JEEPコンパスのモデルチェンジ

コンパスのモデルチェンジ情報:スノーピーク製ルーフトップテント付き限定車「フィールドスタイルエディション」を50台設定

コンパスの最新限定車「フィールドスタイルエディション」と、2026年2月発売の「トラックエディション」の装備と価格を紹介します。2021年のマイナーチェンジから、3代目へのフルモデルチェンジまでの遍歴もまとめています。

コンパスのモデルチェンジ情報:スノーピーク製ルーフトップテント付き限定車「フィールドスタイルエディション」を50台設定

ジープ・コンパスのモデルチェンジ・マイナーチェンジ・限定車情報

グランドチェロキー譲りの端正なスタイルと、ジープらしい走破性をコンパクトなボディに詰め込んだ「コンパス(Compass)」。直近の話題は、2026年9月に設定されたスノーピーク製ルーフトップテント付きの限定車「フィールドスタイルエディション」です。また、欧州で2025年にデビューした3代目の新型コンパスも、2026年内の日本導入が予定されています。本ページでは、最新の限定車情報から過去のマイナーチェンジ、初代から3代目までのモデルチェンジ遍歴までをまとめて紹介します。

ジープ「コンパス」にスノーピーク製ルーフトップテントを備えた限定車「フィールドスタイルエディション」を設定

JEEPコンパス・フィールドスタイルエディションとスノーピークのルーフトップテント「フィールドライズ」コンパス・フィールドスタイルエディションとスノーピーク製ルーフトップテント「フィールドライズ」

Stellantisジャパンは2026年9月17日、ジープのコンパクトSUV「コンパス」に限定車「フィールドスタイルエディション(Field Style Edition)」を設定し、全国のジープ正規ディーラーで販売を始めました。用意されるのは全国でわずか50台。キャンプをはじめとするアウトドアレジャーをもっと身近にすることを狙った一台です。

専用カラーや専用バッジで内外装を仕立てる従来の限定車とは異なり、今回は現在販売中のコンパスに「Field Styleパッケージ」を組み合わせる手法をとっています。コンパスならではの洗練されたスタイリングと快適な乗り味はそのままに、週末の野遊びに映える装いをプラスしたモデルと言えます。

全グレードが対象、車両価格はベース車と同額

フィールドスタイルエディションはコンパスの全グレードに設定されており、メーカー希望小売価格はベースモデルから据え置かれています。パッケージ分の上乗せがないため、実質的にはルーフラックとルーフトップテントが付いてくる計算です。

コンパス フィールドスタイルエディションの価格
グレード 駆動方式 メーカー希望小売価格(税込)
Longitude FF 5,140,000円
Limited 4WD 5,700,000円

※価格には、2026年1月1日から導入された経済変動加算額350,000円(税込)が含まれています。

Field Styleパッケージの特別装備

コンパス フィールドスタイルエディションの特別装備

  • ルーフラック(エアロタイプ)
  • スノーピーク製ルーフトップテント「フィールドライズ」
エアフレーム構造で設営がスピーディな「フィールドライズ」

「フィールドライズ」は、新潟県三条市に本拠を置くアウトドアブランド、スノーピークが手がけるルーフトップテントです。骨組みにポールではなく空気を使うエアフレーム構造を採用しており、空気を送り込むだけでテントが立ち上がります。設営や撤収にかかる手間を大きく減らせる点が特徴です。

クルマの屋根の上がそのまま寝室になるため、キャンプ場まで移動する「足」としてだけでなく、車両自体を宿泊拠点として使えます。地面の凹凸や湿気を気にせず眠れるのもルーフトップテントならではの利点で、ソロキャンプや2人でのアウトドアにちょうどよいサイズ感です。

一方で、テントを載せた状態では全高がベース車より大きくなります。立体駐車場や洗車機、高さ制限のあるゲートなどを利用する際は、事前に高さを確認しておくと安心です。

ベースとなる現行コンパスの魅力

ベースのコンパスは、都市部でもアウトドアでも存在感を放つデザインと、充実した装備を兼ね備えたコンパクトSUVです。立体的に造形されたジープ伝統の7スロットグリルと、力強さを感じさせる台形のホイールアーチを組み合わせ、スマートさとジープらしいタフさを両立しています。

先進の安全機能、オーディオナビゲーションシステム「Uconnect(ユーコネクト)」、10.1インチタッチパネルモニターを全車に標準装備しており、日常の足から週末のレジャーまで一台で幅広くこなせる実用性の高さも支持を集めている理由です。

コマンダーでの好評を受けて展開、同日に85周年記念モデルも発表

今回の企画は、2026年8月に発売した「コマンダー フィールドスタイルエディション」の反響が大きかったことから、同じコンセプトをコンパスにも広げたものです。

また同じ日には、ブランド創設85周年を記念した「コマンダー オーバーランド 85th アニバーサリー エディション」(100台限定、6,490,000円)も発表されています。コマンダーの詳細は別ページで紹介しています。

