おすすめのエンジンオイル

エンジンオイルおすすめブランド!純正オイルから社外ブランドまで色々な種類がある

エンジンオイルのブランドはたくさんあり鉱物油や化学合成油などクラスによっても分けられ、どれを入れればいいのか迷う。ほかにもエンジンオイルには粘度が設定されていて車種ごとに合うものを入れなければならない。

エンジンオイルおすすめブランド!純正オイルから社外ブランドまで色々な種類がある

エンジンオイル23選!鉱物・部分合成・化学合成のクラスごとの人気オイル

エンジンオイルには鉱物・部分合成・化学合成の規格があり、それぞれ性能や値段が違います。各メーカーや車種ごとにエンジンオイル交換時期が決められていますが、どのエンジンオイルを入れればいいのでしょうか?

カー用品店へ行くと自動車メーカーの純正オイルもラインナップしていますが、エネオスやシェル・モービルなどの石油メーカー、カストロールやワコーズなどのケミカルメーカーなどからもエンジンオイルはラインナップしています。

化学合成油は性能が高いが値段も高い、鉱物油は必要十分な性能で価格も安いなど、オイルのクラスによっても分けられていて、どれを使えばいいのか迷います。そこで、クラスごとの人気オイルを紹介します!エンジンオイルの相性はドライバーによって様々ですので、色々なオイルを試してみて運転フィーリングが自分に合うものを使っていけばいいと考えます。

自分の車に合うオイルは、取り扱い説明書にメーカーオイルの品名と硬さ(0W-20など)が記載されているため、参考にして選ぶといいです。さっそく、どのようなクラスごとにどのようなオイルがあるのかチェックしていきましょう。

エンジンオイルの化学合成油(全合成油)タイプは性能がいいオイルだがコストが高い

カストロールとモービルの全合成油であるカストロールエッジとモービル1は、どちらも人気のあるオイルカストロールとモービルの全合成油であるカストロールエッジとモービル1は、どちらも人気のあるオイル

エンジンオイルの中でも化学合成油は最も高い性能を要求され、満たしたものだけが化学合成油・全合成油と呼ばれます。洗浄性能や燃費性能は3種類の中でも1番いいと言われていて、価格帯も性能によるため高い傾向にあります。石油メーカーや純正オイルから化学合成油をチェックしていきましょう。

TAKUMIブランドの「HIGH QUALITY series」は5タイプの商品をラインナップするハイパフォーマンスモデル

おすすめエンジンオイルのTAKUMI HIGH QUALITY series

TAKUMIはプロのドライバーの意見や実験データ等を積極的に取り入れてエンジンオイルの商品力を強化しているメーカー。同社のハイパフォーマンスモデルである「HIGH QUALITY series」は、SAE粘度の異なる5タイプ(5w-20/5w-30/5W-40/10W-30/10W-40)の商品をラインナップしています。

「HIGH QUALITY series」は、ベースオイルHIVIを採用してエンジンオイルに求められる湿潤・冷却・密封性能などを高水準化させて、加速フィーリングや静粛性能を引き上げます。

エネオスの化学合成油はサスティナと呼ばれ各地のスタンドでオイル交換が可能

エネオス サスティナ

エネオス独自の技術を盛り込んだ最高のエンジンオイルであるサスティナは、全国各地にあるエネオスのガソリンスタンドでオイル交換することができます。省燃費車向けの0W-20のほかにも、5W-20や5W-30もラインナップしていて、サーキット向けの0W-50もラインナップしています。

カストロールの全合成油はエッジと呼ばれるオイルで液体チタンを配合したプレミアムオイル

カストロールの全合成油 エッジ

「カストロールの香り」で有名な、ヒマシ油のカストロールにラインナップしている全合成油がエッジです。最も柔らかい0W-16からスポーツ走行に最適な10W-60までラインナップしていて、車の性能や省燃費性に合わせて選ぶことができます。

