリスにおすすめのDUNLOP LE MANS V 175/70R14 84Hのタイヤサイドウォールやトレッドで衝撃を吸収することでダンロップ ルマン ファイブの静かで快適な乗り心地を実現

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド LE MANS V
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 602mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード AA/c
値段 7,630円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ LE MANS V 15インチ

DUNLOP LE MANS V 185/60R15 84H

DUNLOP LE MANS V 185/60R15 84H溝壁に設置したセレーションが空気の流れによって起こるパターンノイズを抑えるダンロップ ルマン ファイブ

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド LE MANS V
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 605mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード AA/b
値段 10,120円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ LE MANS V 16インチ

DUNLOP LE MANS V 185/55R16 83V

DUNLOP LE MANS V 185/55R16 83Vダンロップ ルマン ファイブのトレッド面の外側の剛性を高めることで偏摩耗を抑制してライフ性能をアップ

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド LE MANS V
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 612mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード AA/b
値段 13,070円~(2026年調べ)

ダンロップのLE MANS V(ルマンファイブ)は、静粛性能を高めるためのサイレントコア(特殊吸音スポンジ)を搭載した低燃費タイヤです。タイヤ内部の空気の振動を抑制するサイレントコアが空洞共鳴音を吸収して静粛性を向上させ、サイドウォールやトレッドのクッション性を高めたSHINOBIテクノロジーによって音もなく歩く忍者のような静かな走りを実現します。低燃費グレードはAA/bからAA/cと燃費性能も高水準です。溝の壁面を間近で見ると、細かなセレーション(きざみ)が並んでおり、これが溝の中を通る空気の乱れを抑えています。

試乗して気づくのは、荒れた舗装路で「ゴー」という低い音が一段階小さくなることです。プレミアムコンフォートタイヤほどの価格をかけずに静かさを取りにいける点が、このタイヤが長く支持されている理由になります。現在はウェット性能を強化した後継の「LE MANS V+」へ切り替わっており、175/70R14から185/55R16まで同様に設定されています。購入時にどちらを選ぶか迷う場面では、雨天走行の頻度が高いならV+、価格を抑えたいなら流通しているVという分け方が現実的です。

サイレントテクノロジーがヤリスの優雅な乗り心地を実現するプレミアムコンフォートタイヤ ブリヂストン レグノ GR-XII 14インチ

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 175/70R14 84S

新型ヤリスにおすすめのBRIDGESTONE REGNO GR-XII 175/70R14 84Sのタイヤ独自技術により進化したゴムがブリヂストン レグノ GR-X2の低燃費/ウェット/ライフをバランスよく高める

車種 ヤリス
メーカー ブリヂストン
ブランド レグノ GR-XII
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ外径 606mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 S
低燃費グレード A/b
値段 10,310円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ REGNO GR-XII 15インチ

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/60R15 84H

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/60R15 84Hダブルブランチ消音器が1つで2本の溝の気柱共鳴音を抑えて静粛性を高めるブリヂストン レグノ GR-X2

車種 ヤリス
メーカー ブリヂストン
ブランド レグノ GR-XII
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 605mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 15,030円~(2026年調べ)

ヤリスのタイヤ REGNO GR-XII 16インチ

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/55R16 83V

BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/55R16 83Vブリヂストン レグノ GR-X2のトレッドに内蔵したノイズ吸収シート2が振動を抑えてロードノイズを低減する

車種 ヤリス
メーカー ブリヂストン
ブランド レグノ GR-XII
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径 612mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 83
速度記号 V
低燃費グレード A/b
値段 19,584円~(2026年調べ)

ブリヂストンのREGNO GR-XII(レグノ GR-XII)は、静粛性能・乗り心地・運動性能などがワンランク上の走りを実現するプレミアムコンフォートタイヤです。荒れた路面での「ゴー」「ガー」というロードノイズや、滑らかな路面での「ヒュー」「シャー」というパターンノイズを低減し、突起を乗り越えた際の衝撃や段差・うねりによるふらつきを抑制してヤリスの乗り心地をより快適にします。トレッド面を間近で見ると、溝の中に消音器の開口部が規則的に並んでいるのが確認できます。

購入後に気づくのは「オーディオの音量を2つ下げても同じように聴こえる」という変化で、車内での会話のしやすさに直結します。価格は純正相当タイヤの3倍前後になるため、年間走行距離が短い方が費用を回収するのは難しく、毎日ヤリスで通勤する方や高速道路での長距離移動が多い方に効いてくるタイヤです。

