不人気中古車ランキング

実は名車だった不人気車10台 中古で狙いたいお得な車を徹底解説

中古車市場でいま注目の不人気車を10台ピックアップ。280PSのスポーツセダン、本革シート標準のプレミアムSUV、ハイブリッドスポーツなど、価格以上の魅力を持つ車種を再評価視点で徹底比較。

実は名車だった!中古車市場でいま狙いたい不人気車たち

「不人気車」と聞くと敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、実はそこに掘り出し物が眠っています。販売台数が伸びなかった理由はさまざまで、宣伝不足・販売期間の短さ・大排気量による維持費の高さなどが主な原因です。車そのものの品質や走行性能とは、必ずしも一致しません。

以下に挙げる10台はいずれも生産終了モデルですが、中古車市場では今も流通しており、内装の豪華さ・走りの質・希少性などの面で「価格以上の価値がある」と再評価されている車種ばかりです。

ホンダ エアウェイブ|開放感抜群のスカイルーフが今も支持されるコンパクトワゴン

2005年から2010年まで販売されたホンダのコンパクトステーションワゴン、エアウェイブ。2006年には年間販売台数32,253台を記録したものの、2010年には2,685台まで減少し、そのまま生産終了となりました。

初代フィットをベースにした余裕ある室内と、前席から後席まで広がる「スカイルーフ」と呼ばれる大型サンルーフは、当時のコンパクトカーでは異色の存在感でした。車内が明るく開放的になるこの装備は、後継モデルが登場しない今もエアウェイブならではの個性として評価されています。低床設計で乗り降りしやすく、年式が古くても燃費水準が高い点も実用面での強みです。スカイルーフ装備車の流通量が多いため、選択肢も豊富です。

ホンダ エアウェイブのスペック
全長 4,350mm
全幅 1,695mm
全高 1,530mm
室内長 1,930mm
室内幅 1,390mm
室内高 1,250mm
ホイールベース 2,550mm
最小回転半径 5.1m
排気量 1.496L
車両重量 1,160kg
JC08モード燃費 18.0km/L
乗車定員 5名
販売期間 2005年〜2010年(生産終了)
年間販売台数の推移 2006年:32,253台 → 2010年:2,685台(減少傾向)
車種タイプ コンパクトステーションワゴン
ベース車種 初代フィット
再評価ポイント 前後席まで広がるスカイルーフ、低床で乗り降りしやすい、燃費良好
中古車市場 スカイルーフ装備車の流通量が多く選びやすい

トヨタ ヴェロッサ|280PSのスポーツセダンが今や希少な存在に

トヨタの名車クレスタ・チェイサーの後継として2001年から2004年のわずか3年間だけ販売されたヴェロッサ。躍動感あるインテリアは好みの分かれるデザインで、総生産台数は約24,000台にとどまりました。しかし今なお熱狂的なファンを持つ一台です。

最高出力280PSを誇るスポーツセダンは、当時の国産車の自主規制上限値に達するパワーを持ち、走りを求めるユーザーやカスタムベースとして今も一定の需要があります。セダン全体の中古相場が下落している現在は、こうした高性能セダンを低予算で手に入れられる貴重な機会でもあります。

トヨタ ヴェロッサのスペック
全長 4,705mm
全幅 1,760mm
全高 1,450mm
室内長 1,950mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,180mm
ホイールベース 2,780mm
最小回転半径 5.3m
排気量 2,491cc
車両重量 1,460kg
JC08モード燃費 12.4km/L
乗車定員 5名
販売期間 2001年〜2004年(生産終了)
総生産台数 約24,000台
車種タイプ スポーツセダン
再評価ポイント 最高出力280PS、カスタムベースとして今も需要あり
中古車市場 セダン相場下落により低予算で高性能セダンを狙える

トヨタ マークX ジオ|見た目の迫力と立体駐車場対応が両立した希少な7人乗り

2007年の発売当初は月間7,929台を販売し、販売ランキングで最高4位まで入ったマークX ジオ。しかし末期には1,000台を割り込み、2014年に生産終了しました。

