ボルボ S60のフルモデルチェンジ

ボルボS60は2025年6月に日本販売終了 3代目で終幕し後継ES60は未発表 中古は163万円台から

ボルボS60の中古はいくらで買えるのか。3代目の相場は163.4万〜664.8万円、買取相場は346万円までが目安です。2020年11月のB4・B5導入、2022年7月のグレード再編と、年式で中身が変わるポイントを踏まえた選び方を解説します。

ボルボS60は2025年6月に日本販売終了 3代目で終幕し後継ES60は未発表 中古は163万円台から

ボルボS60は2025年6月に日本での販売を終了 3代目の内容と後継の見通し

ボルボのプレミアム・ミッドサイズスポーツセダンであるS60は、8年ぶりのフルモデルチェンジで3代目へ移行し、2019年11月5日より日本市場に投入されました。その3代目をもってS60は世代を重ねることなく役目を終え、日本での販売は2025年6月に終了しています。新車で手に入れる術はなく、入手手段は中古車のみとなります。

S60は2018年に稼働をスタートした米国サウスカロライナ州のチャールストン工場で初めて生産が行われたモデルで、米国から輸出される初のボルボ車という経歴を持ちます。電動化を見据えてディーゼルエンジンは設定されず、日本仕様は従来モデルよりも全幅を15mm抑えた1,850mmとして、日本の道路状況に合わせた扱いやすいボディサイズにまとめられていました。

ここでは3代目ボルボS60のエクステリア・インテリア、基本スペックや安全装備に加え、日本導入から販売終了までにたどった改良の流れ、そして後継とみられるモデルの見通しまでを詳しく掘り下げていきます。なお後継モデルについては、メーカーからの正式な発表がない段階の内容を含みます。

ボルボS60は2025年6月に日本での販売を終了 後継は電動セダンか

ボルボS60は、日本国内での販売を2025年6月に終えました。3代目の日本での新車価格は489万円から919万円で、2019年11月5日の発売からおよそ5年半の販売期間でした。フルモデルチェンジは行われず、3代目がそのまま最終世代となっています。

終了に至る流れは段階的でした。2022年10月には販売不振を理由に英国市場のラインナップから外れ、その時点でボルボは2030年までの完全電動化を掲げ、電動SUVへ資源を集中させる姿勢を鮮明にしていました。2023年には正規ディーラーから、S60とS90シリーズはMY24(2024年モデル)が最終モデルとなり、日本仕様の生産は2023年中に終わる見通しであることが告知されます。さらに2024年には北米での生産終了が決定し、2025年モデルの設定は見送られました。日本市場では最後まで残った在庫が2025年6月まで販売され、そこで幕が下りた形です。

後継については、フルエレクトリックのセダン「ES60」が用意されるとの見方があります。Cセグメント〜Dセグメントの電動セダンは、BMW i3の新型、アウディA5、テスラ モデル3、メルセデス・ベンツのCクラスEVなどが競合する激戦区で、ES60は航続距離を強みに据えてくると予想されます。ワールドプレミアは2025年後半から2026年前半にかけてと見られていましたが、2026年7月時点でボルボからの正式発表はありません。セダンの電動化計画そのものが流動的であり、S60の名前がそのまま復活する可能性は高くないというのが当サイトの見立てです。

なお、S60とプラットフォームおよびパワートレーンを共有するステーションワゴンのV60は販売が続いており、2025年8月には仕様変更を受けています。同じ骨格の走りと安全装備を新車で求めるなら、現状はV60が受け皿になります。

ボルボS60の中古相場は3代目で163万円台から 認定中古車も流通

新車の供給が止まった以上、S60を手に入れるには中古車を探すことになります。中古車情報サイトの掲載を見ると、3代目(2019年モデル)の中古車価格相場は163.4万円〜664.8万円という水準です。2代目(2011年モデル)は34.8万円〜298.7万円、初代(2001年モデル)は39万円〜109万円と、世代によって価格帯が明確に分かれています。

売却側の目安となる買取相場は5万円以下から346万円までと幅広く、年式が新しく走行距離が短いほど高値がつきやすい傾向です。3代目のなかでも、Google搭載インフォテインメントが標準となった2023年モデル以降のRecharge Ultimate T6 AWD プラグインハイブリッドは、装備の充実度から比較的高値で取引されています。

