グレイスの燃費性能や静粛性を高めてくれるタイヤがおすすめ
ここで紹介するのは、グレイス(GM4・GM5・GM6・GM9)の純正サイズ185/60R15、185/55R16に適合するタイヤです。15インチと16インチのどちらを履いているかはグレードと駆動方式で決まるため、まずは車検証のグレードとタイヤ側面のサイズ表記を確認してください。
185/60R15タイヤを標準装備するグレイスのグレード
- LX(FF・4WD)
- ハイブリッドDX(FF・4WD)
- ハイブリッドLX(スタイルエディション含む)
- ハイブリッドLX・Honda SENSING
- ハイブリッドLX・Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル
- ハイブリッドEX 4WD(スタイルエディション含む、2017年6月までのモデル)
185/55R16タイヤを標準装備するグレイスのグレード
- ハイブリッドEX(スタイルエディション含む、FF)
- ハイブリッドEX・Honda SENSING(FF・4WD)
- ハイブリッドEX・Honda SENSING 特別仕様車 ブラックスタイル(FF・4WD)
ホンダのグレイスは2020年7月に販売を終了しており、現在は中古車のみで入手できます。185/60R15・185/55R16はどちらもコンパクトカーやセダンで広く使われているサイズで、各タイヤメーカーから現行品が発売されているため、タイヤ交換で選択肢に困ることはありません。
グレイスに装着するタイヤは、低燃費タイヤ(エコタイヤ)とコンフォートタイヤの2方向から選ぶのが基本です。低燃費タイヤとは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)のラベリング制度で、転がり抵抗性能がAAA〜A、ウェットグリップ性能がa〜dの等級を満たすタイヤを指します。近年はコンフォートタイヤでも低燃費タイヤの基準を満たす銘柄が多く、燃費と静かさを両立させやすくなっています。
グレイスのハイブリッド車はJC08モード燃費が最大34.8km/L(改良後のハイブリッドDX・ハイブリッドLX・Honda SENSINGのFF車)のハイブリッドセダンです。燃費を最優先するなら転がり抵抗AAAやAAの低燃費タイヤが有効です。一方、エンジンが停止しているEV走行中は車内が静かな分だけ、タイヤが発するロードノイズが耳に届きやすくなります。静粛性を高めたい場合は、コンフォートタイヤへの交換が効果的です。
グレイスの純正タイヤと15インチ・16インチの違い
グレイスの発売当初、15インチを履くハイブリッドDX・LXにはヨコハマのBluEarth E50、16インチを履くハイブリッドEXにはダンロップのSP SPORT 2030が新車装着されていました。15インチ側は転がり抵抗の低減、16インチ側は乗り心地と走行安定性のバランスを重視した組み合わせです。
この違いは燃費にも表れており、発売時のJC08モード燃費は15インチのハイブリッドDX・LXが34.4km/L、16インチのハイブリッドEXが31.4km/Lでした。タイヤサイズと装備の差で約9%の開きがあります。16インチのEXに乗っていて燃費を伸ばしたい場合は、コンフォート系より転がり抵抗の小さい低燃費タイヤを選ぶと、差を縮めやすくなります。
185/60R15の外径は約603mm、185/55R16は約610mmと、両サイズの差はわずかです。前期型ではハイブリッドEXの4WDに15インチが標準設定されていたため、EXでも冬タイヤを15インチで用意するオーナーは少なくありません。ただし、サイズを変える場合は、ホイールの適合と車体への干渉を取付店で確認してから購入してください。
燃費重視と静粛性重視で比べるグレイスのタイヤ選び
今回紹介する10ブランドを、性格と設定サイズで整理しました。15インチ・16インチの両方に設定がある銘柄と、どちらか一方のみの銘柄があるため、自分のグレイスのサイズで選べるかを先に確認すると絞り込みが早くなります。
| ブランド | 方向性 | 低燃費グレード | 設定サイズ |
|---|---|---|---|
| ヨコハマ BluEarth AE-01F | 燃費最優先 | AAA/c | 15・16インチ |
| グッドイヤー EfficientGrip ECO EG02 | 燃費と長持ち | AA/c | 15・16インチ |
| ヨコハマ BluEarth-GT AE51 | 雨天性能と高速安定性 | A/a | 15・16インチ |
| ミシュラン ENERGY SAVER 4 | 燃費と静粛性 | A/b | 16インチ |
| トーヨータイヤ NANOENERGY 3 PLUS | コスト重視の標準品 | A/b | 15・16インチ |
| ブリヂストン REGNO GR-XII | 静粛性と乗り心地の総合力 | A/b | 15・16インチ |
| ミシュラン PRIMACY 4 | 摩耗後の雨天性能 | A/b | 15インチ |
| グッドイヤー EfficientGrip Comfort | 静粛性と燃費の両立 | AA/b | 15・16インチ |
| ダンロップ LE MANS V | ロードノイズ対策 | AA/b | 15・16インチ |
| ヨコハマ ADVAN dB V552 | 静粛性最優先 | A/b | 15インチ |
グレイスに適合する低燃費性能に優れたエコタイヤ

