ユーロナンバーとは?外国のナンバーで公道を走っている車の正体
ユーロナンバーとは、欧州圏で使われている横長のナンバープレートのことで、BMWやMINIなどの欧州車にはフロントバンパーなどに欧州ナンバーを取りつけるスペースがありますが、日本で公道を走るためには日本のナンバープレートをつけなければなりません。
そこで、外国のナンバープレートを日本のナンバープレートの横にあるスペースに取り付けて見た目を海外で走っている欧州車に近づけようというカスタマイズにユーロナンバーが用いられることが多く、有名なユーロカスタマイズの1つです。
ユーロナンバーとは何か、カスタマイズに適した車種、外国のナンバープレートをつけて公道を走ってもいいのか、カスタマイズ方法などを紹介します。
ユーロナンバーとは、欧州圏で使われているナンバープレートのこと
欧州圏で使われる横長のナンバープレートがユーロナンバー 国により左のアルファベットが違う
ユーロナンバーとは、欧州圏で使われている横長のナンバープレートのことで、左側のアルファベットによって国を表しています。
ユーロナンバーの国別アルファベット
- ドイツ:D
- フランス:F
- イタリア:I
- スウェーデン:S
- イギリス:GB
主にユーロナンバーをカスタマイズで取りつける車種は海外の車が多いので、メーカーの国に合わせてアルファベットを変えるとより完成度が高まります。
ドイツ | アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、VW |
---|---|
フランス | ルノー、プジョー、シトロエン |
イタリア | フィアット、アルファロメオ、フェラーリ |
スウェーデン | ボルボ |
イギリス | ロータス、ジャガー、ローバー |
ドイツやイタリア車などに装着されることが多い
ユーロナンバーのカスタマイズで人気のあるMINI
ユーロナンバーをカスタマイズで日本仕様の欧州車に取りつける例として多いのが、フォルクスワーゲンやMINI、フィアットなどおしゃれなコンパクトカーに装着されていることが多いです。
フロントバンパーには、欧州のナンバープレートを取りつけるためのくぼみやプレートに合うよう型がある場合が多く、そのスペースにユーロナンバーを取りつけるとピッタリとフィットします。
ほかにも、日本で発売されているコンパクトカーや軽自動車にも取りつけられている例が見られ、日本仕様の車でもヨーロッパで併売している車種などはユーロ風にカスタマイズすることができます。
欧州で販売されている日本車種
- 日産 マーチ:NISSAN マイクラ
- トヨタ ヴィッツ:TOYOTA ヤリス
- ホンダ フィット:HONDA ジャズ
日本のナンバープレートが取りつけられていればOK
ナンバープレートの横にユーロプレートを取りつけたまま公道を走ってもいいのでしょうか?
日本のナンバープレートに被って装着されている場合など、本当のナンバープレートが読み取りにくくなっているパターンはNGですが、普段と変わらず日本のナンバープレートが装着されている時は公道を走っても問題ない可能性が高いです。
ですが、ユーロナンバーがヘッドライトに照らされた時に光る場合など、本当のナンバープレートが読みにくくなっている時は車検に通らない、整備不良と見られる場合もありますので注意してください。
フロントは簡単に装着できるがリアは難しい
ユーロプレートは、1本物になった欧州ナンバーか外から見える部分だけをボルトで共締めするタイプの2種類があり、手軽にカスタマイズするならば外から見える部分だけになったタイプがいいでしょう。
軽自動車は前後ともにボルトですが、普通車は封印がされているのでボルトでとめることができませんが、商品によってはリアも取り付けOKなものもあります。封印は個人では外せないのでマグネットで取りつけるなどの工夫が必要になる場合があります。
ユーロナンバーは欧州車に似合うカスタマイズ
ユーロナンバーは横長のナンバープレートのことで、日本仕様の欧州車やユーロカスタムにしたい時などにピッタリのカスタマイズです。
取りつける際には日本のナンバープレートに被らないよう装着し、外から見える部分のみになっているパーツが取り付けもしやすく穴開けなどの加工も必要ないパターンが多いです。車検などには必ず通るわけではありませんが、不安な時は外してから車検に出すようにしてください。
夜間走行中にヘッドライトに照らされた時、ユーロナンバー自体が光って日本のナンバープレートが読みにくくなっていると整備不良とされる可能性もありますので、現地仕様のものではなくステッカーなどで表現しているもののほうが無難です。
ユーロナンバーをつけると欧州車や日本仕様の車でもオシャレに見えるので、おすすめしたいカスタマイズです。