フェアレディZ(RZ34型)が2026年夏に初のマイナーチェンジ Gノーズ復活&NISMO 6速MT追加
かつては「新型フェアレディZ」や次期型コンセプトカーが発表されるのでは、という噂もありましたが、EV化された完全な次期型(俗にいうZ35)や別型式の後継は登場していません。実際には、2022年に7代目としてデビューしたRZ34型が現行モデルとして受け継がれ、2026年夏には登場から約4年を経て初めてのマイナーチェンジを受けます。
ここでは、そのマイナーチェンジの内容を筆頭に、エクステリアや搭載エンジン、価格や発売時期、そして歴代モデルの遍歴までをまとめてご紹介します。うわさされたVモーショングリルではなく、初代S30型の「Gノーズ」を思わせる方向へと進化した点も見どころです。
フェアレディZ(RZ34型)が2026年夏に初のマイナーチェンジ Gノーズ復活で歴代最高を目指す
フェアレディZは、2026年1月9日から開催された「東京オートサロン2026」で、マイナーチェンジモデルを世界初公開しました。北米では2027年モデル(MY27)として扱われるアップデートで、日本での発売は2026年夏が予定されています。発売時期は7月とする見方も出ていますが、本記事の作成時点では、日産からの正式な国内価格・発売日の発表は確認できていません。
2022年のデビューから約4年を経ての改良で、日産は「Zの歴史を継承しつつ、Zらしさを進化・洗練させ、パフォーマンスは歴代最高を目指す」とうたっています。当初は控えめな一部改良とみられていましたが、フロントまわりの刷新やNISMOへのMT追加まで含む、実質的には大幅マイナーチェンジと呼べる内容になりました。
2026年マイナーチェンジの主な変更点
- 初代S30型の「Gノーズ」を思わせる新フロントバンパー(ノーズ約30mm延長)
- フロントの「NISSAN」ロゴを歴代Zと同じ「Z」エンブレムへ変更
- 新色ウンリュウグリーン(雲龍グリーン/北米名シンカイグリーンパール)を追加
- モノチューブ式ダンパーのピストン径を40→45φへ大径化、全グレードで燃料タンクを新設計
- NISMOに待望の6速MTを追加、GT-R用2ピースローター採用でバネ下を軽量化
- 特別仕様車「ヘリテージエディション」を設定(北米で先行設定)
Gノーズ復活とデザインの深化
最大の見どころは、フロントバンパーの造形です。初代フェアレディ240ZG(S30型)に設定されていた空力パーツ「Gノーズ」をイメージした新デザインを採用し、フロントノーズは約30mm延長されました。グリル中央には水平のクロスバーが加わり、より彫刻的で古典的な表情になっています。単なる懐古ではなく、フロントリフトを従来比3.3%、空気抵抗(ドラッグ)を1%低減する実効も伴います。
あわせて、フロントノーズの先端には歴代Zの象徴である「Z」エンブレムが戻りました。これはZ32型以来の復活で、往年のZオーナーからも大きな反響を呼んでいます。
新色には、初代S30型の「グランプリグリーン」を現代に蘇らせたウンリュウグリーン(雲龍グリーン、北米名シンカイグリーンパール)が加わります。アルミホイールのデザインも一新され、ヘリテージ感と精悍さを両立させました。なお、ヘッドライトやZ32型をオマージュしたリアコンビネーションランプなど、もともと好評だった部分には手を入れず、美しいプロポーションはそのまま受け継がれています。
走りの土台も磨かれ、モノチューブ式ショックアブソーバーのピストン径を40φから45φへ拡大。路面追従性を高めつつ、街乗りでの快適性も向上させています。さらに全グレードで燃料タンクを新設計し、高いGがかかるコーナリング時でも燃料供給を安定させ、サーキット走行での性能維持を狙っています。
NISMOに待望の6速MTを追加
ハイパフォーマンスモデルのフェアレディZ NISMOには、日本仕様でこれまで9速ATのみだったところへ、ファン待望の6速MTが新設定されます。6速MT車には専用のECUデータが与えられ、トルク感とアクセルレスポンスを高めつつ、高回転まで加速感が途切れないエンジン制御へと最適化されました。
これにより、RZ34のグレード構成がようやくラインナップとして完成する形になります。
ブレーキには、GT-Rの思想を採り入れた2ピースローターを採用し、ハット部をアルミ化。片輪あたり約4.5kg、車両全体では約9kgものバネ下・軽量化を果たしています。車両重量は、マイナーチェンジ前のNISMO(AT)が1680kgだったのに対し、改良後のAT車は10kg軽い1670kg、MT車は1640kgとされています。エンジンは従来と同じVR30DDTT型3.0L V6ツインターボで、NISMOは420PSを維持します。
