ヤリスの維持費

ヤリスの年間維持費をガソリン車とハイブリッドモデル別に求めて比較

ヤリスの年間維持費をハイブリッドタイプとガソリン車別に求め比較:任意保険料や自動車税などを内訳とする概算額は、高出力モーターをフロントとリヤに搭載するグレード「HYBRID G 1.5L 2WD」が約34.7万円、低燃費にも貢献するダイナミックフォースエンジンを積載する「G 1.5L 2WD」は約36.9万円。

ヤリスの年間維持費をガソリン車とハイブリッドモデル別に求めて比較

ヤリスの年間維持費をグレード「G 1.5L CVT 2WD」と「HYBRID G 1.5L 2WD」をモデルケースとして選んで概算

2020年2月10日にヴィッツから「YARIS(ヤリス)」へ車名を変更して新登場するトヨタのコンパクトカーの年間維持費(概算値)を求めました。モデルケースとして選んだのは、M15A-FKSエンジンに駆動用モーターをパワーユニットとして組み合わせる「HYBRID G 1.5L 2WD」と、高速燃焼技術を導入する新開発のダイナミックフォースエンジンを搭載するグレード 「G 1.5L CVT 2WD」です。

自動車税・燃料代などを内訳とする両グレードの年間維持費だけではなくて、ヤリスの各グレードの特徴も紹介。

ヤリスのグレード別特徴と車両価格一覧表

ヤリスは、トヨタがラインナップするコンパクトカーとしては初めてTNGAプラットフォームを導入して、ゼロベースからクルマ造りを見直してムダを省いて、操縦安定性・燃費性能・運転のしやすさの高水準化を達成した車両です。

同車は、低・中速域でのトルク値を魅力的な数値とさせる1.0Lエンジンや、高速燃焼技術を採用してTNGAのコンセプトを具現化させる1.5Lダイナミックフォースエンジン、1.5Lエンジンにエネルギーロスの少ない高出力モーターを組み合わせるハイブリッドシステムをパワーユニットとして搭載させるグレードを展開しています。

ヤリス グレード「G 1.5L CVT 2WD」と「HYBRID G 1.5L 2WD」の主要諸元
グレード G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD
全長 3,940mm 3,940mm
全幅 1,695mm 1,695mm
全高 1,500mm 1,500mm
ホイールベース 2,550mm 2,550mm
最小回転半径 4.8m 4.8km
燃費(WLTCモード) 21.4km/L 35.8km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 5名 5名
車両重量 1,000kg 1060kg
エンジン M15A-FKS 直列3気筒 M15A-FXE 直列3気筒
総排気量 1.490L 1.490L
タイヤサイズ 175/70R14 175/70R14

ヤリスは消費者ニーズに応えるために、標準装備を必要最低限として低価格を実現するエントリーモデルの「X “Bパッケージ“ 1.0L CVT 2WD」や、大径タイヤ(185/60R15)・3灯式フルLEDヘッドランプ・上級ファブリックシートなどを標準装備させて、内外装に特別感を与える最上級グレードである「Z」などを展開しています。

ヤリスは標準グレードの「G」にも、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロール等の予防安全システムがパッケージングされるToyota Safety Senseを装備させて、商品力を強化させてユーザーの満足度を高めます。

ヤリス グレード別 車両価格一覧表
グレード 駆動 車両価格
X “Bパッケージ” 1.0L CVT 2WD 1,395,000円~
X 1.0L CVT 2WD 1,455,000円~
X 1.5L 6MT 2WD 1,543,000円~
X 1.5L CVT 2WD 1,598,000円~
G 1.0L CVT 2WD 1,613,000円~
G 1.5L 6MT 2WD 1,701,000円~
G 1.5L CVT 2WD 1756,000円~
Z 1.5L 6MT 2WD 1,871,000円~
Z 1.5L CVT 2WD 1,926,000円~
HYBRID X 1.5L 2WD 1,998,000円~
HYBRID G 1.5L 2WD 2,130,000円~
HYBRID Z 1.5L 2WD 2,295,000円~
X 1.5L CVT 4WD 1,831,000円~
G 1.5L CVT 4WD 1,954,000円~
Z 1.5L CVT 4WD 2,124,000円~
HYBRID X 1.5L E‐Four 2,241,000円~
HYBRID G 1.5L E-Four 2,338,000円~
HYBRID Z 1.5L E-Four 2,493,000円~

