ルノー カジャーのマイナーチェンジ

ルノーカジャーのモデルチェンジ情報:2022年7月生産終了、後継オーストラルは2025年改良も日本未導入

カジャーは日本で買えるのか、後継はどうなったのか。2019年に日本のラインナップから外れ、欧州でも2022年に生産終了。後継オーストラルは2025年の改良で四輪操舵を廃止しましたが、日本導入は2026年7月時点で発表されていません。

ルノーカジャーのモデルチェンジ情報:2022年7月生産終了、後継オーストラルは2025年改良も日本未導入

ルノー・カジャーは2022年7月に生産終了 後継はオーストラルへ引き継がれた

ルノーのミドルサイズSUVだったカジャーは、2022年7月7日にスペイン・パレンシア工場で最後の1台がラインオフし、通算685,261台で7年の生涯を終えました。後継はCセグメントSUVのオーストラルで、こちらは2025年に大幅改良を受けて欧州で販売が続いています。日本には2017年から2019年までの短い期間しか導入されず、後継オーストラルの日本発売も2026年7月時点で発表されていません。つまり、日本で新車のカジャーおよびその後継を買う道は現在ありません。

ここでは、生産終了に至るまでの終盤の動きと後継の現状を先に整理したうえで、日本にも導入された1.2Lターボ車と、欧州で最終形となった1.3Lターボのマイナーチェンジモデルを詳しく見ていきます。

後継オーストラルは2025年に大幅改良 2026年モデルで四輪操舵を廃止

カジャーの後を継いだオーストラルは、2025年4月に欧州で改良新型が発表され、同年6月末から現地販売が始まりました。フロントとリアのデザインを全面的に刷新し、台形のヘッドライトと大きなダイヤモンドパターンのグリル、歯のように並ぶデイタイムランニングライトを採用。上級SUVのラファールや新型エスパスとの造形的な連続性が強まり、ブランドの新しいデザイン言語に足並みが揃いました。

走りの面では、2026年モデルで大きな決断がありました。デビュー当初から売りにしていた四輪操舵システム「4Control」を取りやめ、リアサスペンションを一般的なトーションビーム式へ変更したのです。凝った機構を外したにもかかわらず操縦性はむしろ素直になったと評価されており、初期モデルで指摘された挙動の不自然さを解消する狙いが読み取れます。装備を足すのではなく引くことで商品力を立て直した、珍しいタイプの改良と言えるでしょう。

オーストラル改良新型(2026年モデル)の主な内容
欧州発表/発売 2025年4月発表/2025年6月末発売
グレード エボリューション/テクノ/エスプリ アルピーヌ
マイルドハイブリッド 1.3L直4ターボ+12V、150ps
フルハイブリッド(E-TECH) 1.2L直3ターボ130ps・205Nm+モーター69ps/システム総合200ps
0-100km/h加速 8.4秒(E-TECHフルハイブリッド)
足まわりの変更 4Control(四輪操舵)を廃止、リアはトーションビーム式へ
ドイツ価格 34,700ユーロ〜(E-TECHフルハイブリッドは39,250ユーロ〜)
生産 スペイン・パレンシア工場(カジャーと同一工場)

装備面では、エントリーのエボリューションでもアダプティブLEDヘッドライトやアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援、標識認識、ドライバー疲労検知が標準となり、テクノでは12インチのマルチメディアスクリーンやワイヤレス充電が加わります。最上級のエスプリ アルピーヌは20インチホイールとヒーター付きパワーシートを備え、内外装の質感を一段引き上げた構成です。

日本再導入の可能性は低い カジャーの名が戻る公算も小さい

日本の読者にとっての結論を先に書けば、カジャーが日本へ戻ってくる見込みは薄いと考えられます。理由は二つあります。

一つは、車名そのものがすでに引退していることです。ルノーは2021年末、次のCセグメントSUVを「オーストラル」と名付けると発表した際、カジャーという名前が顧客に十分浸透しなかったことを事実上認めていました。同社の車名戦略は現在、意味を持つ新名称、クリオやメガーヌのように三世代以上続く「サーガ」、そして5や4といった「アイコン」の三本柱に整理されています。造語であるカジャーはこのどれにも当てはまらず、名称が復活する余地は乏しいとみられます。

