BMW 7シリーズのマイナーチェンジ

BMW 7シリーズがマイナーチェンジでグリルをワイド化 PHVは航続距離を延長

BMW 7シリーズのマイナーチェンジ最新情報。2019年3月に欧州市場で先行発売する新型モデルは、内装のラグジュアリー感を向上、キドニーグリルを40%ワイド化。PHVモデルは、高容量のリチウムイオンを採用、航続距離を約1.5倍に延長。同車の日本市場での発売時期や販売価格等、予想も交えて紹介。

BMW「7シリーズ」がマイナーチェンジ キドニーグリルをワイド化した新型モデルはフラッグシップセダンに相応しい圧倒的な存在感

BMWは、2019年1月16日に「7シリーズ」のマイナーチェンジを実施することを発表しました。同年2月1日には、マイナーチェンジによって誕生するプラグインハイブリッドモデル(PHV)である「745e」と、そのロングボディ仕様の「745Le」などに関する追加情報も公表しました。

2015年に誕生した第6世代の「7シリーズ」にとっては、初となるマイナーチェンジでは、BMWのエクステリアを象徴する「キドニーグリル」をワイド化させて、PHVモデルではEVモード時の航続距離が約1.5倍へと拡大されるなどしています。

マイナーチェンジによって、BMWのフラッグシップセダンに相応しい高級感や走行性能などを手に入れた新型7シリーズの最新情報をお届けします。

BMWが次期7シリーズにEVモデルを設定すると発表!

これまで新型BMW7シリーズの電動モデルと思われる開発車両がたびたび目撃されていましたが、公式からも「次期7シリーズにEVを設定する」というアナウンスがありました。
BMWの高級サルーンである7シリーズは、アウディA8やメルセデスベンツがライバル車にあたります。

次期7シリーズでは、ガソリン・ディーゼル・PHV・フルEVをラインナップ。最大出力286hp/5000~6000rpm、最大トルク45.9kgm/1500~3500rpmを発揮する3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、トランスミッションは8速ATステップトロニックを組み合わせる新しいPHVシステムを採用。モーターの最大出力は113hp、最大トルクは27kgmです。リチウムイオンバッテリーは12kWhで、最大で58kmのゼロエミッション走行が可能となります。

次期型BMW7シリーズのプロトタイプをスクープ!

新型BMW7シリーズと思われるプロトタイプがスパイショットされました。

新型BMW7シリーズ プロトタイプのフロントビュー

新型BMW7シリーズ プロトタイプのサイドビュー

新型BMW7シリーズ プロトタイプのリヤビュー

目撃された個体は雪道テスト走行中と見られ、エキゾーストシステムを装備していることとEVステッカーが貼られていないことが確認できます。PHEVであるかどうかは不明です。カモフラージュが施されたヘッドライトとテールライトには新開発のライト技術を導入すると考えられます。

予想されるパワートレインは、3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンやディーゼルクワッドターボエンジン、4.0L V型8気筒ガソリンターボエンジンなど。さらに80 kWh~120 kWhのバッテリーを搭載するフルEV「i7」の設定も期待されます。

BMW7シリーズにEVモデルが登場か プロトタイプをカメラが目撃!

BMW7シリーズをベースとしたEVモデルと思われる開発車両がスパイショットされました。

BMW7シリーズ EVモデルのフロントビュー

BMW7シリーズ EVモデルのサイドビュー

BMW7シリーズ EVモデルのリヤビュー

BMW7シリーズ EVモデルの内装

目撃された車両を見てみると、「Electric Test Vehicle(電動テスト車両)」のステッカーが貼られていて、充電ポートの存在も確認できることから電動自転車であることがわかります。また、ヘッドライトやテールライトに通常の7シリーズとは異なるEV専用デザインを採用する可能性が濃厚です。

EVモデルにはエントリーグレード「i7」と高性能モデル「i7 S」の2種類をラインナップ。「i7」に80kWhのバッテリー、「i7 S」に120kWhのバッテリーを採用し、航続距離およそ700kmを実現するとの情報があります。

なお、7シリーズは2022年にフルモデルチェンジを予定していますが、本EVモデルが現行型と次期型のどちらに用意されるのかは分かっていません。今後も7シリーズの改良の動向に注目です。

BMW7シリーズのPHVモデル「745Le」が新PHVシステム採用で環境性能を大幅に向上!

