スバルの歴代車種

スバルの歴代車種を画像つき解説!スバリストを魅了した名車一覧

スバルの全車種を知りたい方に向けた徹底まとめ。現行モデルから販売終了モデルまで、レガシィ・フォレスター・BRZなど人気車種の特徴・諸元・世代ごとの変遷を解説。世界初の量産4WD乗用車を生んだスバルの歴史もあわせて紹介します。

スバルの歴代車種を画像つき解説!スバリストを魅了した名車一覧

1950年代に登場したスバル歴代車種一覧

1950年代から2000年代までのスバルの車

本格的に自動車開発をスタートした富士重工業(現SUBARU)が最初に生み出した傑作といえば、やはりスバル360でしょう。政府の「国民車構想」の要件をほぼ満たし、日本にマイカー革命をもたらしました。

現在は軽自動車開発を中止しているスバルですが、360の大ヒットにより、長期にわたって「軽自動車開発の老舗」として国内で存在感を発揮していました。

1500(1954~1958)

1500のエクステリア1500は数台がスバルビジターセンターに記念車として保管されている

日本初のフルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダンで、開発コードネームはP-1。スバル(富士重工業)が初めて開発した乗用車ですが、量産化には至りませんでした。運輸省の走行テストでは好成績を収めており、のちのスバル360の開発にこの技術や経験が活かされました。数台がスバルビジターセンターに記念車として保管されています。

車種名1500(1954~1958)
概要日本初のフルモノコック構造を採用した6人乗りノッチバックセダン
開発コード名P-1
特徴スバル初の乗用車開発車種。量産化はされなかったが走行テストで好成績
影響スバル360の開発に技術と経験が活かされた
保存数台がスバルビジターセンターに記念車として保管

スバル360(1958~1970)

スバル360のエクステリア1958年式スバル360 K111型

スバル360のリヤビューてんとう虫の愛称で知られたスバル360

「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカーで、愛称は「てんとう虫」。フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)を意識したデザインで、全長3m×全幅1.3mという当時の軽自動車規格ギリギリのサイズに収めながら、大人4人が乗れる設計が見事でした。最高速度は83km/hを誇り、日本のマイカー普及を力強く後押しした1台です。

車種名スバル360(1958~1970)
概要「日本初の大衆車」とも呼ばれるヒストリックカー
愛称てんとう虫。フォルクスワーゲン・タイプ1を意識したデザイン
サイズ全長3m × 全幅1.3m。軽自動車規格ギリギリの設計
特徴大人4人が乗れる設計。最高速度83km/h

1960年代・1970年代に登場したスバル歴代車種一覧

スバル360の成功により、軽自動車以外の普通乗用車開発も本格化した富士重工業。1960年代のスバル1000の開発時には水平対向エンジンを採用し、世界に先駆けてFF駆動方式のメリットを生かしたクルマ作りを実践。海外の自動車メーカーからも一目置かれる存在へと成長しました。

1970年代にはレオーネエステートバン1400 4WDを発売し、水平対向エンジン&四輪駆動という現代に続くスバルの独自性が確立されていきます。

スバル1000(1966~1969)

スバル1000バンのエクステリアスバル1000 4ドアバン

富士重工業初の小型乗用車で、他社に先駆けてFF駆動方式を採用し、広い室内空間を確保しました。水平対向エンジンと4輪独立サスペンションという技術的挑戦も際立っており、「スバリスト」誕生のきっかけとなった記念碑的モデルです。シトロエンの工場で一時期この車が大量に分解されていたという逸話も残っています。

車種名スバル1000(1966~1969)
概要富士重工業初の小型乗用車。日本車初のFF駆動方式採用
技術特徴水平対向エンジン、4輪独立サスペンション搭載
影響「スバリスト」誕生のきっかけとなったモデル
逸話シトロエン工場で大量に分解されたという噂あり

スバルff-1(1969~1970)

スバルff-1のエクステリアスバルff-1 スポーツセダン

スバル1000のマイナーチェンジ版で、ライバルにはトヨタ・カローラ1000や日産サニー1000などの強豪が揃っていました。販売期間は約1年と短く、スバル・ff-1 1300Gを後継に据えましたが、富士重工業初の米国輸出モデルとして約1万台が海外で販売されました。

