ランドルクルーザー70(ランクル70)の再再販は2023年冬頃に
ランドクルーザー70(ランクル)70はナナマルの愛称で数多くのファンがいる超人気モデルで、2004年の日本国内販売終了後も再販の声がやみませんでした。
2015年には期間限定販売で復活、バンとピックアップ2つのボディタイプで再販して、バンタイプが約5,500台、ピックアップタイプが約1,500台の合計約7,000台を販売。
ナナマルの販売期間終了後は中古車市場でもプレミアム価格が付けられるなど予想外の反響がありました。
2023年待望のナナマル再再販とのことで、2015年に購入できなかったユーザーも期待していることでしょう。
ランクル70の再再販モデルは前回モデルと比較すると安全装備が充実すること、1ナンバーから3ナンバーに変更することで普段使いにも最適なモデルになると予想。
3ナンバーになることで、ナナマルの特徴でもある必要最低限のインテリアにも高級感をプラスするかもしれません。
ランドルクーザー70の再再販、モデルチェンジについて紹介します。
ランドクルーザー70(ランクル70、ナナマル)がワールドプレミア 愛らしい丸目ヘッドライトが特徴
特徴的な丸目ライトが特徴の再再販ランドクルーザー70(ランクル70、ナナマル)
ランドクルーザー70(ランクル70、ナナマル)が2023年8月2日に世界初公開。
パワートレインは2.8Lの直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジン(1GD-FTV)+6速AT(オートマチック)に刷新、低騒音・静粛性へ配慮しながら燃費性能、オンロード性能も向上しているとのこと。
再再販ランクル70(プロトタイプ)のボディサイズは全長4,890mm、全幅1,870mm、全高1,920mm、ホイールベース、2,730mm、リヤはリーフ式サスペンションを採用。
ランクル70の発売日は2023年冬頃で同年11月から生産開始の噂で、限定販売ではないカタログモデル(継続販売)として発表予定です。また初期ロットはボディカラーがホワイト、ベージュ、ブラックの3色のみ設定するようです。
ランドクルーザープラド(ランクル250)の世界初公開と同時に再再販ランクル70(ナナマル)もワールドプレミア
2023ランクル世界初公開の日程発表で追加されたティザーイメージ 再再販ナナマル同時発表
ランクルプラド(ランクル250)の新型モデルを2023年8月2日(水)10時から世界初公開することを公式発表。
この場でランドクルーザー70(ナナマル)の再再販モデルも初公開されました。
ランドクルーザー70の再再販モデル最新情報 次期は2023年冬確定 1ナンバーから3ナンバーで使いやすく
3ナンバーになるナナマルは高速利用料が割引され車検も2年毎なので購入しやすくなるかも
ランドクルーザー70が2023年9月に再び販売されるという噂があり、各種SNSでも「予約をした」というユーザーの声も上がっています。
トヨタディーラーの営業マンからランクル70再再販の情報を聞いたユーザーもいるようで、見込み客へ少しずつ情報が行きわたっているようです。
ナナマル再再販は噂ではなく、ほぼ確定ともとれる情報量がありましたが、2023年冬頃にトヨタが公式発表しました。
1984年に販売したモデル、2015年に再版したモデルは全て小型貨物の1ナンバー登録でしたが、今回発売する再再販モデルのナナマルは乗用車登録の3ナンバーになるようです。
1ナンバー登録の車両は新車時2年・以降1年ごとに車検がありますが、3ナンバー登録は新車時3年・以降2年ごとの車検になるため、車検を実施するディーラーなどに赴く手間が少なくなります。
1ナンバー登録の車両は高速道路の車両区分が中型になるため休日割引は適用外になり、3ナンバー登録の車両よりも利用料金が2割ほど高くなります。
維持費について、3ナンバーは自動車重量税などが1ナンバーと比較すると高いですが、2年ごとの車検のため、1ナンバーと3ナンバーで僅かな差しかありません。
3ナンバー登録と比較した1ナンバー登録のメリット
- 自動車税が安い
- 自動車重量税が安い
- トータルの車検費用が安い
3ナンバー登録と比較した1ナンバー登録のデメリット
- 自賠責保険が高い
- 任意保険が高い
- 毎年車検がある
- 高速道路利用料が高い
1ナンバー登録と比較した3ナンバー登録のメリット
- 自賠責保険が安い
- 任意保険が安い
- 車検が2年毎
- 高速道路利用料が安い
1ナンバー登録と比較した3ナンバー登録のデメリット
- 自動車税が高い
- 自動車重量税が高い
- トータルの車検費用が高い
3ナンバー登録になる大きなメリットは、車検間隔が2年ごとになること、高速道路を利用するとき休日割引などが使えること。
