フリードの内装

フリードの内装はグレードごとにどう違う?シートインテリアやコックピットを紹介

フリードの内装をシートインテリアやコックピット、ラゲッジルーム等をメインに紹介。フリードの内装はシンプルで使い勝手のよいデザイン。5人乗りで車中泊にも対応するフリードプラスやコンプリートモデルのモデューロXなどグレードにより仕様や装備が異なる。

フリードの内装はグレードごとにどう違う?シートインテリアやコックピットを紹介

フリードの内装の特徴は?通常モデル・フリードプラス・モデューロXごとに紹介

フィットと肩を並べるホンダの人気車種として知られるミニバンのフリード(Freed)は、2008年にモビリオの後継車として製造・販売開始。5人乗りのフリード+(先代車はフリードスパイク)やコンプリートモデルのフリードModulo Xなどグレードやモデルのラインナップも豊富で、さらに福祉車両も設定されており、幅広い客層からの支持を集めています。また、2019年10月のマイナーチェンジでは新グレードとして「クロスター」が追加されました。

ホンダ・フリードの内装を、通常モデルとフリードプラスに分けて解説します。コックピットやシートインテリア、その他装備にどんな違いがあるのかチェックしていきましょう。

フリードがマイナーチェンジ!木目調インパネをアクセントとした上質な内装デザインに

ホンダ・フリードが2019年10月18日にマイナーチェンジを発表しました。外装デザインの変更やSUVテイストの新グレード「クロスター」を設定するほか、内装については質感を向上し、安全装備を強化するなどのテコ入れが行われています。

前席にゆとりを確保したフリードの内装前席にゆとりを確保したフリードの内装

ホンダ独自のパッケージング技術により、フリードの室内は広々としたスペースが確保されています。足元にゆとりがあり、ウォークスルー機構を採用することで前席から後部座席へのアクセスも良好となっています。

フリード、フリード+の内装シートフリード、フリード+の内装シートはモカとブラックがラインナップ

フリードCROSSTARの内装シートフリードCROSSTARの内装シート

フリードの内装はノーマルグレードとクロスターグレードとで異なるデザインを設定。
ノーマルグレードのフリードではインパネにウォールナット調を採用し、居心地の良い室内空間が広がります。標準設定となるのはモカカラーのファブリックシートですが、メーカーオプションでブラックカラーのプライムスムース×ファブリックコンビシートに変更することができます。

一方、新設定されたクロスターでは、プライウッド調パネルにクロスター専用デザインとなるプライムスムース×ファブリックのデジタル柄コンビシートを標準装備。汚れが目立ちにくく、アウトドア要素の感じられるクロスターの雰囲気にマッチしています。

フリードはHonda SENSINGを標準装備!新機能も追加

マイナーチェンジしたフリードホンダ・フリードはマイナーチェンジで安全性能・走行性能も向上した

ホンダ・フリードはHonda SENSINGを全車に標準装備。新機能として「後方誤発進抑制機能」が搭載されています。その他、フリードに搭載されるのは以下の機能です。

フリードに搭載されるホンダセンシングの機能一覧

  • 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
  • 誤発進抑制機能
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能
  • 路外逸脱抑制機能
  • ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
  • LKAS(車線維持支援システム〉
  • 後方誤発進抑制機能

フリードはホンダセンシングを搭載することで政府が普及推進している「セーフティ・サポートカーS(ワイド/ベーシック+)」にも認定されており、ハイレベルな安全性が証明されています。

また、フリードは今回の改良により「ブレーキ操作ステップダウンシフト制御」を採用。下り坂でのダウンシフト制御と最適なエンジン回転数を維持する機能で、ガクガクせず滑らかな加減速を実現しています。

マイナーチェンジモデルFREED/FREED+の先行サイトがオープン!内装デザインはどうなる?

フリード/フリード+とフリード/フリード+クロスターの内装デザインフリード/フリード+とフリード/フリード+クロスターの内装デザイン

2019年10月18日にマイナーチェンジを実施するフリード/フリード+の情報が先行サイトで公開されました。
フリードの内装は、木目調のインパネをあしらった落ち着きのあるデザインです。今回のマイナーチェンジではミニバンとSUVのクロスオーバーモデルとして「CROSSTAR(クロスター)」が新設定されており、こちらには標準仕様よりもアクティブなイメージのオレンジアクセントを加えた内装デザインが採用されています。

