Audi A6のモデルチェンジ情報:6代目(C9型)へ刷新、内燃機関史上最高の空力性能とMHEV plusを搭載
アウディの上級セダン/ステーションワゴン「Audi A6」「Audi A6 Avant」が、2026年6月25日に新型を発売しました。今回の新型は、Audi 100から続く「Cシリーズ」の通算9世代目(C9型)にあたり、A6としては6代目へと移行する本格的なモデルチェンジです。プラットフォームを新世代の「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)」へと刷新し、内燃機関モデルとしてアウディ史上最高の空力性能や、最新の48Vマイルドハイブリッド「MHEV plus」を獲得しました。本記事では、今回のモデルチェンジでの進化点をはじめ、価格やグレード構成、主要諸元までを詳しく解説します。
アウディ新型「A6」「A6 Avant」発売、内燃機関モデル史上最高の空力性能と最新ハイブリッド技術を搭載
Audi新型A6
Audi新型A6 Avant
アウディ ジャパンは2026年6月25日、プレミアムアッパーミディアムセグメントの中核を担うセダン「Audi A6」およびステーションワゴン「Audi A6 Avant」をフルモデルチェンジし、全国126店舗のアウディ正規ディーラーを通じて発売しました。今回の新型モデルは、伝統的なフォーマルな品格に、4ドアクーペのようなエモーショナルな要素を融合させたデザインを特徴としています。
新型A6シリーズの最大のハイライトの一つは、アウディの内燃機関(ICE)モデル史上最高となる空気抵抗係数(Cd値)0.23(セダン)を達成した卓越した空力性能です。フロントのサイドエアインテークやエアカーテン、アンダーボディパネルの最適化に加え、リアには最適な気流の剥離を生み出す鋭いカーブや大型ディフューザーを採用することで、効率性とドライビングダイナミクスを飛躍的に向上させています。
パワートレインには、最新の48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」を全モデルに標準搭載しました。このシステムは、発進や加速時に最大18kW(24PS)、230Nmの電力アシストを提供し、減速時には最大25kWのエネルギーを回生します。さらに、低速走行時や駐車時には内燃機関を停止させた部分的電動走行を可能にしており、環境性能と力強い走りを両立しています。日本仕様のエンジンは、最高出力200kW(272PS)を発揮する2.0ℓ直噴ガソリンターボ(TFSI)と、150kW(204PS)を発揮する2.0ℓ直噴ディーゼルターボ(TDI)の2種類が用意され、全車に7速Sトロニックトランスミッションとquattro(四輪駆動)システムが組み合わされます。
インテリアは「デジタルステージ」と称される、アウディの最新デザインフィロソフィーを体現した空間へと刷新されました。ドライバー正面の11.9インチバーチャルコックピットと中央の14.5インチMMIタッチディスプレイを一体化した「MMIパノラマディスプレイ」に加え、助手席専用の10.9インチ「MMIパッセンジャーディスプレイ」を全車に標準装備し、次世代のデジタル体験を提供します。また、人間工学に基づいたヒューマンセントリックな設計により、広い後席ヘッドルームや上質な素材を採用し、快適な移動空間を実現しています。
ライティングテクノロジーにおいては、マイクロLED技術を採用した「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」と、左右一体型の「デジタルOLEDリアライト」を標準装備しました。これにより、MMIを通じて8通りの点灯パターンから好みのシグネチャーを選択できるパーソナライゼーション機能が追加されています。
運転支援システムも大幅に強化され、高速道路での車線変更を補助するアシスト機能が追加された「アダプティブクルーズアシストプラス」を搭載。さらに、直前に走行したルートを最大50mまで自動で正確に後退する「リバースアシスト」や、過去の駐車操作を最長200mまで記憶して自動駐車を行う「メモリー機能」などを含む「パークアシストプロ」を採用し、利便性と安全性を高めています。
