クロストレックの内装はXVから生まれ変わってどう変わったのかインテリアを紹介
クロスオーバーSUVのクロストレックは、日本で「XV」として販売されていたモデルが、2022年のフルモデルチェンジを機に国内外で「クロストレック」に名称統一されました。「クロスオーバー」と「トレッキング」を組み合わせたネーミングで、SUVらしいアクティブさと日常の使いやすさを両立したモデルです。
2022年12月の国内発売当初は「Touring」「Limited」の2グレード構成でしたが、その後も改良を重ね、2024年12月にはスバル初のストロングハイブリッドシステム「S:HEV」搭載グレードが追加。2025年7月のC型改良では安全装備のさらなる充実と特別仕様車「Limited Style Edition」が設定されました。本記事ではクロストレックの内装を中心に詳しく解説します。
デザイン面でもGOOD DESIGN AWARD 2023の受賞をはじめ、2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーなど複数の賞を受賞しており、内外装ともに高い評価を受けています。
クロストレックのコックピット周辺は運転しやすいレイアウトでまとめられている
クロストレックのコックピットはSUVらしいアグレッシブさと高級感を両立したレイアウトです。11.6インチの大型センターインフォメーションディスプレイが際立ち、表示の大きさと見やすさが際立ちます。2024年のB型改良ではApple CarPlay/Android Autoのワイヤレス接続に対応し、スマートフォンとの連携もより快適になりました。
クロストレックのインストルメントパネルは視認性と操作性にすぐれ運転するたびに愛着がわく
クロストレックのインストルメントパネル ※画像は「Limited」
クロストレックのインストルメントパネルは視認性と操作性にすぐれたレイアウトです。運転席から操作しやすい大画面のセンターインフォメーションディスプレイと直感的に認識できる2眼メーターを採用。フロントピラーは細く死角が少ない設計で、運転のしやすさと安全性の高さが魅力です。
4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付ルミネセントメーター
多彩な情報が一目で分かるルミネセントメーター
見やすい2眼メーターのセンター部分に4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイを搭載。平均燃費やアイサイトの作動状況などをシンプルなデザインで表示し、運転中の高い視認性を確保します。なお、S:HEV最上位グレード「Premium S:HEV EX」では12.3インチのフル液晶メーターが採用されており、ハイブリッドシステムのパワーメーターやナビゲーションの地図画面も表示可能です。
11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム
大画面で見やすく操作が直感的にできるディスプレイ
オーディオレス仕様/ブラック ※「Touring」に標準装備
大画面でエアコンやラジオなどの操作がしやすく、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応。2024年のB型改良からはワイヤレス接続にも対応し、スマートフォンをケーブルなしで接続できます。11.6インチセンターインフォメーションディスプレイは「Limited」に標準装備、「Touring」にはメーカー装着オプション(「Touring」の標準装備はオーディオレス仕様)となります。
ナビゲーション機能(メーカー装着オプション)
ピンポイントで目的地の設定ができるナビゲーション機能
「what3words」の3単語で3m四方の区画を目的地として指定できる方式を採用。広い公園やキャンプ場など、住所では指定しにくい場所もピンポイントで目的地に設定できます。
シフトレバー/シフトパネル/シフトブーツ
「Touring」のシフト周り/樹脂:ブラック