ヤリスの年間維持費(初回車検時)~「G 1.5L CVT 2WD」は約36.9万円 /「HYBRID G 1.5L 2WD」は約34.7万円

ヤリスのグレード毎の維持費合計額

COBBYが任意に走行距離を設定して求めた燃料代、積載されるエンジンの総排気量に応じて税額が変化する自動車税などを内訳とするヤリスの年間維持費を計算した結果、初回車検時の概算額はグレード「G 1.5L CVT 2WD」が368,514円、「HYBRID G 1.5L 2WD」は347,046円となりました。

世界トップレベルのハイブリッドシステムを搭載している「HYBRID G 1.5L 2WD」は、ガソリン車よりも優れた低燃費を実現しているため、年間走行距離は1万km・燃料価格は136円で計算した場合にはガソリン車よりも2.5万円ほどお得になります。ただ、何年後かにハイブリッドシステムが故障してしまうというケース時には、修理・交換代がガソリン車よりも多くかかってしまいます。

ヤリス グレード「G 1.5L CVT 2WD」「HYBRID G 1.5L 2WD」の年間維持費(概算値)の比較表
グレード G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD
自動車税 34,500円 34,500円
燃料代 63,512円 37,944円
駐車場代 120,000円 120,000円
車検代 30,827円(37,090円) 34,927円(41,190円)
任意保険料 94,100円 94,100円
諸経費 25,575円 25,575円
合計金額 368,514円(374,777円) 347,046円(353,309円)

():継続車検時

ヤリスの自動車税 ~「G 1.5L CVT 2WD」などのグレードは34,500円 /「G 1.0L CVT」などのグレードは29,500円

自動車税の納付先都道府県税の自動車税

車を所有していれば毎年5月末までに支払い義務が生じる自動車税は、ヤリスも属している普通車であれば、積載するエンジンの総排気量の適用区分に応じて、支払い額を算出する税体系が構築されています。

今回、維持費を求めるに際して選んだグレード「G 1.5L CVT 2WD」「HYBRID G 1.5L 2WD」が搭載するエンジンの総排気量は共に1.490Lであり、下記の自動車税の分類表より1.0L超~1.5L以下の適用区分域に含まれることを確認できます。そのため、両グレードのオーナーには5月末までに39,500円の自動車税の支払い義務が生じます。

総排気量0.996Lのエンジンを搭載するヤリスの各グレード「X “Bパッケージ” 1.0L CVT」「X 1.0L CVT」「G 1.0L CVT」を購入した場合には、1.0L以下の区分域が適用されるため課される自動車税は5,000円リーズナブルとなる29,500円となります。

車の分類 総排気量 税額
自家用車 1.0L以下 29,500円
1.0L超~1.5L以下 34,500円
1.5L超~2.0L以下 39,500円
2.0L超~2.5L以下 45,000円
2.5L超~3.0L以下 51,000円
3.0L超~3.5L以下 58,000円
3.5L超~4.0L以下 66,500円
4.0L超~4.5L以下 76,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円
6.0L超~ 111,000円

※新規登録してから13年が経過したガソリン車、11年が経過したディーゼル車には税が加算されます
※グリーン化特例が適用される車両には、新車登録の翌年度にかかる自動車税に対して税の軽減措置が受けられます
※年度の途中に新規登録した場合には、新規登録をした翌月から翌年3月までの月割り分を支払います。

ヤリスの年間燃料代 ~「G 1.5L CVT 2WD」は約6.4万円 / 「HYBRID G 1.5L 2WD」は約3.8万円

ガソリンスタンドとガソリン価格ガソリンスタンド

トヨタ期待のコンパクトーであるヤリスにかかる年間燃料代は、オーナーの運転習慣だけではなくて、居住地の風土や景気動向などの諸要因の影響も受けて大きく変化してしまいますが、「年間走行距離」「燃料価格」などの3つの数値が求まれば概算できます。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

年間燃料代(概算値)を算出するに際して、モデルケースとして上記のように通勤やお子様の送り迎えなどで「ヤリス」を乗用しているオーナーを想定します。目安値として導出された9,960kmという年間走行距離は、計算のしやすさにも考慮して端数を切り上げて10,000kmへと再設定した値を適用させます。

