ホンダの歴代車種

ホンダの歴代車種100種一覧!時代を彩ったHondaイズム溢れる名車たち

ホンダの歴代車種一覧を年代順に紹介。新型が発売されたインサイトや軽自動車売上NO.1のN-BOXなどの現行車種、自動車開発に参入してすぐのヒット作N360やエスロク・エスハチなどの元祖ライトウェイトスポーツカー、デートカーとして時代を彩ったプレリュード、NSXなどのスーパーカーなどの名車解説。

ホンダの歴代車種100種一覧!時代を彩ったHondaイズム溢れる名車たち

2000年代にホンダが販売した車種一覧

2000年代のHONDA車種一覧

2001年に大ヒットカーとなるフィットが誕生し、コンパクトカーや軽自動車のジャンルでもホンダは存在感を示していきます。

モビリオ(2001~2008)

モビリオ GB1型 後期のエクステリアモビリオ GB1型 後期

 

初代フィットをベースにしたコンパクトミニバン。四角いエクステリアは好き嫌いが分かれるが、全長4メートルに3列シート7人乗りを実現させたため機能優先。後部座席はスライドドアなので街乗りに便利。アジア圏では2014年から車名が復活し、高評価を受けている。

シビックハイブリッド(2001~2010)

シビックハイブリッド ES9型 前・中期型のエクステリアシビックハイブリッド ES9型 前・中期型

インサイトのハイブリッドシステムを効率化して採用したシビックのハイブリッド車。3代目(2011~)は北米専売。トヨタとのハイブリッド競争では勝ち目が薄いのはわかりきっていたマイナー車だが、「燃費も気になるけど燃費至上主義ではない」オーナーからは好意的な声も多い。

ザッツ(2002~2007)

ザッツ JD1型 前期型のエクステリアザッツ JD1型 前期型

軽のトールワゴンでライフのプラットフォーム使用。車体価格が100万円以下の安価な軽として人気を集めた。直方体ボディではあるが、可愛らしいエクステリアで、フロントとリアの一部分のみにカラーをつけたモデルも販売された。

モビリオスパイク(2002~2008)

モビリオスパイク GK1型 前期型のエクステリアモビリオスパイク GK1型 前期型

モビリオの派生車種。モビリオが全長4mで3列シートとかなり頑張ったのに対し、スパイクは無理せず2列シート5人乗りのトールワゴンで「人+荷物」の移動に向いたクルマ。低床のスライドドアで、アウトドア用品や自転車、楽器などを積み込みやすい。

MDX(2003~2006)

ホンダMDX 日本仕様車のエクステリアホンダMDX 日本仕様車

2001年からアキュラブランドで北米を中心に展開している車種だが、2003~2006年までは「ホンダ・MDX」として日本仕様車が輸入販売されていたレア車。

エレメント(2003~2005)

エレメント YH2型のエクステリアエレメント YH2型

北米では2002~2011年まで製造・販売されており、日本ではベルノ店で約2年間輸入販売されたSUV。観音開きスタイルが特徴で、「サーフボードが積めるサイズ」のおしゃれSUVとアメリカでは人気。内装には防水加工も施してある。

エリシオン(2004~2013)

エリシオン 前期型のエクステリアエリシオン 前期型

オデッセイより一回り大きいサイズの上級ミニバン。ラゲッジスペースの広さでいうと他にも上回るミニバンは多いが、大型ボディにもかかわらず走りが安定しており、乗り心地が良いのをPRポイントにしていた。最上級グレードにはプレステージのサブネームがつく。現在は中国専売車。

エディックス(2004~2012)

エディックス 前期型のエクステリアエディックス 前期型

3人×2列シートというユニークな6人乗りを実現したレア車。前列・後列の真ん中はVのように後ろにスライドできる。大人6人乗るとさすがに狭いがチャイルドシートの装着などには重宝し、すべて3点式シートベルトといった安全性への配慮もある。

エアウェイブ(2005~2010)

