フィアット500X(チンクエチェントエックス)の内装を徹底解説!コックピット・シート・限定車の違いは?
フィアット500X(チンクエチェントエックス)は、500シリーズらしい親しみやすいデザインと、コンパクトSUVとしての力強い走破性を兼ね備えた人気モデルです。JEEPブランドの「ジープ・レネゲード」とプラットフォームを共有する姉妹車であり、日本市場には2015年に導入されました。なお、2024年6月に国内向け最終限定車「スポーツ+」が発売されており、正規ディーラーでの新車販売は実質終了しています。中古車市場では引き続き流通しており、購入を検討する方は中古車での入手が現実的な選択肢となっています。
本記事では、フィアット500Xの内装をコックピット・シートカラー・快適装備・先進安全装備などの観点から詳しく解説します。また、グレード別のシートカラー適合表や、限定車「フィアット500X XTREME」の内装についても紹介しますので、ベースモデルとの違いも参考にしてください。
フィアット500Xのグレード体系と内装概要:マイナーチェンジで大きく進化
2019年4月10日に一部改良されたフィアット500X
フィアット500Xは2019年5月に大きな一部改良を実施しました。フィアットが初採用した新世代エンジン「FireFlyターボエンジン」の搭載とともに、内外装デザインも一新されています。その後もグレード体系の見直しや限定車の追加が重ねられ、最終的にはスポーツ・クロス・クラブなどのラインナップが設定されました。
改良したフィアット500Xは都市型SUVらしい質感の高い内装が魅力!画像はフィアット500X Crossのブラックのインテリアカラー
改良後のフィアット500Xの内装は、全グレードにレザーステアリングホイール・前席シートヒーター・デュアルゾーン式フルオートエアコン・7インチタッチパネルモニター付インフォテインメントシステムUconnectなどの快適装備を標準設定していました。UconnectはApple CarPlay/Android Autoに対応し、スマートフォンのアプリを車載タッチパネルで操作できます。
安全装備も充実しており、クルーズコントロール・衝突被害軽減ブレーキ付き前面衝突警報・車線逸脱警報・リアパーキングカメラなどが全車標準装備されていました。上級グレードのフィアット500X Crossには、以下の装備が追加されていました。
- LEDヘッドライト
- 前席8ウェイパワーシート付レザーシート
- パドルシフト
- アダプティブクルーズコントロール
- ブラインドスポットモニター
- フロントパーキングセンサー
グレード・ボディカラーによって設定が異なるフィアット500Xのシート
シートはグレードやボディカラーによって素材・カラーの組み合わせが異なります。500Xにはファブリックシート(ブラック・アイボリー/ブラック)が、500X Crossにはレザーシート(ブラック・ブラウン)が標準装備されていました。詳細は以下の適合表でご確認ください。
| ボディカラー | FIAT 500X | FIAT 500X Cross | ||
|---|---|---|---|---|
| シートカラー | ||||
| ブラック | アイボリー/ブラック | ブラック | ブラウン | |
| カプチーノベージュ | ▲ | – | ● | – |
| ジェラートホワイト | ▲ | – | – | ● |
| パッションレッド | – | ▲ | ● | – |
| アバターブルー | △ | – | – | 〇 |
| ファッショングレー | – | – | 〇 | – |
※●…標準装備 ◯…オプション ▲…受注生産 △…受注生産(オプション)
フィアット500Xのコックピット:カラフルなインパネとドライバー主体の設計
フィアット500Xのボディカラーに合わせた同色のインパネカラーは統一感があっておしゃれな雰囲気が漂う
フィアット500Xの内装カラーは、カプチーノベージュ・ジェラートホワイト・パッションレッド・アバターブルー・ファッショングレーのボディカラーに合わせた全5パターンが用意されていました。落ち着きのあるカプチーノベージュやファッショングレー、スポーティなパッションレッドやアバターブルー、爽やかなジェラートホワイトと、どの内装色もそれぞれ個性的で魅力的です。
フィアット500Xのポップスタープラスとクロスプラスの内装の画像
フィアット500Xのコックピットは足元にもゆとりがあり運転しやすい
フィアット500Xのコックピットは機能性とデザイン性を兼ね備えたドライバー主体の設計です。足元にもゆとりがあり、長距離ドライブでも快適に過ごせる空間が確保されていました。
スマホと同じく直感的な操作が可能な7インチのタッチパネルは視認性にも優れている
コックピット中央部には、オーディオやカーナビとして使えるUconnect搭載の7型タッチパネルを配置していました。スマートフォンと同じ感覚で直感的に操作でき、Android Auto・Apple CarPlayにも対応しているため、走行中でも安全にナビ・音楽・通話などを利用できました。
Auto・Sport・Tractionの3つのモードから走り味を選べる