特別仕様車「ヘリテージエディション」を設定
今回のマイナーチェンジにあわせ、Z32型フェアレディZをモチーフにした特別仕様車「ヘリテージエディション」が設定されます。ブロンズカラーのRAYS製19インチホイールや、ボディサイドの「TWIN TURBO」デカール、カーボン製リアスポイラーの「TWIN TURBO」バッジなどが与えられ、往年のZファンの心をくすぐる内容です。
北米では先行して設定が確認されており、日本市場への導入も見込まれますが、国内での正式な仕様・価格・台数は現時点で確定していません。
価格・発売時期と現在の状況
パワートレインは変わらずVR30DDTT型3.0L V6ツインターボで、標準車が405PS、NISMOが420PSを発揮します。価格は原材料費や開発コストの上昇を背景に、各グレードでおおむね15万〜20万円程度の値上げが見込まれ、ベースグレードは現行の549万7800円から565万〜570万円程度になるという見方が出ています。NISMOは950万円前後とみられますが、いずれも正式発表前の予想値です。
かつてうわさされたZ35やEV版の次期型は登場せず、現行のRZ34型が改良を受けながら継続する形になりました。純粋なガソリンV6ツインターボのピュアスポーツとして、事実上の集大成といえる一台です。一方で、騒音規制の強化を背景に、発売後ほどなく受注が絞られるのでは、という声もささやかれています。人気は根強く、初のマイナーチェンジということもあり、受注再開時には注文が集中する可能性が高そうです。
フェアレディZの2025年モデルを発表 2024年11月8日発表・2025年1月9日発売
フェアレディZの2025年モデルはSOSコールを標準化するなど安全性が向上
フェアレディZとフェアレディZ NISMOへ、一部改良版となる2025年モデルを2024年11月8日に発表し、2025年1月9日に発売しました。受注は同年11月下旬から、台数の上限を設けたうえで再開され、NISMOについては500台を対象としたメーカー抽選という手法が採られています。
主な変更点は、フェアレディZの全グレードへSOSコールを標準装備したこと、ボディカラーにワンガンブルー、ミッドナイトパープル、バイブラントレッド×スーパーブラック、ブリリアントホワイトパール×スーパーブラックを追加し、セイランブルー、イカズチイエロー、カーマインレッド、プリズムホワイトそれぞれのスーパーブラックルーフ2トーンを廃止したことです。
| グレード | トランスミッション | 値段 |
|---|---|---|
| フェアレディZ | 6MT | 5,497,800円~ |
| 9M-ATx(9速AT) | ||
| フェアレディZ Version T | 9M-ATx(9速AT) | 5,959,800円~ |
| フェアレディZ Version S | 6MT | 6,347,000円~ |
| フェアレディZ Version ST | 6MT | 6,759,500円~ |
| 9M-ATx(9速AT) | ||
| フェアレディZ NISMO | 9M-ATx(9速AT) | 9,302,700円~ |
フェアレディZのボディカラーは10色展開 新色ワンガンブルーや432オレンジを設定
現行フェアレディZのボディカラーは、スーパーブラックルーフの2トーンを4色、モノトーンカラーを6色の合計10色を設定しています。
なかでも、Zのテーマにもなっている432オレンジや、2025年モデルの新色ワンガンブルーは注目のカラーです。
またモノトーンカラー・2トーンカラーいずれのボディカラーも、洗車傷など細かな傷を自動修復するスクラッチシールドとなっています。
フェアレディZのボディカラー一覧
- ワンガンブルー(176,000円高)
- ミッドナイトパープル(88,000円高)
- 432オレンジ(110,000円高)
- バーガンディー
- ダークメタルグレー
- ミッドナイトブラック(49,500円高)
- バイブラントレッド×スーパーブラック(66,000円高)
- ブリリアントホワイトパール×スーパーブラック(82,500円高)
- ステルスグレー×スーパーブラック(82,500円高)
- ブリリアントシルバー×スーパーブラック(66,000円高)
ワンガンブルー(176,000円高)
ミッドナイトパープル(88,000円高)
432オレンジ(110,000円高)
バーガンディー
ダークメタルグレー
ミッドナイトブラック(49,500円高)
バイブラントレッド×スーパーブラック(66,000円高)
ブリリアントホワイトパール×スーパーブラック(82,500円高)
