ルノーのミドルクラスSUVカジャーが100台の限定先行販売
ルノーが2018年に日本導入予定としている、ミドルクラスの新型SUVカジャーが100台限定の特別車「カジャー Bose」を販売します。
カジャーは同社が販売しているコンパクトSUVキャプチャーの上位モデルとして販売される予定で、ボディサイズもCセグメントに属します。
日本車で言えばトヨタのハリアー、外車で言えばフォルクスワーゲンのティグアンがライバルに該当します。
ベースグレードの導入に先駆けて2017年8月31日から100台のみの特別限定車として販売されるカジャー Boseについて紹介します。
新型カジャーのエクステリアはキャプチャーにも似たハイセンスなデザイン
新型カジャーは、現在販売しているキャプチャーとよく似たデザインとなっています。
違いの1つとしてカジャーのヘッドライトに採用されているLEDデイタイムランプは外を囲むように配置されていますが、キャプチャーのヘッドライトは上下に分割されています。
フォグランプの周辺にも違いが見られるのが特徴です。
サイドから見ると下部の樹脂パーツに加飾されているパーツはカジャーもキャプチャーも同一となっています。リヤのテールランプもキャプチャーと同一のデザインとなっているのが確認できます。
19インチの大径アルミホイールを装備した新型カジャーは迫力のあるスタイリング
特別仕様車として販売されるカジャー Boseには19インチの切削アルミホイールが標準装備されます。SUVの力強さとフランス車らしいエレガントスタイルを強調する大径ホイールがカジャーのエクステリアを華やかに彩ります。
カジャーのインテリアはスポーティ仕様で気分を盛り上げる
ブラックを基調とした内装にシルバーのラインがスポーティな印象を与えるインテリアは、ステアリングから手を離さずに全ての操作を完結できる利便性も持ち合わせています。
コクピットのセンターパネルにはTFTフルカラー液晶を搭載し、その日の気分にあわせレッド、ブルー、ブラウン、グリーンの4色から好きな色を選択できます。
シートは特別仕様車のカジャー Bose専用に用意された、ファブリックとレザー調素材のコンビシートが採用されています。
高級感と乗り心地を両立した特別シートが快適な室内空間を演出します。
マルチメディアシステム R-Link 2を搭載
インパネ中央に配置された7インチタッチスクリーンからは車両などのシステム情報やマルチメディア機能、電話などにワンタッチでアクセスできます。
またAndroidとiPhoneの両方に対応したミラーリング機能(スマートフォンの画面をスクリーンに映し出す機能)を持っているので、スマートフォンに入っている動画や音楽を車内で楽しむことができます。
タッチスクリーンからダイレクトに操作することも可能です。
6人までのパーソナライズ設定(個人の言語やオーディオやエアコンの設定)も可能なためドライバーが変わったときも以前の情報を残し、快適なドライブを楽しめます。
日常使いでもレジャーでも活躍する多彩なシートアレンジ
新型カジャーはレジャーでも普段のお買い物でも便利なシートアレンジが可能となっています。後席を6:4分割可能にするシートアレンジでは、後席に乗車しながらスキー板やゴルフバッグなどの長物を運ぶことができます。
後席全てを倒すとフルフラットモードに変わるため527Lのラゲッジルームがより広く使えます。レジャーで荷物を運ぶ時や、食材を大量に買い込んだ時などにも活躍できます。
シートアレンジはラゲッジルームの左右、リアシートの肩口に装備されているレバーを使ったイージフォールディングを使い操作します。
リアシートを倒す作業がラゲッジ側からできる便利な機能となっています。
1.2L直噴ターボエンジンで最高出力131PS・最大トルク205Nmのパワフルな走りを実現
最高出力131PS、最大トルクは205NmのH5F型1.2Lダウンサイジングターボエンジンは低速から力強く加速するよう電子制御されています。
新たに採用された湿式多板クラッチもエンジンのトルク伝達を高いパフォーマンスで実現しています。
小排気量でボディサイズも大きいことから、出足の鈍さや加速が心配になる方もいるかもしれませんが、クイックな反応と素直なレスポンスを見せる新型カジャーにはその心配はいりません。
