フォルクスワーゲン・ティグアンの内装をコックピット・シートデザイン・荷室・安全装備から徹底解説
フォルクスワーゲン ティグアンの内装を紹介します。ティグアン(Tiguan)は2008年に日本仕様の販売をスタートしたフォルクスワーゲンのSUVで、2016年のフルモデルチェンジで2代目へと進化しました。この2代目ではVWのSUVに初採用となるMQBプラットフォームを導入し、内装の質感や先進装備が大きく向上しています。
なお、ティグアンは2024年11月に3代目へとフルモデルチェンジし、現行モデルはeTSI(マイルドハイブリッド)とTDI 4MOTION(ディーゼル4WD)の各3グレード・計6グレード構成に刷新されています。この記事では2代目ティグアンの内装を中心に解説しますが、現行モデルへの変更点も合わせてご案内します。
2代目ティグアンのグレード構成は、標準モデルのTSI Comfortline・TSI Highline・TSI R-Line、ディーゼルエンジン+4WDを組み合わせたTDI 4MOTION Comfortline・TDI 4MOTION Highline・TDI 4MOTION R-Lineの6グレードでした。それぞれの特徴に触れながら、コックピット・シート・ラゲッジルーム・安全装備を詳しくチェックします。
ティグアンのコックピットはComfortline・Highline・R-Lineでこう違う
2代目フォルクスワーゲン・ティグアンのコックピットを比較すると、内装カラーはスポーティなブラックで全グレード統一されています。ComfortlineとHighlineのコックピット設計は共通する部分が多く、スポーツモデルのR-LineにはR-Line専用デザインのステアリングホイールとアルミ製スポーツペダルが装備され、走りへの期待感を高めてくれます。
メーター周りの装備はグレードで明確に差別化されています。Comfortlineにはフルカラーマルチファンクションインジケーターが、HighlineとR-Lineにはデジタルメータークラスター「Active Info Display」が標準装備されています。高解像度のActive Info Displayはナビゲーションや走行情報をグラフィカルに表示でき、視認性が非常に高いのが特徴です。さらにHighlineとR-Lineにはヘッドアップディスプレイも標準搭載されており、速度や各種情報をボンネット先端に投影することで、視線をあまり動かさずに情報を確認できます。
運転席・助手席・リアシートの3ゾーンそれぞれで温度設定ができる3ゾーンフルオートエアコンディショナーは全グレードに標準装備されています。花粉などのアレルゲンを除去するフィルターも搭載されており、車内の空気を清潔に保てます。家族それぞれが好みの温度に設定できる点は、ファミリー向けSUVとして大きなアドバンテージです。
TDI 4MOTIONモデルには、道路状況に応じて走行特性を切り替えられる「4MOTION アクティブコントロール」が標準搭載されています。オフロードカスタム・オンロード・スノー・オフロードの4モードに対応しており、「オンロード」選択時にはさらにカスタム・スポーツ・コンフォート・エコ・ノーマルの5モードから選択できます。ダイヤル操作だけで路面状況に合った走りに切り替えられるため、雪道や未舗装路でも安心感が違います。
Volkswagen純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」はComfortlineを除く全グレードに標準装備されており、Comfortlineにはオプションで装備できます。8インチの大型ディスプレイにジェスチャーコントロール機能を搭載しており、Bluetoothオーディオ・ハンズフリーフォン・スマートフォン連携など多彩な機能が充実しています。手をかざすだけで音量調整や画面切り替えができるため、走行中の操作性が高い点も魅力です。
ティグアンのシート内装はグレードごとに異なる素材を設定、上位グレードはオプションでレザーも選択可能
2代目VWティグアンのシートは全グレードにチタンブラックカラーを採用し、落ち着きと上質感を両立しています。シートの素材はグレードによって異なり、Comfortline(TSI・TDI 4MOTION)はファブリック、Highline(TSI・TDI 4MOTION)はマイクロフリース、R-Line(TSI・TDI 4MOTION)はR-Line専用デザインのファブリックが設定されています。マイクロフリースは柔らかな触り心地が特徴で、長距離ドライブでも快適に過ごせます。
HighlineとR-Lineには、それぞれオプションのレザーシートも用意されていました。Highline(TSI・TDI 4MOTION)はチタンブラックまたはサフラノオレンジのレザー、R-Line(TSI・TDI 4MOTION)はR-Line専用チタンブラックレザーを選択できます。R-Line専用レザーはシートバックに「R」ロゴが刻まれており、所有感を高めるアクセントになっています。サフラノオレンジのレザーはブラック基調のインテリアに鮮やかな差し色を加え、室内を明るく個性的に演出します。
VWティグアンのラゲッジルームは通常615L、リアシートを倒すと最大1,655Lの広大な荷室を確保
2代目ティグアンのラゲッジルームは通常時615L、リアシートを倒すと最大1,655Lまで拡大できます。6:4分割可倒式リアシートを採用しているため、乗車人数や荷物のサイズに応じた柔軟なシートアレンジが可能です。フラットなフロアと大型テールゲートの組み合わせにより、大きな荷物も積み込みやすい設計です。ゴルフバッグやベビーカー、アウトドア用品など、ライフスタイルに合わせた積載が実現します。
リアバンパー下部で足を一度スライドさせるだけで開閉できるハンズフリーパワーテールゲートは、HighlineとR-Lineに標準装備されています。両手が荷物でふさがっている場面でも、足のジェスチャー1つでテールゲートを開けられるため非常に便利です。Comfortlineにもオプションで装備できます。
ティグアンはACC・Lane Assistなどの先進安全装備を全グレード標準搭載
フォルクスワーゲンは「オールイン・セーフティ」の理念のもと、安全性能の向上に継続して取り組んでいます。2代目ティグアンは、エントリーモデルのComfortlineを含む全グレードに高度な先進安全装備を標準搭載していた点が大きな特徴です。
- アダプティブクルーズコントロール「ACC」:適切な車間距離を自動でキープしながら追従走行
- レーンキープアシストシステム「Lane Assist」:車線からの意図しない逸脱を検知・警告・修正
- 駐車支援システム「Park Assist」:縦列・並列駐車を自動でアシスト
- プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」:前方障害物を検知して自動ブレーキを作動(歩行者検知対応)
これらの安全装備が全グレードに標準搭載されている点は、同クラスの競合SUVと比較しても充実した内容です。現行の3代目ティグアンでは、同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」やレーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」なども全グレード標準装備となり、安全装備がさらに進化しています。
フォルクスワーゲン ティグアンの内装は上質なデザインと充実した先進装備が魅力
2代目ティグアンの内装は、チタンブラックを基調としたスポーティで上質なデザインが特徴です。Comfortlineからディーゼル4WDのTDI 4MOTIONまで幅広いグレード展開により、ライフスタイルや好みに合わせた選択ができます。HighlineとR-Lineにはレザーシートや各種快適装備も充実しており、ベースモデルでも安全装備が全グレード標準搭載されている点が大きな安心感につながっています。
2024年11月に登場した3代目ティグアンでは、1.5Lマイルドハイブリッド(eTSI)と2LディーゼルターボのTDI 4MOTIONを組み合わせた6グレード構成に一新されました。インフォテインメントシステムも新世代の「MIB4」へと進化し、10.25インチのデジタルコックピットを全グレードに標準装備するなど、内装の先進性がさらに高まっています。世界で最も売れているVWのSUVとして、ティグアンはこれからも進化を続けています。