ジープ コンパスのモデルチェンジ情報:9年ぶりの全面刷新で48Vハイブリッド搭載、520万円から発売
Stellantisジャパンが展開するジープブランドのミドルサイズSUV「コンパス」が、9年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けて日本市場に登場しました。2006年の初代登場以降、モデルチェンジを重ねながら進化してきたコンパスですが、今回の刷新では“Urban Adventure(アーバン アドベンチャー)”をコンセプトに、都市での使いやすさとジープらしい走破性を両立させた一台へと生まれ変わっています。
最大のトピックは、新開発の48Vハイブリッドシステムを搭載した点です。1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンと電動モーターを組み合わせ、WLTCモードで19.6km/Lの低燃費を実現しました。さらに、16インチの大型タッチスクリーンを中心とした先進のデジタルコックピットや、ジープ車として初採用となる誤発進抑制サポートなど、装備面でも大きな進化を遂げています。
ここでは、新型コンパスのエクステリアデザインやインテリア、走行性能、先進安全装備、そして価格・グレード構成や主要諸元までを詳しく解説します。購入を検討している方はもちろん、現行モデルからの変更点が気になる方もぜひ参考にしてください。
ジープ「コンパス」が9年ぶりのフルモデルチェンジ!48Vハイブリッド搭載で520万円から
JEEP新型コンパス
Stellantisジャパンは、ジープブランドのミドルサイズSUV「コンパス(Compass)」を9年ぶりにフルモデルチェンジし、発売を開始しました。“Urban Adventure(アーバン アドベンチャー)”をコンセプトに掲げ、洗練された都市型のスタイリングと優れた機能性を高い次元で融合させています。メーカー希望小売価格は5,200,000円(税込)からの設定となっています。
パワートレインには、新開発の48Vハイブリッドシステムを採用しました。最高出力100kW(136PS)を発揮する1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンに、16kW(22PS)の電動モーターおよび6速デュアルクラッチトランスミッション(6DCT)を組み合わせており、システム合計最高出力は107kW(145PS)に達します。駆動方式は前輪駆動(2WD/FF)で、発進時や低速域ではモーターのみによる滑らかな走行も可能とし、WLTCモードで19.6km/Lの優れた低燃費を実現しました。
エクステリアは、ジープ伝統の7スロットグリルや台形ホイールアーチを継承しながら、より洗練されたフォルムへと進化させています。フラットアンダーボディやアクティブグリルシャッターなどの採用により、歴代ジープ車で最高レベルの空力性能を達成し、高速走行時の安定性や静粛性も大幅に高められました。
インテリアでは、ドライバー正面に10.25インチのフルデジタルTFTクラスター、ダッシュボード中央に16インチの大型タッチスクリーンを配置し、先進的かつ直感的に操作できるコックピット環境を構築しています。前席周りに約34Lの収納スペースを設けたほか、荷室容量は通常時で550L、リアシートを倒すことで最大1,560Lまで拡大するなど、高い実用性を備えています。
安全面においては、アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)やレーンポジショニングアシスト、ブラインドスポットモニターといった高度な運転支援機能を標準装備しました。さらに、ジープ車として初となる誤発進抑制サポートを導入し、日常の運転における安全性をより強固なものとしています。
グレード構成は「Altitude(アルティチュード)」および上級モデルの「Summit(サミット)」を基本とし、パノラミックルーフなどを備えた「Summit Style Package」も展開されます。あわせて、発売を記念した100台限定の特別仕様車「Compass The First Edition(ザ ファースト エディション)」も用意され、専用ボディカラー「Hawaii(ハワイ)」を纏い5,950,000円(税込)で発売されています。
伝統と最新エアロダイナミクスが融合!新型ジープ「コンパス」のエクステリアとボディカラー
