スバルの歴代車種

スバルの歴代車種を画像つき解説!スバリストを魅了した名車一覧

スバルの歴代車種を画像つきで一覧解説。水平対向エンジンと4WDの組み合わせで個性あふれる名車を産みだした富士重工業(現SUBARU)。スバル360、インプレッサ、WRT STI、レガシィ、レオーネ、エクシーガなどの特徴を振り返りましょう。スバリストが魅了された1台はどれ?

1950年代に登場したスバル歴代車種一覧

本格的に自動車開発をスタートした富士重工業(現SUBARU)が最初に生み出した傑作といえば、やはりスバル360でしょう。政府の「国民車構想」の要件をほぼ満たし、日本にマイカー革命をもたらします。

現在は軽自動車開発を中止しているスバルですが、360の大ヒットにより、長期にわたって「軽自動車開発の老舗」として国内で存在感を発揮していました。

1500(1954~1958)

1500は数台がスバルビジターセンターに記念車として保管されている

日本初フルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダン。開発コードネームはP-1。スバル(富士重工業)が初めて開発した乗用車だが、量産化には至らず。運輸省の走行テストでは好成績を収めており、スバル360の開発には1500の技術や経験が活かされた。

車種名 1500(1954~1958)
概要 日本初のフルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダン
開発コード名 P-1
特徴 スバル初の乗用車開発車種。量産化はされなかったが走行テストで好成績
影響 スバル360の開発に技術と経験が活かされた
保存 数台がスバルビジターセンターに記念車として保管

スバル360(1958~1970)

1958年式スバル360 K111型

てんとう虫の愛称で知られたスバル360

「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカー。あだ名はてんとう虫で、フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)を意識したデザイン。全長3m×全幅1.3mの当時の軽自動車規格ギリギリに収めながらも、大人4人が乗れる設計は見事!最高速度83km/h。

車種名 スバル360(1958~1970)
概要 「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカー
愛称 てんとう虫。フォルクスワーゲン・タイプ1を意識したデザイン
サイズ 全長3m × 全幅1.3m。軽自動車規格ギリギリに収められた設計
特徴 大人4人が乗れる設計。最高速度83km/h

1960年代・1970年代に登場したスバル歴代車種一覧

スバル360の成功により、軽自動車以外の普通乗用車開発も本格化した富士重工業。
60年代のスバル1000の開発時には、水平対向エンジンを採用し、世界に先駆けてFF駆動方式のメリットを生かしたクルマづくりを実践。海外の自動車メーカーからも一目置かれる存在に成長します。

70年代にはレオーネエステートバン1400 4WDを発売し、水平対向エンジン&四輪駆動という現代に続くスバルの独自性が確立されていきます。

スバル1000(1966~1969)

スバル1000 4ドアバン

富士重工業初の小型乗用車。他社に先駆けてFF駆動方式を採用し、室内空間を確保。水平対向エンジン、4輪独立サスペンションなどの技術的挑戦も目立ち、「スバリスト」誕生のきっかけに。シトロエンの工場では、一時期この車が大量に分解されていたという噂も。

車種名 スバル1000(1966~1969)
概要 富士重工業初の小型乗用車。日本車初のFF駆動方式採用
技術特徴 水平対向エンジン、4輪独立サスペンション搭載
影響 「スバリスト」誕生のきっかけとなったモデル
逸話 シトロエン工場で大量に分解されたという噂あり

スバルff-1(1969~1970)

スバルff-1 スポーツセダン

スバル1000のマイナーチェンジ版。ライバル車はトヨタ・カローラ1000や日産サニー1000などの強豪ぞろいで、販売期間1年ほどでスバル・ff-1 1300Gを後継に据えている。富士重工業初の米国輸出モデルとして1万台ほどが海外で販売。

車種名 スバルff-1(1969~1970)
概要 スバル1000のマイナーチェンジ版。スポーツセダン
ライバル トヨタ・カローラ1000、日産サニー1000などの強豪車
販売期間 約1年。後継にスバルff-1 1300Gを設定
輸出 富士重工業初の米国輸出モデルで約1万台海外販売

スバルff-1 1300G(1970~1972)

