スバルXVの年間維持費と内訳を徹底解説
スバルXVは、優れた走破性と安全性能を持つクロスオーバーSUVとして人気を集めていたモデルです。なお、スバルXVは2022年9月にフルモデルチェンジを実施し、現在は「クロストレック」に車名が変更されています。この記事では先代にあたるXV 2.0i-S EyeSightをモデルケースに、年間維持費の概算と各項目の内訳を詳しく解説します。購入を検討している方や、中古車として所有されている方の維持費の参考にしてください。
XV 2.0i-S EyeSightの主なスペック

維持費の算出にあたり、XV 2.0i-S EyeSightを購入したケースを想定します。主なスペックは以下の通りです。
| 全長 | 4,465mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 1,550mm |
| ホイールベース | 2,670mm |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 燃費(WLTCモード) | 16.0km/L |
| 燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 乗車定員 | 5名 |
| 車両重量 | 1,440kg |
| エンジン | 2.0L DOHC 直噴 |
| 総排気量 | 1.955L |
スバルXVの年間維持費の概算は約464,800円
XV 2.0i-S EyeSightをモデルケースとして年間維持費を試算したところ、合計金額は約464,800円となりました。自動車税のように法律で金額が決められているものから、駐車場代のように地域差が大きいものまで様々です。居住地や利用状況に合わせて各項目を実際の数値に置き換えれば、より正確な維持費を把握できます。
| 自動車税 | 36,000円 |
|---|---|
| 燃料代 | 約97,000円 |
| 駐車場代 | 180,000円 |
| 車検代(1年換算) | 28,700円 |
| 任意保険料 | 67,800円 |
| 諸経費 | 55,300円 |
| 合計金額 | 約464,800円 |
自動車税36,000円の内訳

毎年5月末までに支払い義務が生じる自動車税は、エンジンの総排気量によって税額が変わります。XVの総排気量は1.955Lで、1.5L超〜2.0L以下の区分に該当します。
2019年10月以降に初回新規登録した車両にはこの区分で36,000円が適用されます。2019年10月より前に登録した車両には旧税率の39,500円が適用されます。登録時期によって税額が異なる点に注意してください。
| 車の分類 | 総排気量 | 税額 | 税額(13年超) |
|---|---|---|---|
| 自家用車 | 1.0L以下 | 29,500円 | 33,900円 |
| 1.0L超〜1.5L以下 | 34,500円 | 39,600円 | |
| 1.5L超〜2.0L以下 | 39,500円 | 45,400円 | |
| 2.0L超〜2.5L以下 | 45,000円 | 51,700円 | |
| 2.5L超〜3.0L以下 | 51,000円 | 58,600円 | |
| 3.0L超〜3.5L以下 | 58,000円 | 66,700円 | |
| 3.5L超〜4.0L以下 | 66,500円 | 76,400円 | |
| 4.0L超〜4.5L以下 | 76,500円 | 87,900円 | |
| 4.5L超〜6.0L以下 | 88,000円 | 101,200円 | |
| 6.0L超〜 | 111,000円 | 127,600円 |
| 車の分類 | 総排気量 | 税額 |
|---|---|---|
| 自家用車 | 1.0L以下 | 25,000円 |
| 1.0L超〜1.5L以下 | 30,500円 | |
| 1.5L超〜2.0L以下 | 36,000円 | |
| 2.0L超〜2.5L以下 | 43,500円 | |
| 2.5L超〜3.0L以下 | 50,000円 | |
| 3.0L超〜3.5L以下 | 57,000円 | |
| 3.5L超〜4.0L以下 | 65,500円 | |
| 4.0L超〜4.5L以下 | 75,500円 | |
| 4.5L超〜6.0L以下 | 87,000円 | |
| 6.0L超〜 | 110,000円 |
※新規登録から13年が経過したガソリン車には重課(約15%増)が適用されます
※グリーン化特例が適用される車両は、新車登録翌年度の自動車税が軽減される場合があります
※年度途中に新規登録した場合は、登録翌月から翌年3月までの月割り分を支払います
燃料代約97,000円の内訳
年間の燃料代は「年間走行距離 ÷ 燃費 × ガソリン単価」で計算できます。
年間走行距離の目安(参考例)
通勤・通学(往復30km×120日=3,600km)
週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
合計:3,600km+1,560km+4,800km=9,960km
年間走行距離を10,000km、燃費を16.0km/Lとすると、必要なガソリン量は625Lです。資源エネルギー庁の調査によると、レギュラーガソリンの全国平均価格は155〜160円/L前後で推移しています(2026年2月時点)。155円/Lで計算すると、年間燃料代は625L×155円=約96,875円(約97,000円)となります。ガソリン価格は市況によって変動するため、実際の購入時点の価格で計算し直してみてください。
駐車場代180,000円の内訳

