ジャスティのモデルチェンジ

ジャスティのモデルチェンジ情報:2026年9月大幅改良でハイブリッド追加か 現行は216万円から

ジャスティは生産終了したのか、次のモデルチェンジはいつか。2024年12月の一部改良で2,169,200円となった現行モデルの内容から、2026年9月に有力な大幅改良でのハイブリッド追加、2027年以降のフルモデルチェンジ計画までを整理しました。

ジャスティのモデルチェンジ情報:2026年9月大幅改良でハイブリッド追加か 現行は216万円から

ジャスティのモデルチェンジ情報!2026年9月の大幅改良でハイブリッド追加が有力

ジャスティは、ダイハツからOEM供給を受けてスバルが販売しているコンパクトトールワゴンです。
ダイハツはスバル以外にトヨタへもOEM供給しており、ダイハツ・トール、トヨタ・ルーミー、スバル・ジャスティの3車種が兄弟車の関係にあります。かつては4車種でしたが、トヨタ・タンクが2020年9月にルーミーへ統合される形で廃止されたため、現在は3車種構成です。

現行のジャスティは2016年11月に登場した通算5代目(日本向けとしては2代目)で、2026年時点でも生産終了や販売終了の発表はなく、現行モデルとして販売が続いています。直近の商品変更は2024年12月12日の一部改良で、価格は2WDが2,169,200円、4WDが2,369,400円(いずれも消費税込)です。そして2026年秋には、シリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」の追加を含む大幅な改良が実施される見込みです。以下では、最新の動きから順に整理していきます。

ジャスティは2026年9月ごろの大幅改良でe-SMART HYBRIDを追加する見込み

ジャスティは2026年9月ごろ、OEM元のダイハツ・トールおよび姉妹車のトヨタ・ルーミーとほぼ同時期に、大幅な一部改良(ビッグマイナーチェンジ)を受ける見込みです。現行モデルは2016年の発売から10年が経過しており、次世代モデルの投入が後ろにずれた分を、現行骨格のまま中身を刷新することで埋める内容になると予想されます。なお2026年7月時点でスバルからの正式発表はなく、以下は現時点での見立てです。

最大の変更点は、パワートレインへのシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」追加です。ダイハツがロッキー、トヨタがライズで先行採用している方式で、発電専用の1.2L直列3気筒エンジン「WA-VEX型」で発電し、走行は100%モーターが担います。ロッキー/ライズでの実績値では発電用エンジンが60kW(82ps)/5,600rpm・105N・m、駆動用モーターが78kW(106ps)・170N・mで、システム全体では120ps級とする見方もあります。現行の1.0L自然吸気エンジン「1KR-FE型」(69ps・92N・m)と比べると、発進から中間加速までの余裕は大きく変わるはずです。燃費は現行のWLTCモード18.4km/L(2WD)に対し、ハイブリッドでは27km/L台から30km/L超まで伸びるとみられ、この価格帯のトールワゴンとしては強力な数値になります。従来の1.0L自然吸気エンジンも、価格を抑えたエントリー用として併売される方向とみられます。

安全装備は、2020年から搭載されている新世代スマートアシストが、さらに新しい世代へと切り替わる見込みです。カメラの刷新により検知精度が上がり、自転車、右左折時の横断歩行者、右折時の対向車が新たに検知対象へ加わると予想されます。スバルの独自装備といえばアイサイトですが、ジャスティはダイハツが開発・生産を担うモデルであるため、引き続きスマートアシストが採用されます。

装備面では、2024年に標準化されたスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオが10.5インチの大型ディスプレイへ拡大し、シートの意匠も刷新される見込みです。電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドは継承されます。外装は大型グリルハウジングの基本形を保ちつつ、内部にクローム加飾を採用して押し出しを強め、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックも変更される方向とみられます。

ジャスティは月間販売計画が100台という少数販売モデルで、同じ車体を持つルーミーやライバルのスズキ・ソリオと比べると台数はごく控えめです。OEM車ゆえの認知度の低さが主因とみられますが、「スバルの店で買えるハイブリッドの両側スライドドア車」という立ち位置が生まれれば、これまで検討対象に入っていなかった層にも届く可能性があります。

ジャスティのフルモデルチェンジは2027年以降へ、次世代DNGA採用が見込まれる

ジャスティのフルモデルチェンジは、当初2023年末から2024年にかけて実施される計画でした。しかし2023年12月に表面化したダイハツの認証不正問題により新車開発プロジェクトが大幅に見直され、次世代モデルの投入は2027年以降へずれ込んでいます。一部には2026年12月ごろとする見方もありますが、2027年から2028年とする見立てが優勢です。