「Limited」のシフト周り/シルバー加飾付本革巻/ピアノブラック調/シルバーステッチ
「Touring」のシフトパネルはブラックの樹脂製、「Limited」はピアノブラック調のシルバー加飾付き本革巻きでシルバーステッチが施されています。「Touring」はメーカー装着オプションでピアノブラック調への変更も可能です。
| グレード | シフトパネル素材 |
|---|---|
| Touring | ブラック樹脂製(ピアノブラック調へのオプション変更可) |
| Limited | ピアノブラック調・シルバー加飾付本革巻き・シルバーステッチ |
ドライバーのフィーリングが伝わりやすいペダル&フットレスト
「Touring」の標準仕様のペダル&フットレスト
「Limited」のアルミパッド付スポーツペダル
「Touring」のペダルとフットレストは一般的なゴム製仕様。「Limited」はスバルならではのアルミパッドのスポーツペダル仕様です。どちらも滑りにくく、足先のフィーリングがしっかりと伝わる設計です。
音声で各種操作が可能な音声認識機能
音声でエアコンの温度設定やオーディオ操作ができる音声認識機能
ステアリングスイッチの発話スイッチを押すことで、エアコンやオーディオを音声で操作できます。運転中に大きく視線を移動させる必要がなく、手元で操作できるため運転に集中できます。「Limited」に標準装備、「Touring」にメーカー装着オプション設定があります。
シート位置の再現や居眠り検知も担うドライバーモニタリングシステム
シートやドアミラー位置の再現と運転中のドライバーを見守る
事前に設定したシートポジションやドアミラーの角度をカメラがドライバーを認識して自動再現。走行中は眠気や不注意を検知すると注意喚起を促します。2025年7月のC型改良でドライバー異常時対応システムとの連携が強化され、深刻な異常と判断した場合にはアイサイトのツーリングアシスト機能を通じて減速・停車まで自動対応する仕組みが備わりました。「Limited」に標準装備、「Touring」にメーカー装着オプション設定があります。
電動で細かく調整できる運転席&助手席パワーシート
無段階で細かく位置調整ができるパワーシート
座面と前端部の高さ・シートの前後ポジション・背面の角度を電動で無段階に細かく調整できます。運転席のみランバーサポートの調整も可能で、長距離ドライブでも疲れにくい最適なポジションを設定できます。「Limited」に標準装備、「Touring」にメーカー装着オプション設定があります。
ドライバーが乗り込みやすい運転席シート自動後退機能
ドアと連動して乗り込みやすいように運転席シートが後退する
運転席のドアを開けると連動して自動で運転席シートが後退し、乗り込みやすくなります。背の高いドライバーや重い荷物を持っているときに特に便利な機能です。「Limited」に標準装備、「Touring」にメーカー装着オプション設定があります。
クッション性が高く座り心地の良いクロストレックのシート
シート表皮/トリコット:グレー(シルバーステッチ) ※「Touring」
シート表皮/ファブリック:グレー(シルバーステッチ) ※「Limited」
シート表皮/本革:ブラック/グレー(シルバーステッチ) ※メーカー装着オプション
クロストレックのシートはクッション性が高く、長時間のドライブでも安定した姿勢を維持できる設計です。インテリアカラーは落ち着いたグレー系で統一されています。
| グレード | シート表皮 |
|---|---|
| Touring | トリコット:グレー(シルバーステッチ) |
| Limited | ファブリック:グレー(シルバーステッチ) |
| 両グレード共通オプション | 本革:ブラック/グレー(シルバーステッチ)※メーカー装着オプション |
クロストレックの便利で快適に過ごせる装備
クロストレックには快適に過ごせる装備が充実しています。カップホルダーは位置をずらして手に取りやすい設計にするなど、細部の使い勝手にも気配りが感じられます。
ケーブル不要で便利なワイヤレスチャージャー(ディーラー装着オプション)

