エンジンオイルの交換費用

エンジンオイル交換の費用はいくら?ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド別に相場を解説

ディーラーは純正オイルで安心感抜群、カー用品店は選択肢豊富で会員割引あり、ガソリンスタンドは予約不要で手軽。DIYは工賃ゼロだが廃油処理が必要。自分のライフスタイルに合った依頼先選びに役立つ情報をまとめました。

エンジンオイル交換の費用はいくら?ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド別に相場を解説

エンジンオイル交換の費用はいくら?ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド別に相場を解説

「オイル交換ってどうして必要なの?」「どこで交換するのが一番お得?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

オイル交換の「オイル」とはエンジンオイルのことです。定期的に交換しないとエンジン性能が低下し、故障の原因にもなります。この記事では、ディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド・自分で行う場合それぞれの費用相場と特徴、適切な交換時期、そしてエンジンオイルが果たす役割を解説します。

エンジンオイル交換の費用の内訳

車にかかる維持費

オイル交換の費用 = エンジンオイル代 + 工賃(作業費) + 業者の利益

エンジンオイル代は使用するオイルの種類・量によって変わります。工賃は依頼先によって差があり、業者の利益を含めたトータル費用が請求額になります。オイルの種類は大きく分けて鉱物油(最安値)・部分合成油(中程度)・全合成油(高価格)の3種類があり、性能と価格のバランスで選ぶことが大切です。

場所別のエンジンオイル交換費用の相場まとめ

まず、依頼先ごとの費用相場と特徴を一覧で確認しましょう。

エンジンオイル交換 場所別・費用相場と特徴
依頼先 費用の目安(国産車・普通車) メリット デメリット
ディーラー 3,000〜8,000円程度 車種への専門知識が豊富・整備記録が残る 費用がやや高め・要予約が多い・定休日あり
カー用品店 2,000〜7,000円程度 オイルの選択肢が豊富・会員割引あり 混雑時は待ち時間が長い
ガソリンスタンド 2,000〜5,000円程度 予約不要のことが多い・給油のついでに依頼可 スタッフの技術に差がある・フィルター在庫切れの場合あり
DIY(自分で) オイル代のみ(1,000〜3,000円程度) 工賃ゼロ・自分のペースで作業できる 知識・工具が必要・廃油処理が必要

※費用は使用するオイルの種類・量・車種によって変動します。輸入車・高級スポーツカーはさらに高額になる場合があります。

ディーラー別のエンジンオイル交換費用の目安

車を購入したディーラーにオイル交換を依頼する方は多くいます。自社メーカーの車に精通したスタッフが対応してくれる安心感が魅力です。一方で費用はカー用品店・ガソリンスタンドと比べてやや高め、要予約のことが多い点は注意が必要です。なお、メンテナンスパックに加入している場合はオイル交換が無料になることもあるため、加入状況を確認してみましょう。

トヨタディーラーでオイル交換した場合の費用の目安

トヨタディーラーのオイル交換費用の目安(参考価格)
車のタイプ エンジンオイル
(0W-20)
エンジンオイル
(5W-30)
オイルフィルター
マジェスタクラス 7,611円/台 6,853円/台 2,160円/台
クラウンクラス 6,891円/台 5,965円/台
プリウスクラス 5,965円/台 5,246円/台
ラクティスクラス 5,142円/台 4,526円/台
軽自動車クラス 3,805円/台

※上記は東京トヨペットのサービスメニューを参考にした旧来の価格例です。実際の費用はご利用される地域・店舗・サービス特典・車種・型式により異なります。最新の料金は各販売店にご確認ください。

ホンダディーラーでオイル交換した場合の費用の目安

ホンダディーラーのオイル種類と費用の目安(参考価格)
商品名・型番 料金(1Lあたり) 特徴
ウルトラMILD(10W-30) 1,252円/L ホンダ社の幅広い車種に対応
ウルトラLEO(0W-20) 1,323円/L 環境性能を重視した低燃費オイル
ウルトラGreen 1,323円/L ハイブリッド・低燃費ガソリン車向け
ウルトラNEXT 1,485円/L ホンダの高次元エンジン向け
作業内容 費用 作業時間
オイルフィルター交換 4,212円〜 15分ほど
エンジンクリーニング 1,944円 5分ほど

※Honda Cars 東京中央のサイト情報を参考にした旧来の参考価格です。地域・店舗・車種により費用は異なります。

スバルディーラーでオイル交換した場合の費用の目安

スバルディーラーのオイル交換費用の目安(参考価格)
車のタイプ SUBARUレプレイアードZERO 0W-30 MORTOR OIL SN(5W-30, 0W-20) オイルフィルター交換
レガシィ・インプレッサ・フォレスターなど 9,461円〜 7,085円〜 普通・小型車:1,620円
軽自動車:1,436円
レガシィ(6気筒) 11,405円〜 8,435円〜
レヴォーグ・WRX S4など 11,162円〜 8,251円〜
BRZ 11,729円〜 8,640円〜
トレジア・デックス 5,638円〜
軽自動車 5,141円〜