月極駐車場代は地域によって大きく異なります。東京・横浜・大阪などの大都市圏では月20,000円を超えるケースも多く、青森市・鳥取市・宮崎市などでは月5,000円前後の地域もあります。札幌市・仙台市・名古屋市・福岡市などは月10,000〜17,000円程度が相場です。ここでは中位層の代表値として月極駐車場代を15,000円に設定しています。
15,000円/月×12ヶ月=180,000円となります。自宅に駐車スペースがある場合はこの費用はかかりません。実費に近い維持費を把握したい場合は、ご自身の駐車場料金で計算し直してください。
車検代28,700円(1年換算)の内訳
車検代は「法定費用+車検基本料(整備・検査費用)」で構成されます。法定費用には自動車重量税・自賠責保険料・印紙代が含まれ、金額は法律で定められています。車検基本料はディーラー・カー用品店・整備工場など依頼先によって異なります。
XVはエコカー減税の対象車のため、新車購入時の初回車検では本則税率が適用されます。車両重量1,440kgは「1,500kg以下」の区分に該当し、重量税は本則税率22,500円の25%減となる16,800円が適用されます。
自賠責保険料は2023年4月に改定されており、新車購入時の37ヶ月契約は24,190円です。初回車検をディーラーに依頼した場合の整備・検査費用を45,000円と設定すると、車検代合計は16,800+24,190+45,000=85,990円となり、1年換算では約28,700円です。
重量税(車検の有効期間3年)
| エコカー外 | エコカー | |||
|---|---|---|---|---|
| 車両重量/税率 | 減税無し | 本則税率 | 25%減税 | 50%減税 |
| 〜500kg以下 | 12,300円 | 7,500円 | 5,600円 | 3,700円 |
| 〜1,000kg以下 | 24,600円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 |
| 〜1,500kg以下 | 36,900円 | 22,500円 | 16,800円 | 11,200円 |
| 〜2,000kg以下 | 49,200円 | 30,000円 | 22,500円 | 15,000円 |
| 〜2,500kg以下 | 61,500円 | 37,500円 | 28,100円 | 18,700円 |
| 〜3,000kg以下 | 73,800円 | 45,000円 | 33,700円 | 22,500円 |
| エコカー外 | エコカー | |||
|---|---|---|---|---|
| 車両重量/税率 | 減税無し | 本則税率 | 25%減税 | 50%減税 |
| 〜500kg以下 | 8,200円 | 5,000円 | 3,700円 | 2,500円 |
| 〜1,000kg以下 | 16,400円 | 10,000円 | 7,500円 | 5,000円 |
| 〜1,500kg以下 | 24,600円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 |
| 〜2,000kg以下 | 32,800円 | 20,000円 | 15,000円 | 10,000円 |
| 〜2,500kg以下 | 41,000円 | 25,000円 | 18,700円 | 12,500円 |
| 〜3,000kg以下 | 49,200円 | 30,000円 | 22,500円 | 15,000円 |
※登録から13年・18年が経過すると重量税が加算されます
※エコカー減税対象車は初回車検時に本則税率が適用され、一定割合が減免されます
自賠責保険料(離島・沖縄を除く)
| 車種:普通自動車 | 保険期間 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 37ヵ月 | 36ヵ月 | 25ヵ月 | 24ヵ月 | 13ヵ月 | 12ヵ月 | 1ヵ月 | |
| 24,190円 | 23,690円 | 18,160円 | 17,650円 | 12,010円 | 11,500円 | 5,740円 | |
※新車購入時は37ヶ月加入(24,190円)となります
※継続車検時は25ヶ月加入(18,160円)となります
※自賠責保険に未加入の場合は車検を受けられません
任意保険料67,800円の内訳

自賠責保険だけでは事故の補償が不十分なため、任意保険への加入を強くおすすめします。任意保険は「対人・対物賠償」「車両保険」「搭乗者傷害保険」などを組み合わせて補償内容を設計できます。
ここでは26歳以上・ゴールド免許・11等級・本人限定プラン・車両保険あり・対人対物無制限という条件で試算すると、年間の任意保険料は67,800円となりました。等級・年齢・補償内容・保険会社によって金額は大きく変わるため、複数社で見積もりを比較することをおすすめします。車両保険を外すことで保険料を大幅に削減できる場合もあります。
諸経費55,300円の内訳

車を良い状態で長く乗り続けるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。主な消耗品の交換費用は以下の通りです。
| 項目 | 金額(年換算) | 交換目安 |
|---|---|---|
| エンジンオイル | 14,000円(年2回×7,000円) | 走行5,000kmごと |
| バッテリー | 3,000円(12,000円÷4年) | 4年を目安に交換 |
| タイヤ | 38,300円(115,000円÷3年) | 3年を目安に交換 |
| 合計 | 55,300円 | - |
なお、雪の多い地域ではスタッドレスタイヤの購入費用(サイズによっては4本セットで5〜10万円程度)も別途必要になります。また、エアコンフィルター(約3,000〜5,000円・2〜3年ごと)やブレーキパッド(走行状況により異なる)の交換費用も考慮しておくと安心です。
スバルXVの特徴:安全性・走破性・デザイン

XVはスバルが展開したクロスオーバーSUVで、インプレッサをベースに最低地上高を200mmに高め、悪路走破性を確保したモデルです。スバルのシンメトリカルAWD(全輪駆動)とボクサーエンジンの組み合わせにより、雪道・山道などでも安定した走りを実現しています。
先進安全システム「EyeSight(アイサイト)」を搭載し、衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警告・追従クルーズコントロールなどが装備されています。日常の街乗りから山道・雪道まで幅広いシーンで活躍できる点が、ファミリーカーとしても支持される理由です。なお、現行モデルはクロストレックへ進化しており、アイサイトの性能がさらに向上しています。
年間維持費を踏まえてXVの購入・維持計画を立てよう

今回の試算では、スバルXVの年間維持費は約464,800円(月額換算で約38,700円)となりました。ガソリン価格や駐車場代、任意保険の条件によって実際の金額は変動しますが、この数字を目安にローン返済額と合わせて月々の予算を組んでみてください。
維持費を抑える主なポイントは以下のとおりです。
- 任意保険は複数社を比較し、等級アップで保険料を節約する
- 車検はディーラー以外(カー用品店・整備工場)に依頼してコストを削減する
- 急発進・急加速を避けた燃費走行を心がける
- タイヤなどの消耗品はセール時期を狙って購入する
購入前に維持費の全体像を把握しておくことが、長く乗り続けるための最大のコツです。