ステルスグレー×スーパーブラック(82,500円高)
ブリリアントシルバー×スーパーブラック(66,000円高)
トヨタのスープラなどではグレードによりパワートレインに違いがありますが、フェアレディZの場合は全てのグレードで3.0LのV型6気筒ツインターボエンジンを搭載します。
最高出力405ps、最大トルク475Nmを発揮するエンジンを全グレードで楽しめる、コストパフォーマンスの高さも魅力です。
フェアレディZのVR30DDTTエンジンの説明
| 全長 | 4,380mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,845mm |
| 全高 | 1,315mm |
| ホイールベース | 2,550mm |
| 室内長 | 975mm |
| 室内幅 | 1,495mm |
| 室内高 | 1,065mm |
| 車両重量 | 1,570kg-1,620kg |
| 最小回転半径 | 5.2m |
| 最低地上高 | 120mm |
| エンジン | VR30DDTT DOHC・筒内直接燃料噴射V型6気筒 |
| 総排気量 | 2.997L |
| 最高出力 | 298kW(405PS)/6,400rpm |
| 最大トルク | 475Nm(48.4kgm)/1,600rpm-5,600rpm |
| 乗車定員 | 2名 |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| タンク容量 | 62L |
| WLTCモード燃費 | 9.5km/L-10.2km/L |
フェアレディZが2023年8月1日に2024年モデル(一部改良)発表 カスタマイズエディションや新色など設定
フェアレディZの2024年モデルへ東京オートサロン2023で出展したフェアレディZを再現するカスタマイズエディションをオプション設定
フェアレディZが2024年モデル(一部改良)を2023年8月1日に発表しました。
新色の特別内装カラー「ブルー」をVersion T/STグレードに設定し、ボディカラーには432オレンジを追加しています。
フェアレディZ 2024年モデルの改良内容
- 新色ボディカラー 432オレンジ追加
- 特別内装色ブルー(Version T/STグレードのみ)
- 8インチナビゲーションディスプレイにAmazon Alexa搭載
また日産純正アクセサリーとして、フェアレディZ カスタマイズエディション(Z Customized Edition)を設定しました。専用フロントバンパー、グリル、アルミホイールなど、東京オートサロン2023の出展モデルを再現するオプションとなっています。
フェアレディZ NISMO(ニスモ)が2023年8月1日の改良と同時にラインナップ
フェアレディZのハイパフォーマンスバージョン Z NISMOは販売価格9,200,400円から
フェアレディZのハイパフォーマンスバージョンとして、フェアレディZ NISMO(ニスモ)が2023年8月1日に登場しました。
NISMOはトヨタで言うところのGRブランドのような位置づけで、NISMO社が足回りやエンジンチューニングを最適化し、パフォーマンスを高めたモデルを指します。
日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO
日産 フェアレディZ NISMO
NISMOバージョンを設定する車種には、ノート、セレナ、GT-Rなどがあり、パフォーマンスのみならずエクステリアに専用パーツを多数装備して、レーシーな雰囲気を持つのが特徴です。
Zニスモのインテリアは、シートやインパネなどに専用パーツを装着。
パワートレインはVR30DDTT型3.0LのV6ツインターボと共通ながら、専用チューニングを施すことで最高出力420ps・最大トルク53.0kgmへ向上しています。
フェアレディZ カスタマイズドエディションが2023年に販売開始
2022年の発表から話題になったカスタマイズドエディションが2023年8月に発売開始
フェアレディZをオレンジカラーでドレスアップする「フェアレディZ カスタマイズドエディション」は、2022年の東京オートサロンで発表されました。
そして2023年8月1日に、満を持してディーラーオプションへ設定されています。
カスタマイズドエディションは特別仕様車ではないため、ディーラーで販売されるエアロパーツやカスタムパーツのようなイメージで、誰でもディーラーで購入できます。
ただしセットオプションになっているため、例えばカスタマイズドエディションのホイールだけを単体で注文する、といったことはできません。