9年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型ジープ「コンパス」は、“Urban Adventure”をコンセプトに、ジープ伝統のデザイン要素を受け継ぎながら、都市に映える洗練されたスタイリングへと進化しました。歴代ジープで最も優れた空力性能と伸びやかなプロポーションを備えた外観デザインと、個性を彩るボディカラーの魅力に迫ります。
ジープのアイデンティティを現代的に昇華させたフロントデザイン
フロントフェイスには、ジープの象徴である7スロットグリルと薄型LEDヘッドライトを一体的にデザインし、力強さと先進性を両立させています。足元には伝統の台形ホイールアーチが配され、これまでのモデルチェンジでも守り続けられてきたジープらしいタフなルックスを継承しています。また、その洗練されたスタイリングはイタリアの自動車デザイン専門誌が主催する「カー・デザイン・アワード2026」においてブランドデザイン言語部門を受賞するなど、高い評価を獲得しています。
伸びやかなサイドシルエットと個性的なリアビュー
サイドビューは、シャープなキャラクターラインと張り出したフェンダーに加え、2,785mmへと拡大されたホイールベースにより伸びやかなプロポーションを実現しています。上級グレードの「Summit」には、19インチのダイヤモンドカットブラックアロイホイールが装備され、足元を引き締めます。
リアデザインには、ジェリー缶(燃料缶)のデザインからインスパイアされた“X”モチーフのLEDリアランプを採用し、個性的かつワイドなリアビューを演出します。「Summit」グレードでは、イルミネーテッドJeepロゴを備えたプレミアムLEDリアコンビネーションランプが装着されます。
歴代ジープで最高レベルを誇る空力性能
新型コンパスは、ジープ車として歴代最高レベルの空力性能を達成しています。ボディ各部の形状を徹底的に検証し、フラットアンダーボディやアクティブグリルシャッターを採用しました。さらに、ホイール周辺の気流を整えるエアダクトやエアカーテン、リアエッジ形状の最適化により空気抵抗を抑制し、高速走行時の優れた安定性、静粛性、燃費性能の向上に貢献しています。
個性を彩るボディカラーバリエーション
JEEP新型コンパス
日本市場向けの標準ボディカラーとして、大自然や都市の景観に調和する4色が設定されています。
- アンタクティカ
- ボルケーノ
- ヨセミテ
- パシフィック
また、発売を記念した100台限定モデル「Compass The First Edition」には、専用ボディカラーとして鮮やかなイエローの「Hawaii(ハワイ)」が用意されています。アクティブで躍動感あふれる色合いが、新型コンパスの洗練されたスタイリングをより際立たせています。
大型画面と優れた実用性が融合!新型ジープ「コンパス」の先進インテリア
JEEP新型コンパス
9年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型ジープ「コンパス」は、インテリアにおいても劇的な進化を遂げました。デジタル技術を駆使した先進のコックピット環境と、コンパクトSUVの枠を超えた広大な室内・収納空間、そして上質感を高めた快適装備の数々について解説します。
16インチ大型ディスプレイと直感的なデジタルコックピット
ダッシュボード中央には、クラス最大級となる16インチの大型タッチスクリーンを配置しました。ナビゲーションや車両情報、エンターテインメント機能へと直感的にアクセスでき、Apple CarPlayやAndroid Auto、ボイスコントロールにも対応しています。ドライバー正面には10.25インチのフルデジタルTFTクラスターを搭載し、お好みに合わせて表示レイアウトを自由にカスタマイズできます。
先端のデジタルインターフェースを導入しつつも、エアコンなどの主要機能には走行中もブラインド操作がしやすい物理スイッチを残しており、高い安全性を確保しています。また、センターコンソール周りには操作性に優れたロータリーシフトセレクターやワイヤレスチャージャーを備えています。
拡大した足元スペースと自由自在な大容量ラゲッジ
新世代プラットフォームの採用により、リアシートの足元スペース(レッグルーム)が55mm拡大され、後席乗員の快適性が大幅に向上しました。さらに、前席周辺には小物やスマートフォンの整理に便利な計約34Lの収納スペースを確保しています。
荷室(ラゲッジルーム)容量は通常時で550Lを誇り、日常の買い物からレジャーまでゆとりを持って対応します。全車に標準装備される40:20:40分割可倒式リアシートを活用すれば、長尺物の積載や乗員数に合わせたアレンジが可能となり、シートをすべて倒すことで最大1,560Lまで荷室を拡大できます。
上級グレード「Summit」が仕立てるラグジュアリー空間
