1950年代に登場したスバル歴代車種一覧
本格的に自動車開発をスタートした富士重工業(現SUBARU)が最初に生み出した傑作といえば、やはりスバル360でしょう。政府の「国民車構想」の要件をほぼ満たし、日本にマイカー革命をもたらします。
現在は軽自動車開発を中止しているスバルですが、360の大ヒットにより、長期にわたって「軽自動車開発の老舗」として国内で存在感を発揮していました。
1500(1954~1958)
日本初フルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダン。開発コードネームはP-1。スバル(富士重工業)が初めて開発した乗用車だが、量産化には至らず。運輸省の走行テストでは好成績を収めており、スバル360の開発には1500の技術や経験が活かされた。
車種名 | 1500(1954~1958) |
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概要 | 日本初のフルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダン |
開発コード名 | P-1 |
特徴 | スバル初の乗用車開発車種。量産化はされなかったが走行テストで好成績 |
影響 | スバル360の開発に技術と経験が活かされた |
保存 | 数台がスバルビジターセンターに記念車として保管 |
スバル360(1958~1970)
「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカー。あだ名はてんとう虫で、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)を意識したデザイン。全長3m×全幅1.3mの当時の軽自動車規格ギリギリに収めながらも、大人4人が乗れる設計は見事!最高速度83km/h。
車種名 | スバル360(1958~1970) |
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概要 | 「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカー |
愛称 | てんとう虫。フォルクスワーゲン・タイプ1を意識したデザイン |
サイズ | 全長3m × 全幅1.3m。軽自動車規格ギリギリに収められた設計 |
特徴 | 大人4人が乗れる設計。最高速度83km/h |
1960年代・1970年代に登場したスバル歴代車種一覧
スバル360の成功により、軽自動車以外の普通乗用車開発も本格化した富士重工業。
60年代のスバル1000の開発時には、水平対向エンジンを採用し、世界に先駆けてFF駆動方式のメリットを生かしたクルマづくりを実践。海外の自動車メーカーからも一目置かれる存在に成長します。
70年代にはレオーネエステートバン1400 4WDを発売し、水平対向エンジン&四輪駆動という現代に続くスバルの独自性が確立されていきます。
スバル1000(1966~1969)
富士重工業初の小型乗用車。他社に先駆けてFF駆動方式を採用し、室内空間を確保。水平対向エンジン、4輪独立サスペンションなどの技術的挑戦も目立ち、「スバリスト」誕生のきっかけに。シトロエンの工場では、一時期この車が大量に分解されていたという噂も。
車種名 | スバル1000(1966~1969) |
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概要 | 富士重工業初の小型乗用車。日本車初のFF駆動方式採用 |
技術特徴 | 水平対向エンジン、4輪独立サスペンション搭載 |
影響 | 「スバリスト」誕生のきっかけとなったモデル |
逸話 | シトロエン工場で大量に分解されたという噂あり |
スバルff-1(1969~1970)
スバル1000のマイナーチェンジ版。ライバル車はトヨタ・カローラ1000や日産サニー1000などの強豪ぞろいで、販売期間1年ほどでスバル・ff-1 1300Gを後継に据えている。富士重工業初の米国輸出モデルとして1万台ほどが海外で販売。
車種名 | スバルff-1(1969~1970) |
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概要 | スバル1000のマイナーチェンジ版。スポーツセダン |
ライバル | トヨタ・カローラ1000、日産サニー1000などの強豪車 |
販売期間 | 約1年。後継にスバルff-1 1300Gを設定 |
輸出 | 富士重工業初の米国輸出モデルで約1万台海外販売 |
スバルff-1 1300G(1970~1972)