エアウェイブ 前期型のエクステリアエアウェイブ 前期型

5ナンバーサイズのステーションワゴン。ベース車両はフィット。小型車にもかかわらず広い室内空間を持ち、大型スカイルーフは十分に衝突安全性に配慮された設計である。1度もモデルチェンジせず終売してしまったが、人気が高く、中古で購入したい人も多い。

ゼスト(2006~2012)

ゼスト スパークのエクステリアゼスト スパーク

軽自動車で初めてJNCAPの衝突安全性能総合評価で6スターを獲得したクルマ。女性的な柔らかさのあるライフに対し、ゼストはスタイリッシュ。標準モデルよりも、スポーツタイプのゼストスパークの方が販売台数が多かった。

CR-Z(2010~2017)

CR-Z 前期型(北米仕様車)のエクステリアCR-Z 前期型(北米仕様車)

スポーツ性とエコを両立させたハイブリッドスポーツカー!後部座席は大人が乗るにはかなり狭いクーペスタイルだが、ある程度の荷物は置ける。ベースグレードで270万、燃費は20キロ少々。この路線で作り続けて欲しかった。

ストリーム(2000~2014)

ストリーム(初代)前期型のエクステリアストリーム(初代)前期型

ストリーム(2代目)中期型のエクステリアストリーム(2代目)中期型

5ナンバーサイズのミニバン。初代は3列7人乗りのみだが、2代目のマイナーチェンジで2列5人乗りも追加。ミニバンらしくない背の低さが特徴だが、その分重心が安定し、スポーティーで走らせやすい。普段は3列シートを倒しておけば積載量も十分。

フリードスパイク(2010~2016)

フリードスパイク 前期型のエクステリアフリードスパイク 前期型

「走るガレージ」とも呼ばれたモビリオスパイクの実質後継。ハイブリッド仕様車も誕生し、燃費が良くなったのが嬉しい。5ナンバーで取り回ししやすく、車中泊も可能。アウトドアなど趣味の車として一定の層に根強い人気のある1台。

フィットシャトル(2011~2015)

フィットシャトル 後期型のエクステリアフィットシャトル 後期型

フィットベースのステーションワゴン。大型のスカイルーフが特徴だったエアウェイブの後継にあたり、メーカーオプションとして装備可能。ハイブリッド仕様車も存在。燃費もよく、室内も広くて走りやすいクルマ。後継はシャトル。

N-BOX SLASH(2014~2020)

N-BOX SLASH  G・インテリアカラーパッケージのエクステリアN-BOX SLASH G・インテリアカラーパッケージ

N-BOX SLASHダイナースタイルの内装アメリカンな雰囲気のダイナースタイルの内装

軽トールワゴンN-BOXの屋根を切るという大胆発想により生まれたスタイリッシュな派生車種。ロック、カントリー、アメリカンなど6つの選べるインテリアがおしゃれ。車に興味がない層にも「欲しい」と思わせる仕掛けがすごい。

ジェイド(2015~2020)

ジェイドマイナーチェンジ型のエクステリアジェイド2018年5月マイナーチェンジ型(日本仕様車)

2013年に中国で販売し、2015年から国内販売されているミニバンとステーションワゴンを統合した車種。国内販売台数は芳しくないが、2018年のマイナーチェンジでこれまでの3列6人乗りから2列シート5人乗りモデルを追加したり、CMソングに米津玄師を起用したりとテコ入れされた。

グレイス(2014~2020)

グレイスBLACK STYLEのエクステリア2018年12月14日発売の特別仕様車 グレイスBLACK STYLE

5ナンバーサイズのコンパクトセダン。JC08モード34.8km/Lとセダンではプリウスに次ぐ低燃費で、室内空間も広い。昨今のセダン市場のなかでは堅実に売れている。2018年12月には特別仕様車ブラックスタイルが登場し、渋くて艶っぽくてなかなか良い。

クラリティ フューエルセル/クラリティ PHEV(2016~2021)