車種名スバルff-1(1969~1970)
概要スバル1000のマイナーチェンジ版。スポーツセダン
ライバルトヨタ・カローラ1000、日産サニー1000などの強豪車
販売期間約1年。後継にスバルff-1 1300Gを設定
輸出富士重工業初の米国輸出モデルで約1万台海外販売

スバルff-1 1300G(1970~1972)

スバルff-1  1300Gのエクステリアスバルff-1 1300G スポーツセダン

ff-1 1300Gバンのエクステリアff-1 1300Gバン 4WD 東北電力や長野県白馬村役場などに合計8台が納入された

スバルff-1のエンジン排気量を拡大したマイナーチェンジモデルで、内外装にも大きな変更が加えられました。スバル1000がベースのFF方式を継承しつつ、1972年にはスバル初のAWD車となる「ff-1 1300Gバン 4WD」が誕生。東北電力や長野県白馬村役場に合計8台が納入された記録があります。

車種名スバルff-1 1300G(1970~1972)
概要スバルff-1の排気量拡大版。内外装も大幅変更
プラットフォームスバル1000ベースのFF方式
AWD搭載1972年にスバル初のAWD「ff-1 1300Gバン 4WD」誕生
納入実績東北電力や長野県白馬村役場に合計8台納入

R-2(1969~1973)

R-2のエクステリアR-2 デラックス 1970年式

R-2のリヤビューR-2 GLリア

スバル360の後継として誕生したRR式軽自動車で、360よりホイールベースを120mm延長してトランクスペースを確保しました。当初は空冷2気筒エンジンを搭載していましたが、1971年に水冷2気筒のLシリーズを追加。スタジオジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の劇中車としても知られています。

車種名R-2(1969~1973)
概要スバル360の後継RR式軽自動車
特徴ホイールベースを120mm延長しトランクスペースを確保
エンジン当初は空冷2気筒、1971年に水冷2気筒Lシリーズを追加
文化スタジオジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の劇中車として登場

レオーネ(1971~2001)

レオーネのエクステリア初代レオーネ ハードトップ1400GF

2代目レオーネのエクステリア2代目レオーネ(1979~1984年) エステートバン 4WD

1971年のデビュー当時は水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペのみでしたが、後にセダンやハードトップを追加。世界初の量産4WD車となるエステートバンも登場し、以降セダン等にも4WDモデルが拡大されました。全車にサッシュレスドアを採用した点も世界的に珍しい仕様として注目されました。

車種名レオーネ(1971~2001)
初期モデル水平対向4気筒エンジン搭載のFFクーペでデビュー
展開後にセダン、ハードトップ、エステートバンを追加
特徴世界初の量産4WD車エステートバンを発売し、以降4WDモデルを拡大
技術全車にサッシュレスドアを採用。世界的にも珍しい仕様

レックス(1972~1992)

レックスのエクステリア初代レックス(1972~1981年)360 4ドアカスタムL

2代目レックスのエクステリア2代目レックス(1981~1986年)コンビ3ドアFL

3代目レックスのエクステリア3代目レックス(1986~1992年)前期型

スバル360・R-2の後継にあたる軽自動車です。初代はRR駆動方式でウェッジシェイプのデザインが特徴でしたが、2代目(1981年〜)以降はFFに変更し、広い室内空間とラゲッジスペースの確保に成功。女性向け仕様車もラインアップするなど、幅広いユーザー層を意識した展開も行われました。

車種名レックス(1972~1992)
概要スバル360、R-2の後継軽自動車
初代特徴RR駆動方式、ウェッジシェイプのデザイン
2代目以降FF方式に変更。広い室内とラゲッジスペースを実現
バリエーション女性向け仕様車も展開

1980年代・1990年代に登場したスバル歴代車種一覧

1980年代後半といえば日本はバブル景気で、国産自動車ラインアップがもっとも華々しい時代ですが、スバルは別でした。1985年のプラザ合意による急激な円高が進み、米国での販売が著しく落ち込んで倒産すら囁かれましたが、起死回生のヒットカーとなったのがレガシィでした。その後、もう1つの看板車種インプレッサも発売され、経営の建て直しに成功します。