レグノは2024年2月に後継の「REGNO GR-XIII」が発売されており、175/70R14・185/60R15・185/55R16のいずれも設定があります。GR-XIIIではウェットグリップ性能がbからaへ引き上げられているため、静粛性に加えて雨天時の制動性能も重視するなら、現行モデルを選ぶ意味があります。

144に細分化したブロックがヤリスの静かな走りを実現するプレミアムコンフォートタイヤ ヨコハマ アドバン デシベル V552

YOKOHAMA ADVAN dB V552A 185/60R15 84H

YOKOHAMA ADVAN dB V552A 185/60R15 84H衝撃を吸収する専用プロファイルが振動の発生を抑えて静かな走りを実現するヨコハマ アドバン デシベルV552

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド アドバン デシベル V552
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 18,711円~(2026年調べ)

ヨコハマのADVAN dB V552(アドバン デシベル V552)は、dB(デシベル)という名を冠する静粛性を追求したコンフォートタイヤです。5種類の大きさのブロックによりパターンノイズを低減し、トレッド部やサイドウォール部の振動を抑えて静かな走りを実現します。小粒子シリカ配合のコンパウンドが高いウェット性能を発揮しながら、耐摩耗性能と燃費性能を維持しています。

レグノと比べると、こちらはブロックの分割で音の周波数を散らす方向のアプローチで、高い周波数の耳につく音が減る傾向があります。どちらが静かかは車両や路面で印象が変わるため、静粛性を最優先するなら両方を検討対象に入れておくと選びやすくなります。後継モデルの「ADVAN dB V553」が2024年2月より発売されており、設定サイズは185/60R15のみです。

低燃費性能と高い操安性を両立したスポーティなコンフォートタイヤ ファルケン ジークス ZE914F

FALKEN ZIEX ZE914 F 185/60R15 84H

FALKEN ZIEX ZE914 F 185/60R15 84Hパターン剛性の最適化によりリニアなハンドリングと快適な乗り心地を両立したファルケン ジークス ZE914F

車種 ヤリス
メーカー ファルケン
ブランド ジークス ZE914 F
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 H
低燃費グレード A/b
値段 6,980円~(2026年調べ)

ファルケンのZIEX ZE914 F(ジークス ZE914F)は、操縦性・乗り心地・低燃費といったさまざまなニーズを追求したスポーティなコンフォートタイヤです。新配合のコンパウンドが優れたウェットグリップ性能を発揮すると同時に高い低燃費性能を実現し、接地性と剛性を高めたパターンによってリニアなハンドリングとヤリスの快適な乗り心地を両立しています。

ここで紹介しているコンフォートタイヤの中では価格が最も抑えられており、静粛性そのものを買いにいくのではなく、純正タイヤより一段上の操縦安定性を手頃に確保したいという使い方に向きます。プレミアムコンフォートタイヤのような包み込む静けさを期待して買うと物足りなさを感じやすいため、その点は割り切って選んでください。設定は185/60R15のみです。

ヤリスにおすすめのスポーツタイヤ4選

世界ラリー選手権(WRC)などのモータースポーツシーンで活躍するヤリスには、スポーツタイヤもおすすめです。ヨコハマ「ADVAN」、ダンロップ「DIREZZA」などのモータースポーツ用タイヤのほか、ナンカンのスポーツタイヤが適合します。

ここで注意が必要なのが速度記号です。ラリー・ダートトライアル用タイヤの多くは速度記号がQで、これは160km/hまでの走行を前提にした設計を意味します。純正の185/60R15はHの210km/h対応なので、競技用タイヤに履き替えると速度性能の余裕は大きく減ります。また排水性やウェット性能は一般用タイヤとは設計思想が異なり、公道での雨天走行では制動距離が伸びる場面があります。通勤用の車両にそのまま装着するのではなく、競技用のホイールごと持ち込んで現地で履き替える運用が前提になります。

グラベルステージで高いトラクションを発揮するラリー・ダートトライアル用タイヤ ヨコハマ アドバン A053

YOKOHAMA ADVAN A053 185/60R15 84Q

YOKOHAMA ADVAN A053 185/60R15 84QTOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジや全日本ラリー選手権などでの使用可能なヨコハマ アドバン A053