メーカー希望小売価格(税込)は、セダンの「A6 200kW TFSI quattro」が885万円から、ステーションワゴンの「A6 Avant 200kW TFSI quattro」が927万円からとなっており、全国126店舗のアウディ正規ディーラーで販売が開始されています。
アウディ A6:アッパーミディアムの指標として歩んだ半世紀の進化と革新
アウディのラインアップにおいて中核をなす「Audi A6」は、欧州の分類でEセグメントに属するプレミアムアッパーミディアムセグメントの乗用車です。世界中のビジネスセダンおよびステーションワゴンの指標として君臨し続けており、アウディが掲げる「技術による革新(Vorsprung durch Technik)」を体現する象徴的なモデルの一つとして知られています。その歴史は半世紀以上にわたり、幾度のモデルチェンジを重ねながら、時代の要請に応じた先進技術と洗練されたスタイルを積み上げてきました。
アウディ 100 からの継承と「A6」の誕生
Audi A6のルーツは、1968年から販売されていた名車「アウディ 100」に遡ります。アウディ 100は同社のプレステージ性を確立した重要モデルであり、A6はその直接の後継モデルとして位置づけられています。
「A6」という名称が初めて採用されたのは1994年のことです。当時販売されていたアウディ 100の最終モデル(4代目)がマイナーチェンジを受けた際、アウディの新しい命名規則に従って名称が「A6」へと変更されました(C4系)。以来、セダンと「アバント」と呼ばれるステーションワゴンの2つのボディタイプを軸に、世代交代を繰り返しながら進化を続けてきました。
時代を先導するデザインと技術:歴代モデルの進化
歴代のA6は、常にその時代の最先端技術を導入することで、プレミアムカーのあり方を定義してきました。
- 2代目(1997年〜2004年/C5系):当時の4ドアセダンとしては優れた空気抵抗係数(Cd値)0.28を実現し、アウディのデザインアイコンとしての地位を確立しました。
- 3代目(2005年〜2011年/C6系):日本人デザイナーの和田智氏によるスタイリングが高く評価され、2005年の「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
- 4代目(2011年〜2019年/C7系):アルミニウムとスチールを組み合わせた軽量化技術を採用し、環境性能とダイナミクスを高めました。
- 5代目(2019年〜2026年/C8系):48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載し、デジタル化された操作コンセプト「バーチャルコックピット」を採用するなど、デジタル時代に即したプレステージサルーンへと進化しました。
命名規則の変更と内燃機関モデルとしての新たな出発
2023年、アウディは「電動車は偶数、内燃機関(ICE)車は奇数」という新たなナンバリング戦略を発表しました。この方針に基づけば、新型の内燃機関モデルは「A7」と称される予定でしたが、2025年にアウディはこの規則を見直し、電動車と内燃機関車のナンバリング区別を撤廃することを決定しました。
その結果、最新のプラットフォーム(PPC:プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)を採用した新型モデルは、引き続き伝統ある「A6」の名称を維持することとなりました。これにより、100%電気自動車である「A6 e-tron」と、高度に電動化された内燃機関を搭載する本モデルが、同じ「A6」の名を冠して並行販売されるという、ブランドの新たな歴史が幕を開けました。
Audi新型A6のエクステリア:ブランド史上最高の空力性能と先進のライティング技術を融合
新型Audi A6およびA6 Avantのエクステリアは、アウディの伝統であるフォーマルな品格に、4ドアクーペのようなエモーショナルな要素を融合させた、ブランド史上最もエレガントな仕上がりとなっています。ロングノーズとロングホイールベースによる伸びやかなプロポーションを特徴とし、ソフトなサーフェスとはっきりとしたダイナミックな線で構成されたボディは、アウディ特有のデザイン言語をさらに研ぎ澄ませたものです。最大の特徴は、内燃機関(ICE)モデルとしてアウディ史上最高となる空気抵抗係数(Cd値)0.23(セダン)という驚異的な空力性能を達成している点にあり、効率性とパフォーマンスをデザイン面からも支えています。
