車用の解氷スプレーの選び方のコツと人気商品の特徴比較
解氷スプレーは、0℃で凍結してしまう水よりも凝固点(液体が固体化する温度)の低いアルコール類を配合させ、氷点下以下となっても凍らないエタノールなどの特性によって、車の窓ガラスに張り付く氷を瞬時に解かすカー用品。
短時間で労力をかけずに窓ガラスの氷を融かして、職場まで車で向かう際の安全性を確保してくれる「解氷スプレー」を選ぶ際のコツや、人気商品の特徴についても紹介。
車用の解氷スプレーの選び方のコツ
「再凍結防止剤が含まれているか?」「ガラスコーティングへの影響はないか?」など、車用の解氷スプレーの選び方のコツを紹介します。
素早く氷や霜を解かせる「ガス噴射式」or 使いきった後の処理が楽な「霧吹き式」のどちらのタイプに魅力を感じるかで決める
解氷スプレーは、金属管内に気体を混入させて、狙ったポイントにガスを勢いよく噴射させて厚めの氷でも瞬時に融かせる「ガス噴射式」と、プラスチック容器に入れられた液体がトリガーを引けば広範囲にミスト状に噴射される「霧吹き式」の2タイプに大別されます。
ガス噴射式は厚めの氷でも短時間に融かせる解氷力が魅力的ですが、廃棄する際には穴を開ける必要があるなどの注意点があります。
一方の霧吹き式は、解氷力はガス噴射式よりも弱いものの、容器内の液体を使いきった後には、詰め替え用の商品を購入すれば再利用できるなどのメリットがあります。
ガラスコーティングの被膜層にダメージを与えないように配慮されて商品開発が行われた解氷スプレー
フロントガラスなどに傷や汚れが付きにくいようにコーティング施工をしている場合、解氷スプレーの種類によっては、加工面にダメージを与えてしまう恐れがあります。車のガラス面にコーティング処理をされている方は、被膜面に影響を与えないように配慮されて商品開発された解氷スプレーを購入しましょう。
寒冷地で暮らすドライバーには再凍結防止剤が含まれている解氷スプレーが望ましい
車の窓ガラスや鍵穴に氷が形成されやすいのは、放射冷却によって地面に近い場所から上空へと熱が奪われて気温が低下していく夜~朝にかけての時間帯です。
寒冷地では、朝に氷を溶かしても、仕事が終わって職場の駐車場に戻ると、再び窓ガラスが凍結しているケースがよくあります。そういったケースを避けたいという方のニーズには、再凍結防止剤が含まれている解氷スプレーが応えてくれます。
再凍結剤としてグリコール系の溶剤を配合しているタイプの商品は、逆光作用を強めてしまうと指摘されているため、シリコーンを配合させて再凍結を防いでいるタイプの商品の方が人気を集めています。
解氷スプレーの人気おすすめ商品23選~各商品の内容量や特徴も比較
寒冷地に暮らすドライバーにとっては利便性が高い解氷スプレーのおすすめ商品をピックアップしました。各商品の内容量や特徴比較も行います。
「解氷スプレーねらい撃ち」はアルコール類の濃度を高めて車の窓ガラスに張りつく氷や霜を素早く溶かすProstaffのイチ押し商品
Prostaff 解氷スプレーねらい撃ち F-72
Prostaff(プロスタッフ)の「解氷スプレーねらい撃ち」は、アルコール類などを高濃度化させる事で不凍性を引き上げる寒冷地仕様のお勧め商品。
-50℃でも含有される液剤が凍らない本製品は、底冷えした日に張りつく頑固な氷や霜であっても、スプレーを噴射しただけでスピーディーに溶かしてくれます。
「撥水ガラスクリーナー」は油膜取りも行えて解氷効果を備える1年中使えるCCIの人気商品
CCI SMART VIEW 撥水ガラスクリーナー 油膜取り&撥水コーディング&解氷 G-135
CCIが開発した「撥水ガラスクリーナー」は、シリコーンに高濃度アルコール類を配合させる効果で、
冬の季節には解氷スプレーとしても十分使える効果を発揮する優れもの。