Qi対応スマートフォンを置くだけで充電が可能なワイヤレスチャージャーです。USBケーブルが不要なのでわずらわしさがなく手軽に使えます。ディーラー装着オプションとして設定されています。
暗くても設置位置が分かりやすい前席USB電源2個&後席USB電源2個
センタートレイのUSB ※画像は「Limited」

Type-AとType-CのUSB出力電源が前席に各1個・後席に各1個装備され、スマートフォンなどの充電に便利です。ポート周辺に白色照明を搭載しており、暗い室内でも差し込み口の位置がすぐに分かります。
寒い季節を快適にするフロントシートヒーター(メーカー装着オプション)
早朝や寒い季節でも温かく過ごせるフロントシートヒーター
「Touring」「Limited」ともにメーカー装着オプションで装備可能なフロントシートヒーターは、運転席・助手席それぞれを2段階で座面と背面から温めます。寒い日でも乗り込んですぐに快適な温度で運転できます。
30分で自動オフになるステアリングヒーター(メーカー装着オプション)

ドライバーが触れる部分を中心にステアリングを温め、寒冷地や冬の早朝でも快適な運転をサポートします。作動から30分で自動OFFになる設計で、切り忘れの心配もありません。
必要な時に手が届きやすいカップホルダーと収納位置
位置がずれていて使いやすいカップホルダー
取り出しやすい収納スペース
フロントカップホルダーは位置をずらすことで手を伸ばしたときに取り出しやすい設計です。シフト前やカップホルダー後方など、使いやすい位置に収納スペースが配置されています。
開放感が味わえるサンルーフ(電動チルト&スライド式)
開放感や空気の入れ替えにも便利な電動サンルーフ
電動チルト&スライド式のサンルーフは開放感を演出するだけでなく、走行中の車内空気の入れ替えにも活用できます。オーバーヘッドコンソールのスイッチで操作でき、電動なので操作も簡単です。「Limited」にメーカー装着オプションで装備可能です。
居心地と使い勝手の良いクロストレックの後席空間
大きく開くドアで乗り降りがしやすい
長時間乗ってもリラックスできる広々とした後席
クロストレックの後席はリヤドアが大きく開くため、スムーズな乗り降りが可能です。足元も広く、チャイルドシートへの子供の乗降も楽に行えます。乗員同士の間のスペースにも余裕があり、長時間ドライブでもゆったりとくつろげます。
クロストレックの走行性能も思いのままに
クロストレックには好みやシーンに合わせて走行モードを切り替えられる「SI-DRIVE」や、MT車のように加速を手元で操れるパドルシフトが搭載されています。ドライバーの意のままにクロストレックを操ることができます。
走行モードが選択できるSI-DRIVE
スイッチひとつで走りの味を選べるSI-DRIVE
ハンドルの「S/I」スイッチを押すことで「インテリジェントモード(I)」と「スポーツモード(S)」を切り替えられます。燃費に配慮した走行を楽しむ「I」、パワフルな加速を楽しむ「S」と、走行シーンや気分に合わせて選択できます。
MT感覚の加速感を味わえるパドルシフト
指先でパワフルな走りができるパドルシフト
「D」で走行中にパドル操作をすると、一時的にマニュアルモードへ移行します。手元のシフト操作でMTのような自由な変速と加速を楽しめます。
クロストレックの広々とした荷室はシートアレンジで拡大可能
クロストレックの荷室は開口部が幅広く荷物の積み下ろしが楽にできます。積み込む荷物の大きさに合わせてシートアレンジで荷室空間を拡大でき、アウトドアからファミリーユースまで対応します。
カーゴルームのサイズ
カーゴルームは開口部が広く荷物の積み下ろしが楽々行える
クロストレックのカーゴルームは、荷室開口部最大幅1,420mm・荷室高708mm・荷室容量315Lを確保しています。開口部が広いので大きな荷物でも楽に積み降ろしができます。
リヤゲートランプ は「Limited」に標準装備
リヤゲートにはLEDリヤゲートランプが設置され、リヤゲートと連動して点灯します。広い範囲を上方から照らすので、夜間や暗い場所での荷物の積み下ろしや荷物の探し物に重宝します。「Limited」に標準装備です。
カーゴルームをすっきり整理できるフック&サブトランク
カーゴフック(4個)
カーゴサイドフック(2個)
サブトランク
カーゴルームの側面にカーゴフック(4個)・カーゴサイドフック(2個)の計6個を用意し、荷物を固定したり小物を吊り下げたりできます。フロア下のサブトランクには汚れた荷物などをすっきり収納できます。
荷物に合わせて荷室フロア長を拡大できるシートアレンジ
5名乗車時
3名乗車時
2名乗車時
| 乗車人数 | 荷室フロア長 | 特徴 |
|---|---|---|
| 5名乗車時 | 814mm | 通常使用。たっぷり荷物を積み込める |
| 後席片側を折りたたんで3名乗車時 | 1,591mm | 長さのある荷物を積み込みながら3名乗車が可能 |
| 後席全折りたたみで2名乗車時 | フロア幅1,090mm(フルフラット) | 自転車などを平置きして積める大容量スペースに |
3つのカメラがいのちを守るアイサイト
3つのカメラのアイサイトがぶつからないをサポート
アイサイトは広角化されたステレオカメラと超広角の単眼カメラの計3つの目が「ぶつからない」をサポートするシステムです。3つのカメラとレーダーが広い範囲をこれまで以上に見渡して安全性能を高めています。2025年7月のC型改良では緊急時プリクラッシュステアリングが全グレードに標準装備化されました。
プリクラッシュブレーキ