もう一つは、日本側の受け皿がすでに埋まっていることです。ルノー・ジャポンのCセグメントSUV枠は、2022年5月26日に発売されたクーペSUVのアルカナが担っています。アルカナは2024年10月のマイナーチェンジでグレード体系を見直し、上級仕様が「エスプリ アルピーヌ」へと改称されました。1.6L+2モーターのE-TECHフルハイブリッドとマイルドハイブリッドを揃え、カジャーが持っていなかった電動パワートレインという武器も備えています。

  • ルノー アルカナのエクステリアルノー アルカナ
  • ルノー アルカナのリヤルノー アルカナ
  • ルノー アルカナのサイドルノー アルカナ

では後継オーストラルの日本導入はどうかというと、2026年7月時点で正式な発表はありません。英国向けの右ハンドル仕様が存在するため技術的な障壁は高くないものの、ルノー・ジャポンの直近の動きはカングーの7人乗り「グランカングー」(2026年2月発売)やルーテシア、アルカナの拡充に集中しており、Cセグメント上級SUVを新たに1車種増やす姿勢は見えていません。欧州でのオーストラル自体の売れ行きが当初の期待を下回ってきた経緯もあり、日本導入が実現するとしても優先度は高くない見込みです。

2022年7月7日に生産終了 通算685,261台で7年の歴史に幕

カジャーの最後の1台がパレンシア工場のラインを離れたのは2022年7月7日でした。スペイン国内の顧客からの注文で、1.3Lガソリンエンジンにマニュアルトランスミッション、ボディカラーは2015年のデビュー当時から広告で使われ続けた情熱的な赤という、象徴的な組み合わせだったと記録されています。開発コード「HFE」で呼ばれたこのモデルは、欧州のパレンシアと中国の武漢を合わせて685,261台が生産されました。

カジャーの欧州登録台数の推移
2015年 49,520台
2016年 130,090台
2017年 111,705台
2018年 99,980台
2019年 110,013台
2020年 63,685台
2021年 33,318台

数字を追うと、2016年から2017年にかけての山を作ったあと、2020年以降に一気に息切れしたことがよく分かります。ディーゼル離れと欧州の排出ガス規制強化が直撃した形で、電動化の受け皿を持たないパワートレイン構成では次の規制サイクルを戦えないという判断が、生産終了を後押ししたとみられます。

欧州以外の市場はさらに早く畳まれました。中国では東風雷諾(東風汽車との合弁)が武漢工場で「科雷嘉」として生産していましたが、2020年に事実上終了。中国での累計はおよそ7万3500台にとどまりました。オーストラルは2019年に投入されたばかりのオーストラリア市場でも、販売の低迷を受けて2021年初頭に姿を消しています。日本と同じく、カジャーは欧州以外では根を張れないまま終わったと言えます。

2022年3月8日に後継オーストラルが正式発表 同年秋から欧州発売

生産終了の4か月前、2022年3月8日にオーストラルが正式発表されました。かつて本記事が「2022年にも発表する可能性が高まっています」と書いた予想は、ほぼ的中したことになります。

ボディサイズは全長4,510mm・全幅1,825mm・全高1,644mm、ホイールベースは2,667mm。全長4,450mmだったカジャーからひと回り拡大しました。プラットフォームはアライアンスが刷新した第3世代のCMF-CDで、日産キャシュカイやエクストレイルと骨格を共有する関係はカジャー時代から変わっていません。