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド アドバン A053
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径  
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 Q
低燃費グレード 対象外
値段 23,843円~(2026年調べ)

ヨコハマのADVAN A053(アドバン A053)は、幅広い速度域に対応するラリー・ダートトライアル用ラジアルタイヤです。ヤリスのハイスピードな直進や低中速コーナリングで高いトラクションを発揮し、さまざまなグラベル(未舗装路)に対応します。本サイズは短距離・低温時の走行向けのSコンパウンドのみの設定ですが、長距離・高温時の走行向けのMコンパウンドの設定もあります。

目の前にすると、ブロックの角が立って深く刻まれており、一般的な低燃費タイヤとの見た目の差は明らかです。TOYOTA GAZOO Racingのラリーチャレンジや全日本ラリー選手権での使用実績があり、競技出場を前提にヤリスのポテンシャルを引き出したい方に向きます。185/55R16の設定はありません。

幅広い路面状況に対応しヤリスのハンドリング性能を高めるラリー・ダートトライアル用タイヤ ヨコハマ アドバン A035

YOKOHAMA ADVAN A035 185/60R15 84Q

YOKOHAMA ADVAN A035 185/60R15 84Qパターン内側のスモールガルウイングと外側のVシェイプがトラクションを発揮するヨコハマ アドバン A035

車種 ヤリス
メーカー ヨコハマ
ブランド アドバン A035
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 603mm
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 84
速度記号 Q
低燃費グレード 対象外

ヨコハマのADVAN A035(アドバン A035)は、幅広い路面状況に対応するラリー・ダートトライアル用ラジアルタイヤです。ヤリスの直進走行性を高めるだけでなく、優れたハンドリング応答性とコーナリング性能を発揮します。本サイズは走行初期や路面温度が20℃以下の低温時・ハーフウェット時のグリップ力を強化したSコンパウンドのみの設定です。

A053との違いはコンパウンドとパターンの想定路面にあり、A035は路面状況が読み切れないステージでの汎用性に振られています。初めてダートトライアルに参加するなら、まずこちらを選んで路面ごとの挙動を覚えるという使い方が現実的です。185/55R16の設定はありません。

硬質ダートや乾いた舗装路で高いグリップ性能とコントロール性能を発揮するラリー競技用タイヤ ダンロップ ディレッツァ 95R

DUNLOP DIREZZA 95R 185/60R15 88Q XL

DUNLOP DIREZZA 95R 185/60R15 88Q XLブロック配列の最適化によりコーナリング時に高いトラクション性能を発揮するダンロップ ディレッツァ 95R

車種 ヤリス
メーカー ダンロップ
ブランド ディレッツァ 95R
タイヤサイズ 185/60R15
タイヤ外径 609mm
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 88
速度記号 Q
低燃費グレード 対象外

ダンロップのDIREZZA 95R(ディレッツァ 95R)は、2019年9月発売のラリー・ダートトライアル競技用タイヤです。最適化されたブロック配列のパターンデザインが高いグリップ性能とコントロール性能を発揮し、ヤリスのコーナリングで優れたトラクションを実現します。一般ダートや硬質ダートのほか、ドライな舗装路での使用に適しています。

ロードインデックスは88のエクストラロード(XL)規格で、純正の84より高い荷重に対応します。競技では路面からの入力が大きいため、この余裕が効いてきます。日本国内のダートラシーンで実績があり、硬質路面を多く走るイベントに出る方に向きます。設定は185/60R15のみです。

強力なグリップ力でドライ路面の応答性とウェット路面の安全性を高めるスポーツタイヤ ナンカン NS-25

NANKANG NS-25 185/55R16 87V XL

NANKANG NS-25 185/55R16 87V XLショルダー部の溝に配置したタイバーが剛性を確保してさらにノイズを低減して静粛性を高めるナンカン NS-25

車種 ヤリス
メーカー ナンカン
ブランド NS-25
タイヤサイズ 185/55R16
タイヤ外径  
タイヤの種類 スポーツタイヤ
ロードインデックス 87
速度記号 V
低燃費グレード 対象外
値段 8,320円~(2026年調べ)

ナンカンのSportnex NS-25(スポーツネックス NS-25)は、ウェットグリップ性能に加えて静粛性能を高めたスポーツタイヤです。ドライ路面では特殊配合シリカのトレッドゴムがヤリスの操縦性を高めつつ、溝側面の段差エッジ効果でグリップ性能をアップします。ウェット路面では4本のストレートグルーブが排水性を高め、雨の日も安心した走りを実現しています。