次世代モデルでは、ダイハツの新世代プラットフォーム「DNGA」の考え方を反映した骨格へ切り替わり、ボディ剛性と静粛性が引き上げられると予想されます。ボディサイズは5ナンバー枠を維持したまま全長とホイールベースをわずかに延長し、室内空間を稼ぐ方向が有力です。エンジンは設計の新しい1.2L直列3気筒へ移行し、ハイブリッドと合わせた2本立てになる見込みです。

また、トールの車体を使った両側スライドドア付き3列7人乗りのコンパクトミニバンを設定するという構想も長く取り沙汰されており、実現すればトヨタとスバルにもOEM供給される可能性があります。ただしこの構想は2026年時点でも正式発表に至っておらず、ダイハツ側の3列シート車としてはロッキーの車体を拡大した派生モデルの投入が先行するとみられます。

ジャスティが2024年12月12日に一部改良 9インチディスプレイオーディオを標準装備

スバルは2024年12月12日、ジャスティの一部改良モデルを発表しました。改良の中身はスマートフォン連携9インチディスプレイオーディオの標準装備化で、これに伴ってリヤビューカメラも全車標準装備となり、後退時の安全性が高まりました。SmartDeviceLinkやApple CarPlay、Android Autoに対応したアプリをディスプレイ上で操作できます。

この改良には法規対応という背景があります。2024年11月から後退時車両直後確認装置の装備が義務化されたため、旧仕様のままでは生産を継続できず、2024年10月末にいったん生産を停止。同年12月に新仕様で生産を再開したうえで発売されました。一時的に生産が止まったことから「ジャスティは生産終了したのではないか」という受け止め方も広がりましたが、実際には法規対応のための切り替えでした。

価格は2WDが2,169,200円、4WDが2,369,400円(いずれも消費税込)。2022年9月の価格改定以降は据え置かれていたため、装備の充実と原材料価格の上昇を反映して194,600円のアップとなりました。販売計画は100台/月です。グレードは引き続き1本のみで、駆動方式を2WDと4WDから選ぶ構成です。

ジャスティの価格(2024年12月12日 一部改良モデル)
グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格(消費税込)
ジャスティ(モノグレード) 2WD(FF) 2,169,200円
ジャスティ(モノグレード) 4WD 2,369,400円

ジャスティは2023年12月に受注停止 ダイハツ認証不正で2024年3月に出荷停止解除

ジャスティにとって最も大きな出来事は、2023年末のダイハツ認証不正問題です。2023年12月20日、ダイハツの不正対象がそれまで判明していた6車種からほぼ全車種へ拡大したことが明らかになり、同社は国内外全車種の出荷を停止しました。ジャスティもその対象に含まれます。

これを受けてスバルは2023年12月21日から販売店での新規受注を停止。対象はジャスティとレックス(登録車)、シフォン、ステラ、プレオプラス、サンバーバン、サンバートラック(軽自動車)の計6車種にのぼりました。販売への打撃は大きく、2024年2月の登録台数ではルーミーが前年同月比88.1%減の1,027台まで落ち込み、トールとジャスティはさらに下位に沈みました。

その後、国土交通省による立会試験で道路運送車両法の基準に適合していることが確認され、2024年3月15日にトール・ルーミー・ジャスティ3車種の出荷停止指示が解除されました。ジャスティは第5弾の解除対象で、ここから生産・販売が正常化していきます。この一連の混乱が、本来2024年に予定されていたフルモデルチェンジを2027年以降へ押しやった直接の原因です。

ジャスティは2023年にリコールを2件届け出 LEDフォグランプと燃料ポンプ

2023年には、車両側の不具合によるリコールも2件届け出されています。

2023年に届け出されたジャスティ関連のリコール

  • 2023年6月23日:前部霧灯(LEDフォグランプ)が点灯しなくなるおそれ。トール・ルーミー・ジャスティの3車種、計55,481台
  • 2023年11月2日:燃料ポンプの不具合によりエンジンが停止するおそれ。トールなど6車種、計269,280台

いずれもOEM元のダイハツから届け出されたもので、兄弟車が同時に対象となる構図です。設計と生産をダイハツが担うOEM車では、こうした不具合対応も3車種横並びで進むのが通例といえます。

