ハイラックスサーフのモデルチェンジ

ハイラックスサーフのモデルチェンジは2024年頃か 価格・スペック予想

ハイラックスサーフ(北米名:4ランナー)のモデルチェンジが噂されています。本格的なSUVである同車の新型モデルは、ボディサイズはどう変化するのか、パワートレインはどうグレードアップするのか、現行モデルが日本で発売された時の価格などを予想します。

ハイラックスサーフのモデルチェンジは2024年頃か 価格・スペック予想

ハイラックスサーフ(4ランナー)のモデルチェンジ 2024年に注目

2016年10月にトヨタが新たな商標登録「Toyota FT-4X」を出願した影響を受けて、ハイラックスサーフ(4ランナー)のモデルチェンジが2024年に行われるのではないかと注目が集まっています。

初代ハイラックスサーフから、現行モデルの歴史をたどっていくと7年ほどの周期でフルモデルチェンジが行われてきました。現行モデルのフルモデルチェンジが行われたのは2009年で、タイミング的には少し遅れていますが、モデルチェンジの噂が広まっています。

本格的SUVハイラックスサーフのルーツはピックアップトラック

4ライナーのエクステリア日本でも2017年に復活したハイラックス(ピックアップトラック)を源流に持つサーフは日本のRVブームを牽引した伝説的なSUV

日本での販売は4代目モデルを最後に2009年に終了してしまったハイラックスサーフは、ピップアップトラック・ハイラックスの派生車として、1983年に発売されました。

世界中で大ヒットを記録したハリウッド映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公の憧れの車が、ハイラックス(北米名:タコマ)だった事もあり、ハイラックスシリーズは人気車の仲間入りをしました。

ハイラックスサーフは、オフロード走行での抜群の安定性、タフな車体が魅力的な本格的なSUVです。日本では大型セグメントの車種に分類される同車は、日本の街中走行などの道路事情にはマッチしていないため、売上が徐々に低迷し、ランドクルーザー・プラドに吸収される形で日本では販売を終えました。

北米市場などでは、いまだに根強い人気を保ち続けているハイラックスサーフ(北米名:4ランナー)は、そのルーツとなった車であるタコマが、2015年末にフルモデルチェンジが行った流れで、タコマをベースに、4ランナーもフルモデルチェンジが行われると期待が寄せられています。またSUV市場が過熱している国内市場、FJクルーザーの販売が中止されたことなどを受けて、ハイラックスサーフの日本での再登場の可能性が高まりつつあります

ハイラックスサーフ(4ランナー)現行モデルのエクステリア

4ライナーのフロントマスクハイラックスサーフは北米では4ランナーとして販売され大ヒットモデルに 大胆で迫力ある佇まいは存在感抜群

本格志向のSUVであるハイラックスサーフ(北米名:4ランナー)のエクステリアは、デザインに特化している訳ではありませんが、大型のタイヤ、迫力のあるホイール、存在感を抜群のフェンダー周り、全体的に四角いデフォルメにずっしりとした安定感があって最高にカッコいいです。

初代ハイラックスから数えると30年以上の長きにわたって、あらゆる場所でドライバーを守り続けてきたタフな車体は、モデルチェンジが行われる度に、進化を遂げています。

悪路を走破する4ライナーハイラックスサーフ(4ランナー)は本格的なアウトドアを楽しむユーザーも納得の高い走破性が魅力

衝撃に強い頑丈な車に守られている安心感で、まとまった休日には、いつもよりも刺激的なアウトドアの旅に出たくなってしまいます。

ハイラックスサーフ(4ランナー)現行モデルのインテリア

4ライナーのコクピット北米市場で販売されている4ランナーのインパネ

北米市場にて販売されている4ランナーのインテリアで注目すべきポイントは、6.1インチの解像度の高い、タッチスクリーンディスプレイが標準装備されていることです。日中や夜間であってもディスプレイに表示される情報が見やすいのが特徴です。

居住性が高い4ライナー北米市場で販売されている4ランナーの内装

また、北米市場に合わせて設計されている広々の車内スペースは、2列目や3列目シートを倒すことで車中泊をするなど目的に合わせてアレンジする事ができます。

アウトドアシーンで体が冷えた時に役立つシートヒーターや、天気が良い日などには自動で開け閉めできるサンルーフは海外で好評を得ています。

ハイラックスサーフ(4ランナー)現行モデルのパワートレイン

4ランナーに使われているエンジン

モデルチェンジが予定されている4ランナーでは、時代の流れに合わせて排気量を抑えながらも高出力が実現される、先進技術を取り入れた高性能エンジンの搭載が見込まれます。

現行モデルのパワートレイン
エンジンの種類 V型6気筒DOHC
排気量 4L
最高出力 201ps/5,600rpm
最大トルク 377Nm/4,800rpm
トランスミッション 5AT
駆動方式 4WD

ハイラックスサーフ(4ランナー)現行モデルのボディサイズ

山道を走る4ランナー

SUV人気が高まる中、北米で販売されている現行モデルが2024年に、日本で再発売されるとの噂があります。もしも、再発売されれば、4ランナーの新型モデルは、日本での今後の発売を意識してボディラインをコンパクトにしたモデルをリリースするかもしれません。

現行モデルのハイラックスサーフ(4ランナー)のボディサイズ
全長 4,823mm
全幅 1,925mm
全高 1,816mm~1,885mm
ホイールベース 2,789mm
車両重量 1,996kg~2,180kg