シェルのスタンドで入れることができるヒリックスHX7は化学合成のベースオイルを使った省燃費オイル

シェル ヒリックスHX7

出光と統合し、出光昭和シェルとなった貝殻マークのガソリンスタンドの昭和シェルでは、シェルヒリックスHX7と呼ばれるエンジンオイルがあります。ベースオイルに超後年度指数の化学合成油を使っていて、洗浄性能やエンジン保護性能のほかに、燃費性能も高めてくれます。

モービル1はモーターレースやフラッグシップスポーツカーの純正オイルにも採用された実績があるエンジンオイルである

出光昭和シェル モービル1

モービル1は、SUVやスポーツカーなど過酷な環境で酷使されるエンジンの性能を守ってきた実績のあるオイルで、とても評判もいいエンジンオイルです。省燃費車向けの0W-16や0W-20のほかにも、5W-50の超高性能オイルが揃っています。

トヨタ純正のキャッスルオイルは通販でも購入可能のためDIYでもオイル交換可能

トヨタ純正 キャッスル

トヨタ純正オイルのキャッスルは、それぞれのトヨタ車に適合するよう開発されたガソリンエンジンオイルです。2017年には0W-16と0W-20のエンジンオイルを改良し、鉱物油ベースから化学合成油ベースになっていて燃費性能もアップしています。

ホンダ純正の化学合成オイルはハイパワー向けの5W-40がラインナップしているウルトラGOLDがラインナップ

ホンダ純正 ウルトラGOLD

ホンダがラインナップするエンジンオイルであるウルトラオイルからは、ハイパワーエンジンに最適な化学合成オイルであるゴールドがあります。硬さは5W-40である程度の高温になってもオイルとしての性能を保ちます。

スズキのエクスターFは製造工場で使用するエンジンオイルと同じスペックを持った高級オイルで省燃費車用オイルが用意

スズキ エクスターF

スズキの純正オイルであるエクスターFはSN/GF-5の規格で作られており、製造工場で使用しているエンジンオイルと同等の性能を持っています。スズキのエンジン用に開発された潤滑油であり、摩耗調整剤と呼ばれる添加剤を使い、0W-20と5W-30の種類が用意されています。

スバル純正オイルはスタンダードオイルでも化学合成を使いエコ性能を高めている

スバル純正オイル

スバル純正のスタンダードオイルは、エコ性能の高い0W-20のオイルでも化学合成ベースで作られていて、洗浄性能がとても高くなっています。粘度は0W-20で省燃費な車に適合するオイルです。低温始動性も良く、寒冷地でもエンジンのかかりがいいでしょう。

日産純正の化学合成油がストロングセーブXと呼ばれるオイルで省燃費車用の0W-20がラインナップ

日産純正 ストロングセーブX

日産純正オイルの化学合成油がストロングセーブXと呼ばれる油脂で、SN規格に対応しておりエコ性能はもちろん、エンジン保護性能や洗浄性能も高いレベルで実現しています。日産車に合わせて作られているため、燃費性能のいい日産の車にピッタリのエンジンオイルです。

エンジンオイルの鉱物油は必要な性能を満たしコストも安いスタンダードオイル

エンジンオイルの種類の中でも、鉱物油ベースのものはオイルとしての必要な性能を満たていて、価格帯も化学合成や部分合成に比べて安価な傾向にある、スタンダードなオイルです。レトロカーや旧車には化学合成オイルよりも鉱物油のほうが相性が良く、オイル漏れの心配も少なくなります。

TAKUMIの「STANDARD series」は年式の古い車に搭載されているエンジンに対する使用を意識して開発された商品

おすすめエンジンオイルのTAKUMI STANDARD series

SAE粘度10W-40がラインナップするTAKUMIの「STANDARD series」は、安定感の伴う鉱物油をベースオイルとして採用し、パッキン等のパーツへのダメージを与えにくい添加剤を配合させます。