暖かい季節には撥水コーディング処理を行えて、油膜取りまで出来てしまう本製品は1年中使える便利アイテムです。
「ディ・アイサージェット550」はワンプッシュで大量の溶液を噴射出来るので効率的に雪や霜を溶かすことが出来る
Holts ディ・アイサージェット550 MH547
大容量サイズも魅力的な武蔵ホルトの「デイ・アイサージェット550」は、ワンプッシュするだけで、フロントガラスなどに張りつく氷や霜を、十分に溶かせるだけの分量の溶液が噴射されるので、効率的に作業を行えます。
同商品に付属されるキャップ部は、スプレーを噴射しただけでは溶けにくい氷を砕く際に有効です。
Willsonの「超解氷スプレー300」はグリコール系溶剤を配合していないのでギラつきを発生させずに氷や霜を溶かしてくれる
Willson(ウィルソン) 超解氷スプレー300
Willson(ウィルソン)の「超解氷スプレー300」は、グリコール系溶剤を含有していないので、ギラツキ感を与えずに、氷や霜を溶かせます。同商品は特殊シリコーンを配合させる事で、噴射面に対して撥水被膜を形成させて、氷や霜の再定着化を防ぎます。
ダイゾーニチモリの「解氷スプレー」は液剤を噴き付ける力が強いので氷を溶かす作業を短時間で終えられる
ダイゾーニチモリ 解氷スプレー N-98
潤滑剤や洗浄剤などのケミカル商品を数多く展開しているダイゾーニチモリが開発した「解氷スプレー」は、車の窓ガラスや鍵穴に固着している雪・霜・氷を、溶かす効果が優れているだけではなくて、液剤を噴射させる力も強く、立ち位置を変える事なくガラス全面に噴き付けられるため、効率的に作業を行う事が可能です。
アクスの「業務用解氷剤 1L」は氷点下50度となっても凍らないを実現させて寒冷地に暮らす方の朝の移動をスムーズにする
axeアクス 業務用解氷剤 1L
axs(アクス)の「業務用解氷剤 1L」は、氷点下50度となっても液剤が凍る事はなく、氷や霜を素早く溶かす効果が保持されます。
コーティング被膜を剥がす事なく作業を終えられて、使用後には霜や氷を再凍結しにくくしてくれる本製品を使用すれば、寒冷地に暮らすドライバーの朝の運転はスムーズになります。
氷点下40℃の環境下でも使える再凍結を防ぐ効果も備わる車用解氷スプレー
コンパル スーパー解氷スプレー
ガス噴射式タイプの「スーパー解氷スプレー」には、フロントガラス等に形成された霜や氷を素早く解かす優れた解氷力が備わります。カギ穴部にも使えて再凍結を防ぐ効果の備わる本製品の氷に対する浸透力は、氷点下40℃の環境下でも持続されます。
フロントガラス・ミラー・ワイパーに固着する氷を瞬時に融かす冬の季節には備えておきたい解氷スプレー
AZ 超強力 解氷スプレー
「超強力 解氷スプレー」は、パワフルな噴射力を極寒の環境下でも持続化させて、安全運転に必要となる視界の確保に貢献します。フロントガラスだけではなくて、鍵穴やワイパーに対しても使用可能な本製品は、冬の季節に保管しておくと安心できます。
900mlの大容量サイズが寒冷地ユーザーに支持されているウィルソンの定番商品
Willson 超解氷トリガー 900
カーケミカル商品を数多く展開しているWillson(ウィルソン)ブランドの「超解氷 トリガー900」は、900mLもの大容量サイズなので、寒冷地の長い冬の時期でも買い替える心配はありません。本製品は氷を解かす能力だけではなくて、特殊シリコーンを配合させて撥水効果を引き上げているので再凍結を防ぐ能力も優れています。
ワイパーの働きをサポートする成分が配合されている老舗ケミカルメーカーの人気商品
AZ 自動車用解氷スプレー
1955年に創業され数多くのケミカル用品を取り扱う株式会社エーゼットが販売する「AZ 自動車用解氷スプレー」は、溶液の濃度を高める効果によって噴射力を持続化させます。本製品は、特殊シリコンを配合させて、ガラス面に被膜層を形成させてワイパーの働きをサポートします。