編集部の視点:現行型の締めくくりを飾る“遊べる”限定車

ルーフラックとルーフトップテントを後から揃えると、製品代に加えて取り付けの手間や費用もかかります。それが車両価格据え置きで手に入るのは、アウトドア好きにとって大きな魅力です。

3代目となる新型コンパスの日本導入が2026年内に予定されている中、現行型ならではの価値を打ち出す一手とも受け取れます。熟成が進んだ2代目を「キャンプの相棒」として手に入れたい人には見逃せない一台ですが、50台限定と台数はかなり少ないため、気になる方は早めにディーラーへ問い合わせるのがおすすめです。

ジープ「コンパス」に限定車「トラックエディション」を設定 2026年2月21日から100台限定発売

JEEPコンパス・トラックエディションJEEPコンパス・トラックエディション

Stellantisジャパンは2026年2月5日、ジープの都市型コンパクトSUV「コンパス」に限定車「コンパス トラックエディション(Compass Track Edition)」を設定すると発表しました。発売は2026年2月21日で、全国のジープ正規ディーラーで取り扱われています。

このモデルは、機能と安全装備が充実した上級グレード「Limited(リミテッド)」がベースとなっており、精悍なスタイリングと上質な内装を兼ね備えた、全国100台限定の非常に希少な一台です。

なお、同じタイミングで7人乗りSUV「コマンダー」にも同名の限定車「コマンダー トラックエディション」(150台限定)が設定されました。2車種同時の投入は、ジープ生誕85周年イヤーの幕開けを告げる企画の一つといえます。発売を記念した試乗キャンペーンも、3月1日まで全国の正規ディーラーで実施されました。

「デザイン」「内装・快適性」「背景」の特徴

1. 「精悍さ」を極めたエクステリア

都市の風景に溶け込みつつも、限定車らしい強い存在感を放つデザインが施されています。

JEEPコンパス・トラックエディションJEEPコンパス・トラックエディション

  • ダークトーンの専用パーツ: 従来のクロームパーツを廃し、グロスブラックのJeepロゴ、4×4バッジ、Compassバッジを採用することで、全体を引き締めています。
  • 独自の2トーンスタイル: ボディカラーには「パールホワイトトライコート」を採用し、ルーフをブラックに塗り分けた「ブラックペイントルーフ」を装備。これにより、より低重心でスタイリッシュな印象を与えます。
  • 専用の足回りとアクセント: ライトグレーのアクセントが入った専用18インチアルミホイールを装着。さらに、前後バンパー下部やサイド下部にはグレークリアコートのアクセントが加えられています。
  • 限定車の証: 車体にはこのモデル専用の「TRACK」バッジが装着されており、一目で特別な一台であることが分かります。
2. 上質さと快適さを追求したインテリア

車内は、限定車専用のカラーコーディネートと、クラスを超えた快適装備が魅力です。

  • 専用配色「テュペロブラウン」: ブラックとブラウンのコントラストが美しい合成皮革シートを採用し、落ち着いた大人の空間を演出しています。
  • ベンチレーション機能: コンパスのトラックエディション独自の装備として、フロントシートにベンチレーション(送風)機能を搭載しています。これにより、夏場の蒸れを防ぎ、季節を問わず快適なドライブが楽しめます。
  • こだわり抜かれたディテール: 助手席前のインストルメントボルスターには「TRACK EDITION」の刺繍が施され、センターコンソールには「Jeep 1941」のロゴが刻印されています。
3. ブランド85周年の節目を祝う一台

2026年はジープ生誕85周年の記念すべき年です。

  • 歴史への敬意: センターコンソールの「1941」ロゴは、ジープが誕生した年を象徴しており、この限定車がブランドの長い歴史と伝統を受け継ぐ特別なモデルであることを示しています。
  • 発売情報: 2026年2月5日に発表され、2026年2月21日から全国100台限定で発売されました。メーカー希望小売価格は5,680,000円(税込)です。

ジープ・コンパスのモデルチェンジ遍歴

JEEPコンパス

コンパスはジープブランドのコンパクトSUVです。舗装路での快適性や扱いやすさを重視したキャラクターで、日本ではエントリー役のレネゲードと、3列シートのコマンダーの中間に位置します。一方で、4WDモデルには路面に応じて走行モードを切り替えるセレクテレインシステムを備え、「Trail Rated」を取得したトレイルホークが限定車として導入されたこともあります。都会派でありながら、ジープらしい走破性も忘れていないモデルです。

ジープ・コンパス 初代 MK型/2006年~2017年

2006年1月、北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)で発表されたコンパス。同年5月に生産がスタートしました。スポーティなハッチバック風のスタイルで、姉妹車のパトリオットと基本骨格を共有する、街乗り重視のエントリーモデルとしてのスタートでした。
その後、2011年モデルでフロントマスクをグランドチェロキー風に一新するなど、デザインを大幅に改めています。

2012年3月、日本での販売がスタートしました。導入されたのは2.0LのFFモデルの「リミテッド」のみとなります。
2013年5月に小改良が行なわれ、2.4L+4WDの「リミテッド」を追加し、FFモデルの「リミテッド」は「スポーツ」に名前が変更されました。全車に新開発のトランスミッション、6速パワーATを採用しました。8月には限定150台で「リミテッド クローム」を発売しました。