スバルff-1 1300G スポーツセダン

ff-1 1300Gバン 4WD 東北電力や長野県白馬村役場などに合計8台が納入された

スバルff-1のエンジン排気量を拡大したマイナーチェンジモデルだが、内外装にも大きな変更が加えられている。プラットフォームはスバル1000がベースであり、当時としては珍しいFF式。1972年にはスバル初のAWD「ff-1 1300Gバン 4WD」も誕生。

車種名 スバルff-1 1300G(1970~1972)
概要 スバルff-1の排気量拡大版。内外装も大幅変更
プラットフォーム スバル1000ベースのFF方式
AWD搭載 1972年にスバル初のAWD「ff-1 1300Gバン 4WD」誕生
納入実績 東北電力や長野県白馬村役場に合計8台納入

R-2(1969~1973)

R-2 デラックス 1970年式

R-2 GLリア

スバル360の後継として誕生したRR式軽自動車。360よりホイールベースを120mm延長し、トランクスペースを確保。当初は空冷2気筒エンジンだったが、71年に水冷2気筒のLシリーズを追加。ジブリの『おもひでぽろぽろ』劇中車。

車種名 R-2(1969~1973)
概要 スバル360の後継RR式軽自動車
特徴 ホイールベースを120mm延長しトランクスペースを確保
エンジン 当初は空冷2気筒、1971年に水冷2気筒Lシリーズを追加
文化 ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の劇中車として登場

レオーネ(1971~2001)

初代レオーネ ハードトップ1400GF

2代目レオーネ(1979~1984年) エステートバン 4WD

1971年のデビュー当時は水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペのみだったが、後にセダンやハードトップを追加。世界初の量産4WD車となるエステートバンも登場し、以降セダン等にも4WDモデルを追加。世界的にも珍しいサッシュレスドアを全車採用している。

車種名 レオーネ(1971~2001)
初期モデル 水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペでデビュー
展開 後にセダン、ハードトップ、エステートバンを追加
特徴 世界初の量産4WD車エステートバンを発売し、以降4WDモデルを拡大
技術 全車にサッシュレスドアを採用。世界的にも珍しい仕様

レックス(1972~1992)

初代レックス(1972~1981年)360 4ドアカスタムL

2代目レックス(1981~1986年)コンビ3ドアFL

3代目レックス(1986~1992年)前期型

スバル360、R-2の後継にあたる軽自動車。初代はRRの駆動方式でウェッジシェイプのデザインが特徴。2代目(1981~)以降はFFに変更し、広い室内空間とラゲッジスペースの確保に成功。女性向け仕様車もラインアップした。

車種名 レックス(1972~1992)
概要 スバル360、R-2の後継軽自動車
初代特徴 RR駆動方式、ウェッジシェイプのデザイン
2代目以降 FF方式に変更。広い室内とラゲッジスペースを実現
バリエーション 女性向け仕様車も展開

1980年代・1990年代に登場したスバル歴代車種一覧

1980年代後半といえば日本はバブル景気で、国産自動車ラインアップがもっとも華々しい時代ですが、スバルは別でした。当時のスバルは、米国輸出を軸としていましたが、1985年のプラザ合意により急激な円高が進みます。

米国での販売が著しく落ち込み、一時は倒産すら囁かれましたが、起死回生のヒットカーとなったのがレガシィです。その後、もう1つの看板車種インプレッサも発売され、経営の建て直しに成功します。

ドミンゴ(1983~1999)

角目4灯式ヘッドランプが特徴の初代ドミンゴ(海外仕様車)

2代目ドミンゴに追加されたキャンプ仕様車アラジン

4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車。角目4灯ヘッドランプが特徴的な3列シート7人乗りの初代モデルは、RR式の駆動方式で勾配に強く、山間部の宿泊施設の送迎車としても活躍。94年にフルモデルチェンジした2代目にはキャンプ仕様車アラジンを追加。

車種名 ドミンゴ(1983~1999)
ベース 4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車
初代特徴 角目4灯ヘッドランプ。3列シート7人乗り。RR駆動方式
用途 山間部の宿泊施設の送迎車として活躍
2代目追加仕様 1994年にキャンプ仕様車アラジンを追加

