パリらしさが詰め込まれたルノートゥインゴの内装をコックピット設計やシートインテリアから解説
ルノーのコンパクトカー、トゥインゴ(Twingo)の内装を紹介します。トゥインゴは1992年のパリモーターショーでデビューした小型車で、2014年のフルモデルチェンジで3代目となりました。日本では2016年から正規販売が開始されましたが、2023年をもって日本向けモデルの生産が終了しました。なお、2024年1月には日本向け最終モデルとなる特別仕様車「インテンスEDCエディション フィナル」が300台限定で販売されています。現在は中古車市場での流通のみとなっています。
日本での最終ラインナップはインテンス(MT/EDC)・インテンスキャンバストップEDCの3グレードでした。なお、記事内で言及しているゼン(ZEN)・GT・インテンスキャンバストップについては、販売当時のグレード構成の情報として参照してください。
トゥインゴの内装はルノー車らしい個性的なデザインで、ボディカラーに応じてカラフルな内装色が設定されているのが最大の特徴です。ここではコックピット設計・シートデザイン・安全装備・ラゲッジ・収納スペースについて詳しくまとめます。
Renaultトゥインゴのコックピット・インパネ周りをチェック!インテリアカラーは3パターンをボディカラーごとに設定してある
内装色ブルーインテリア
内装色ルージュインテリア
内装色ブランインテリア
トゥインゴのインテリアカラーはブルーインテリア・ルージュインテリア・ブランインテリアの3種類が設定されていました。インテリアカラーはボディカラーによって異なり、ブルーインテリアはブルー ドラジェ、ルージュインテリアはルージュ フラム M、ブランインテリアはブルー ノクターン Mとブラン クリスタルに対応します。ボディカラーを選ぶ際はインテリアとの組み合わせも合わせて確認することが重要なポイントです。中古車購入の際も、希望の内装色に合ったボディカラーかどうかを事前に確認しておきましょう。
レザーを使用したステアリングホイールとシフトレバー
ルノートゥインゴのユーザーの心をくすぐるカラフルでおしゃれなインテリアは利便性も確保
チルト機構付きのレザーステアリングホイールは、ドライビングポジションを自分好みに細かく調整できます。球形の本革シフトレバーもステアリングと同じレザー素材で統一されており、操作性と質感を両立しています。メーターパネルは視認性の高い1眼タイプを採用。また、リアドアノブにはルノー車らしい個性的なデザインが取り入れられており、後席の乗客を楽しませる遊び心があります。
ルノートゥインゴのシート内装は内装色に合わせたおしゃれで機能的なデザイン
デザイン性の高いフロントシートはアンチサブマリン機能付きで衝突時も滑りにくい仕様となっている
ゆったりとくつろげるおしゃれなリアシート
ゼン・インテンス・インテンスキャンバストップのフロントシートにはアンチサブマリン機能が搭載されており、衝突時に身体がシート下に潜り込みにくい構造になっています。安全性とデザイン性を両立した設計です。リアシートもゆったりとくつろげる空間が確保されており、後席の快適性にもしっかりと配慮されています。
シートカラーは内装色と連動した3タイプで、清潔で爽やかなブルー・スポーツテイストのルージュ・ホワイトをアクセントにしたブランが展開していました。純正アクセサリーにはCABANA製品やカスタマイズオーダー対応のもの、千鳥格子や雲柄のシートカバーも用意されており、内装カスタムを楽しみたいオーナーにおすすめです。
ルノートゥインゴGTのシート内装は他のグレードと一味違ったスポーツテイストあふれるデザイン
ルノートゥインゴGTはブラックの内装色にオレンジをきかせたスポーティなインテリアが特徴的