グレイスの純正サイズ185/60R15と185/55R16に適合するエコタイヤをピックアップしました。燃費を重視するなら転がり抵抗が最高グレードのAAA、雨の日の安心感を重視するならウェットグリップが最高グレードのaが目安です。多くの銘柄は、どちらか一方を伸ばすともう一方が下がる関係にあるため、通勤距離や雨天走行の多さで優先順位を決めると選びやすくなります。
燃費改善の効果を数字に置き換えると、月1,000km(年間12,000km)走り、実燃費が22km/Lのグレイスで年間の燃料消費は約545Lです。仮にタイヤ交換で燃費が2%改善した場合、年間で約11Lの節約になる計算です。劇的な差ではありませんが、タイヤを使う3〜4年の間に積み重なる効果として捉えると判断しやすくなります。
ヨコハマ「ブルーアース AE-01F」はグレイスの優れた低燃費性能を遺憾なく発揮する転がり抵抗性能の最高グレードAAAを実現
YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/60R15 84H
3つのポリマー配合のナノブレンドゴムによって低燃費グレードAAAを獲得したヨコハマ ブルーアース AE-01F
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth AE-01F |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | AAA/c |
| 値段 | 8,900円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ BluEarth AE-01F 16インチ
YOKOHAMA BluEarth AE-01F 185/55R16 83V
ヨコハマ ブルーアース AE-01F全体のエネルギーロスを検証・最適化した低燃費レイヤードゴム構造を採用
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth AE-01F |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 610mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AAA/c |
| 値段 | 11,000円~(2026年調べ) |
ヨコハマのBluEarth AE-01F(ブルーアース エーイーゼロワンエフ)は、転がり抵抗で最高グレードのAAAを獲得したスタンダードタイプの低燃費タイヤです。複数のポリマーをナノレベルでブレンドしたゴムにより、転がり抵抗を抑えながら耐摩耗性能も確保しています。新車装着のBluEarth E50と同じヨコハマの低燃費ブランドなので、15インチのグレイスでは純正に近い性格のまま交換できます。
向いているのは、通勤や買い物で毎日一定の距離を走り、燃費の数字を少しでも伸ばしたい使い方です。一方、ウェットグリップはcのため、雨の高速道路を走る機会が多い場合や、ウェット性能を最優先したい場合は、後述するBluEarth-GT AE51のようなウェットグリップaの銘柄と比べてから選ぶと安心です。
グッドイヤー「エフィシェントグリップ ECO EG02」はグレイスに求められる低燃費性能と静粛性とともにロングライフ性能を確保
GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 185/60R15 84H
低発熱ラバーが転がり抵抗を低減して低燃費性能を高めるグッドイヤー エフィシェントグリップ エコ EG02
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip ECO EG02 |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 604mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 8,650円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ EfficientGrip ECO EG02 16インチ
GOODYEAR EfficientGrip ECO EG02 185/55R16 83V
グッドイヤー エフィシェントグリップ エコ EG02の4リブ化によりランド比をアップして耐摩耗性能を向上
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip ECO EG02 |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 611mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/c |
| 値段 | 10,430円~(2026年調べ) |
グッドイヤーのEfficientGrip ECO EG02(エフィシェントグリップ エコ イージーゼロツー)は、2020年2月に発売されたスタンダードな低燃費タイヤです。転がり抵抗AAを確保しつつ、トレッドのリブを4本にして接地面のゴムの割合(ランド比)を高め、摩耗しにくい設計にしています。走行距離が多く、タイヤをなるべく長く使いたいグレイスに向いた性格です。