スバルff-1のエンジン排気量を拡大したマイナーチェンジモデルだが、内外装にも大きな変更が加えられている。プラットフォームはスバル1000がベースであり、当時としては珍しいFF式。1972年にはスバル初のAWD「ff-1 1300Gバン 4WD」も誕生。
車種名 | スバルff-1 1300G(1970~1972) |
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概要 | スバルff-1の排気量拡大版。内外装も大幅変更 |
プラットフォーム | スバル1000ベースのFF方式 |
AWD搭載 | 1972年にスバル初のAWD「ff-1 1300Gバン 4WD」誕生 |
納入実績 | 東北電力や長野県白馬村役場に合計8台納入 |
R-2(1969~1973)
スバル360の後継として誕生したRR式軽自動車。360よりホイールベースを120mm延長し、トランクスペースを確保。当初は空冷2気筒エンジンだったが、71年に水冷2気筒のLシリーズを追加。ジブリの『おもひでぽろぽろ』劇中車。
車種名 | R-2(1969~1973) |
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概要 | スバル360の後継RR式軽自動車 |
特徴 | ホイールベースを120mm延長しトランクスペースを確保 |
エンジン | 当初は空冷2気筒、1971年に水冷2気筒Lシリーズを追加 |
文化 | ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の劇中車として登場 |
レオーネ(1971~2001)
1971年のデビュー当時は水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペのみだったが、後にセダンやハードトップを追加。世界初の量産4WD車となるエステートバンも登場し、以降セダン等にも4WDモデルを追加。世界的にも珍しいサッシュレスドアを全車採用している。
車種名 | レオーネ(1971~2001) |
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初期モデル | 水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペでデビュー |
展開 | 後にセダン、ハードトップ、エステートバンを追加 |
特徴 | 世界初の量産4WD車エステートバンを発売し、以降4WDモデルを拡大 |
技術 | 全車にサッシュレスドアを採用。世界的にも珍しい仕様 |
レックス(1972~1992)
スバル360、R-2の後継にあたる軽自動車。初代はRRの駆動方式でウェッジシェイプのデザインが特徴。2代目(1981~)以降はFFに変更し、広い室内空間とラゲッジスペースの確保に成功。女性向け仕様車もラインアップした。
車種名 | レックス(1972~1992) |
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概要 | スバル360、R-2の後継軽自動車 |
初代特徴 | RR駆動方式、ウェッジシェイプのデザイン |
2代目以降 | FF方式に変更。広い室内とラゲッジスペースを実現 |
バリエーション | 女性向け仕様車も展開 |
1980年代・1990年代に登場したスバル歴代車種一覧
1980年代後半といえば日本はバブル景気で、国産自動車ラインアップがもっとも華々しい時代ですが、スバルは別でした。当時のスバルは、米国輸出を軸としていましたが、1985年のプラザ合意により急激な円高が進みます。
米国での販売が著しく落ち込み、一時は倒産すら囁かれましたが、起死回生のヒットカーとなったのがレガシィです。その後、もう1つの看板車種インプレッサも発売され、経営の建て直しに成功します。
ドミンゴ(1983~1999)
4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車。角目4灯ヘッドランプが特徴的な3列シート7人乗りの初代モデルは、RR式の駆動方式で勾配に強く、山間部の宿泊施設の送迎車としても活躍。94年にフルモデルチェンジした2代目にはキャンプ仕様車アラジンを追加。
車種名 | ドミンゴ(1983~1999) |
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ベース | 4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車 |
初代特徴 | 角目4灯ヘッドランプ。3列シート7人乗り。RR駆動方式 |
用途 | 山間部の宿泊施設の送迎車として活躍 |
2代目追加仕様 | 1994年にキャンプ仕様車アラジンを追加 |
アルシオーネ(1985~1991)
スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト採用車。国産車初、空気抵抗係数CD値=0.29を達成。初の海外先行販売車種。米国では「XTクーペ」の名前で販売し、「4WDアバンギャルド」を名乗ったエクステリアが好評で、6割が女性ユーザーだった。
車種名 | アルシオーネ(1985~1991) |
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特徴 | スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト搭載車 |
空気抵抗係数 | 国産車初のCD値0.29を達成 |
販売 | 初の海外先行販売モデル。米国では「XTクーペ」として販売 |
ユーザー | 4WDアバンギャルドで女性ユーザー6割を獲得 |
スバル・ビッグホーン(1988~1993)
いすゞ・ビッグホーンのOEM車。スバル唯一のクロスカントリー車だが、車名すら変えずにエンブレムを変更しただけなので売る気はなかった模様。「悪路ならうちの4WDでいいよね?」が現場の本音だったのかもしれない。ホンダ・ホライゾンは姉妹車。
車種名 | スバル・ビッグホーン(1988~1993) |
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概要 | いすゞ・ビッグホーンのOEM車 |
特徴 | クロスカントリー車として唯一。車名は変更せずエンブレムのみ変更 |
販売意図 | 積極的販売はなかった模様 |
姉妹車 | ホンダ・ホライゾン |
レガシィツーリングワゴン(1989~2014※国内販売)
快適&荷物もOKなのに速い!スバル倒産の危機を救い、ステーションワゴンの価値を伝えた名車。他社も競合車種を投入するが、商用バンをベースにしない乗用車としての独自開発&妥協なき改良により追随を許さず。後継はレヴォーグ。
車種名 | レガシィツーリングワゴン(1989~2014※国内販売) |
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特徴 | 快適性と積載性を両立しつつ高い走行性能を実現 |
歴史的役割 | スバルの倒産危機を救い、ステーションワゴンの価値を確立した名車 |
競合との差別化 | 商用バンをベースにしない独自開発と妥協のない改良 |
後継車 | レヴォーグ |
インプレッサ(1992~)
レガシィとともにスバルを支えた世界戦略車。スポーツモデルWRXは世界ラリー選手権で華々しい活躍を遂げ、三菱ランサーエボリューションとはもはや世界公認ライバル。2008年WRC撤退。4代目以降はセダンにG4、ハッチバックにSPORTのサブネームがつく。
車種名 | インプレッサ(1992~) |
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役割 | レガシィと並びスバルの世界戦略車 |
スポーツモデル | WRXはWRCで活躍し、三菱ランサーエボリューションと競合 |
WRC | 2008年に世界ラリー選手権から撤退 |
モデル展開 | 4代目以降はセダンがG4、ハッチバックはSPORTのサブネーム付き |
インプレッサ リトナ(1992~1996)
海外ではインプレッサクーペの名前で発売。初代インプレッサのみに存在した2ドアクーペ。排気量1.5LのFFと、1.6Lの4WDを設定とやはり4WDは欠かさない。販売は不振だったが、後にWRX TypeR STiのベース車となる。
車種名 | インプレッサ リトナ(1992~1996) |
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別名 | 海外ではインプレッサクーペとして発売 |
ボディタイプ | 初代インプレッサのみの2ドアクーペ |
エンジン・駆動方式 | 1.5L FFと1.6L 4WDを設定 |
販売状況 | 販売は不振だったがWRX TypeR STiのベース車となる |
インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007)
1992年登場し、米国・欧州でも販売。1.5Lモデルベースの特別仕様車カサブランカはスバルいわく「流行のクラシカルデザイン!」らしいが、正直なんか違う。だがカタログモデル昇格で、台湾でも発売。パーツが中古で人気。
車種名 | インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007) |
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概要 | 1992年登場。米国・欧州でも販売されたモデル。 |
特徴 | 1.5Lモデルをベースにした特別仕様車「カサブランカ」がある。 |