ジープ・コンパス 2代目 MP型/2017年~

2代目は2016年に世界初公開されました。フラッグシップのグランドチェロキーを思わせる精悍なフロントフェイスと、クーペ風の伸びやかなルーフラインを採用し、初代から大きくイメージを変えています。

2017年12月、日本市場で2代目コンパスの販売を開始。エンジンは2.4Lマルチエア(175ps/229N・m)のみで、FF+6速ATが「Sport」と「Longitude」に、4WD+9速ATが「Limited」に設定されました。

2021年6月:内外装を刷新するマイナーチェンジ

2021年6月26日、日本仕様がマイナーチェンジを受けて発売されました。エクステリアは前後デザインを刷新し、7スロットグリルの下に車幅いっぱいに広がる開口部を設けてワイド感を強調しています。インテリアはダッシュボードを含めて全面的に見直され、10.1インチタッチパネルモニターを採用。安全面では、歩行者・サイクリスト検知機能付の衝突被害軽減ブレーキや、ジープ初のアクティブ・レーン・マネジメントシステムを全グレードに標準装備しました。LEDヘッドライトも全車標準となっています。

グレード構成はSport(FF)、Longitude(FF)、Limited(4WD)の3つで、価格は3,460,000円~4,350,000円でした。2021年9月には、LongitudeとLimitedに純正ナビゲーションを標準装備しています。

価格改定とラインアップの変化

原材料費や輸送費の上昇を受けて、2022年1月11日に7~10%、2022年6月1日に3.0~3.7%の価格改定が実施されました。2022年11月以降はLongitudeが469万円、Limitedが524万円となっています。

その後、Sportはカタログから外れ、現在はFFのLongitudeと4WDのLimitedの2グレード構成です。2025年時点の価格はLongitudeが479万円、Limitedが535万円でした。2026年1月1日からは経済変動加算額350,000円が含まれるようになり、Longitudeが5,140,000円、Limitedが5,700,000円となっています。

2代目はモデルライフが長いぶん、限定車が次々と投入されてきたのも特徴です。「カタログモデルでは選べない仕様」を限定車で補う戦略がとられており、LongitudeをベースにJeepアクティブドライブを組み合わせた「Longitude 4×4」は、その代表例といえます。

2代目コンパスの主な限定車(日本仕様)

  • 2019年9月:Trailhawk(152台)
  • 2019年10月:S Model(160台)
  • 2020年4月:Trailhawk(100台)
  • 2021年11月:Sモデル(250台)
  • 2022年5月:Longitude 4×4(150台)
  • 2022年9月:ナイトイーグル(240台)
  • 2025年4月:Black Shark(150台)
  • 2025年11月:Trail Edition(100台)
  • 2026年2月:Track Edition(100台)
  • 2026年9月:Field Style Edition(50台)

ジープ・コンパス 3代目/2025年~(日本導入は2026年予定)

3代目となる新型コンパスは、2025年5月6日にイタリアで世界初公開されました。約9年ぶりのフルモデルチェンジで、ジープとして初めてステランティスの新世代プラットフォーム「STLA Medium(STLAミディアム)」を採用しています。

パワートレインは電動化を前提とした構成で、48Vマイルドハイブリッドの「e-Hybrid」に加え、PHEVやBEV(電気自動車)にも対応します。欧州仕様のe-Hybridは1.2L直列3気筒ガソリンターボにモーターと48Vバッテリーを組み合わせたもので、システム最高出力は145ps。トランスミッションはモーターを内蔵した6速DCTです。

デザインは7スロットグリルや台形ホイールアーチといったジープの伝統を受け継ぎつつ、より角張った力強いプロポーションへと変化しました。空力も磨かれ、Cd値は0.29未満を実現しています。室内では16インチの大型タッチスクリーンを採用し、後席の足元空間は55mm、荷室容量は45L拡大して550Lとなりました。FFモデルでもセレクテレインを選べるほか、最低地上高は最大200mmを確保しています。

2代目と3代目コンパスのボディサイズ比較
項目 2代目(日本仕様Longitude) 3代目(欧州仕様)
全長 4,420mm 4,552mm
全幅 1,810mm 1,904mm
全高 1,640mm 1,675mm
ホイールベース 2,635mm 2,795mm

日本仕様のグレード構成や価格は未発表ですが、2026年内の導入が予定されており、マイルドハイブリッドモデルが中心になる見込みです。ボディはひと回り大きくなり、とくに全幅は1,900mmを超えます。車格の向上と引き換えに、機械式駐車場などでの取り回しには注意が必要になりそうです。日本仕様でどのような価格設定になるかが、最大の注目点と言えるでしょう。

ジープ・コンパスのモデルチェンジ遍歴
ジープ・コンパスのモデル 販売年表
初代 MK型 2006年~2017年(日本導入は2012年)
2代目 MP型 2017年~(日本発売は2017年12月)
3代目 2025年~(日本導入は2026年予定)