積載性に優れたクロスターはアウトドアにもってこいの一台積載性に優れたクロスターはアウトドアにもってこいの一台

フリード・クロスターは標準仕様と同様ラゲッジルームの利便性が高いのも大きな魅力。荷室用ユーティリティーボードで上下2段に分けて使用することができます。

ホンダ車ならではのパッケージング技術により作り上げられたフリード/フリード+の室内空間

フリードの内装大人2がリラックスできる室内の広さがフリード/フリード+の魅力

バッテリー類をサイズダウンし1列目シート下に収納することで、フリードの室内は先代モデルよりもシート間の距離を90mm拡大することに成功しています。そのため、大人がフル乗車してもゆったりとくつろぐことができます。セカンドシートは独立しており、サードシートへのアクセスがしやすい点もポイント。大人数でのお出かけにぴったりです。
フリード+の場合はフルフラット化を実現し、車中泊にも対応するなどシートアレンジも多彩となっています。

通常モデルのフリードとフリードプラスのコックピットデザインは?

フリードのインパネ初めて運転するドライバーも使いこなせる機能性・操作性の高さや水平に作られた高いデザイン性がフリードの内装の特徴

ドライバーが穏やかな気分で運転を楽しめる、デザイン性と機能性を両立した作りのフリードのコックピット。スイッチ類の操作性もよく、使い勝手の良い設計となっています。写真はフリード HYBRID G・Honda SENSINGです。

フリードのメーターメーター照明は6色から選べるなど遊び心にあふれた仕掛けもある

メーター照明色はバイオレット・ピンク・アンバー・イエロー・ブルー・レッドの6色から自分の好きな色を選択可能です。エアコンのイルミネーションは温度操作によりブルーとレッドに変わります。なお、ブルーまたはレッドを選択した場合、エアコンコントロール部の照明色はホワイトに設定されます。

フリードプラスの統一感ある内装フリード+はシンプルな作りで統一感のある内装が印象的

フリード+は「ツール感」を意識した実用性に優れた作りとなっています。インパネ周りのデザインは通常モデルのフリードと大きな違いはありません。写真はフリード+HYBRID G・Honda SENSING(FF)のものです。

フリードのインテリアシートはモデルごとに設定

フリードは通常モデルとフリードプラスが展開しています。適用されるインパネの素材やシート生地の組み合わせがそれぞれ異なります。

通常モデルのフリードの内装はモカやベージュで温かみのあるインテリアカラーが多い

フリードのモカのファブリックシートとウォームガンメタのインパネモカのファブリックシートとウォームガンメタのインパネを採用したフリードの内装

ハイブリッドBとBグレードに適用されるのはモカのファブリックシートです。インパネにはウォームガンメタを合わせているので内装全体に統一感があります。

フリードのモカのファブリックシートと白木調のインパネモカのファブリックシートと白木調のインパネを採用したフリードの内装

ハイブリッドGホンダセンシング・G・Gホンダセンシングに適用されるモカのファブリックシートは、ぬくもりのある白木調のインパネを採用しています。

フリードのベージュのファブリックシートと白木調のインパネベージュのファブリックシートと白木調のインパネを採用したフリードの内装

ベージュのファブリックシートはハイブリッドGホンダセンシング・Gホンダセンシングの2グレードに対応します。白木調のインパネと優しいベージュカラーのシートがほっと安らげる室内空間を演出します。

フリードのプライムスムースと黒木目調のインパネプライムスムースと黒木目調のインパネを採用したフリードの内装

ハイブリッドEX・ハイブリッドGホンダセンシング・G・Gホンダセンシングの4つのグレードに適用されるブラックのコンビシート。本革のような質感で機能性にも優れたプライムスムースを使用しています。インパネは黒の木目調で大人っぽい装いです。

フリードモデューロXの内装はブラウンとブラックの2トーンシート

フリードのブラックとモカの2トーンシートとピアノブラック調のインパネブラックとモカの2トーンシートとピアノブラック調のインパネを採用したフリードモデューロXの内装

ブラックとモカの2トーンカラーがおしゃれなコンビシートは、ハイブリッドモデューロXホンダセンシングとモデューロXホンダセンシングの専用インテリアです。ツヤ感のあるピアノブラックのインパネとの相性も抜群です。

フリードプラスの内装はブラック系で統一

フリードのブラックのファブリックシートとウォームガンメタのインパネブラックのファブリックシートとウォームガンメタのインパネを採用したフリードプラスの内装

フリードプラスのインテリアカラーはいずれも黒系でシックなイメージにまとめられています。ハイブリッドBとBに適用されるのはブラックのファブリックシートで、ブロック柄が立体的です。

