フォレスターの維持費

フォレスターにかかる年間維持費 税金/ガソリン代/保険代

新型フォレスターの年間維持費を紹介。スバルが誇る4WDを活用した確かな走り、水平対向ボクサーエンジンを搭載したエンジンサウンドなど楽しみが沢山あるフォレスターを維持するためにはいくらかかるのか、車検代や自動車税、メンテナンスに必要な諸経費や燃費代など年間に必要な金額をチェック!

フォレスターにかかる年間維持費 税金/ガソリン代/保険代

スバルフォレスターの年間維持費

スバルのフォレスターはパワフルな走りが魅力のミドルサイズクロスオーバーSUVです。スバルの走りの技術が搭載された4WDの力強い走りはオンロード、オフロード問わずどのような環境でも走破できます。
そのため未舗装路が多い海外でも人気で、日本でも雪が積もる東北地方や北陸地方、北海道では特に人気の車種となっています。

そんなスバル・フォレスターの年間維持費はいくらかかるのでしょうか。自動車税や車検、気になる燃費などフォレスターを維持するために必要な金額を算出します。

装備が充実している2.0i-L EyeSightがモデルケース

アイサイトを搭載しているフォレスター

フォレスターのグレードは特別仕様車を含めると全部で6種類となります。2.0L DOHCエンジンを搭載している5種類のグレードと280馬力を誇るターボモデルの1種類のグレード展開となり、今回は2.0L DOHCエンジンの最上級グレードの2.0i-L EyeSightをモデルケースとします。

2.0i-L EyeSightはターボモデルで燃料にハイオクを使う2.0XT EyeSightよりも経済的です。そして通常モデルの最上級グレードだけあり充実した装備、そしてスバルの最先端安全システム「EyeSight(アイサイト)」を搭載しているのが特徴です。

  • 2.0i EyeSight
  • 2.0i-L
  • 2.0i-L EyeSight(モデルケース)
  • 特別仕様車 X-BREAK
  • 特別仕様車 S-Limited
  • ターボモデル 2.0XT EyeSight
全長 4,610mm
全幅 1,795mm
全高 1,715mm
ホイールベース 2,640mm
最小回転半径 5.3m
燃費 16.0km/L
燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 5名
車両重量 1,510kg
エンジン 2.0L DOHC
総排気量 1,995cc
メーカー希望小売価格 2,721,600円~

スバル フォレスターの年間維持費の合計は519,930円

星空の下のフォレスター

フォレスターはミドルサイズのSUVなのでクラスとしてはハリアーやエクストレイルといった車種と同様となります。SUVといってもトヨタのランドクルーザーなど大型サイズのSUVと比較すると維持費は安くなっています

また最先端の安全システムであるアイサイトを搭載しているので、任意保険も算出した金額を下回る可能性が高いです。本格的なSUV走行が楽しめるスバルのフォレスターを519,930円で維持できるのであれば、ファミリーカーとしても十分活躍できるのではないでしょうか。

自動車税 39,500円
燃料代 75,000円
駐車場代 180,000円
車検代 99,730円
任意保険料 99,700円
諸経費 26,000円
合計金額 519,930円

フォレスターの自動車税は39,500円

ミドルクラスのSUVであるフォレスターは総排気量が1,995ccあります。そのため毎年支払う税金お自動車税は「1.5L超~2.0L以下」に該当します。金額は39,500円となりコンパクトカーと比較すると高めとなっています。
日産のエクストレイルやトヨタのハリアーもこの39,500円となることから、車体が重いSUVでは仕方のない金額と言えます。自動車税は車の所有者または使用者に必ずかかるお金なので、前もって計算し貯金すると慌てずに済みます。

車の分類 総排気量 税額
自家用車 1L以下 29,500円
1L超~1.5L以下 34,500円
1.5L超~2.0L以下 39,500円
2.0L超~2.5L以下 45,000円
2.5L超~3.0L以下 51,000円
3.0L超~3.5L以下 58,000円
3.5L超~4.0L以下 66,500円
4.0L超~4.5L以下 76,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円
6.0L超~ 111,000円

フォレスターの燃料代75,000円の内訳

海外にあるガソリンスタンド

今回のモデルケースであるフォレスター2.0i-L EyeSightの使用燃料は無鉛レギュラーガソリンです。ターボ仕様のグレード2.0XT EyeSightはハイオク仕様なので、その面でも経済性は優位に立ちます。そして燃費性能もカタログのJC08モード燃費は16.0kg/Lなので、ターボモデルの13.2km/Lと比較すると優秀な数字となっています。
レギュラーガソリンは120円/Lと計算します。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)
週1の買い物(往復30km×52週=1,560km)
月1のレジャー(往復400km×12回=4,800km)
・3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