最大の違いはパワートレインです。ルノーはオーストラルに純ガソリンの選択肢を残さず、E-TECHフルハイブリッド、48Vマイルドハイブリッドの1.2TCe、12Vマイルドハイブリッドの1.3TCeという電動化ユニットのみで構成しました。E-TECHフルハイブリッドの最高出力は200psに達します。インテリアには12.3インチのメーターと12インチの縦型スクリーンを組み合わせた「OpenRスクリーン」を採用し、Googleと共同開発したマルチメディアを搭載。さらにルノー車として初めてスポーティ仕様「エスプリ アルピーヌ」が設定されました。この仕様はのちにエスパス、ルーテシア、そして日本で売られるアルカナへも広がっています。

欧州では2022年7月に受注が始まり、同年秋に販売を開始。パリモーターショー2022で実車が一般公開されました。生産はカジャーと同じパレンシア工場が引き継いでいます。

2021年 終盤のグレード整理と、車名の引退が決まった年

カジャーにとって2021年は、静かに幕引きの準備が進んだ年でした。

12月6日、ルノーは次期Cセグメントクロスオーバーの車名を「AUSTRAL」とすると公表します。この名称はラテン語のaustralisに由来し、南半球の活気や熱を想起させるとされ、実は2005年にすでに商標登録されていたものでした。裏を返せば、この時点でカジャーという車名を引き継がない方針が確定したということです。

販売面では、英国で2022年モデルとしてグレード構成が刷新されました。従来の複数グレードをエキリブルとテクノの2本に集約し、25,595ポンドからのエキリブルにも7インチのタッチスクリーン、Apple CarPlayとAndroid Auto、車線逸脱警報、前後パーキングセンサー、リアカメラを標準装備。上位のテクノはフルLEDヘッドライトやブラインドスポットワーニング、衝突被害軽減ブレーキを備えました。装備を厚くして値ごろ感を演出する、モデル末期に典型的な梃入れです。それでも欧州登録は33,318台まで落ち込み、ピーク時の4分の1程度になっていました。

欧州で最終形となったカジャーのマイナーチェンジ 1.3Lターボとメッキ加飾で仕上げた1台

ここからは、カジャーが最後にまとった姿を振り返ります。2018年10月のパリモーターショーで公開されたマイナーチェンジモデルは、日本には導入されないまま欧州でのみ販売され、そのまま最終形となりました。日本で売られた1.2Lターボ車との違いも含めて見ていきます。

マイナーチェンジではフロントバンパーの形状変更とフォグランプ周りのメッキベゼル追加が目玉だった

マイナーチェンジ後のカジャーのエクステリアマイナーチェンジでフロント周りにメッキパーツが増え、華やかな印象になった

改良後のエクステリアは、2018年に発売された日本仕様と比べてフロントバンパーの形状が変更され、フォグランプ周りを囲むようにメッキパーツが配置されました。グリルはワイド感を強め、クロームのトリムを組み合わせることで、それまでよりも押し出しの強い顔つきになっています。

マイナーチェンジ後のカジャーのヘッドライト外周をぐるりと囲んだCシェイプのLEDヘッドライトを搭載

ヘッドライトはすべてLED化され、スモールランプはルノーが「Cシェイプ」と呼ぶ形状です。ヘッドライトユニットを囲むように配置され、ウインカーの役割も兼ねているため、見た目がすっきりまとまっています。

フォグランプベゼルは、丸いフォグランプとメッキカバーの組み合わせから、四角いデザインへ変更。カバー自体はブラックになりましたが、周囲をメッキパーツで囲むガーニッシュが備わります。ホイールは17インチと19インチの新デザインが追加され、ボディカラーにもグリーンやブルー、グレー系の新色が加わりました。

マイナーチェンジ後のカジャーのテールライトCシェイプのデザインはテールライトにも共通して用いられている

リアビューはLEDのテールレンズを装備し、テールライトはヘッドライトと同様にCシェイプをかたどっています。ボディ側のクリアレンズにはウインカー、テールゲート側のクリアレンズにはバックフォグランプとバックランプを配置。ウインカーもLED化され、フォグライトはバンパーへ組み込まれました。リアバンパーは外側がブラック、内側がグレーで、マフラー出口が2つ開くデザインです。インテリアもダッシュボードやシート形状、ドアトリムが手直しされ、シートには疲労を抑えるダブルデンシティフォームが採用されています。

