トヨタSUV歴代車種ランキング

トヨタの歴代SUV 人気の車種ランキングTOP11

トヨタの歴代SUVを網羅し、人気順にランキング。日本最長の販売期間を持つランドクルーザーやプレミアムSUVのヴァンガード、勢いに乗るC-HRやビッグマイナーチェンジをしたハリアーなど今までトヨタが販売してきた車種を一覧で紹介、どの車が人気なのかランキングにし解説。

トヨタの歴代SUVは名車揃い!人気ランキングをチェック

1937年創業のトヨタは世界を代表する自動車メーカーです。
2016年の新車販売台数では、33,024台を販売し2位に付けた日産自動車の3倍強にあたる、122,217台を販売し大差で1位を獲得しています。

2016年の世界新車販売台数ではトヨタが1015万台を販売し、2位のフォルクスワーゲンの993万台を抜き僅差で世界1位を獲得しています。
トヨタ車は名車が多く、今でもプレミアム価格が付く中古車がたくさんあります。今回は今までトヨタが販売してきた歴代SUVを一覧で紹介し、人気順にランキングします。

【11位:ライズ】コンパクトSUVは今後市場を席巻

2019年11月に発売したライズは、ダイハツ・ロッキーのOEMモデルで、新プラットフォーム「DNGA」を採用した車として初めてトヨタのラインアップに加わりました。
ボディサイズは全幅4m未満、全幅1.7m未満、人気車C-HRよりもさらに小さいコンパクトSUVです。

ライズはRAV4にも例えられる存在感あるフロントマスクが特徴。張り出したフェンダーや17インチタイヤの装着など、コンパクトクラスながら非常にアグレッシブでSUVらしいエクステリアです。

パワートレインは、1.0LガソリンターボにD-CVTの組み合わせで、1.5Lに匹敵する加速性能を誇ります。更に369Lの大容量ラゲージを備えており、アイポイントも高く、最小回転半径5.0mと小回りも抜群。
これまでSUVに乗った経験のない人たちにもおすすめできるコンパクトSUVとして、大ヒットが期待できます。

全長 3,995mm
全幅 1,695mm
全高 1,620mm
室内長 1,955mm
室内幅 1,420mm
室内高 1,250mm
総排気量 996cc
車両重量 970~1050kg
ホイールベース 2,525mm
乗車定員 5名
燃費(JCO8モード) 2WD:22.8~23.4km/L
4WD:21.2km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

【10位:メガクルーザー】自衛隊の高機動車で一般購入モデルは132台しかトヨタで製造されていない希少なSUV

1996年に登場したメガクルーザーは全長、全幅、全高の全てが広く高いSUVです。
元々は自衛隊の高機動車として納入されていた車を一般でも購入できるよう開発された車のため、最低限の装備で販売されました。
新車価格9,800,000円という高額な値段のため購入者も限られ、今では中古車も見つけ難い状況となっています。

その販売価格から特殊車両としての購入が殆どで、2001年の生産終了までに132台のメガクルーザーが作られました。
一般購入モデルは終了しましたが、自衛隊など日本政府からの要請があった場合は完全受注という形を取りメガクルーザーの生産が行われています

メガクルーザー ベースグレード
全長 5,090mm
全幅 2,170mm
全高 2,075mm
室内長 1,355mm
室内幅 2,050mm
室内高 1,055mm
総排気量 4,104cc
車両重量 2,900kg
ホイールベース 3,395mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 6名
燃費 -km/L
使用燃料 軽油(ディーゼル)

【9位:クルーガー】ハリアーベースのSUVで日本で販売終了後でも海外ではハイランダーとして人気を集めるSUV

2000年にハリアーをベースとして販売されたSUVがクルーガーです。クルーガーは販売店により名前が違い、ネッツ店ではクルーガーV、トヨタカローラ店ではクルーガーLとなっています。2005年にはクルーガー ハイブリッドが誕生しましたが、2007年には国内販売が終了しました。

北米ではハイランダーの名前で販売され、日本国内のクルーガーが生産中止になる直前の2006年には13万台を販売し北米トヨタのヒット車種となっています。
ハイランダーは2007年にフルモデルチェンジを果たし、北米トヨタのラインナップで中心的な存在となっています。

クルーガー 3.0S Gパッケージ
全長 4,690mm
全幅 1,825mm
全高 1,685mm
室内長 2,645mm
室内幅 1,500mm
室内高 1,220mm
総排気量 2,994cc
車両重量 1,660kg
ホイールベース 2,715mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 7名
燃費 9.6km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

【8位:ヴァンガード】クルーガーの後継として誕生し日本の販売台数ランキングでも1位を獲得したことがある人気SUV

2007年に誕生したヴァンガードはクルーガーの後継モデルとして販売されました。アクティブ&ラグジュアリーをコンセプトとして掲げ、アルカンターラシートを採用するなど上質な内装が話題となったプレミアムミドルクラスSUVです。