販売地域 | 日本以外に台湾でもカタログモデルとして発売。 |
その他 | パーツが中古市場で人気がある。 |
プレオ(1998~2018)
1998年10月の軽自動車規格改定にあわせてデビュー!当時流行していた軽トールワゴン市場にスバルも参入。2010年発売の2代目はダイハツ・ミラのOEM。後にミライースのOEMとしてプレオ+も追加発売。
車名 | プレオ |
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販売期間 | 1998~2018年 |
登場背景 | 1998年の軽自動車規格改定にあわせて登場 |
車種分類 | 軽トールワゴン |
初代の特徴 | 当時流行のトールワゴンとしてスバルが初参入 |
2代目の特徴 | 2010年発売。ダイハツ・ミラのOEM車 |
派生モデル | ミライースのOEM「プレオ+」を後に追加 |
アルシオーネSVX(1991~1996)
イタルデザインのジウジアーロがデザインしたスペシャルティ・クーペ。3.3L水平対向6気筒エンジンを搭載し、VTD-AWD(当時はVTD-4WD)を採用。デザイン、スペック文句なしの名車だが、発売がバブル崩壊直後になってしまった不運モデル。
車名 | アルシオーネSVX |
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販売期間 | 1991~1996年 |
車種分類 | スペシャルティ・クーペ |
デザイナー | ジウジアーロ(イタルデザイン) |
搭載エンジン | 3.3L 水平対向6気筒 |
駆動方式 | VTD-AWD(当時VTD-4WD) |
特徴 | 高いデザイン性と快適な走行性能を両立 |
エピソード | バブル崩壊直後の発売で販売面では苦戦 |
ヴィヴィオ(1992~1998)
3ドアと5ドアのハッチバックが存在。ラリーでも活躍した軽自動車。「軽カーは1名乗車が多い」という当時の調査結果をもとに、運転席の快適性を追求し、助手席をやや小さめに左側に寄せる独自レイアウト。高い衝突安全性も確保していた。
車名 | ヴィヴィオ |
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販売期間 | 1992~1998年 |
車種分類 | 軽自動車(ハッチバック) |
ボディタイプ | 3ドア / 5ドアハッチバック |
設計思想 | 1名乗車の快適性重視、助手席は小さめに左寄せ |
安全性 | クラス水準以上の衝突安全性能を確保 |
モータースポーツ | 軽自動車ながらラリーでも活躍した |
前身モデル | レックスの後継車種 |
ヴィヴィオタルガトップ T-TOP(1993)
ヴィヴィオをベースにしたスバルブランド40周年記念の特別仕様車。限定3000台。4人乗りで後席は存在するが、あくまで荷物用。二度見されること間違いなしの可愛いオープンカーで、晴れの日は最高。ただし雨漏り対策が必要なケースも。
車名 | ヴィヴィオタルガトップ T-TOP |
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発売年 | 1993年 |
台数限定 | 限定3,000台(スバル創立40周年記念モデル) |
車両ベース | ヴィヴィオをベースとした特別仕様車 |
座席構成 | 4人乗り(後席は荷物用扱い) |
デザイン協力 | 高田工業(日産パオ・フィガロなども手掛けた) |
特徴 | タルガトップ仕様の可愛らしいオープンカー |
ヴィヴィオビストロ(1995~1998)
ヴィヴィオの派生モデル。かわいい丸目ヘッドライトに、クラシカルな欧州大衆車風デザインで、レトロ車ブームのきっかけを作ったクルマ。テールランプなど部品の一部が日産フィガロと同じ。
車名 | ヴィヴィオビストロ |
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販売期間 | 1995年~1998年 |
ベース車 | ヴィヴィオ |
デザイン | 丸目ヘッドライトと欧州レトロ風の外観 |
特徴 | レトロ車ブームの先駆け的存在 |
部品流用 | 一部に日産フィガロと共通部品を採用(例:テールランプ) |
レガシィ グランドワゴン(1995~1997)
米国では初代レガシィアウトバックとして販売。日本仕様は4WDに2.5Lの水平対向4気筒エンジン車のみ。最低地上高約200mmと見晴らしがよく、アウトドアの相棒として活躍。スバルのクロスオーバーSUVの原点とも呼べるクルマ。
車名 | レガシィ グランドワゴン |
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販売期間 | 1995年~1997年 |
海外名称 | 初代レガシィアウトバック(米国) |
