4WDのあるミニバン

ミニバン4WDまとめ!スライドドア搭載6人乗り以上の車種

ミニバンの4WDモデルは車両価格が高く燃費も悪いというイメージがあるが雪を楽しむレジャーをする人、夏にアウトドアを楽しむ人には必須と言っていいほどの車種。ガタガタ道も安心して走行できる4WDのミニバンモデルをまとめ。

ミニバン4WDのおすすめ車種メーカーまとめ!

子供がいる家庭やたくさんの仲間と出かける時に便利なミニバンは、いつの時代も人気の車種です。1人で乗っていても「荷物がたくさん積める」「セカンドシートとサードシートを繋げれば車中泊も余裕にできる」など、旅行の際に大活躍するミニバンは、色々な世代・家族構成の人にも対応する便利な車です。

また、ボディサイズも全長が長い車が多いのでスキーやスノーボード、サーフボードなどの長尺物も余裕で積むことができます。

ウィンタースポーツやアウトドアを楽しむ人にも人気のミニバンですが、2WDの車種も多いもので雪山の坂道からの発進、山道でぬかるみにハマった時の脱出など、FFの車では不安になる場面があります。そこで、雪の坂道での発進がスムーズであり、スタックした時に脱出しやすい4WDの駆動方式を持っているミニバンたちを紹介します。

アルファード・ヴェルファイア/トヨタ

アルファード

ヴェルファイア

トヨタが販売するLLサイズ高級ミニバンのアルファード・ヴェルファイアは、ガソリン車とハイブリッド車のラインナップを揃えながらも、外装の力強さ・優雅さだけではなく内装の豪華さも魅力の7・8人乗りミニバンです。

4WDのラインナップは、ガソリン車・ハイブリッド車ともに設定されているので、「ミニバン4WDは燃費が悪い」というイメージを払拭してくれる1台です。

車種 アルファード/ヴェルファイア(トヨタ)
特徴 LLサイズの高級ミニバンで、外装は力強さと優雅さを兼ね備え、内装は豪華さが魅力
乗車定員 7人乗り・8人乗りの両タイプを用意
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車をラインナップ
4WD設定 ガソリン・ハイブリッドともに4WDを設定、燃費面の不安を軽減

エスティマ・エスティマハイブリッド/トヨタ

エスティマは、トヨタが販売する7・8人乗りのミニバンで、1990年の初代から人気のある車種です。ミドルクラスのLサイズミニバンで、高級感はアルファード・ヴェルファイアに劣りますが、その佇まいは気品にあふれています。

ハイブリッドモデルでは、アルファード・ヴェルファイアと同じE-Fourと呼ばれる駆動方式を採用しているので、ハイブリッドでも2WDしか設定されておらず諦める心配もありません。

車種 エスティマ/エスティマハイブリッド(トヨタ)
特徴 1990年に初代が登場し、長く人気を保つ7・8人乗りミニバン。アルファードなどに比べ高級感は控えめだが、気品あるデザインが魅力
サイズ区分 ミドルクラスのLサイズミニバン
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車を設定
4WD方式 ハイブリッドモデルはE-Four方式を採用し、2WD専用の不安を解消

エスクァイア/トヨタ

エスクァイアは、ヴォクシー・ノアをベースとして高級感を高めたMサイズミニバンで、2017年7月3日にマイナーチェンジをしてより高級感が増しました。

ガソリン車とハイブリッド車がラインナップにあり、エスティマやアルファード・ヴェルファイアとは違い、ハイブリッドは2WDの駆動方式しかありません。4WDのエスクァイアが欲しいのならガソリン車を選ぶ必要があります。

車種 エスクァイア(トヨタ)
特徴 ヴォクシー・ノアをベースに高級感を高めたMサイズミニバン。2017年7月のマイナーチェンジでさらに上質感が強化
サイズ区分 Mサイズミニバン
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車を設定
4WD設定 ガソリン車のみ4WDを設定。ハイブリッドは2WD専用