2026年6月からは、後継のEfficientGrip ECO EG03が順次発売されています。EG03は従来品より耐摩耗性能を27%高め、パターンノイズを22%、ロードノイズを15%低減しています。グレイスの185/60R15にも設定があるため、長持ちに加えて静かさも重視する場合は、EG03と比べてから選ぶのがおすすめです。
ヨコハマ「ブルーアースGT AE51」は低燃費性能とウェット性能を両立してグレイスの高速走行を可能にする操縦安定性能を融合
YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/60R15 84H
二層のトレッドゴムがグリップ性能を犠牲にすることなく低燃費性能を高めるヨコハマ ブルーアースGT AE51
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-GT AE51 |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 10,330円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ BluEarth-GT AE51 16インチ
YOKOHAMA BluEarth-GT AE51 185/55R16 83V
ヨコハマ ブルーアースGT AE51専用構造が軽量化と高剛性の両立により高速域で安定した走りを実現
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | BluEarth-GT AE51 |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 610mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/a |
| 値段 | 12,270円~(2026年調べ) |
ヨコハマのBluEarth-GT AE51(ブルーアース ジーティー エーイーゴーイチ)は、低燃費性能と操縦安定性を両立させたグランドツーリングタイヤです。ウェットグリップは最高グレードのaで、今回紹介するエコタイヤの中では雨天時の制動力に最も余裕があります。
高速道路を使った帰省や出張で長距離を走る機会が多いグレイスでは、車線変更時のふらつきの少なさや、直進時にハンドルを細かく修正しなくて済む安定感が疲れにくさにつながります。転がり抵抗はAにとどまるため、燃費の数字だけを見ればAAAのAE-01Fに譲りますが、燃費と安全性のバランスを重視する場合に有力な選択肢です。
ミシュラン「エナジーセイバー4」は優れた低燃費性能に加えてグレイスの雨の日の安心を高めるウェット性能と静かで快適な走りを両立
MICHELIN ENERGY SAVER 4 185/55R16 87V XL
パターンノイズ5%・ロードノイズ9%低減して走りがより静かになったミシュラン エナジーセイバー4
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | ENERGY SAVER 4 |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 610mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 87 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 13,990円~(2026年調べ) |
ミシュランのENERGY SAVER 4(エナジーセイバー フォー)は、ENERGY SAVER+の後継として2020年2月に発売された低燃費タイヤです。新配合のコンパウンドでウェットブレーキング性能を高め、アンダートレッドラバーの採用で転がり抵抗も抑えています。燃費性能に加えて静粛性にも配慮されており、16インチのハイブリッドEXで、燃費と静かさの両方を少しずつ底上げしたい場合に向いています。グレイスのサイズでは185/55R16のみの設定です。
購入前に見落とされがちなのが、XL(エクストラロード)規格である点です。ロードインデックスは87で純正の83を上回りますが、XL規格のタイヤは標準規格より高めの空気圧で負荷能力を確保する設計です。純正の指定空気圧のまま入れると負荷能力が不足する場合があるため、装着時に適正空気圧を取付店で設定してもらってください。
トーヨータイヤ「ナノエナジー3プラス」は摩耗ライフの向上と転がり抵抗の低減を両立しながらグレイスの静かで安定した走りも確保
TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/60R15 84H
アクティブポリマーの増量により基本性能とともに低燃費性能を高めたトーヨータイヤ ナノエナジー 3プラス
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | NANOENERGY 3 PLUS |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 605mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 7,100円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ NANOENERGY 3 PLUS 16インチ