駆動方式 / エンジン | 4WD、2.5L水平対向4気筒エンジン |
最低地上高 | 約200mmで視界良好、悪路走破性に優れる |
特徴 | アウトドア用途に適したクロスオーバーワゴン。スバルSUVの原点的存在 |
レガシィランカスター(1997~2003)
米国では2代目レガシィアウトバックとして販売し、人気車の仲間入り。2000年にアルシオーネSVX以来の3.0L水平対向6気筒エンジンのランカスター6を追加。最低地上高は約200mmだが、立体駐車場にも入庫可能なサイズで日本ユーザーにも配慮されていた。
車名 | レガシィランカスター |
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販売期間 | 1997年~2003年 |
海外名称 | 2代目レガシィアウトバック(米国) |
エンジンバリエーション | 2000年に3.0L水平対向6気筒「ランカスター6」追加 |
最低地上高 | 約200mmで悪路走破性あり、立体駐車場にも対応 |
特徴 | クロスオーバーSUVとしての実用性と、日本向けの扱いやすいサイズ感を両立 |
2000年以降に登場したスバル歴代車種一覧
モデルチェンジしたインプレッサなどもラリーで活躍していた2000年代。新型車としては、エクシーガなどの多人数乗り車が登場し、今なお中古市場では高い人気を誇っています。
当時のセールス的にはいまひとつでしたが、R1やR2などは、今みても個性あふれる可愛い軽自動車です。
トラヴィック(2001~2005)
スバル初ミニバン。ゼネラルモーターズ傘下のオペル・ザフィーラのOEM。エンジンの総排気量は2,198ccと日本に輸入されていたザフィーラよりも拡大。足回りはスバルが日本の道路事情にあわせて改良を加えた。アウトバーン走行前提のため、安全性は高評価。
車名 | トラヴィック |
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販売期間 | 2001年~2005年 |
車種カテゴリ | スバル初のミニバン |
OEM元 | オペル・ザフィーラ(GM傘下) |
エンジン | 日本仕様は2,198ccに拡大し、ザフィーラより排気量大きめ |
足回り | スバルが日本の道路事情に合わせて独自改良 |
安全性 | アウトバーン前提の設計のため、高い評価を受けた |
R1(2005~2010)
スバル360のコンセプトを受け継いだNEWてんとう虫。3ドアはハッチバッククーペの軽自動車で、一応4人乗りだが、「2+2シーター」と考えるべき。発売当時の新車価格はFF車137万円~/4WD150万円~。
車名 | R1 |
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販売期間 | 2005年~2010年 |
通称 | NEWてんとう虫 |
車種カテゴリ | 軽自動車・3ドアハッチバッククーペ |
乗車定員 | 4人乗り(実質2+2シーター) |
特徴 | スバル360の思想を継承し、1~2名乗車で快適さを重視 |
新車価格 | FF:137万円~/4WD:150万円~ |
R2(2003~2010)
軽ハイトワゴン大ブーム期に、あえてオリジナルなデザインにこだわったスバルの力作。登場時の標準ボディカラーは全11色で、内装にはメタリック調パネルを使用。「1~2名なら快適」の割り切り路線。1969年発売のR-2とは無関係。
車名 | R2 |
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販売期間 | 2003年~2010年 |
デザイン方針 | 軽ハイトワゴン全盛期に逆行し、独自性を重視 |
ボディカラー | 登場時の標準設定は全11色 |
内装特徴 | メタリック調パネルを採用し、上質感を演出 |
コンセプト | 「1~2名なら快適」という実用性重視の割り切り設計 |
旧型との関係 | 1969年のR-2とは名称以外に関連なし |
インプレッサアネシス(2008)
3代目インプレッサハッチバックから9カ月遅れて発売されたセダンには「アネシス」(ギリシャ語で「安心・快適」)のサブネームがついた。スポーティーで若々しいエクステリアで、隠れた名車の声も多い。4代目以降サブネームはG4に改める。
車名 | インプレッサアネシス |
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発売年 | 2008年 |
モデル | 3代目インプレッサハッチバックの9ヶ月遅れで登場したセダン |
サブネーム意味 | ギリシャ語で「安心・快適」を意味する |
デザイン特徴 | スポーティーで若々しいエクステリア |
評価 | 隠れた名車としての評価もある |
4代目以降の名称 | サブネームはG4に変更 |
エクシーガ(2008~2015)