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究極の機能美が生んだ空力フォルムとダイナミックな造形
フロントエンドは、低くワイドに構えた大型のシングルフレームグリルを中心に、スリムなヘッドライトとグリル上部のフォーリングスが現代的な存在感を放ちます。サイドエアインテークやエアカーテンは、スポーティさを演出するだけでなくエアフローを最適化し、フロントアクスルのリフトを軽減するフロントスポイラーとともに緻密な空気制御を担っています。サイドビューでは、抑揚のあるショルダーラインと張りのあるフェンダーが安定感と躍動感を演出し、後方へ滑らかに絞り込まれるルーフラインがエレガントなシルエットを形成します。リヤエンドにおいても、テールゲートの鋭いカーブや大型ディフューザーが最適な気流の剥離を生み出し、Cd値はセダンで0.23、アバントで0.25というトップクラスの数値を実現しました。
8通りの表情を持つ次世代のライティングテクノロジー
新型A6には、最新のマイクロLED技術を採用した「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」と、左右をつなぐ一体型のライトストリップを備えた「デジタルOLEDリヤライト」が用意されています。このシステムは単なる照明の枠を超え、MMI(マルチメディアインターフェース)を通じて、デイタイムランニングライトの点灯パターンを8種類のシグネチャーから好みに応じて選択できる高度なパーソナライゼーションを実現しました。また、カミングホームおよびリービングホーム時のアニメーションも選択可能で、オーナーを迎える際の演出にも先進的なこだわりが詰め込まれています。
個性を彩る多彩なボディカラーと専用オプション
新型A6シリーズでは、幅広いユーザーの好みに応える多彩なカラーバリエーションが用意されています。
- メタリックカラー:グレイシアホワイト、ミトスブラック、ファーマメントブルー、グレナデンレッド、ミッドナイトグリーン、フロレットシルバー(S line不可)、クロノスグレー(S line不可)。
- S lineパッケージ選択時の専用色:アスカリブルー メタリック(+150,000円)、デイトナグレー パールエフェクト。
- Audi exclusive:1,100,000円(税込)で、100種類以上のスペシャルボディカラーから自分だけの一台を仕立てることも可能です。
さらに、S lineパッケージでは「ダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ」も選択可能で、フォーリングスやミラーハウジング、ドアハンドルなどをブラックアウトすることで、より精悍でスポーティな佇まいへとカスタマイズできます。
透明度を瞬時に切り替えるスマートパノラマガラスルーフ
エクステリアの大きなハイライトとして、PDLC(ポリマー分散型液晶)技術を用いた「スマートパノラマガラスルーフ」がオプション設定されました。このルーフは電圧操作により、ガラスを透明から不透明へ瞬時に切り替えることが可能です。単なる開口部ではなく、セダンでは6セクション、アバントでは9セクションに分割して個別に遮光制御ができ、車内に自然光を採り込みながらも快適性を高める、機能性と美しさを両立した先進装備となっています。
デジタルと上質が融合する「デジタルステージ」:新型Audi A6のインテリア
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新型Audi A6のインテリアは、乗員のニーズを第一に考える「ヒューマンセントリック(人間中心)」のデザイン思想に基づき、アウディの最新デザインフィロソフィーを体現しています。広々とした空間に最先端のデジタル技術をシームレスに統合し、次世代のプレステージサルーンにふさわしい、快適でインテリジェントな移動空間を創出しています。
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次世代の操作体験をもたらす「デジタルステージ」
