マークXのモデルチェンジ

トヨタ マークXは2019年12月23日に生産終了 後継カムリも国内販売終了 GRMN350台は完売

マークXの後継はどうなったのか。統合先とされたカムリも2023年12月に国内生産を終え、FRセダンの直接の後継は登場していません。GRMNのプレミア化や中古相場の推移まで、2026年時点の現状を整理します。

トヨタ マークXは2019年12月23日に生産終了 後継カムリも国内販売終了 GRMN350台は完売

マークXはフルモデルチェンジせず2019年12月23日に生産終了 後継はカムリとされた

トヨタのマークXはフルモデルチェンジを迎えることなく、2019年12月23日をもって生産を終了しました。当時の説明では、後継はトヨタが販売するセダンのカムリへ統合される形とされています。
マークXは1980年代から1990年代にかけてのバブル期に大ヒットした、トヨタの象徴とも呼べるマークIIの後継車種として2004年に誕生しました。先代のマークIIを越えるべく、プラットフォームを刷新し、異なるアプローチから作り上げられた珠玉の一台です。

廃止と統合の噂が最初に流れたのは、モデルチェンジのタイミングでした。2009年に登場した2代目マークXは、結局一度もフルモデルチェンジを受けないまま10年を走り抜けます。
トヨタは2019年4月24日に最後の特別仕様車「250S Final Edition」を発表し、同時にマークXの終了を正式に告知。ここでは特別仕様車の詳細や、その後どうなったのかまでを紹介します。

2019年12月23日に元町工場で生産終了 マークII時代から通算約688万台の歴史に幕

マークXの最終生産日は2019年12月23日。トヨタは愛知県豊田市の元町工場で生産終了イベント「THANK YOU! MARKX」を開催しました。元町工場長の二之夕裕美氏、2代目マークXのチーフエンジニアを務めた友原孝之氏をはじめ、従業員約200名が出席しています。

トヨタが対外的に生産終了イベントを開くのは異例です。新車のライン公開はあっても、終わりを社外に見せることはしてきませんでした。それだけマークII/マークXという看板が社内で重い存在だった、という証左でしょう。

累計生産台数はトヨタ発表でマークIIが約651万8,000台、マークXが約36万3,500台、合わせて約688万1,500台。うち元町工場での生産は約349万5,000台にのぼり、残りは関東自動車工業(現トヨタ自動車東日本)東富士工場とトヨタ自動車九州 宮田工場が担いました。1968年のコロナ マークII登場から51年という長い物語が、ここで終わっています。

生産終了後もしばらくは在庫車の販売が続き、新車として買えたのは2020年前半までのことでした。二之夕工場長は式典で、2014年の100台も2019年の350台も完売したGRMNに触れ、MTのFRを求めるファンがまだ多く残っていたことを実感したと語っています。

統合先のカムリも2023年12月に国内生産終了 マークXの直接の後継は現れず

マークXの受け皿とされたカムリですが、その後の展開は当時の想定とは違う方向へ進みました。トヨタは2023年4月10日に公式サイトでカムリの国内向け生産終了を告知し、同年12月下旬に国内生産を終了。1980年のセリカ カムリから43年続いた日本での歴史も、ここで閉じられています。

背景は数字が語っています。カムリの国内販売は2021年度で8,933台、2022年は年間5,750台前後と、月平均500台を切る水準まで落ち込んでいました。世界累計1,800万台超を誇り、北米では21年連続でミディアムセダン最量販という実績を持ちながら、日本市場だけが先に力尽きた格好です。2023年11月に世界初公開された通算11代目カムリは、そのまま海外専売となりました。

その結果、マークXの直接的な後継となるFRセダンは、2026年現在も登場していません。当時「統合先のカムリもFRモデルを開発するのでは」という見方がありましたが、これは実現せず。FRのセダンを求める層は、2023年11月発売のクラウン セダンやクラウン(クロスオーバー/スポーツ)へ吸収される形になりました。

皮肉なことに、消えたことでマークXの評価は上がっています。希少なFRセダンとして2代目の中古相場はじわじわ上昇し、なかでもGRMNは新車価格513万円を超えるプレミア価格が付き、600万円台の個体も見られる状況です。名前が消えてからの方が愛されている、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、それだけの中身を持ったクルマだったということでしょう。