アルシオーネ(1985~1991)

アルシオーネ 2.7VX

スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト採用車。国産車初、空気抵抗係数CD値=0.29を達成。初の海外先行販売車種。米国では「XTクーペ」の名前で販売し、「4WDアバンギャルド」を名乗ったエクステリアが好評で、6割が女性ユーザーだった。

車種名 アルシオーネ(1985~1991)
特徴 スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト搭載車
空気抵抗係数 国産車初のCD値0.29を達成
販売 初の海外先行販売モデル。米国では「XTクーペ」として販売
ユーザー 4WDアバンギャルドで女性ユーザー6割を獲得

スバル・ビッグホーン(1988~1993)

スバル・ビックホーン RVブーム期にいすゞからOEM供給されたモデル

いすゞ・ビッグホーンのOEM車。スバル唯一のクロスカントリー車だが、車名すら変えずにエンブレムを変更しただけなので売る気はなかった模様。「悪路ならうちの4WDでいいよね?」が現場の本音だったのかもしれない。ホンダ・ホライゾンは姉妹車。

車種名 スバル・ビッグホーン(1988~1993)
概要 いすゞ・ビッグホーンのOEM車
特徴 クロスカントリー車として唯一。車名は変更せずエンブレムのみ変更
販売意図 積極的販売はなかった模様
姉妹車 ホンダ・ホライゾン

レガシィツーリングワゴン(1989~2014※国内販売)

人気車となった2代目レガシィツーリングワゴン(1993~1998年)

初代レガシィツーリングワゴン

快適&荷物もOKなのに速い!スバル倒産の危機を救い、ステーションワゴンの価値を伝えた名車。他社も競合車種を投入するが、商用バンをベースにしない乗用車としての独自開発&妥協なき改良により追随を許さず。後継はレヴォーグ。

車種名 レガシィツーリングワゴン(1989~2014※国内販売)
特徴 快適性と積載性を両立しつつ高い走行性能を実現
歴史的役割 スバルの倒産危機を救い、ステーションワゴンの価値を確立した名車
競合との差別化 商用バンをベースにしない独自開発と妥協のない改良
後継車 レヴォーグ

インプレッサ(1992~)

インプレッサWRC2006 インプレッサといえばラリーでの大活躍!

初代 WRX type RA STi

ポッサム・ボーンがラリー北海道2002で運転したインプレッサGr.A

レガシィとともにスバルを支えた世界戦略車。スポーツモデルWRXは世界ラリー選手権で華々しい活躍を遂げ、三菱ランサーエボリューションとはもはや世界公認ライバル。2008年WRC撤退。4代目以降はセダンにG4、ハッチバックにSPORTのサブネームがつく。

車種名 インプレッサ(1992~)
役割 レガシィと並びスバルの世界戦略車
スポーツモデル WRXはWRCで活躍し、三菱ランサーエボリューションと競合
WRC 2008年に世界ラリー選手権から撤退
モデル展開 4代目以降はセダンがG4、ハッチバックはSPORTのサブネーム付き

インプレッサ リトナ(1992~1996)

インプレッサリトナ

海外ではインプレッサクーペの名前で発売。初代インプレッサのみに存在した2ドアクーペ。排気量1.5LのFFと、1.6Lの4WDを設定とやはり4WDは欠かさない。販売は不振だったが、後にWRX TypeR STiのベース車となる。

車種名 インプレッサ リトナ(1992~1996)
別名 海外ではインプレッサクーペとして発売
ボディタイプ 初代インプレッサのみの2ドアクーペ
エンジン・駆動方式 1.5L FFと1.6L 4WDを設定
販売状況 販売は不振だったがWRX TypeR STiのベース車となる

インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007)

初代インプレッサスポーツワゴン インプ3代目以降はハッチバッグとセダンの2種類に

インプレッサスポーツワゴンをベースにした特別仕様車カサブランカ

1992年登場し、米国・欧州でも販売。1.5Lモデルベースの特別仕様車カサブランカはスバルいわく「流行のクラシカルデザイン!」らしいが、正直なんか違う。だがカタログモデル昇格で、台湾でも発売。パーツが中古で人気。

