ホットハッチのおすすめ車種一覧!国産車・外車の人気ホットハッチまとめ
ホットハッチとは本格的なスポーツカーほどの運動性能はないものの、日常使いに便利で走りも楽しみたい方向けに販売されている車の区分です。
海外では欧州を中心に人気のジャンルとなっていて、北米ではスポーツコンパクトという名前が付いています。
日本ではかつてトヨタのスターレット、日産のパルサー、三菱のミラージュなどが高い人気を誇りましたが、これらの車種は全て姿を消しています。
一方で「ノートe-POWER NISMO S」など、電動パワートレインを持つホットハッチが誕生するなど、ホットハッチの在り方も変化しつつあります。
4WDやMT設定がある車種を含めて、国産車・輸入車の人気ホットハッチを紹介。実用性と走行性能を両立させたおすすめモデルをスペック表つきで解説します。
国産ホットハッチ一覧
- ホンダ シビック タイプR
- スズキ スイフトスポーツ
- トヨタ ヴィッツGR
- 日産 ノートe-POWER NISMO S
- スズキ アルトワークス
- マツダ MAZDA2 15MB
外車ホットハッチ一覧
- アバルト 595 コンペティツィオーネ
- アウディ S1
- アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェ
- メルセデスベンツ AMG A45
- フォルクスワーゲン ゴルフGTI
- ルノー メガーヌRS
【ホンダ シビック タイプR】FF市販車最速の称号を持つ世界的に有名な国産ホットハッチ
ニュルブルクリンク北コース最速タイム7分43秒を叩き出した世界最速のFFホットハッチがホンダのシビック タイプRです。フォルクスワーゲンやルノーがタイプRのタイムを目標に車を作り上げるなど、ホットハッチの世界では知らないものがいないほどの知名度を誇る名車です。
北米では2017年6月中旬に販売が開始していましたが、2017年9月28日についに日本で販売が開始されることがホンダから発表されました。
世界最速マシンを手に入れたい方や、タイプRの復活を心待ちにしているファンなどが予約に殺到し、すでに半年から1年待ちの納車待ちが発生しているとの噂もあります。
日本でのホットハッチ復活の火付け役としてシビックタイプRに期待が寄せられます。
全長 | 4,560mm |
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全幅 | 1,875mm |
全高 | 1,435mm |
室内長 | 1,905mm |
室内幅 | 1,465mm |
室内高 | 1,160mm |
総排気量 | 1,995L |
車両重量 | 1,390kg |
ホイールベース | 2,700mm |
最低地上高 | 125mm |
最小回転半径 | 5.9m |
乗車定員 | 4名 |
最高出力 | 320ps |
最大トルク | 40.8kgm |
燃費 | 12.8km/L |
【スズキ スイフトスポーツ】1t未満の軽量ボディで価格200万のコスパ最高ホットハッチ
運転する楽しさを味わえるホットハッチとして高い人気を誇るスズキ・スイフトスポーツ。
2017年から発売されているZC33S型は新プラットフォーム「HEARTECT」を採用し、6速MTと6速ATどちらも車両重量1t未満で、歴代モデル初の直射ターボエンジンを搭載しています。
2WDの6速MT車の価格が187万円と他のホットハッチにくらべて圧倒的にお買い得な価格もスイフトスポーツの魅力です。
黒と赤を基調にしたコックピットは非常にスポーティーで、ラゲッジルームも265Lと実用性も高く、ファミリーカーにすることも可能です。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
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全長 | 3,890mm |
全幅 | 1,735mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,450mm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
車両重量 | MT970kg AT990kg |
総排気量 | 1,371cc |
最高出力 | 140PS/5,500rpm |
最大トルク | 230Nm/2,500-3,500rpm |
変速機 | 6速MT/6速AT |
最低地上高 | 120mm |
最小回転半径 | 5.1m |
乗車定員 | 5名 |
燃費 | MT16.4km/L AT16.2km/L |
【トヨタ ヴィッツ GRスポーツ 】ガズーレーシングが大幅なチューニングを施した本格ホットハッチ
トヨタのスポーツブランドTOYOTA GAZOO Racingが手掛けるヴィッツGR(正式車名ヴィッツGR SPORT“GR”)。
パワートレインは1.5Lの直列4気筒エンジン1NZ-FE型を搭載、10速スポーツシーケンシャルシフトマチックを装備し、ボディ剛性も大幅強化。
専用エアロパーツやGR専用17インチアルミホイールを装着など、ヴィッツに大幅なチューニングが施された本格ホットハッチです。
ヴィッツのGRシリーズは、ヴィッツGR以外に、エントリーモデルのヴィッツGR SPORTとそのハイブリッド仕様のヴィッツHYBRID GR SPORTも存在。150台限定のホットモデル・ヴィッツGRMNは既に完売しています。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
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全長 | 3,975mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,510mm |
ホイールベース | 2,510mm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
車両重量 | 1,060kg |
総排気量 | 1.496L |
最高出力 | 80kW(109PS)/6,000rpm |
最大トルク | 136Nm(13.9kgm)/4,800rpm |
変速機 | 5速マニュアル/スーパーCVT-i |
最低地上高 | 120mm |
最小回転半径 | 5.6m |
乗車定員 | 5名 |
【日産 ノートe-POWER NISMO S】電動パワートレインが楽しい新時代のホットハッチ
2018年に登場した「ノートe-POWER NISMO S」は、「ノートe-POWER NISMO」をベースに、最高出力を109PSから137PS、最大トルク254NMmから320Nmと約25%向上させた本格ホットハッチです。
