トヨタミライの内装は未来感あふれる室内空間が広がる!デザイン・装備
トヨタMIRAI(ミライ)の内装を、コックピット・インパネ周り、シート、安全装備、ラゲッジスペースなどに注目して解説します。
2014年に登場したミライはトヨタフューエルセルシステム(TFCS)を搭載する世界初のセダン型燃料電池自動車で、水素で生成した電気をエネルギーとして走行します。先進性に満ちたデザインに最新の運転支援システムや快適装備を備えるMIRAIの内装を詳しくチェックしていきましょう。
東京モーターショー2019に登場した「MIRAI Concept」の内装は落ち着いたブラックカラーで寛げる室内
東京モーターショー2019出展車の「MIRAI Concept」
2019年10月に開催された東京モーターショー2019に「MIRAI Concept」が出展されました。MIRAI Concept は、2020年末に発売をした次期型トヨタミライの開発最終段階のモデルです。
東京モーターショー2019に出展されたMIRAI Conceptの内装(コックピット・センターコンソール周り)
MIRAI Conceptの内装はシックなブラックカラーを基調とし、ブロンズカラーのメッキ加飾を施した上質なデザイン。センタークラスターには12.3インチのワイドモニターとインパネが組み込まれており、多彩な情報を見やすく表示します。
なお、ミライは4人乗りですが、MIRAI Conceptでは居住性を大幅に向上し、5名が乗車可能となっています。
TOYOTAミライのコックピットはドライバー主体の作りで快適装備を備える
トヨタミライのコックピット(ウォームホワイト)
トヨタミライのコックピット(ブルーホワイト)
トヨタミライのコックピット(ブルーブラック)
グラフィックメーターとマルチインフォメーションディスプレイは照度コントロール付き
トヨタミライのコックピットは、高輝度シルバー加飾やメッキ加飾を散りばめた上質なデザインに仕上がっています。ステアリングベゼルやセンタークラスター、ドアスイッチ周り、コンソールには幾何学調パネルを採用しています。
センターには視認性の高い4.2インチTFTカラーグラフィックメーターとマルチインフォメーションディスプレイを設置。高精細なディスプレイに、グラフィカルにわかりやすく情報を表示します。
電動インバーターコンプレッサー・湿度センサー付きの左右独立温度コントロールフルオートエアコン
MIRAIのエアコンは左右独立で温度を調整可能。静電式ヒーターコントロールパネルにより、簡単なタッチ・スライド操作で温度を直感的にコントロールすることができます。
パネルの上部には走行モードスイッチを搭載。「エコモード」と「パワーモード」を用意し、アクセル操作とエアコンの効き具合をワンタッチで切り替えられます。
また、ミライのステアリングホイールにはヒーターを搭載。静電式ヒーターコントロールパネル内のスイッチをタッチすると加熱を開始し、30分後に自動的にオフに切り替わります。
トヨタミライのシートカラーは爽やかで開放感あふれるウォームホワイトが標準設定
トヨタミライに標準設定されるウォームホワイトの内装色
トヨタミライのブルーホワイトの内装色
トヨタミライのブルーブラックの内装色
排出ガスを出さないクリーンなイメージを持つトヨタミライの内装色には、清潔感のあるウォームホワイトが標準設定されています。このほか、注文時の指定でブルーホワイトとブルーブラックも選ぶことができます。
シート素材には合成皮革を採用。前席にシートヒーターを備え、冬場の車内でも快適に過ごせます。
トヨタミライは後部座席もゆったりとした作りで乗員全員がくつろげる
おもてなしの心を感じさせる、ゆったりとしたリヤシートは二人掛けとなっています。シートヒーターの調整スイッチも装備されていて、アームレストにはプッシュ式のカップホルダー2個と、アームレスト下部には小物入れに便利なボックスを設置します。
トヨタMIRAIは多彩な先進安全装備を有し万が一の事故に備える
ミライは予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」を標準装備しています。ミライに用意されているトヨタ・セーフティ・センスの機能は以下の通りです。
ミライに搭載されるトヨタ・セーフティ・センスの機能
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- レーンディパーチャーアラート[LDA](ステアリング制御機能付)
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
- ロードサインアシスト[RSA]
- オートマチックハイビーム[AHB]
その他、ミライには先行車発進告知機能や踏み間違いを防ぐインテリジェントクリアランスソナー、車線変更をアシストするブラインドスポットモニター、シフト操作による急加速・急発進を防ぐドライブスタートコントロールなども標準装備。さまざまな機能でミライドライバーの安全運転をサポートします。
ミライのラゲッジルームは荷室容量361Lを確保!9.5インチゴルフバッグなら3個も積める
トヨタMIRAIの荷室容量は361Lで、ゴルフバッグ3個分(9.5インチサイズの場合)の収納スペースを確保。荷室高は554mm、荷室幅は最大1,612mm、奥行きは最大728mmとなります。
セダンタイプというとSUVやミニバンなどと比べ荷室は狭くなりがちですが、トヨタミライはキャビンのゆとりを確保しつつ、実用性もしっかりと兼ね備えています。
トヨタMIRAI専用の販売店装着オプションもラインナップ!
販売店装着オプションとして、MIRAI専用T-Connectナビ9インチモデル DCMパッケージ(319,000円)やカメラ一体型ドライブレコーダー(21,450円)も用意されています。T-Connect搭載のナビでは、水素ステーションの情報提供をはじめ、通信機能による多彩なサービスを利用することができます。
トヨタミライは内外装・基本性能ともに進化し続ける!2代目MIRAIにも期待
トヨタミライの内装は、運転手もゲストも快適にドライブが楽しめる作りとなっています。次世代のクルマを体現した先進性を感じさせる居住性の高いデザインも魅力的です。2018年10月の一部改良では安全装備も強化され、機能が拡充されています。
2020年にはフルモデルチェンジして次期型へ移行すると予想されているトヨタミライ。既に質感の高い美しい内装デザインや充実した装備を備えていますが、今後も最新の技術を投入し、ユーザーを驚かせる次世代のクルマとして登場することが期待されます。