Auto・Sport・Tractionの3つのドライブモードを選べるドライブモードセレクターは、上級グレードに標準装備されていました。舗装路での快適走行から雪道・泥道などのトラクションが必要な場面まで、道路状況に応じて走り味を切り替えられる実用的な機能です。また、車線逸脱警報・前面衝突警報・エレクトロニックパーキングブレーキ・アダプティブクルーズコントロールなどの先進安全装備も備わっており、盗難抑止に有効なイモビライザー「フィアットコード2」も装備されていました。
フィアット500Xのシートカラー:グレード・ボディカラーごとの組み合わせ一覧
フィアット500Xはグレードやボディカラーによってシートカラーの色・素材の設定が違う
フィアット500Xのシートはグレードによって素材・カラーが異なります。ダークグレーをベースとしたデザインを採用しつつ、ポップスターグレードにはブラックとアイボリー、ポップスタープラスグレードとクロスプラスグレードにはブラックとブラウンが設定されていました。また、ポップスターには専用デザインのファブリックシート、ポップスタープラスとクロスプラスにはレザーシートと、グレードによって使用素材も異なります。
| ボディカラー | ポップスター | ポップスタープラス | クロスプラス | |||
| ブラック | アイボリー | ブラック | ブラウン | ブラック | ブラウン | |
| カプチーノベージュ | ▲ | ‐ | ● | – | ● | – |
| ジェラートホワイト | – | ▲ | – | ● | – | ● |
| パッションレッド | ▲ | – | ● | – | ● | – |
| アバターブルー | △ | – | – | 〇 | – | 〇 |
| ファッショングレー | – | – | 〇 | – | 〇 | – |
※●…標準装備 ◯…オプション ▲…受注生産 △…受注生産(オプション)
スポーツグレードの内装:スポーティな質感と先進安全装備を両立
フィアット500X スポーツのエクステリア
2020年8月に追加されたフィアット500Xのスポーツグレードは、シリーズの中でも最上位に位置する仕様です。心臓部には最大出力150hp・最大トルク27.5kgmを発揮する1.3L直列4気筒ガソリンターボを搭載し、足回りには225/40のスポーツタイヤと19インチ専用アルミホイールを装着していました。
フィアット500X スポーツのインテリアデザイン
内装はチタングレーのダッシュボード・テクノレザー製スポーツステアリングホイール・アルミ製シフトレバーなど、素材の質感にもこだわったスポーティなデザインが特徴です。シートはブラックをベースにレッドとグレーのステッチをあしらったデザインで、運転席に乗り込むだけで気分が高まります。先進運転支援として交通標識認識システムや、60〜180km/hの速度域で作動する車線逸脱警報「レーンアシスト」なども搭載されていました。
限定車フィアット500X XTREME(エクストリーム)の内装:都会的なブラックで高級感を演出
フィアット500X XTREMEは2018年10月にデビューしたフィアット500Xの限定車で夜の街に映えるアーバンデザインが特徴的
2018年10月に全国限定80台で発売されたフィアット500X XTREME(エクストリーム)は、「夜の遊びを走破する」というキャッチフレーズの通り、都会的な雰囲気とオフロード性能を兼ね備えた1台です(現在は販売終了)。シネマブラックのボディカラーとブラックの内装が統一感を生み、老若男女問わず好まれるシックなデザインでした。
フィアット500X XTREMEは高級感があるブラックのレザーシートを標準装備していて本物志向が強いオーナーも満足できる
高級感のあるブラックのレザーシートを標準装備しており、所有欲を十分に満たす仕上がりです。Apple CarPlay・Android Auto対応の7型タッチパネルディスプレイやデュアルゾーン式フルオートエアコンなどの快適装備も通常モデルと同等水準で備わっており、利便性の面でも妥協がありませんでした。安全性能もベースモデルと同等のレベルを確保していました。
フィアット500Xの内装はSUVの機能性とスタイリッシュなデザインを高い次元で両立

フィアット500Xは5人乗りのコンパクトSUVながら、存在感のあるボディデザインと個性的な内装で多くのファンを獲得してきました。レザーを用いた上質なインテリアシートや7型タッチパネルなどの先進装備、さらに充実した安全装備が揃い、輸入コンパクトSUVとして幅広い層から支持を集めたモデルです。
500シリーズらしいポップなデザイン性と、あらゆる路面状況に対応できる走破性を融合させたフィアット500Xは、正規新車の販売こそ終了しましたが、中古車市場では現在も豊富な流通量があります。購入を検討している方には、グレードやボディカラー・シートカラーの組み合わせをしっかり確認したうえで、自分好みの一台を選ぶことをおすすめします。後継にあたるフィアット600eも国内で発売されており、新世代のフィアットSUVに関心がある方は合わせてチェックしてみてください。



