3列7人乗り仕様もある貴重なSUVで、トヨタのハリアーと共に日本のSUV市場をけん引してきた人気車種です。
2007年と2009年には新車販売台数ランキングで1位を獲得するなど知名度も販売数もあるヴァンガードですが、2013年に販売が終了しました。

ヴァンガード 240S Gパッケージ
全長 4,570mm
全幅 1,815mm
全高 1,685mm
室内長 1,885mm
室内幅 1,495mm
室内高 1,240mm
総排気量 2,362cc
車両重量 1,540kg
ホイールベース 2,660mm
最小回転半径 5.3m
乗車定員 5名
燃費 13.2km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

【7位:ランドクルーザー プラド】トヨタを代表するオフロードSUVで取り回しやすいサイズと秀逸なデザインが特徴

1990年に販売されたプラドはランドクルーザーの弟分の車として誕生しました。ランドクルーザーはサイズが大きく、購入を諦めていたユーザーを取り込むよう、サイズダウンして運転しやすくしたことで大ヒットした車種です。

またランドクルーザーでは高次元の走行性能を求めるユーザーが多い一方で、プラドでは居住性や乗り心地の良さを求めるユーザーが多く、上手くすみ分けされています。
プラドは3列7人乗りモデルが設定されているため、近年のSUVブームもありミニバンから乗り換える方も増えています

ランドクルーザー プラド TX Lパッケージ
全長 4,760mm
全幅 1,885mm
全高 1,850mm
室内長 2,520mm
室内幅 1,565mm
室内高 1,240mm
総排気量 2,754cc
車両重量 2,210kg
ホイールベース 2,790mm
最小回転半径 5.8m
乗車定員 7名
燃費 11.8km/L
使用燃料 軽油(ディーゼル)

【6位:FJクルーザー】個性的なスタイルが特徴で熱狂的なファンが多いラージサイズSUV

2006年に北米で販売されたのを皮切りに、中国や韓国などのアジア圏、オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア圏など世界中で販売されたラージサイズSUVです。
丸目のヘッドライトや観音開きのサイドドアなど、個性あふれるFJクルーザーは日本でも人気が高まり2010年から販売開始となりました。

世界各国で人気のあったFJクルーザーですが、2016年8月に惜しくも販売が終了しました。
日本での販売は継続されていますが、2017年中には販売終了の可能性が高くなっています。
そんな中2017年9月12日には最後の特別仕様車であるファイナルエディションが発売され惜しまれつつ販売終了を迎えました。

FJクルーザー ブラックカラーパッケージ
全長 4,635mm
全幅 1,905mm
全高 1,840mm
室内長 1,785mm
室内幅 1,560mm
室内高 1,225mm
総排気量 3,955cc
車両重量 1,940kg
ホイールベース 2,690mm
最小回転半径 6.2m
乗車定員 5名
燃費 8.0km/L
使用燃料 軽油(ディーゼル)

【5位:ハリアー】日本のラグジュアリーSUVの礎を築いたトヨタの伝説的な車

1997年に発売されたハリアーは元祖ラグジュアリーSUVとして今でも販売されている人気車種です。どのような状況でも必ず売れる車種の代表格となっていて、中古車の相場も下がりにくいのが特徴です。
絶大な人気を持つハリアーですが、2013年には一時販売が終了してしまいました。

ハリアーのレクサス版として販売されていたRX

その後もレクサスブランドでRXとして販売されていたハリアーは、2014年に日本のみで販売される完全に独立した車としてフルモデルチェンジし再販売されることとなりました。
2017年6月8日にはビッグマイナーチェンジを行いターボモデルを追加、スポーティな高級SUVとして進化しました。

ハリアー プログレス メタルアンドレザーパッケージ
全長 4,725mm
全幅 1,835mm
全高 1,690mm
室内長 1,965mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,220mm
総排気量 1,998cc
車両重量 1,740kg
ホイールベース 2,660mm
最小回転半径 5.6m
乗車定員 5名
燃費 12.8km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

【4位:ランドクルーザー】走破性や故障率の低さが世界中で評価され特に中東地域で大人気のオフローダーSUV

1955年に販売されたランドクルーザーは一つの車名を持つ車種の中で日本で一番長い歴史を持つ車で、その走破性や故障率の低さから世界でも有数の名車となっています。

ランドクルーザーが日本以上の人気となっているのが海外の中東地域やアフリカ地域です。故障すると命にかかわる地域では最高級の車として認知されており、SNSなどに投稿されるセレブの写真などには必ずといっていいほどランドクルーザーが写っています。