7人乗りの3列シート車。大人7名が乗れて、高速道路でも安定して走行でき、ドライブが楽しめるスバルらしい秀作。車中泊もしやすい。セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定があり、全員で開放的な気分を味わえる。
車名 | エクシーガ |
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発売期間 | 2008~2015年 |
乗車定員 | 7人乗り、3列シート |
特徴 | 大人7名が乗車可能で高速道路でも安定走行 |
利用シーン | ドライブや車中泊に適している |
特別装備 | セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定あり |
乗員の快適さ | 全員で開放的な気分を味わえる設計 |
エクシーガ クロスオーバー7(2015~2018)
3列シート7名乗りミニバン・エクシーガの後継。クロスオーバーSUVとして内外装を大きく変更。2.5L水平対向エンジンを搭載し、アイサイト(ver.2)で安全性にも配慮。2018年生産終了により、スバルから3列シートの国内販売車は消滅。
車名 | エクシーガ クロスオーバー7 |
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発売期間 | 2015~2018年 |
乗車定員 | 7名(3列シート) |
車種 | クロスオーバーSUV |
エンジン | 2.5L水平対向エンジン |
特徴 | 内外装を大幅に変更、安全装備にアイサイト(ver.2)搭載 |
パノラミックガラスルーフ | 前モデルのエクシーガにあったが廃止された |
生産終了 | 2018年で生産終了、以降スバルから3列シート車は消滅 |
デックス(2008~2013)
ダイハツ・クーのOEM車。エンジンは1.3L直列4気筒DOHC16バルブ、トランスミッションは4速ATのみラインアップ。足回りにも変更は加えず、フロント部分のみ専用品でオリジナルの顔つきに。トヨタ・bB(2代目)は姉妹車。
車名 | デックス |
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発売期間 | 2008~2013年 |
ベースモデル | ダイハツ・クー(OEM) |
姉妹車 | トヨタ・bB(2代目) |
エンジン | 1.3L直列4気筒DOHC16バルブ |
トランスミッション | 4速ATのみ |
足回り | ベースモデルから変更なし |
外装の特徴 | フロント部分のみ専用品でオリジナル顔つき |
ルクラ(2010~2015)
ダイハツ・タントエグゼのOEM車。2代目タントがスライドドアを採用しているのに対し、エグゼはヒンジドアのみなのが特徴。スバル・ルクラは、ボディカラー設定がエグゼとはやや異なっていた。
車名 | ルクラ |
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発売期間 | 2010~2015年 |
ベースモデル | ダイハツ・タントエグゼ(OEM) |
特徴 | タントのスライドドアに対し、ヒンジドアのみを採用 |
ボディカラー | タントエグゼとやや異なる設定 |
トレジア(2010~2016)
SUBARU、トヨタ&ダイハツの業務提携により生まれたコンパクトトールワゴン。3代目ヴィッツがベースだが、スバルも積極的に商品開発に関わっている。顔つきは少しインプレッサ似。トヨタ・2代目ラクティスが姉妹車。当時スバル唯一の5ナンバー車だった。
車名 | トレジア |
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発売期間 | 2010~2016年 |
ベースモデル | トヨタ3代目ヴィッツ(スバルも開発参加) |
特徴 | コンパクトトールワゴン。顔つきはインプレッサに似る。トヨタ・2代目ラクティスの姉妹車 |
車体区分 | 当時スバル唯一の5ナンバー車 |
レガシィB4(1989~2020)
スバルのフラグシップセダン。3代目BE系よりB4のサブネームがつき、全車AWDへ。6代目は2014年~。米国でのロングセラーのため、2020年に現地生産に切り替える。北米は2019年9月に7代目へ移行した。
車名 | レガシィB4 |
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発売期間 | 1989~2020年 |
特徴 | スバルのフラグシップセダン。3代目BE系よりB4の名称を使用し、全車AWD仕様に |
6代目 | 2014年発売。米国でのロングセラーのため2020年に現地生産に切替 |
北米動向 | 2019年9月に7代目モデルへ移行 |
ディアスワゴン(1999~2020)