リチウムイオンバッテリーコンピュータにも専用チューニングを施し、走行性能を強化。ニスモの走行モード「S」「ECO」に、新たに「B」レンジが追加設定。「BレンジのSモード」を選択した際には、ガソリン車とはまったく違う、新しい走りの楽しさを体験できます。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
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全長 | 4,165mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,535mm |
ホイールベース | 2,600mm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
車両重量 | 1,250kg |
エンジン最高出力 | 83kW(61PS)/6,000rpm |
エンジン最大トルク | 103Nm(10.5kgm)/3,600-5,200rpm |
モーター最高出力 | 136kW(100PS)/2,985-8,000rpm |
モーター最大トルク | 320Nm(32.6kgm)/0-2,985rpm |
【スズキ アルトワークス】15年ぶりに復活した伝説の軽ホットハッチは鋭い加速が持ち味
日本の軽自動車ホットハッチを語るうえで欠かせない存在のアルトワークス。現行型は8代目アルトがベースです。2015年に15年ぶりに復活発売されて以降、注目を集めつづけています。
アルトワークスは、専用開発した5速マニュアルトランスミッションと5速オートギヤシフトを設定。最大トルクを100Nm(10.2kgm)/3000rpmまで向上させ、軽量ボディも相まって鋭い加速フィーリングを実現しています。
専用チューニングを施した硬い足回りもスポーツモデルらしく、キビキビとした走りを楽しめます。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
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全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,460mm |
駆動方式 | 2WD(FF) フルタイム4WD |
車両重量 | 670~740kg |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 64PS/6,000rpm |
最大トルク | 100Nm(10.2kgm)/3,000rpm |
変速機 | 5AGS 5MT |
最低地上高 | 155mm |
最小回転半径 | 4.6m |
乗車定員 | 5名 |
燃費 | 2WD23.0~23.6km/L 4WD22.0~22.6km/L |
【MAZDA2 15MB(デミオ15MB)】走る喜びをぎゅっと詰めた「モータースポーツ・ベース」を意味するホットハッチ
MAZDA2 15MBは、コンパクトカーMAZDA2(旧車名デミオ)をベースにしたスポーツモデルで、MBは「モータースポーツ・ベース」を意味しています。マツダのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」に、6速MTを組み合わせたモデルのみがラインアップしています。
MAZDA2 15MBは、最高出力85kW〈116PS〉/6,000rpm、最大トルク149N・m〈15.2kgf・m〉/4,000rpmを発生。通常モデルよりも馬力やトルクを約25%向上させています。
エクステリアは通常モデルと大きく変わりませんが、モータースポーツへの参戦を想定して、内装は非常に簡素。カーナビ等はついておらず、エアコンもつまみによって切り替えるマニュアル操作です。その分価格が安いので、チューニングカーのベース車両としても優秀なモデルです。
ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
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全長 | 4,065mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,570mm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
車両重量 | 1,030lg |
総排気量 | 1,496cc |
最高出力 | 85kW〈116PS〉/6,000rpm |
最大トルク | 149Nm〈15.2kgm〉/4,000rpm |
変速機 | 6MT |
WLTCモード燃費 | 20.2km/L |
【アバルト 595 コンペティツィオーネ】車重が軽く加速感は世界最速レベルのコンパクトホットハッチ
アバルトはフィアットの小型車を改造するイタリアのチューンメーカーとして、長い歴史をもっています。今回紹介する595コンペティツィオーネも、フィアットが販売している500(チンクエチェント)をチューンしホットハッチに仕上げています。
500がベース車両となっているのでボディサイズは小さいですが、一度走りだすと最大出力180ps運動性能を発揮します。
コンパクトボディからは考えられないキビキビした足回りは、数々のレースを勝利してきたアバルトが持つ技術の結晶と言えます。
全長 | 3,960mm |
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全幅 | 1,625mm |
全高 | 1,505mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,368cc |
車両重量 | 1,120kg |
ホイールベース | 2,300mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
乗車定員 | 4名 |
最高出力 | 180ps |
最大トルク | 23.5kgm |
燃費 | 13.4km/L |
【アウディ S1】4WD設定があるホットハッチで走行安定性は世界でもトップレベル
S1はアウディのラインナップの中でも、最小のA1モデルをベースに開発されたホットハッチです。小さなボディながらハイパワーエンジンを搭載し海外のホッチハッチでは代表的な車種となっています。
最高出力231psで他を圧倒する加速感、4WDの安定した走行性能、ドライバーの意図した動きをするハンドリング性能など全てが高い次元でまとめられています。
また、トランスミッションは6速マニュアルのみ用意するなど潔さも見られるため、ドライバーを選ぶ車種となっています。2ドアホットハッチなため室内の居住性には期待できませんが、そんなデメリットを上回る豪快な走行性能を持つのがアウディS1です。
全長 | 3,990mm |
