トヨタ新型車2017~2030

トヨタの新型車カレンダー・モデルチェンジ情報2017~2030

クラウンエステートやRAV4、ランクルFJ、ハイラックスといった注目モデルはいつ・いくらで登場したのか。トヨタの新型車とフルモデルチェンジの歴史をカレンダー形式で整理し、各車の進化や向き不向きまでわかりやすく紹介します。

トヨタの新型車カレンダー・モデルチェンジ情報2017~2030

ヴィッツ・ビッグマイナーチェンジ 2017年1月12日

2017年1月に発売されたヴィッツ

2017年1月12日にビッグマイナーチェンジを受けたヴィッツは、従来のガソリン仕様に加えて待望のハイブリッド仕様を用意しました。ハイブリッド専用車アクアの37.0km/Lに迫る34.4km/Lを実現し、コンパクトカーながら高い燃費性能を備えています。

2017年1月に発売されたヴィッツの内装

内装はクラシカルで質感の高い都会的な仕上がりとなり、ハイブリッドの静粛性とあわせて居心地のよい室内空間を獲得。ホイールも見直され、走りの印象も進化しました。なおヴィッツはこの後、2020年に車名を「ヤリス」へ改めてフルモデルチェンジしています。

コースター フルモデルチェンジ 2017年1月23日

2017年1月に発売されたコースター

2017年1月23日にフルモデルチェンジしたコースターは、トヨタのマイクロバスです。1969年から世界110か国以上で販売され、高い安全性と居住性で50年以上愛される大ベストセラーとなっています。

2017年1月に発売されたコースターの内装

背の高いマイクロバスは横風の影響を受けやすい特性があります。24年ぶりのフルモデルチェンジでECE基準R-66(欧州統一車両法規のロールオーバー性能基準)に適合し、VSC(ビークルスタビリティコントロール)を全車標準装備としたことで、安全性と信頼性が大きく高まりました。送迎や団体輸送の現場で長く使われる、実用本位の一台です。

プリウスPHV フルモデルチェンジ 2017年2月15日

2017年2月に発売されたプリウスPHV

2017年2月15日にフルモデルチェンジしたプリウスPHVの魅力は、際立った燃費性能です。EV走行距離は68.2km、ハイブリッド燃費は37.2km/Lを実現。プリウスとは異なる切れ長のエクステリアを採用しています。

2017年2月に発売されたプリウスPHVのテールランプ

左右につながるテールランプの独特な形状が強い未来感を放ち、走行中も存在感を発揮します。

2017年2月に発売されたプリウスPHVの内装

もう一つの特徴は、コクピット中央に配置された11.6インチの縦型大画面ナビです。ナビゲーションやオーディオに加え、車内の情報をリアルタイムに表示。操作性・視認性が高く、カーナビに不慣れな人でも扱いやすい設計です。自宅充電を活用すれば日常のほとんどをEV走行でまかなえ、ガソリン代を大きく抑えられる点が支持されました。

ハリアー ビッグマイナーチェンジ 2017年6月8日

2017年6月8日にマイナーチェンジしたハリアー

2017年6月8日にビッグマイナーチェンジを受けた新型ハリアーは、1997年の登場以来トヨタのSUVを牽引してきたラグジュアリーSUVです。最大の魅力である高級感のある室内空間は、改良後も健在です。

2017年6月8日にマイナーチェンジしたハリアーの内装

目玉は流れるウインカー「シーケンシャルターンランプ」の追加と、安全システム「トヨタセーフティセンスP」の標準装備です。新型ターボエンジンや新色も加わり、上質さと先進性を兼ね備えたモデルへと磨かれました。内外装の質感を重視する層に長く選ばれてきた、ハリアーらしい改良です。

アクア マイナーチェンジ 2017年6月19日

2017年6月19日にマイナーチェンジした新型アクア

2011年11月の発売以降、日本のハイブリッド専用車を代表する存在に成長したアクアが、2017年6月19日にマイナーチェンジを実施しました。4年2か月での累計100万台達成は、トヨタ史上最短のインパクトある記録です。

一方で、最大の武器だった燃費は同門のプリウスやヴィッツ ハイブリッド、ライバルのホンダ・フィットの追い上げを受けていました。今回のテコ入れでエクステリア・インテリアをよりスタイリッシュにし、燃費も強化。

2017年6月19日にマイナーチェンジしたアクアの内装

日産ノートe-POWERの37.2km/Lを上回る38.0km/Lを達成し、新たにアクア・クロスオーバーも追加しました。街乗り中心の経済性を重視するユーザーに応える、定番ハイブリッドの底上げとなった改良です。