インテリアのハイライトは、「デジタルステージ」と称される画期的なコックピットデザインです。ドライバー正面の11.9インチバーチャルコックピットプラスと、中央の14.5インチMMIタッチディスプレイを曲面で一体化した「MMIパノラマディスプレイ」を採用。これにより、必要な情報を直感的に把握できる優れた視認性と、スマートフォンのようなスムーズな操作性を実現しています。さらに、助手席側ダッシュボードには専用の10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイを全車に標準装備。助手席からナビゲーションの目的地設定やエンターテインメントの操作、情報の共有が可能となり、同乗者にも次世代のデジタル体験を提供します。
「ソフトラップ」デザインが演出する上質で開放的な空間
室内全体を包み込むような「ソフトラップデザイン」は、左右のドアからインストルメントパネルへと連続する造形により、空間に奥行きと開放感をもたらします。素材にもこだわり、シートには質感の高いレザーおよびアーティフィシャルレザーを標準採用。インストルメントパネルトップやドアトリム、ニーパッドなど各所に施された精緻なステッチが、細部まで徹底されたクラフトマンシップと落ち着きのある上質な雰囲気を際立たせています。また、S lineパッケージではアコースティックガラスを採用するなど、静粛性にも配慮された設計となっています。
快適性を極めた居住空間とプレミアムサウンド
ロングホイールベースを活かした室内設計により、後席においても十分な足元スペースと広いヘッドルームが確保されており、長距離の移動でも乗員全員がゆったりと過ごせるゆとりが創出されています。フロントシートは電動調整機能とランバーサポートを備えたスタンダードシートに加え、オプションでベンチレーションやマッサージ機能を備えた「Sスポーツシート」や「コンフォートシート」へのアップグレードも可能です。音響面では、標準の10スピーカーシステムのほか、オプションでフロントヘッドレストスピーカーを含む計16スピーカーのBang & Olufsen 3Dプレミアムサウンドシステムが設定され、車内を包み込むような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
室内を彩る先進のライティング
夜間の室内を上質に演出する「マルチカラーアンビエントライティング」を標準装備しています。さらにオプションのMMI experience proパッケージでは、視覚的なドライバーサポート機能を持つ「ダイナミックインタラクションライト」を追加でき、光による演出が上質な室内空間をさらに特別なものにしています。前述のスマートパノラマガラスルーフと組み合わせれば、自然光と照明が織りなす開放的なキャビンを楽しめます。
最新電動化技術「MHEV plus」がもたらす革新のドライビング:新型Audi A6の走行性能
Audi新型A6 Avant
新型Audi A6およびA6 Avantは、アウディの新世代プラットフォーム「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)」をベースに開発され、内燃機関モデルとしての魅力を最大限に引き出しつつ、最新の電動化技術を融合させています。力強い動力性能と優れた環境性能、そしてプレミアムセグメントに相応しい洗練されたハンドリングを高い次元で両立しており、あらゆる走行シーンにおいて意のままのドライビングを楽しむことができます。
進化した電動化テクノロジー「MHEV plus」
走行性能における最大のトピックは、全モデルに標準搭載された最新の48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」です。このシステムは、発進や加速、追い越しといった大きなパワーが必要な場面で、最大18kW(24PS)の電力アシストと230Nmの追加トルクを供給し、内燃機関のレスポンスを向上させます。
また、減速時には最大25kWのエネルギー回生を行い、効率的にバッテリーを充電します。特筆すべきは、低速走行時や渋滞時、駐車時において、エンジンを停止させた状態での「部分的電動走行」が可能になった点です。これにより、静粛性の向上とともに、実用域での燃費効率を高めています。
パワフルなICEラインアップとquattroシステム
日本仕様のパワートレインには、2種類の2.0ℓ直列4気筒直噴ターボエンジンが設定されています。ガソリンエンジンの「2.0 TFSI」は最高出力200kW(272PS)を、ディーゼルエンジンの「2.0 TDI」は150kW(204PS)を発揮し、いずれも最大トルクは400Nmに達します。