車種名 インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007)
概要 1992年登場。米国・欧州でも販売されたモデル。
特徴 1.5Lモデルをベースにした特別仕様車「カサブランカ」がある。
販売地域 日本以外に台湾でもカタログモデルとして発売。
その他 パーツが中古市場で人気がある。

プレオ(1998~2018)

初代プレオ 前期型

1998年10月の軽自動車規格改定にあわせてデビュー!当時流行していた軽トールワゴン市場にスバルも参入。2010年発売の2代目はダイハツ・ミラのOEM。後にミライースのOEMとしてプレオ+も追加発売。

車名 プレオ
販売期間 1998~2018年
登場背景 1998年の軽自動車規格改定にあわせて登場
車種分類 軽トールワゴン
初代の特徴 当時流行のトールワゴンとしてスバルが初参入
2代目の特徴 2010年発売。ダイハツ・ミラのOEM車
派生モデル ミライースのOEM「プレオ+」を後に追加

アルシオーネSVX(1991~1996)

アルシオーネSVX 長距離も快適に走れるハイクラスクーペ

イタルデザインのジウジアーロがデザインしたスペシャルティ・クーペ。3.3L水平対向6気筒エンジンを搭載し、VTD-AWD(当時はVTD-4WD)を採用。デザイン、スペック文句なしの名車だが、発売がバブル崩壊直後になってしまった不運モデル。

車名 アルシオーネSVX
販売期間 1991~1996年
車種分類 スペシャルティ・クーペ
デザイナー ジウジアーロ(イタルデザイン)
搭載エンジン 3.3L 水平対向6気筒
駆動方式 VTD-AWD(当時VTD-4WD)
特徴 高いデザイン性と快適な走行性能を両立
エピソード バブル崩壊直後の発売で販売面では苦戦

ヴィヴィオ(1992~1998)

ヴィヴィオ レックスの後継車種

3ドアと5ドアのハッチバックが存在。ラリーでも活躍した軽自動車。「軽カーは1名乗車が多い」という当時の調査結果をもとに、運転席の快適性を追求し、助手席をやや小さめに左側に寄せる独自レイアウト。高い衝突安全性も確保していた。

車名 ヴィヴィオ
販売期間 1992~1998年
車種分類 軽自動車(ハッチバック)
ボディタイプ 3ドア / 5ドアハッチバック
設計思想 1名乗車の快適性重視、助手席は小さめに左寄せ
安全性 クラス水準以上の衝突安全性能を確保
モータースポーツ 軽自動車ながらラリーでも活躍した
前身モデル レックスの後継車種

ヴィヴィオタルガトップ T-TOP(1993)

ヴィヴィオタルガトップ 日産パオやフィガロを手掛けた高田工業が協力

ヴィヴィオをベースにしたスバルブランド40周年記念の特別仕様車。限定3000台。4人乗りで後席は存在するが、あくまで荷物用。二度見されること間違いなしの可愛いオープンカーで、晴れの日は最高。ただし雨漏り対策が必要なケースも。

車名 ヴィヴィオタルガトップ T-TOP
発売年 1993年
台数限定 限定3,000台(スバル創立40周年記念モデル)
車両ベース ヴィヴィオをベースとした特別仕様車
座席構成 4人乗り(後席は荷物用扱い)
デザイン協力 高田工業(日産パオ・フィガロなども手掛けた)
特徴 タルガトップ仕様の可愛らしいオープンカー

ヴィヴィオビストロ(1995~1998)

ヴィヴィオビストロ

ヴィヴィオの派生モデル。かわいい丸目ヘッドライトに、クラシカルな欧州大衆車風デザインで、レトロ車ブームのきっかけを作ったクルマ。テールランプなど部品の一部が日産フィガロと同じ。

車名 ヴィヴィオビストロ
販売期間 1995年~1998年
ベース車 ヴィヴィオ
デザイン 丸目ヘッドライトと欧州レトロ風の外観
特徴 レトロ車ブームの先駆け的存在
部品流用 一部に日産フィガロと共通部品を採用(例:テールランプ)

レガシィ グランドワゴン(1995~1997)