「STANDARD series」は、現行車が搭載するエンジンよりもピストンの隙間が大きく設定されているエンジンを積載している旧型車などを意識した成分が配合されています。粘度は硬めに設定してある本製品を利用すれば、年式の古いタイプの車に搭載されているエンジンの動作性能を持続化できます。

カストロールGTX DCターボは10W-30の硬さでターボ車にもおすすめするスタンダードオイル

カストロールGTX

カストロールが販売するスタンダードオイルのGTX DCターボは、粘度が10W-30のエンジンオイルで20年以上も販売されているロングセラー商品です。ガソリン車だけではなくディーゼル車にも使えるオールマイティなエンジンオイルです。

エネオスモーターオイルはエネオスのオイル交換メニューの中でもリーズナブルな料金で交換できるオイル

エネオスモーターオイル

エネオスのエンジンオイルの中でもリーズナブルな鉱物油は、エネオスモーターオイルと呼ばれる油で10W-30の硬さがラインナップしています。化学合成オイルのサスティナでは1Lあたり2,000円以上の価格帯ですが、スタンダードオイルのため、1Lあたりの費用も半額以下に抑えられます。

モービルスーパー1000は省燃費車から走りこんだ車まで様々なニーズに応える鉱物油でエンジンの寿命延長に応える

モービルスーパー1000

モービルスーパーの中でも価格帯の安い1000シリーズは、鉱物油の粘度にありがちな10W-30だけではなく、柔らかめの0W-20や5W-30も取り揃えていて幅広いニーズに応えてくれます。耐摩耗性も高いため、走りこんだエンジンでも性能を発揮してくれるでしょう。

エンジンオイルの部分合成油は鉱物と化学合成をブレンドしたオイルで性能とコスパを満たすオイル

部分合成オイルは鉱物油と化学合成油をブレンドしたエンジンオイルで、酸化しやすい鉱物油の弱点を補っていたり、燃費性能アップや洗浄性能があがっているエンジンオイルのことを指します。鉱物油より価格帯は高いですが、全合成油よりはコストパフォーマンスに優れていて、エンジンオイルとしての性能も申し分ありません。

カストロールのマグナテックは省燃費性能を高め耐酸化性能も強化しているため長い期間使いやすいオイルである

カストロール マグナテック

カストロールの部分合成油であるマグナテックは、省燃費性能だけではなく耐酸化性能も高めているため、長い期間使っていても性能を保ってくれるエンジンオイルです。通常のマグナテックのほかに、ハイブリッド車やアイドリングストップ車向けのマグナテックハイブリッド、SUV向けのマグナテックSUVがあります。

エネオスの部分合成油はファインモーターオイルと呼ばれるオイルで1Lあたりの値段もお手頃に交換

エネオス ファインモーターオイル

エネオスの部分合成油であるファインモーターオイルは、エコカーに推奨される0W-16から欧州車などに使われる5W-40まで、幅広い粘度を揃えていて全国に展開しているエネオスでオイル交換ができるため、住む地域が変わっても同じオイルを入れることができます。

モービルスーパーには省燃費車向けの3000や多走行車向けのハイマイレージ・ターボ車向けの2000など多くのニーズに応える部分合成オイルがある

モービルスーパーシリーズ

モービルスーパーの部分合成油にはターボ車や欧州車・過走行車におすすめの2000シリーズや、エコカー向けの3000シリーズがあります。3000シリーズには0W-16や0W-20の粘度が設定されていて、2000シリーズには5W-30や10W-40の硬さが用意されていて、60,000km以上走った車におすすめするハイマイレージもあります。

ディーゼルエンジンにはディーゼル専用エンジンオイルがある

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと違い、スパークプラグを持たず圧縮した際にパワーを得るエンジンで、燃費もよくトルクもありますが、不完全燃焼によりススがたまりやすいという欠点があります。その汚れを落とす役割を持つのが、洗浄能力の高いディーゼル専用エンジンオイルです。

メーカー純正オイルのほかに、どのブランドがディーゼル専用オイルをラインナップしているのでしょうか?