※千葉スバル自動車株式会社のサイトを参考にした旧来の参考価格です。地域・店舗・車種により費用は異なります。

スズキディーラーでオイル交換した場合の費用の目安

スズキディーラーのオイル交換費用の目安(参考価格)
車のタイプ エンジンオイル交換(工賃) オイルフィルター交換(工賃)
軽自動車(ワゴンR・ハスラーなど) 1,620円+オイル代 540円+部品代
小型車(ソリオなど) 1,890円+オイル代 540円+部品代
普通車(エスクード・ランディ) 1,890円+オイル代 540円〜1,080円+部品代

※スズキ自販東京のサイトを参考にした旧来の参考価格です。地域・店舗・選択するオイルの種類・車種により費用は異なります。

ガソリンスタンドでエンジンオイル交換をした際の費用の目安

オイル交換を実施しているガソリンスタンド

ガソリンスタンドでオイル交換するメリットは、予約なしでも短時間で対応してもらえる手軽さです。給油のついでに依頼できる気軽さも魅力です。一方、スタッフの技術に差があるケースや、フィルターの在庫がなく後日対応になることもあります。

ガソリンスタンドの標準的なオイル交換費用

ガソリンスタンドでのオイル交換費用は国産車で約2,000〜5,000円が一般的な相場です。オイル代に工賃(500〜2,000円程度)が加算される形が多く、依頼先や使用するオイルによって異なります。

ガソリンスタンドのオイル交換費用の目安例
内容 費用目安 備考
オイル代(1L×4〜6L) 4,000〜6,000円 1L約1,000円で計算。オイルの種類によって変動
工賃・利益 500〜2,000円 スタンドの経営方針・サービス内容によって異なる
合計目安 2,000〜5,000円程度 軽自動車はやや安め、大排気量車はやや高め

ガソリンスタンドでの費用を抑えるポイント

オイル交換を依頼すると「オイルエレメント(フィルター)の交換はしますか?」などのオプション提案を受けることがあります。本当に必要な場合もありますが、一目見ただけで追加を勧めてきた場合は、理由を確認して不要であれば断る判断も大切です。

また、特定のスタンドの常連客になることで、工賃のサービスや会員割引が受けられることもあります。定期的に利用するスタンドを決めておくと費用を抑えやすくなります。

カー用品店でエンジンオイル交換をした際の費用の目安

エンジンオイルを販売するカー用品店

カー用品店はオイルの種類が豊富で、予算や好みに合わせたオイルを選べるのが魅力です。会員になると工賃が無料になるサービスがあるなど、コスパよく利用できる場合もあります。

オートバックスのオイル交換費用の目安

オートバックスのオイル交換費用・作業時間の目安
作業内容 費用 作業時間 交換目安
エンジンオイル交換 オイル代+工賃1,100円〜 15分〜 5,000km毎または6ヶ月毎
オイルエレメント(フィルター)交換 部品代+工賃別途 15分〜 年1回が目安

※使用するオイルや部品の種類によって料金は異なります。会員特典・公式アプリの特典を活用すると割引になる場合があります。

イエローハットのオイル交換費用の目安

イエローハットでのオイル交換費用は2,000〜7,000円が目安です(使用するオイルの種類・量による)。また、ATF(オートマチックオイル)交換にも対応しています。ATFとはオートマ車のトランスミッションをスムーズに動かすためのオイルで、交換目安は走行100,000km前後と言われています。

イエローハットのATF・CVTFオイル交換費用の目安(参考価格)
商品名 車の種類 オイル種類 1Lあたり 軽自動車4L交換 普通車6L交換
MAGMAX AFT(スタンダード) AT車 部分合成油 1,180円 4,720円 7,080円
カストロール トランスマックス FEマルチビークル AT車(ホンダ除く) 全合成油 1,290円 5,160円 7,740円
カストロール ATFタイプH AT/CVT車(ホンダ専用) 部分合成油 1,310円 5,240円 7,860円
MAGMAX CVTF(スタンダード) CVT車 部分合成油 1,240円 4,960円 7,440円

※別途通常工賃が加算されます。価格は変動する場合があります。最新の料金はイエローハット各店舗でご確認ください。

エンジンオイル交換を自分でやると費用は節約できる?注意点も解説

自分でエンジンオイルを交換

自分でオイル交換を行うと工賃が不要になる分、費用を抑えられます。ただし、知識・工具の準備が必要なうえ、廃油の処理も自分で行う必要があります。作業ミス(オイル漏れ・適正量の誤り)はエンジン故障につながるリスクもあるため、整備の知識がない方には業者への依頼をおすすめします。