BMW7シリーズのプラグインハイブリッドモデル「745Le」が、テュフ・ラインランドの独立検査官による分析から、地球温暖化への影響を最大で58%低減するといった認証を得ました。
新型745Leのパワートレインには3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンをベースとした新しいPHVシステムを採用し、地球温暖化係数はガソリンモデルと比較すると33%下回っているとのこと。力強い走りと燃費性能を両立しています。

BMWが西日本地域限定車「745e M Sport マイスターヴェルク」を受注スタート

2019年9月30日、BMWは近畿・中国・四国・九州・沖縄地方といった西日本地域限定モデルとなる「745e M Sport マイスターヴェルク」の予約受注をスタートしました。745e M Sport マイスターヴェルクは新型745e M Sportの特別仕様です。

  • 745e M Sport マイスターヴェルク(スピード・イエロー)
  • 745e M Sport マイスターヴェルク(ブラック・サファイア)
  • 745e M Sport マイスターヴェルク(ルビー・レッド)

745e M Sport マイスターヴェルクのボディカラーは「スピード・イエロー(14,466,000円)」「ブラック・サファイア(13,645,000円)」「ルビー・レッド(14,281,000円)」の3タイプを用意。
スピード・イエローは限定1台、ブラック・サファイアは限定25台、ルビー・レッドは限定3台での販売で、購入希望者が多い場合は抽選販売となります。

  • ブラック・サファイアのインテリア
  • スピード・イエローのインテリア
  • ルビー・レッドのインテリア

745e M Sport マイスターヴェルク専用インテリアバッヂ

745e M Sport マイスターヴェルクのインテリアはそれぞれのボディカラーに合わせたデザインを採用。
ブラック・サファイアとスピード・イエローにはBMW Individualの「ピアノ・フィニッシュ・ブラック・インテリア・トリム」が、ルビー・レッドには「グレー・ポプラ・ウッド・インテリア・トリム」が設定されます。また、全モデルにもシリアルナンバー入りの専用インテリアバッヂが装着されます。

ジェット・ブラックのMライト・アロイ・ホイール・スタースポーク817M

20インチのジェット・ブラックのアルミホイールは、ブラック・サファイアとスピード・イエローの特別装備。精悍なデザインで引き締まった足回りを演出します。

BMW7シリーズに電動モデルの「i7」が設定し電動化を加速か

BMWのフラグシップセダン「7シリーズ」の次期型で、EVモデルが登場する可能性が浮上しています。次期型7シリーズは2021年後半に、EVモデルは2022~2023年にデビューすると推測されています。

第5世代プラットフォームを使用し、車名は既存のEVモデルに合わせて「i7」とすると予想。「i4」「iNEXT」にも使用される80kWhユニットと、航続距離700kmを実現する120kWhユニットが用意されるとのことです。120kWhユニットは最高出力650psを発揮します。

BMW改良型「7シリーズ」が2019年6月24日より販売開始!価格は1090万円より

BMW改良型「7シリーズ」が1090万円より販売開始

BMWは2019年6月24日より、改良型「7シリーズ」の販売を開始しました。エクステリアの変更と、新たにV型12気筒エンジン搭載モデルを追加し、拘束渋滞時ハンズフリー機能も追加されています。販売価格は1,090万円~2,523万円です。

エクステリアについては、BMWの顔とも言えるキドニーグリルをこれまでのモデルと比較して約40%大きく、また、約5cmボンネットの先端を高くして厚みを持たせることで、他にはない存在感をアピールしています。リヤビューでは、BMWならではのL字型コンビランプにLEDガーニッシュライトを通し、さらにワイド感を目だたせています。

BMW改良型「7シリーズ」のレザーシートは高級感があふれている

インテリアでは、レザーシートは革の風合いを残すために、傷の少ない貴重な革をほとんど加工せずに使用し、センターコンソールも含めてキルティングステッチを施して、室内空間をラグジュアリーなものへと演出しています。

パワートレインは新たに2997cc直列6気筒ガソリンエンジン+PHEVの「745e」と、6591ccV型12気筒ガソリンエンジンの「M750Li xDrive」が設定されています。

標準装備として、先進安全システムの「BMWが日本で初めて認可を取得したハンズオフアシストシステム」が搭載されています。高速道路での渋滞時に、ハンドルから手を離していても、車が車線を自立的に認識し、前方の車を追従するシステムです。