ドミンゴ(1983~1999)

ドミンゴのエクステリア角目4灯式ヘッドランプが特徴の初代ドミンゴ(海外仕様車)

2代目ドミンゴのエクステリア2代目ドミンゴに追加されたキャンプ仕様車アラジン

4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車で、角目4灯ヘッドランプが特徴的な3列シート7人乗りの初代モデルはRR式の駆動方式を採用し、勾配に強く山間部の宿泊施設の送迎車としても活躍しました。1994年のフルモデルチェンジで登場した2代目にはキャンプ仕様車「アラジン」が追加されています。

車種名ドミンゴ(1983~1999)
ベース4・5代目サンバーをベースにしたワゴン車
初代特徴角目4灯ヘッドランプ。3列シート7人乗り。RR駆動方式
用途山間部の宿泊施設の送迎車として活躍
2代目追加仕様1994年にキャンプ仕様車アラジンを追加

アルシオーネ(1985~1991)

アルシオーネのエクステリアアルシオーネ 2.7VX

スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト採用車で、国産車初となる空気抵抗係数CD値=0.29を達成した話題作です。スバル初の海外先行販売モデルとして、米国では「XTクーペ」の名前で販売。「4WDアバンギャルド」を謳ったエクステリアが好評で、購入者の約6割が女性ユーザーだったとされています。

車種名アルシオーネ(1985~1991)
特徴スバル唯一のリトラクタブルヘッドライト搭載車
空気抵抗係数国産車初のCD値0.29を達成
販売初の海外先行販売モデル。米国では「XTクーペ」として販売
ユーザー購入者の約6割が女性ユーザー

スバル・ビッグホーン(1988~1993)

スバル・ビッグホーンのエクステリアスバル・ビックホーン RVブーム期にいすゞからOEM供給されたモデル

いすゞ・ビッグホーンのOEM車で、スバル唯一のクロスカントリー車でした。車名すら変えずにエンブレムを変更しただけの販売形態だったことから、積極的な売り込みは行われなかったと見られています。姉妹車はホンダ・ホライゾンです。

車種名スバル・ビッグホーン(1988~1993)
概要いすゞ・ビッグホーンのOEM車
特徴スバル唯一のクロスカントリー車。車名は変更せずエンブレムのみ変更
姉妹車ホンダ・ホライゾン

レガシィツーリングワゴン(1989~2014 国内販売終了)

  • 2代目レガシィツーリングワゴンのエクステリア人気車となった2代目レガシィツーリングワゴン(1993~1998年)
  • 2代目レガシィツーリングワゴンのエクステリア2代目レガシィツーリングワゴン

初代レガシィツーリングワゴンのエクステリア初代レガシィツーリングワゴン

快適性と積載性を両立しながら走りも速い——そのコンセプトでスバル倒産の危機を救い、ステーションワゴンの価値を広めた名車です。商用バンをベースにしない乗用車としての独自開発と妥協なき改良により競合他社の追随を許しませんでした。2014年6月に国内販売を終了し、後継はレヴォーグとなっています。

車種名レガシィツーリングワゴン(1989~2014 国内販売終了)
特徴快適性と積載性を両立しつつ高い走行性能を実現
歴史的役割スバルの倒産危機を救い、ステーションワゴンの価値を確立した名車
競合との差別化商用バンをベースにしない独自開発と妥協のない改良
後継車レヴォーグ(2014年〜)

インプレッサ(1992~)

  • SUBARU IMPREZA 555(1996年サンレモラリー参戦車両)SUBARU IMPREZA 555(1996年サンレモラリー参戦車両)
  • SUBARU IMPREZA 555SUBARU IMPREZA 555
  • SUBARU IMPREZA 555SUBARU IMPREZA 555
  • SUBARU IMPREZA 555SUBARU IMPREZA 555
  • SUBARU IMPREZA 555SUBARU IMPREZA 555

インプレッサのエクステリアインプレッサWRC2006 インプレッサといえばラリーでの大活躍!

