ランドクルーザー ヘリテージ

ランクルの限定モデル「ヘリテージエディション」が北米で発売 日本導入は未定

ランドクルーザー ヘリテージエディションをアメリカ市場で販売します。実車は2019年2月のシカゴオートショーで公開され、限定1,200台の販売予定です。ホイールにはBBS製アルミホイールが装備され、ブロンズ調やレトロエンブレムなど特別装備がたくさんあります。

ランクルの限定モデル「ヘリテージエディション」が北米で発売 日本導入は未定

ランドクルーザー200にヘリテージエディション(Land Cruiser Heritage Edition)が登場!クラシック調エンブレムやBBSホイールを装備しUSトヨタから限定1,200台で発売

シカゴオートショー2019でランドクルーザーヘリテイジエディションを限定1,200台の販売をすると発表されました!販売マーケットはアメリカで、遅くとも2019年の夏には販売を開始します。

ヴィンテージ調のBBS製アルミホイールを装備し、ボディカラーはミッドナイトブラックメタリックとブリザードパールの2色が設定されます。一体どのようなエクステリアやインテリアなのか、搭載エンジンはどうなっているのかチェックしてみましょう。

ランドクルーザー ヘリテージエディションのエクステリアはレトロ調エンブレムやブロンズBBSホイールを装備しシックにまとめあげている

ランドクルーザーヘリテージエディションのフロントビューUSトヨタで販売されるランドクルーザーヘリテージエディションは限定1,200台の販売

北米市場限定で発売することが決定したランドクルーザー200系の限定モデル「ヘリテージエディション」は、1954年6月に発売したランドクルーザーの誕生を祝う特別仕様車です。
「ヘリテージ」には代々継承するもの、伝承するものという意味があり、誕生して60年以上にわたり世界で愛される「ランドクルーザー」を今に伝える大切なモデルになっています。

ランドクルーザーヘリテージエディションのサイドビューランクルヘリテージエディションはシカゴオートショー2019で実車が公開される

ヘリテージエディションはランクル200系をベースにしていて、中東やアフリカ地域など、世界で最も過酷と言われる地域で活躍している通りの精悍なスタイルを貫いています。
1,200台限定生産のため希少価値が高く、日本導入についてもトヨタ公式からアナウンスされていないことから、日本では発売されることはないでしょう。

ランドクルーザーヘリテージエディションのリヤビュー5.7リッターV8エンジンの力強い走りが魅力のランクルヘリテーエディションは北米限定モデルで日本導入は発表されていない

ボディカラーは、「ミッドナイトブラックメタリック」と「ブリザードパール」の2色設定で、日本仕様のランクルでいうところの「アティチュードブラックマイカ」と「ホワイトパールクリスタルシャイン」にあたるカラーです。

ランドクルーザーヘリテージエディションのエンブレム車体後部に設置されているレトロ調のエンブレム。トヨタのロゴがカクカクしていてランドクルーザーが筆記体のデザイン。

ランドクルーザー ヘリテージエディションのエクステリアは大きく変わっている部分はありませんが、一番の特徴はDピラー付近にイタリック体で表現されたヴィンテージ調のエンブレムが装着されている点で、これがヘリテージエディションの象徴となります。

ランドクルーザーヘリテージエディションの18インチBBSホイールランドクルーザー ヘリテージエディションに装備される18インチBBSホイール。タイヤはダンロップを装着しているのが分かる

装着しているホイールは、ヘリテージエディションのみに装備されるBBS製ブロンズ色のアルミホイールで、サイズは18インチです。ホイールセンターにはTOYOTAのロゴがあり、力強い星型のデザインから伸びるダブルスポークがトータルバランスをとっています。タイヤはダンロップを装備していて、ハイウェイテレーンかオールテレーンのブランドだと考えます。

ランクルヘリテージエディションのボンネット特徴的なブラックアクセントのフロントグリル

ほかにも、フロントグリルにブラックアクセントが施されていて、ヘッドライトのインナーにもブラックの加飾が追加されているのが分かります。ボンネットデザインや大きなフロントグリルからは都会的ながらもパワーを秘めたランドクルーザーのポテンシャルを垣間見ることができます。