今回は改良型ということでしたが、今後もどのようにBMW7シリーズが変化を遂げていくのか、目が離せません。

BMW7シリーズ改良新型が530馬力ツインターボを搭載してジュネーブモーターショー2019でワールドプレミア

BMW7シリーズ改良新型が530馬力ツインターボを搭載してジュネーブモーターショー2019で初披露

BMW7シリーズ改良新型530馬力ツインターボの迫力ある大型フロントグリル

BMW7シリーズに530馬力ツインターボを搭載した改良型新型モデルがジュネーブモーターショー2019でワールドプレミアされることがわかりました。BMW最高級SUV「X7」に続く、迫力ある大型フロントグリルが採用されています。

「750i xDrive」のエンジンは、4.4L V型8祈祷ガソリンツインターボエンジンで新型8シリーズ譲りとなります。

750i xDriveの性能
最大出力 530hp/5000~6000pm
最大トルク 76.5kgm/1800~4000pm
シフト 8速AT「ステップトロニック」
駆動方式 4WD「BMW xDrive
0~100km/h加速 4秒
最高速 250km/h(リミッター作動)

BMW7シリーズ改良新型530馬力ツインターボの洗練されたインテリア

BMW7シリーズ改良新型530馬力ツインターボのゆったりとくつろげる後部座席

メーターパネルはオールデジタル式で、ディスプレイにはナビゲーションを表示するだけではなく、ナビ以外に選択したツールを表示できるスペースも確保されます。

センターコンソールに設置されたコントロールディスプレイはシートと一体感を演出するデザインで、タッチ操作ができるようになっています。

また、BMWオペレーティングシステム7.0によって、車両とドライバーとの間で、iDriveコントローラーかタッチ操作、音声やジェスチャーコントロールを選ぶことができます。

改良新型7シリーズでは「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」が導入されていて、「ハイ!BMW」と呼びかけるだけで音声アシストが立ち上がり、7シリーズに搭載されている様々な機能や情報に、簡単且つ安全にアクセスすることが可能です。

世界23ヶ国語に対応しており、運転中に「疲れた」と呼びかけると、空調を自動で調整したり、音楽を流すなど、人工知能AIを駆使した装備となっています。

今回の改良新型7シリーズでは、ステアリング&レーンコントロールアシスト、リバースアシスト付きパーキングアシストを含むドライビングアシストプロフェッショナルなどのドライバーをアシストするシステムが数多く採用されていて、自動運転の夢の実現に向けた最新の技術をアピールしています。

新型7シリーズは先代モデルよりも40%ワイド化された「キドニーグリル」を採用してBMWのフラッグシップセダンに相応しい貫禄あるエクステリア

第6世代の「7シリーズ」にとっては初となるマイナーチェンジが実施されて誕生する新型モデルは、先代モデルよりも40%もワイド化された「キドニーグリル」を採用して、全長を22mm拡大させるなどの改良を行って、BMWのフラッグシップセダンに相応しい貫禄あるエクステリアを完成させます。

ワイド化されたBMW7シリーズのキドニーグリルは、迫力のあるデザインが好まれる中国市場を意識している

先代モデルよりも40%もワイド化された「キドニーグリル」は、両サイドに配置するスリム化されたLEDヘッドライトとのコントラスト感、さらにフロントエンドを50mm拡大させた事による相乗効果も働いて、圧倒的な存在感を発揮しています。

同車が採用するフロントバンパーやアンダーガーニッシュは、エアロ効果を意識しながらも、クロムメッキ加飾を随所に施すことでドレスアップ効果を最大限に引き上げます。

新型「7シリーズ」のリヤ部には最新のLED技術を取り入れるテールランプが配置されている

最新のデザイン工学を採り入れて、スリム化を行うテールランプや、左右が連結されて一体化されたデイタイム・ランニングライトを採用する新型「7シリーズ」のリヤビューは、フロントビューとは対照的で、優雅で落ち着いたスタイリングが印象的です。

マイナーチェンジで誕生する新型モデルの全長は先代モデルよりも22mm延長されている

マイナーチェンジが実施されて誕生する新型「7シリーズ」の全長は、標準ホイールベース、ロングホイールベースの両タイプともに、先代モデルよりも22mm拡大されています。

新型モデルは、フロントホイールアーチ内のエアフローを最適化するなどしてボディの空力特性を高めて、リヤホイールハウスのインシュレーターを強化するなどして静粛性を向上させています。

新型BMW 7シリーズのボディサイズ
標準ホイールベース ロングホイールベース
全長 5,120mm 5,260mm
全幅 1,902mm 1,902mm
全高 1,467mm 1,479mm
ホイールベース 3,070mm 3,210mm