レガシィ グランドワゴン 北米ではレガシィアウトバックの車名で販売

米国では初代レガシィアウトバックとして販売。日本仕様は4WDに2.5Lの水平対向4気筒エンジン車のみ。最低地上高約200mmと見晴らしがよく、アウトドアの相棒として活躍。スバルのクロスオーバーSUVの原点とも呼べるクルマ。

車名 レガシィ グランドワゴン
販売期間 1995年~1997年
海外名称 初代レガシィアウトバック(米国)
駆動方式 / エンジン 4WD、2.5L水平対向4気筒エンジン
最低地上高 約200mmで視界良好、悪路走破性に優れる
特徴 アウトドア用途に適したクロスオーバーワゴン。スバルSUVの原点的存在

レガシィランカスター(1997~2003)

レガシィランカスター前期型

米国では2代目レガシィアウトバックとして販売し、人気車の仲間入り。2000年にアルシオーネSVX以来の3.0L水平対向6気筒エンジンのランカスター6を追加。最低地上高は約200mmだが、立体駐車場にも入庫可能なサイズで日本ユーザーにも配慮されていた。

車名 レガシィランカスター
販売期間 1997年~2003年
海外名称 2代目レガシィアウトバック(米国)
エンジンバリエーション 2000年に3.0L水平対向6気筒「ランカスター6」追加
最低地上高 約200mmで悪路走破性あり、立体駐車場にも対応
特徴 クロスオーバーSUVとしての実用性と、日本向けの扱いやすいサイズ感を両立

2000年以降に登場したスバル歴代車種一覧

モデルチェンジしたインプレッサなどもラリーで活躍していた2000年代。新型車としては、エクシーガなどの多人数乗り車が登場し、今なお中古市場では高い人気を誇っています。
当時のセールス的にはいまひとつでしたが、R1やR2などは、今みても個性あふれる可愛い軽自動車です。

トラヴィック(2001~2005)

トラヴィック 資本提携を結んでいたGMからOEM供給を受けて販売

スバル初ミニバン。ゼネラルモーターズ傘下のオペル・ザフィーラのOEM。エンジンの総排気量は2,198ccと日本に輸入されていたザフィーラよりも拡大。足回りはスバルが日本の道路事情にあわせて改良を加えた。アウトバーン走行前提のため、安全性は高評価。

車名 トラヴィック
販売期間 2001年~2005年
車種カテゴリ スバル初のミニバン
OEM元 オペル・ザフィーラ(GM傘下)
エンジン 日本仕様は2,198ccに拡大し、ザフィーラより排気量大きめ
足回り スバルが日本の道路事情に合わせて独自改良
安全性 アウトバーン前提の設計のため、高い評価を受けた

R1(2005~2010)

「NEWてんとう虫」と呼ばれたスバルR1

R1 小さいが1~2名なら快適に運転できる

スバル360のコンセプトを受け継いだNEWてんとう虫。3ドアはハッチバッククーペの軽自動車で、一応4人乗りだが、「2+2シーター」と考えるべき。発売当時の新車価格はFF車137万円~/4WD150万円~。

車名 R1
販売期間 2005年~2010年
通称 NEWてんとう虫
車種カテゴリ 軽自動車・3ドアハッチバッククーペ
乗車定員 4人乗り(実質2+2シーター)
特徴 スバル360の思想を継承し、1~2名乗車で快適さを重視
新車価格 FF:137万円~/4WD:150万円~

R2(2003~2010)

R2 前期型

軽ハイトワゴン大ブーム期に、あえてオリジナルなデザインにこだわったスバルの力作。登場時の標準ボディカラーは全11色で、内装にはメタリック調パネルを使用。「1~2名なら快適」の割り切り路線。1969年発売のR-2とは無関係。

車名 R2
販売期間 2003年~2010年
デザイン方針 軽ハイトワゴン全盛期に逆行し、独自性を重視
ボディカラー 登場時の標準設定は全11色
内装特徴 メタリック調パネルを採用し、上質感を演出
コンセプト 「1~2名なら快適」という実用性重視の割り切り設計
旧型との関係 1969年のR-2とは名称以外に関連なし

インプレッサアネシス(2008)

