コンパウンドおすすめ15商品の特徴比較と商品選びのときの4つのポイント
コンパウンドとは、微細な研磨粒子(研磨材)で車の塗装表面をわずかに削り、洗車傷や水垢、劣化した塗装などを目立たなくする補修用品です。ペーストタイプやリキッドタイプなど、さまざまな商品が展開されています。傷そのものを埋めるのではなく、傷の周囲を平らに削って段差をなくすことで目立たなくする、という仕組みを理解しておくと選び方も使い方も見えてきます。
本記事では、SOFT99やホルツなどの人気メーカーが手がけるおすすめ商品の特徴を比較し、粒子のサイズや溶剤の種類に着目したコンパウンド選びに役立つ4つのポイント、さらに失敗しないための正しい使い方まで紹介します。愛車の傷を効果的に目立たなくする一本選びにお役立てください。
購入前にチェックしておくべきコンパウンド選びに役立つ4つのポイント
異なる粒子サイズがセット販売されている商品は、初めての方にもお得でおすすめです。
傷や汚れを落とす箇所の素材、作業するパーツの形状に合った商品を選ぶなど、購入前にチェックしておきたい4つのポイントを紹介します。間違ったタイプを選ぶと、傷が消えるどころか塗装を傷めることもあるため、性質を押さえてから選びましょう。
1. 作業箇所に合わせてペーストタイプ/リキッドタイプを選ぶ
コンパウンドは、主成分の粘度(溶液の流動性)の違いによって、主にペーストタイプとリキッドタイプに分かれます。
流動性が高いリキッド(液体)タイプは、研磨材の伸びが良く、ボンネットやルーフのように角度がなだらかで面積の広いパーツの傷消しや、全体の仕上げ・艶出しに向いています。塗り広げやすく扱いやすいため、初心者が広い面を磨くときにも安心です。
一方、粘度が高いペースト(のり状)タイプは、垂れにくく塗装面に張り付いてくれるため、ボディサイドやバンパーなど角度の急な場所や曲面の傷を、狙った箇所に集中して削りたいときに便利です。部分的にしっかり研磨したい場面で力を発揮します。
広い面をムラなく仕上げたいならリキッド、ピンポイントで削りたいならペースト、と作業箇所で使い分けるのが失敗しにくいコツです。
2. 研磨力と扱いやすさで水溶性/油溶性タイプの特徴に着目して選ぶ
コンパウンドは、含有成分の違いによって水溶性タイプと油溶性タイプに分けられます。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
油溶性タイプは、ワックス類や石油系溶剤を多く含み、油分が傷の溝を一時的に埋めて目立たなくするマスキング効果があります。研磨力を微調整しながら慎重に作業しやすく、初心者でも扱いやすいのが利点です。ただし、洗車などで油分が落ちると傷が再び見えてくることがあります。
一方、石油系溶剤の配合を必要最小限に抑えた水溶性タイプは、研磨力に優れ、傷消しをスムーズに進められます。ただし研磨カスが出やすく乾きやすいため、こまめに拭き取りながら手早く作業する必要があります。本格的にしっかり削りたい人は水溶性、まず安全に試したい人は油溶性、という選び方も一つの目安です。
3. 傷の深さに合わせて粒子サイズ(粗目/細目/極細/超極細)を確認する
コンパウンドは、配合された研磨材の粒子サイズによって、粗目/細目/極細/超極細に分類されます。粒子が大きいほど削る力が強く、メーカーによっては番手(数字)で表記されることもあります。
最も粒子の大きい粗目は、深く目立つ傷や劣化した塗装を削るのに向きます。研磨粒子のサイズが1マイクロメートル以下の超極細は、研磨後の最終的な仕上げ磨き(鏡面仕上げ)に使います。
ここで大切なのは、いきなり粗目を使わないことです。浅い傷に粗目を当てると、かえって新たな研磨傷を付けたり、塗装を余計に削ったりする原因になります。傷の程度がわからないときや初めての場合は、細かい粒子から優しく試し、落ちなければ一段階上げる、という順番が安全です。粒子サイズの異なる数タイプが小分けされたセット商品なら、段階的に使い分けられて失敗しにくく、お買い得です。