初代(1999~2009年)は6代目サンバーの姉妹車種として設定された乗用グレード。2002年のマイナーチェンジでフロントマスクが変更。2007年にスバル発売50周年を記念する特別仕様車リミテッドが発売。2009年以降、ダイハツ・アトレーのOEM。
車名 | ディアスワゴン |
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発売期間 | 1999~2020年 |
初代特徴 | 6代目サンバーの姉妹車として乗用グレードを設定。2002年にフロントマスクを変更 |
特別仕様車 | 2007年にスバル発売50周年記念のリミテッドを発売 |
OEM化 | 2009年以降、ダイハツ・アトレーのOEM車として販売 |
WRX STI(2014~2019)
元はインプレッサのスポーツグレードだが、2014年に独立。AWD・6速MTのみの設定。2.0Lの水平対向エンジンDOHCターボは最高出力308PS、最大トルク43.0kgf・m。日常でも、サーキットでも、クルマを操る楽しみを心から味わえるハイパフォーマンスセダン!
車名 | WRX STI |
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発売期間 | 2014~2019年 |
成り立ち | 元はインプレッサのスポーツグレードで2014年に独立したモデル |
駆動方式・変速機 | AWD・6速マニュアルトランスミッションのみ |
エンジン | 2.0L 水平対向DOHCターボエンジン |
性能 | 最高出力308PS、最大トルク43.0kgf・m |
特徴 | 日常とサーキットの両方で操る楽しみを味わえる高性能セダン |
インプレッサG4(2011~2023)
G4はセダンを意味するサブネーム。5代目は2016年~。「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用し、高い走りの質感と車内の静寂性を維持。価格は2WD・194万からだが、全グレードアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグを標準装備。
車名 | インプレッサG4 |
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発売期間 | 2011~2023年 |
サブネームの意味 | G4はセダンを意味する |
世代 | 5代目は2016年から発売 |
プラットフォーム | 「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用 |
特徴 | 高い走行質感と車内静粛性を維持 |
価格 | 2WDモデルは194万円から |
安全装備 | 全グレードにアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグ標準装備 |
インプレッサスポーツ(2011~2023)
インプレッサ4代目以降、ハッチバックは「SPORT」のサブネームがつくことに。5代目は2016年~で、セダンタイプG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。アイサイトや歩行者保護エアバックなど安全性への先進的な取り組みが高評価。
車名 | インプレッサスポーツ |
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発売期間 | 2011~2023年 |
サブネーム | ハッチバックに「SPORT」がつく |
世代 | 5代目は2016年から |
受賞歴 | セダンG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞 |
安全性能 | アイサイト、歩行者保護エアバッグなど先進的装備を搭載 |
スバルは特色ある車作りで新たなスバリスト獲得へ!
スバルは「水平対向エンジン+AWD」を組み合わせたクルマ作りを行う独自色の強い自動車メーカーです。歴代車種を見ても、他の自動車メーカーとは一味違うスタイリングや技術的挑戦が目立っています。近年ではEyeSightなどの予防安全システムも高評価です。
簡単には流行に乗らないゆえに、他社との競合を避けてニッチな市場を独占したこともあれば、一般ユーザーにとって「よくわからないメーカー」になってしまった苦い歴史もあります。
高い技術力でクルマを作りながら、その魅力をどう消費者にも伝えていくのか。新たなスバリストを今後どう獲得していのか。
自動車業界全体が変革期にあるなか、スバルがどのような形で存在感を示していくのか、今後の動向に注目です!
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