上級グレードの「Summit」では、室内空間の快適性と高級感がさらに追求されています。シートにはアダプティブボルスター付き8ウェイ電動調整機能や、夏場でも快適なシートベンチレーターを装備しました。夜間のドライブを華やかに演出するマルチカラーアンビエントライトや、高品位なサウンドを提供するFOCALプレミアムオーディオシステムも備わります。
さらに「Summit Style Package」を選択することで、頭上に広大な視界と明るさをもたらすデュアルパネル パノラミック スライディングルーフが追加され、特別感あふれる移動空間を満喫できます。
48Vハイブリッドと伝統の走破性が進化!新型ジープ「コンパス」の走行性能
JEEP新型コンパス
9年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型ジープ「コンパス」は、パワーユニットに最新の48Vハイブリッドシステムを新採用し、環境性能と軽快な走行フィーリングを高次元で両立させました。さらに、ジープのDNAである優れたロードクリアランスと先進の走行モード統合制御システムを備え、都市部での滑らかな走りから悪路での力強い走破性まで、幅広いシーンに対応する走行性能を獲得しています。
1.2Lターボ×48Vモーターがもたらす高効率パワートレーン
パワートレーンには、新開発の48Vハイブリッドシステムを搭載しました。最高出力100kW(136PS)を発揮する1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンに、最高出力16kW(22PS)の電動モーターと48V駆動用バッテリー、そしてスムーズな変速を可能にする6速デュアルクラッチトランスミッション(6DCT)を組み合わせています。システム合計最高出力は107kW(145PS)に達し、発進時からスムーズでレスポンスの良い加速感を提供します。
近年のSUVはモデルチェンジのたびに電動化を進める傾向にありますが、新型コンパスも時速約30km/hまでの低速域や市街地走行では、エンジンを止めて電動モーターのみによるEV走行が可能です。これにより、混雑した街中での高い静粛性を確保するとともに、WLTCモードで19.6km/L(Summit Style Packageは19.4km/L)という優れた燃費性能を達成しています。
4つのモードで路面状況に対応する「Selec-Terrain®」
悪路や過酷な気象条件でも安心して走破できるよう、走行モード選択システム「Selec-Terrain®(セレクテレイン)」を全車に標準装備しました。ドライバーは状況に応じて以下の4つのモードを選択できます。
- AUTO(オート):日常のあらゆる走行シーンに対応する基本モード
- SPORT(スポーツ):レスポンスを高め、スポーティな走りを愉しむモード
- SNOW(スノー):滑りやすい雪道や凍結路面でタイヤのグリップを確保するモード
- SAND/MUD(サンド/マッド):砂地やぬかるんだ泥道で力強いトラクションを発揮するモード
エンジン出力やモーターのアシスト量、トラクションコントロールなどを統合制御することで、前輪駆動(2WD/FF)モデルでありながら多様な路面環境で優れた接地性とコントロール性を保ちます。
200mmの最低地上高と高い渡河性能で魅せるジープのDNA
新型コンパスは、コンパクトSUVの扱いやすさを持ちながら、SUVとしての本格的なオフロード能力も犠牲にしていません。最低地上高は200mmを確保し、道路の段差や未舗装路の障害物を容易にクリアします。さらに、水深408mmまでに対応する高い渡河性能を備えており、急な豪雨による冠水路やアウトドアフィールドでの悪路走行時にも高い安心感を提供します。
加えて、エアロダイナミクスの徹底追求による歴代最高レベルの空力設計と相まって、高速巡航時においても風切り音やバタつきを抑えたフラットで安定した走りを楽しめます。
全方位の運転支援とジープ初の機能を搭載!新型「コンパス」の先進安全性能
9年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型ジープ「コンパス」は、日常の街乗りから長距離ドライブ、悪天候時の走行まで、あらゆるシーンでドライバーと乗員の安全を守る先進運転支援機能(ADAS)を大幅に強化しました。最新のセンシング技術を活用した予防安全装備の拡充に加え、ジープブランドとして初採用となる安全技術も導入されています。
多彩な運転支援機能(ADAS)を標準装備