新型フェアレディZの2022年販売分が完売 納期は2023年以降に
2022年8月発売の新型フェアレディZは、先行予約の段階で2022年度の販売分を売り切り、納車は2023年以降になるといわれていました。
自動車業界では電動化(EV化)が進むなか、3.0LのV型6気筒ツインターボを積む新型フェアレディZが2022年に発売まで至ったのは奇跡、とまで言われました。
最後のガソリンエンジン搭載・大排気量ピュアスポーツになる可能性が高いモデルだったため、注文が殺到したという見方もありました。
また、SNSなどを中心に「フェアレディZの標準グレードも抽選販売に変更になった」という情報も広がりました。これはあくまで2022年度分の抽選という意味で、その後も台数上限つきの受注が続いたものの、最終的には希望者が購入できる方向で運用されてきました。
新型フェアレディの見積もり開始は2022年4月下旬から
新型フェアレディZの通常モデルの見積もりは、2022年4月下旬から解禁されました。その後、同年8月に発売されています。
年間生産台数が限られていたこともあって納期が長期化し、購入希望者は早めにディーラーへ相談したほうがよい状況が長く続きました。
フェアレディZの市販車を2022年1月14日初公開 240台限定モデルのプロトスペックの販売価格発表
日産フェアレディZの日本仕様市販モデルは、2022年1月14日の東京オートサロン2022でワールドプレミアされました。
車両価格6,966,300円の240台限定特別モデル「Z Proto Spec(Zプロトスペック)」は、足回りにチタニウムゴールドの鍛造ホイールとイエローの専用キャリパー、インテリアの各所にイエローアクセントを配置。2022年8月に発売開始となりました。
フェアレディZ プロトスペックの特別装備
- 専用カラー(チタニウムゴールド)レイズ製19インチアルミ鍛造ホイール
- イエロー4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ
- 本革・スエード調ファブリックコンビシート
- 専用カラーステッチ インストルメントパネル
- 専用カラーステッチ ドアトリムクロス
- 専用カラーステッチ MTシフトノブブーツ
- 専用カラーステッチ ニーパッド
日本仕様のグレード構成は、ベースグレード・バージョンS・バージョンT・バージョンSTの4種類でスタートしました。バージョンSは6速マニュアル限定、バージョンTはマニュアルモード付フルレンジ電子制御9速オートマチック(9M-ATx)限定のグレードです。
パワートレインは3.0LのV型6気筒ツインターボで、最高出力405ps、最大トルク48.4kgfmを発揮する強烈なモデル。正式な発売時期は、限定モデルのプロトスペックと同じ2022年8月となりました。
新型フェアレディZの米国モデル市販車を2021年8月18日に発表
新型Zの市販車 北米では240台限定の特別仕様車プロトスペックを販売することも発表
新型フェアレディZを米国で初公開することを、日産自動車が発表しました。日本時間で2021年8月18日9時から、米国で発売する市販モデル「Z」がお披露目されています。
それまでプロトタイプは何度か公開されていましたが、今回は市販モデルということで、日本で販売するフェアレディZも、この米国仕様に近いものになると見られていました。
新型Zは3.0LのV6気筒ツインターボVR30DDTTエンジンを搭載。
最高出力は405psで、先代モデルを69ps上回り、最大トルクも先代より110Nmアップの475Nmとなりました。トランスミッションは6速MTと新開発の9速ATを選べます。
さらに北米市場では240台限定の特別仕様車プロトスペック(ProtoSpec)が用意され、日本市場でも同様のモデルが設定されるのかが注目されました。
ボディカラーは鮮やかなセイランブルー、イメージカラーのイカズチイエローを含む2トーンカラーを6色設定。天井にはスーパーブラックルーフを組み合わせます。
モノトーンカラーも3色設定され、スポーツモデルとしてはボディカラーが豊富なのも新型Zの特徴でした。

この北米モデルの新型Zは2022年に発売され、日本では北米より早い2022年8月に発売されました。
また、新型フェアレディZはエクステリアが大きく刷新されたためフルモデルチェンジのように見えますが、型式がZ34系のままのため、位置づけとしてはビッグマイナーチェンジ扱いとなっています。
新型フェアレディZの発売は2022年8月 プロトタイプを2020年9月16日にオンライン公開
独創的なイエローカラーを表現した新型フェアレディZのプロトタイプ