選ぶうえで押さえておきたいのは、年式によって中身が大きく違う点です。2020年11月より前はT4/T5のガソリン、それ以降はB4/B5の48Vマイルドハイブリッド、そして2022年7月以降はグレード名も装備も別物になっています。年式とグレード名を突き合わせて確認するのが確実です。輸入車のPHEVは駆動用バッテリーの状態が価格と維持費に直結するため、Volvo Selektなどの認定中古車を含めて整備履歴を確認したうえで比較することをおすすめします。

2022年7月の仕様変更でGoogle搭載 グレードは「アルティメット」「プラス」体系へ

ボルボ・カー・ジャパンは2022年7月6日、XC40および60シリーズ、90シリーズのラインナップと仕様を変更しました。S60にとっては販売期間中で最も大きな節目となった改良です。

変更の柱は3つあります。第一にグレード体系の刷新で、従来のMomentumやInscriptionといった名称が「プラス」「アルティメット」を基本とする構成へ改められ、S60とV60にはPHEVの最上級モデル「アルティメット T6 AWD プラグインハイブリッド」が設定されました。「リチャージ プラグインハイブリッドT6 AWDインスクリプション エクスプレッション」といった長大なグレード名も整理されています。

第二にGoogle搭載インフォテインメントの全車標準装備化です。Googleマップやアシスタント、Google Playを車載器から直接使えるようになり、あわせてドライバーディスプレイ(メーターパネル)もXC60などと同じ世代のデバイスへ更新されました。第三が外観の手直しで、マフラーエンドが見えない新デザインのリアバンパーと、5マルチスポークの新デザインアルミホイールが与えられています。インテリアではナッパ・レザーに加えて「テイラード・ウール・ブレンドシート」がオプションで選べるようになりました。

この改良を経た日本のラインナップは、マイルドハイブリッドの「アルティメット B4」とPHEVの「リチャージ アルティメット T6 AWD プラグインハイブリッド」の2本立てに集約されます。その後、2023年7月にはS60を含む60シリーズ・90シリーズの仕様変更と新価格の適用が行われ、ディーラー特別仕様車「アルティメット B4 クラシックエディション」も設定されました。価格面では2022年3月1日の発表を受け、同年4月1日から原材料価格の上昇を理由とした改定も実施されています。

2020年11月に48Vマイルドハイブリッドの「B4」「B5」を導入 T4・T5は終了

ボルボ・カー・ジャパンは2020年11月26日、S60とV60クロスカントリーの装備を一部変更するとともに、48Vマイルドハイブリッドのパワートレーン「B4」「B5」を導入しました。S60では従来の「T4」「T5」に代わるもので、PHEVの「リチャージ プラグインハイブリッド T6」と合わせ、S60の全グレードが電動化されています。この時点でボルボ・カー・ジャパンが扱う国内販売モデルはすべて電動化されたことになりました。価格は499万円から799万円です。

B4は2.0L直列4気筒直噴ターボで最高出力145kW(197PS)、最大トルク300Nm。B5は同じ排気量で最高出力184kW(250PS)、最大トルク350Nmを発揮します。48Vシステムはブレーキ回生エネルギーを駆動力に変換し、モーターがおよそ10kW、4.1kgmぶんを上乗せする仕組みで、従来のT5より力強く、なおかつ燃費に配慮した特性となりました。エンジン自体も第3世代のDrive-Eユニットとしてシリンダーブロックからターボチャージャー、遮音材まで刷新されており、気筒休止システムも備わります。導入当初のグレードは「B4 モメンタム」「B5 インスクリプション」「B5 Rデザイン」という構成でした。

翌2021年8月には、60シリーズ・90シリーズのPHEVモデルに一部改良が入り、バッテリー容量の拡大によってEV航続距離が従来の約2倍へ伸ばされ、エンジンとモーターの改良で動力性能も向上しています。なお2021年にはS90が日本市場へ再導入され、それまでボルボが日本で展開する唯一のセダンだったS60は、その立場を譲ることになりました。