車検が迫ると準備することが増えるため、日常的に使うには不便なケースがあります。また休日はレジャーなどで遠くへドライブする場合も高速道路を割安で使えることはとても助かります。
またボディタイプについて2015年再販モデルはバンとピックアップの2種類販売されましたが、2023年再再販ランクル70はワゴンタイプのみ(3ナンバー登録の場合ボディタイプはワゴンになる)になります。
再再販ランドクルーザー70はオーストラリアモデル(豪州仕様)ベースに 丸目にTOYOTAエンブレムのフロントフェイス
オースラリアで生産するランクル70は主に仕事で使う車として活躍
ランドクルーザー70は日本国内では2004年に販売終了、2015年に生誕30周年として再販されましたが1年限りの限定販売でした。
しかし2007年にオーストラリアから復活し現在でも世界各国で継続販売しています。
2023年の再再販ランクル70はオーストラリア市場で発売するモデルをベースに開発が行われ、立体的な独立ウインカーを採用、さらに独立した丸目ヘッドライトがLED仕様になり復活することでジムニーにも似た見た目になるとのことで、TOYOTAのレタリングバッジを採用しナナマル感たっぷりの仕様になるとのこと。
独立フェンダーの有無ははっきりしませんが、スクエアフォルムは健在です。
オーストラリア市場で販売するランクル70のボディカラーは6色あり、ワインレッドのMERLOT RED、ベージュのSANDY TAUPEも用意されています。
オーストラリア市場で販売するランドクルーザー70のボディカラー
- FRENCH VANILLA
- SILVER PEARL
- GRAPHITE
- MERLOT RED
- SANDY TAUPE
- MIDNIGHT BLUE
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 FRENCH VANILLA
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 SILVER PEARL
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 GRAPHITE
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 MERLOT RED
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 SANDY TAUPE
オーストラリア仕様ランドクルーザー70 MIDNIGHT BLUE
グレードは3種類、WORKMATEは4.8LのV8気筒ディーゼルターボエンジンを搭載するベーシックモデル。
GXはオーバーフェンダーやマッドガードを装備するピックアップトラックです。
GXLはWORKMATEの上位グレードでインテリアも豪華仕様です。
日本で販売する再再販ランクル70とはパワートレインもヘッドライトも違いますが、インテリアなどは参考になるかもしれません。
ランドクルーザー70の予想販売価格は4,074,400円 インテリア・マルチメディア機能が向上する可能性
再再販ナナマルもランドクルーザー300系と同程度値上げする可能性も
再再販ランクルの販売価格について、2015年ランクル70再販モデルと300系ランドクルーザーの価格を参考にします。
2015年モデルはバンとピックアップトラックの2種類を販売、バンは車両価格3,600,000円から、ピックアップトラックは3,500,000円からになっていました。
2015年に発売していたランドクルーザー300系、ZXの車両価格は6,825,600円で、2021年にモデルチェンジしたZXは7,300,000円で、価格差は474,400円になります。
2023年再再販ランクル70はバンタイプ(ワゴン)になる可能性が高いため、2015年再販ランクル70の価格3,600,000円に、ランクル300系の価格差474,400円をプラスした4,074,400円前後が、2023年再再販ランドクルーザー70の車両販売価格になると予想します。
ボディタイプ | トランスミッション | エンジン | 値段 |
---|---|---|---|
ワゴン | オートマチック(6AT) | 1GD-FTV型 2.8Lディーゼルターボ | 4,074,400円~ |
2023年に新型モデルを販売するにはオートライト、予防安全装備などの義務化もあり、必須装備が増えています。また1ナンバーの小型貨物から3ナンバーの乗用車登録にあたり、シンプルだったナナマルの内装も普段使いしやすいように刷新する可能性が考えられます。
ディスプレイオーディオなどメルチメディアを追加することも考えられるため、妥当な価格だと考えます。