窓ガラス・鍵穴にも対応する解氷スプレーが2本セットとなったお買い得な商品
ジョイフル 解氷・霜とりスプレー 2本パック YP228-A
ジョイフルの「解氷・霜取りスプレー 2本パック」は、主成分はグリコール・アルコール類として、窓ガラスや鍵穴にも対応するコスパ面でも魅力的な商品。本製品のキャップはスクレーバーとしても利用できます。
付属されるチューブを利用すれば鍵穴の氷も素早く溶かす事ができる商品
Holts MH530スーパー ディアイサー 400
容量 | 400ml |
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価格 | – |
Holts(ホルツ)の「MH530 スーパー ディアイサー 400」は、窓ガラスにコーティング処理を行っている車への利用には適してはいませんが、ガス噴射の効力によって厚みのある氷を解かす際には便利に使える寒冷地でのニーズが高い商品です。
管内に混入された炭酸ガスの噴射力と主成分のアルコールの力によって短時間で氷を解かす解氷スプレー
Holts MH531ディアイサー R300
ディアイサーR300は、アルコールに特殊成分を配合させる・ガスの噴射力を強化させて、ターゲットとする氷を素早く解かします。商品デザインのポイントともなっているフタの立体面は、氷を削る際にも合理的で便利な構造をしています。
使用後の窓ガラスのギラつきが防がれてクリアで運転しやすい視界をキープしてくれる解氷スプレー
SOFT99 解氷ガラコ ダブルエッジ
「解氷ガラコ ダブルエッジ」は、利用後の窓ガラスのギラつきの原因となるグリコール系溶剤を配合していません。コーティング処理されているガラスに対しても使える同商品は、低温下でも優れた噴射力をキープさせるジェットスプレー方式を採用して、ガンコな氷や霜も瞬時に解かします。
色鮮やかなパッケージデザインも魅力的な使いやすさを意識したカー用品
SOFT99 解氷ガラコ トリガー
オレンジカラーのパッケージデザインが印象的な「解氷ガラコ トリガー」は、アルコール類にシリコーン等の物質も配合させて、氷を瞬時に解かす・撥水被膜を形成させて再凍結を防ぐ能力を向上させます。本製品の調整可能なノズルを利用すれば、噴射される溶液量は最適化されて、作業の効率化も図れます。
片手で使いやすいグリップ構造を採用している古河薬品工業の解氷スプレー
古河薬品工業 解氷スプレートリガー 500
解氷スプレートリガー500は、撥水シリコーンを含有させて融かした後の氷の再凍結化を防いで運転するのに望ましい視界を持続化させます。ガラスコーティング車にも使える同商品は、リヤ・サイドガラスに形成されている氷を解かす際にも利用できます。
ウィンタースポーツを楽しむ方達からも支持されているプロスタッフの解氷スプレー
PROSTAFF 強力解氷スプレー ロング
容量 | 500ml |
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価格 | – |
ProStaff(プロスタッフ)の「強力 解氷スプレーロング」は、キャップを外さなくともスプレーを噴射できるフィンガーインキャップ構造が評価されている人気商品。
手袋をつけたままでも使いやすいと評判の同商品は、アルコール濃度などを濃くした専用の液剤を配合して、窓ガラスに付着している氷や霜をあっという間に解かして、運転を可能とするクリアな視界を短時間で確保します。
トリガー部が操作しやすくて底冷えする日にも使いやすいとユーザー評価が高い商品
PROSTAFF 解氷ショット F – 46