ボルボS60(3代目)のエクステリア・インテリア・安全装備

ボルボS60のエクステリアは従来のスポーティーなスタイリングはそのままに先進性をプラス

  • ブラックブラック
  • アイスホワイトアイスホワイト
  • バーチライトメタリックバーチライトメタリック
  • オニキスブラックメタリックオニキスブラックメタリック
  • ペブルグレーメタリックペブルグレーメタリック
  • パイングレーメタリックパイングレーメタリック
  • ブライトシルバーメタリックブライトシルバーメタリック
  • サヴィルグレーメタリックサヴィルグレーメタリック
  • オスミウムグレーメタリックオスミウムグレーメタリック
  • フュージョンレッドメタリックフュージョンレッドメタリック
  • デニムブルーメタリックデニムブルーメタリック
  • クリスタルホワイトパールクリスタルホワイトパール
  • メープルブラウンメタリックメープルブラウンメタリック

日本導入時のS60のボディカラーは全13色がラインナップされていました。ショルダーラインはすっきりとした印象で、全長4,780mm、全幅1,850mm、全高1,435mm、ホイールベース2,870mmとちょうどいいサイズ感です。プラットフォームは「SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)」を採用し、クーペルックに寄せないノッチバックの基本フォルムを選んだうえで、先代より全長を伸ばし全幅と全高を縮めることで伸びやかなスタイリングを実現しています。T字型LEDヘッドライトとC字型が向かい合ったLEDテールランプを搭載し、先進的でスタイリッシュなデザインとなっていました。

ボルボS60のインテリアはスカンジナビアンデザインで上質な室内空間を演出!上級グレードInscriptionだけの特別装備にも注目

S60 MomentumのインテリアS60 Momentumのインテリア

ボルボS60 Momentumのインテリアにはスタイリッシュなアイアンオレ・アルミニウム・パネルを採用。モダンで落ち着きのあるデザインとしていて、“City Weave”のT-Tec/テキスタイル・コンビネーション表皮またはチャコールカラーのシート表皮が標準装備となります。オプションでレザーシートもセレクト可能でした。

S60 InscriptionのインテリアS60 Inscriptionのインテリア

ナチュラルな風合いが魅力のドリフト・ウッド・パネルを標準装備としたボルボS60 Inscriptionのインテリア。パーフォレーテッド・ファインナッパレザー素材のシート表皮が標準装備され、上質な座り心地を実現しています。シートカラーはアンバーやチャコール、ブロンドなどが用意されていました。

なお、8way電動調整機構はInscriptionに標準装備、Momentumにオプションで装備可能。マッサージ機能やシートベンチレーション機能、電動クッション・エクステンションなどはInscriptionに標準装備され、快適な座り心地を提供します。ここで挙げているMomentumとInscriptionは2022年7月の仕様変更より前のグレード名で、それ以降は「プラス」「アルティメット」を基本とする体系へ改められました。中古車を比較する際は、年式とグレード名の対応に注意してください。

S60に搭載されるタッチスクリーン式センターディスプレイS60に搭載されるタッチスクリーン式センターディスプレイ

タッチスクリーン式センターディスプレイは9インチと大きく操作性に優れ、手袋を装着していても操作が可能です。ディスプレイには映り込み防止の特殊コートが施されており視認性も高い作りとなっています。S60 Inscriptionグレードはヘッドアップ・ディスプレイを標準装備し、走行中の情報チェックも容易に行えました。

インフォテインメントシステムには、導入当初はApple CarPlayやAndroid Autoに対応する「SENSUS(センサス)」を採用。ナビゲーション機能のほか、通話やエアコン・オーディオの設定などが統合されています。2022年7月の仕様変更以降はGoogle搭載インフォテインメントが全車標準装備となり、ドライバーディスプレイもXC60などと共通の新世代デバイスへ更新されました。

Inscriptionに標準装備されるharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムInscriptionに標準装備されるharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステム

Bowers and Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムはInscriptionにオプションで装備可能Bowers and Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムはInscriptionにオプションで装備可能

S60 Inscriptionグレードには高音質オーディオシステムのharman/kardonプレミアムサウンド・オーディオシステムを標準装備。クリアでリアルな音質をユーザーに届けます。メーカーオプションでは黄色のスピーカーコーンが目立つBowers and Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステムも用意されていました。中古車市場では、このB&Wを装着した個体が価格面でも評価されています。

オプション装備の電動パノラマ・ガラス・サンルーフはチルトアップ機構つきオプション装備の電動パノラマ・ガラス・サンルーフはチルトアップ機構つき

車内に気持ちの良い自然光が入るチルトアップ機構つき電動パノラマ・ガラス・サンルーフは、ボルボのセダンモデルでは初めての採用。S60の全グレードにオプションで装備できました。

ボルボS60は「IntelliSafe(インテリセーフ)」を全モデルに標準装備!