ここまでの競技用3モデルとは違い、速度記号はVの240km/h対応で、公道での常用を前提にしたスポーツタイヤです。国産スポーツタイヤに比べて価格が抑えられており、16インチ化したヤリスの足元を引き締めつつ費用を抑えたいという使い方に合います。一方で、耐摩耗性能や経年での硬化傾向まで含めた長期の安定感を国産プレミアムと同じ水準で期待すると、評価が分かれやすい部分です。設定は185/55R16のみです。

ヤリスのタイヤサイズを確認する方法と間違えやすいポイント

グレード表だけで判断すると取り違えが起きます。理由は3つあり、メーカーオプションで16インチを選んでいる個体があること、中古車では前オーナーが別サイズに替えている可能性があること、そして同じグレード名でも駆動方式でインチが変わることです。購入前に必ず現物を確認してください。

最も確実なのは、装着されているタイヤのサイドウォールに刻印された表記を読むことです。「185/60R15 84H」のように、タイヤ幅(mm)、扁平率(%)、ラジアル構造を示すR、リム径(インチ)、ロードインデックス、速度記号の順に並んでいます。次に確認したいのが運転席ドアを開けた車体側に貼られているラベルで、ここには純正タイヤサイズと指定空気圧が記載されています。ヤリスはグレードによって複数サイズが併記されている場合があるため、ラベルだけで判断せず現物と突き合わせるのが確実です。

中古でヤリスを購入した場合に見落とされがちなのが、前後で銘柄が違うケースです。ローテーションの都合で前だけ交換された個体では、前後の残り溝差が大きく、雨天時の挙動が不安定になります。納車前にタイヤの4本すべての銘柄と製造年週(サイドウォールの4桁数字で、前2桁が週、後2桁が年)を確認しておくと、交換時期の計画が立てやすくなります。

14インチと16インチで何が変わるか インチアップとインチダウンの判断材料

ヤリスは純正で14インチから16インチまで設定があるため、サイズ変更の判断材料をメーカー公表値で比較できる珍しい車種です。トヨタの主要諸元表では、ハイブリッドZ(2WD)の標準15インチ装着時のWLTCモード燃費が35.4km/Lであるのに対し、185/55R16タイヤと16×6Jアルミホイールを装着した場合は32.6km/Lとなります。その差は2.8km/Lです。

これを年間1万km走行で換算すると、必要なガソリンは約283Lから約307Lへ増え、レギュラー170円/L(2026年9月時点の全国平均)で年間約4,100円の差になります。E-Fourでは30.2km/Lから29.0km/Lへ、ガソリンZの2WDでは20.3km/Lから20.0km/L、4WDでは18.6km/Lから18.1km/Lへと、いずれも16インチ側が不利です。車両重量も16インチ装着で10kg増加します。

もう1つ変わるのが取り回しです。最小回転半径は175/70R14を履くガソリンG・Xの2WDが4.8m、15インチ以上を履くZでは5.1mと、0.3mの差があります。狭い立体駐車場やコインパーキングでの切り返しが多い使い方では、この0.3mは毎日の操作感として効いてきます。

一方で16インチには明確な利点もあります。扁平率が70から55に下がることでサイドウォールの高さは約122mmから約102mmへと20mm程度低くなり、ステアリングを切ったときのたわみが減って応答が早くなります。見た目の面でも、目の前にするとフェンダーとタイヤの隙間の詰まり方が変わり、車両の印象が引き締まります。高速道路での直進安定性を重視する方や、外観を優先する方には16インチが向きます。

ランニングコストの観点では、同じ銘柄でも14インチと16インチでタイヤ1本あたりの価格がおおむね2倍近くになります。4年ごとに交換すると仮定すれば、燃費差と本体価格差の両方が積み上がる計算です。逆に、16インチ装着車から14インチへのインチダウンは、純正設定のないグレードでは推奨できません。ロードインデックスが不足する、ブレーキキャリパーと干渉するといった問題が起きるためで、インチダウンを検討するなら適合を販売店で確認してください。

ヤリスのタイヤ交換時期の目安と交換費用の相場

交換の判断基準は残り溝、経過年数、外観の3つです。道路運送車両の保安基準では乗用車の残り溝の限度は1.6mmと定められており、これを下回るとスリップサインが露出して車検に通りません。ただし1.6mmは安全に走れる下限ではなく限界値です。ウェット路面での排水性能は残り溝4mmを切るあたりから低下が目立ちはじめるため、夏タイヤは4mm前後を交換の検討開始ラインに置くと余裕を持って計画できます。