インプレッサアネシス

3代目インプレッサハッチバックから9カ月遅れて発売されたセダンには「アネシス」(ギリシャ語で「安心・快適」)のサブネームがついた。スポーティーで若々しいエクステリアで、隠れた名車の声も多い。4代目以降サブネームはG4に改める。

車名 インプレッサアネシス
発売年 2008年
モデル 3代目インプレッサハッチバックの9ヶ月遅れで登場したセダン
サブネーム意味 ギリシャ語で「安心・快適」を意味する
デザイン特徴 スポーティーで若々しいエクステリア
評価 隠れた名車としての評価もある
4代目以降の名称 サブネームはG4に変更

エクシーガ(2008~2015)

エクシーガ 前期型

7人乗りの3列シート車。大人7名が乗れて、高速道路でも安定して走行でき、ドライブが楽しめるスバルらしい秀作。車中泊もしやすい。セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定があり、全員で開放的な気分を味わえる。

車名 エクシーガ
発売期間 2008~2015年
乗車定員 7人乗り、3列シート
特徴 大人7名が乗車可能で高速道路でも安定走行
利用シーン ドライブや車中泊に適している
特別装備 セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定あり
乗員の快適さ 全員で開放的な気分を味わえる設計

エクシーガ クロスオーバー7(2015~2018)

エクシーガ クロスオーバー7 最低地上高170mmとSUVらしいエクステリア

エクシーガ クロスオーバー7 エクシーガに存在したパノラミックガラスルーフは廃止

3列シート7名乗りミニバン・エクシーガの後継。クロスオーバーSUVとして内外装を大きく変更。2.5L水平対向エンジンを搭載し、アイサイト(ver.2)で安全性にも配慮。2018年生産終了により、スバルから3列シートの国内販売車は消滅。

車名 エクシーガ クロスオーバー7
発売期間 2015~2018年
乗車定員 7名(3列シート)
車種 クロスオーバーSUV
エンジン 2.5L水平対向エンジン
特徴 内外装を大幅に変更、安全装備にアイサイト(ver.2)搭載
パノラミックガラスルーフ 前モデルのエクシーガにあったが廃止された
生産終了 2018年で生産終了、以降スバルから3列シート車は消滅

デックス(2008~2013)

デックス ダイハツ・クーのOEMでトヨタ・bBとは姉妹車関係

ダイハツ・クーのOEM車。エンジンは1.3L直列4気筒DOHC16バルブ、トランスミッションは4速ATのみラインアップ。足回りにも変更は加えず、フロント部分のみ専用品でオリジナルの顔つきに。トヨタ・bB(2代目)は姉妹車。

車名 デックス
発売期間 2008~2013年
ベースモデル ダイハツ・クー(OEM)
姉妹車 トヨタ・bB(2代目)
エンジン 1.3L直列4気筒DOHC16バルブ
トランスミッション 4速ATのみ
足回り ベースモデルから変更なし
外装の特徴 フロント部分のみ専用品でオリジナル顔つき

ルクラ(2010~2015)

ルクラ ダイハツ・タントエグゼのOEM

ダイハツ・タントエグゼのOEM車。2代目タントがスライドドアを採用しているのに対し、エグゼはヒンジドアのみなのが特徴。スバル・ルクラは、ボディカラー設定がエグゼとはやや異なっていた。

車名 ルクラ
発売期間 2010~2015年
ベースモデル ダイハツ・タントエグゼ(OEM)
特徴 タントのスライドドアに対し、ヒンジドアのみを採用
ボディカラー タントエグゼとやや異なる設定

トレジア(2010~2016)

トレジア 海外仕様車

SUBARU、トヨタ&ダイハツの業務提携により生まれたコンパクトトールワゴン。3代目ヴィッツがベースだが、スバルも積極的に商品開発に関わっている。顔つきは少しインプレッサ似。トヨタ・2代目ラクティスが姉妹車。当時スバル唯一の5ナンバー車だった。

車名 トレジア
発売期間 2010~2016年
ベースモデル トヨタ3代目ヴィッツ(スバルも開発参加)
特徴 コンパクトトールワゴン。顔つきはインプレッサに似る。トヨタ・2代目ラクティスの姉妹車
車体区分 当時スバル唯一の5ナンバー車