4. ボディ/ガラス/マフラーなど用途に適したタイプの商品を選ぶ
コンパウンドには、ボディの錆や洗車傷を落とすタイプ、ガラスの油膜を除去するタイプ、マフラーの焼き付きを磨き上げるタイプなど、用途別の商品があります。
例えば、ガラスの油膜除去用の成分をボディ塗装面に使ってしまうと、塗装に大きなダメージを与える可能性があります。逆もしかりで、磨きたい素材に特化した成分の商品を選ぶことが、仕上がりと安全の両面で重要です。購入前に、対象がボディなのかガラスなのか金属なのかを必ず確認しましょう。
車用コンパウンドおすすめ15商品の研磨力などの特徴比較
SOFT99やホルツなどの人気メーカーが手がける各商品の研磨力や内容量などの特徴を比較します。用途・粒子サイズ・セット内容に注目しながら、自分の傷に合う一本を探してみてください。
【ホルツ】傷取り/艶出し/鏡面仕上げの3ステップが揃ったペーストタイプ
Holts コンパウンド ミニセット MH926
金属部の錆び落としや水垢除去など多用途で使えます。
ホルツの「コンパウンド ミニセット MH926」には、金属部の錆び落としにも使える粗目、塗装面の傷消しや水垢落としに便利な細目、鏡面仕上げ用の極細の3種類がセットされています。粗目から極細へと段階を追って作業できるため、初めての人でも順番に沿って進めやすいのが利点です。少量ずつ試せるので、まず使い方を覚えたい人にも向いています。
【ホルツ】ワックス前の下地処理にも使える液体コンパウンド3本セット
Holtsリキッドコンパウンド ミニセット MH956
細目(7㎛)/極細(1㎛)/超極細(0.2㎛)サイズの研磨材を配合しています。
「リキッドコンパウンド ミニセット MH956」には、艶出し効果に優れた超極細を含む3タイプの液体コンパウンドがセットされています。伸びの良い液体タイプで、洗車傷を研磨しつつ塗装に光沢を与えられます。広い面の仕上げや、ワックス・コーティング前の下地処理に使いやすく、艶を重視する人に向いた一本です。
【SOFT99】手順がわかりやすい初心者向けの液体コンパウンドトライアルセット
SOFT99 液体コンパウンドトライアルセット
傷の付いた箇所をピンポイントで磨ける専用スポンジが付属します。
「液体コンパウンドトライアルセット」は、タッチアップペンの補修仕上げや傷消しなど幅広い用途に使えます。ボディやバンパーに対応し、キズ消し用・仕上げ用・超鏡面用の使う順番をわかりやすく表記しているのが特徴です。何から手を付ければよいか迷いがちな初心者にとって、手順で迷わない安心感のあるセットです。
【SOFT99】ドアノブの引っかき傷に便利なスポンジ付きツヤ仕上げキズ消しセット
SOFT99 ツヤ仕上げキズ消しセット
水垢の除去や使用後の艶出し効果も期待できます。
全塗装色に対応する「ツヤ仕上げキズ消しセット」には、爪傷が付きやすいドアノブ付近を磨くのに適した形状の専用スポンジが付属します。キズ消し用とツヤ出し用のクリームがセットされており、ボディの傷だけでなく固着した汚れやくすみも落とせます。爪傷が気になりやすいドアハンドル周りを手軽に整えたい人に向いた一本です。
【SOFT99】頑固な水垢も落とす高い洗浄力の超ミクロンコンパウンド液体セット
SOFT99 超ミクロンコンパウンド液体セット
塗装色に合わせてホワイト/ライト&メタリック/ダーク&メタリックの3タイプを展開しています。
「超ミクロンコンパウンド液体セット」は、淡色車用のホワイトや濃色車用のダーク&メタリックなど、塗装色に合わせた3タイプを展開しています。ボンネット周辺の小さな傷を磨くのに適し、通常の洗車では落としにくい頑固な水垢も落とせる洗浄力を備えています。色によって最適化された商品を選べるため、仕上がりの違和感を抑えたい人に向いています。