ヴォクシー・ノア/トヨタ

ヴォクシー

ノア

ヴォクシーとノアは7・8人乗りのMサイズミニバンで、若い世代の家族に人気の車です。エスクァイアと同様に2017年7月3日にマイナーチェンジを行い、ヴォクシーはより男らしく、ノアはより上品に進化しました。

エスクァイアとの兄弟車・姉妹車ですので、ハイブリッドグレードもありますが2WDのラインナップしかありません。4WDのノア・ヴォクシーが欲しいのならガソリン車を選ぶ必要があります。

車種 ヴォクシー/ノア(トヨタ)
特徴 7・8人乗りのMサイズミニバンで、若い世代のファミリー層に人気。2017年7月のマイナーチェンジで、ヴォクシーは力強く男らしいデザインに、ノアは上品で落ち着いた雰囲気へ進化
サイズ区分 Mサイズミニバン
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車を設定
4WD設定 ガソリン車のみ4WDを選択可能。ハイブリッドは2WD専用
兄弟車関係 エスクァイアと兄弟車・姉妹車の関係にある

シエンタ/トヨタ

トヨタのシエンタは、6・7人乗りのロールーフのスライドドアを採用したミニバンです。トヨタのロールーフミニバンの中で唯一のスライドドアを採用した車種で、サードシートにも乗り降りしやすくなっています。

ハイブリッドエンジンとガソリンエンジンの2種類ありますが、ハイブリッドエンジンは2WDしかありません。また、ガソリンエンジンの4WDは2:2:2の6人乗り仕様になります。

車種 シエンタ(トヨタ)
特徴 6・7人乗りのロールーフミニバンで、スライドドアを採用。トヨタのロールーフミニバンでは唯一スライドドアを搭載し、サードシートへの乗降性も良好
サイズ区分 コンパクトミニバン
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車を設定
4WD設定 ハイブリッドは2WD専用。ガソリン車に4WD設定あり
4WD仕様 ガソリン4WDは2:2:2の6人乗り仕様となる

オデッセイ/ホンダ

ホンダのオデッセイは、5代目のフルモデルチェンジからハイルーフにボディタイプを変更した7・8人乗りの上級ミニバンです。2013年にフルモデルチェンジしてからは、ロールーフヒンジドアから、ハイルーフスライドドアを採用しています。

ハイブリッドエンジンとガソリンエンジンの2種類が用意されていますが、4WDの設定があるのはガソリンエンジンの8人乗り仕様になります。次回のマイナーチェンジでは、ハイブリッドエンジンにも4WDが設定されるという情報もあるので、進化が期待できる1台です。

車種 オデッセイ(ホンダ)
特徴 7・8人乗りの上級ミニバン。5代目のフルモデルチェンジ(2013年)で、ロールーフ+ヒンジドアからハイルーフ+スライドドアへと進化
サイズ区分 Lサイズミニバン
パワートレイン ガソリン車とハイブリッド車を設定
4WD設定 ガソリンエンジンの8人乗り仕様にのみ4WD設定あり
将来性 次回のマイナーチェンジでハイブリッドにも4WDが設定される可能性があり、進化が期待される

ステップワゴン/ホンダ

ホンダのステップワゴンは、トヨタのノア・ヴォクシー、日産のセレナと販売当初からライバル関係にある車で、7・8人乗りのハイルーフミニバンです。

特別仕様車のスパーダは、2017年秋にモデルチェンジして「SPORT HYBRID i-MMD」と呼ばれるハイブリッドエンジンの搭載を発表しました。また、ステップワゴンにも装備している安全技術のHonda SENSINGの機能がより充実することも発表していますので、今後もより家族に寄り添った車へと進化していきます。