クラリティ フューエルセルのエクステリアクラリティ フューエルセル フロント

クラリティ フューエルセルのリヤビュークラリティ フューエルセル リア

ホンダ初の量産型燃料電池車。世界初の量産型燃料自動車だったトヨタ・MIRAIのライバル車であるが、水素タンクは共通であり、同じ水素ステーションでの充電が可能なため、同志とも呼べる。1回3分程度の充電で750kmの走行が可能。

レジェンド(1985~2022)

レジェンド(5代目)のエクステリアレジェンド(5代目)マイナーチェンジ後

ホンダのフラグシップセダン。アキュラブランドでは「RLX」の名前で販売されている。5代目KC2型は日本ではハイブリッド車のみが2015年に発売し、2018年にマイナーチェンジでフロントマスクが大きく変更された。

インサイト(1999~2022)

3代目インサイト2018年12月に車名が復活した3代目インサイト

インサイトのリアインサイトのリア

名前は共通するものの、初代~3代目までそれぞれコンセプトの異なるハイブリッド車。2代目はプリウスのライバルだったが、2018年12月に復活した3代目は上質な大人のセダンといった風格で、プラットフォームが同じシビックの上位モデルとも考えられる。

NSX(1990~2006年・2016年~2022年)

NSX(初代)のエクステリアNSX(初代) NAII型

NSX(2代目)NC型のエクステリアNSX(2代目)NC型

1990年代に世界に通じる日本のスーパーカーとして一世を風靡した初代NSXは2006年まで生産される。2016年にハイブリッドカーとして2代目が復活したが2022年に生産終了。日産GT-Rと国内最速を争う。

CR-V(1995~2022)

CR-V(5代目)のエクステリアCR-V(5代目)

ミドルサイズSUVとして海外で大ヒットしているグローバルカーで、アメリカでは日本車SUVの人気トップ3に入るほどの知名度を誇る。2016年に初の7人乗り3列シートを加えた5代目を販売し、日本には2年遅れて2018年8月からラインアップに復活した。

シャトル(2015~2022)

シャトル 前期型のエクステリアシャトル 前期型 HYBRID Z

日本専売の5ナンバーサイズのステーションワゴン。先代名はフィットシャトルであり、ベース車両は3代目フィットだが、フロントマスクなどエクステリアには随所に独自のデザインを採用している。後部座席をフルフラットにすれば男性でも車中泊が可能な広さ。

S660(2015~2022)

S660 JW5型のエクステリアS660 JW5型

MRレイアウトを採用した軽オープンカー!ダイハツ・コペンとよく比較されるが、コペンがおしゃれで日常使いできるのに対し、S660はスポーティーに振り切っている。トランクすら存在しないので(後ろはエンジンのスペースだから)、買い物は諦めてとにかく走ろう。

ホンダe(2020~2024)

ホンダeのエクステリアホンダe サイドミラーカメラシステムを搭載のミラーレス車

ホンダeのリアビューホンダeのリヤ

ホンダ初の量産ピュアEVで、後続可能距離は約220km。丸目ライトとミラーレスな外観が特徴的。「OK、ホンダ!」と声をかけると起動するAIシステム『ホンダ・パーソナルアシスタント』を採用。国内導入は2020年10月。

ホンダの歴代車種は名車揃い!スポーツカー以外にも時代を彩った大ヒット車が強さの秘密

S500、S600、S800などのSシリーズ、NSXなどスポーツカーの名車が話題になることが多いホンダですが、歴代車種を見ていくと、元祖デートカーと言われたプレリュード、コンパクトカー初代王者フィット、ミニバンブームを牽引したオデッセイ、日本一売れている軽自動車N-BOXなど、その時代を象徴するようなクルマで大ヒットを飛ばしていることがよく分かります。

ホンダは本田宗一郎という強烈なカリスマが築いた会社であるがゆえに、独創性を大切にする社風があるとよく言われます。技術的進歩を目指しながら、顧客が本当に欲しいクルマを先回りして予想し、本当に良い物を提供する。そうした顧客第一主義がホンダの強さの理由でしょう。