GTモデルには「オランジュ ブレイズ M」と「グリ リュネール M」の2つの専用ボディカラーに合わせたブラック×オレンジのスポーティな内装が採用されていました。なお、GTグレードは日本向けモデルの最終ラインナップには含まれておらず、販売終了となっています。中古車市場でGT仕様を探す場合は、流通台数が限られる点に留意してください。
ルノートゥインゴGTのレザー調×ファブリックコンビシート(ホワイト/オレンジライン、オレンジステッチ)
GTのシートはレザー調×ファブリックのコンビシートで、ホワイトラインとオレンジステッチが目を引くスポーティな仕上がりです。素材の質感と視覚的なインパクトを両立しています。
生命力あふれるオレンジカラーが目立つシフトノブやロゴ入りのスカッフプレート
握り心地に優れたザマック製のシフトノブや乗降時にロゴが目につくスカッフプレート(キッキングプレート)にも随所にオレンジカラーが取り入れられており、GTらしいスポーツマインドを車内全体で演出していました(画像は欧州仕様)。
ルノートゥインゴのラゲッジルームはシートアレンジで拡充も可能!収納スペースも充実
ルノートゥインゴのラゲッジスペースはシートアレンジ次第でいろんな荷物が載せられる
インテンス・インテンスキャンバストップでは後部座席のリクライニング調整によるカーゴポジションの設定が可能で、荷室容量は最小174Lから最大980Lまで変化します。コンパクトカーとは思えない収納力の高さはトゥインゴの大きな魅力のひとつです。リアシートは5:5分割可倒式、助手席も可倒式となっているため、長尺物の積載にも対応できます。
リアトランクスペース(左)とフロントコンソールボックス(右)
トゥインゴ車内には収納ポイントを多数設置 ドアポケット(左)・リアシート下収納ネット(右)
車内の収納スペースも充実しており、インテリアカラーに合わせたカラフルなフロントコンソールボックス・1.5Lペットボトル対応のドアポケット・後席足元のリアシート下収納ネットが設置されています。おしゃれさと実用性を兼ね備えた収納設計は、日常使いからドライブまで幅広いシーンで役立ちます。
ルノートゥインゴはさまざまな先進安全技術を備えてドライバーや乗員の身の安全を確保
ハイレベルな衝突安全性を極めたトゥインゴはボディ構造の工夫やエアバッグの装着だけでなくその他の安全装備も充実している
ルノー・トゥインゴには以下の安全装備が搭載されています。
・ヒルスタートアシスト(勾配5%以上の坂道での後退を防止)
・バックソナー(インテンス・インテンスキャンバストップのみ標準装備)
・ESC(横滑り防止装置)
・サイドウインドアシスト(横風によるずれを抑制)
・チャイルドシートISOFIXアンカー(後席)
このうちバックソナーはインテンスとインテンスキャンバストップのみに標準装備されていました。駐車時に障害物を検知して音と表示でドライバーに知らせるシステムで、コンパクトカーとはいえ都市部での駐車シーンで特に重宝します。ヒルスタートアシストはAT・MT問わず全グレードに搭載されており、坂道での発進をサポートします。
ルノートゥインゴの内装はとても個性的!おしゃれな車好きの心を揺さぶるキャッチーなデザイン

ルノー・トゥインゴは洗練された芸術的デザインが特徴のコンパクトカーです。エクステリアはもちろん、内装においてもその美意識は強く反映されており、ボディカラーに合わせたカラフルなインパネやシートインテリアはオーナーの心を掴んで離しません。特にGTモデルはブラック×オレンジのスポーティな専用デザインが採用され、所有欲を刺激する特別感がありました。
デザインの良さだけでなく、視認性に優れた1眼メーター・充実した安全装備・車内各所の収納スペースなど優れた実用性も兼ね備えていたトゥインゴ。2023年に日本向けモデルの生産が終了した現在は中古車市場での入手のみとなりますが、その個性的な内外装と走りへのこだわりは色褪せません。なお、欧州市場では電気自動車としての次世代モデル展開が見込まれており、今後の動向にも注目が集まっています。


