ノア/ヴォクシー/エスクァイア マイナーチェンジ 2017年7月3日

2017年7月3日に発売されたエスクァイア

2017年7月3日にマイナーチェンジしたノアとヴォクシーは兄弟車で、違いは主に外観です。エスクァイアはノア・ヴォクシーを上質に仕立てた位置づけで、同様にエクステリアやインテリアが変更されました。安全装備は「トヨタセーフティセンスP」の搭載が見送られ、当時の「トヨタセーフティセンスC」が継続採用されています。

2017年7月3日に発売されたエスクァイアの内装

この改良ではヴォクシーがスポーティさを、ノアが精悍さを、エスクァイアが高級感をそれぞれ強めたエクステリアへと大幅に変更されました。同じ車台を持ちながらキャラクターを描き分ける手法は、後の40系アルファード・ヴェルファイアにも通じる考え方です。

カムリ フルモデルチェンジ 2017年7月10日

2017年7月10日に発売した新型カムリ

2017年7月10日にフルモデルチェンジした新型カムリの注目は、プリウスやC-HRにも使われるTNGA(Toyota New Global Architecture)プラットフォームの採用です。人間工学に基づく快適なドライビングポジションにより、一体感のあるドライビングフィールを実現しました。環境性能と静粛性、確かな安全性を兼ね備えています。

2017年7月10日に発売したカムリの内装

軽量・低重心・高剛性を獲得した新型カムリは、JC08モード燃費が先代の23.4km/Lから33.4km/Lへと大きく伸びました。「トヨタセーフティセンスP」を全グレード標準装備し、価格は3,294,000円からでした。なおカムリは日本では2023年に販売を終了しており、グローバルでは引き続き主力セダンとして展開されています。

ランドクルーザー プラド マイナーチェンジ 2017年9月12日

2017年9月12日にマイナーチェンジして発売されたランドクルーザー プラド

2017年9月12日にマイナーチェンジしたランドクルーザープラドは、エクステリア・インテリアを変更し、トヨタセーフティセンスPを全グレードへ標準装備しました。トヨタが交通事故ゼロを目標に掲げる中、大型のプラドにも最先端安全システムを広げた一台です。

新型ランドクルーザー プラドの内装

安全面が大きく改善されたことで、新たにプラドを選ぶユーザーにとって魅力が増した改良でした。なおプラドの後継は2024年のランドクルーザー250へと引き継がれており、現在は250がこのクラスを担っています。本格的な悪路性能と日常の扱いやすさを両立したミドルクラスのランクルとして、長く支持されてきた系譜です。

ハイラックス フルモデルチェンジ 2017年9月12日

2017年9月12日に発売されたハイラックス

日本で販売を終えていたピックアップトラックのハイラックスが、2017年9月12日にフルモデルチェンジして復活しました。2004年に日本での販売を終了していましたが、海外では人気を保ち続けており、フルモデルチェンジを機に約13年ぶりの日本復活となりました。

2017年9月に発売したハイラックスの内装

エクステリアにキーンルックを採用し、内装は本革を使ったラグジュアリーな仕立てに。世界的なSUVブームで似た車が増える中、ピックアップならではの個性が際立つ存在でした。この8代目はアウトドア人気を背景に荷台を活かす趣味のユーザーに支持され、2026年5月の9代目登場まで日本のピックアップ市場を牽引しました。

新型車 JPNタクシー 2017年10月23日

2017年10月23日に発売されたJPNタクシー

タクシーの常識を変える車が2017年10月23日に発売されました。その名もJPNタクシーです。従来のタクシー定番だったコンフォートは1995年発売と旧世代で、世代交代が待たれていました。

2017年10月23日に発売されたJPNタクシーの内装

新世代タクシーはミニバン仕様で乗り降りしやすいパッケージとなり、ボディサイズはシエンタに近い設計です。ドライバーにも乗客にもやさしい設計で、新開発のLPGエンジンとハイブリッドの組み合わせによりJC08モード燃費19.4km/Lを達成しました。スライドドアと低床フロアで車いす利用者にも対応し、街なかで広く見かける存在となっています。

新型車S-FRは開発中止

開発中止になったS-FR

2015年の第44回東京モーターショーでお披露目されたコンセプトカーS-FRは、2019年の発売が予定されていましたが開発中止となりました。新プラットフォームTNGAの高剛性と軽量化を活かし、86の弟分にあたるツーシーターのスポーツモデルとしての投入が見込まれていただけに、惜しまれる結果となりました。

S-FRの内装

ボディサイズは全長3,990mm×全幅1,695mm×全高1,320mmとコンパクトで、丸みのあるエクステリアは幅広い層に親しみやすいデザインでした。インテリアは直線的で、スポーツカーらしいシンプルさを追求していました。市販化はかないませんでしたが、トヨタが手頃なライトウェイトスポーツを模索していたことを示す一台です。