これらのパワーユニットには、素早い変速を可能にする7速Sトロニックトランスミッションと、アウディ伝統の四輪駆動システム「quattro」が組み合わされます。quattroシステムは走行状況に応じて前後アクスルへ最適にトルクを配分し、正確かつ俊敏なトラクションを提供することで、天候や路面を問わない安定性を実現しています。
研ぎ澄まされたハンドリングとシャシー剛性
走行性能を支えるシャシー構造も大幅に刷新されました。ステアリングレスポンスと正確なハンドリングを追求するため、トーションバーやステアリングギア、コントロールアームブッシングといった構成部品の剛性を先代モデルよりも高めて設計されています。サスペンション形式は前後ともに5リンク式を採用し、正確かつ俊敏に反応するプログレッシブステアリングと連携することで、ドライバーの意思に忠実に応える操作性をもたらします。
また、徹底したエアロダイナミクスの最適化により、内燃機関モデルとしてブランド史上最高となる空気抵抗係数(Cd値)0.23(セダン)を達成しており、高速走行時の直進安定性と効率性の向上に大きく寄与しています。
走りの質をさらに高める先進のオプション装備
さらなる走行性能のアップグレードとして、魅力的なオプションも用意されています。「アダプティブエアサスペンション」を選択すれば、路面状況や走行モードに応じて車高と減衰力を自動で調整し、極上の乗り心地からダイナミックな走りまで、瞬時にキャラクターを切り替えることが可能です。
また、「オールホイールステアリング(後輪操舵)」は、低速域で後輪を前輪と逆方向に転舵させることで、最小回転半径を5.4m(標準は6.0m)まで短縮し、市街地での取り回しを向上させます。一方で高速域では後輪を同方向に転舵させ、レーンチェンジ時などの安定性を高めるなど、プレステージサルーンにふさわしい余裕ある走りを提供します。
多彩な先進技術が守る次世代の安心:新型Audi A6の包括的な安全性能
Audi新型A6 Avant
新型Audi A6およびA6 Avantは、アウディが誇る最新のセンサー、カメラ、AI技術を統合した包括的な安全装備と運転支援システムを搭載しています。日常の市街地走行から高速道路でのロングドライブ、さらには狭い路地での取り回しに至るまで、ドライバーの負担を軽減し、乗員と周囲の安全を多層的に守るインテリジェントな機能が、プレステージサルーンにふさわしいゆとりある移動時間を実現します。
高速道路での負担を軽減する「アダプティブクルーズアシストプラス」
長距離走行を強力にサポートする運転支援システム「アダプティブクルーズアシストプラス」は、今回さらなる進化を遂げました。新たに車線変更アシスト機能が追加され、ドライバーがウィンカーを操作すると、車両が周囲の状況を確認し、可能な場合に限りハンドリング操作をアシストしてスムーズな車線変更を支援します。これにより、高速走行時のドライバーの負担が軽減されます。
狭い場所でも安心をもたらす高度な駐車支援「パークアシストプロ」
都市部での利便性を高めるのが、オプションの「テクノロジーパッケージプロ」に含まれる最新の駐車支援機能です。
- リバースアシスト:行き止まりの狭い道などで後退が必要になった際、車両が直前に走行したルートを最大50mまで記憶し、正確に自動で戻る操作を行います。
- メモリー機能:自宅のガレージなど、過去の駐車操作を最長200mまで記憶し、以降は車両が自動で駐車を完了させます。
- カーブストーンアシスト:縁石などの低い障害物がホイールに接近した際に警告を表示し、ホイールの損傷を未然に防止します。
360度の死角をカバーする予防安全システム
新型A6は、全方位にわたる予防安全機能を備えています。「プロアクティブオキュパントプロテクション(フロント/サイド/リヤ)」は、各方向からの衝突の危険を察知し、シートベルトを締め上げ、ウィンドウを閉じるなどして衝撃に備えます。さらに、交差点での出合い頭の事故を防ぐ「フロントクロストラフィックアシスト」や、死角からの接近車両を警告する「アウディサイドアシスト」、降車時に後方から接近する車両や自転車を検知して警告する「エグジットワーニング」など、日常のあらゆるシーンに潜む危険を抑える機能が充実しています。
万一の事態に備えた衝突安全とドライバーサポート