TAKUMIの「CLEAN DIESEL series」はDPF装着車への使用も可能で低燃費とロングライフに貢献する成分も配合

おすすめエンジンオイルのTAKUMI CLEAN DIESEL series

ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF触媒)を搭載する車両に対しても使用可能な「CLEAN DIESEL series」は、SAE粘度0W-30/5W-30/10W-40/15W-40等の各地域の気候条件に適した商品をラインナップしています。

TAKUMIが独自開発した添加剤を配合させる事で、洗浄効果などを向上させている本製品を使用すれば、更なる低燃費化とロングライフ化が実現されます。

カストロールのディーゼルオイルはマグナテックの部分合成油に用意されていてコストも抑えられる

カストロールのディーゼルオイル

カストロールのディーゼルエンジンオイルは、部分合成油のマグナテックと鉱物油のGTXにラインナップしています。粘度はマグナテックが10W-40、GTXが10W-30に設定されていて、マグナテックのほうがより高い温度でもオイルとしての性能を保ってくれます。

エネオスのディーゼルオイルは浄化装置のDPF装着車向けと非装着車の2種類がラインナップ

エネオスのディーゼルオイル

エネオスのディーゼルオイルは2種類用意されていて、クリーンディーゼルエンジンに搭載されている浄化装置のDPFを装備している車両には5W-30の硬さがおすすめで、昔ながらのDPFを搭載しないディーゼル車には10W-30がおすすめです。

マツダのディーゼルオイルは最大限に燃費性能を保つ0W-30とスタンダードな5W-30の2種類が設定

マツダ ディーゼルオイルエクストラSKYACTIV-D

マツダのクリーンディーゼル技術であるスカイアクティブDエンジンにピッタリのエンジンオイルが、ディーゼルオイルエクストラSKYACTIV-Dです。0W-30と0W-20がラインアップしていて、車種によって推奨されているオイル粘度が違うためしっかりとチェックしておく必要があります。

日産のディーゼルオイルS21スペシャルはキャラバンなどのDPF搭載車用に設計されている部分合成オイル

日産 ディーゼルオイルS21スペシャル

日産のディーゼルエンジンは商用バンであるNV350キャラバンやアトラスなどのトラックに採用されていて、S21スペシャルはモリブデンを配合し燃費性能などもアップさせたプレミアムな部分合成オイルです。燃費性能だけではなく騒音も抑えるため、ガソリン車に比べて音が大きいディーゼル車にピッタリのオイルです。

アメリカのオイルブランドであるガルフからは次世代ディーゼルに対応したプロガードハイパーディーゼルがラインナップ

ガルフ プロガードハイパーディーゼル

ガルフのディーゼルオイルは乗用車向けディーゼルオイルの規格であるDL-1に適合し、粘度も昔ながらのディーゼルエンジンにも最適の5W-30で作られています。もちろんDPF搭載車にも対応しているため、最新のクリーンディーゼルエンジンを搭載した車種にも安心して使用できます。

エンジンオイルは車種ごとに合ったものを入れないとトラブルになる可能性もあるため、スタッフやディーラーとよく話し合ってから決めよう

エンジンオイルには、化学合成油(全合成)・部分合成油・鉱物油と3種類のクラスがあり、化学合成に近いほど高性能・高価格になる傾向があります。また、クラスだけではなく粘度も関係していて、最新のエコカーには0W-16のオイルがおすすめですが、過走行の車両や少し古い車では、5W-30のほうがエンジンに優しい場合もあります。

基本的には、車種ごとにある説明書に記載されている純正オイルや粘度に沿ったものであればトラブルは起きにくいので、しっかりとチェックしてみてください。

エンジンオイルごとに特徴がありますので、オイル交換時期になったらオイルのブランドを変えてみるなど、自分の運転フィーリングに合ったオイルを探してみるのも楽しみの1つです。色々なエンジンオイルを試し、お気に入りのオイルを探してみてください。