ステーションワゴンとミニバンの中間的なポジションで「中途半端」と言われた側面もありましたが、全高1,550mmという立体駐車場に対応できるボディで7人乗りを実現している点は今でも希少です。厚みのあるエクステリアが放つ存在感と堂々とした雰囲気は、他の7人乗り車では得られない個性です。2007年からマイナーチェンジ前の2010年頃までの中古車が流通量も多く、状態の良い個体を探しやすい時期です。

トヨタ マークX ジオのスペック
全長 4,730mm
全幅 1,785mm
全高 1,550mm
室内長 2,670mm
室内幅 1,505mm
室内高 1,220mm
ホイールベース 2,780mm
最小回転半径 5.7m
排気量 3,456cc
車両重量 1,675kg
JC08モード燃費 9.8km/L
乗車定員 7名
販売期間 2007年〜2014年(生産終了)
月間販売台数(ピーク) 7,929台(2007年)
再評価ポイント 全高1,550mmで立体駐車場対応の7人乗り、存在感のあるエクステリア
中古車市場 2007〜2010年頃の個体は流通量が多く探しやすい

日産 デュアリス|日本では短命も、海外では30年以上続く人気シリーズのルーツ

2007年から2014年まで日本で販売された日産のミドルサイズSUVがデュアリスです。当時イギリスから逆輸入という形で販売された世界戦略車で、海外では「キャシュカイ(QASHQAI)」の名称で現在も3代目が販売されており、欧州を中心に高い人気を誇っています。

エクストレイルとプラットフォームを共有し、2007年当時としては最大級のガラスサンルーフを標準装備した先進的なSUVでした。日本では末期にトヨタ ハリアーなど豪華装備の競合車に押されて販売を終了しましたが、車両の基本性能は高く評価されており、大型ガラスルーフを低予算で楽しみたい方には今も中古市場で狙い目の一台です。

日産 デュアリスのスペック
全長 4,315mm
全幅 1,780mm
全高 1,615mm
室内長 1,845mm
室内幅 1,470mm
室内高 1,225mm
ホイールベース 2,630mm
最小回転半径 5.3m
排気量 1,997cc
車両重量 1,520kg
JC08モード燃費 11.8km/L
乗車定員 5名
販売期間(日本) 2007年〜2014年(生産終了)
海外名称 キャシュカイ(現在3代目が欧州で販売継続中)
車種タイプ ミドルサイズSUV
再評価ポイント エクストレイルと共通プラットフォーム、当時最大級のガラスサンルーフ装備
中古車市場 大型ガラスルーフ付きSUVを低予算で狙えるモデル

トヨタ ブレイド|コンパクトカーに280PSを詰め込んだ異端のホットハッチ

コンパクトなボディに3.5L・最大出力280PSのエンジンを搭載するという、トヨタのプレミアムコンパクトハッチバックがブレイドです。コンパクトカーとしては販売価格が高く、末期は月間販売台数100台を割り込むほど苦戦しましたが、その走りは当時の国産コンパクトカーでは別次元の水準でした。

内装もプレミアムグレードにふさわしい豪華な仕立てで、欧州のホットハッチに対抗できるパッケージングは今見ても魅力的です。大排気量でスポーツ走行も楽しめるコンパクトカーを中古で探している方には、価格以上の満足度が期待できる一台です。

トヨタ ブレイドのスペック
全長 4,260mm
全幅 1,760mm
全高 1,515mm
室内長 1,985mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,245mm
ホイールベース 2,600mm
最小回転半径 5.5m
排気量 3,456cc
車両重量 1,480kg
JC08モード燃費 10.2km/L
乗車定員 5名
車種タイプ プレミアムコンパクトハッチバック(生産終了)
エンジン 3.5L、最大出力280PS
再評価ポイント コンパクトカーに大排気量エンジンを搭載した希少な存在、豪華内装
中古車市場 末期の販売不振で中古相場が下落、走りを求める方に狙い目

ホンダ CR-Z|ハイブリッドスポーツの先駆けで今も根強い人気の2シーター

2010年から2017年まで販売されたホンダのハイブリッド2シータースポーツがCR-Zです。2010年には22,372台を販売していましたが、2016年には1,059台まで減少し、2017年に生産終了となりました。