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全幅 | 1,740mm |
全高 | 1,445mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,984cc |
車両重量 | 1,360kg |
ホイールベース | 2,465mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
乗車定員 | – |
最高出力 | 231ps |
最大トルク | 37.8kgm |
燃費 | 14.4km/L |
【アルファロメオ ジュリエッタ ヴェローチェ】艶やかな顔つきを持つ本格的なCセグホットハッチ
イタリアを代表する自動車メーカーがアルファロメオです。歴史深いアルファロメオのホットハッチであるジュリエッタは最高出力240psのターボエンジンを搭載しています。
レーシングメーカーでもあるアルファロメオにチューンされたジュリエッタは、Cセグメントサイズらいし軽快なハンドリングと伸びやかな加速を有するため、ピュアスポーツカーにも負けない走行性能となっています。
イタリア車らしい洒落た内装もジュリエッタの魅力です。
高級イタリアンレザーのアルカンターラを豊富に使った5種類のシートが用意されていて、中でもレッドレザーはファッションの国であるイタリアらしいカラーとなっています。
全長 | 4,350mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,460mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,742cc |
車両重量 | 1,400kg |
ホイールベース | 2,635mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | 5.5m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 240ps |
最大トルク | 34.7kgm |
燃費 | 10.8km/L |
【メルセデスベンツ AMG A45】最高出力381psを発揮する国産車・外車を含めてもっともパワフルなエンジンを搭載するホットハッチ
世界一パワフルなエンジンを搭載するホットハッチがメルセデスベンツのAMG A45です。2.0Lの排気量に最高出力381psのターボエンジンはホットハッチというよりもハイパワースポーツカーと言っても過言ではありません。
ドイツ車らしい高剛性のボディを持ち、高速走行時の安定性やコーナリングスピードなども他のホットハッチを圧倒しています。
まさにメルセデスベンツが言う究極のスポーツコンパクトとなっています。
全長 | 4,370mm |
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全幅 | 1,780mm |
全高 | 1,420mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,991L |
車両重量 | 1,560kg |
ホイールベース | 2,700mm |
最低地上高 | 100mm |
最小回転半径 | 5.1m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 381ps |
最大トルク | 48.4kgm |
燃費 | 12.6km/L |
【フォルクスワーゲン ゴルフGTI】国産のシビックタイプRとフランスのメガーヌRSのライバルで一時は世界最速を記録したホットハッチ
ルノーのメガーヌRSとホンダのシビックRのライバルとして、ニュルブルクリンク北コースでFF車最速タイムを争っているのがフォルクスワーゲンのゴルフGTIです。
一時は7分49秒のタイムを記録しFF車で世界最速の称号を手に入れましたが、その後7分43秒のタイムを記録したシビックタイプRに抜かれ、世界2位となっています。
ニュルブルク北コースは山間に位置する最大300mもの起伏のあるコースです。172個あるコーナーのうちのほとんどが先の見えないブラインドコーナーであるため、世界屈指の難関コースと言われています。このコースでFF車世界最速を競いあうゴルフGTIの運動性能はまさに「本物」と言えます。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,470mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,984L |
車両重量 | 1,380kg |
ホイールベース | 2,635mm |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.2m |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 230ps |
最大トルク | 35.7kgm |
燃費 | 14.6km/L |
【ルノー メガーヌRS】ニュルでシビックRとFF最速を競い合った欧州を代表する外車ホットハッチ
フォルクスワーゲンのゴルフGTI、ホンダのシビックタイプRとニュルブルクリンク北コースでFF車の最速を争うのがルノーのメガーヌRSです。
1度走り出すと爆発的な加速を生むエンジンを持つメガーヌRSは、ニュルブルクリンクのタイムでは7分54秒とFF車のホットハッチでは世界3位のタイムです。
その走行性能からは想像がつかないほど艶やかなエクステリアは、情熱的なフランス車らしい佇まいとなっています。
全長 | 4,320mm |
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全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,435mm |
室内長 | – |
室内幅 | – |
室内高 | – |
総排気量 | 1,998L |
車両重量 | 1,420kg |
ホイールベース | 2,640mm |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
乗車定員 | 5名 |
最高出力 | 273ps |
最大トルク | 36.7kgm |
燃費 | – |
ホットハッチは使いやすいサイズ感が魅力
ホットハッチは最高速度を追求するスポーツカーにはない、ハンドリングの良さや安定した走行性能などドライブの楽しさを感じられるジャンルです。
ホンダのシビックタイプRやアルファロメオのジュリエッタなど4ドアのホットハッチもあることから家族で乗るファミリーカーとして使う事も可能です。
使いやすくドライブが楽しいホットハッチは、これからの自動車市場で注目のジャンルになるかもしれません。