新型コンパスには、高速道路や渋滞時におけるドライバーの負担を大幅に軽減する高度な先進運転支援システムが全車に標準装備されています。先行車との車間距離を適切に保ちながら自動で追従・停止する「アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)」をはじめ、車線中央の走行を維持する「レーンポジショニングアシスト」、車線逸脱を防ぐ「レーンキープアシスト」を搭載しています。
さらに、ドアミラーの死角にいる車両を検知して注意を促す「ブラインドスポットモニター」や、後退時に左右から接近する車両を検知する「リアトラフィックアラート」など、周囲の危険を素早く察知する安全機能が網羅されています。各機能はステアリングスイッチからスムーズに操作できます。
ジープ車として初搭載となる「誤発進抑制サポート」
今回のモデルチェンジにおける大きなトピックの一つが、ジープ車として初めて採用された「誤発進抑制サポート」です。停車時や低速走行時に車両前後の障害物を検知し、万が一ペダルを踏み間違えた際にも急加速を抑制します。商業施設の駐車場や狭い路地など、日常的な走行シーンでのペダル踏み間違い事故を防ぎ、安全運転を強力に支援します。
駐車をアシストする「360°ビジョン」と夜間視界を確保する「マトリックスLED」
運転席からの視界支援や夜間走行時の安全性能も高められています。全車に標準装備される「360°ビジョン(360°カメラ)」は、車載カメラが捉えた車両周囲の映像をモニターに表示し、狭い場所での取り回しや縦列駐車、死角の確認をスムーズにサポートします。
また、上級グレードの「Summit」には「マトリックスLEDヘッドライト」が採用されました。フロントカメラが対向車や先行車、周囲の明るさをリアルタイムで監視し、照射範囲や強度を自動で細かく調整することで、他の車両を眩惑させることなく夜間視界をクリアに確保します。
520万円からラインアップ!新型ジープ「コンパス」の価格・グレード・主要諸元
9年ぶりのフルモデルチェンジを果たした新型ジープ「コンパス」は、エントリーグレードの「Altitude」と上級グレードの「Summit」を基本に、パノラミックルーフ等を装備した「Summit Style Package」、そして特別仕様車「The First Edition」の計4モデルを展開しています。パワートレーン、ボディサイズ、燃料消費率などの主要諸元およびタイヤ・ホイールサイズをまとめました。
グレード一覧とメーカー希望小売価格
| グレード・モデル名 | 駆動方式 | 乗車定員 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Altitude(アルティチュード) | 2WD(FF) | 5名 | 5,200,000円 |
| Summit(サミット) | 2WD(FF) | 5名 | 5,700,000円 |
| Summit Style Package(サミット スタイルパッケージ) | 2WD(FF) | 5名 | 5,900,000円 |
| The First Edition(ザ ファースト エディション / 限定100台) | 2WD(FF) | 5名 | 5,950,000円 |
新型コンパスの主要諸元
| 項目 | スペック・仕様 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,550mm × 1,910mm × 1,670mm |
| ホイールベース | 2,785mm |
| 最低地上高 | 200mm |
| 渡河性能(水深) | 408mm |
| ラゲッジ容量(通常時 / リアシート格納時) | 550L / 最大1,560L |
| エンジン種類 | 1.2L 直列3気筒ガソリンターボエンジン |
| エンジン最高出力 | 100kW(136PS) |
| モーター最高出力 | 16kW(22PS) |
| システム合計最高出力 | 107kW(145PS) |
| 駆動用バッテリー | 48V |
| トランスミッション | 6速デュアルクラッチオートマチック(6DCT) |
| 駆動方式 | 前輪駆動(2WD / FF) |
| WLTCモード燃料消費率 | 19.6km/L(※Summit Style Packageは19.4km/L) |
タイヤ・ホイールサイズ
| グレード・モデル | ホイール仕様 | タイヤサイズ |
|---|---|---|
| Altitude / 標準仕様 | 18インチ アロイホイール(グロスグレー塗装) | 225/60 R18 |
| Summit | 19インチ ダイヤモンドカットブラックアロイホイール | 225/55 R19 |