ハイラックスサーフ(4ランナー)が再発売された時の価格帯は400万~500万円台

北米市場など、世界各地で販売されている4ランナーの現行モデルの販売が日本でも行われるとの情報があります。4ランナーの北米での価格帯は400万~500万円台です。

もしも、ハイラックスサーフが日本で復活するとすれば、同様の価格帯が見込まれます。さらに日本市場を意識して、ランドクルーザーに装備されている「トヨタセーフティセンスP(Toyota Safety Sense P)」の衝突支援回避パッケージが搭載されれば、先の価格に15万円ほどが上乗せされます。

北米では「4Runner」として人気のハイラックスサーフのモデルチェンジ遍歴

ハイラックスサーフはトヨタが展開する大型SUVで、北米では「4Runner」の名前で輸出されています。2009年で日本国内の販売を終了し、逆輸入という形で販売されています。

ハイラックスサーフ 初代 N60系/1983年~1989年

1983年10月、前史となるウィネーゴ・トレッカーを取り込み、1984年モデルとして米国で「4Runner」の名前で販売を開始しました。
1984年5月、4ナンバーのライトバン扱いで、日本での販売を開始しました。直列4気筒2.0L 3Y型ガソリンエンジンと、直列4気筒2.4L 2L型ディーゼルエンジンが用意されました。11月には2L-T型ターボディーゼルエンジンを追加しました。
1986年8月、マイナーチェンジを実施。日本国内において5ナンバーとATの設定と、ワゴンタイプが追加されました。

ハイラックスサーフ 2代目 N130系/1989年~1995年

1989年5月、フルモデルチェンジで2代目になりました。これまでの2ドアの他。4ドアもラインナップしました。「4Runner」には2WDの設定もありますが、日本でのハイラックスサーフは4WDのみとなります。
1990年8月、一部変更でV型6気筒ガソリンエンジン3.0L 3VZ-E型を追加設定し、3ナンバーとなります。
1991年8月、マイナーチェンジで背面スペアタイヤ付きの3ナンバー車を新しく設定しました。上級グレードの「SSR-G」を追加しました。
1992年5月、特別仕様車「夏季特別仕様車SSR-X ワイドボデー」を、10月、特別仕様車「冬季特別仕様車SSR-X ワイドボデー」を発売しました。
1993年5月、マイナーチェンジを実施し、エンジンを変更し、バンと2ドアモデルの廃止。10月、特別仕様車「SSR-Xリミテッド ワイドボデー」「SSR-Vリミテッド ワイドボデー」を発売。
1994年4月、字ハイラックスサーフの発売10周年を記念した記念車を限定発売しました。9月には特別仕様車「SSR-Xリミテッド ワイドボデー」を発売。
1995年4月、特別仕様車「SSR-Xスポーツパッケージ ワイドボデー」「SSR-Xリミテッド ワイドボデー」を発売しました。12月、3代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。

ハイラックスサーフ 3代目 N180系/1995年~2002年

1995年12月、3代目になって登場しました。
1996年7月、「SSR-G」インタークーラー付きディーゼルターボ車にワイドボディを追加しました。
1997年1月、特別仕様車「SSR-Xリミテッド ワイドボデー」を発売しました。
1998年8月、マイナーチェンジを実施し、初のFR車「スポーツランナー」が追加されました。10月には特別仕様車「SSR-X Vセレクション」を発売。
1999年11月、特別仕様車「SSR-Xプレミアムセレクション」を発売しました。
2000年7月、マイナーチェンジを実施し、エンジンの変更とMTモデルの廃止、「2.7 SSR-V」を新たに追加しました。
2001年5月、特別仕様車「SSR-V ブラックナビゲーター」を発売。
2002年11月、4代目と入れ替わりのため、販売を終了しました。

ハイラックスサーフ 4代目 N210系/2002年~2009年

2002年11月、4代目となって登場しました。ランドクルーザープラドと多くのメカニズムを共有します。
2004年8月、一部改良で全車にエンジンイモビライザーシステムを標準装備しました。
2005年7月、マイナーチェンジを実施し、エンジンを変更。ディーゼルモデルをラインナップから廃止。特別仕様車「LIMITED」を発売。
2006年8月、一部改良と、トヨタ店チャンネル創立60周年記念の特別仕様車「SSR-Xリミテッド60thスペシャルエディション」を発売。
2007年6月、一部改良と特別仕様車「リミテッド」を発売。
2009年7月、ランドクルーザープラドに統合され、26年の歴史に終止符を打ちました。

ハイラックスサーフ 5代目 N280系/2009年~

2009年のモデルチェンジで、海外専売車「4Runner」となりました。

ハイラックスサーフのモデルチェンジ遍歴
ハイラックスサーフのモデル 販売年表
初代 N60系 1983年~1989年
2代目 N130系 1989年~1995年
3代目 N180系 1995年~2002年
4代目 N210系 2002年~2009年
5代目 N280系 2009年~

ハイラックスサーフ(4ランナー)のモデルチェンジ、日本での発売が期待されます!

ハイラックスサーフ

ハイラックスサーフは、2009年に販売が終了してからも、中古市場では未だに根強い人気を保ち続けている車で、海外の自動車ディーラーを通じてハイラックス(海外名は4ランナー)の輸入車を購入するユーザーもいます。
SUV市場が日本や世界各地で加熱する中でトヨタのRAV4が2019年日本で復活。今後4ランナーのモデルチェンジ、ハイラックスサーフの日本での再登場も期待されます。