NissanNextで発表された新型フェアレディZは、2020年9月16日にオンラインでプロトタイプがお披露目されました。
当時は最高出力400ps級とも言われた期待のモデルで、将来的にはe-POWERの搭載も取り沙汰されていました。
新型フェアレディZは歴代Zのモチーフを引き継いだデザインが特徴
エクステリアはソリッドパールの光と影により、メリハリのある特徴的なイエローカラーを表現。ブラックルーフとの2トーンで、未来的でモダンな雰囲気をデザインしています。
ルーフラインのモールディングは日本刀をイメージし、低重心のスタイルを強調するカラーリングになっています。
S30型を彷彿させるLEDヘッドライト
ティアドロップ形のLEDヘッドライトや、スクエアデザインのフロントグリルなど、S30型をはじめ歴代フェアレディZのアイデンティティを受け継ぐデザインを採用するのも、新型フェアレディZの特徴です。
フェアレディZプロトタイプは19インチホイールとダンロップのタイヤを装着
新型フェアレディZのプロトタイプには、19インチの鍛造ホイールが装着されています。ブレーキキャリパーもボディと同色のイエローで塗装され、統一感のあるデザインになっています。
リヤコンビネーションランプは水平が連なるデザイン
リヤは水平に連なるLEDコンビネーションランプを採用。それまでの日産にはない斬新なデザインで、開発陣の本気がうかがえました。
マフラーはサイドに1本ずつ配置したデュアルエキゾーストで、フェアレディZらしいスポーツテイストを感じさせます。
イエローがアクセントになった先進的なインテリア
新型フェアレディZの内装は、ボディカラーと同じイエローのステッチを効果的に使った、レーシーな仕立てが特徴。
3連スポーツメーターやデジタルコクピットも、フェアレディZの正統進化を感じさせる先進的なデザインになっています。
このプロトタイプは、後に2022年に登場するRZ34型市販車へとつながっていきました。日本での発売は2022年8月となっています。
フェアレディZが2022年に新型発表の可能性 NissanNextで新型フェアレディZを確認
NissanNextで発表された新型フェアレディZ
新型フェアレディZは、2020年5月28日に公開されたNissanNextの動画で、その姿を確認できました。当時の6代目(Z34型)は発売から12年を数える長寿モデルで、一時は次期モデルを開発しないという噂まで流れましたが、この頃には新型が登場するという見方が強まっていました。
フルモデルチェンジかマイナーチェンジかは明言されていませんでしたが、いずれにしろ新型と呼べる進化が示されました。パワートレインはスカイラインにも積む3.0LのV6ツインターボで、最高出力405psとも噂されており、結果的にこの数値どおりのモデルが登場しています。
新型フェアレディZのロゴが商標登録されたことが明らかに
日産が、新型フェアレディZに使う新しいロゴを商標登録していることが分かった、という話題もありました。ニュージーランドやカナダで確認されたこのロゴは、1971年の「240Z」を思わせるレトロなデザインで、グリルやヘッドライトも240Z寄りになるという情報もありました。
実際に登場したRZ34型では、こうしたヘリテージ志向がフロントマスクやエンブレムに色濃く反映され、2026年夏のマイナーチェンジでは、フロントノーズのエンブレムが歴代Zと同じ「Z」マークへと戻っています。
ビッグマイナーチェンジ版フェアレディZが2022年に登場
ビッグマイナーチェンジ版の日産フェアレディZが2022年に登場するという情報は、かねてより飛び交っていました。当時ニュルブルクリンクで目撃された車両には丸型エアダクトが複数確認され、ツインターボエンジンの採用が推測されていました。3.0リッターVR30DDTT型V型6気筒ツインターボを積む高性能モデル「Z400」が設定されるのでは、という見方もありました。
また、従来モデルをイメージしたクラシカルなデザインへ回帰し、「240Z」の円形ヘッドライトにスクエア型グリル、「300ZX」風のテールライトを採用する、といった噂もささやかれていました。
結果として、こうした方向性の多くは2022年に登場したRZ34型で現実のものとなりましたが、「Z400」という車名や明確な大型化は採用されず、型式もZ34系を踏襲する形に落ち着いています。
日産フェアレディZの新型モデルが近々登場?2019年内には発表か
日産の商品企画を担うイヴァン・エスピノーサ氏が、フェアレディZの新型に関する情報に言及していたことがありました。
当時のフェアレディZは2008年発売の6代目(Z34型)から10年以上が経過しており、ハイブリッド化・EV化の可能性も取り沙汰されていました。結果的に、後継として登場したRZ34型は電動化されず、V6ツインターボを積むモデルとなっています。