初代 WRX type RA STiのエクステリア初代 WRX type RA STi

インプレッサGr.Aのエクステリアポッサム・ボーンがラリー北海道2002で運転したインプレッサGr.A

レガシィとともにスバルを支えた世界戦略車です。スポーツモデルWRXは世界ラリー選手権(WRC)で三菱ランサーエボリューションと激しいライバル争いを繰り広げ、2008年にWRCから撤退しました。4代目以降はセダンにG4、ハッチバックにSPORTのサブネームが付けられ、2023年の6代目でセダンとハッチバックが統合され現行のハッチバック1本に整理されています。

車種名インプレッサ(1992~)
役割レガシィと並びスバルの世界戦略車
スポーツモデルWRXはWRCで活躍し、三菱ランサーエボリューションと競合
WRC2008年に世界ラリー選手権から撤退
モデル展開4代目以降はセダンがG4、ハッチバックはSPORTのサブネーム付き。2023年の6代目でハッチバックに統合

インプレッサ リトナ(1992~1996)

インプレッサ リトナのエクステリアインプレッサリトナ

海外ではインプレッサクーペの名前で発売された、初代インプレッサのみに存在した2ドアクーペです。排気量1.5LのFFと1.6Lの4WDを設定しており、スバルらしく4WDを欠かしていません。販売は振るいませんでしたが、後にWRX TypeR STiのベース車として重要な役割を果たしました。

車種名インプレッサ リトナ(1992~1996)
別名海外ではインプレッサクーペとして発売
ボディタイプ初代インプレッサのみの2ドアクーペ
エンジン・駆動方式1.5L FFと1.6L 4WDを設定
販売状況販売は不振だったがWRX TypeR STiのベース車となる

インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007)

インプレッサ スポーツワゴンのエクステリア初代インプレッサスポーツワゴン

インプレッサスポーツワゴンのエクステリアインプレッサスポーツワゴンをベースにした特別仕様車カサブランカ

1992年に登場し、米国・欧州でも販売されたモデルです。1.5Lモデルをベースにした特別仕様車「カサブランカ」はスバル曰く「流行のクラシカルデザイン」をうたっており、後にカタログモデルに昇格し、台湾でも発売されました。中古パーツが現在も市場で人気を保っています。3代目以降はハッチバックとセダンの2種類に整理されました。

車種名インプレッサ スポーツワゴン(1992~2007)
概要1992年登場。米国・欧州でも販売されたモデル
特徴1.5Lモデルをベースにした特別仕様車「カサブランカ」がある
販売地域日本以外に台湾でもカタログモデルとして発売
その他パーツが中古市場で人気がある

プレオ(1998~2018)

プレオのエクステリア初代プレオ 前期型

1998年10月の軽自動車規格改定にあわせてデビューした軽トールワゴンで、当時流行していたトールワゴン市場へのスバル初参入となりました。2010年発売の2代目はダイハツ・ミラのOEM車となり、後にミライースのOEM「プレオ+」も追加発売されています。

車名プレオ(1998~2018)
登場背景1998年の軽自動車規格改定にあわせて登場
車種分類軽トールワゴン
初代の特徴当時流行のトールワゴンとしてスバルが初参入
2代目の特徴2010年発売。ダイハツ・ミラのOEM車
派生モデルミライースのOEM「プレオ+」を後に追加

アルシオーネSVX(1991~1996)

アルシオーネSVXのエクステリアアルシオーネSVX 長距離も快適に走れるハイクラスクーペ

イタルデザインのジウジアーロがデザインしたスペシャルティ・クーペで、3.3L水平対向6気筒エンジンを搭載し、VTD-AWD(当時はVTD-4WD)を採用しました。デザインもスペックも文句なしの名車でしたが、バブル崩壊直後の発売という時代的不運が重なり、販売面では苦戦を強いられました。

車名アルシオーネSVX(1991~1996)
車種分類スペシャルティ・クーペ
デザイナージウジアーロ(イタルデザイン)
搭載エンジン3.3L 水平対向6気筒
駆動方式VTD-AWD(当時VTD-4WD)
特徴高いデザイン性と快適な走行性能を両立
エピソードバブル崩壊直後の発売で販売面では苦戦