マイナーチェンジモデルは新開発の1.3Lターボを搭載 日産のGT-R由来技術も投入

改良後のカジャーに載せられたのは、ルノー・日産・ダイムラーの3社が共同開発した新しい直列4気筒ターボです。排気量は1.3Lで、TCe140とTCe160の2種類が用意されました。シリンダー内壁には日産GT-Rで実用化されたミラーボアコーティングが応用され、摩擦低減による燃費と出力の両立が図られています。ディーゼルはSCRを備えた1.5 ブルーdCi 115と1.7 ブルーdCi 150が設定されました。

マイナーチェンジ後のカジャーに搭載された主なエンジン(欧州仕様)
ガソリン TCe140 ガソリン TCe160 ディーゼル ブルーdCi 115
種類 直列4気筒ターボ 直列4気筒ターボ 直列4気筒ターボ
排気量 1,333cc 1,333cc 1,461cc
最高出力 103kW(140PS) 117kW(160PS) 85kW(115PS)
最大トルク 240Nm 260Nm 260Nm
変速機 6MT/7EDC 6MT/7EDC 6MT/7EDC
燃費(欧州参考値) 約16.9km/L 約22.7km/L

日本仕様には設定されませんでしたが、欧州仕様にはディーゼルに加えて4WDもラインナップされていました。日本へ導入されたのはガソリンの2WDのみだったため、冬場の北海道などで使うことを考えると4WDの選択肢が欲しかったところです。もっとも欧州でも4WDはディーゼル+MTに限られていたため、日本仕様として成立させるのは難しかったとみられます。

欧州での発売は2018年11月30日 日本導入は最後まで実現しなかった

この改良モデルの欧州発売は2018年11月30日で、フランス本国のベース価格は26,200ユーロと公表されました。かつて本記事は「欧州で2019年を予定」「日本での発売は2022年頃ではないか」と予想していましたが、前者は約1年前倒しで実際には2018年内に発売開始、後者は完全に外れた形です。

日本導入が実現しなかった理由ははっきりしています。日本のカジャーは2017年8月に先行限定車を投入し、2018年4月にカタログモデルへ移行したものの、SUV市場が急拡大していた時期にもかかわらず販売は伸びませんでした。試乗車の配備も十分ではなく、販売現場の熱量も高いとは言えない状況だったと伝えられています。結果として2019年にはルノー・ジャポンのラインナップから外れ、改良モデルを追加投入する前に日本での商機そのものが失われました。その後、日本のCセグメント枠は2022年のアルカナが引き受けることになります。

ルノー・カジャーは2017年に日本上陸 日本仕様のスペックをおさらい

カジャーが欧州で発売されたのは2015年、中国市場への導入が2016年、そして日本市場へは2017年8月31日に導入が発表されました。まず先行限定車の「カジャー BOSE」が100台限定で投入され、パノラミックルーフとBOSEサウンドシステムを標準装備。価格は344万円で、ボディカラーはブラン ナクレの1色のみでした。

この限定車が完売したことを受け、2018年4月5日にカタログモデルが発表され、同月12日から販売が始まります。グレードは「INTENS(インテンス)」の1本のみ。ボディカラーはブラン ナクレに加えてルージュ フラム、ブルー コスモス、グリ チタニウムの計4色に増え、シートはヒーター付きレザーへ変更されました。その代わりパノラミックルーフとBOSEオーディオは省かれ、価格は344万円から3万円上がって347万円となっています。

カジャー・インテンス(日本仕様)のボディサイズ
全長 4,455mm
全幅 1,835mm
全高 1,610mm
ホイールベース 2,645mm
車両重量 1,410kg

日本仕様のボディサイズは全長4,455mm・全幅1,835mm・全高1,610mmの3ナンバーサイズで、キャプチャーよりひと回り大きい位置づけです。なお欧州仕様は全長4,450mm・全幅1,840mm・全高1,600mm・ホイールベース2,647mmと公表されており、数mm単位で数値が異なります。仕向地ごとの装備差や計測条件の違いによるもので、同じ世代の車両です。