ジープ「コンパス」にスノーピーク製ルーフトップテントを備えた限定車「フィールドスタイルエディション」を設定
コンパス・フィールドスタイルエディションとスノーピーク製ルーフトップテント「フィールドライズ」
Stellantisジャパンは2026年9月17日、ジープのコンパクトSUV「コンパス」に限定車「フィールドスタイルエディション(Field Style Edition)」を設定し、全国のジープ正規ディーラーで販売を始めました。用意されるのは全国でわずか50台。キャンプをはじめとするアウトドアレジャーをもっと身近にすることを狙った一台です。
専用カラーや専用バッジで内外装を仕立てる従来の限定車とは異なり、今回は現在販売中のコンパスに「Field Styleパッケージ」を組み合わせる手法をとっています。コンパスならではの洗練されたスタイリングと快適な乗り味はそのままに、週末の野遊びに映える装いをプラスしたモデルと言えます。
全グレードが対象、車両価格はベース車と同額
フィールドスタイルエディションはコンパスの全グレードに設定されており、メーカー希望小売価格はベースモデルから据え置かれています。パッケージ分の上乗せがないため、実質的にはルーフラックとルーフトップテントが付いてくる計算です。
| グレード | 駆動方式 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|
| Longitude | FF | 5,140,000円 |
| Limited | 4WD | 5,700,000円 |
※価格には、2026年1月1日から導入された経済変動加算額350,000円(税込)が含まれています。
Field Styleパッケージの特別装備
コンパス フィールドスタイルエディションの特別装備
- ルーフラック(エアロタイプ)
- スノーピーク製ルーフトップテント「フィールドライズ」
エアフレーム構造で設営がスピーディな「フィールドライズ」
「フィールドライズ」は、新潟県三条市に本拠を置くアウトドアブランド、スノーピークが手がけるルーフトップテントです。骨組みにポールではなく空気を使うエアフレーム構造を採用しており、空気を送り込むだけでテントが立ち上がります。設営や撤収にかかる手間を大きく減らせる点が特徴です。
クルマの屋根の上がそのまま寝室になるため、キャンプ場まで移動する「足」としてだけでなく、車両自体を宿泊拠点として使えます。地面の凹凸や湿気を気にせず眠れるのもルーフトップテントならではの利点で、ソロキャンプや2人でのアウトドアにちょうどよいサイズ感です。
一方で、テントを載せた状態では全高がベース車より大きくなります。立体駐車場や洗車機、高さ制限のあるゲートなどを利用する際は、事前に高さを確認しておくと安心です。
ベースとなる現行コンパスの魅力
ベースのコンパスは、都市部でもアウトドアでも存在感を放つデザインと、充実した装備を兼ね備えたコンパクトSUVです。立体的に造形されたジープ伝統の7スロットグリルと、力強さを感じさせる台形のホイールアーチを組み合わせ、スマートさとジープらしいタフさを両立しています。
先進の安全機能、オーディオナビゲーションシステム「Uconnect(ユーコネクト)」、10.1インチタッチパネルモニターを全車に標準装備しており、日常の足から週末のレジャーまで一台で幅広くこなせる実用性の高さも支持を集めている理由です。
コマンダーでの好評を受けて展開、同日に85周年記念モデルも発表
今回の企画は、2026年8月に発売した「コマンダー フィールドスタイルエディション」の反響が大きかったことから、同じコンセプトをコンパスにも広げたものです。
また同じ日には、ブランド創設85周年を記念した「コマンダー オーバーランド 85th アニバーサリー エディション」(100台限定、6,490,000円)も発表されています。コマンダーの詳細は別ページで紹介しています。
編集部の視点:現行型の締めくくりを飾る“遊べる”限定車
ルーフラックとルーフトップテントを後から揃えると、製品代に加えて取り付けの手間や費用もかかります。それが車両価格据え置きで手に入るのは、アウトドア好きにとって大きな魅力です。
3代目となる新型コンパスの日本導入が2026年内に予定されている中、現行型ならではの価値を打ち出す一手とも受け取れます。熟成が進んだ2代目を「キャンプの相棒」として手に入れたい人には見逃せない一台ですが、50台限定と台数はかなり少ないため、気になる方は早めにディーラーへ問い合わせるのがおすすめです。
ジープ「コンパス」に限定車「トラックエディション」を設定 2026年2月21日から100台限定発売