TOYO TIRES NANOENERGY 3 PLUS 185/55R16 83V
トーヨータイヤ ナノエナジー 3プラスの高剛性リブパターンが摩耗を抑えるとともに転がり抵抗性能を高める
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | トーヨータイヤ |
| ブランド | NANOENERGY 3 PLUS |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 611mm |
| タイヤの種類 | 低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 9,240円~(2026年調べ) |
トーヨータイヤのNANOENERGY 3 PLUS(ナノエナジー スリー プラス)は、全サイズで低燃費グレードA/bを確保したスタンダードな低燃費タイヤです。今回紹介する中では価格帯を抑えやすい銘柄で、15インチ・16インチの両方に設定があります。
純正タイヤが摩耗して「性能に特別なこだわりはないが、国産メーカーの低燃費タイヤで無難に交換したい」という場面で選ばれやすい銘柄です。高剛性のリブパターンでドライ路面のハンドリングも確保されており、日常の街乗りで不満が出にくいバランス型です。燃費をさらに伸ばしたい場合はAAA・AAの銘柄、静かさを重視する場合はコンフォートタイヤと比べるのが選び分けの目安です。
グレイスに適合する静かな走りのコンフォートタイヤ
グレイスの純正サイズ185/60R15と185/55R16に適合するコンフォートタイヤをピックアップしました。コンフォートタイヤは、パターンノイズ(溝が路面をたたく音)やロードノイズ(路面の凹凸から伝わるゴーという音)、振動を抑えて快適性を高めるカテゴリです。
グレイスのハイブリッドシステムは発進時や低速域でEV走行を行うため、エンジン音が消えている時間帯にタイヤの音が目立ちやすくなります。特に荒れたアスファルトや継ぎ目の多い高架道路では、タイヤ由来の音が車内に届きやすい傾向があります。コンフォートタイヤへの交換は、この音を抑える手段として効果を体感しやすい方法です。今回紹介する5ブランドはいずれも低燃費タイヤの基準も満たしているため、燃費を大きく犠牲にせずに静粛性を高められます。
ブリヂストン「レグノ GR-X2」はグレイスの上質な静粛性とともに優雅な乗り心地とリニアなハンドリングをバランスよく高める
BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/60R15 84H
ノイズ吸収シートIIにより地面からベルトへの振動の伝わりを抑えて静粛性を保つブリヂストン レグノ GR-X2
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | REGNO GR-XII |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 605mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 14,430円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ REGNO GR-XII 16インチ
BRIDGESTONE REGNO GR-XII 185/55R16 83V
ブリヂストン レグノ GR-X2のセカンドグルーブの2つのブランチ型消音器が隣り合う2本の溝の共鳴音を抑える
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | REGNO GR-XII |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 612mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 19,584円~(2026年調べ) |
ブリヂストンのREGNO GR-XII(レグノ ジーアール クロスツー)は、静粛性・乗り心地・操縦安定性を高い次元でそろえる「グレートバランス」をコンセプトにしたプレミアムコンフォートタイヤです。ノイズ吸収シートやブランチ型消音器などのサイレント技術で、荒れた路面のロードノイズと溝の共鳴音を抑えています。
価格帯は今回の10ブランドの中でも高めですが、純正タイヤからの変化を最もはっきり感じやすい銘柄の1つです。EV走行中の車内で「タイヤの音だけが残る」と感じている場合に、差を体感しやすいタイヤです。なお、2024年2月には後継のREGNO GR-XIIIが発売されており、185/60R15にも設定があります。静粛性と燃費性能の最新世代を求める場合は、GR-XIIIも比較候補に入れてください。
ミシュラン「プライマシー4」は優れた静粛性によりグレイスのプレミアムな乗り心地を実現して濡れた路面での安心感が長続き
MICHELIN PRIMACY 4 185/60R15 88H XL
周波数のコントロールに加えてサイレントリブテクノロジーにより静粛性を高めたミシュラン プライマシー4
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | PRIMACY 4 |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 88 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 15,690円~(2026年調べ) |