カジャー・インテンス(日本仕様)の搭載エンジン
型式 H5F
種類 直列4気筒ターボ
排気量 1,197cc
最高出力 96kW(131PS)/5,500rpm
最大トルク 205Nm/2,000rpm
変速機 7速EDC
駆動方式 2WD(FF)

日本仕様は1.2Lターボの2WDのみで、オーバーブースト機能により2速・3速の低速域でトルクが上乗せされ、2Lクラスに近い加速感が得られる設定でした。欧州の改良モデルが搭載した1.3Lターボと比べると、排気量で約136cc、最高出力で約9PS、最大トルクで35Nmの差があります。数値としては小さくないものの、日本のユーザーがその差を体験する機会は結局訪れませんでした。

カジャーの歩み(2015〜2022年)

ルノー・カジャー 年表
時期 区分 内容
2015年2月/3月 新型発表 2月に概要公開、3月のジュネーブモーターショーで正式公開。開発コードHFE、CMF-C/Dプラットフォーム採用
2015年夏 発売 欧州および地中海・北アフリカ地域で販売開始。生産はスペイン・パレンシア工場
2016年 市場追加 中国で「科雷嘉」として東風雷諾が武漢工場で生産・販売を開始
2017年8月31日 日本導入・限定車 先行限定車「カジャー BOSE」を100台限定で発売、344万円
2018年4月5日 グレード追加 日本のカタログモデル「INTENS」を発表(発売は同月12日)、347万円
2018年10月 マイナーチェンジ パリモーターショー2018で改良新型を公開。1.3Lターボへ刷新、内外装を変更
2018年11月30日 発売 改良新型を欧州で発売、フランス本国26,200ユーロ〜
2019年 日本販売終了 ルノー・ジャポンのラインナップから外れる
2020年 市場撤退 中国での生産・販売が終了(累計約7万3500台)
2021年初頭 市場撤退 オーストラリア市場で販売終了
2021年12月6日 後継の車名公表 次期Cセグメントクロスオーバーの車名を「オーストラル」と発表
2021年末 グレード整理 英国で2022年モデルとしてエキリブル/テクノの2グレードへ集約、25,595ポンド〜
2022年3月8日 後継発表 後継オーストラルを正式発表(同年秋に欧州発売)
2022年7月7日 生産終了 パレンシア工場で最終車両が完成。通算685,261台

カジャーは日本再上陸を果たせないまま生産を終え、その役割はオーストラルとアルカナへ分かれた

ルノーカジャー

ルノーのカジャーは、日本では2017年から2019年までの短期間しか売られなかったため新しいモデルという印象が残りがちですが、欧州では2015年から2022年までの7年間を走り抜けた1世代限りのSUVでした。マイナーチェンジモデルはパリモーターショー2018で公開され、2018年11月30日から欧州で販売されています。

改良で変わったのはフロントフェイスとパワートレインです。ボディサイズはほぼ据え置きのまま、バンパーとフォグランプ周りをメッキパーツで囲み、エンジンは1.2Lから1.3Lへ約136cc拡大。最高出力・最大トルクともに引き上げられました。しかしこの最終形が日本へ渡ることはなく、カジャーの車名は2021年末に後継のオーストラルへバトンを渡す形で幕を下ろしています。

後継のオーストラルは2025年に大幅改良を受け、四輪操舵を手放す代わりに素直な操縦性を手に入れて欧州で販売が続いています。ただし日本導入は2026年7月時点で発表されておらず、国内でCセグメントのルノー製SUVを求めるなら、現時点ではクーペSUVのアルカナが唯一の選択肢です。中古車としてのカジャーは今も流通しており、1.2Lターボと7速EDCという組み合わせの特性を理解したうえで整備履歴を確かめるなら、依然として面白い選択肢と言えるでしょう。