JEEPコンパス・トラックエディション
Stellantisジャパンは2026年2月5日、ジープの都市型コンパクトSUV「コンパス」に限定車「コンパス トラックエディション(Compass Track Edition)」を設定すると発表しました。発売は2026年2月21日で、全国のジープ正規ディーラーで取り扱われています。
このモデルは、機能と安全装備が充実した上級グレード「Limited(リミテッド)」がベースとなっており、精悍なスタイリングと上質な内装を兼ね備えた、全国100台限定の非常に希少な一台です。
なお、同じタイミングで7人乗りSUV「コマンダー」にも同名の限定車「コマンダー トラックエディション」(150台限定)が設定されました。2車種同時の投入は、ジープ生誕85周年イヤーの幕開けを告げる企画の一つといえます。発売を記念した試乗キャンペーンも、3月1日まで全国の正規ディーラーで実施されました。
「デザイン」「内装・快適性」「背景」の特徴
1. 「精悍さ」を極めたエクステリア
都市の風景に溶け込みつつも、限定車らしい強い存在感を放つデザインが施されています。
JEEPコンパス・トラックエディション
- ダークトーンの専用パーツ: 従来のクロームパーツを廃し、グロスブラックのJeepロゴ、4×4バッジ、Compassバッジを採用することで、全体を引き締めています。
- 独自の2トーンスタイル: ボディカラーには「パールホワイトトライコート」を採用し、ルーフをブラックに塗り分けた「ブラックペイントルーフ」を装備。これにより、より低重心でスタイリッシュな印象を与えます。
- 専用の足回りとアクセント: ライトグレーのアクセントが入った専用18インチアルミホイールを装着。さらに、前後バンパー下部やサイド下部にはグレークリアコートのアクセントが加えられています。
- 限定車の証: 車体にはこのモデル専用の「TRACK」バッジが装着されており、一目で特別な一台であることが分かります。
2. 上質さと快適さを追求したインテリア
車内は、限定車専用のカラーコーディネートと、クラスを超えた快適装備が魅力です。
- 専用配色「テュペロブラウン」: ブラックとブラウンのコントラストが美しい合成皮革シートを採用し、落ち着いた大人の空間を演出しています。
- ベンチレーション機能: コンパスのトラックエディション独自の装備として、フロントシートにベンチレーション(送風)機能を搭載しています。これにより、夏場の蒸れを防ぎ、季節を問わず快適なドライブが楽しめます。
- こだわり抜かれたディテール: 助手席前のインストルメントボルスターには「TRACK EDITION」の刺繍が施され、センターコンソールには「Jeep 1941」のロゴが刻印されています。
3. ブランド85周年の節目を祝う一台
2026年はジープ生誕85周年の記念すべき年です。
- 歴史への敬意: センターコンソールの「1941」ロゴは、ジープが誕生した年を象徴しており、この限定車がブランドの長い歴史と伝統を受け継ぐ特別なモデルであることを示しています。
- 発売情報: 2026年2月5日に発表され、2026年2月21日から全国100台限定で発売されました。メーカー希望小売価格は5,680,000円(税込)です。
ジープ・コンパスのモデルチェンジ遍歴

コンパスは2006年に誕生したジープのSUVで、世界100カ国以上で累計230万台以上を販売してきた主力モデルです。舗装路での快適性や扱いやすいサイズを重視したキャラクターで、日本ではエントリー役のレネゲードと、3列シートのコマンダーの中間に位置します。一方で、路面に応じて走行モードを切り替えるセレクテレインシステムを備え、2代目では「Trail Rated」を取得したトレイルホークが限定車として導入されたこともあります。都会派でありながら、ジープらしい走破性も忘れていないモデルです。3代目ではボディが拡大され、メーカーの位置づけも「ミドルサイズSUV」へと改められました。
ジープ・コンパス 初代 MK型/2006年~2017年
2006年1月、北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)で発表されたコンパス。同年5月に生産がスタートしました。スポーティなハッチバック風のスタイルで、姉妹車のパトリオットとクライスラーMKプラットフォームを共有する、街乗り重視のエントリーモデルとしてのスタートでした。デビュー当初は大径の丸型ヘッドライトを備えたフロントマスクでしたが、2011年モデルではグランドチェロキーを思わせる薄型ヘッドライトと7スロットグリルの組み合わせへと一新され、デザインを大幅に改めています。