最後の特別仕様車250S ファイナルエディションを2019年4月24日に発売

マークXの特別仕様車250Sファイナルエディション2019年12月の生産終了と最後の特別仕様車250Sファイナルエディションを発表したマークX

2019年4月24日、トヨタはマークXの終了を告げるとともに、最後の特別仕様車を発売しました。日本を代表するセダンのマークIIから続く51年の歴史に、ここで区切りが打たれます。
後継はカムリとされましたが、カムリはFF駆動。この時点で、トヨタのFRスポーツセダンは事実上消滅することが確定しました。

マークX特別仕様車250Sファイナルエディションの特別装備250Sファイナルエディションは専用装備を採用するお得な特別仕様車

「マークX 250S Final Edition」および「250S Four Final Edition」は、マークXの最後を飾るにふさわしい内容にまとめられました。この特別仕様車は発売後に人気を集め、2019年11月には月販589台と前年同月比159.6%を記録しています。終わりが決まってから売れる、というセダンらしからぬ現象が起きました。

マークX特別仕様車250S ファイナルエディションの特別装備

  • 235/45R18 94W&18×8Jアルミホイール
  • ダークメッキ フロントバンパーモール
  • クリアランスソナー&バックソナー
  • レッドステッチ 本革巻き4本スポークステアリングホイール
  • ディンプル付 本革巻きシフトノブ
  • レッドステッチ 合成皮革シフトブーツ
  • ブラック/レッド シート表皮
  • レッドステッチ インサイドドアグリップ表皮(アクアウィッシュ)
  • レッドソフトレザー ドアトリム表皮
  • レッドステッチ 合成皮革フロントコンソールボックス表皮

ボディカラーは「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーメタリック」「プレシャスブラックパール」の全3色。人気のホワイト系とブラック系、上品なシルバー系という手堅い構成でした。

マークX特別仕様車250S ファイナルエディションのボディカラー一覧

  • ホワイトパールクリスタルシャイン(37,800円高)
  • プレシャスブラックパール(54,000円高)
  • シルバーメタリック

販売価格は2WDで3,331,800円、4WDで3,489,480円。日本車では希少なFRセダンを新車で買える最後の機会でしたが、生産終了とともにその窓は閉じました。現在は中古車で探すしかありません。

マークXのGRMNが2019年1月に追加 限定350台は完売しファン待望のハイパワーマシンが有終の美

マークXのGRMNモデルのエクステリア限定350台で2019年3月11日に発売されたマークXの2代目GRMN

2015年に限定100台で販売され、瞬く間に売り切れた伝説の「GRMN」。その2代目モデルが限定350台で2019年1月に復活しました。ベースはマークXの最上級グレード350RDSで、販売価格は5,130,000円です。

エクステリアは先に登場していたGRスポーツを踏襲し、フロントバンパーなどの光輝部分をダーク化。GRMN専用装備として4本出しマフラーやBBS製19インチ鍛造ホイールを採用しています。専用ロゴ入りブレーキキャリパー、スポーツブレーキパッドも組み合わせ、マークXの頂点にふさわしい存在感を放ちました。

マークXのGRMNモデルのインテリア本革やカーボン調加飾などを内装のいたるところに配置してシートも評判の高いトヨタ紡織製を採用

2代目GRMNはステアリングホイールやシフトノブに本革巻きを採用し、手に触れる部分の質感を高めています。インストルメントパネルにはカーボン調加飾とピアノブラック塗装を組み合わせ、質感にこだわり抜いたデザインも見どころです。 シート生地はウルトラスエードを使ったトヨタ紡織製のスポーツシートを採用します。

マークXの2代目GRMN特別装備

  • ダーク加飾フロントバンパー
  • 専用リヤスポイラー
  • 4本出しマフラー
  • ホワイト塗装&ロゴ入りブレーキキャリパー
  • 19インチBBS製鍛造アルミホイール
  • スポーツブレーキパット
  • 前後異サイズタイヤ(フロント:235/40R19 92Y&19×8J/リヤ:255/35R19 92Y&19×9J)
  • 本革巻きステアリングホイール
  • 本革巻きシフトノブ
  • 本革巻きサイドブレーキ
  • 専用アルミペダル
  • ウルトラスエード専用スポーツシート
  • カーボン調加飾&ピアノブラック塗装インストルメントパネル
  • 6速マニュアル
  • 専用サスペンション
  • 専用アブソーバー
  • EPSのチューニング
  • カーボンルーフパネル(オプション装備270,000円)

マークX ファイナルエディション「ホワイトパールクリスタルシャイン」マークX ファイナルエディション「ホワイトパールクリスタルシャイン」

2代目GRMNは初代から剛性と走りが進化しています。 初代GRMNではボディ剛性に関わるスポット溶接の追加打点が16点だったのに対し、2代目は252点を追加。ショックアブソーバーはレクサスESで初採用されたスウィングバルブ式を用い、高速域でも安定した乗り心地を実現しました。