エンジンオイルをネット・ホームセンターで安く購入する

ホームセンターで販売されているエンジンオイル

DIYでオイル交換を行う場合、オイル代をいかに抑えるかがポイントです。モノタロウなどのネット通販では、カー用品店よりもリーズナブルな価格でエンジンオイルを購入できる場合があります。また、自宅にガレージなどの収納スペースがある方はホームセンターでまとめ買いするのもおすすめです。オイルは未開封・密閉状態であれば長期間保存が可能で、まとめて買うことで1缶あたりの単価を下げられます。

購入方法 メリット 注意点
ネット通販(モノタロウ等) 種類豊富・価格比較しやすい 車種に合ったオイルを自分で選ぶ知識が必要
ホームセンターでまとめ買い 大量購入で1缶あたりの単価ダウン 保管スペースが必要。開封後は早めに使用する

廃油の処理方法と費用を抑えるには

自分でオイル交換をした場合、古いオイル(廃油)は産業廃棄物として適切に処理する義務があります。廃油をそのまま下水や土に捨てることは法律で禁止されています。処理方法には以下の方法があります。

  • 日頃利用しているガソリンスタンドに引き取ってもらう(有料の場合あり)
  • オイルを購入したカー用品店で引き取ってもらう
  • 廃油処理箱(市販品)を使って吸収・密封し、燃えるゴミとして自治体のルールに従って処分
  • 市区町村の廃棄物処理ルールに従って処分

※廃油の処理費用が発生するケースもあります。DIYの節約効果が薄くなる場合もあるため、事前に処理方法と費用を確認しておきましょう。

エンジンオイルの交換時期の目安 車種・走行条件で変わる

エンジンオイルを交換中の作業員

トヨタをはじめ各メーカーや有名カー用品店が示すオイル交換時期の目安はおおむね共通しています。走行距離経過時間の2軸で管理するのが基本です。

エンジンオイルの交換時期の目安(トヨタ公式情報等を参考)
車の種類 標準交換時期 シビアコンディション(山道・オフロード走行が多い場合)
ガソリン車(ターボなし) 15,000km または1年 7,500km または6ヶ月
ガソリンターボ車 5,000km または6ヶ月 2,500km または3ヶ月
ディーゼル車 5,000〜20,000km、半年〜1年ごと 2,500〜10,000km、3ヶ月〜1年ごと

※短距離走行の繰り返し・渋滞が多い・寒冷地走行など「シビアコンディション」に当てはまる場合は、通常より早めの交換が必要です。車種ごとのメーカー推奨値は取扱説明書でご確認ください。

オイルフィルター(エレメント)の交換時期の目安

オイルフィルターはエンジンオイルに含まれる汚れをろ過するパーツです。定期的な交換が必要で、オイル交換と同時に行うと作業効率がよくなります。

オイルフィルターの交換時期の目安
車の種類 標準交換時期 シビアコンディション
ガソリン車(ターボなし) 15,000km または1年 7,500km
ガソリンターボ車 10,000km 5,000km
ディーゼル車 10,000〜20,000km 5,000〜10,000km

エンジンオイルの5つの役割 交換を怠るとどうなる?

エンジンオイルを慎重に入れている場面

エンジンオイルは「車の血液」とも呼ばれ、エンジンの正常な動作に欠かせない役割を持っています。交換を怠ると燃費の悪化・エンジン性能の低下・異音の発生・最悪の場合はエンジン故障につながります。オイルが担う5つの役割を理解しておきましょう。

エンジンオイルの5つの役割
役割 説明 怠った場合のリスク
潤滑作用 エンジン内の金属部品同士の摩擦を軽減し、スムーズな動作を保つ 部品の摩耗・損傷・エンジン故障
密封作用 ピストンとシリンダーの隙間を密封してエンジン出力を最大化する 燃費悪化・パワーダウン
冷却作用 エンジン内部の熱を吸収・拡散し、過熱(オーバーヒート)を防ぐ エンジン過熱・故障リスク上昇
洗浄作用 燃焼による汚れや金属カスを取り込み、エンジン内部をきれいに保つ 汚れの蓄積によるエンジン性能低下
防錆作用 金属部品の表面に油膜を形成し、水分や酸化からエンジンを守る サビ・腐食による金属劣化

エンジンオイル交換はライフスタイルに合わせた依頼先を選ぼう

エンジンオイル

エンジンオイル交換の主な選択肢はディーラー・カー用品店・ガソリンスタンド・自分で行うの4パターンです。費用・利便性・安心感それぞれに違いがあります。

  • ディーラー:純正オイルで安心、整備記録も残る。メンテナンスパック加入ならコスパが高まる
  • カー用品店:オイルの選択肢が豊富、会員になれば工賃が割引または無料に
  • ガソリンスタンド:予約不要で気軽。給油のついでに短時間で完了
  • DIY:工賃ゼロで費用を最小化できるが、知識・工具・廃油処理が必要

どこで交換するかは、ご自身の車種・生活スタイル・コストへのこだわりに合わせて選びましょう。車を長持ちさせるためにも、定期的なオイル交換を習慣にしてください。