ヴィヴィオ(1992~1998)

ヴィヴィオのエクステリアヴィヴィオ レックスの後継車種

レックスの後継車種として登場した軽自動車で、3ドアと5ドアのハッチバックが存在します。「軽カーは1名乗車が多い」という当時の調査結果をもとに、運転席の快適性を追求し、助手席をやや小さめに左側に寄せる独自レイアウトを採用。高い衝突安全性とともにラリーでも活躍した実力派モデルです。

車名ヴィヴィオ(1992~1998)
ボディタイプ3ドア / 5ドアハッチバック
設計思想1名乗車の快適性重視、助手席は小さめに左寄せ
安全性クラス水準以上の衝突安全性能を確保
モータースポーツ軽自動車ながらラリーでも活躍した
前身モデルレックスの後継車種

ヴィヴィオタルガトップ T-TOP(1993)

ヴィヴィオタルガトップのエクステリアヴィヴィオタルガトップ 日産パオやフィガロを手掛けた高田工業が協力

ヴィヴィオをベースにしたスバルブランド40周年記念の特別仕様車で、限定3,000台。日産パオやフィガロを手掛けた高田工業が協力した可愛らしいタルガトップのオープンカーです。4人乗り設計ですが後席は荷物用途がメインで、実質的には2シーターに近い使い方が想定されていました。

車名ヴィヴィオタルガトップ T-TOP(1993)
台数限定限定3,000台(スバル創立40周年記念モデル)
車両ベースヴィヴィオをベースとした特別仕様車
座席構成4人乗り(後席は荷物用扱い)
デザイン協力高田工業(日産パオ・フィガロなども手掛けた)
特徴タルガトップ仕様の可愛らしいオープンカー

ヴィヴィオビストロ(1995~1998)

ヴィヴィオビストロのエクステリアヴィヴィオビストロ

ヴィヴィオの派生モデルで、可愛らしい丸目ヘッドライトとクラシカルな欧州大衆車風デザインを採用し、後のレトロ車ブームの先駆けとなったクルマです。テールランプなど一部の部品は日産フィガロと共通パーツが使われています。

車名ヴィヴィオビストロ(1995~1998)
ベース車ヴィヴィオ
デザイン丸目ヘッドライトと欧州レトロ風の外観
特徴レトロ車ブームの先駆け的存在
部品流用一部に日産フィガロと共通部品を採用(例:テールランプ)

レガシィ グランドワゴン(1995~1997)

レガシィ グランドワゴンのエクステリアレガシィ グランドワゴン 北米ではレガシィアウトバックの車名で販売

米国では初代レガシィアウトバックとして販売されたモデルです。日本仕様は4WDに2.5Lの水平対向4気筒エンジン車のみで、最低地上高は約200mmと見晴らしがよく、アウトドアの相棒として活躍しました。スバルのクロスオーバーSUVの原点とも呼べる存在です。

車名レガシィ グランドワゴン(1995~1997)
海外名称初代レガシィアウトバック(米国)
駆動方式 / エンジン4WD、2.5L水平対向4気筒エンジン
最低地上高約200mmで視界良好、悪路走破性に優れる
特徴アウトドア用途に適したクロスオーバーワゴン。スバルSUVの原点的存在

レガシィランカスター(1997~2003)

レガシィランカスターのエクステリアレガシィランカスター前期型

米国では2代目レガシィアウトバックとして販売され、人気車の仲間入りを果たしたモデルです。2000年にはアルシオーネSVX以来の3.0L水平対向6気筒エンジンを搭載した「ランカスター6」を追加。最低地上高は約200mmありながら立体駐車場にも入庫可能なサイズで、日本ユーザーへの配慮も行き届いていました。

車名レガシィランカスター(1997~2003)
海外名称2代目レガシィアウトバック(米国)
エンジンバリエーション2000年に3.0L水平対向6気筒「ランカスター6」追加
最低地上高約200mmで悪路走破性あり、立体駐車場にも対応
特徴クロスオーバーSUVとしての実用性と、日本向けの扱いやすいサイズ感を両立