ジャスティが2022年9月8日に価格改定 1グレード構成のまま約1万円アップ

ジャスティは2022年9月8日、価格改定を伴う仕様変更モデルを発売しました。OEM元のダイハツ・トールとトヨタ・ルーミーが同年9月1日に改良を受けたのに続く形で、ジャスティは1週間遅れの実施です。

価格は2WDが1,974,600円、4WDが2,174,800円(いずれも消費税込)となり、2020年9月の改良時(1,964,600円/2,164,800円)からそれぞれ10,000円のアップにとどまりました。グレード体系は1本のままで、装備内容にも大きな変更はありません。この価格が2024年12月の一部改良まで据え置かれたため、2024年の改定幅が19万円台という大きな数字になった経緯があります。

ジャスティが2020年9月24日に一部改良 オートブレーキホールドやパワースライドドアを搭載

2020年一部改良後のジャスティのエクステリア一部改良で新世代スマートアシストを標準装備したジャスティ

ジャスティは2020年9月24日、内外装を一新する一部改良を実施しました。最新式のオートブレーキホールドや電動パーキングブレーキ、ウェルカムオープン機能付きパワースライドドアが加わり、実質的にはマイナーチェンジと呼べる規模の変更です。OEM元のトールと姉妹車のルーミーが同年9月15日にマイナーチェンジを受けており、ジャスティはその9日遅れで発表されました。

この改良でグレード体系が大きく整理され、グレード表記のない自然吸気エンジンのモノグレード仕様となりました。デザインはトールやルーミーの「カスタムG」に相当するカスタムスタイルに統一され、それまでの標準車デザインは廃止されています。あわせてターボエンジン「1KR-VET型」の設定も終了しました。

2020年9月改良でのジャスティの変更点

  • エクステリア・インテリアの刷新(カスタムスタイルへ統一)
  • グレード整理によりモノグレード化、ターボ車を廃止
  • 新色ターコイズブルーマイカメタリック追加
  • 衝突警告機能・衝突回避支援ブレーキ性能向上
  • 全車速域アダプティブクルーズコントロール追加
  • 路側逸脱警報機能追加
  • ふらつき警報機能追加
  • ウェルカムオープン機能付パワースライドドア
  • 電動パーキングブレーキ追加
  • オートブレーキホールド(オートビークルホールド)追加
  • 燃費・排出ガスがWLTCモードへ移行、平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)認定

安全装備にはステレオカメラを刷新した新世代のスマートアシストを搭載し、全車速域アダプティブクルーズコントロールやふらつき警報機能を追加。シートを疲れにくい仕様へ改良し、メーターやセンタークラスター、ステアリングホイールの意匠も変更されました。より安全で快適なドライブを実現した改良といえます。

ジャスティのボディカラーはモノトーン7色と2トーン4色の全11色設定

ジャスティにはモノトーンカラー7色と2トーンカラー4色を合わせた全11色が設定されており、ブルー系のターコイズブルーマイカメタリックやレーザーブルークリスタルシャインなど発色の良いカラーが豊富です。
ファイアークォーツレッド・メタリックの2トーンカラー、プラムブラウンクリスタル・マイカなども選べるため、好みに合わせて選択できます。なお、2018年に追加されたブリリアントカッパークリスタル・マイカやフレッシュグリーン・メタリックなど、過去に設定されていた色は現在のラインアップには残っていません。

スバル ジャスティのボディカラー一覧

  • パールホワイト3(33,000円高)
  • ブライトシルバーメタリック
  • ブラックマイカメタリック
  • プラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高)
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • ブラック×レーザーブルークリスタルシャイン(77,000円高)
  • ブラック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
  • ブラック×パールホワイト3(77,000円高)
  • ブラック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高)
  • ジャスティのパールホワイト3パールホワイト3(33,000円高)
  • ジャスティのブライトシルバーメタリックブライトシルバーメタリック
  • ジャスティのブラックマイカメタリックブラックマイカメタリック
  • ジャスティのプラムブラウンクリスタルマイカプラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高)
  • ジャスティのファイアークォーツレッドメタリックファイアークォーツレッドメタリック
  • ジャスティのレーザーブルークリスタルシャインレーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ジャスティのターコイズブルーマイカメタリックターコイズブルーマイカメタリック
  • ジャスティのブラック×レーザーブルークリスタルシャインブラック×レーザーブルークリスタルシャイン(77,000円高)
  • ジャスティのブラック×ファイアークォーツレッドメタリックブラック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
  • ジャスティのブラック×パールホワイト3ブラック×パールホワイト3(77,000円高)
  • ジャスティのブラック×ターコイズブルーマイカメタリックブラック×ターコイズブルーマイカメタリック(55,000円高)