経過年数については、溝が残っていてもゴムの硬化は進みます。製造から5年を超えたタイヤは、残り溝にかかわらず専門店での点検を受けてください。サイドウォールの細かいひび割れ、トレッド面の一部だけが減る偏摩耗、走行中の振動の増加は、いずれも交換を前倒しする材料になります。

点検を後回しにしたときのリスクは、公的なデータにも表れています。JAFのロードサービス救援データ(2025年度)では、高速道路での出動理由の第1位がタイヤのパンク・バースト・空気圧不足で、全体の約44%を占めています。一般道では約20%で第2位です。原因の多くは空気圧不足で、空気圧が低いまま高速走行するとタイヤがたわみ続けて発熱し、スタンディングウェーブ現象からバーストに至ります。

ヤリスで特に意識したいのが、全車でスペアタイヤを積まず、タイヤパンク応急修理キットが標準装備されている点です。応急修理キットが対応できるのはトレッド面の小さな穴に限られ、サイドウォールの損傷やバーストには使えません。高速道路上でバーストすれば、その場でできることは救援要請だけになります。月1回程度、給油のタイミングで空気圧をチェックする習慣が、そのままリスク回避につながります。指定空気圧は運転席ドア開口部のラベルに記載されています。

摩耗を均一にするには、5,000kmから10,000km走行ごと、または半年に1回を目安にローテーションを行ってください。ヤリスは前輪駆動のため前後の摩耗差が出やすく、前後の入れ替えが基本になります。回転方向が指定されているタイヤでは左右の入れ替えができないため、購入時にパターンの種類を確認しておくと作業がスムーズです。

交換工賃の相場は、14インチから16インチの乗用車サイズで、脱着・組み替え・バランス調整・廃タイヤ処分料を含めて4本あたり6,000円から12,000円程度です。依頼先によって幅があり、ディーラーが最も高く、整備工場やタイヤ専門店が中程度という傾向があります。インチが上がるほど工賃も上がるため、16インチ化する際は本体価格だけでなく工賃差も見積もりに入れておいてください。

ヤリスのプラットフォームはコンパクトカー向けTNGA「GA-B」

ヤリスのタイヤ

2020年2月10日に発売されたヤリスは、トヨタのコンパクトカー向けプラットフォーム「TNGA GA-B」を初採用した第4世代のモデルです。ヴィッツの後継車として世界統一車名「ヤリス」となりました。

TNGAのプラットフォームは車種クラスごとに設計されており、中型クラス用「GA-C」はプリウス・C-HR・カローラに、大型クラス用「GA-K」はカムリやRAV4に、プレミアムクラス向けの「GA-L」はクラウンやレクサスLC/LSに使われています。コンパクトカー向けのGA-Bはヤリスで初搭載されました。

TNGAの採用により、軽量でありながら高剛性のボディを実現しています。ねじり剛性は従来比30%向上(トヨタ発表)しており、タイヤからの路面インフォメーションが正確に伝わりやすい車体剛性となっています。高剛性ボディはタイヤの性能をより効果的に引き出せるため、コンフォートタイヤへの交換による静粛性向上や、低燃費タイヤのグリップ性能の恩恵をより感じやすいモデルです。

サスペンション形式もタイヤの効き方に影響します。フロントはマクファーソンストラット式で共通ですが、リヤは2WDがトーションビーム式、ハイブリッドのE-Fourと4WDがダブルウィッシュボーン式と異なります。E-Fourは後輪が独立して動くため、同じ銘柄のタイヤに履き替えても後席での突き上げの出方が2WDとは変わります。試乗車と自分の車で駆動方式が違う場合、乗り心地の印象がそのまま当てはまるとは限らない点は覚えておいてください。

車両重量は1,000kg前後から1,090kg程度と軽量で、タイヤ1本あたりにかかる負担は同クラスの中でも小さい部類に入ります。そのぶん、タイヤの性格の違いが走りにそのまま反映されやすく、銘柄を変えたときの変化を体感しやすい車です。純正から一段上のタイヤに替える価値を実感しやすいモデルであり、逆に安さだけで選ぶと剛性不足や騒音の増加が気になりやすいという裏表があります。