車種 ステップワゴン(ホンダ)
特徴 7・8人乗りのハイルーフミニバン。販売当初からトヨタのノア・ヴォクシーや日産セレナとライバル関係にある
特別仕様車 スパーダには2017年秋のモデルチェンジで「SPORT HYBRID i-MMD」ハイブリッドエンジンを搭載
安全技術 Honda SENSINGを全車に装備し、機能は年々進化している
将来性 ハイブリッド化と安全装備の充実により、今後も家族向けミニバンとして進化が期待される

エルグランド/日産

エルグランドは、LLサイズ高級ミニバンの先駆けで初代は1997年に発売されました。3代目エルグランドは2010年より販売されているモデルで、ガソリンエンジンのみのラインナップです。次回のモデルチェンジでは、ノートに採用されたe-powerを装備したハイブリッドモデルが登場すると予想します。

車種 エルグランド(日産)
特徴 LLサイズ高級ミニバンの先駆けで、初代は1997年に登場。広々とした室内と上質なデザインで人気を集めた
現行モデル 3代目は2010年から販売されており、現在も継続中
パワートレイン ガソリンエンジンのみをラインナップ
将来性 次期モデルでは、ノートに採用されたe-POWERを搭載したハイブリッド仕様の登場が予想されている

セレナ・ランディ/日産・スズキ

日産のセレナ

スズキのランディ

日産のセレナは、8人乗りのMクラスミニバンで1991年から販売を続けているロングセラーモデルです。3代目のセレナからはスズキで「ランディ」としてOEM車を販売しています。

2016年にフルモデルチェンジした5代目セレナでは、自動運転技術のプロパイロットを日産車で初めて搭載し話題を呼びました。標準のセレナだけではなく、特別仕様車のハイウェイスターやライダーにも4WDモデルが設定されています。

車種 セレナ(日産)/ランディ(スズキ)
特徴 1991年から続く8人乗りMクラスミニバンで、ロングセラーモデル。3代目からスズキにOEM供給され「ランディ」としても販売
現行モデル 2016年に登場した5代目セレナは、自動運転技術「プロパイロット」を日産車で初めて採用し話題に
OEM展開 スズキブランドでは「ランディ」として販売されている
4WD設定 標準仕様のほか、特別仕様車「ハイウェイスター」や「ライダー」にも4WDモデルを設定

デリカD:5/三菱

三菱自動車のデリカD:5は、2007年から販売している7・8人乗りのSUVミニバンで、スライドドアを装備しているのが特徴です。SUVのアウトランダーから引き継いだ電子制御4WDを採用し、ぬかるみにハマっても脱出しやすい「4WDロック」を搭載している頼もしい車です。

ガソリンエンジンだけではなく、力強いディーゼルエンジンも設定されていて、オンロードでの走りに向いている特別仕様車の「ROADEST」、オフロードに強い特別仕様車の「ACTIVE GEAR」も用意されているのが嬉しいポイントです。

車種 デリカD:5(三菱)
特徴 7・8人乗りSUVミニバン。スライドドアを装備し、アウトランダー譲りの電子制御4WDでぬかるみでも脱出可能な「4WDロック」を搭載
パワートレイン ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを設定
特別仕様車 オンロード向け「ROADEST」、オフロード向け「ACTIVE GEAR」を用意
4WD特徴 SUVのアウトランダーから引き継いだ電子制御4WDと「4WDロック」を搭載

ミニバン4WDに乗って思い出をたくさん作ろう

ミニバンの4WDモデルは、家族を乗せて走るだけではなくスキー場などの雪山や、雪国などでも安定して走っていける頼もしさがあります。

4WDモデルは、ハイブリッドモデルが選択できないことがある、2WDよりも車両価格が高くて燃費も悪いなど、デメリットが多そうに見えますが、スタックしても脱出しやすい、雪が降り積もった坂道で発進しやすいなど、安心して走っていける場面が多々あります。
ミニバン4WDに乗って家族や仲間とたくさんの思い出を作りましょう。