日本仕様が登場したのは2012年3月3日のことです。導入されたのは2.0Lエンジンを積むFFモデルの「リミテッド」のみで、トランスミッションはCVT。日本のジープとしては初めて2WDのみの展開となり、「シティークルーザー」を名乗る都会派SUVとして売り出されました。ボディサイズは4,460mm×1,810mm×1,665mm、ホイールベースは2,635mmです。
2013年5月には商品改良が実施され、全車のトランスミッションが新開発の6速パワーATへと刷新されました。同時に2.4L+4WDの「リミテッド」を追加し、従来のFFモデルは「スポーツ」へと改称されています。姉妹車パトリオットの日本撤退を受け、コンパスは2015年にレネゲードが登場するまでジープのエントリーモデルを単独で担いました。同年8月には150台限定の「リミテッド クローム」、2014年には新エントリーモデル「アルティチュード スポーツ」や限定車「レッドライン パッケージ」「コンパス ノース」など、派生モデルも相次いで投入されています。
ジープ・コンパス 2代目 MP型/2017年~2026年
2代目は2016年に世界初公開されました。フラッグシップのグランドチェロキーを思わせる精悍なフロントフェイスと、クーペ風の伸びやかなルーフラインを採用し、初代から大きくイメージを変えています。
日本では2017年10月30日に発表され、同年12月2日に発売されました。エンジンは2.4Lマルチエア(175ps/229N・m)のみで、FF+6速ATが「Sport」と「Longitude」に、4WD+9速ATが「Limited」に設定され、価格は3,230,000円~4,190,000円。発売を記念した100台限定の「ローンチエディション」も用意されました。ボディサイズは4,400mm×1,810mm×1,640mm、ホイールベースは2,635mmで、先代より全長を75mm短縮し、都市部での取り回しに配慮しています。
2021年6月:内外装を刷新するマイナーチェンジ
2021年6月26日、日本仕様がマイナーチェンジを受けて発売されました。エクステリアは前後デザインを刷新し、7スロットグリルの下に車幅いっぱいに広がる開口部を設けてワイド感を強調しています。インテリアはダッシュボードを含めて全面的に見直され、10.1インチタッチパネルモニターを採用しました。安全面では、歩行者・サイクリスト検知機能付の衝突被害軽減ブレーキや、ジープ初のアクティブ・レーン・マネジメントシステムを全グレードに標準装備。LEDヘッドライトも全車標準となっています。
グレード構成はSport(FF)、Longitude(FF)、Limited(4WD)の3つで、価格は3,460,000円~4,350,000円でした。2021年9月にはLongitudeとLimitedに純正ナビゲーションを標準装備し、それぞれ3,990,000円、4,490,000円となっています。
価格改定とラインアップの変化
原材料費や輸送費の上昇を受けて、2022年1月11日に7~10%、2022年6月1日に3.0~3.7%の価格改定が実施されました。コンパスの改定幅は12万円~15万円で、2022年11月以降はLongitudeが4,690,000円、Limitedが5,240,000円となっています。
その後、Sportはカタログから外れ、FFのLongitudeと4WDのLimitedという2グレード構成に整理されました。2025年時点の価格はLongitudeが4,790,000円、Limitedが5,350,000円。2026年1月には4,940,000円/5,500,000円へ、2026年年央には経済変動加算額を含む5,140,000円/5,700,000円へと、段階的に引き上げられています。
2代目はモデルライフが長いぶん、限定車が次々と投入されてきたのも特徴です。「カタログモデルでは選べない仕様」を限定車で補う戦略がとられており、LongitudeをベースにJeepアクティブドライブを組み合わせた「Longitude 4×4」は、その代表例といえます。
2代目コンパスの主な限定車(日本仕様)
- 2018年10月:Limited Black Roof Edition(190台/413万円)
- 2019年9月:Trailhawk(152台)
- 2019年10月:S Model(160台)
- 2020年4月:Trailhawk(100台)
- 2021年10月:Longitude 4×4(240台/419万円)
- 2021年11月:Sモデル(250台)
- 2022年5月:Longitude 4×4(150台)