フェアレディZが2022年にビッグマイナーチェンジ?ターボ復活の可能性も
日産の現行フェアレディZが2022年にビッグマイナーチェンジを行い、過去に設定していたターボエンジンを復活させるのでは、という情報もありました。
フェアレディZのターボモデルは4代目Z32型を最後に途切れていたため、もし復活すれば実に約22年ぶりということになります。実際、2022年に登場したRZ34型はVR30DDTT型3.0L V6ツインターボを搭載し、この予想は現実のものとなりました。
新型フェアレディZが電動化!?という見方もあった
かつては、新型「フェアレディZ」が「GT-R」とともに電動化されるのではないか、という見方も出ていました。内燃機関からハイブリッドやe-POWER、あるいはフルEVへ移行しても走る楽しさは失われない、という日産側の発言が伝わっていたためです。
しかし実際に2022年に登場したRZ34型は、3.0L V6ツインターボという純粋な内燃機関を積むモデルでした。電動化どころか大排気量ターボのピュアスポーツとして世に出たことになり、2026年夏のマイナーチェンジでもパワートレインはガソリンのまま維持されています。
フェアレディZの50周年記念モデル「370Z 50th Anniversary Edition」を発表

50周年記念特別車はフェアレディZの北米販売から50年を迎える記念に発売される
フェアレディZが北米で発売されてから50年を迎えたことを記念し、「370Z 50thアニバーサリーエディション(370Z 50th Anniversary Edition)」を発表。2019年4月開催のニューヨーク国際オートショー2019で初公開されました。

懐かしさを感じるストライプの2トーンカラーが特徴
クラシカルな2トーンのボディカラーは「#46 BRE Datsun 240Z」へのオマージュで、現代でも映える懐かしい色合いが特徴です。ボディサイドにデカールをあしらい、リヤには50周年記念のバッジを装着。レイズが特別に製作した専用アルミホイールには、ブリヂストンのポテンザS007を組み合わせた満足度の高い1台です。
ボディサイドやリヤにフェアレディZ 50周年の記念バッヂを装着
シートには専用のレザートリミングシートを独自のステッチでデザイン。運転席中央のタコメーターやシフターベースプレートにも、50周年を記念する特別なロゴを配置しています。
特別な専用シートを採用してインテリアの各所にフェアレディZの50周年記念ロゴを配置
北米で公開されたフェアレディZの50周年特別記念車は、2019年7月から2020年3月末までの期間限定モデルとして日本でも発売されました。グレードは「フェアレディZ 50th Anniversary」の1種類のみで、6MTが4,588,920円、7M-ATxが4,666,680円という価格でした。
| グレード | ボディカラー | 駆動 | ミッション | 販売価格 |
|---|---|---|---|---|
| フェアレディZ 50th Anniversary |
ブリリアントシルバー/ ダイヤモンドブラック |
2WD(FR) | 6MT | 4,588,920円 |
| ブリリアントホワイトパール/ バイブラントレッド |
||||
| ブリリアントシルバー/ ダイヤモンドブラック |
7M-ATx | 4,666,680円 | ||
| ブリリアントホワイトパール/ バイブラントレッド |
日本を代表するフラッグシップモデル フェアレディZのモデルチェンジ遍歴
フェアレディZは日産が販売するスポーツカーで、GT-Rと並び、日本を代表するフラッグシップモデルです。日本では「Z」と呼ばれますが、海外では「Z-Car」の愛称で親しまれています。
フェアレディZ 初代 S30型系/1969年~1978年
1969年10月、ダットサン・フェアレディに代わって初代「フェアレディZ」がデビューしました。「Z」「Z-L」「Z432」のグレード展開です。
1970年、有鉛ハイオク仕様に加え、全グレードへ無鉛レギュラー仕様を追加。3速ATを「Z-L」に追加しました。
1971年、マイナーチェンジで3速ATを「Z」にも追加。輸出専用の「フェアレディ240Z」「240Z-L」「240Z-G」を追加発売しました。
1973年、「Z」シリーズのマイナーチェンジを実施し、「Z432」「240Z」の生産を中止。
1974年、全長を延長した4人乗りの「2by2」を追加。
1976年、上級グレードの「フェアレディZ-T」を追加。
1978年、2代目と入れ替わりのため生産を終了しました。