年間走行距離(10,000km)を、ヤリスの各グレードのカタログ燃費21.4km/L、35.8km/Lで割って求めた年間燃料消費量に、燃料として用いるレギュラーガソリンの1Lあたりの単位価格を掛ければ、同車の年間燃料代は導けます。

ヤリス の1年間にかかる燃料代(概算値)の算出法

  • 年間燃料消費量
    「G 1.5L CVT 2WD」:10,000km ÷ 21.4km/L = 467L
    「HYBRID G 1.5L 2WD」:10,000km ÷ 35.8km/L = 279L
  • 1年間にかかる燃料代
    「G 1.5L CVT 2WD」:467L × 136円/L = 63,512円
    「HYBRID G 1.5L 2WD」:279L × 136円/L = 37,944円

※ヤリスは実燃費に近いと言われている国際基準のWLTCモードを採用しているため、各カタログ燃費の値である21.4km/Lと35.8km/Lの数値をそのまま適用
※レギュラーガソリン価格は2019年1月~2019年12月までにおいての全国平均価格である1Lあたり136円で設定

上記のようにしてレギュラーガソリン価格は1Lあたり136円、年間走行距離は10,000kmと数値を任意に設定して、ヤリスの年間燃料代を求めた結果、グレード「G 1.5L CVT 2WD」は63,512円、「HYBRID G 1.5L 2WD」は37,944円の金額を導く事が出来ました。

ヤリスの年間駐車場代12万円の内訳 ~ 月極駐車場を1万円の契約で借りているオーナーを想定した

月極駐車場月極駐車場

駐車場代は年間維持費を概算するにあたっては、東京のような大都市と地方に住んでいる方を比較すれば、月換算であっても数万円もの開きが生じ、駐車スペースを自身で用意可能なオーナーであれば無料としても計上できてしまうので、皆さんの実費との間で最も誤差が広がりやすい項目となっています。

ここでは、多くの方が新車でも購入しやすい価格設定(139.5万円~249.3万円)となっているヤリスに対して、全国相場の月額1万円の契約で駐車場を借りているオーナーをモデルケースとして想定し、年間にかかる駐車場代は12万円と単純計算しました。

全国相場から単純計算した値ではなくて、実費に近い額を把握したいという方には、駐車場賃貸借契約書に記載されている月極料金の額を用いて個別に再計算するというプランをお勧め致します。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円
  • 全国の相場:10,000円

ヤリスの車検代(継続)は年換算で考えると「G 1.5L CVT 2WD」が約3.7万円/「HYBRID G 1.5L 2WD」が約4.1万円

車検場車検代も必要

車検代の概算額は、重量税・自賠責保険料・印紙代といった法律によってあらかじめ支払い額が決められている法定費用と、整備工場やスタンド等の作業を依頼する場所によって金額が変化する代行手数料・整備費用を合算すれば求まります。

ヤリスの法定費用
車検の有効期間 3年 2年
グレード G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD
自賠責保険料 36,780円 26,680円
重量税 24,600円 36,900円 16,400円 24,600円
印紙代 1,100円 1,100円
合計 62,480円 74,780円 44,180円 52,380円

上記のようにして求めたヤリスの法定費用に、変動費である代行手数料・整備費用を足し算すれば、各グレードの車検代の概算額を導けます。

代行手数料・整備費用は、作業を依頼する場所の違いだけではなくて、当該車両の状態によっても請求される額は変化してしまいますが、今回はヤリスのトランスミッションやパワーユニットには不具合は起きていないものと想定して、一律3万円と設定します。

ヤリス車検代の年換算値(概算値)
車検の有効期間 3年 2年
グレード G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD G 1.5L CVT 2WD HYBRID G 1.5L 2WD
法定費用 62,480円 74,780円 44,180円 52,380円
代行手数料・整備費用 30,000円 30,000円 30,000円 30,000円
合計 92,480円 104,780円 74,180円 82,380円
年換算 30,827円 34,927円 37,090円 41,190円