結果として、これがマークX最後のグレード追加となりました。限定350台は完売し、有終の美を飾っています。ここまでスパルタンな国産FRセダンは、その後も登場していません。中古市場でプレミアが付いているのも当然と言えるでしょう。

マークXの2代目GRMNのスペック
駆動方式 FR(後輪駆動)
全長 4,795mm
全幅 1,795mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,560kg
エンジン 2GR-FSE
排気量 3.456L
最高出力 234kW(318ps)/6,400rpm
最大トルク 380Nm(38.7kgm)/4,800rpm
ミッション 専用6速マニュアル
タイヤ フロント:235/40R19 92Y&19×8J/リヤ:255/35R19 92Y&19×9J
乗車定員 5名
ボディカラー 全5色
販売価格 5,130,000円

販売スケジュールは2019年1月11日に発表され、同日から9月30日までを注文受付期間として設定。先着順で限定350台に達した時点で受付終了、2019年3月11日に発売して順次納車、という段取りでした。

受注は殺到し、受付開始からごく短期間で350台に達したとささやかれています。9月末まで用意されていた受付期間を待つまでもなかったわけです。初代GRMNも発売後すぐに完売しており、4年ぶりの復活を待っていたファンの熱量がそのまま数字に出た形でした。

生産終了の噂の出どころは2016年の改良がマイナーチェンジだったから

マークXのエクステリア

2004年に登場したマークXは、5年後の2009年にフルモデルチェンジを果たし2代目へ移行しました。
2012年8月にはビッグマイナーチェンジと呼べる改良を受け、エクステリアやインテリアを大きく変更しています。
2016年にはフルモデルチェンジが期待されていましたが、実際には2度目のマイナーチェンジにとどまり、「マークXが廃止されるのではないか」という噂が一気に広がりました

日本車のフルモデルチェンジは4年程度が慣例ですが、マークXは当てはまりませんでした。2016年の改良もマイナーチェンジだったことで、廃止説はいよいよ現実味を帯びます。そして噂は当たりました。2代目は一度もフルモデルチェンジを受けないまま10年を走り、歴代マークシリーズで最長の現役期間を記録して姿を消しています

もっとも、最大の要因は改良の間隔ではなく販売チャネルの統合だったと見ています。トヨタ店のクラウン、トヨペット店のマークXという棲み分けが全店併売化で意味を失い、国内専用のFRセダンを2車種抱える理由がなくなったのです。天秤にかけられれば、看板であるクラウンが残るのは自然な結論でした。

廃止されたマークXはカムリに統合

カムリのエクステリア

トヨタの歴史を体現するマークIIの後継、マークXが廃止されたあとはどうなったのでしょうか。当時示されたのは、世界累計販売台数1,800万台を突破したトヨタの世界戦略車「カムリ」への統合という道でした。

カムリは世界100カ国以上で販売され、カローラに次ぐ知名度を持つミドルクラスセダンです。マークXの既存ユーザーはカムリでカバーし、FRにこだわる層にはクラウンを勧める。それがトヨタの販売方針でした。

ただしカムリとマークXには駆動方式という決定的な違いがあります。カムリはFF、マークXはFRです。
貴重なFRを惜しむ声は多く、「統合先のカムリにもFRモデルが用意されるのでは」という期待も語られました。結論から言えば、そうした動きはありませんでした。それどころかカムリ自身が2023年12月下旬に国内生産を終え、日本市場から退場しています。統合先が先に消えるという、当時は誰も想像しなかった着地です。

マークXと同じくSAIもカムリに統合

SAIのエクステリア

マークXと同じように、トヨタのSAIもカムリへ統合されました。
SAIはプリウスの上位車種として2009年に登場したミドルクラスのハイブリッド専用車です。2009年の発売以降、2013年に一度マイナーチェンジをしたきりフルモデルチェンジを迎えず、2018年2月に販売を終了しています

ハイブリッド専用車には絶対的なプリウスがあり、その下にはアクアが控えていました。最上位で4,339,637円という強気な価格では、販売台数を伸ばすのは難しかったのかもしれません。
またSAIは国内専用車でしたから、世界で戦えるカムリへ集約する流れは当然とも言えます。もっとも、その受け皿だったカムリも国内から姿を消した現在、この統合が何を残したのかは考えさせられるところです。