ボルボS60にはVOLVO独自の運転支援・安全装備システムである「IntelliSafe(インテリセーフ)」を採用し、全グレードに標準装備していました。IntelliSafeの主な機能は以下の通りです。

IntelliSafeの主な機能

  • 歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能
  • 対向車対応機能
  • インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)
  • ステアリング・サポート(衝突回避支援機能)
  • 衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付 CTA(クロス・トラフィック・アラート)
  • 被追突時警告機能(静止時ブレーキ維持機能付)
  • ステアリング・アシスト付BLIS(後車衝突回避支援機能付ブラインドスポット・ インフォメーション・システム)
  • 全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
  • LKA(レーン・キーピング・エイド)
  • LCMA(レーン・チェンジ・マージ・エイド)
  • オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)
  • パイロット・アシスト(車線維持支援機能)
  • RSI(ロード・サイン・インフォメーション) / DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
  • フル・アクティブ・ハイビーム(LEDヘッドライト)
  • パーク・アシスト・パイロット(縦列・並列駐車支援機能)
  • 360°ビューカメラ

シートやシステム構造についても事故による衝撃を吸収するよう作られており、上記の先進安全機能と連携しながらドライバーや乗員、対象物へのダメージを最小限とします。子供の安全を守るチャイルドセーフティも充実していました。安全装備を全車標準としたこの考え方は、グレードによる差が出にくいという点で、年式の古い個体を選ぶ際にも安心材料になります。

スウェーデンのボルボ・カーズが販売したボルボS60のモデルチェンジ遍歴

ボルボS60は、ボルボ・カーズが製造・販売していたセダンです。初代はステーションワゴンのV70と、2代目はV60とそれぞれ姉妹関係にあたります。スウェーデンの自動車メーカーですが、3代目からは米国で量産が始まり、米国から輸出される初のボルボ車となりました。

ボルボS60 初代/2000年~2009年

2000年、初代ボルボS60が発売されました。S40とS80の中間に位置し、それまでのボルボに特徴的だった角張ったデザインではなく、曲線を使った流麗なデザインが特徴です。
日本では翌2001年1月19日に販売開始。2,434cc直列5気筒の「2.4」と、2,434cc直列5気筒ターボの「2.4T」、2,319cc直列5気筒ハイプレッシャーターボの「T-5」の3種類が導入されました。同年10月1日、12月末日までの限定で特別仕様車「S60 T-5スポーツリミテッド」を発売。
2002年7月、エントリーモデルの「S60」を追加設定。同年11月1日、2.3L直列5気筒ハイプレッシャーターボを積む「T-5 Sport」を追加。
2003年5月22日、200台限定でハイパフォーマンスセダン「S60R」を発売。300psを発揮する2.5L直列5気筒に5速ATを組み合わせ、駆動方式はAWDです。11月10日には特別限定車「2.5T”Sport”Limited Edition」を150台限定で発表。
2004年9月29日、改良モデルを発表。フロントグリルやバンパー、ヘッドライトのデザインを一新し、「T-5 Sport」は排気量が2.3Lから2.4Lへ変更されました。11月1日には「S60R」2005年限定モデルを2005年3月末日までの限定で発売。
2005年3月2日、特別限定車「2.4スポーツエディション」を200台限定で発売。同年11月18日には2006年モデルを発売し、グレードは「S60」「S60 2.4」「S60 2.5T」「S60 AWD」「S60 T-5」の5種類となりました。
2006年2月10日、特別仕様車「Selection」を発売。同年8月19日に一部改良が施され、「R」モデルには日本初採用となるBLIS(ブラインド・スポット・インフォメーション・システム)が搭載されています。
2008年8月20日、2009年モデルを発売し、上級装備の「Classic」が新たにグレードに追加されました。2009年3月31日、最終モデルがベルギーのゲント工場から出荷され、初代は生産を終えています。