ミシュランのPRIMACY 4(プライマシー フォー)は、新品時から摩耗が進んだ状態までウェットブレーキ性能が持続するよう設計されたコンフォートタイヤです。摩耗しても排水性を保ちやすい溝形状を採用しており、残り溝が減ってきた後半でも雨の日の安心感が落ちにくい点が実用面の強みです。グレイスのサイズでは185/60R15のみの設定です。
中古のグレイスをこの先何年も乗り続ける予定で、交換サイクルを長くとりたい場合に向いています。ENERGY SAVER 4と同じくXL規格(ロードインデックス88)のため、装着時は取付店で適正空気圧を設定してもらってください。後継のPRIMACY 5は2025年3月に発売されていますが、16インチ以上のサイズ展開のため、15インチのグレイスではPRIMACY 4が引き続き選択肢になります。
グッドイヤー「エフィシェントグリップ コンフォート」はグレイスのドライブが楽しくなる軽快なハンドリングと上質な乗り心地を実現
GOODYEAR EfficientGrip Comfort 185/60R15 84H
ラウンドプロファイルが安定した路面追従性を発揮するグッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォート
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip Comfort |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 8,880円~(2026年調べ) |
グレイスのタイヤ EfficientGrip Comfort 16インチ
GOODYEAR EfficientGrip Comfort 185/55R16 83V
グッドイヤー エフィシェントグリップ コンフォート専用のショック吸収構造によりマイルドな乗り心地を実現
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | EfficientGrip Comfort |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 610mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 11,480円~(2026年調べ) |
グッドイヤーのEfficientGrip Comfort(エフィシェントグリップ コンフォート)は、軽快なハンドリングと上質な乗り心地を両立させたコンフォートタイヤです。転がり抵抗はAAで、今回紹介するコンフォートタイヤの中では燃費性能の等級が高い部類に入ります。
「静かさを上げたいが、燃費は落としたくない」「プレミアムコンフォートほどの予算はかけたくない」という条件を同時に満たしやすいのが、この銘柄の立ち位置です。ショック吸収構造で段差の角を丸めるような乗り味に仕上げられており、街乗り中心のグレイスで乗り心地の変化を感じやすいタイヤです。
グレイスのタイヤ LE MANS V 16インチ
DUNLOP LE MANS V 185/55R16 83V
ダンロップ ルマン5の内部の空気振動によって起こる空洞共鳴音を抑えて優れた静粛性を実現
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | LE MANS V |
| タイヤサイズ | 185/55R16 |
| タイヤ外径 | 612mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 83 |
| 速度記号 | V |
| 低燃費グレード | AA/b |
| 値段 | 13,100円~(2026年調べ) |
ダンロップのLE MANS V(ル・マン ファイブ)は、転がり抵抗AAを確保しながら静粛性と乗り心地を高めたコンフォートタイヤです。路面からの振動を抑えるSHINOBIテクノロジーに加え、タイヤ内側に貼り付けた特殊吸音スポンジ「サイレントコア」が、走行中にタイヤ内部で響く空洞共鳴音を低減します。タイヤの内側をのぞくと、トレッドの裏側に沿ってスポンジが帯状に貼られているのが目に入り、一般的なタイヤとの構造の違いがよくわかります。
空洞共鳴音は、路面の継ぎ目を越えたときに「コーン」と響く低い音として感じやすい成分です。高速道路の継ぎ目や荒れた舗装で車内に残る音が気になる場合に、効果を体感しやすい対策です。
ヨコハマ「アドバン デシベル」は独自のパターン技術やタイヤ構造によってグレイスの車内空間に静寂をもたらす静かさを追求
YOKOHAMA ADVAN dB V552 185/60R15 84H
144に細分化した5種類のブロックによってパターンノイズを低減するヨコハマ アドバンdB V552
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | ADVAN dB V552 |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 603mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | A/b |
