クラウンスポーツが2023年10月6日遂に発表・予約開始 エネルギッシュな内外装が特徴のクラウンシリーズ第二弾モデル
クラウンスポーツがクラウンクロスオーバーに次ぐクラウンシリーズ第二弾車種として2023年10月6日に正式発表・同日から予約開始。
クラウンシリーズで最もスポーティなエクステリアとPHEV(プラグインハイブリッド)に設定するレッドカラーのインテリアが特徴的で、プロトタイプの発表から大きな話題となったモデルです。
販売前に行われた試乗会にて、足回りも高い評価を受けていることから、先進的な外観だけでなくクラウンらしい本格的な動力性能を持ち合わせています。
クラウンスポーツのエクステリア・インテリア、スペックや走行性能などを紹介、クラウンスポーツのライバルになる車種なども解説します。
クラウンスポーツのエクステリアはハンマーヘッドに筋肉質なボディラインが特徴
クラウンスポーツのエクステリアの特徴は2023年にモデルチェンジしたプリウスから始まるフロントデザインの新アイコン、ハンマーヘッドです。 従来までのキーンルックに替わり登場し、欧州でモデルチェンジした2代目C-HRにも採用する斬新で先進性を感じるデザインに。
クラウンスポーツのプロトタイプ登場からSNSなどで話題に上るのが世界的ブランドのフェラーリが発売するプロサングエにも近いエクステリア。
メリハリのあるプレスライン・長めのオーバーハングとフロントマスクの相性も抜群です。
リヤは一文字タイプではなく低重心感を表現する4眼タイプのLEDリヤコンビネーションランプを採用、中央にはCROWNのレタリングバッジを貼付します。
全長 | 4,720mm |
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全幅 | 1,880mm |
全高 | 1,565mm |
ホイールベース | 2,770mm |
室内長 | 1,850mm |
室内幅 | 1,540mm |
室内高 | 1,175mm |
車両重量 | 1,810kg |
最小回転半径 | 5.4m |
最低地上高 | 160mm |
駆動方式 | E-Four(電気式4輪駆動方式) |
エンジン型式 | A25A-FXS |
総排気量 | 2.487L |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
エンジン最高出力 | 137kW(186ps)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 221Nm(22.53kgm)/3,600~5,200rpm |
モーター型式 | フロント:3NM |
リヤ:4NM | |
モーター最高出力 | フロント:88kW(119.6ps) |
リヤ:40kW(54.4ps) | |
モーター最大トルク | フロント:202Nm(20.6kgm) |
リヤ:121Nm(12.3kgm) | |
WLTCモード燃費 | 21.3km/L |
タイヤサイズ | 235/45R21 |
乗車定員 | 5名 |
販売価格 | 5,900,000円~ |
クラウンスポーツの外観の特徴に21インチの大径ホイールを標準装備すること。 サイズが似た同タイプのSUVではハリアーで最大18インチ、レクサスNXで最大20インチのホイールサイズですが、クラウンシリーズのクロスオーバーと同じ21インチを履くことで、迫力あるサイドシルエットを表現。
クラウンスポーツの正式発表は2023年10月6日、同日から予約受付開始して発売は2023年11月で販売価格はSPORT Zで5,900,000円。また、クラウンスポーツ SPORT RZ(プラグインハイブリッド RZ)は2023年12月19日発売で販売価格は7,650,000円です。
クラウンクロスオーバーの価格が4,350,000円から6,400,000円なので、クラウンシリーズの中ではコストパフォーマンスも高いモデルに感じます。
クラウンスポーツのボディカラーはスポーティなエモーショナルレッド3やマスタードなど11色設定
クラウンスポーツのボディカラーはモノトーンカラー(単色)6色、2トーンカラー5色の全11色を設定。
SUVのスポーツモデルらしくレッドカラーのエモーショナルレッド3や5代目プリウスにも設定したイエロー系のマスタード、グレー系のアッシュなども用意、トヨタでも設定車種の少ない希少なブラウン系のプレシャスブロンズなども魅力です。
クラウンスポーツのモノトーンカラー
- プレシャスホワイトパール(55,000円高)
- アッシュ
- ブラック
- エモーショナルレッド3(55,000円高)
- プレシャスブロンズ(55,000円高)
- マスタード
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クラウンスポーツ プレシャスホワイトパール(55,000円高) -
クラウンスポーツ アッシュ -
クラウンスポーツ ブラック -
クラウンスポーツ エモーショナルレッド3(55,000円高) -
クラウンスポーツ プレシャスブロンズ(55,000円高) -
クラウンスポーツ マスタード
クラウンスポーツの2トーンカラー
- ブラック×プレシャスホワイトパール(99,000円高)
- ブラック×アッシュ(55,000円高)
- ブラック×エモーショナルレッド3(99,000円高)
- ブラック×プレシャスブロンズ(99,000円高)
- ブラック×マスタード(55,000円高)
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クラウンスポーツ ブラック×プレシャスホワイトパール(99,000円高) -
