ナンバープレートの種類を総まとめ|白・黄・緑・黒・仮ナンバー・自衛隊・外交官まで解説
日本のナンバープレートは白と黄色だけではありません。タクシーや観光バスが装着している緑色のナンバー、軽貨物の黒ナンバー、赤い斜線が入った仮ナンバー、横長6桁の自衛隊ナンバー、「外」「領」の文字が入った外交官ナンバーなど、用途や車両の種類によってさまざまな種類があります。
また近年は、軽自動車でも図柄入りの白いナンバープレートを取得できる仕組みが整い、街中でも白ナンバーの軽自動車を見かけることが増えています。この記事では、日本で使われているナンバープレートの種類ごとの色・意味・対象車両をまとめて解説します。
ナンバープレートの種類は多数ある
ナンバープレートの種類は多数ある
日本で使用する主なナンバープレート
日本で使用する主なナンバープレート
日本で使用する主なナンバープレート
ナンバープレートは国によりサイズや色、表記などに違いがある
海外のナンバープレート
海外のナンバープレート
ナンバープレートの品質管理
自家用ナンバー:乗用車は白、軽自動車は黄色
「乗用車」「小型乗用車」「軽自動車」が白と黄色 日本で最も普及しているナンバープレート
日本で走っている車のナンバープレートのほとんどは白または黄色の自家用ナンバーです。白は「普通乗用車」または「小型乗用車」、黄色は「軽自動車」に使われます。
地名の後に続く2〜3桁の数字は「分類番号」と呼ばれ、先頭の数字で車両の種類が分かります。
| 分類番号 | 自動車の種類 |
|---|---|
| 1 | 普通貨物自動車(大型トラックなど) |
| 2 | 普通乗合自動車(大型バスなど、11人乗り以上) |
| 3 | 普通乗用自動車(いわゆる3ナンバー車) |
| 4 | 小型貨物自動車(小型トラックなど) |
| 5 | 小型乗用自動車(いわゆる5ナンバー車) |
| 6 | 小型貨物自動車(4ナンバーが満番になった際に使用) |
| 7 | 小型乗用自動車(5ナンバーが満番になった際に使用) |
| 8 | 特殊用途自動車(パトカー・教習車など) |
| 9 | 大型特殊自動車(除雪車など) |
| 0 | 大型特殊自動車(建設機械用) |
5ナンバー車は全長4.7m以下・全幅1.7m以下・全高2.0m以下・排気量2,000cc未満のコンパクトカーが該当します(ノート、フィットなど)。3ナンバー車はこれらのサイズや排気量を超える車で、大型ミニバンやSUV(アルファード、ランドクルーザーなど)が当てはまります。なお、同一車種でもエアロパーツの装着により全幅が1.7mをわずかに超えると3ナンバーになるケースもあります(例:ヴォクシー ZSグレードなど)。
軽自動車も同様に、4ナンバーは貨物車(軽トラック)、5ナンバーは乗用車(軽乗用車)、8ナンバーは特殊車両に分けられます。
軽自動車でも白地の図柄入りナンバープレートを取得できる
軽自動車には原則として黄色ナンバーが交付されますが、図柄入りナンバープレートを申請することで、白地のナンバープレートを装着することが可能です。現在交付されている図柄入り白ナンバーの主な種類は以下のとおりです。
- 地方版図柄入りナンバープレート:各都道府県の風景や観光資源をモチーフにした地域限定デザイン(2018年9月〜)
- 全国版図柄入りナンバープレート:全国どこでも申請可能な共通デザイン(2022年4月〜2027年4月30日まで交付申請受付)
- 大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート:2022年10月〜2025年12月26日まで交付申請受付(受付終了)
なお、ラグビーワールドカップ(2019年)や東京オリンピック・パラリンピック(2020年)の特別仕様ナンバーは交付申請の受付を終了しています。現在は前述の地方版・全国版図柄入りナンバーが申請可能です。