【SOFT99】ボトルと塗り具が一体化し効率的に油膜取りができるガラス用コンパウンド
SOFT99 ガラコぬりぬりコンパウンド
本体は片手でも作業しやすいハンディタイプです。
硬度の異なる2種類の微細研磨粒子を配合する「ガラコぬりぬりコンパウンド」は、ボトルと塗り具が一体化した構造です。これにより、フロントガラスの油膜取りや、ガラスコーティング前の下地処理を片手でスムーズに行えます。雨の日に視界がギラついて困る人や、撥水剤の効きを取り戻したい人に向いたガラス専用タイプです。
【SOFT99】2種の研磨材でクリーンな視界を取り戻す窓ガラス専用コンパウンド
SOFT99 ガラス用コンパウンドZ
色鮮やかなイエローの専用スポンジが付属します。
「ガラス用コンパウンドZ」は、サイズと性質の異なる2種類の研磨材をブレンドし、窓ガラスに付いた頑固な油膜や古くなった撥水剤を除去します。運転に望ましいクリアな視界を取り戻すのに役立つガラス専用タイプで、ワイパーを動かしてもギラつきが取れない、といった悩みを抱える人に向いています。
【WILLSON】ナノ粒子配合でボディにやさしく艶出し・下地作りに使えるコンパウンド
WILLSON 超光沢コンパウンド
ライトカラー用とダークカラー用の2タイプを展開しています。
ウィルソンの「超光沢コンパウンド」は、ボディへの影響を抑えたナノ粒子を配合しています。ライトカラー用とダークカラー用で成分を変え、それぞれの塗装色に合った艶出し性能を引き出します。研磨力は控えめで仕上げ・下地作り向きのため、深い傷を消すというより全体の艶やくすみを整えたい人に向いています。
【WILLSON】全塗装色対応、1㎛クラスの微粒子で鏡面仕上げに使えるコンパウンド
WILLSON 鏡面コンパウンド
作業のしやすさを意識した専用スポンジも付属します。
「鏡面コンパウンド」は、1㎛(マイクロメートル)クラスの微粒子で、作業面へのダメージを抑えつつ高い艶出し効果を発揮します。持ちやすい専用スポンジが付属し、コーティング前の下地処理としても多く使われています。粗目で削った後の最終仕上げに一本持っておくと、磨き傷を整えてツヤを引き上げられます。
【PROSTAFF】擦り傷・洗車傷・艶出しの3ステップが揃ったコンパウンドセット
PROSTAFF キズ消し三兄弟
3タイプのチューブは色や文字で見分けやすくしています。
| 容量 | – |
|---|---|
| 価格 | -円 |
インパクトのある名前の「キズ消し三兄弟」は、擦り傷・ひっかき傷を削る粗キズ用、洗車キズを目立たなくする小キズ用、仕上げに使う艶出し保護用の3タイプを揃えています。作業に役立つマイクロファイバークロスもセットされており、これ一つで段階的に磨き上げられる付加価値の高いセットです。傷の程度に応じて使い分けたい人に向いています。
【WAKOS】アルミ・ステンレスなど金属表面の錆や傷を磨くメタルコンパウンド
WAKOS MTCメタルコンパウンド V300
少量でも高い傷消し効果を発揮するので経済的です。
「MTC メタルコンパウンド」は、金属表面の錆やスリ傷を磨くのに適した特殊な研磨成分を配合しています。ペーストタイプで扱いやすく、アルミ素材などをきれいに仕上げられます。少量でしっかり効くため経済的で、マフラーやホイールなど金属パーツの輝きを取り戻したい人に向いた一本です。
【PiKAL】中目~中細目で塗装面の傷を目立たなくする老舗ブランドの定番品
PiKAL ラビングコンパウンド
中目~中細目サイズの研磨材を配合しています。
「ラビングコンパウンド」は、半世紀以上カーケミカル用品を手がける老舗メーカー、日本磨料工業の定番商品です。中目~中細目の研磨材を配合し、塗装面の傷を目立ちにくくする用途に使えます。手頃な価格で気兼ねなく使えるため、まず一本そろえておきたい定番として選ばれています。