スポーツ性とEVモーターの低回転から湧き出る力強いトルクを組み合わせたライトウェイトスポーツとして、今でも中古市場に多くの台数が流通しています。ハイブリッドスポーツという唯一無二のジャンルを切り拓いたパイオニアとして再評価が進んでいる一台で、同じ価格帯の他のスポーツモデルと比べても質感の高さが際立ちます。

ホンダ CR-Zのスペック
全長 4,105mm
全幅 1,740mm
全高 1,395mm
室内長 1,605mm
室内幅 1,430mm
室内高 1,080mm
ホイールベース 2,435mm
最小回転半径 5.0m
排気量 1,496cc
車両重量 1,180kg
JC08モード燃費 21.6km/L
乗車定員 4名
販売期間 2010年〜2017年(生産終了)
販売台数の推移 2010年:22,372台 → 2016年:1,059台
車種タイプ 2シータースポーツ(ハイブリッド)
再評価ポイント ハイブリッドスポーツの先駆け、モーターの力強いトルクとスポーツ走行を両立
中古車市場 流通台数多く選択肢が豊富、ハイブリッドスポーツを手軽に楽しめる

マツダ プレマシー|ファミリーカーとして完成度が高い実用派コンパクトミニバン

1999年に誕生したマツダのコンパクトミニバン、プレマシー。ミニバンブームに乗り年間販売台数29,273台を記録したピーク時を経て、2016年には6,063台まで減少し、2017年12月に生産終了となりました。

アイポイントが高めに設定されており運転しやすく、乗り降りもしやすい設計は日常使いの完成度の高さを示しています。可愛らしいルックスは女性からも支持を集め、ファミリーカーとして必要な実用性をコンパクトなボディに凝縮した点は今も高く評価されています。生産終了から時間が経過し中古相場は下落傾向にあるため、コストパフォーマンスの面でも注目の一台です。

マツダ プレマシーのスペック
全長 4,585mm
全幅 1,750mm
全高 1,650mm
室内長 2,565mm
室内幅 1,490mm
室内高 1,240mm
ホイールベース 2,750mm
最小回転半径 5.3m
排気量 1,998cc
車両重量 1,580kg
JC08モード燃費 10.6km/L
乗車定員 7名
販売期間 1999年〜2017年12月(生産終了)
販売台数の推移 ピーク時:29,273台 → 2016年:6,063台(減少傾向)
車種タイプ コンパクトミニバン
再評価ポイント 高アイポイントで運転しやすい、ファミリー用途に十分な実用性をコンパクトにまとめた完成度
中古車市場 相場下落中でコスパ良好、ファミリー向け中古車として狙い目

日産 ムラーノ|本革シート標準・大排気量のプレミアムSUVが中古で狙えるいま

日産が2002年から2015年まで販売したフルサイズSUVがムラーノです。3.5Lの大排気量と豪華装備が特徴のプレミアムSUVとして登場しましたが、モデル末期の2014年には年間販売台数694台という記録を残しています。国内では全幅1,885mmという大柄なボディが都市部での取り回しに難があり、販売台数は伸び悩みました。

一方、海外では3代目にフルモデルチェンジして販売が継続されており、特に北米では日産を代表する人気車種となっています。本革シートやナビゲーションなど豪華装備が標準設定されているため、年式の古い中古車でもラグジュアリーな内装をリーズナブルに楽しめます。維持費(燃料代・税金)の高さはあるものの、内容を考えれば中古価格との乖離は大きく、プレミアムSUVの世界を低コストで体験できる数少ない選択肢です。

日産 ムラーノのスペック
全長 4,845mm
全幅 1,885mm
全高 1,730mm
室内長 2,040mm
室内幅 1,550mm
室内高 1,235mm
ホイールベース 2,825mm
最小回転半径 5.9m
排気量 3,498cc
車両重量 1,840kg
JC08モード燃費 8.7km/L
乗車定員 5名
販売期間 2002年〜2015年(生産終了)
販売実績 モデル末期2014年:年間694台
車種タイプ フルサイズSUV
再評価ポイント 本革シート・ナビ標準の豪華内装、3.5Lエンジンの余裕ある走り
注意点 全幅1,885mmで都市部の駐車に注意、大排気量による燃費・税金の高さも考慮を
中古車市場 プレミアムSUVの装備を低予算で楽しめる狙い目モデル