ジャスティは2018年11月に一部改良して安全性能を強化

ブリリアントカッパークリスタル・マイカのジャスティ2018年の一部改良で追加されたオプションカラーのブリリアントカッパークリスタル・マイカ

ファイアークォーツレッド・メタリックのジャスティ2018年の一部改良で追加されたカスタム専用色ファイアークォーツレッド・メタリック

ジャスティは発売から2年が経過した2018年11月8日に一部改良を行いました。
最大の改良は、発売時から搭載されていたスマートアシスト2を、全車スマートアシスト3にアップグレードした点です。
生産元がダイハツですから、ジャスティはスバルの「アイサイト」ではなく、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」を搭載しています。

スマアシ3搭載車となったことで、対車両のみだった「衝突回避支援ブレーキ機能」が歩行者にも対応できるようになりました。カメラはステレオカメラ方式へ変更され、ハイビームアシストも追加。政府が定める安全運転支援機能が充実した「サポカーSワイド」適合車となりました。

ソナーセンサーをフロントグリルにも搭載し、フロント&リヤコーナーセンサーも標準装備。衝突回避はもちろん、駐車場などでの取り回しをサポートしてくれます。外観では「カスタムRSスマートアシスト」の15インチアルミホイールが「GSスマートアシスト」にも標準装備されました。

スマートアシスト3の主な機能

  • 衝突警報機能(対車両・対歩行者)
  • 衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
  • 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
  • 車線逸脱警報機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • オートハイビーム(ハイビームアシスト)

その他、2018年の一部改良ではボディカラー設定にも変更が加えられました。
オプションカラーに「ブリリアントカッパークリスタル・マイカ」、カスタム専用色に「ファイアークォーツレッド・メタリック」が追加され、2トーンカラーでも選択が可能になりました。入れ替わりで「フレッシュグリーン・メタリック」と「インペリアルゴールドクリスタル・メタリック」は廃止されています。

ジャスティと兄弟車の違いや基本スペック、モデルチェンジ遍歴

ジャスティと兄弟車の違い

ジャスティにはOEM供給元のダイハツ・トールを筆頭に、複数の兄弟車が存在します。ジャスティのエクステリアやインテリアは兄弟車たちとほぼ変わりませんが、グレード設定や装備内容などはやや異なっています。

ジャスティは全グレードにスマートアシストを搭載

スマートアシストの作動例2018年の一部改良で対歩行者の衝突被害軽減ブレーキを標準装備

OEM提供元のダイハツ・トール、トヨタのタンク&ルーミーとジャスティとの1番の違いは、グレード体系です。なお、トヨタのタンクは2020年9月にルーミーへ統合される形で廃止されており、現在の兄弟車はトール・ルーミー・ジャスティの3車種です。

2016年11月発売時のジャスティは、以下の5グレードが設定されていました。

  • L スマートアシスト
  • G スマートアシスト
  • GS スマートアシスト
  • カスタム R スマートアシスト
  • カスタム RS スマートアシスト

ダイハツ&トヨタではスマートアシスト非搭載グレードがありましたが、ジャスティはグレード名の通り全車スマートアシスト2を搭載していたのが特徴です。そのため、ジャスティは兄弟車に比べてメーカー希望小売価格が高く設定されています。

2018年11月には、兄弟車たちとともにジャスティも一部改良を受け、全車がスマートアシスト3搭載車となりました。その後2020年9月の改良でグレードが1本に整理され、現在は駆動方式を選ぶだけのシンプルな構成になっています。

ジャスティは兄弟車に比べて標準装備の内容を充実させ、価格も高めに設定

グレードと関係しますが、ジャスティは1グレードで、標準装備の内容がトヨタやダイハツとはやや異なります。

特に4WDモデルは、ジャスティの場合「寒冷地仕様」を標準で組み合わせており、他にもトヨタやダイハツでオプション装備のものが標準装備となっています。メーカーオプションの内容を絞り込んだスバル方式のパッケージ体系を採用しているため、選択の自由度は兄弟車より低い代わりに、装備の抜けが生じにくいという性格です。