レガシィB4(1989~2020)

レガシィB4

スバルのフラグシップセダン。3代目BE系よりB4のサブネームがつき、全車AWDへ。6代目は2014年~。米国でのロングセラーのため、2020年に現地生産に切り替える。北米は2019年9月に7代目へ移行した。

車名 レガシィB4
発売期間 1989~2020年
特徴 スバルのフラグシップセダン。3代目BE系よりB4の名称を使用し、全車AWD仕様に
6代目 2014年発売。米国でのロングセラーのため2020年に現地生産に切替
北米動向 2019年9月に7代目モデルへ移行

ディアスワゴン(1999~2020)

ディアスワゴンクラシック  2002年のマイチェンまではクラシックのサブネームがついた

初代(1999~2009年)は6代目サンバーの姉妹車種として設定された乗用グレード。2002年のマイナーチェンジでフロントマスクが変更。2007年にスバル発売50周年を記念する特別仕様車リミテッドが発売。2009年以降、ダイハツ・アトレーのOEM。

車名 ディアスワゴン
発売期間 1999~2020年
初代特徴 6代目サンバーの姉妹車として乗用グレードを設定。2002年にフロントマスクを変更
特別仕様車 2007年にスバル発売50周年記念のリミテッドを発売
OEM化 2009年以降、ダイハツ・アトレーのOEM車として販売

WRX STI(2014~2019)

WRX STI 2017年マイナーチェンジモデル TypeS

WRX STI ニュル24時間レース参戦車両

元はインプレッサのスポーツグレードだが、2014年に独立。AWD・6速MTのみの設定。2.0Lの水平対向エンジンDOHCターボは最高出力308PS、最大トルク43.0kgf・m。日常でも、サーキットでも、クルマを操る楽しみを心から味わえるハイパフォーマンスセダン!

車名 WRX STI
発売期間 2014~2019年
成り立ち 元はインプレッサのスポーツグレードで2014年に独立したモデル
駆動方式・変速機 AWD・6速マニュアルトランスミッションのみ
エンジン 2.0L 水平対向DOHCターボエンジン
性能 最高出力308PS、最大トルク43.0kgf・m
特徴 日常とサーキットの両方で操る楽しみを味わえる高性能セダン

インプレッサG4(2011~2023)

インプレッサG4

G4はセダンを意味するサブネーム。5代目は2016年~。「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用し、高い走りの質感と車内の静寂性を維持。価格は2WD・194万からだが、全グレードアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグを標準装備。

車名 インプレッサG4
発売期間 2011~2023年
サブネームの意味 G4はセダンを意味する
世代 5代目は2016年から発売
プラットフォーム 「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用
特徴 高い走行質感と車内静粛性を維持
価格 2WDモデルは194万円から
安全装備 全グレードにアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグ標準装備

インプレッサスポーツ(2011~2023)

インプレッサスポーツ

インプレッサ4代目以降、ハッチバックは「SPORT」のサブネームがつくことに。5代目は2016年~で、セダンタイプG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。アイサイトや歩行者保護エアバックなど安全性への先進的な取り組みが高評価。

車名 インプレッサスポーツ
発売期間 2011~2023年
サブネーム ハッチバックに「SPORT」がつく
世代 5代目は2016年から
受賞歴 セダンG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞
安全性能 アイサイト、歩行者保護エアバッグなど先進的装備を搭載

スバルは特色ある車作りで新たなスバリスト獲得へ!

スバルは「水平対向エンジン+AWD」を組み合わせたクルマ作りを行う独自色の強い自動車メーカーです。歴代車種を見ても、他の自動車メーカーとは一味違うスタイリングや技術的挑戦が目立っています。近年ではEyeSightなどの予防安全システムも高評価です。

簡単には流行に乗らないゆえに、他社との競合を避けてニッチな市場を独占したこともあれば、一般ユーザーにとって「よくわからないメーカー」になってしまった苦い歴史もあります。

高い技術力でクルマを作りながら、その魅力をどう消費者にも伝えていくのか。新たなスバリストを今後どう獲得していのか。
自動車業界全体が変革期にあるなか、スバルがどのような形で存在感を示していくのか、今後の動向に注目です!