交差点での出会い頭など衝突の危険性がある場合、ディスプレイでの注意喚起とブレーキ制御で衝突回避をサポートします。車両・バイク・自転車・歩行者を幅広く認識し、制御対象との速度差が約60km/h以内、右左折時は自車速度約20km/h以下でアイサイトの性能を発揮します。
前方側プリクラッシュブレーキ

見通しの悪い交差点や駐車場から車道に出る際など、前側方から近づく車両を検知して衝突回避をサポートします。自車が約1〜20km/h、対象車両が約5〜60km/hで作動します。
緊急時プリクラッシュステアリング

プリクラッシュブレーキを作動させても衝突回避が困難な場合に、回避する十分なスペースがあれば衝突回避のためにハンドルを制御します。2025年7月のC型改良で全グレードに標準装備化されました。
後退時ブレーキアシスト
レーダーが障害物を検知してブレーキ制御
車両後退時に後方の障害物を検知し、衝突が予測される場合に注意喚起とブレーキ制御を行います。車止めのない駐車場などでの後退時の衝突回避をサポートします。
AT誤発進抑制制御&AT誤後退抑制制御

シフトレバーの入れ間違いやペダルの踏み間違いによる急発進・急後退を抑制します。前後どちらの方向にも作動します。
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)

ドアミラーの死角に車両を検知した場合、ドアミラーのLEDインジケーターを点滅させて警報音で注意喚起します。駐車場から後退する際も後側方からの接近車両を検知してドライバーに注意を促します。
エマージェンシーレーンキープアシスト

後側方から他車両が接近しているにもかかわらず車線変更やはみ出しをしようとすると、警告音と表示で注意喚起するとともにハンドル操作をアシストして衝突回避をサポートします。
車線逸脱抑制

高速道路や自動車専用道路などの走行中、自車が車線からはみ出しそうになった際にハンドル操作をアシストして車線逸脱を防ぎます。
警報機能

一定時間のふらつき挙動や車線逸脱が検知されると、警報音と表示でドライバーに注意喚起し、安全運転への意識を促します。
クロストレックの内装は視認性や使い勝手がXVよりも向上している
2022年のモデルチェンジでXVからクロストレックへと生まれ変わったこのモデルは、内装に11.6インチの大型ディスプレイを採用し、インテリアカラーもグレーやブラックでシンプルかつ落ち着きのある仕上がりになっています。XVと比較して静粛性も向上し、乗り心地がアップしています。
その後も継続的に改良が重ねられ、2024年12月にはスバル初のストロングハイブリッドシステム「S:HEV」搭載グレードが追加。2025年7月のC型改良では安全装備の充実と特別仕様車「Limited Style Edition」が登場するなど、ラインナップが拡充されています。北米では悪路走破性を高めたオフロード仕様の「クロストレック・ウィルダネス」も展開しており、日本でも限定車として「ウィルダネスエディション」が設定されています。
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