フリードのブラックのファブリックシートとメタル調のインパネブラックのファブリックシートとメタル調のインパネを採用したフリードプラスの内装

ハイブリッドGホンダセンシング・G・Gホンダセンシングの標準装備となるブラックのファブリックシート。ハイブリッドB・Bのものと比べるとシートデザインは同じですが、インパネミドルエリアのカラーはグレーがかった落ち着きのあるメタル調に変更されます。

フリードのブラックのコンビシートと黒木目調のインパネブラックのコンビシートと黒木目調のインパネを採用したフリードプラスの内装

フリードプラスのハイブリッドEX・ハイブリッドGホンダセンシング・G・Gホンダセンシングには、フリードの通常モデルと同じブラックのコンビシートが標準装備されます。インパネの素材やカラーも同じものです。

フリードモデューロXの主要装備いろいろ

フリードのホンダインターナビフリードモデューロXのホンダインターナビは大画面の9インチであらゆる情報を瞬時に読み取れる

USBジャック付きのプレミアムインターナビは、9インチの大型で情報を読み取りやすい仕様です。高画質ナビ連動モデルのドライブレコーダーで駐車での運転操作も安心できます。

フリードの専用本革巻ステアリングホイール専用本革巻ステアリングホイールはスムースレザーとディンプルレザーを組み合わせる

ホンダフリードモデューロXには、スムースレザーとディンプルレザーの専用本革巻ステアリングホイールが標準装備されます。スポーティで質感の高いデザインが魅力で、モデューロXを含む全てのステアリングにチルト・テレスコピック調整機能が搭載されています。

フリードの専用フロアカーペット専用フロアカーペットにはアルミで制作されたモデューロXのエンブレムを配置

フロアカーペットマットにはModulo Xのロゴが刻まれたアルミ製のエンブレムがスタイリッシュに輝きます。足元からプレミアムな雰囲気が伝わってくるようです。

荷室容量たっぷりのフリードシリーズのラゲッジルームは使い勝手も抜群

フリードのラゲージフリードのラゲージは開口部の広さが特徴で背の高い荷物を積んでも余裕がある

フリードの荷室・収納スペースを見てみると、開口部の高さが1,110mm、開口部最大幅が1,080mm、開口部地上高が480mmに設定されています。ラゲッジスペース高は1,255mmなので背の高い荷物もスムーズに乗せることができます。

フリードプラスのラゲージフリード+は地上高を低くすることでフリードよりも145mm開口部が広くなっている

フリード+のテールゲート開口部の高さは1255mm、開口部最大幅は1,080mm、開口部地上高は335mmです。通常モデルのフリードよりも開口部の高さを大きくとった分、超低床フロアを実現しています。
荷室用ユーティリティボードによって荷室を分割でき、より効率よくスペースを活用できます。裏面はワイパブル樹脂なので濡れた荷物を置いてもOK。200kgまで積載可能です。

ハンズフリースライドドアは子育て世帯におすすめのディーラーオプション

フリードのハンズフリースライドドアディーラーオプションでおすすめなのが足をかざすと開くハンズフリースライドドア 特に子どものいる家庭のユーザーに人気

買い物時や子供を抱っこしている時など、両手が塞がってドアを開けられないシーンに大活躍してくれるのがハンズフリースライドドア機能です。フリードにはディーラーオプションで装備可能で、ドア下部に足を差し込みスライドさせるだけでロックが解除されます。

ホンダ・フリードはセーフティ・サポートカーSの該当車種

フリードが獲得した安全評価

平成28年度自動車アセスメントにおける予防安全性能評価で最高ランクを獲得したホンダのフリード/フリードプラス。自動ブレーキをはじめとする安全装備を搭載したグレードは、セーフティ・サポートカーSのワイドまたはベーシック+に認定されています。

フリードの内装は普段使いにもアウトドアにも使える便利設計が魅力

フリードの内装

ファミリーカーとして絶大な人気を誇るフリードは、荷物や乗員人数に応じてラゲッジスペースを広げられたりとシートアレンジも多彩です。一人で乗る場合にも走りの楽しさをおおいに味わえる機能が備わっています。フリードプラスでは車中泊も可能なので、アウトドア好きの方にもピッタリです。シートインテリアも親しみやすいシンプルなデザインで飽きのこない装いとなっています。
それぞれのオーナーのライフスタイルに合わせてフリーダムな使い方ができる無限大の可能性を秘めたミニバンとして、ホンダの人気車種のトップを走り続けるでしょう。