インフィニティQX80のモデルチェンジ

インフィニティQX80がモデルチェンジ!迫力があり美しいルックスに

インフィニティQX80は2024年に2025年モデルへと進化。日産の海外ブランドであるインフィニティから発売されるフラッグシップSUVはどのように変わるのか?エクステリアやインテリア、搭載エンジンや装備、価格帯をチェック。

インフィニティQX80がモデルチェンジ!迫力があり美しいルックスに

インフィニティQX80のフルモデルチェンジ情報

日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」から、フラッグシップSUVの「QX80」が2024年にフルモデルチェンジしました。インフィニティQX80は、2007年まで国内で販売していた「サファリ」の流れをくむSUVで、トヨタ・レクサスの「ランドクルーザー・LX」と同じく姉妹車の関係にあります。
そこで、新しいインフィニティQX80のエクステリアやインテリア、搭載エンジンや装備、発売日や価格帯などを紹介します。

インフィニティQX80が2024年に北米でモデルチェンジ

  • 2025年QX80のエクステリア2025年モデルのQX80
  • 2025年QX80のサイドビュー2025年モデルのQX80
  • 2025年QX80のリヤビュー2025年モデルのQX80
  • 2025年QX80のフロントビュー2025年モデルのQX80

日産が海外展開するインフィニティのフラッグシップSUV、QX80が2024年にフルモデルチェンジを発表。
INFINITIを象徴する新デザインシグネチャーのダブルアーチグリルを採用、フラッシュドアハンドルはインテリジェントキーに反応しポップアップすることでユーザーを迎えます。

インテリアは14.3インチのディスプレイを2個搭載、センターディスプレイ下部の9インチのタッチスクリーンで車両情報などを操作。
世界初の技術フロントワイドビューでは、フロントフードの透過などを2つの14.3インチディスプレイで表示、64色のアンビエントライトでラグジュアリーなクルージングを楽しめます。

QX80のボディサイズは全長5,365mm、全幅2,350mm、全高1,945mm、ホイールベース3,075mm。パワートレインは3.5Lのツインターボエンジン(VR35DDTT型)で、最高出力は450ps、最大トルクは71.3kgmを発揮。
モデルチェンジ前のQX80と比較すると横剛性が58%向上、フレームとねじり剛性も300%向上するなど大きく進化しています。
2024年にモデルチェンジしたQX80の日本発売のアナウンスはなく、従来のインフィニティの通り、北米などを中心とした海外専売モデルになるでしょう。

インフィニティQX80のエクステリア

新型QX80のフロントビュー

全長5.3m、全幅2.0m、全高1.9mのフルサイズSUVで、レクサスLXと同等のボディサイズがあります。全幅は2mあるので日本の道路事情では狭い道の取り回しが厳しい印象があります。

ボディサイズ
全長 5,300mm
全幅 2,029mm
全高 1,925mm

新型QX80のヘッドライト

ヘッドライトには、シグネチャーLEDが使われていてとても見やすいヘッドライトです。ライト上部にポジションライトが装備されていて、フォグランプにもLEDが使われています。

新型QX80のグリル

「ダブルアーチグリル」と呼ばれる新しいグリルデザインは、ダイナミックで迫力のあるグリルです。3D構造になっていて、空気の通りも良くデザインと機能の両方を兼ね揃えた美しいグリルです。

インフィニティQX80のインテリア

新型QX80の内装

インテリアは、ブラックとブラウンの上品なカラーリングで、本革シートやドアトリムにもかなり厚みのあるソフトパッドを使用するなど贅沢な作りになっています。

新型QX80のドライブセレクタードライブモードセレクター

センタークラスターには、ナビや左右独立フルオートエアコン、アナログ時計などが搭載されていて、シルバーのフィニッシャーがブラックとのコントラストを際立てています。シフトノブは長いストロークで掴みやすく、シフト付近にドライブモードを選ぶセレクターが設置されています。

新型QX80の搭載エンジン

新型QX80のエンジン

新型インフィニティQX80に搭載されているエンジンは、2017年型と変わらずV型8気筒5.6Lのエンジンが搭載されています。

インフィニティQX80の搭載エンジン
型式 VK56VD
種類 V型8気筒
排気量 5,552cc
最大出力 406PS/6,000rpm
最大トルク 560Nm/4,400rpm