クラウンスポーツ ブラック×アッシュ(55,000円高) -
クラウンスポーツ ブラック×エモーショナルレッド3(99,000円高) -
クラウンスポーツ ブラック×プレシャスブロンズ(99,000円高) -
クラウンスポーツ ブラック×マスタード(55,000円高)
シリーズ第一弾のクラウンクロスオーバーに設定した、ボンネットまで2トーンになるバイカラーの設定はありません。
奇抜さはありませんが、ルーフとボディーをはっきりと分ける2トーンは街中でも映えるクラウンスポーツらしいカラーリングになっています。
クラウンスポーツのパワートレインは2.5Lシリーズパラレルハイブリッドシステム搭載 PHEV(プラグインハイブリッド)は2023年12月19日発売
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TNGA-Kプラットフォームでねじれに強い高剛性ボディを実現 -
クラウンスポーツは2.5LのA25A-FXSとTHS2を組み合わせたパワートレインを搭載
クラウンスポーツのグレードはSPORT Zの1グレードで、エンジンは2.5Lの直列4気筒ガソリンエンジン(A25A-FXS)と、高出力バイポーラ型ニッケル水素電池を搭載するモーターを組み合わせた、シリーズパラレルハイブリッドシステムです。
システム最高出力234ps、WLTCモード燃費は21.3km/Lの、高出力と低燃費を両立したパワートレインです。
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クラウンスポーツの純正タイヤ -
クラウンスポーツは純正で21インチの大径タイヤを装備
プラットフォームはTNGA-Kを採用、21インチの大径タイヤを支えるよう結合剛性を高めるレーザースクリューウェルディング(LSW)などで車両剛性を向上。
駆動方式には2WDを設定せず、E-Four(電気式4WDシステム)のみラインナップします。
クラウンスポーツはクラウンクロスオーバーにも搭載するDRSにより、最小回転半径5.4mを実現、ACA制御もプラスすることでクラウンスポーツの車両サイズ・ホイールサイズを気にすることなくコーナリングを楽しむことができます。
この最小回転半径はBセグメントのヤリスクロスの5.3mに近く、クラウンスポーツの取り回しやすさを意味していて、「走る・曲がる・止まる」を統合的にコントロールするVDIMにより理想的な安全性能と運動性能も両立します。
2023年11月発売ハイブリッドモデルのクラウンスポーツSPORT Zのほか、2023年12月19日プラグインハイブリッド(PHEV)を追加しました。
クラウンスポーツPHEVのSPORT RZは2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載、電子制御サスペンション(AVS)を搭載し、最高出力225kW(306PS)で満充電状態のEV走行距離は90kmを達成します。
クラウンスポーツのインテリアカラーはサンドブラウンとブラックの2色 PHEV(プラグインハイブリッド)にはエネルギッシュなブラック&センシュアルレッドも設定
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クラウンスポーツ ブラックインテリア -
クラウンスポーツ ブラックインテリア
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クラウンスポーツ サンドブラウンインテリア -
クラウンスポーツ サンドブラウンインテリア
クラウンスポーツのハイブリッドモデルの素材は本革で、インテリアカラーは落ち着いた色合いのサンドブラウンと、クールな印象あるブラックの2色を設定。
ハイブリッドモデルの発売から1月後の2023年12月頃に追加するPHEV(プラグインハイブリッド)モデルにはエネルギッシュなブラック&センシュアルレッドのインテリアを設定します。
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クラウンスポーツSPORT RZ ブラック&センシュアルレッドのインテリア -
スポーティで華やかなイメージのブラック&センシュアルレッド内装
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最小限の視線移動で車両情報を確認できるカラーヘッドアップディスプレイ -
シフトを電動制御するエレクトロシフトマチック -
エンタテインメント情報を大画面で楽しめる12.3インチディスプレイオーディオ Plus -
ラゲッジに荷物を載せていても後ろの視界を確認できるデジタルインナーミラー
クラウンスポーツには本革シフトノブ、シートヒーター・ベンチレーション、イルミネーテッドエントリーシステム、カラーヘッドアップディスプレイ、12.3インチTFTカラーメーター、バックドアイージークローザーなどプレミアムモデルらしく殆どの装備を標準化。
クラウンスポーツの主な標準装備
- 12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
- カラーヘッドアップディスプレイ
- デジタルクロック
- 電動チルト&テレスコピックステアリング
- 車速感応オートパワードアロック
- キー置き忘れ防止ブザー
- 運転席パワーイージーアクセスシステム
- デジタルインナーミラー
- マイコンプリセットドライビングポジションシステム
- エレクトロシフトマチック
- イージークローザー
- 前席シートヒーター
- 前席シートベンチレーション
- 運転席8ウェイパワーシート