ランドクルーザー ヘリテージエディションの内装はブロンズステッチが各所に施されていてクラシック調を演出

ランドクルーザーヘリテージエディションのステアリングホイールランドクルーザー ヘリテージエディションのブロンズステッチ。ハンドルだけではなく、コンソールやドアトリムにも同様のステッチがある

ランドクルーザー ヘリテージエディションのインテリアは、ブロンズステッチが施されていて、ステアリングだけではなく、センターコンソールやドアトリムにも同様のステッチがあります。フロアマットはオールウェザー仕様のものが装備され、カーゴライナーも用意されているためガシガシ使っても汚れは気になりません。

プッシュスタートボタンやキーレスエントリーはもちろん、運転席と助手席、後部座席の左右に分かれた4つのゾーンを温度制御できるフルオートエアコンや、ステアリングヒーター、ベンチレーションシートももちろん装備されています。

そのほかにも、9インチのタッチインフォメーションディスプレイ、ボイスコントロールやBluetooth接続、プレミアムJBLオーディオが装備され、スマートフォンなどを無線充電できる装備もあります。

ランドクルーザーヘリテージエディションのシートブラックレザーシートを標準装備してインパネ中央には大画面のインフォテインメントディスプレイも見える

シートは本革のブラックレザーを装備していて、ランドクルーザーZXと同様にブラックインテリアを採用しています。全体的にブラックになった内装はシックで落ち着きのある雰囲気をかもしだしています。3列目が見当たらないため、レクサスLXと同様に2列シート5人乗りのレイアウトになっていると考えます。

インテリア後部から見るとルーフもブラックになっているのが分かります。4人乗りになりますが、後部座席センターを倒すと長尺物も乗せることができるため、スキーやスノーボード、サーフィンも楽しむことができます。

ランドクルーザー ヘリテージエディションの搭載エンジンは変わらず5.7LのV8エンジンを積んでいる

ランドクルーザー ヘリテージエディションに搭載されるエンジンは、USトヨタがラインナップしているほかのランドクルーザーと同様に5.7LのV8エンジン(3UR-FE)で、最高出力は386PS・最大トルクは544Nmです。

USランドクルーザー搭載エンジン
型式 3UR-FE
種類 V型8気筒
排気量 5,663cc
最高出力 386PS/5,600rpm
最大トルク 544Nm/3,600rpm
搭載車種 USランドクルーザー
タンドラ
セコイア
レクサスLX

日本仕様のランドクルーザーに搭載されているエンジンは、4.6Lの1UR-FEですがアメリカ仕様のランドクルーザーには日本のレクサスLXと同様の3UR-FEが搭載されていて、日本のランクルよりもパワフルな仕様です。トランスミッションには8速ATが搭載され、トルセンLSDやマルチテレインセレクトなどを搭載しランドクルーザーのオフロード性能も受け継いでいます。

新型ランドクルーザー ヘリテージエディションの販売時期は2019年夏頃で価格は84,765ドルより高い9万ドル付近になるだろう

ランドクルーザー ヘリテージエディションは、2019年2月にシカゴオートショー2019で実車が公開される予定で、限定1,200台の販売時期は遅くとも2019年夏になるでしょう。

USトヨタから販売されているランドクルーザーの販売価格は84,765ドルからで、日本円に換算すると1ドル110円の計算で932万円になりますが、限定販売の特別仕様車ですので数千ドル上がった9万ドル付近(約1,000万)での販売になると考えます。

日本でのランドクルーザーの販売価格はベースグレードのGXで473万円ですので、世界中で人気のランドクルーザーが1番安く購入できる国は日本であるといえます。

ランドクルーザー ヘリテージエディションの販売地域はアメリカのみで日本での販売はない

ランドクルーザーヘリテージエディション

今回発表されたランドクルーザー ヘリテージエディションの販売地域はアメリカのみで、日本での発売はないでしょう。2019年2月に開催されるシカゴオートショー2019で実車が公開される予定のランドクルーザー ヘリテージエディションは、60年以上の歴史を持つランドクルーザーの記念モデルとして発売されます。

基本的なエクステリアは変わりませんが、ブラックアクセントが施されたフロントグリルやヘッドライト、レトロ調のエンブレムなど、60年以上の歴史を感じさせるアクセントが随所に配置されています。

フルタイム4WDやクロールコントロールなどのオフロード性能はヘリテージエディションになっても変わらず、地球上のどんな道でもランドクルーザーなら走破できるでしょう。