代行手数料・整備費用を任意に3万円として計算すると車検代の年換算値は、グレード「G 1.5L CVT 2WD」の初回時が30,827円(92,480円÷3)・2年周期でやってくる継続時が37,090円(74,180円÷2)、「HYBRID G 1.5L 2WD」の初回時が34,927円(104,780円÷3)・継続時は41,190円(82,380円÷2)の結果となりました。

ヤリスのグレード「G 1.5L CVT 2WD(ノーマル仕様)」の重量税(初回時)は24,600円 / 「HYBRID G 1.5L 2WD」は36,900円

車検代の内訳に含まれる重量税は車検の有効期間や、該当するクルマの車両重量の適用区分域によって税額を変化させています。今回、モデルケースとして選んだグレード「G 1.5L CVT 2WD」の車両重量は1,000kg、「HYBRID G 1.5L 2WD」の車両重量は1,060kgとなっています。

下記の分類表より1,000kg以下(寒冷地仕様ではない、ターンチルトシートなどを装着しない場合)に属する「G 1.5L CVT 2WD」の初回時の重量税は24,600円、2年周期の継続車検時は16,400円であると確認できます。

一方の1,000kg超~1,500kg以下の区分域に属する「HYBRID G 1.5L 2WD」の初回時の重量税は36,900円で、2年周期の継続車検時は24,600円であると判断できます。

車両重量 車検の有効期間(3年) 車検の有効期間(2年)
~500kg以下 12,300円 8,200円
~1,000kg以下 24,600円 16,400円
~1,500kg以下 36,900円 24,600円
~2,000kg以下 49,200円 32,800円
~2,500kg以下 61,500円 41,000円
~3,000kg以下 73,800円 49,200円

※重量税は新規登録時あるいは車検時にまとめて支払います
※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

公道を走行する車両には支払い義務が伴う自賠責保険料は初回時が36,780円・継続審査時が26,680円

車検代の内訳で大きなウェートを閉める自賠責保険は、人身事故が起きてしまった際の被害者を救済しようという観点から、公道を走る全ての車両に対しての加入義務規定を設けています。

普通車に属するヤリスを新車で購入した場合には、初回時の自賠責保険の加入期間は37ヵ月が適用されるため、その支払い額は36,780円となります。

2年サイクルとなる継続審査時には、車検の申請が行政組織に認可されるまでの期間中に保険の未加入時期を発生させないための策として、1ヶ月分の余裕を持たせた25ヶ月加入となるので自賠責保険の支払い額は26,680円となります。

車種普通自動車 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります
※自賠責保険に加入していなければ車検は受けられません
※離島・沖縄は除く

ヤリスの車検を指定工場に依頼した場合には印紙代は1,100円かかる

「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、車検の適合性を公的機関に認可してもらう際にかかる手数料などが含まれます。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

印紙代は、諸検査項目のチェックや保安基準適合証を独自に発行できる指定工場に依頼した場合には、軽自動車や普通車であるに関わらずに一律で1,100円となります。今回は、ヤリスの車検を指定工場に依頼する場合を想定しているため、印紙代は1,100円として計上します。

車両保険はつける・対人賠償は無制限とするなどの条件設定で見積もったヤリスの任意保険料は約9.4万円

任意保険には、強制加入タイプの自賠責保険ではカバーしきれない人身事故や、補償対象外となっている搭乗者にも被害が起きた場合に備えて、大多数のドライバーが加入しています。三井ダイレクト損保などの各社がサービス展開している任意保険は、加入予定者の年齢や運転履歴、車両の型式別料率クラス、補償プランなどの諸条件を勘案事項として保険料を算出しています。

ヤリスは200万円以下の価格で販売しているグレードも多いため、20代後半の若い世代であっても十分に新車でも購入できるため、保険加入者の年齢構成は26歳以上としました。等級はその年代においては割合的に多いと推定される12等級に設定。

  • 年齢26歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 12等級
  • ゴールド免許保有

ゴールド免許保有、車両保険はつける等の条件も追加設定して見積もったヤリスの任意保険料は、94,100円の結果となりました。

ヤリスの任意保険料の見積り額

  • 「G 1.5L CVT 2WD /HYBRID G 1.5L 2WD」:94,100円 (48,100円)