生き残りをかけたマークX GRスポーツが登場

マークX GRスポーツのエクステリア

2017年9月19日、マークXにGRスポーツが追加されました。
廃止が噂される最中の新グレード追加に驚いた方も多かったはずです。GRスポーツは、若者のクルマ離れに対抗するトヨタの新ブランドでした。

マークXと同時に発表された車種はヴィッツ、ハリアー、ノア、ヴォクシー、プリウスPHV、アクア、プリウスα、86。いずれも販売台数が見込める人気車種です。

販売が振るわないセダンから唯一マークXが選ばれたことに、「本当は残したい」というトヨタの本音がにじんでいました。専用の足回りやスポット溶接の打点追加が施され、価格は250S GRスポーツが3,809,160円、350RDS GRスポーツが4,428,000円。
とはいえ、GRスポーツの追加でマークXが生き残ることはありませんでした。2年後には生産終了が現実になります。ただ、GRスポーツで積み上げた知見と、続くGRMNの完売という事実は、のちのGRブランド拡大へ確かに繋がっています。

力強い表情が特徴的なマークXのエクステリア

ここからは、販売されていた2代目マークXを振り返ります。
エクステリアは躍動感ある走りを実現する流線形デザインでした。曲面を多用することで空気抵抗を抑え、マークXのパワフルな運動性能を活かす造形です。

マークXのフロントビュー

マークXのリヤビュー

マークXのホイール

ボディカラーはマークXの力強い表情にマッチする全6色がラインナップされていました。

  • ホワイトパールクリスタルシャインのマークXホワイトパールクリスタルシャイン(37,800円高)
  • シルバーメタリックのマークXシルバーメタリック
  • ブラックのマークXブラック
  • プレシャスブラックパールのマークXプレシャスブラックパール(54,000円高)
  • ダークレッドマイカメタリックのマークXダークレッドマイカメタリック
  • トゥルーブルーマイカメタリックのマークXトゥルーブルーマイカメタリック

なお中古車として探す場合、在庫の多くは販売比率の高かったホワイト、ブラック、シルバーです。ダークレッドやトゥルーブルーを狙うなら、それなりの根気が要ります。

高級素材が使われたマークXのインテリア

マークXの内装

走りのマークXらしい包まれるようなコクピット、ブラックを基調とした上質なシート、レスポンスの高い操作感を実現するアルミペダルなど、特別な空間が広がっていました。
オプションでは上質なアルカンターラシートを選ぶこともでき、満足度の高い内装に仕立てられます。

  • マークXのコクピット
  • マークXのスポーツペダル
  • マークXのシート1
  • マークXのシート2

マークXはFRセダン屈指のハイスペック

ハイスペックのマークX

マークXは2017年9月19日に追加されたGRスポーツを含め、最終的に7つのグレードで展開していました。各グレードと当時の価格を紹介します。

グレード 価格
250G F package 2,656,800円~
250G 2,916,000円~
250S 3,207,600円~
250RDS 3,434,400円~
350RDS 3,850,200円~
250S GRスポーツ 3,809,160円~
350RDS GRスポーツ 4,428,000円~

最上級グレードの350RDSは最高出力318PS、最大トルク38.7kgmを誇るハイパワーモデルでした。FRセダン最強クラスの実力を持つ350RDSのスペックを確認しましょう。

マークX 350RDS スペック
全長 4,770mm
全幅 1,795mm
全高 1,435mm
室内長 1,975mm
室内幅 1,500mm
室内高 1,170mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,560kg
最低地上高 155mm
最小回転半径 5.2m
駆動方式 2WD(FR)
エンジン型式 2GR-FSE
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量 3.456L
使用燃料 無鉛プレミアム ガソリン
最高出力 234kw(318PS)/6,400rpm
最大トルク 380Nm(38.7kgm)/4,800rpm
乗車定員 5名
JC08モード燃費 10.0km/L

フルモデルチェンジを迎えずに終わったマークXの画像11枚

  • マークXのフロントビューマークX
  • 右斜め前から見たマークXマークX
  • マークXのサイドビューマークX
  • 右斜め後ろから見たマークXマークX
  • マークXのリヤビューマークX
  • マークX 250SのフロントビューマークX 250S
  • 左斜め前からのマークX 250SマークX 250S
  • マークX 250SのサイドビューマークX 250S
  • 左斜め後ろからのマークX 250SマークX 250S
  • マークX 250SのリアビューマークX 250S
  • 右斜め後ろからのマークX 250SマークX 250S