受動安全面では、フロント・サイド(フロント/リヤ)・ヘッド(フロント/リヤ)に加え、フロントセンターエアバッグを標準装備し、衝突時の乗員保護性能を高めています。また、ドライバーの急病などで操作不能になった場合に車両を安全に停止させる「エマージェンシーアシスト」や、後席への乗員の置き去りを防止する「リヤオキュパントアラート」など、細部にまで配慮された機能が搭載されています。
視界を最適化する高精度ライティング
安全な夜間走行を支えるのが、マイクロLED技術を採用した「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」です。高精度な配光制御により、対向車や前走車を眩惑することなく、道路の状況を正確かつ明るく照らし出し、優れた視認性と安全性を実現します。また、デジタルOLEDリヤライトは、複数のシグネチャーから好みに応じて点灯パターンを選択でき、ドライバーの個性を表現するとともに後続車への被視認性も高めています。
Audi新型A6シリーズの価格と主要諸元:洗練された効率性とパフォーマンスの結晶
Audi新型A6
アウディ ジャパンは、プレミアムアッパーミディアムセグメントの次世代を担う新型「Audi A6」および「Audi A6 Avant」の国内販売を開始しました。今回のフルモデルチェンジでは、2.0ℓ直列4気筒のガソリンターボ(TFSI)とディーゼルターボ(TDI)の2種類のエンジンが用意され、全車に最新の48Vマイルドハイブリッドシステム「MHEV plus」と四輪駆動システム「quattro」が標準装備されています。伝統的な気品と先進のデジタル技術を融合させた新型A6シリーズは、セダンで885万円、アバントで927万円からの価格設定となっています。
グレード構成およびメーカー希望小売価格
新型A6シリーズは、セダンとアバントの2つのボディタイプに、それぞれガソリンとディーゼルのパワートレインを設定した計4グレードが展開されています。
| ボディタイプ | グレード | エンジン | 駆動方式 | メーカー希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| A6(セダン) | 200kW TFSI quattro | 2.0ℓ直4ガソリンターボ(272PS/400Nm) | quattro(4WD) | 8,850,000円 |
| 150kW TDI quattro | 2.0ℓ直4ディーゼルターボ(204PS/400Nm) | quattro(4WD) | 8,980,000円 | |
| A6 Avant(アバント) | 200kW TFSI quattro | 2.0ℓ直4ガソリンターボ(272PS/400Nm) | quattro(4WD) | 9,270,000円 |
| 150kW TDI quattro | 2.0ℓ直4ディーゼルターボ(204PS/400Nm) | quattro(4WD) | 9,400,000円 |
主要諸元(ベースモデル)
新型A6シリーズは、全長5,000mm、全幅1,875mmという堂々たる体躯を備えつつ、徹底した空力設計により内燃機関モデルとしてブランド史上最高のCd値(セダン:0.23/アバント:0.25)を達成しています。
| 項目 | A6 200kW TFSI quattro | A6 Avant 200kW TFSI quattro |
|---|---|---|
| 型式 | 3AA-FN20 | 3AA-FN20 |
| 全長/全幅/全高(mm) | 5,000/1,875/1,465 | 5,000/1,875/1,485 |
| ホイールベース(mm) | 2,925 | 2,925 |
| 車両重量(kg) | 1,980 | 2,000 |
| トランク容量(ℓ/VDA値) | 452 | 466 |
| トランスミッション | 7速Sトロニック | 7速Sトロニック |
| 燃料消費率(WLTCモード) | 15.2km/ℓ | 14.8km/ℓ |
※寸法は標準仕様の数値です。S lineパッケージ装着時は全長が+5mm、全高が-20mm変化します。
タイヤ・ホイールサイズ一覧
新型A6シリーズでは、標準装備の18インチから、オプション設定される最大20インチまで、複数のタイヤおよびホイールサイズが設定されています。
| 仕様 | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 備考 |
|---|---|---|---|