新型「7シリーズ」の内装はウッドトリム等の素材を見直してデザインを一新

シートやドアトリムには、キルティング加工が施された高級なナッパレザーとウッドトリムが採用されている

マイナーチェンジによって誕生する新型「7シリーズ」は、ウッドトリム等の素材を見直して、デザインを一新させて、縫い目までにも徹底してこだわったレザーシートやアームレストを採用して、内装の上質感を更に高めています。

新型モデルは、ラミネート加工された厚さが5.1mmある強化ガラスをフロントだけではなくて、リヤやサイドにも採用して、吸音材をリアホイールアーチやリアシートの背もたれ部などにも設置して、静粛性を向上させています。

10インチのフルHDタッチスクリーンディスプレイは操作性と視認性に優れる

リアシートに乗車する人が利用できる専用の10インチのフルHDタッチスクリーンディスプレイでは、シートヒーター機能等を調整できる他、ブルーレイディスクを再生できるなどマルチメディアコンテンツの利用も楽しめます。

新型7シリーズはジェスチャーコントロールにも対応する「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を標準装備

「BMWライブコックピットプロフェッショナル」はアウディのデジタルコックピットを意識して開発された

新型「7シリーズ」は、12.3インチのワイドのデジタルメーターパネルと、10.25インチのコントロールディスプレイによって構成させる「BMWライブコックピットプロフェッショナル」を標準装備します。

BMWオペレーティングシステム7.0を導入する同コックピットでは、メーターパネルやコントロールディスプレイ上に、各ユニットのデジタル情報を双方向で表示させることで、ドライバーが利用しやすいデバイスとしての機能性を高めます。

「BMWライブコックピットプロフェッショナル」では、リアルタイム表示される最大10種類もの情報をマルチに確認できて、タッチ操作だけではなくて、音声入力やジェスチャーコントロールでも操作を可能とするなどして利便性を追求します。

新型7シリーズは自動アップグレードで性能が向上し続ける新世代のコネクティビティシステム「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を導入

新型7シリーズが導入する「BMWインテリジェントパーソナルアシスト」は自動的にアップグレードされる

BMWの新型7シリーズは、オープンモビリティクラウドを有効活用する事で、ソフトウェアが自動更新されて、性能が向上し続ける新世代の車載コネクティビティシステム「BMWインテリジェントパーソナルアシスト」を採用します。

世界23言語に対応する音声アシスタント機能を利用できる同システムでは、ユーザーが発した言葉に対する要求をAIが予測して、空調システム等を自律的にコントロールする事が可能です。

例えば、オーナーが「BMW、私は疲れている」というフレーズを発すれば、AIはその意図を推測して、オーナーをリラックスさせる音楽を自動的にかける、車内の空調システムを自動調整したりします。

ガソリン車の新型モデル「750Li XDrive」「750Li xDrive」はV型8気筒4.4Lツインターボエンジンを新搭載

7シリーズのガソリン車の新型モデル「750L xDrive」「750Li xDrive」では、BMWクーペ8シリーズで採用されているV型8気筒4.4Lツインターボエンジンを新搭載して、動作性能を向上させます。

同車は、改良された8速ATシステム「ステップトロニック」を組み合わせ、ギア比の幅を拡張させる・油圧制御システムの最適化を行うなどして、新型7シリーズに走りの魅力も求めるオーナーを満足させます。

7シリーズのPHVモデルはマイナーチェンジによって搭載するエンジンの気筒数を4気筒から6気筒へと変更して、リチウムイオンのバッテリー容量を増やして航続距離を約1.5倍に

BMW7シリーズがラインナップさせる「ガソリン車」「ディーゼル車」「PHV」の中で、マイナーチェンジによって最も大きな改良が加えられるのは、搭載するターボエンジンの気筒数を4気筒から6気筒へと変更するPHVです。このセクションでは、PHVモデルの改良点を詳しく紹介します。

マイナーチェンジによって誕生した新型モデルは3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載してPHVシステム全体のパワーを394hpへと向上

マイナーチェンジが実施されて誕生する新型7シリーズのPHVモデル「745e」は、従来型モデル「740e」が導入していた2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンではなくて、パワフルさが魅力的な3.0L直列ガソリンターボエンジンを搭載します。

7シリーズの新型PHVが搭載する3.0L直列ガソリンターボエンジンの最高出力は、従来型よりも28hp高い286hpを、最大トルクは従来型よりも5.1kgmアップした45.9kgmの数値を実現させています。