| 値段 | 14,680円~(2026年調べ) |
ヨコハマのADVAN dB V552(アドバン デシベル ブイゴーゴーニ)は、静粛性を最優先に開発されたプレミアムコンフォートタイヤです。トレッドのブロックを5種類・144個に細分化し、ブロックが路面をたたくタイミングを分散させることで、パターンノイズを抑えています。間近で見ると、ブロックが大小さまざまな形に刻まれており、静かさのためにパターンを作り込んでいる印象を受けます。
パターンノイズは一般道の中低速域で耳につきやすい「サー」という音で、EV走行が多い市街地のグレイスでは効果を感じやすい部分です。グレイスのサイズでは185/60R15のみの設定です。なお、後継のADVAN dB V553は2024年に発売されており、185/60R15にはV553Aが設定されています。
ダンロップ「ルマン5」はSHINOBIテクノロジーとサイレントコアの二大技術によってグレイスの静かで快適な乗り心地を実現
DUNLOP LE MANS V 185/60R15 84H
サイドウォールとトレッドのクッション性の向上により路面からの振動を抑制するダンロップ ルマン5
| 車種 | グレイス |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | LE MANS V |
| タイヤサイズ | 185/60R15 |
| タイヤ外径 | 605mm |
| タイヤの種類 | コンフォートタイヤ/低燃費タイヤ |
| ロードインデックス | 84 |
| 速度記号 | H |
| 低燃費グレード | AA/b |
15インチのLE MANS V(ル・マン ファイブ)も、SHINOBIテクノロジーとサイレントコアの2つの静粛技術を搭載しています。サイドウォールとトレッドのクッション性を高めて路面の凹凸による衝撃を和らげるため、15インチのグレイスでも段差の突き上げが丸くなる方向の乗り味になります。転がり抵抗AAで、静粛性と燃費性能を同時に求める場合に向いています。
2023年2月には、進化版のLE MANS V+(ル・マン ファイブ プラス)が発売されており、185/60R15・185/55R16の両サイズで選べます。これから購入する場合は、LE MANS V+も含めて比較すると選択の幅が広がります。
グレイスのタイヤ選び 中古車オーナーが押さえておきたいポイント

グレイスは中古車で手に入れるケースがほとんどのため、タイヤ選びの前に、今履いているタイヤの状態を正しく把握することが出発点になります。前のオーナーが交換したタイヤが純正と違う銘柄やサイズになっていることもあるため、サイズ表記と銘柄を確認し、燃費重視か静粛性重視かの方向性を決めてから候補を絞り込んでください。
中古のグレイスで確認したいタイヤの状態と製造年週
中古車でグレイスを手に入れた場合、溝の残量だけでなく、サイドウォールのひび割れと製造年週もあわせて確認してください。製造年週はタイヤ側面の4桁の数字で、「2219」なら2019年の第22週製造です。
JATMA(日本自動車タイヤ協会)は、使用開始から5年以上経過したタイヤは点検を受け、製造から10年を経過したタイヤは溝が残っていても交換することを推奨しています。2020年7月に販売を終了したグレイスでは、新車時のタイヤが残っている個体はすでに製造から6年以上経過しています。手を当てたときにゴムが硬く感じられる場合や、細かなひび割れが入っている場合は、グリップ力やウェット性能が新品時より落ちているサインです。
溝の使用限度は道路運送車両の保安基準で1.6mmと定められており、溝がそこまで減るとスリップサインが現れます。ただし、溝が浅くなるほど雨の日の排水性能は下がるため、雨天での走行が多い場合は、スリップサインが出る前の交換が安全です。
グレイスのタイヤ交換時期の目安とローテーション
グレイスのタイヤ交換時期は、走行距離3万km前後、または使用開始から4〜5年程度をひとつの目安にするケースが多く見られます。距離をあまり走らない場合でも、経年による劣化は進むため、年数での見極めも欠かせません。
FF車のグレイスは、前輪が駆動とハンドル操作の両方を担うため、後輪より前輪の摩耗が早く進みます。前後の減り方の差を放置すると、前輪だけが先に交換時期を迎えることになります。5,000〜10,000kmごとを目安に前後のタイヤを入れ替えるローテーションを行うと、4本の摩耗がそろいやすくなり、4本同時に交換できる時期を延ばせます。
冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)との履き替えで気をつけたいこと
降雪地域でグレイスに乗る場合は、夏タイヤと冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の2セットを使い分ける運用になります。ホイールごと別セットで用意しておくと、季節ごとの履き替えの手間と作業費用を抑えられます。16インチのハイブリッドEXでも、冬用は価格を抑えやすい15インチで用意する例が多く見られますが、サイズを変える場合はホイールの適合を取付店で確認してから購入してください。
取り外した夏タイヤは、直射日光や雨を避けた場所で保管すると、ゴムの劣化を遅らせられます。履き替えのタイミングで溝の残り具合と製造年週を確認しておけば、次のシーズン前に交換が必要かどうかを早めに判断できます。