再再販ナナマルのパワートレインは150系ランドクルーザープラドに設定する1GD-FTVクリーンディーゼルエンジンか 2015年再販モデルと比較
プラドに設定する1GD-FTV型エンジンは2.8Lのクリーンディーゼルなので自動車税・ランニングコスト面でも有利
再再販ナナマルのパワートレインは最高出力204ps/3000-3400rpm、最大トルク51.0kgm/1600-2800rpmの1GD-FTVで、排気量は2.8Lのクリーンディーゼルエンジンになるようです。
1GD-FTVエンジンは2009年からランドクルーザープラドに搭載する実績のあるパワートレインで、低回転から力強いトルクを発揮するのが特徴です。
2015年に再版したランクル70のパワートレインはガソリンエンジンの1GR-FE型で、総排気量4.0Lで最高出力231ps/5200rpm、最大トルク36.7kgm/3800rpmを発揮。
再再販のランクル70より排気量と最高出力が高いですが、最高値を出す出力とトルクの回転数が高いため、低速域では再再販ランクル70が1GD-FTV型エンジンに分がありそうです。
燃費性能を比較すると1GR-FE型エンジンの2015年再販のバンモデルが6.6km/L(JC08モード)なのに対して、1GD-FTV型エンジンのランドクルーザープラドが11.2km/L(WLTCモード)と4.6km/Lの燃費差があります。
※WLTCモード燃費はJC08モードと比較すると、より実燃費に近い数値になると言われています。
再再販ランクル70はボディサイズもプラドに近いため、1GD-FTV型エンジンを搭載することになると、プラドに近い燃費性能のWLTCモード11km/L前後になると考えます。
また使用燃料も1GR-FE型がプレミアムガソリン(ハイオク仕様)だったのに対して、1GD-FTV型はディーゼルを使用するため、ランニングコストも再再販ランクル70のほうが低く抑えられます。
トランスミッションにも変更があり、2015年再販モデルはマニュアルミッション(MT)のみだったのに対して、2023年再再販モデルはオートマチックのみ(6AT)設定するようです。
ランドクルーザー70のライバルは海外モデルのディフェンダーやラングラー ジムニーも割って入るかも
2023年再再販ナナマルのライバルはディフェンダーなど国内外クロカンモデル
再再販ナナマルのライバルになるのは、トヨタのランドクルーザー300でもプラドでもありません。
日本国内ではライバル不在とも言える、四角い独特のスタイル、ラダーフレームの堅牢なボディ骨格で走破性も抜群、ライバルになるのは輸入モデルのディフェンダーやラングラーでしょう。
ディフェンダーはイギリスのランドローバー社製の車で、ナナマル発売の前年にあたる1983年から発売する長寿モデルです。
クロスカントリーモデルと言えばディフェンダーと名前が挙がるほど有名で、日本では2020年から2代目モデルのディフェンダー90とディフェンダー110を、2022年にはロングバージョンのディフェンダー130を販売しています。
ラングラーも再再販ナナマルの強力なライバルになるでしょう。
ラングラーはアメリカのジープ社製の車で、外車のクロカンモデルでは日本で最も売れています。屋根を外せる機構、安全装備も充実しているため、悪路走破性プラスアルファを求めるユーザーに選ばれることも多いですが、最大の特徴は大きく張り出したフェンダーです。
一目でわかるブランド力もラングラーの魅力です。
日本車で最大のライバルになるのが、スズキのジムニーシエラではないでしょうか。
ボディサイズこそ違いますが、ナナマルのような四角いフォルム(シエラはオーバーフェンダーも特徴)、ミニマムサイズこその柔軟な走破性など、ナナマルにはない魅力も備えます。
価格面でも、ナナマルは4,000,000円を超えるとも言われますが、ジムニーなら1,555,400円から、ジムニーシエラなら1,863,400円から購入できるリーズナブルな価格帯も素敵です。
ナナマル待望の再再販 本格派ヘビー系クロカンモデルで日本国内では唯一無二の存在に
ランドクルーザー70系はラグジュアリーな300系や150系とは違いインテリアも簡素で装備面も物足りない部分があるため、主に仕事の車として活躍していました。
しかし2015年の再販では普段使いにするユーザーも増え、ジムニーのような四角いスタイルの車が人気を集めることから、70系がさらに注目されています。
ヘビー系と呼ばれる70系ですが2023年の再再販では1ナンバーの小型貨物登録から3ナンバーの乗用車登録に変更、パワートレインもハイオク仕様のガソリンエンジンから、経済的なクリーンディーゼルに変更し、ファミリーカーとしても使いやすくなるでしょう。
また本格派クロカンモデルとして、300系・150系ランドクルーザーにはないレトロな外観で、日本国内のモデルでは唯一無二の存在感を放つことは間違いありません。