マークIIの後継車種 マークXのモデルチェンジ遍歴

マークXはトヨタが販売していた4ドアセダンで、マークIIの後継車種にあたります。派生車種にトールワゴン風の3列シート車マークXジオ(2007年~2013年)がありました。

マークX初代(通算10代目)X12#型/2004年~2009年

2004年11月、マークIIの後継車種としてマークXがデビューしました。エンジンは長年続いた直列6気筒からV型6気筒へ変更され、2.5Lと3.0Lを設定。グレードは2.5L車が「250G」で「Lパッケージ」「Fパッケージ」を用意し、3.0L車が「300G」「300G PREMIUM」という構成です。
2005年10月、特別仕様車「250G ”Fパッケージ・リミテッド”」「250G FOUR ”Fパッケージ・リミテッド”」を発売。
2006年4月、トヨペット店創立50周年記念の特別仕様車「250G ”プライムセレクション”」「250G Four ”プライムセレクション”」を発売。10月にはマイナーチェンジを実施し、内外装の変更とグレード構成の一部変更を行いました。
2007年9月、特別仕様車「250G ”Limited”」「250G Four ”Limited”」を発売。
2008年7月、特別仕様車「250G ”Fパッケージ・Smart Edition”」「250G Four ”Fパッケージ・Smart Edition”」を発売。

マークX 2代目(通算11代目)X13#型/2009年~2019年

2009年10月、フルモデルチェンジで2代目になりました。プラットフォームとパワートレインは初代の改良版というキープコンセプトで、前年のリーマンショックを踏まえ、同等グレードで5万円から10万円ほど値下げされています。
2010年10月、特別仕様車「250G ”Relax Selection・Black Limited”」「250G Four ”Black Limited”」を発売。
2011年8月、特別仕様車「250G “Relax Selection・Black Leather Limited”」「250G Four “Black Leather Limited”」を発売。
2012年8月、マイナーチェンジを実施。フロント周りとリヤコンビネーションランプを大きく変更し、静粛性とボディ剛性も向上させました。プレミアムタイプにはFADショックアブソーバーが備わります。
2013年2月、100台限定の特別仕様車「250G ”Sパッケージ・G’s CARBON ROOF Ver.”」「350S ”G’s CARBON ROOF Ver.”」を発売。
2014年9月、特別仕様車「250G “Yellow Label”」「250G Four “Yellow Label”」「250G “Sパッケージ・Yellow Label”」を設定。12月には100台限定で、GAZOO Racingが開発を手掛けたスポーツコンバージョンモデル「マークX “GRMN”」を発表しました(発売は2015年3月、車両本体価格540万円)。
2016年11月、マイナーチェンジでフロントフェイスを刷新し、Toyota Safety Sense Pを採用。
2017年9月19日、新グレード「250S "GR SPORT"」「350RDS "GR SPORT"」を追加。
2019年1月11日、限定350台の「マークX “GRMN”」第2弾を発表(発売は3月11日、513万円)。4月24日には最後の特別仕様車「250S “Final Edition”」「250S Four “Final Edition”」を発売。
2019年12月23日、元町工場で最終号車がラインオフし生産終了。マークIIから始まった51年の歴史が幕を閉じました。在庫車の販売は2020年前半まで続いています。

マークXのモデルチェンジ遍歴
マークXのモデル 販売年表
初代(通算10代目)X12#型 2004年~2009年
2代目(通算11代目)X13#型 2009年~2019年(生産終了、在庫販売は2020年まで)

マークXは2019年12月に生産を終え51年の歴史に幕を下ろした

マークX

マークIIは誰もが知る存在ですが、その後継であるマークXの名を知らない人は今も少なくないかもしれません。
名車揃いのトヨタのラインナップでは、どうしてもクラウンの影に隠れがちでした。それでも運動性能はトヨタ屈指で、GRスポーツやGRMNの追加で走りに一段と磨きがかかった、貴重なFRセダンです。

そのマークXは2019年12月23日に元町工場で生産を終え、マークII時代から数えて51年、累計約688万1,500台という記録を残して姿を消しました。統合先とされたカムリも2023年12月に国内生産を終了し、後継と呼べるFRセダンは今も現れていません。

いま新車で手に入るFRのトヨタ製セダンはクラウン セダンくらいのもの。V6・318PS・6速MTという組み合わせが、もう二度と量産セダンで実現しない可能性は高いでしょう。だからこそ中古市場のマークXは値を上げ続けています。惜しまれながら消えた、というありふれた言い回しが、これほど似合うクルマも珍しいと感じます。