| 標準装備 | 225/55R18 | 8J×18 | 5ツインスポークデザイン |
| S lineパッケージ/オプション | 245/45R19 | 8.5J×19 | 5アームデザイン プラチナムグレー等 |
| スペシャルオプション | 255/40R20 | 8.5J×20 | 10スポークツイストデザイン等 |
アウディA6のモデルチェンジ遍歴

A6はドイツのアウディが販売するEセグメントの乗用車で、セダンと、アバントと呼ばれるステーションワゴンがあります。1968年から販売されていたアウディ100の後継モデルとして登場しました。駆動方式には前輪駆動と、クワトロと呼ばれる四輪駆動があります。これまで幾度のモデルチェンジを重ね、現在は6代目へと進化しています。
アウディA6 初代 4A(C4)系/1994年~1997年
1994年、前身のアウディ100をマイナーチェンジし、名称をA6へと変更して発売されました。アウディの新しい命名規則に沿った最初のA6にあたります。
アウディA6 2代目 4B(C5)系/1997年~2004年
1997年、フルモデルチェンジで2代目となりました。セダンは4ドアモデルとして驚異的な0.28というCd値(空気抵抗係数)を実現しています。本国では直列4気筒1.8LからV型8気筒4.2Lまで8種類のエンジンが用意されましたが、日本への導入は前輪駆動の2.4Lと、2.8Lのクワトロモデルのみでした。その後、2001年に2.4Lクワトロと2.7Lターボクワトロが、翌2002年に3.0Lクワトロが追加されました。トランスミッションはティプトロニック機構付5速ATが基本ですが、2002年以降のFFモデルにはCVTが採用されています。
アウディA6 3代目 4F(C6)系/2004年~2011年
日本人デザイナーの和田智氏によってデザインされた3代目A6は、本国で2004年に登場しました。日本にはセダンが2004年7月、アバントが2005年6月に導入され、「2005年世界・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。日本で販売されたモデルにはV型6気筒とV型8気筒エンジンが搭載され、2006年8月には、SUVとステーションワゴンを融合させた「A6オールロードクワトロ」も追加されました。
アウディA6 4代目 4G(C7)系/2011年~2019年
2011年、4代目A6が欧州で発売され、その3か月後には右ハンドル諸国となるタイやマレーシア、シンガポールなどでも販売されました。日本では8月にセダンの「2.8 FSI quattro」「3.0 TFSI quattro」の2種類を導入。翌年2月、セダンと同じラインナップでアバントを導入しました。8月には限定300台で「allroad quattro」2012年モデルの国内導入を発表し、9月にはhybridを発売しました。
2013年7月、車線逸脱時に自動で軌道修正を行う「アウディアクティブレーンアシスト」の採用など安全性能を強化。10月には「allroad quattro」2013年モデルを200台限定で発売しました。
2014年2月、直列4気筒・前輪駆動の「2.0 TFSI」を追加。同年7月、セダンとアバント各100台限定の特別仕様車「S line plus」を発売しました。
2015年7月、マイナーチェンジを実施。「2.0 TFSI」「2.8 FSI quattro」「hybrid」を廃止し、直列4気筒1.8Lの「1.8 TFSI」、直列4気筒2.0Lの「2.0 TFSI quattro」、V型6気筒3.0Lの「3.0 TFSI quattro」、および「allroad quattro」を新たに設定しました。2016年10月には一部仕様変更を実施し、「S lineエクステリア」の標準装備化やボディカラーの見直しなどが行われました。
アウディA6 5代目 F2/4A(C8)系/2019年~2026年
本国では2018年2月にセダンが発表され、同年3月のジュネーブモーターショーで正式公開、4月にはアバントが発表されました。日本には2019年3月に5代目となるA6が導入されました。プラットフォームはA7(C8)やA8(D5)と共通のMLB evoで、48Vマイルドハイブリッドを搭載した点が大きな特徴です。導入時のエンジンはV型6気筒3.0L+48Vマイルドハイブリッドのみで、グレードは「55 TFSI quattro S line」と「55 TFSI quattro debut package」の2種類でした。