フェアレディZ 2代目 S130型系/1978年~1983年
1978年8月、2000ccシリーズに加え、新たに2800ccシリーズを設定した2代目フェアレディZが誕生しました。
1979年、米国インポートカーオブザイヤー受賞を記念した特別仕様車「インポートカーオブザイヤースペシャルエディション」を台数限定で発売。
1980年3月、2800ccシリーズに「ニッサンECCS」を採用。11月には国産車初となるTバールーフ仕様車を追加しました。
1981年、北米で「280ZXターボ」が登場し、アメリカで大ヒット。10月にはマイナーチェンジを実施して後期型となります。
1982年、フェアレディZでは初のL20ET型2.0Lターボを積む「フェアレディZターボ」が追加されました。
フェアレディZ 3代目 Z31型系/1983年~1989年
1983年9月、よりシャープなエクステリアへフルモデルチェンジし、3代目フェアレディZが誕生。1984年2月には「Tバールーフ」仕様を追加設定しました。
1985年10月、新グレード「200ZR」を追加。
1986年10月、ビッグマイナーチェンジを実施。3.0Lモデルはワイドフレアーフェンダーで3ナンバー幅の専用ボディとなり、新グレード「300ZR」が加わりました。
1989年7月、4代目と入れ替わるため販売を終了しています。
フェアレディZ 4代目 Z32型系/1989年~2000年
1989年7月、「スポーツカーに乗ろうと思う」をキャッチコピーに、4代目フェアレディZが発表されました。300ZXツインターボなど、Zの高性能イメージを決定づけた世代です。
1992年8月、2シーターの「フェアレディZ コンバーチブル」を追加。フルオープンモデルとなります。
1994年10月の一部改良で安全装備を強化。
1997年1月、一部改良で新色と「バージョンR」を追加。
1998年10月、マイナーチェンジでボディ剛性を高め、シートカラーを変更。「コンバーチブル」を廃止しました。
2000年9月、販売を終了し、いったん歴史に区切りをつけました。
フェアレディZ 5代目 Z33型系/2002年~2008年
2002年7月、フェアレディZが日産リバイバルプランの一環として、2年ぶりに復活。クーペとオープンルーフのロードスターが設定され、2008年11月まで販売されました。
フェアレディZ 6代目 Z34型系/2008年~2020年
2008年12月、フルモデルチェンジで6代目(Z34型)が登場し、Z33型をさらに進化させました。海外では「370Z」の名で親しまれ、2019年には北米デビュー50周年を記念する特別仕様車も設定されています。
フェアレディZ 7代目 RZ34型系/2022年~(型式はZ34系を継承)
2020年9月、次期型のプロトタイプがオンラインで公開され、S30型のアイデンティティを踏まえたデザインが示されました。2021年8月には北米向けの市販モデル「Z」を発表し、「Sport」「Performance」に加え240台限定の「Proto Spec」も設定。
日本では2022年1月に東京オートサロンでお披露目され、同年夏に発売。標準の「フェアレディZ」、AT中心の「Version T」、MTの「Version S」、最上位の「Version ST」が用意されました。
2023年8月には2024年モデルへ改良し、ハイパフォーマンスモデル「NISMO」を追加。2024年11月発表の2025年モデルではSOSコールの標準化などを実施しました。そして2026年夏、登場から約4年で初のマイナーチェンジを受け、Gノーズ風フロントやNISMOの6速MTを得ています。
日産は型式にZ34系を残しつつも「8割の部品が新しくなった実質的なフルモデルチェンジ」と位置づけており、媒体によっては6代目の後期型と数える場合もあります。
| フェアレディZのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 S30型系 | 1969年~1978年 |
| 2代目 S130型系 | 1978年~1983年 |
| 3代目 Z31型系 | 1983年~1989年 |
| 4代目 Z32型系 | 1989年~2000年 |
| 5代目 Z33型系 | 2002年~2008年 |
| 6代目 Z34型系 | 2008年~2020年 |
| 7代目 RZ34型系(型式はZ34系を継承) | 2022年~ |
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション
370Z(Z34型)ヘリテージエディション






