ボルボS60 2代目/2010年~2018年

2009年11月10日、2代目ボルボS60が初公開されました。市販モデルは2010年3月のジュネーヴモーターショーで発表され、2010年5月17日に生産をスタートさせています。プラットフォームはボルボ・Y20(フォード・EUCD)を採用し、後に登場するステーションワゴンのV60とコンポーネンツの大半を共用しました。
2011年3月5日、日本での販売がスタート。ラインナップは1.6L直列4気筒ターボの「DRIVe」、3.0L直列6気筒ターボの「T6 AWD SE」「T6 AWD R-DESIGN」の3グレードです。同年7月15日には燃費性能を改善した2012年モデルを発売。11月9日には特別限定車「Sports」を100台発売し、ダイナミックシャシーや18インチアルミホイール、トランクスポイラーを装備しました。
2012年2月21日、特別限定車「T4 R-DESIGN」を限定100台で発売。5月15日にはさらに300台が追加設定されています。同年8月17日、燃費性能を改善し装備を充実させた2013年モデルを発売。11月5日にはT6エンジンの能力を引き出す専用エンジンプログラム「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」を発売し、11月27日には「T4」の特別仕様車「スカンジナビアン・リミテッド」を40台限定で設定しました。
2013年8月27日、大幅改良した2014年モデルを発売。ワイドなフロントグリルやLEDポジションランプ、新形状のボンネットでデザインを一新しています。10月25日にはスポーツグレードの「T4 R-DESIGN」「T6 AWD R-DESIGN」を発売。
2014年2月20日、一部改良。「T5 SE」「T5 R-DESIGN」に新開発の2.0L直列4気筒直噴ガソリンターボと8速ATを採用し、電動パワーステアリング化で燃費を高めました。5月1日には特別仕様車「S60ポールスター」を30台限定で受注開始、5月23日には「Luxury Edition」を設定、8月19日には「T4 R-DESIGN PLUS」を発売。10月1日の一部改良では、リアビューカメラを含む全10種類の安全装備・運転支援機能を「IntelliSafe10」として標準装備しました。
2015年4月8日、特別仕様車「ラグジュアリーエディション」を設定。6月1日には「S60ポールスター」の予約受注を10台限定で開始しています。7月23日には2.0L直列4気筒ディーゼルターボ「D4」搭載モデルとして「D4 SE」「D4 R-DESIGN」を展開しました。
2016年2月1日、スーパーチャージャー付き2.0L直列4気筒直噴ターボの「T6 AWD R-DESIGN」と、1.5L直列4気筒直噴ターボの「T3 SE」を追加。8月10日には特別仕様車「D4 Dynamic Edition」を発売。
2017年8月22日、一部仕様を変更し、ベーシックグレードの「Tack」と装備の充実した「Classic」を追加設定。10月27日には2018年モデルの特別仕様車「S60ポールスター」を20台限定で発売し、専用フロントスカッフプレートにはシリアルナンバーが刻印されました。

ボルボS60 3代目/2019年~2025年

8年ぶりのフルモデルチェンジで、2018年6月20日に新型S60が発表されました。全長が延長され、縮小された全幅と全高でのびやかなエクステリアになっています。日本では2019年11月5日に発表・発売され、日本国内で扱いやすいサイズとして全幅を1,850mmに抑えました。導入されたグレードは最高出力190psの「T4 Momentum」、254psの「T5 Inscription」、PHEVの「T6 Twin Engine AWD Inscription」の3グレードです。
2019年11月5日には特別限定車「T8 Polestar Engineered」も30台限定で発売。ポールスターのチューニングにより2.0L直噴ターボ+スーパーチャージャーの出力を333PS(245kW)へ引き上げ、外観は「R-Design」をもとに専用の前後バンパーやフロントグリルを備えていました。
2020年11月26日、48Vマイルドハイブリッドの「B4」「B5」を導入し、「T4」「T5」は終了。全車電動化を達成しています。2021年8月にはPHEVモデルを一部改良し、バッテリー容量の拡大でEV航続距離を従来の約2倍へ伸ばしました。
2022年7月6日、グレード体系を「アルティメット」「プラス」基本の構成へ再編し、Google搭載インフォテインメントを全車標準装備。リアバンパーやアルミホイールも新デザインとなりました。同年10月には販売不振により英国市場から撤退しています。
2023年7月には仕様変更と新価格の適用が行われ、ディーラー特別仕様車「アルティメット B4 クラシックエディション」も設定されました。MY24が最終モデルとなり、2024年には北米での生産終了が決定。日本での販売は2025年6月をもって終了しました。後継とみられる電動セダン「ES60」は、正式発表に至っていません。

ボルボS60のモデルチェンジ遍歴
ボルボS60のモデル 販売年表
初代 2000年~2009年
2代目 2010年~2018年
3代目 2019年~2025年(日本での販売は2025年6月まで)