一般的な年間走行距離を約10,000kmと計算すると、フォレスターが1年間走るのに必要なレギュラーガソリンの量は約625Lとなります。

625L×レギュラーガソリンの単価120円/L=75,000円

フォレスターの走行に必要な1年間の燃料代は75,000円となります。
ターボ仕様の2.0XT EyeSightでは燃料にハイオクを使用するため、燃料代を130円/Lで計算すると年間81,250円となり、6,250円の差が生まれます。
これだけの差があるとエンジンオイル交換などのメンテナンス代に回すこともできるので、燃料の種類も考えてグレード選びをするとより経済的にフォレスターを維持できます。

駐車場代180,000円の内訳

フォレスターはスバルがラリーで培った走行性能と走破性も特徴の1つです。スバル車はSUV車種全車に4WD設定があるほど走りにこだわりを持っています。
そのためフォレスターを購入する方は雪が積もる地域の方が多い傾向があります。
今回は豪雪地帯の北海道札幌市をモデルとしました。北海道札幌市は中心地から離れると5000円程度から月極駐車場が借りられますが、中心地では15,000円以上の駐車場も多くあります。今回は平均した月15,000円で算出します。

月15,000円×12カ月=1年間180,000円がフォレスターの駐車場代となります。また中心地でも+5,000円程で屋根付きの駐車場や機械式の立体駐車場も借りることができます。札幌市は豪雪地帯なので雪かきの手間を考えると少し高めの駐車場を借りるもの良いでしょう。

フォレスターの車検代99,730円の内訳

車検を始める自動車整備士

フォレスターの車検代は法定費用(車検を通すために必ずかかる金額)59,730円+車検代行料・整備費・交換する部品代40,000円の合計99,730円となります。
法定費用の内訳は

  • 重量税 32,800円
  • 自賠責保険24ヶ月 25,830円
  • 印紙代 1,100円

車検代行料・整備代・交換する部品代の内訳は

  • 代行料・整備代 30,000円
  • オイル交換やエレメント(オイルフィルター)の部品・交換工賃 10,000円

となっています。
車検は新車購入後3年、その次から2年毎に行います。中古車を購入した場合は購入後2年毎に行います。
車検代は車の機能を管理するようなものなので、走行距離や年式により交換する部品も増えてきます。
古くなるとそれだけ部品代がかかるので算出した以上の金額になるケースも多々あります。しかし部品代を節約するとそれだけ故障の危険が高まるので、車検を受けた工場と良く相談して車検内容を決定しましょう。

●重量税
車両重量 重量税
~500kg以下 8,200円
~1,000kg以下 16,400円
~1,500kg以下 24,600円
~2,000kg以下 32,800円
~2,500kg以下 41,000円
~3,000kg以下 49,200円

※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

●自賠責保険料(離島・沖縄を除く)
車種 保険期間 金額
普通自動車 37ヵ月 36,780円
36ヵ月 35,950円
25ヵ月 26,680円
24ヵ月 25,830円
13ヵ月 16,380円
12ヵ月 15,520円
1ヵ月 5,870円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります。

フォレスターの任意保険料99,700円の内訳

任意保険とは自賠責保険の補償では足りない部分を補てんするために加入する保険です。自賠責保険では適用されない、自損事故にも適用される車両保険があるのが特徴です。
今回は初めて車を購入した26歳の方をモデルに車両保険を付けた任意保険の金額を算出します。

  • 年間走行距離 10,000km
  • 年齢制限26歳以上
  • 運転者 本人限定
  • 対人賠償・対物賠償 無制限
  • 車両保険 付ける

この条件の年間の任意保険料は99,700円(月々8,500円)となっています。任意保険の場合は車両保険を付けるか付けないかで金額が大幅に変わっています。今回は車両保険を付けた金額で算出しましたが、車両保険を付けない場合は43,200円(月々3,700円)で加入することができます。
車両保険にも免責という条件を付けることができるので、車の使い方や金額との折り合いを考え任意保険を検討しましょう。

フォレスターの諸経費26,000円の内訳

エンジンオイルの交換をする自動車整備士

1年間にかかるメンテナンス代は故障による部品交換がなければ、オイル交換と消耗品のタイヤ代のみです。エンジンオイルの交換5,000km毎の交換が推奨されているので半年に1度交換するとします。
タイヤは人気メーカーのブリヂストンの17インチタイヤを3年毎に交換します。

エンジンオイル代・工賃6,000円+タイヤ1本15,000円×4本÷3年=26,000円

1年間にかかるフォレスターの諸経費は26,000円となります。タイヤはブリヂストン以外にも多数のメーカーから選択することができるので、今回の諸経費よりも少額にすることも可能です。タイヤ専門店などもあるので予算と相談して選択しましょう。

フォレスターの維持費を安くするコツは環境や必要なものを整理すること

フォレスターと維持費

スバルのフォレスターは平均的な維持費となっています。今回算出した金額の519,930円は駐車場が含まれています。持ち家の場合や賃貸に駐車場が含まれている場合は、駐車場料金が実質無料となるので維持費も安くなります。
任意保険も車両保険の免責を付けたり、車両保険そのものが必要のない方はさらにお安くフォレスターを維持することができます。どのような環境か、必要なものは何かをしっかり確認して維持費を再確認しましょう。