ヒルスタートアシスト機能(坂道発進で車両の後退を防ぐ機能)も付いているので急な坂道でも安心して運転できるでしょう。
カジャーはルノーの最先端運転支援システムADASを搭載
ADASとは2台のカメラと12個のセンサー、前方に搭載されたミリ波レーダーを使い周囲を監視し、安全なドライブを提供するルノーの安全支援システムです。
時速70km/hの走行で車両の車線逸脱をブザーで注意するLWD(車線逸脱警報)。
時速30km/h~140km/hで作動するドライバーからの死角からくる車両に対して注意を促すBSW(後側方車両検知警報)。
対向車と先行車を検知しハイビームとロービームを自動で切り替えるオートビーム機能。
時速30km/h~140km/hで走行中に前方車両と衝突の可能性がある場合に自動緊急ブレーキを作動させ被害を軽減するエマージェンシーブレーキサポート。
縦列駐車、バック駐車をする時、車がステアリングを自動で操作をしてくれるイージーパーキングアシスト。
特にイージーパーキングアシストは駐車スペースも車が自動で探しだしてくれるため、駐車が苦手な方にとってはとても嬉しい機能といえます。
ドライバーは表示に合わせてアクセルとブレーキを調整するだけで簡単に駐車できます。
特別仕様車カジャー Boseは合計9つのスピーカーで迫力のサウンドを楽しめる
2018年の導入に先駆けて先行販売される特別仕様車のカジャー Boseには専用設計されたBose製のサラウンドシステムが搭載されます。
- ハイミッドレンジスピーカー 1つ
- ネオジム ツイーター 2つ
- ワイドレンジスピーカー 2つ
- ワイドレンジスピーカー 2つ
- ベース帯域用スピーカーユニット 1つ
- デジタルアンプ 1つ
合計9つのユニットで構成された高性能な音響システムはコンサートホールのような迫力のサウンドを後席、助手席、運転席のどこにいても体験できます。
ベースグレード車にはオプション設定の多いBoseの音響システムを標準装備しているのは非常に魅力的です。
大型パノラマルーフやBoseのロゴ入り加飾がエクステリアやインテリアに追加
特別仕様車のカジャー Boseには1,000×860mmのサンシェード付き大型パノラマルーフが標準装備されています。パノラマルーフはオプション設定となることが多い装備なので、嬉しい仕様となっています。
内ドアにあるスピーカーのメッキグリル、ドア下のキッキングプレート、フロントフェンダーのバッジにもそれぞれBoseのロゴ入りメタルパーツが配置されています。
特別感の強いパーツだけに所有欲を満たしてくれます。
新型カジャーのスペックをライバル「ハリアー」「ティグアン」と比較
ライバルとなるトヨタのハリアー、フォルクスワーゲンのティグアンと比較しながら新型カジャーのスペックを確認しましょう。
それぞれ日本車とドイツ車ですが、ボディサイズや価格帯などが同じなので2018年以降にカジャーが日本へ本格導入された後も強力なライバルとなるでしょう。
新型カジャー | ティグアン | ハリアーターボ | |
---|---|---|---|
全長 | 4,455mm | 4,500mm | 4,725mm |
全幅 | 1,835mm | 1,840mm | 1,835mm |
全高 | 1,610mm | 1,675mm | 1,690mm |
車両重量 | 1,420kg | 1,540kg | 1,700kg |
総排気量 | 1.197cc | 1.394cc | 1.998cc |
使用燃料 | 無鉛プレミアム | 無鉛プレミアム | 無鉛プレミアム |
乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
価格 | 3,440,000円~ | 3,600,000円~ | 3,380,400円~ |
先行販売される特別限定車カジャー Boseはお買い得
2018年の販売に先立ち100台限定で登場した新型カジャーの特別限定車「カジャー Bose」は高品質の音響システムや大型パノラマルーフ、19インチのアルミホイールが全て標準装備されたコストパフォーマンスの高い車となっています。
2018年に本格導入された時にはこれらの装備がオプションとなることも考えられるので、カジャー Boseの購入を検討されている方は早めにチェックしておくことをおすすめします。