2000年以降に登場したスバル歴代車種一覧

モデルチェンジしたインプレッサなどもラリーで活躍していた2000年代。新型車としては、エクシーガなどの多人数乗り車が登場し、今なお中古市場では高い人気を誇っています。当時のセールス的にはいまひとつでしたが、R1やR2などは今見ても個性あふれる可愛い軽自動車です。

トラヴィック(2001~2005)

トラヴィックのエクステリアトラヴィック 資本提携を結んでいたGMからOEM供給を受けて販売

スバル初のミニバンで、ゼネラルモーターズ傘下のオペル・ザフィーラのOEM車です。エンジンの総排気量は2,198ccと、日本に輸入されていたザフィーラより拡大されており、足回りもスバルが日本の道路事情に合わせて改良を加えました。アウトバーン走行を前提とした設計だけあり、安全性は高評価を得ました。

車名トラヴィック(2001~2005)
車種カテゴリスバル初のミニバン
OEM元オペル・ザフィーラ(GM傘下)
エンジン日本仕様は2,198ccに拡大し、ザフィーラより排気量大きめ
足回りスバルが日本の道路事情に合わせて独自改良
安全性アウトバーン前提の設計のため、高い評価を受けた

R1(2005~2010)

R1のエクステリア「NEWてんとう虫」と呼ばれたスバルR1

NEWてんとう虫のR1R1 小さいが1~2名なら快適に運転できる

スバル360のコンセプトを受け継いだ「NEWてんとう虫」。3ドアハッチバッククーペの軽自動車で、一応4人乗りですが「2+2シーター」として考えるべき造りです。発売当時の新車価格はFF車137万円〜、4WD車150万円〜でした。

車名R1(2005~2010)
通称NEWてんとう虫
車種カテゴリ軽自動車・3ドアハッチバッククーペ
乗車定員4人乗り(実質2+2シーター)
特徴スバル360の思想を継承し、1~2名乗車で快適さを重視
新車価格FF:137万円~/4WD:150万円~

R2(2003~2010)

R2のエクステリアR2 前期型

軽ハイトワゴン大ブーム期にあえてオリジナルなデザインにこだわったスバルの力作です。登場時の標準ボディカラーは全11色で、内装にはメタリック調パネルを使用。「1〜2名なら快適」という割り切りコンセプトのもと設計されています。1969年発売のR-2とは名称以外に関連はありません。

車名R2(2003~2010)
デザイン方針軽ハイトワゴン全盛期に逆行し、独自性を重視
ボディカラー登場時の標準設定は全11色
内装特徴メタリック調パネルを採用し、上質感を演出
コンセプト「1~2名なら快適」という実用性重視の割り切り設計
旧型との関係1969年のR-2とは名称以外に関連なし

インプレッサアネシス(2008)

インプレッサアネシスのエクステリアインプレッサアネシス

3代目インプレッサハッチバックから9ヶ月遅れて発売されたセダンで、「アネシス」(ギリシャ語で「安心・快適」)のサブネームが付けられました。スポーティで若々しいエクステリアが魅力で、隠れた名車としての評価を持つユーザーも多い1台です。4代目以降サブネームはG4に改められました。

車名インプレッサアネシス(2008)
モデル3代目インプレッサハッチバックの9ヶ月遅れで登場したセダン
サブネーム意味ギリシャ語で「安心・快適」を意味する
デザイン特徴スポーティーで若々しいエクステリア
評価隠れた名車としての評価もある
4代目以降の名称サブネームはG4に変更

エクシーガ(2008~2015)

エクシーガのエクステリアエクシーガ 前期型

7人乗りの3列シート車で、大人7名が乗れながら高速道路でも安定した走行を楽しめるスバルらしい秀作です。車中泊にも適した広い室内と、セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定があり、全員で開放的な気分を味わえます。

車名エクシーガ(2008~2015)
乗車定員7人乗り、3列シート
特徴大人7名が乗車可能で高速道路でも安定走行
利用シーンドライブや車中泊に適している
特別装備セカンドシートの頭上まで覆うパノラミック・ガラスルーフ設定あり