一見すると価格が高く見えますが、兄弟車に同じ装備をオプションで追加すればジャスティと同じような価格になるはずです。豪雪地帯や未舗装路を日常的に走るユーザーにとっては、4WDを選べること自体がジャスティを選ぶ理由になります。

ジャスティの基本スペック

ジャスティ

ジャスティは、両側スライドドアを装備した小型トールワゴンです。
ボディサイズは全長3,705mm×全幅1,670mm×全高1,735mmとコンパクトで、最小回転半径は2WD・4WDともに4.6m。最低地上高は130mmで、街乗りでの取り回しに不安はありません。型式は2WDが5BA-M900F、4WDが5BA-M910Fです。

シートアレンジが多彩で、後部座席を格納して自転車を積んだり、前席をフルフラットにして車内でくつろいだりなど、乗車人数や荷物の量に応じて自由な使い方ができます。荷室高985mm、荷室開口部最大幅1,077mm、荷室フロア長500mmという開口部の大きさも、積み下ろしのしやすさにつながっています。

ジャスティの主要諸元表(2026年2月時点の現行モデル)
駆動方式 2WD 4WD
型式 5BA-M900F 5BA-M910F
全長 3,705mm 3,705mm
全幅 1,670mm 1,670mm
全高 1,735mm 1,735mm
室内長 2,180mm 2,180mm
室内幅 1,480mm 1,480mm
室内高 1,355mm 1,355mm
ホイールベース 2,490mm 2,490mm
トレッド(前/後) 1,465mm/1,475mm 1,465mm/1,445mm
最低地上高 130mm 130mm
最小回転半径 4.6m 4.6m
車両重量 1,090kg 1,140kg
乗車定員 5名 5名
サスペンション(前/後) マクファーソン・ストラット式/トーションビーム式 マクファーソン・ストラット式/トレーリングリンク車軸式
燃料タンク容量 36L 38L

現行のジャスティに搭載されるのは、1.0L直列3気筒の自然吸気エンジン「1KR-FE型」1種類のみです。燃費はWLTCモードで2WDが18.4km/L、4WDが16.8km/Lとなっています。4WDはビスカスカップリングを介したフルタイム4WDで、前後の回転差が生じたときに後輪へ駆動力を配分する方式です。

ジャスティのパワートレイン(2020年9月改良以降の現行モデル)
駆動方式 2WD 4WD
エンジン型式 1KR-FE 1KR-FE
エンジン種類 直列3気筒DOHC 12バルブ 直列3気筒DOHC 12バルブ
内径×行程 71.0×83.9mm 71.0×83.9mm
総排気量 996cc 996cc
圧縮比 12.5 12.5
最高出力 51kW(69PS)/6,000rpm 51kW(69PS)/6,000rpm
最大トルク 92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm 92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm
燃費(WLTCモード) 18.4km/L 16.8km/L
市街地モード(WLTC-L) 15.5km/L 13.9km/L
郊外モード(WLTC-M) 19.7km/L 17.9km/L
高速道路モード(WLTC-H) 19.2km/L 17.7km/L
トランスミッション CVT CVT

なお、2016年11月から2020年9月までのジャスティには、1.0L直列3気筒ターボの「1KR-VET型」も設定されていました。ターボは2WDのみの設定で、4WDには当時から用意がありませんでした。参考として当時の数値を挙げておきます。

ジャスティのパワートレイン(2016年11月~2020年9月/ターボは2WDのみ)
エンジン型式 1KR-FE 1KR-VET
エンジン種類 直列3気筒DOHC 直列3気筒DOHCターボ
総排気量 996cc 996cc
最高出力 51kW(69PS)/6,000rpm 72kW(98PS)/6,000rpm
最大トルク 92N・m/4,400rpm 140N・m/2,400~4,000rpm
燃費(JC08モード) 24.6km/L(2WD)/22.0km/L(4WD) 21.8km/L
トランスミッション CVT CVT

ジャスティは途中海外仕様車のみだった!モデルチェンジ遍歴

ジャスティはスバルが販売する小型乗用車です。初代はBセグメントとして登場しましたが、2代目から3代にわたって海外専売車となり、5代目で約21年11か月ぶりに日本での車名復活を果たしました。通算では5代目ですが、日本国内では実質2代目にあたります。