同エンジンに、高性能モーターや8速AT等を組み合わせてPHVシステムを完成させる「745e」は、システム全体で394psもの高出力と、47.6km/L(欧州モード)もの低燃費をクリアしています。

BMW 745eのスペック
パワートレイン 直列6気筒2.998Lターボ、高出力モーター
トランスミッション 8速オートマチック
最高出力 394ps/5,000‐6,000rpm(合算値)
最大トルク 61.1kgm/1,500‐3,500rpm(合算値)
最高速度 250km/h
0‐100km/h加速 5.2秒
燃費(欧州複合モード) 47.6km/L

蓄電容量12kWhのリチウムイオンを搭載する事で航続距離は従来モデルの約1.5倍とさせて優れた環境性能を実現

マイナーチェンジによって誕生する新型7シリーズのPHVモデルは、2次電池として蓄電容量12kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

モーターのみを動力源とするEV走行の航続距離は先代モデルの42kmから約1.5倍アップさせた58kmへと拡大させて、二酸化炭素排出量は50g/km以下と定める欧州の新規定をクリアする48g/kmの数値を実現しています。

新型7シリーズのPHVモデルは「インテリジェント・パワートレイン・マネージメント」を導入してエコドライブの精度を高める

新型7シリーズのPHVモデルは、BMWの先端技術の一つである予測型ハイブリッドドライビングシステム「インテリジェント・パワートレイン・マネージメント」を導入して、エコドライブのサポートを行います。

ナビシステムとも連動する「インテリジェント・パワートレイン・マネージメント」を導入すれば、都市部を走行している・渋滞に遭遇している際には、自動的にEV走行モードへと切り替えてエコドライブの精度を高めます。

新型「7シリーズ」の日本市場での発売時期は2019年秋頃で、PHVモデルの販売価格は現行モデルに100万円を加算した額になると予想

マイナーチェンジが実施されて誕生するBMW「7シリーズ」の新型モデルは、2019年3月に英国などの欧州市場で先行発売されて、納車が始まるのは同年4月頃となる見込みです。日本市場での発売は、そのタイミングよりも半年ほど遅れた2019年秋頃となる可能性が高いです。

新型「7シリーズ」の販売価格は、キドニーグリルをワイド化して、コネクティビティシステムを進化させるなどした、ガソリン車とディーゼル車では現行モデルに50万円を加算した金額になると予想します。

それら改良に加えて、蓄電容量12kWhのリチウムイオンや3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンを新搭載したPHVモデルの販売価格は、現行モデルに100万円を加算した金額になると予想します。

BMW 7シリーズ 現行モデルの販売価格
モデル 価格
740e iPerformance 10,960,000円~
740e iPerformance Executive 12,900,000円~
740e iPerformance Excellence 13,620,000円~
740e iPerformance M Spotr 13,130,000円~
740i DRIVER‘S EDITION 11,380,000円~
740i Excellence 13,330,000円~
740i M Sport 12,830,000円~
740d xDrive Executive 13,060,000円~
740d xDrive Excellent 13,780,000円~
740d xDrive M Sport 13,280,000円~
750i Excellence 16,250,000円~
750i M Sport 16,170,000円~
740Li Excellence 15,730,000円~
740Li M Sport 15,260,000円~
740Ld xDrive Executive 15,710,000円~
740Ld xDrive Excellence 16,470,000円~
740Ld xDrive M Sport 16,000,000円~
750Li Excellence 17,950,000円~
750Li M Sport 17,870,000円~
M760Li xDrive 25,230,000円~
M760Li xDrive V12 Excellence 25,230,000円~

BWMはマイナーチェンジによって「7シリーズ」のPHVモデルを大幅に進化させてブランド力を強化

2015年に誕生した6世代目「7シリーズ」にとっては、初となるマイナーチェンジでは、全車がキドニーグリルを40%ワイド化させる、PHVモデルが蓄電容量12kWhのリチウムイオンを搭載して航続距離を伸ばした事に話題が集まっています。

BMW「7シリーズ」のライバル車である、メルセデス・ベンツSクラスでは、プラグインハイブリッドは以前に設定されていましたが、現在は販売終了となっています。2019年2月時点においては、アウディ「A8」やレクサス「LS」にもプラグインハイブリッドモデルは設定されてはいません。

BMWは今回のマイナーチェンジによって「7シリーズ」のPHVモデルを大幅に進化させて、急速な市場規模の拡大が予想されるPHV市場においての同社のブランド力を強化しました。