エクシーガ クロスオーバー7(2015~2018)

エクシーガ クロスオーバー7のエクステリアエクシーガ クロスオーバー7 最低地上高170mmとSUVらしいエクステリア

ガラスルーフのエクシーガ クロスオーバー7エクシーガ クロスオーバー7 エクシーガに存在したパノラミックガラスルーフは廃止

3列シート7名乗りミニバン・エクシーガの後継として登場したクロスオーバーSUVです。内外装を大きく変更し、2.5L水平対向エンジンとアイサイト(ver.2)を搭載して安全性にも配慮しました。2018年の生産終了により、スバルから国内向けの3列シート車は消滅しました。

車名エクシーガ クロスオーバー7(2015~2018 生産終了)
乗車定員7名(3列シート)
車種クロスオーバーSUV
エンジン2.5L水平対向エンジン
特徴内外装を大幅に変更、安全装備にアイサイト(ver.2)搭載
生産終了2018年で生産終了、以降スバルから国内向け3列シート車は消滅

デックス(2008~2013)

デックスのエクステリアデックス ダイハツ・クーのOEMでトヨタ・bBとは姉妹車関係

ダイハツ・クーのOEM車で、トヨタ・bB(2代目)は姉妹車です。エンジンは1.3L直列4気筒DOHC16バルブ、トランスミッションは4速ATのみのラインアップで、足回りはベースモデルから変更なし。フロント部分のみ専用品を採用してオリジナルの顔つきを実現しました。

車名デックス(2008~2013)
ベースモデルダイハツ・クー(OEM)
姉妹車トヨタ・bB(2代目)
エンジン1.3L直列4気筒DOHC16バルブ
トランスミッション4速ATのみ
外装の特徴フロント部分のみ専用品でオリジナル顔つき

ルクラ(2010~2015)

ルクラのエクステリアルクラ ダイハツ・タントエグゼのOEM

ダイハツ・タントエグゼのOEM車です。2代目タントがスライドドアを採用しているのに対し、エグゼはヒンジドアのみというのが特徴で、スバル・ルクラはボディカラーの設定がエグゼとやや異なっていました。

車名ルクラ(2010~2015)
ベースモデルダイハツ・タントエグゼ(OEM)
特徴タントのスライドドアに対し、ヒンジドアのみを採用
ボディカラータントエグゼとやや異なる設定

トレジア(2010~2016)

トレジアのエクステリアトレジア 海外仕様車

SUBARU・トヨタ・ダイハツの業務提携により生まれたコンパクトトールワゴンで、3代目ヴィッツがベースながらスバルも積極的に商品開発に関わりました。顔つきはインプレッサに似ており、トヨタ・2代目ラクティスが姉妹車です。当時スバル唯一の5ナンバー車でした。

車名トレジア(2010~2016)
ベースモデルトヨタ3代目ヴィッツ(スバルも開発参加)
特徴コンパクトトールワゴン。顔つきはインプレッサに似る。トヨタ・2代目ラクティスの姉妹車
車体区分当時スバル唯一の5ナンバー車

レガシィB4(1989~2020 国内生産終了)

レガシィB4のエクステリアレガシィB4

スバルのフラッグシップセダンで、3代目BE系よりB4のサブネームが付き、全車AWD仕様となりました。6代目は2014年発売。米国でのロングセラーを背景に2020年に現地生産へ切り替わり、国内では同年7月に生産を終了しました。北米では2019年9月に7代目へ移行しています。

車名レガシィB4(1989~2020 国内生産終了)
特徴スバルのフラッグシップセダン。3代目BE系よりB4の名称を使用し、全車AWD仕様に
6代目2014年発売
生産終了国内は2020年7月に生産終了。米国は2025年春に生産終了
北米動向2019年9月に7代目モデルへ移行後、2025年春に生産終了

ディアスワゴン(1999~2020)