【MOTHERS】焼き付いたステンレスマフラーなどの金属パーツ磨きに
MOTHERS マグ&アルミポリッシュ
家庭にある金属素材の製品に対しても効果を発揮します。
アメリカで支持されるMOTHERS(マザーズ)の「マグ&アルミポリッシュ」は、焼き付いたステンレスマフラーなどの金属パーツをきれいに磨ける研磨剤を配合しています。家庭にある金属製品にも使える汎用性があり、マフラーの焼け跡やアルミの曇りが気になる人に向いた金属専用ポリッシュです。
【KURE】ボディ/ホイール/ヘッドライトに使える洗浄・傷消し・艶出しの表面仕上げ剤
KURE ルックス330ml 表面仕上げ剤 1176
カルナバなどのワックス成分も含み、艶出し効果も備わります。
KUREの「ルックス 330ml」は、0.7㎛(マイクロメートル)のコンパウンドとカルナバロウなどのワックス成分を配合し、ボディ・ホイール・ヘッドライトカバーに対する傷消し、艶出し、洗浄を高い水準で行えます。1本で複数パーツをまとめてケアできるため、手早く全体を整えたい人に便利な仕上げ剤です。
【アクリサンデー】金属・アクリルなど幅広い素材の光沢を復元できる研磨剤
アクリサンデー 研磨剤
脂肪酸や有機溶剤などを含んでいます。
アクリサンデーの研磨剤は、3マイクロメートル前後の研磨剤などを配合し、金属パーツやプラスチックパーツの表面磨きに使えます。コンパクトで扱いやすく、艶やかな光沢を取り戻す効果も備えています。アクリル板など車以外の小物の曇り取りにも使えるため、家庭に一つあると重宝するタイプです。
コンパウンドの正しい使い方と失敗しないための注意点
コンパウンドは、使い方を誤ると傷を増やしたり、塗装そのものを傷めたりすることがあります。仕組みと手順を押さえれば、初めてでも安全に仕上げられます。
大前提として、コンパウンドが消せるのは塗装の一番外側にある「クリア層」に留まる浅い傷だけです。車の塗装は、内側から下地、カラー、クリアの層で構成されており、コンパウンドはクリア層をわずかに削って傷の段差をなくすことで目立たなくします。爪が引っかかるほど深い傷、白や下地の色が見えている傷、ぶつけて相手の塗料が付いた傷は、コンパウンドでは消せません。こうした傷は無理に削らず、板金や塗装の専門店に相談するのが安全です。
作業の流れは、まず洗車して砂やほこりを落とすことから始めます。砂粒が残ったまま磨くと、それ自体が新たな傷の原因になります。乾燥させたら、専用スポンジにコンパウンドを少量取り、傷の周囲を磨いていきます。このとき、円を描くように磨くと丸い磨き傷が残って光が乱反射しやすくなるため、縦・横の直線方向に動かすのがコツです。磨き終えたらカスを拭き取り、必要に応じて細目から極細へと段階を上げて仕上げ、最後はワックスやコーティングで保護すると艶が長持ちします。
もっとも注意したいのは、削りすぎないことです。研磨した分だけクリア層は薄くなり、やりすぎるとカラー層が露出して元に戻せなくなります。とくにボディパネルの角やエッジは塗膜が薄く、力が集中しやすいので強く磨かないようにしましょう。ある程度磨いても落ちない傷は深追いせず、そこで止める判断が大切です。電動ポリッシャーは作業が速い反面、削りすぎやムラのリスクが高いため、慣れないうちは手作業で様子を見ながら進めるのが無難です。
コンパウンドを一度は使ってみて愛車の輝きを実感してみましょう

車には、運転中の不注意による擦り傷だけでなく、走行中の飛び石や経年劣化など、避けられない要因による傷や汚れも付いてしまいます。
カーライフでは、コンパウンドの出番が一度は訪れるものです。粒子サイズごとにスポンジを変える、直線的に磨く、削りすぎないといったコツを押さえながら、数ある商品の中から自分に合った一本を見つけて、愛車に付いた傷を目立たない状態に整えていきましょう。





