その海外人気の高さゆえ、盗難被害の標的にされることも多いのがランドクルーザーのオーナーを悩ませます。

ランドクルーザー AX Gセレクション
全長 4,950mm
全幅 1,980mm
全高 1,880mm
室内長 2,690mm
室内幅 1,640mm
室内高 1,200mm
総排気量 4,608cc
車両重量 2,530kg
ホイールベース 2,850mm
最小回転半径 5.9m
乗車定員 8名
燃費 6.7km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

【3位:ハイラックスサーフ】トヨタの歴代車種の中で最も復活が望まれるファンが多いSUV

1984年に販売開始したのがハイラックスサーフです。トヨタの名車として語り継がれるほど人気のある車種で、1980年代から90年代にかけてのRV車ブームでは日産のテラノ、三菱のパジェロ名だたる名車と販売数を競い合いました。

ハイラックスサーフの海外版の4ランナー

2009年のフルモデルチェンジのタイミングで日本での生産は終了となりましたが、中古車市場ではまだまだ人気があり、カスタムカーなどはプレミア価格が付くなど多くの需要を抱えています
海外では4ランナーして販売され続け人気の車種となっています。

ハイラックスサーフ SSR-Xリミテッド
全長 4,805mm
全幅 1,910mm
全高 1,805mm
室内長 1,895mm
室内幅 1,515mm
室内高 1,165mm
総排気量 3,955cc
車両重量 1,900kg
ホイールベース 2,790mm
最小回転半径 5.7m
乗車定員 5名
燃費 8.3km/L
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン

【2位:C-HR】2016年発売した新しい車種だが2017年のSUV販売台数ランキングで1位を奪取した今後に期待できるコンパクトSUV

ホンダのヴェゼルが2013年から3年連続SUV販売台数1位を達成する中、2016年トヨタが満を持して投入したのがコンパクトSUVのC-HRです。
プリウス譲りのハイブリッドシステム、欧州市場や北米市場で勝負するための洗練されたエクステリアを持つC-HRは、トヨタの狙い通り世界戦略車へと成長しました。

日本では5月にSUV史上初の全車種月間販売台数1位を獲得、2017年上半期のSUV販売台数でも1位を獲得、2017年の年間SUV販売台数でもホンダのヴェゼルを抜きC-HRが1位になりました。
トヨタの新時代を築くSUVとして今後も期待される人気車種です。

C-HR G
全長 4,360mm
全幅 1,795mm
全高 1,550mm
室内長 1,800mm
室内幅 1,455mm
室内高 1,210mm
総排気量 1,797cc
車両重量 1,440kg
ホイールベース 2,640mm
最小回転半径 5.2m
乗車定員 5名
燃費 30.2km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

【1位:RAV4】2016年に世界で最も売れたSUVで2019年に日本復活も決定したトヨタ期待の星

1994年に販売され、クロスオーバーSUVというジャンルを作り出した歴史的な車がRAV4です。RAV4は絶大な人気を誇り、他社も負けまいとホンダはCR-Vを、日産はエクストレイルを、スバルはフォレスターを開発し販売しました。
昨今のSUVブームの礎を築いたのはRAV4と言っても過言ではありません。

ヴァンガードや2013年にフルモデルチェンジをしたハリアーや、トヨタの高級ブランドであるレクサスのNXもRAV4がベースとなっています。

2019年にフルモデルチェンジして日本復活を果たす新型RAV4

2016年には日本での販売は終了され後継車種のC-HRへバトンを渡しましたが、RAV4の凄いところは海外で絶大な人気があるところです。
競合ひしめく北米市場や欧州市場はもとより、全世界200ヵ国以上で販売され2016年には全世界で約536,000台を販売し、世界一売れたSUVとなっています。

また2019年にはフルモデルチェンジした新型RAV4が日本に再上陸することが決定しているため、今後のSUV市場を牽引するベストセラーになるのではないかと期待されています。RAV4の日本上陸を決めたトヨタは2018年・2019年のSUV販売台数1位を獲得できるのか市場の期待も高まっています。

RAV4 スタイル Sパッケージ
全長 4,335mm
全幅 1,855mm
全高 1,685mm
室内長 1,820mm
室内幅 1,495mm
室内高 1,240mm
総排気量 2,362cc
車両重量 1,520kg
ホイールベース 2,560mm
最小回転半径 5.4m
乗車定員 5名
燃費 11.8km/L
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン

トヨタのSUVの歴史はランドクルーザーから始まった

SUVのジャンルを築いたのは間違いなくRAV4ですが、その大本となったRV車の世界で最も有名なのがランドクルーザーです。歴代最長の販売期間を持ち、車好きではない方でも知っているほど知名度も高く、日本が世界に誇る名車中の名車です。

高額な車なので販売台数ではC-HRやRAV4には及びませんが、これからもトヨタを支えるのはランドクルーザーと言えるでしょう。2018年には待望のフルモデルチェンジも控えているので、これからの動向に注目しましょう。