- 2022年9月:Night Eagle(240台/479万円)
- 2024年4月:Black Shark(200台/545万円)
- 2025年4月:Black Shark(150台/545万円)
- 2025年11月:Trail Edition(100台)
- 2026年2月:Track Edition(100台/568万円)
- 2026年9月:Field Style Edition(50台)
最後の限定車となった「Field Style Edition」は、スノーピーク製ルーフトップテント「フィールドライズ」やエアロタイプのルーフラックを備えながら、価格をベースモデルと同額に据え置いた意欲作でした。
ジープ・コンパス 3代目/2025年~(日本発売は2026年10月)
3代目となる新型コンパスは、2025年5月6日にイタリアで世界初公開されました。約9年ぶりのフルモデルチェンジで、ジープとして初めてステランティスの新世代プラットフォーム「STLA Medium(STLAミディアム)」を採用しています。
パワートレインは電動化を前提とした構成で、48Vマイルドハイブリッドの「e-Hybrid」に加え、欧州ではPHEVやBEV(電気自動車)にも対応します。e-Hybridは1.2L直列3気筒ガソリンターボにモーターと48Vバッテリーを組み合わせたもので、システム最高出力は145ps。トランスミッションはモーターを内蔵した6速DCTです。
デザインは7スロットグリルや台形ホイールアーチといったジープの伝統を受け継ぎつつ、より角張った力強いプロポーションへと変化しました。空力も磨かれ、Cd値は0.29未満を実現しています。室内では16インチの大型タッチスクリーンを採用し、後席の足元空間は55mm、荷室容量は45L拡大して550Lとなりました。FFモデルでもセレクテレインを選べるほか、最低地上高は最大200mmを確保しています。
2026年10月7日:日本仕様が発売
Stellantisジャパンは2026年10月7日、新型コンパスの日本仕様を発売しました。“Urban Adventure(アーバン アドベンチャー)”をコンセプトに掲げ、メーカー希望小売価格は5,200,000円(税込)からとなります。
日本仕様のパワートレインは48Vハイブリッドの1本立てです。1.2L直列3気筒ガソリンターボ(100kW/136PS)に16kW(22PS)のモーターと6速デュアルクラッチオートマチックを組み合わせ、システム合計最高出力は107kW(145PS)。駆動方式はFFのみで、WLTCモード燃料消費率は19.6km/L(Summit Style Packageは19.4km/L)です。セレクテレインは全車標準で、最低地上高200mm、渡河性能408mmを確保しています。
グレードは「Altitude」(5,200,000円)と「Summit」(5,700,000円)の2本立てで、パノラミックルーフなどを加えた「Summit Style Package」(5,900,000円)も設定。さらに、発売記念の限定車「Compass The First Edition」が専用色「Hawaii」を纏い、100台限定・5,950,000円で登場しました。これにより2代目は約9年にわたるモデルライフを終え、日本のラインアップは3代目へとバトンを渡しています。
| 項目 | 2代目(Longitude) | 3代目 |
|---|---|---|
| 全長 | 4,420mm | 4,550mm |
| 全幅 | 1,810mm | 1,910mm |
| 全高 | 1,640mm | 1,670mm |
| ホイールベース | 2,635mm | 2,785mm |
| 最低地上高 | 180mm | 200mm |
ボディはひと回り大きくなり、とくに全幅は1,900mmを超えました。車格の向上と引き換えに、機械式駐車場などでの取り回しには注意が必要です。価格も2代目の末期と比べて実質的に上昇していますが、新世代プラットフォームと48Vハイブリッド、16インチディスプレイや誤発進抑制サポートといった装備の進化を踏まえれば、納得感のある設定といえるでしょう。
| ジープ・コンパスのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 MK型 | 2006年~2017年(日本導入は2012年3月) |
| 2代目 MP型 | 2017年~2026年(日本発売は2017年12月) |
| 3代目 | 2025年~(日本発売は2026年10月) |



