※()内の数値は、車両保険なしの金額
※実費に近い任意保険料を把握したいという方には、ご自身の年齢等に合わせた条件設定で再計算する事をお薦めします。

新品タイヤの購入費・エンジンオイル交換代などを内訳とするヤリスの諸経費は約2.6万円

タイヤ店タイヤ代は大きな出費

新品タイヤの購入費用及び、エンジンオイル・エレメント交換代を内訳として求めたヤリスの年間にかかる諸経費の合計額は25,575円の結果となりました。必要時にクーラントの補充、バッテリー等の交換を行う際には、それらメンテナンスにかかる費用も加算すれば、諸経費の精度はアップします。

グレード G 1.5L CVT 2WD/ HYBRID G 1.5L 2WD
タイヤ購入費用(年換算) 17,575円
オイル・エレメント交換代 8,000円
合計 25,575円
タイヤの購入サイクルを4年周期とすると1年間の積立金は約1.8万円であると概算

トヨタの新プラットフォームTNGAを採用するヤリスが可能とする躍動感にあふれる軽やかな走りを体感し続けるためには、定期的に新品タイヤへと交換する必要があります。TNGAを導入するなどして、偏摩耗を防ぐヤリスの新品タイヤへと交換する周期は4年サイクルと設定して計算を進めていきます。

ヤリス 新品タイヤ購入費70,300円の内訳

  • 夏タイヤ:ヨコハマ「BluEarth AE-01F」の4本セットの安値相場は23,600円
  • 冬タイヤ:ブリヂストン「BLIZZAK VRX2」の4本セットの安値相場は46,700円
  • 合計額:70,300円(タイヤサイズ:175/70R14)

※夏・冬タイヤはともに4本セットを安値相場で購入した場合を想定
※安値価格は2019年12月時点

ヤリスの維持費を求めるにあたって任意に選択したグレード「G 1.5L CVT 2WD」「HYBRID G 1.5L 2WD」が採用するタイヤサイズは、175/70R14です。

上記のように夏タイヤは低燃費特性とウェット制動力を魅力とするヨコハマの「BluEarth AE-01F」を、冬タイヤは雪国での装着率が高いブリヂストンの「BLIZZAK VRX2」を安値相場で4本セットを購入した場合をシミュレートしました。

計算を行った結果、ヤリスに設置可能な新品タイヤを購入した際の合計額は70,300円となり、その額を適用すれば、1年間の積立金は17,575円(70,300円÷4)であると判断出来ます。

グレード G 1.5L CVT 2WD/ HYBRID G 1.5L 2WD
タイヤサイズ 175/70R14
タイヤ購入費 70,300円
年換算 17,575円
オイル・エレメント交換は年に1回実施すると想定すれば8,000円かかると概算

「G 1.5L CVT 2WD」などのグレードが搭載する新開発の1.5Lダイナミックフォースエンジンの状態を維持させて、伸びやかな加速フィールを体感し続けるためには、定期的に洗浄作用などが備わるエンジンオイルとエレメントを交換する必要があります。

同車の製造・販売を行うトヨタは、ターボシステムを搭載していないガソリン車のエンジンオイルの標準的な交換目安時期は、15,000kmまたは年に1回のタイミングと推奨しているため、ここでは年に1回実施するものとして計算を行います。

また、エンジンオイルに混じり込む不純物をろ過して、エンジン効率の悪化を防ぐために重要な役割を果たすパーツであるエレメントの交換も年に1回実施するものとして考えます。

オイル・エレメント交換費用「8,000円」の内訳

  • オイル交換(年1回):5,000円
  • エレメント交換(年1回):2,000円
  • 作業工賃:1,000円
  • 合計金額:8,000円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーやスタンドなどの依頼場所によっても異なりますが、平均的な金額である5,000円と2,000円と設定
※工賃は1作業あたり500円で計算

「ガソリン車」or「ハイブリッド」グレード選びに迷うヤリスは維持費も考慮して自分に合った1台を購入

ヤリス

豊富なボディカラーが展開されているヤリスは、採用する塗装色と共にガソリン車あるいはハイブリッドにすべきなのかグレード選びにも迷う車です。TNGAプラットフォームを導入して、ヴィッツ時代よりも更に運転がしやすく、快適性や娯楽性も向上したクルマへと進化した「ヤリス」は、装備されるパーツだけではなくて維持費も考慮して自分に適した1台を購入しましょう。