インフィニティQX80では、トレーラーハウスやジェットスキーなどをけん引して運ぶ人が多いため、ストレスなく運転ができるようにパワフルなエンジンが搭載されています。

インフィニティQX80の搭載機能

ニッサンインテリジェントモビリティのイメージ

インフィニティQX80には、日産インテリジェントモビリティの技術が搭載されています。自動ブレーキはもちろんのこと、レーンディパーチャーアラートや、ブラインドスポットモニターなど、先進の安全技術が搭載されています。

インフィニティQX80に搭載されている機能

  • インテリジェントクルーズコントロール
  • ディスタンスコントロールアシスト
  • ブラインドスポット警報
  • レーンディパーチャーアラート
  • 車線逸脱防止システム
  • 前方衝突予測警報

ブラインドスポットモニターのイメージ

前方衝突予測警報は、高速で移動中に2台前を走る車両の車間や速度を検知し、2台前の車が急ブレーキをかったなど、システムが危険と判断した場合に表示と音、シートベルトの巻き上げによってドライバーの注意を促します。前方が大きな車などで見通しが悪い時に便利な機能です。

インフィニティQX80の発売日は2017年12月、価格は63,850USドル

新型QX80のボンネット

インフィニティQX80の2018モデルは2017年12月に発売しました。価格帯は2017モデルと変わらず据え置き価格になっていますが2023年モデルは価格上昇しています。

2023年QX80価格表
QX80 LUXE 72,700USドル~(日本円で約10,182,000円~)
QX80 AWD 75,800USドル~(日本円で約10,616,000円~)
QX80 PREMIUM SELECT 77,300USドル~(日本円で約10,826,000円~)
QX80 PREMIUM SELECT AWD 80,400USドル~(日本円で約11,260,000円~)
QX80 SENSORY 84,350USドル~(日本円で約11,814,000円~)
QX80 SENSORY AWD 87,450USドル~(日本円で約12,248,000円~)

1USドル140円で計算をすると、約10,182,000円~12,248,000円の価格帯になります。

スタンダードモデルのQX80でも、7速ATトランスミッション、インテリジェントキー、BOSEスピーカーシステム、ルーンルーフ、ナビゲーションシステム、アラウンドビューモニター、フロント・リアソナーシステム、トーヒッチなどが標準装備となっています。

日本ではテラノ レグラスだったインフィニティQX80のモデルチェンジ遍歴

QX80は日産がインフィニティブランドで展開していたSUVで、日本向としたモデルがテラノレグラスとして販売されていました。

インフィニティ QX80 Z62型/2010年~2014年

2010年4月、ニューヨーク国際オートショーと北京モーターショーで、QXとしては通算3代目として、発表されました。
2012年12月、2014年モデルから名称が「QX80」に変更になることが発表されました。
2014年4月、2015年モデルをニューヨーク国際オートショーにて発表。
2017年4月、デザインスタディモデル「QX80モノグラフコンセプト」の名称で、ニューヨーク国際オートショーで発表。11月には2018年モデルをドバイ国際モーターショーで発表し、12月から販売を開始しました。
2019年10月、日本での販売を開始しました。
2022年10月、2023年モデルを発売しました。

インフィニティ QX80のモデルチェンジ遍歴
インフィニティ QX50のモデル 販売年表
初代 JR50型 1996年~2003年
2代目 JA60型 2004年~2010年
3代目 JA60型 2010年~2014年

インフィニティQX80は日産のフラッグシップSUV

新型QX80の堂々としたエクステリア

インフィニティQX80は、日産のパトロール(サファリ)の流れをくむSUVで、中でもQX80は最上級モデルのフラッグシップSUVになっています。ガッチリとしたボディや高い全高など、アウトドアにピッタリのルックスで、どんな道でも走破するような頼もしさがあります。
2025年には北米で新型モデルを発売しています。

インフィニティQX80

インフィニティはレクサスのように日本で展開されていませんが、フーガやスカイラインにバッジが装着され徐々に認知度も高まっているので、少しずつ準備を始めているものだと考えられます。QX80やインフィニティの車が普通に日本の道を走る未来に期待しましょう。