ジャスティ初代 KA7/KA8型:1984年~1994年

1984年2月、スバルのレックスをベースにボディサイズを拡大し、初代ジャスティが誕生しました。エンジンは1L直列3気筒SOHCのEF10型で、ボディは3ドアと5ドアのハッチバック、それぞれに前輪駆動とパートタイム四輪駆動が用意されました。4WDはシフトノブのスイッチを押すだけでFFと4WDの切り替えができるようになっていました。
1985年10月、1.2L 3気筒SOHC9バルブツインキャブエンジン(EF12型)を「火の玉ボーイ」というキャッチコピーとともに追加。1.2Lモデルには自然吸気のコンパクトカーとして業界初のフロントベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備されました。
1987年2月、金属ベルト式無段変速機ECVTを量産車として世界で初めて採用。アメリカでは1987年から1989年まで3年連続で燃費ベストカーに選ばれる燃費性能を誇りました。
1988年11月、ビッグマイナーチェンジによってエクステリアが大幅に変更され、エンジンは1.2LのEF12型のみとなります。1991年6月にもブレーキのノンアスベスト化やパワーステアリング標準装備化などのマイナーチェンジを行いましたが、1994年12月に販売を終了しました。

ジャスティ 2代目(日本未発売):1994年~2003年

1994年にフルモデルチェンジを行いますが、日本ではリッターカー市場から撤退したため欧州仕様のみとなります。スズキのハンガリー現地法人であるマジャールスズキで生産されていたスイフト(当時の日本名はカルタス)のOEM供給を受けた形で、ボディは3ドアと5ドアのハッチバックのみ。一部モデルにはECVTが搭載されました。

ジャスティ 3代目(日本未発売):2003年~2007年

2003年、当時同じGM傘下だったスズキ・イグニス(日本名は初代スイフト)の欧州仕様のOEMとなり、車名に「G3X」が付きました。フロントグリルとバンパーが一体式のベース車に対し、ジャスティには他のスバル車と同じ意匠の独自デザインが与えられています。

ジャスティ 4代目 M300F型(日本未発売):2007年~2011年

2007年2月26日、ダイハツのブーン(欧州名シリオン)のOEM供給を受け、欧州で新型ジャスティとして発売すると発表。同年秋から販売が始まりました。エンジンは1Lの1KR-FE型3気筒のみで、グレードはスポーティな「アクティブ」と標準の「トレンド」の2種類。5MTも設定され、年間約6,000台がダイハツ本社(池田)工場で生産されました。スバル・トレジアを実質的な後継車とする形で生産・販売を終えています。

ジャスティ 5代目 M900F/M910F型:2016年~現在

2016年11月9日、日本では2代目となる新型ジャスティを発表(発売は11月21日)。ダイハツ「トール」のOEM供給モデルとなり、トヨタの「ルーミー」「タンク」とは姉妹車の関係です。グレードは「Lスマートアシスト」「Gスマートアシスト」「GSスマートアシスト」「カスタムRスマートアシスト」「カスタムRSスマートアシスト」の5種類が用意され、兄弟車にあったスマートアシスト非装備グレードは設定されませんでした。

2018年11月8日、一部改良モデルを発売。「スマートアシストⅡ」から、衝突回避支援ブレーキ機能が歩行者にも対応する「スマートアシストⅢ」へ強化されました。2019年10月には消費税率の変更に伴う価格改定を実施。

2020年9月24日には一部改良でラインアップを整理し、グレード表記のない自然吸気エンジンのモノグレードに一本化。デザインを刷新してカスタムスタイルとなり、ターボエンジンは廃止されました。燃費・排出ガスの表示もWLTCモードへ移行しています。

2022年9月8日、価格改定を実施し2WDが1,974,600円、4WDが2,174,800円となりました。2023年6月23日と11月2日にはLEDフォグランプと燃料ポンプに関するリコールを届け出。2023年12月21日には、ダイハツの認証不正問題を受けてスバルが新規受注を停止し、2024年3月15日に国土交通省が出荷停止指示を解除しました。

2024年12月12日には一部改良モデルを発表。スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオとリヤビューカメラを標準装備し、価格は2WDが2,169,200円、4WDが2,369,400円となっています。2026年時点でもこの仕様が継続しており、次の大幅改良は2026年9月ごろが有力とみられます。

ジャスティのモデルチェンジ遍歴
ジャスティのモデル 販売年表
初代 KA7/KA8型 1984年~1994年
2代目(日本未発売) 1994年~2003年
3代目 G3X(日本未発売) 2003年~2007年
4代目 M300F型(日本未発売) 2007年~2011年
5代目 M900F/M910F型 2016年~現在(現行モデル)