ディアスワゴンのエクステリアディアスワゴンクラシック 2002年のマイチェンまではクラシックのサブネームがついた

初代(1999〜2009年)は6代目サンバーの姉妹車種として設定された乗用グレードで、2002年のマイナーチェンジでフロントマスクが変更されました。2007年にはスバル発売50周年を記念する特別仕様車「リミテッド」が発売。2009年以降はダイハツ・アトレーのOEM車として販売されました。

車名ディアスワゴン(1999~2020)
初代特徴6代目サンバーの姉妹車として乗用グレードを設定。2002年にフロントマスクを変更
特別仕様車2007年にスバル発売50周年記念のリミテッドを発売
OEM化2009年以降、ダイハツ・アトレーのOEM車として販売

WRX STI(2014~2019 国内販売終了)

WRX STIのエクステリアWRX STI 2017年マイナーチェンジモデル TypeS

WRX STI レース参戦車両のエクステリアWRX STI ニュル24時間レース参戦車両

元はインプレッサのスポーツグレードでしたが、2014年に独立したモデルです。AWD・6速MTのみの設定で、2.0Lの水平対向エンジンDOHCターボは最高出力308PS・最大トルク43.0kgf·mを発揮し、日常からサーキットまでクルマを操る楽しみを存分に味わえるハイパフォーマンスセダンでした。名機EJ20エンジンとともに限定モデル「EJ20ファイナルエディション」(限定555台)をもって2019年に国内販売を終了しています。

車名WRX STI(2014~2019 国内販売終了)
成り立ち元はインプレッサのスポーツグレードで2014年に独立したモデル
駆動方式・変速機AWD・6速マニュアルトランスミッションのみ
エンジン2.0L 水平対向DOHCターボエンジン(EJ20型)
性能最高出力308PS、最大トルク43.0kgf・m
販売終了2019年に「EJ20ファイナルエディション」(限定555台)をもって国内販売終了

インプレッサG4(2011~2023)

インプレッサG4のエクステリアインプレッサG4

G4はセダンを意味するサブネームです。5代目は2016年に発売され、「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初採用したことで高い走りの質感と車内の静粛性を実現。全グレードにアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグが標準装備されました。2023年の6代目モデルチェンジでインプレッサスポーツと統合され、ハッチバック1本に集約されています。

車名インプレッサG4(2011~2023)
サブネームの意味G4はセダンを意味する
5代目2016年から発売。SUBARU GLOBAL PLATFORM初採用
特徴高い走行質感と車内静粛性を維持
安全装備全グレードにアイサイトver.3や歩行者保護エアバッグ標準装備
統合・終了2023年の6代目でインプレッサスポーツと統合、ハッチバックに集約

インプレッサスポーツ(2011~2023)

インプレッサスポーツのエクステリアインプレッサスポーツ

インプレッサ4代目以降、ハッチバックには「SPORT」のサブネームが付けられました。5代目は2016年に発売され、セダンタイプのG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。アイサイトや歩行者保護エアバッグなど安全性への先進的な取り組みが高く評価されました。2023年の6代目でG4と統合されました。

車名インプレッサスポーツ(2011~2023)
サブネームハッチバックに「SPORT」がつく
5代目2016年から発売
受賞歴セダンG4とともに日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞
安全性能アイサイト、歩行者保護エアバッグなど先進的装備を搭載
統合・終了2023年の6代目でG4と統合

スバルは特色ある車作りで新たなスバリスト獲得へ!

スバルは「水平対向エンジン+AWD」を組み合わせたクルマ作りを貫く独自色の強い自動車メーカーです。歴代車種を見ても、他の自動車メーカーとは一味違うスタイリングや技術的挑戦が随所に見られます。近年ではEyeSight(アイサイト)などの予防安全システムが国内外で高評価を獲得しています。

簡単には流行に乗らないゆえに、他社との競合を避けてニッチな市場を独占したこともあれば、一般ユーザーにとって「よくわからないメーカー」になってしまった苦い歴史もあります。

高い技術力でクルマを作り続けながら、その魅力をどう消費者に伝えていくのか。電動化の波やSUV需要拡大といった自動車業界の変革期のなかで、スバルがどのような形で存在感を示していくのか、今後の動向に注目です。