トヨタ マークX|マークIIから続く51年の歴史を持つ希少なFRスポーツセダン

マーク IIの後継車として2004年に登場したマークX。FRセダンにこだわり続け、2007年には(マークX ジオと合算で)年間47,192台を販売したピークを経て、2014年以降は月間1,000台突破も難しくなり、2019年12月に生産終了となりました。マークII時代から数えて51年の歴史に幕を閉じた瞬間でした。

FR駆動の上質なスポーツセダンが絶滅危惧種となっている現在、その希少性はむしろ高まっています。2016年のマイナーチェンジ以降のモデルには「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備されており、安全性能も充実しています。セダン相場が全体的に下落している今、プレミアムタイプなら走行距離5万km未満でも比較的手頃な価格帯から狙える穴場です。

トヨタ マークXのスペック
全長 4,770mm
全幅 1,795mm
全高 1,435mm
室内長 1,975mm
室内幅 1,500mm
室内高 1,170mm
ホイールベース 2,850mm
最小回転半径 5.2m
排気量 3,456cc
車両重量 1,560kg
JC08モード燃費 10.0km/L
乗車定員 5名
販売期間 2004年〜2019年12月(生産終了)
年間販売台数(ピーク) 2007年:47,192台(マークX ジオ含む)
車種タイプ FR(後輪駆動)スポーツセダン
再評価ポイント 希少なFRスポーツセダン、2016年以降モデルはToyota Safety Sense P全車標準装備
中古車市場 セダン相場下落でプレミアムタイプが手頃に、走りにこだわる方の狙い目

トヨタ ハリアー(2代目)|不人気の谷間を経て復活した元祖ラグジュアリーSUVの中古狙い目モデル

1997年発売の初代から続くトヨタ ハリアーは、現在4代目(2020年〜)が販売中の人気ラグジュアリーSUVです。しかし販売当初から順調だったわけではなく、1998年の年間販売台数49,954台をピークに台数は減少し、2012年には5,790台まで落ち込んで不人気車と呼ばれた時期がありました。

2013年の3代目復活後はSUVブームと重なって人気が再燃し、2014年には過去最高となる年間64,920台を記録。その後も人気を維持し続けています。現在の中古市場では4代目・3代目は高値が続いています。一方、2代目ハリアー(2003〜2013年)は中古相場の下落が続いており、ガソリン車・ハイブリッド車ともに手頃な価格でラグジュアリーSUVの走りと内装を楽しめる狙い目モデルです。なお、掲載のスペックと写真は2代目モデルのものです。

トヨタ ハリアー(2代目)のスペック
全長 4,725mm
全幅 1,835mm
全高 1,690mm
室内長 1,965mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,220mm
ホイールベース 2,660mm
最小回転半径 5.7m
排気量 2,493cc
車両重量 1,800kg
JC08モード燃費 21.4km/L
乗車定員 5名
初代発売年 1997年(現在は4代目が販売中)
掲載モデル 2代目ハリアー(2003年〜2013年・生産終了)
販売台数の谷 2012年:5,790台(不人気期)
復活後のピーク 2014年:64,920台(過去最高)
再評価ポイント ラグジュアリーSUVの先駆け、2代目はガソリン・ハイブリッドともに相場下落で手頃
中古車市場 2代目は下落傾向で狙い目、3代目・4代目は高値が続く

不人気車には価格以上の価値を持つ名車がある

販売台数が少なかった理由は、車の品質とは別のところにあることがほとんどです。「燃費が悪い」「車体が大きすぎる」「時代のトレンドと合わなかった」といった理由で評価されなかった車には、逆に言えば「大排気量の迫力ある走り」「豪華な装備」「希少性」という強みが残っています。

中古車相場が全体的に上昇傾向にある今だからこそ、市場に見落とされている不人気車には掘り出し物が潜んでいます。購入前には整備記録の確認・走行距離・修復歴の有無をしっかりチェックし、信頼できる販売店で状態を確かめることをおすすめします。