- 助手席4ウェイパワーシート
- 助手席肩口パワーシートスイッチ
- おくだけ充電
- アクセサリーコンセント
- イルミネーテッドエントリーシステム
- トノカバー
- ハンズフリーパワーバックドア
- トヨタプレミアムサウンドシステム
- 先読みエコドライブなど
クラウンスポーツのシートメモリーは2名、乗降時に運転席が自動でマイコンプリセットドライビングポジションシステムにより、乗り降りがもスムーズに。
音声によりパワーウインドウの操作やワイパーの操作も可能なので運転中もドライブに集中することがきます。
ドライブをより快適にする機能として、室内の音を反射する調音天井をトヨタの車で初採用、車内の会話も聞き取りやすく運転中のストレスも軽減されます。
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2名分のドライバー情報を記憶するマイコンプリセットドライビングポジションシステム -
乗り降りに便利なクラウンスポーツのパワーイージーアクセスシステム -
運転席から助手席の背もたれ角度を調整する助手席肩口パワーシートスイッチ -
ラゲージスペース容量は397Lで旅行などの荷物も収納可能
ラゲージ容量は397Lでゴルフバック1個を楽々収納、後席を倒すと4個まで積載できます。
家族旅行の荷物も乗るため、ファーストカーにも最適です。ハンズフリーバックドアを標準装備するため日常のお買い物にも便利に使えます。
クラウンスポーツのライバルは国内トップクラスの人気車種 トヨタのハリアーとレクサスのNX
クラウンスポーツのボディサイズは全長4,710mm、全幅1,880mm、全高1,560mm、販売価格はSPORT Zが5,900,000円。
ライバルになるのは日本でも屈指の人気モデル、同じトヨタから発売する都市型アーバンSUVのハリアー、そしてレクサスのNXです。
クラウンスポーツ | ハリアー | NX | |
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全長 | 4,710mm | 4,740mm | 4,660mm |
全幅 | 1,880mm | 1,855mm | 1,865mm |
全高 | 1,560mm | 1,660mm | 1,660mm |
ホイールベース | 2,770mm | 2,690mm | 2,690mm |
室内長 | 1,850mm | 1,880mm | 1,805㎜ |
室内幅 | 1,540mm | 1,520mm | 1,520mm |
室内高 | 1,175mm | 1,215mm | 1,195㎜ |
ボディサイズはハリアーがクラウンスポーツより全長が+30mm、全幅が-25mm、全高が+100mmで全長と全高が少し長くなっています。
ハリアーの販売価格は3,128,000円から6,200,000円でクラウンスポーツよりもリーズナブルな価格帯が魅力で、元祖ラグジュアリーSUVと呼ばれる通り豪華なインテリアが特徴。
レクサスNXのボディサイズはクラウンスポーツより全長が-50mm、全幅が-15mm、全高が+100mmで、全高以外はコンパクトに。
NXの販売価格は4,550,000円から7,295,000円で、日本のプレミアムブランドらしくクラウンスポーツより高めに設定されています。
NXは自然吸気エンジン、ターボエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドなど自分に合うパワートレインを選べるのも特徴。
ハリアーとNX、どちらも強力なライバルになりえるモデルですが、コストパフォーマンスの高さならハリアー、プレミアム感やコンパクトサイズを重視するならNX、動力性能や先進性を求めるならクラウンスポーツ、などすみ分けできる要素もあります。
クラウンスポーツの発売後の販売台数に注目しましょう。
クラウンシリーズ初の2ボックスハッチバック型のクラウンスポーツのモデルチェンジ遍歴
クラウンスポーツはクラウンの16代目として4種のボディタイプが発表され、その中の一つに挙げられるモデルで、クロスオーバーSUVです。クラウンクロスオーバーやクラウンエステートに比べて短い全長で、スポーティな走行ができるモデルです。
クラウンスポーツ AZSH3#型/2023年~
2023年11月、16代目クラウンとして高級ハッチバック型のクロスオーバーSUVとしてクラウンスポーツが誕生しました。クラウンでは初の2ボックスハッチバック型CUVになります。2.5LのダイナミックフォースエンジンのA25A-FXS型にバイポーラ型ニッケル水素電池とモーターで構成されたハイブリッドシステムが採用されています。2023年12月にはプラグインハイブリッドモデルが追加されています。
クラウンスポーツのモデル | 販売年表 |
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AZSH3#型 | 2023年~ |
クラウンスポーツはクラウンの若返りにも貢献 シリーズで最も販売台数を稼ぐモデルになる可能性も
クラウンスポーツはクラウンシリーズの第二弾として販売、シリーズでは背の高いクラウンクロスオーバー、正統派セダンのクラウンセダン、ステーションワゴンのクラウンエステートの3車種ありますが、クラウンスポーツは世界的流行のクーペSUVタイプで、尚且つ日本でも人気のハリアーと同じボディサイズです。
車離れを指摘される若年層にもアピールできる要素が多数あるクラウンスポーツは、今までのクラウンのイメージを一新する存在です。
2023年にクラウンセダンが、2024年にはクラウンエステートが販売されるため今後のクラウンシリーズにも目が離せません。