2019年9月、「55 TFSI quattro debut package」の販売終了とともに2020年モデルを発表し、「55 TFSI quattro Luxury」を追加設定しました。
2020年1月、直列4気筒2.0L+12Vマイルドハイブリッドの「45 TFSI quattro」「45 TFSI quattro sport」をラインナップに追加。4月には直列4気筒2.0Lディーゼル+12Vマイルドハイブリッドの「40 TDI quattro」「40 TDI quattro sport」を追加しました。
2021年1月にはラインナップが整理され、「55 TFSI quattro Luxury」が廃止。5月には「40 TDI quattro」「45 TFSI quattro」を廃止するとともに一部改良が施されました。
2021年から2023年にかけては、段階的な価格改定が行われています。
2023年9月、セダン30台・アバント70台の限定モデル「Black Style Plus」を発売。
2023年12月、2024年モデルの発表とともにラインナップが整理されました。「40 TDI quattro sport」「45 TFSI quattro sport」が廃止され、新たに「40 TDI quattro advanced」「40 TDI quattro advanced S line」「45 TFSI quattro advanced」「45 TFSI quattro advanced S line」が設定されたほか、グリルやバンパー、LEDヘッドライトなどのデザインも一部変更されました。
アウディA6 6代目 C9系/2026年~
2025年3月にステーションワゴンのアバントが、続いて同年4月にセダンが本国で発表され、欧州では5月から発売されました。日本には2026年6月25日にセダンとアバントが導入されています。今回のモデルチェンジで、プラットフォームは先代までのMLB evoから、新世代の内燃機関向け基盤「PPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)」へと刷新されました。
当初、アウディは内燃機関車を奇数・電動車を偶数とする命名規則の導入を進めており、本モデルは「A7」へ改名される予定でしたが、2025年にこの方針が撤回され、引き続き「A6」の名称が維持されました。これにより、電気自動車(BEV)の「A6 e-tron」と並行して販売されています。
日本仕様のエンジンは、最高出力200kW(272PS)の2.0L直噴ガソリンターボ「2.0 TFSI」と、150kW(204PS)の2.0L直噴ディーゼルターボ「2.0 TDI」の2種類で、全車に48Vマイルドハイブリッド「MHEV plus」、7速Sトロニック、四輪駆動システムquattroが組み合わされます。空気抵抗係数はセダンでCd値0.23、アバントで0.25と、いずれもアウディの内燃機関モデル史上最高を達成しました。インテリアには11.9インチのバーチャルコックピット、14.5インチのMMIタッチディスプレイ、助手席用10.9インチディスプレイを全車標準装備するなど、デジタル面でも大きく進化しています。
発売時のラインナップは、以下の全4グレードです。
- A6 200kW TFSI quattro(セダン):8,850,000円
- A6 150kW TDI quattro(セダン):8,980,000円
- A6 Avant 200kW TFSI quattro:9,270,000円
- A6 Avant 150kW TDI quattro:9,400,000円
| アウディA6のモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 4A(C4)系 | 1994年~1997年 |
| 2代目 4B(C5)系 | 1997年~2004年 |
| 3代目 4F(C6)系 | 2004年~2011年 |
| 4代目 4G(C7)系 | 2011年~2019年 |
| 5代目 F2/4A(C8)系 | 2019年~2026年 |
| 6代目 C9系 | 2026年~ |





