トリガーを引けば広い範囲に溶液を噴射できるProStaffの「解氷ショット F – 46」は、使用後の窓ガラスはギラつかずベタつかず見栄えが良いと評判。同商品は、特殊洗浄成分を配合させて車の窓ガラスに付着した油膜も強力に除去します。
朝早くに仕事場まで向かう機会の多い方達の保有率が高い解氷スプレー
PROSTAFF NEW解氷スプレー F-45
容量 | 330ml |
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価格 | – |
配合するアルコール系物質等の濃度を高めて、窓ガラスに張り付く氷を素早く溶かして再凍結化も防いでくれる「NEW 解氷スプレー」は、気温が底冷えする時間帯に職場まで向かう機会の多い方達からも支持されているヒット商品です。
デフロス超強力悪天候下でもパワフルな噴射力がキープされて素早く氷を解かしてくれるKUREのロングセラー
KURE アイス・オフ
アイス・オフは、氷を解かす作業時に風が強くても狙った場所へとガスをピンポイントで噴射させられるを実現。本製品は特殊アルコールやSPR‐GLを配合させて、分厚い氷もスピーディに融かせる解氷能力や、再凍結化を防ぐ効果を引き上げます。
フロントガラス・ドアミラー・鍵穴に対してもマルチに使える解氷スプレー
大東潤滑 Dmaxスーパー解氷スプレー DM-11
容量 | 330ml |
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価格 | – |
スーパー解氷スプレー DM‐11は、主成分をエタノールとエチレングリコールとする事で氷点下40℃クラスの極寒の状況下であっても、フロントガラス等に付着する氷に対する浸透作用や解氷力は低下しないので、底冷えする日に作られた厚みのある氷であっても短時間で解かせます。
鍵穴が凍結していて車のキーが入らない時に役立つ専用の解氷スプレー
Willson 鍵穴解氷
容量 | 25ml |
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価格 | – |
底冷えする日には車の窓ガラスだけではなくて鍵穴も凍結してしまう事もあります。防錆剤が配合されている鍵穴専用の解氷スプレーであるウィルソンの「鍵穴解氷」を利用すれば、ボディにダメージを与えることなく氷を融かせます。
内窓ガラスの曇り止めにも効果を発揮するクリンビューブランドの人気商品
イチネンケミカルズ デフロス超強力
容量 | 300ml |
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価格 | – |
イチネンケミカルズがクリンビューブランドで展開している「デフロス超強力」は、ガス噴射式タイプの人気商品。混入されたガスを吹きつければ簡単に素早く氷を解かす事のできる本製品は、クロスなどの柔らかい布にガスを塗布してから内窓ガラスをふけば、曇り止め効果が長時間発揮されます。
窓ガラスに張り付く氷を瞬時に融かせる便利な「解氷スプレー」は噴射する際にはワイパーを立てるなどの利用上の注意点がある
冬用のジャンパーを着ていても身震いしてしまうような寒さの中で、窓ガラスの氷をスクレーパーでゴリゴリと削っていくのは重労働です。水とアルコールの凝固点の違いを利用して、瞬時に氷を解かす「解氷スプレー」は、冬の季節には重宝される便利グッズですが、ワイパーのゴム部分に付着してしまえば、ゴム成分を劣化させてしまうなど使用上のいくつかの注意点があります。
利用時にはワイパーを立ててゴム成分への付着を防ぐ、液剤がボディに付着してしまうとシミの原因となるので定期的に洗車を行う、車内が高温状態となれば缶が破裂・爆発してしまう恐れがあるので、冬の時期以外は車内に保管しないなど注意点を守って、ウィンターシーズンの安全運転につながるクリアな視界を賢く確保していきましょう。