現行の図柄入りナンバーは軽自動車に黄色の枠線が付くため、普通乗用車との区別がひと目でつくデザインになっています。交付費用は管轄地域や枚数によって異なりますが、7,000〜10,000円前後が目安で、フルカラー版を選ぶ場合は別途1,000円以上の寄付が必要です。申込みから交付まで10日程度かかります。
事業用ナンバー:乗用車は緑、軽自動車は黒
事業用の小型車と普通自動車は緑 事業用の軽自動車は黒
自家用車が白・黄色であるのに対し、有償で旅客輸送・貨物輸送を行う事業用車両には緑または黒のナンバーが交付されます。
緑・黒ナンバーを装着している車の例
- タクシー、観光バス(普通・小型乗用車→緑ナンバー)
- 運送業の貨物トラック(緑ナンバー)
- 軽貨物業(宅配・フリーランスドライバーなど)の軽自動車(黒ナンバー)
近年、ネット通販の普及に伴い軽貨物配送の需要が増加し、黒ナンバーを装着した軽バンや軽トラックを街中で見かける機会も増えています。分類番号は自家用と共通で、小型タクシーは5ナンバー、大型タクシーは3ナンバー、観光バスは2ナンバー、貨物車は1・4ナンバーなどが使われます。
仮ナンバー:白地に赤い斜線が入ったプレート
仮ナンバーは1日から5日の有効期限がある
白地に赤い斜線が入ったナンバープレートは「仮ナンバー(臨時運行許可番号標)」と呼ばれます。抹消登録済みの車(廃車)や、ナンバープレートが破損・盗難に遭った車などが公道を一時的に走行するために市区町村に申請して取得します。新しいナンバーを取りに運輸局へ向かう際にも利用できます。
仮ナンバーの有効期間は最大5日間(地域により異なる)で、許可された経路・目的以外での使用は禁止されています。期間内に返却しなかった場合や目的外使用は罰則の対象となるため注意が必要です。
自衛隊ナンバー:横長・白地・6桁数字のプレート
6桁で横長のナンバープレートは自衛隊車両
自衛隊の基地周辺でよく見かける自衛隊ナンバーは、白地に6桁の数字が並んだ横長のプレートです。通常のナンバープレートとは異なり地名がなく、数字だけで構成されています。
先頭2桁が所属を示し、01〜38・50〜99が陸上自衛隊、39〜43が海上自衛隊、44〜49が航空自衛隊に割り当てられています。陸上自衛隊では01〜03が小型トラック、11がオートバイなど細かく区分されていますが、海上・航空自衛隊には車両区分の細分化はありません。
外交官ナンバー:「外」「領」の文字が入ったプレート
左に外や領がついているのが外交官車両のナンバープレート
青地または白地のナンバープレートに「外」または「領」の漢字と4桁の数字が入っているものは、外交官や領事関係者の車両に使われる外交官ナンバーです。「外」は大使館の公用車・私用車、「領」は領事館の車両に多く使われます。
数字の2〜3桁目が所属国を示しており、「82・83・84・87」がアメリカ、「91・151」が中国、「38・47・48」が韓国、「79」がロシアなどに割り当てられています。外交官車両はウィーン条約に基づく外交特権が認められており、駐車違反などの取り締まりが困難なことでも知られています。
ナンバープレートの色と形で車両の種類や用途が分かる

日本のナンバープレートは、色や形によって車両の種類・用途を一目で区別できるよう設計されています。白(自家用普通車)・黄色(自家用軽自動車)・緑(事業用普通車)・黒(事業用軽自動車)・赤斜線(仮ナンバー)・横長6桁(自衛隊)・外・領(外交官)と、それぞれに明確な意味があります。
分類番号の先頭の数字を覚えておくと、3・5は乗用車、1・4は貨物車、2はバス、8は特殊車両とすぐに判別できます。街中でナンバープレートを見かけたとき、色や数字の意味を知っておくと車への理解がぐっと深まります。























